JP3141372B2 - 2成分予充填注射器 - Google Patents
2成分予充填注射器Info
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- JP3141372B2 JP3141372B2 JP05321354A JP32135493A JP3141372B2 JP 3141372 B2 JP3141372 B2 JP 3141372B2 JP 05321354 A JP05321354 A JP 05321354A JP 32135493 A JP32135493 A JP 32135493A JP 3141372 B2 JP3141372 B2 JP 3141372B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2成分予充填注射器に
関する。さらに詳しくは、薬剤とその溶解液を投与前ま
で気密かつ無菌的に保存しておき、使用時に混合して用
いる薬剤予充填注射器に関する。
関する。さらに詳しくは、薬剤とその溶解液を投与前ま
で気密かつ無菌的に保存しておき、使用時に混合して用
いる薬剤予充填注射器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の2成分予充填注射器の一例とし
て、特開平5−31189号公報に記載のものや、特公
平5−27426号公報に記載のものがある。特開平5
−31189号公報に記載のものは、粉末薬剤を収容し
た注射器と溶解液を収容した容器を筒状部材に収容して
直列に配置させ、使用時に粉末薬剤を収容した注射器の
注射針で溶解液を収容した容器のゴム栓を穿刺して両者
を液体連通するようにした2成分予充填注射器であり、
また、特公平5−27426号公報に記載のものは、バ
イパス路を有する注射筒の内部を、この注射筒の内壁を
摺動可能なゴム栓によって2室に分画し、それぞれの室
に異なる薬剤を充填した2成分予充填注射器である。
て、特開平5−31189号公報に記載のものや、特公
平5−27426号公報に記載のものがある。特開平5
−31189号公報に記載のものは、粉末薬剤を収容し
た注射器と溶解液を収容した容器を筒状部材に収容して
直列に配置させ、使用時に粉末薬剤を収容した注射器の
注射針で溶解液を収容した容器のゴム栓を穿刺して両者
を液体連通するようにした2成分予充填注射器であり、
また、特公平5−27426号公報に記載のものは、バ
イパス路を有する注射筒の内部を、この注射筒の内壁を
摺動可能なゴム栓によって2室に分画し、それぞれの室
に異なる薬剤を充填した2成分予充填注射器である。
【0003】しかしながら、前記特開平5−31189
号公報に記載のものは、部品点数が多いため多くの組立
工程を要する、注射針が内部に組み込まれているため注
射針を任意に選択することができない、などの欠点を有
しており、また、特公平5−27426号公報に記載の
ものは、同一シリンジ内に粉末薬剤と溶解液を別々に予
充填しなければならないため、組立加工が容易でないだ
けでなく、充填後の溶解液を滅菌できないという欠点を
有していた。
号公報に記載のものは、部品点数が多いため多くの組立
工程を要する、注射針が内部に組み込まれているため注
射針を任意に選択することができない、などの欠点を有
しており、また、特公平5−27426号公報に記載の
ものは、同一シリンジ内に粉末薬剤と溶解液を別々に予
充填しなければならないため、組立加工が容易でないだ
けでなく、充填後の溶解液を滅菌できないという欠点を
有していた。
【0004】
【発明の解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、組立が容易で組立作業の能率向
上を図ることができるとともに、任意に選択された注射
針を使用することができ、また、充填後の溶解液の滅菌
が可能であり、しかも粉末薬剤と溶解液を容易に混合す
ることのできる2成分予充填注射器を提供することを目
的とする。
鑑みてなされたもので、組立が容易で組立作業の能率向
上を図ることができるとともに、任意に選択された注射
針を使用することができ、また、充填後の溶解液の滅菌
