JP3100585B2 - 水性塗料用顔料分散剤の製造方法 - Google Patents
水性塗料用顔料分散剤の製造方法Info
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Description
る際に、顔料の分散性を向上させるために好適に使用さ
れる顔料分散剤用の樹脂、該樹脂を使用した顔料分散
剤、及びその顔料分散剤の製造方法に関する。
散効率の観点から、顔料を予め顔料分散剤存在下で、高
濃度で水性媒体中に安定に分散させて、その水性顔料分
散液を、顔料成分を除いた水性塗料成分と混合分散させ
て塗料調製されている。
集や沈殿、またそれが原因で生じる塗膜の光沢低下、色
分かれ等の塗膜外観の欠陥を防止するために配合されて
いる。
面活性剤が主として利用されているが、分子量が低いた
め、顔料の分散安定性が不十分であるだけでなく、塗膜
中に残存し、それが溶出し、耐水性、耐食性等に悪影響
を与えるという問題点があった。
した顔料分散剤が利用されるようになってきている。こ
のような顔料分散剤として、水性塗料で使用されるバイ
ンダー樹脂の一部を有機溶剤に溶解させた樹脂液が一般
的に使用されている。そのため、水性塗料中に比較的多
くの有機溶剤が含まれることになり、環境汚染や、省資
源の観点から問題あった。また、高分子量樹脂を使用し
た顔料分散剤も開発されつつあるが、いずれも顔料の選
択性に問題があり、広範囲の多くの顔料に対して、その
顔料の分散性を向上させるような顔料分散剤は、いまだ
開発されていないのが実状である。
来の顔料分散剤の問題点を克服し、塗膜の耐水性等に悪
影響及ぼすことなく、また有機溶剤を使用しないか、ま
た使用しても少量で済み、更に顔料に対する選択性の少
ない、水性塗料用に好適に適用できる顔料分散剤を提供
することを目的とする。
記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、主鎖に
エステル基及びアミド基を含有する高分子量のポリエス
テルポリアミド樹脂の中和物を顔料分散剤として使用す
ることにより、顔料選択性が少なくかつ高光沢等の優れ
た塗膜を形成することができるという知見を得た。本発
明は、かかる知見に基づき完成させたものである。
である。 (1)主鎖にエステル基及びアミド基を含有するポリエ
ステルポリアミド樹脂を含有することを特徴とする顔料
分散剤用樹脂。 (2)上記ポリエステルポリアミド樹脂が、1分子中に
2個以上のアミド基を有し、かつ酸価15〜150mg
KOH/g及び重量平均分子量3000〜80000を
有する上記(1)の顔料分散剤用樹脂。 (3)上記(2)に記載のポリエステルポリアミド樹脂
の中和物からなることを特徴とする水性塗料用の顔料分
散剤。 (4)水性塗料用の顔料分散剤の製造方法であって、以
下の工程、(a) 水酸基価が25〜250mgKOH/g
のポリエステル樹脂と多塩基酸の酸無水物とを反応させ
て、酸価が40〜300mgKOH/gの変性ポリエス
テル樹脂を製造する工程、 (b) 該変性ポリエステル樹
脂と1分子中に2個以上のアミノ基を含有するポリアミ
ン化合物とを反応させて、1分子中に2個以上のアミド
基を有し、かつ酸価15〜150mgKOH/g及び重
量平均分子量3000〜80000を有するポリエステ
ルポリアミド樹脂を製造する工程、及び(c) 該ポリエス
テルポリアミド樹脂を中和させる工程、を含有すること
を特徴とする方法。
する。
ステル基及びアミド基を含有するポリエステルポリアミ
ド樹脂からなり、好適には、1分子中に2個以上、好ま
しくは、5〜150個、更に好ましくは、10〜50個
のアミド基を有し、かつ酸価、例えば、15〜150m
gKOH/g、好ましくは、25〜100mgKOH/
gでかつ重量平均分子量、例えば、3000〜8000
0、好ましくは、8000〜30000を有する樹脂で
ある。
代表的には、以下に説明する工程からなる方法により製
造される。 (第1工程)水酸基価が、25〜250mgKOH/
g、好ましくは、40〜180mgKOH/gのポリエ
ステル樹脂と、多塩基酸の酸無水物とを反応させて、変
性ポリエステル樹脂を製造する。
あるポリエステル樹脂の水酸基価が、25mgKOH/
g未満の場合、前記高酸価の変性ポリエステル樹脂が得
