JP3103178B2 - 断熱板体のラミネート加工方法及びその装置 - Google Patents

断熱板体のラミネート加工方法及びその装置

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JP3103178B2
JP3103178B2 JP04000868A JP86892A JP3103178B2 JP 3103178 B2 JP3103178 B2 JP 3103178B2 JP 04000868 A JP04000868 A JP 04000868A JP 86892 A JP86892 A JP 86892A JP 3103178 B2 JP3103178 B2 JP 3103178B2
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誓勝 川崎
勉 井上
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば屋根用折板等と
して用いられ、鋼板上に合成樹脂発泡体を熱融着又は接
着剤により積層して成る断熱板体のラミネート加工方法
及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラミネート加工装置は、
循環形式の熱風発生装置を付設した加熱筐体の搬入口か
ら搬出口に向けて鋼板を走行させ、該鋼板に板面に略平
行な方向に熱風を吹き付ける一方、前記搬出口から搬出
された鋼板上に合成樹脂発泡体から成る断熱シート体を
一対のロール間で熱融着又は接着剤により積層する構成
となっている。従って、少なくとも装置の稼動時には、
搬出口からは熱風が常時漏れ出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の構成では、加熱筐体の搬出口から漏れ出した熱
風が該搬出口の近傍にガイドロール等を介して繰り出さ
れた熱融着又は接着剤により積層される前の断熱シート
体を過熱させる。このため該断熱シート体が伸延し、厚
みの一様性が失われたり、極端な場合は融解により切断
したりする。
【0004】さらには、搬出口から漏れ出した熱風が前
記ガイドロールを過熱させ、該ロールに繰り出される断
熱シート体を貼付け状態にさせたり、周辺機器、例えば
断熱シート体の切断用カッターを過熱させてその作動精
度の低下を招来させたりする等の問題がある。
【0005】他方、特に熱融着によるラミネート加工
(熱ラミネート)の場合、例えばシート幅変更等の製品
仕様の変更のような操業ライン停止時においては、熱風
は循環系の作動停止により搬出口からの漏れ出しが殆ど
なくなるので、当該停止時に、例えば該搬出口の外部に
露出した高温(例えば200℃)の鋼板は外部空気によ
って冷却されて(例えば100℃以下)しまうことにな
り、装置の再稼動時には当該冷却された部分の断熱シー
ト体については十分な熱融着を行うことができず、その
分製品の歩留りを悪くする。
【0006】本発明は、上記従来技術の課題を解決する
べくなされたものであり、熱風の漏れ出しによる悪影響
を防止でき、かつ、操業ライン再開時における連続生産
性確保が可能となる等とした断熱板体のラミネート加工
方法及びその加工装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、請求項1の発明は、走行する鋼板に熱風を吹き付け
る工程と、前記鋼板上に合成樹脂発泡体から成る断熱シ
ート体を熱融着又は接着剤により積層する工程とを有す
る断熱板体のラミネート加工方法において、前記積層す
る工程と前記熱風を吹き付ける工程とを熱的に遮蔽する
ようにしたことを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、加熱筐体内に搬
入された走行する鋼板に熱風を吹き付ける熱風供給装置
と、前記加熱筐体から搬出された鋼板上に合成樹脂発泡
体から成る断熱シート体を少なくとも一対のロール間で
積層する圧接手段と、を備えて成る断熱板体のラミネー
ト加工装置において、前記加熱筐体の搬出口と前記圧接