が可能であり、しかも粉末薬剤と溶解液を容易に混合す
ることのできる2成分予充填注射器を提供することを目
的とする。
【0005】本発明は上記の課題を解決するために、内
部に乾燥薬剤が収容された筒状の容器であって、先端の
薬液注出口が密封部材で密閉されるとともに、後端の開
口が該容器の内壁を摺動可能な第1のガスケットで密閉
され、該第1のガスケットに近接して該容器の内壁の長
手方向にバイパス溝が形成されてなる第1の容器と、内
部に溶解液が収容された筒状の容器であって、先端およ
び後端の開口がそれぞれ該容器および前記第1の容器の
内壁を摺動可能な第2のガスケットおよび第3のガスケ
ットで密封されてなる第2の容器と、その先端が前記薬
剤容器の胴部の内径より小さくかつ前記薬液注出口の外
径より大きく形成されるとともに、その後端に前記第2
の容器を先端側に押圧する押圧具が設けられてなる、前
記第1の容器と第2の容器を収容し同軸上で支持固定す
る筒状のホルダーを含んでなり、前記第1の容器の後端
と前記第2の容器の先端が前記ホルダー内で流体密に接
続されるとともに、前記バイパス溝が、前記第1のガス
ケットと第2のガスケットが密着された状態で前記バイ
パス溝のゾーンの中に入った時に、前記第2のガスケッ
トと第3のガスケットの間の室が前記バイパス溝を介し
て前記乾燥製剤の室と連通状態になる長さに形成された
ことを特徴とする2成分予充填注射器を採用している。
部に乾燥薬剤が収容された筒状の容器であって、先端の
薬液注出口が密封部材で密閉されるとともに、後端の開
口が該容器の内壁を摺動可能な第1のガスケットで密閉
され、該第1のガスケットに近接して該容器の内壁の長
手方向にバイパス溝が形成されてなる第1の容器と、内
部に溶解液が収容された筒状の容器であって、先端およ
び後端の開口がそれぞれ該容器および前記第1の容器の
内壁を摺動可能な第2のガスケットおよび第3のガスケ
ットで密封されてなる第2の容器と、その先端が前記薬
剤容器の胴部の内径より小さくかつ前記薬液注出口の外
径より大きく形成されるとともに、その後端に前記第2
の容器を先端側に押圧する押圧具が設けられてなる、前
記第1の容器と第2の容器を収容し同軸上で支持固定す
る筒状のホルダーを含んでなり、前記第1の容器の後端
と前記第2の容器の先端が前記ホルダー内で流体密に接
続されるとともに、前記バイパス溝が、前記第1のガス
ケットと第2のガスケットが密着された状態で前記バイ
パス溝のゾーンの中に入った時に、前記第2のガスケッ
トと第3のガスケットの間の室が前記バイパス溝を介し
て前記乾燥製剤の室と連通状態になる長さに形成された
ことを特徴とする2成分予充填注射器を採用している。
【0006】尚、プランジャは、第3のガスケットに予
め固定されていても、第3のガスケットにプランジャを
取り付けるための結合手段を設け、使用時にプランジャ
を取り付けることができるようにしてもよく、また、薬
液注出口を注射針が嵌合可能なチップ状に形成しこれを
ゴムキャップで密閉しても、薬液注出口をバイアルの口
部状に形成しこれをゴム栓で密封してもよい。さらにま
た、注射時に指をかけるためのフランジをホルダーの後
端に設けても、押圧具に設けてもよい。
め固定されていても、第3のガスケットにプランジャを
取り付けるための結合手段を設け、使用時にプランジャ
を取り付けることができるようにしてもよく、また、薬
液注出口を注射針が嵌合可能なチップ状に形成しこれを
ゴムキャップで密閉しても、薬液注出口をバイアルの口
部状に形成しこれをゴム栓で密封してもよい。さらにま
た、注射時に指をかけるためのフランジをホルダーの後
端に設けても、押圧具に設けてもよい。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、第1の容器の薬液注出口
を密封部材で閉じたままの状態でプランジャを押すと
(図1、図4参照、図1に示すように薬液注出口の密封
部材が着脱可能なゴムキャップである場合には、密封部
材としてのゴムキャップが外れないように例えばゴムキ
ャップを下にしてこれを机の上などにあてがうようにし
ておく必要がある)、第2の容器の第2ガスケットと第
3ガスケットが溶解液を間に挟んだ状態で第1の容器の