られ難くなり、逆に水酸基価が、250mgKOH/g
を越える場合、高分子量化が困難になり、後述するポリ
アミン化合物との反応により得られる顔料分散剤の顔料
分散性能が不十分となる傾向にある。
樹脂は、ポリオールと多塩基酸又はその酸無水物、更に
必要に応じて分子量調整剤である一塩基酸とを併用し
て、常法に従って脱水縮合反応させることにより得られ
る。
用ポリエステル樹脂の合成に使用されている各種脂肪族
や脂環式、芳香族のアルコール類等が特に制限なく使用
可能である。具体的には、エチレングリコールや、ジエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,6−
ヘキサンジオール、ジメチロールプロパン、トリメチロ
ールプロパン、シクロヘキサンジメタノール、ジヒドロ
メチルベンゼン、ジメチロールプロパン酸、ジメチロー
ルブタン酸、ポリカプロラクトンジオール、ビスフェノ
ールA、ビスフェノール-ジヒドロキシエチルエーテル
などが代表的なものとして挙げられる。前記多塩基酸又
はその酸無水物としては、通常塗料用ポリエステル樹脂
の合成に使用されている各種多塩基酸又はその酸無水物
が特に制限なく使用可能である。具体的には、コハク酸
や、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の飽和多
塩基酸あるいはこれらの酸無水物;フタル酸や、ピロメ
リツト酸、トリメリツト酸、マレイン酸、シトラコン
酸、イタコン酸、フマル酸等の不飽和多塩基酸あるいは
これらの酸無水物などが代表的なものとして挙げられ
る。出発原料のポリエステル樹脂の重量平均分子量は、
例えば、350〜5000、好ましくは、450〜20
00が好適である。
塩基酸の酸無水物としては、前述のポリエステル樹脂の
合成に使用される多塩基酸の酸無水物が同様に使用可能
である。ポリエステル樹脂と多塩基酸の酸無水物との反
応により形成される変性ポリエステル樹脂は、両者を例
えば、120〜200℃で、10〜90分間加熱反応さ
せることにより得られる。多塩基酸の酸無水物で変性し
たポリエステル樹脂は、酸価が、例えば、40〜300
mgKOH/g、好ましくは、60〜200mgKOH
/gが適当である。
ると、本発明の分散剤用樹脂中へのアミド基の導入量が
少なくなるため、顔料分散剤としての機能が低下し易
く、逆に300mgKOH/gを越えると得られる塗膜
の耐水性等が低下する傾向にある。 (第2工程)第2工程では、第1工程で得られた多塩基
酸の酸無水物で変性したポリエステル樹脂と、1分子中
に2個以上のアミノ基を含有するポリアミン化合物とを
反応させることにより、主鎖にエステル基とアミド基と
を含有するポリエステルポリアミド樹脂を製造する。
有するポリアミン化合物としては、エチレンジアミン
や、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
ペンタメチレンジアミン、トリアミノプロパン等の脂肪
族ポリアミン;フエニレンジアミンや、キシレンジアミ
ン、ジアミノジフエニルメタン等の芳香族ポリアミン;
その他ポリオキシエチレンジアミン、ポリオキシプロピ
レンジアミン、トリエチレングリコールジアミン、トリ
プロピレングリコールジアミンなどが代表的なものとし
て挙げられる。
性ポリエステル樹脂とポリアミン化合物とを反応させ
て、アミド基を1分子中に2個以上、好ましくは、5〜
150個、更に好ましくは、10〜50個有し、かつ酸
価が、例えば、15〜150mgKOH/g、好ましく
は、25〜100mgKOH/gであり、重量平均分子
量が、例えば、3000〜80000、好ましくは、8
000〜30000であるようなポリエステルポリアミ
ド樹脂が適当である。
は、顔料分散性能が悪く、150個を越えると、耐水
性、耐候性等が低下する傾向にある。また酸価が15m
gKOH/g未満の場合は、水性塗料中に安定に分散し
難くなり、酸価が150mgKOH/gを越えると、耐
水性等が低下する傾向にある。
合は、顔料分散安定性が低下し、重量平均分子量が80
000を越えると、水分散性が低下する傾向がある。
説明した第1工程と第2工程から製造されるポリエステ
ルポリアミド樹脂が好適である。
ポリアミド樹脂を水性塗料用の顔料分散剤として使用す
る場合には、水に溶解もしくは安定に分散するよう中和