手段との間に熱遮蔽手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】加熱筐体の搬出口が漏れ出す熱風は熱風遮蔽手
段により遮られるので、少なくとも下流側の圧接手段等
に熱的悪影響を与えることはない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。基礎上に置かれた架台1上の略中央部に
は、加熱筐体たる加熱炉2が設けられており、該加熱炉
2上方には熱風供給装置を構成する熱風発生器3が設け
られ、該熱風発生器3の近傍には送風機4が取り付けら
れている。なお、前記熱風発生器3には送風側導風管5
が取り付けられており、前記送風機4には回帰側導風管
6が取り付けられている。
【0011】また、前記導風管6の略中途部には熱風分
流手段を構成する排気ダンパー7が設けられており、該
ダンパー7には、例えばエアシリンダ等により構成され
る開度調整機8が設けられている。
【0012】前記架台1の上流側には鋼板9の原反部
(図示省略)が設けられ、該原反部から繰り出されたる
鋼板9は、送り込みロール10、計数ロール11を通過
するようになっており、その後前記加熱炉2に搬入され
るようになっている。
【0013】一方、前記架台2の上方には巻出しデッキ
12が設けられており、該巻出しデッキ12には第1の
断熱材原反13及び第2の断熱材原反13が備えられ、
該断熱材原反13には、例えば合成樹脂発泡体(ポリエ
チレン発泡体)から成る断熱シート体15が卷装されて
いる。
【0014】また、前記巻出しデッキ12の近傍には、
断熱シート体15の蛇行防止用案内ポール16が垂設さ
れており、該案内ポール16には軸方向に適宜間隔を置
いて適数の案内ロール17が回転自在に設けられてい
る。
【0015】さらに、前記案内ポール16と前記加熱炉
2との間には、熱遮蔽手段たる中空鉄製の断熱部材18
が設けられている。なお、後述するように該断熱部材1
8の中空部には冷水が循環するようになっている。
【0016】他方、前記案内ポール16の下流側には、
前記断熱材シート体15の切断用カッター19が設けら
れており、さらに、該カッター19の下流側には圧接手
段たるラミネートロール20、21が設けられている。
【0017】そして、前記ラミネートロール20、21
の下流側には水冷及び空冷の冷却機構22が設けられて
おり、該冷却機構22の下流側には水滴払拭用ワイパロ
ール23、断熱材シート15の耳切り用ロール24、シ
ャーリング機構25がその順序で設けられている。
【0018】また、前記シャーリング機構25の下方で
あって前記架台1の下流端にはリターン機構16が設け
られており、該架台1内の底部には搬送ベルト28が設
けられ該搬送ベルト28は次の工程、例えば折板工程等
に連結されるようになっている。
【0019】なお、上記構成は熱ラミネート用の構成で
あるが、本実施例の構成では接着剤によるラミネート加
工(接着ラミネート)の場合にも対応可能にするべく、
所要の機構、例えば接着剤タンク29、糊付け機30等
が設けられている。この場合、前記加熱筐体たる加熱炉
2は接着剤の熱風乾燥用として機能する。
【0020】次に、上記のように構成された本実施例に
係る装置の操業ラインの作動について、熱ラミネートを
例として図1、並びに図2、及び図3を参照しながら説
明する。
【0021】原反部から繰り出された鋼板9は、送り込
みロール10、計数ロール11を通過を通過した後、加
熱炉2内に搬入され、熱風発生器3から吹き出される略
平行な熱風流により鋼板9の表面が加熱される。
【0022】図2は、前記熱風発生器3からの熱風の循
環状態を示すものであり、該熱風は矢印a〜gの順序で
循環する。
【0023】この場合、前記加熱時には排気ダンパー7
は閉状態となっており、そのため、加熱炉2の搬出口2
aから炉外に漏れ出る熱風fmは循環する熱風(矢印
f)に比べて少ないが、仮に漏れ出る量が多くなって
も、該漏れ出た熱風は断熱部材18により遮られので、
その下流側の断熱シート体15を過熱状態にしたり、周
辺機器の作動を不能にするようなことない。
【0024】また、前記断熱部材18の中空部18Aに