方向に移動する。この時、第1ガスケットと第2ガスケ
ットは密着しているので、第1の容器の第1ガスケット
も第2の容器の第2ガスケットと一体的に移動してバイ
パスゾーンに達する。そして第1ガスケットと第2ガス
ケットが一体的に移動して全体がバイパスゾーンに入る
と、第1ガスケットおよび第2ガスケットによる第1の
容器の密封状態が破れるので、第1の容器と第2の容器
はバイパス溝を介して連通する。すると第1ガスケット
と第2ガスケットはバイパスゾーンの中で止まり、第2
ガスケットと第3ガスケットの間の溶解液がバイパス溝
を通って乾燥薬剤を収容する室に移動できるようになる
ので、第3ガスケットは第2ガスケット方向に移動する
(図2参照)。そして、第3ガスケットが第2ガスケッ
トに密着する位置まで移動し、溶解液が全て乾燥薬剤を
収容する室に移動すると、第1、第2、第3ガスケット
が薬液注出口方向に一体的に移動するので、第1の容器
の内腔は少なくとも第1ガスケットによって再密封され
る(図3参照)。この状態で注射器を震盪すれば第1の
容器の乾燥薬剤と溶解液を良く混合することができる。
を密封部材で閉じたままの状態でプランジャを押すと
(図1、図4参照、図1に示すように薬液注出口の密封
部材が着脱可能なゴムキャップである場合には、密封部
材としてのゴムキャップが外れないように例えばゴムキ
ャップを下にしてこれを机の上などにあてがうようにし
ておく必要がある)、第2の容器の第2ガスケットと第
3ガスケットが溶解液を間に挟んだ状態で第1の容器の
方向に移動する。この時、第1ガスケットと第2ガスケ
ットは密着しているので、第1の容器の第1ガスケット
も第2の容器の第2ガスケットと一体的に移動してバイ
パスゾーンに達する。そして第1ガスケットと第2ガス
ケットが一体的に移動して全体がバイパスゾーンに入る
と、第1ガスケットおよび第2ガスケットによる第1の
容器の密封状態が破れるので、第1の容器と第2の容器
はバイパス溝を介して連通する。すると第1ガスケット
と第2ガスケットはバイパスゾーンの中で止まり、第2
ガスケットと第3ガスケットの間の溶解液がバイパス溝
を通って乾燥薬剤を収容する室に移動できるようになる
ので、第3ガスケットは第2ガスケット方向に移動する
(図2参照)。そして、第3ガスケットが第2ガスケッ
トに密着する位置まで移動し、溶解液が全て乾燥薬剤を
収容する室に移動すると、第1、第2、第3ガスケット
が薬液注出口方向に一体的に移動するので、第1の容器
の内腔は少なくとも第1ガスケットによって再密封され
る(図3参照)。この状態で注射器を震盪すれば第1の
容器の乾燥薬剤と溶解液を良く混合することができる。
【0009】使用に際しては、図1に示すような2成分
予充填注射器の場合には、薬液注出口のゴムキャップを
外して薬液注出口に注射針を取り付ければよく(図2参
照)、また、図4に示すような2成分予充填注射器の場
合には、薬液注出口に両端に刃先を有する注射針(以
下、両頭針という)を取り付ければよい(図5参照、こ
の時、ゴム栓は注射針の一方の針で刺通される)。
予充填注射器の場合には、薬液注出口のゴムキャップを
外して薬液注出口に注射針を取り付ければよく(図2参
照)、また、図4に示すような2成分予充填注射器の場
合には、薬液注出口に両端に刃先を有する注射針(以
下、両頭針という)を取り付ければよい(図5参照、こ
の時、ゴム栓は注射針の一方の針で刺通される)。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面に基づい
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る2成分予充
填注射器の縦断面図(乾燥薬剤と溶解液は省略されてい
る)であり、図2は図1において第1の容器と第2の容
器を連通した状態を示す図、図3は注射直前の状態を示
す図である。また、図4は本発明の他の実施例を示す縦
断面図であり、図5は図4の2成分予充填注射器の薬液
注出口に両頭針を取り付けた状態を示す図、図6はホル
ダーの他の実施例を示す図である。
て説明する。図1は本発明の一実施例に係る2成分予充