剤にて中和することが好適である。
ンなどの第1級アミン;ジエタノールアミンなどの第2
級アミン;トリエタノールアミン、ジメチルエタノール
アミンなどの第3級アミン;水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウムなどのアルカリ金属の水酸化物;アンモニア等
が代表的なものとして挙げられる。
ド樹脂又はその溶液に、中和剤もしくはその水溶液を加
えて常法に従って容易に行うことが出来る。中和剤は、
樹脂中の酸基1当量に対して、例えば、0.2〜2.0
当量、好ましくは、0.5〜1.5当量となる使用量が
適当である。
和物からなる顔料分散剤は、水性塗料用として使用する
場合、水で希釈して固形分が例えば、20〜60重量
%、好ましくは、30〜45重量%の顔料分散剤の水分
散液として使用するのが望ましい。
用の水性顔料分散液は、顔料と顔料分散剤の水分散液、
更に必要に応じて、水や少量の界面活性剤、保護コロイ
ド等を加え、この混合物をボールミルや、ロールミル、
アトライター、ペイントシェーカーなどの分散装置によ
り分散させることによって調製することができる。
顔料の種類や、水性塗料の種類等により任意に最適割合
を決めればよいが、通常顔料100重量部当たり、例え
ば、1〜2000重量部、好ましくは、3〜500重量
部が適当である。また、水性顔料分散液中における顔料
の含有量は、例えば、2〜90重量%、好ましくは、1
0〜60重量%が適当である。
用されている顔料が特に制限なく使用できる。具体的に
は、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、群青、黄
鉛、硫化亜鉛、コバルトブルー、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウム等の無機系顔料;アルミニウム粉、ブロンズ
粉、亜鉛粉等の金属粉顔料;ニトロソ系、ニトロ系、フ
タロシアニン系、アゾ系、縮合多環系等の有機顔料など
が代表的なものとして挙げられる。
含む水性顔料分散液は、ポリエステル樹脂や、アクリル
樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリ
ブタジエン樹脂等の従来から公知の水溶性樹脂や、水分
散性樹脂、エマルジヨン樹脂と混和性がよく、いずれの
樹脂から成る水性塗料の着色に広く使用することができ
る。なお、水性顔料分散液の水性塗料に対する配合割合
は、顔料の種類や要求される着色程度等に依存し広範囲
で変えることが可能であるが、一般的には水性塗料の樹
脂分100重量部に対し、水性顔料分散液は、例えば、
10〜1000重量部の範囲で配合するのが適当であ
る。
より更に詳細に説明する。なお、実施例、比較例におけ
る「部」、「%」は、重量基準で示す。実施例1 撹拌機、温度計、及び分水器を備えた容器に、1,6−
ヘキサンジオール330.4部と、ネオペンチルグリコ
ール72.8部、ジメチロールプロパン酸98部、セバ
シン酸282.8部、イソフタル酸232.4部を仕込
み、150℃まで、1時間かけて昇温した後、230℃
まで5時間かけて生成水を除去しながら、昇温した。同
温度で酸価(JIS K 6901 4.3に基づいて測
定)が50mgKOH/gになるまで脱水縮合反応を続
け、水酸基価(JIS K 0070 7に基づいて測
定)180mgKOH/gのポリエステル樹脂(重量平
均分子量(ASTM D3536−91に基づいて測
定)1000)を製造した。次いで、150℃まで冷却
した後、無水コハク酸200部を加えた。反応温度を1
70℃になるように1時間かけて昇温し、酸価120m
gKOH/gになるまで反応を続け変性ポリエステル樹
脂を製造した。
チレングリコールジアミン135部を添加した。添加
後、220℃まで3時間かけて生成水を除去しながら昇
温し、更に同温で2時間反応し、1分子中のアミド基数
(理論計算値)12個、酸価40mgKOH/g、及び
重量平均分子量(ASTM D3536−91に基づい
て測定)20000のポリエステルポリアミド樹脂を製
造した。該樹脂溶液を150℃に冷却し、エチレングリ
コールモノブチルエーテル100部で希釈し、更に80
℃でn−ブタノール50部を加えた後、中和剤としての