は常時冷水が循環しており、外部熱気との熱交換が行わ
れている。
【0025】そして、前記搬出口2aを通過した鋼板9
は、ラミネートロール20、21を通過する際にその表
面に断熱材シート体15が熱圧着によって積層される。
その後、冷却機構22により冷却された後、シャーリン
グ機構25によって所定の長さに切断され、リターン機
構26を介して搬送ベルト28上に送られる。
【0026】図3は、前記操業ラインの一時停止状態を
示すものである。
【0027】この停止時には開度調整機構7を作動させ
て排気ダンパー7を開状態にする。これにより、熱風発
生器3からの熱風は矢印A〜Gのように循環するが、加
熱炉2内の循環熱風Eは搬出口2aの近傍で漏れ出し熱
風(矢印Fa)と排出熱風(矢印Fb)とに分流する。
もちろん、該矢印Faで示す漏れ出し熱風は、前記閉状
態の漏れ熱風(矢印fm)に比べて著しく大きいもので
ある。
【0028】従って、加熱炉2の搬出口2a外に出てい
る鋼板9は、前記漏れ出し熱風Faにより加熱されるこ
とになり、従って操業ラインの再開時には直ちに連続し
て熱圧着が行える。
【0029】なお、前記操業ライン停止時、すなわち前
記排気ダンパー7の開状態時には外気Kが導風管6内に
導入されるため加熱炉2内の温度は低下するがその後の
操業自体には何等影響はない。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
走行する鋼板に熱風を吹き付ける工程と、前記鋼板上に
合成樹脂発泡体から成る断熱シート体を熱融着又は接着
剤により積層する工程とを有する断熱板体のラミネート
加工方法において、前記積層する工程と前記熱風を吹き
付ける工程とを熱的に遮蔽するようにしたことを特徴と
するので、加熱工程と積層工程とが熱的に遮断され、断
熱材の過熱状態や周辺機器の作動不能状態等を未然に回
避することができ、生産性を向上できる。
【0031】また、請求項2の発明によれば、加熱筐体
内に搬入された走行する鋼板に熱風を吹き付ける熱風供
給装置と、前記加熱筐体から搬出された鋼板上に合成樹
脂発泡体から成る断熱シート体を少なくとも一対のロー
ル間で積層する圧接手段と、を備えて成る断熱板体のラ
ミネート加工装置において、前記加熱筐体の搬出口と前
記圧接手段との間に熱遮蔽手段を設けたことを特徴とす
るので、請求項1の発明を既製の装置に簡単な構成を付
加するだけで、容易かつ具体的に実施することができ、
生産能率の向上に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の一実施例の構成を示す概略
側面図である。
【図2】閉状態における加熱炉近傍の構成を示す要部側
面図である。
【図3】開状態における加熱炉近傍の構成を示す要部側
面図である。
【符号の説明】
1 架台、 2 加熱炉(加熱筐体)、 3 熱風発生器(熱風供給装置)、 7 排気ダンパー(熱風分流手段)、 9 鋼板、 15 断熱材シート体、 18 断熱部材(熱遮蔽手段)、 20,21 ラミネートロール(圧接手段)。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する鋼板に熱風を吹き付ける工程
    と、前記鋼板上に合成樹脂発泡体から成る断熱シート体
    を熱融着又は接着剤により積層する工程とを有する断熱
    板体のラミネート加工方法において、前記積層する工程
    と前記熱風を吹き付ける工程とを熱的に遮蔽するように
    したことを特徴とする断熱板体のラミネート加工方法。
  2. 【請求項2】 加熱筐体内に搬入された走行する鋼板に
    熱風を吹き付ける熱風供給装置と、前記加熱筐体から搬
    出された鋼板上に合成樹脂発泡体から成る断熱シート体
    を少なくとも一対のロール間で積層する圧接手段と、を
    備えて成る断熱板体のラミネート加工装置において、前
    記加熱筐体の搬出口と前記圧接手段との間に熱遮蔽手段
    を設けたことを特徴とする断熱板体のラミネート加工装
    置。
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