N,N-ジメチルエタノールアミン68部と脱イオン水
2200部とを添加し、ポリエステルポリアミド樹脂の
中和物を含有する顔料分散剤の水分散液を得た。該水分
散液は、pH7.3を有しかつ不揮発分35%を有する
透明液であった。
ヘキサンジオール177部と、ネオペンチルグリコール
104部、ジメチロールプロパン酸85部、ダイマー酸
560部、イソフタル酸166部を仕込み、150℃ま
で1時間かけて昇温した後、230℃まで5時間かけて
生成水を除去しながら昇温した。同温度で酸価が40m
gKOH/gになるまで脱水縮合反応を続け、水酸基価
130mgKOH/gのポリエステル樹脂(重量平均分
子量1200)を製造した。次いで、150℃まで冷却
した後、無水コハク酸180部を加えた。反応温度を1
70℃になるように1時間かけて昇温し、酸価110m
gKOH/gになるまで反応を続け、変性ポリエステル
樹脂を製造した。次いで、130℃まで冷却した後、メ
タキシレンジアミン110部添加した。添加後、220
℃まで3時間かけて生成水を除去しながら昇温し、更に
同温で2時間反応し、1分子中のアミド基数15個、酸
価35mgKOH/g、及び重量平均分子量30000
のポリエステルポリアミド樹脂を製造した。該樹脂溶液
を150℃に冷却し、エチレングリコールモノブチルエ
ーテル120部で希釈し、更に、80℃でn−ブタノー
ル100部を加えた後、中和剤としてのN,N−ジメチ
ルエタノールアミン60部と脱イオン水2000部を添
加し、ポリエステルポリアミド樹脂の中和物からなる顔
料分散剤の水分散液を得た。該水分散液は、pH7.3
及び不揮発分36%を有する透明液であった。実施例3 撹拌機、温度計及び分水器を備えた容器に、ポリカプロ
ラクトンジオール(「プラクセル205U」:ダイセル
化学工業製商品名)530部と、ネオペンチルグリコー
ル104部、ジメチロールプロパン酸67部、アジピン
酸146部、イソフタル酸83部を仕込み、150℃ま
で1時間かけて昇温した後、230℃まで5時間かけて
生成水を除去しながら昇温した。同温度で酸価が37m
gKOH/gになるまで脱水縮合反応を続け、水酸基価
125mgKOH/gのポリエステル樹脂(重量平均分
子量1300)を製造した。次いで、150℃まで冷却
し後、無水コハク酸150部を加えた。反応温度170
℃になるように1時間かけて昇温し、酸価110mgK
OH/gになるまで反応を続け、変性ポリエステル樹脂
を製造した。次いで、130℃まで冷却した後、トリプ
ロピレングリコールジアミン150部を添加した。添加
後、220℃まで3時間かけて生成水を除去しながら昇
温し、更に、220℃で2時間反応し、1分子中のアミ
ド基数10個、酸価40mgKOH/g、及び重量平均
分子量25000を有するポリエステルポリアミド樹脂
を製造した。該樹脂溶液を150℃に冷却し、エチレン
グリコールモノブチルエーテル150部で希釈し、更
に、80℃でn−ブタノール50部を加えた後、中和剤
としてのN,N−ジメチルエタノールアミン65部と脱
イオン水1500部を添加して、ポリエステルポリアミ
ド樹脂の中和物からなる顔料分散剤の水分散液を得た。
該水分散液は、pH8.2及び不揮発分40%を有する
透明液であった。
セル205U」150部と、ジメチロールブタン酸50
部、アジピン酸219部、ネオペンチルグリコール10
4部、1、6−ヘキサンジオール59部を仕込み、15
0℃まで1時間かけて昇温した後、230℃まで5時間
かけて生成水を除去しながら昇温した。同温度で酸価が
37mgKOH/gになるまで脱水反応を続け、水酸基
価125mgKOH/gのポリエステル樹脂(重量平均
分子量1300)を製造した。次いで、150℃まで冷
却した後、無水フタル酸150部を加えた。反応温度を
1時間かけて180℃になるように昇温し、酸価115
mgKOH/gになるまで反応を続け、変性ポリエステ
ル樹脂を製造した。次いで、130℃まで冷却した後、
トリプロピレングリコールジアミン112部を添加し
た。添加後、220℃まで3時間かけて生成水を除去し
ながら昇温し、更に、220℃で2時間反応し、1分子
中のアミド基数11個、酸価40mgKOH/g、及び
重量平均分子量15000を有するポリエステルポリア
ミド樹脂を製造した。該樹脂を150℃に冷却し、エチ
レングリコールモノブチルエーテル55部で希釈し、更
に、80℃でn−ブタノール30部を加えた後、中和剤
としてのN,N−ジメチルエタノールアミン43部と脱
イオン水1300部を添加し、ポリエステルポリアミド
樹脂の中和物からなる顔料分散剤の水分散液を得た。該
水分散液は、pH8.0及び不揮発分35%を有する透
明液であった。
ルブ45部を加え、撹拌しながら100℃に加温した。
次に、メチルメタクリレート20部とブチルアクリレー
ト25部、ヒドロキシエチルメタアクリレート2.5
部、アクリル酸2.5部、t−ブチルペロキシ−2−エ
チルヘキサノエート1.5部の混合溶液を、同温で3時
間かけて滴下し、その後105℃に昇温し、2時間維持
し、反応を終了させた。次に、60℃まで冷却した後、
N,N−ジメチルエタノールアミン1.8部と脱イオン
水85部の混合液を60℃で1時間で加えた。
H/g)水分散液は、pH8.0及び不揮発分50%を
有する透明液であった。比較例2 撹拌機、温度計、及び分水器を備えた容器に、1,6−
ヘキサンジオール177部とネオペンチルグリコール1
04部、ジメチロールプロパン酸40部、ダイマー酸5
60部、イソフタル酸166部を仕込み、150℃まで
1時間かけて昇温した後、230℃まで5時間かけて生
成水を除去しながら昇温した。同温度で酸価20mgK
OH/gになるまで脱水縮合反応続け、ポリエステル樹
脂(重量平均分子量3500)を製造した。次いで、1
50℃まで冷却した後、無水コハク酸65部を加えた。
反応温度を170℃になるように1時間かけて昇温し、
酸価35mgKOH/gになるまで反応続け、変性ポリ
エステル樹脂を製造した。次いで、80℃に冷却し、エ
チレングリコールモノブチルエーテル120部で希釈
し、更に、80℃でn−ブタノール60部を加えた後、
中和剤としてのN,N−ジメチルエタノールアミン45
部と脱イオン水1700部を添加し、ポリエステル樹脂
の中和剤からなる水分散液を得た。該水分散液は、pH
7.3及び不揮発分40%を有する透明液であった。
2に記載した配合割合(単位「部」)で混合し、水を加
え、ペイントシェーカー分散機を用いて2時間分散を行
って、顔料水分散液を得た。該顔料水分散液の性状を表
1〜2に示した。次に、市販の水性アクリル−メラミン
樹脂系クリヤー塗料に顔料分散液を表1〜2に記載した
配合割合(単位「部」)で混合した後、6ミル・アプリ
ケーターでガラス板に塗布し、続いて150℃で20分
間加熱し、着色塗膜を得た。該塗膜の表面光沢を表1〜
2に示した。
く。
の分散状態を初期のものと比較して、沈降分離などの有
無を観察。
ぞれ顔料濃度が1容量%になるまで脱イオン水で希釈
し、次に酸化チタン白とカーボンブラックの容量比が8
/2になるように混合し、このものを試験管に入れ、室
温で2日間静置した後、色分れ状態を観察。参考例8と
9の顔料水分散液についても同様にして混合し、色分れ
状態を観察。 注4)60度鏡面反射率表1〜2からも明らかの通り、
本発明の顔料分散剤を使用した参考例1〜参考例7の顔
料水分散液は、いずれも顔料分散安定性がよく、色分れ
もなかった。また、それらの顔料水分散液を配合して製
造した塗料の塗膜は高光沢であった。
使用した参考例8〜参考例10及びアミド基を含有しな
いポリエステル系顔料分散剤を使用した参考例11、参
考例12は、いずれ顔料選択性があった。
量が少なくて済み、また、顔料の分散性に優れ、かつ顔
料に対する選択性が少なく、水性塗料用に好適に利用で
きる。
Claims (1)
- 【請求項1】 水性塗料用顔料分散剤の製造方法であっ
て、以下の工程、 (1)水酸基価が25〜250mgKOH/gのポリエ
ステル樹脂と、多塩基酸の酸無水物とを反応させて、酸
価が40〜300mgKOH/gの変性ポリエステル樹
脂を製造する工程、 (2)該変性ポリエステル樹脂と、1分子中に2個以上
のアミノ基を含有するポリアミン化合物とを反応させ
て、1分子中に2個以上のアミド基を有し、かつ酸価1
5〜150mgKOH/g及び重量平均分子量3000
〜80000のポリエステルポリアミド樹脂を製造する
工程、及び (3)該ポリエステルアミド樹脂を中和させる工程、を
含有することを特徴とする方法。
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