填注射器の縦断面図(乾燥薬剤と溶解液は省略されてい
る)であり、図2は図1において第1の容器と第2の容
器を連通した状態を示す図、図3は注射直前の状態を示
す図である。また、図4は本発明の他の実施例を示す縦
断面図であり、図5は図4の2成分予充填注射器の薬液
注出口に両頭針を取り付けた状態を示す図、図6はホル
ダーの他の実施例を示す図である。
【0011】図1〜図5に示すように、本発明の注射器
は、内部に乾燥薬剤Dの収容された筒状の薬剤容器1
と、内部に溶解液Sの収容された筒状の溶解液容器2を
筒状のホルダー3に収容し、同軸上で流体密に接続した
ものである。薬剤容器1は先端に密封部材で密封された
薬液注出口11を有しており、後端の開口は第1ガスケ
ット14で密封され、この第1ガスケット14に近接し
て長手方向にバイパス溝13が形成されている。一方、
溶解液容器2は先端および後端の開口がそれぞれ第2ガ
スケット21および第3ガスケット22で密封されてい
る。バイパス溝13の長さは、第1ガスケット14と第
2ガスケット21の全体が、密着された状態でバイパス
ゾーン15の中に入った時に、溶解液Sの収容された室
23と乾燥製剤Dの収容された室18がバイパス溝13
を介して連通状態になるように形成される。
は、内部に乾燥薬剤Dの収容された筒状の薬剤容器1
と、内部に溶解液Sの収容された筒状の溶解液容器2を
筒状のホルダー3に収容し、同軸上で流体密に接続した
ものである。薬剤容器1は先端に密封部材で密封された
薬液注出口11を有しており、後端の開口は第1ガスケ
ット14で密封され、この第1ガスケット14に近接し
て長手方向にバイパス溝13が形成されている。一方、
溶解液容器2は先端および後端の開口がそれぞれ第2ガ
スケット21および第3ガスケット22で密封されてい
る。バイパス溝13の長さは、第1ガスケット14と第
2ガスケット21の全体が、密着された状態でバイパス
ゾーン15の中に入った時に、溶解液Sの収容された室
23と乾燥製剤Dの収容された室18がバイパス溝13
を介して連通状態になるように形成される。
【0012】第1の容器は薬剤容器1であり、通常、ガ
ラスで筒状に形成される。薬剤容器1の先端は薬液注出
口11になっており、薬液注出口11は、通常、縮径さ
れて図1に示すような注射器のチップ状、あるいは図6
に示すようなバイアルの口部状に形成される。開放され
た後端には、第2の容器である溶解液容器2の先端と密
接するシール用フランジ16が設けられている。そし
て、薬剤容器1には凍結乾燥製剤、粉末製剤などの乾燥
薬剤が収容されており、薬液注出口11は密封部材(図
1に示すようなチップ状の薬液注出口11の場合はゴム
キャップ12、図4に示すようなバイアルの口部状の薬
液注出口11の場合はゴム栓17が採用される)で流体
密に閉鎖され、後端の開口は第1のガスケット14で密
封されている。尚、薬液注出口11には、図1に示すよ
うな薬液注出口11の場合には、図3に示すような通常
の注射針71が接続され、図4に示すような薬液注出口
11の場合には、図5に示すような両頭針タイプの注射
針72が接続される。
ラスで筒状に形成される。薬剤容器1の先端は薬液注出
口11になっており、薬液注出口11は、通常、縮径さ
れて図1に示すような注射器のチップ状、あるいは図6
に示すようなバイアルの口部状に形成される。開放され
た後端には、第2の容器である溶解液容器2の先端と密
接するシール用フランジ16が設けられている。そし
て、薬剤容器1には凍結乾燥製剤、粉末製剤などの乾燥
薬剤が収容されており、薬液注出口11は密封部材(図
1に示すようなチップ状の薬液注出口11の場合はゴム
キャップ12、図4に示すようなバイアルの口部状の薬
液注出口11の場合はゴム栓17が採用される)で流体
密に閉鎖され、後端の開口は第1のガスケット14で密
封されている。尚、薬液注出口11には、図1に示すよ
うな薬液注出口11の場合には、図3に示すような通常
の注射針71が接続され、図4に示すような薬液注出口
11の場合には、図5に示すような両頭針タイプの注射
針72が接続される。
【0013】バイパス溝13は薬剤容器1の内壁に第1
ガスケット14に近接して設けられた溝であり、第1ガ
スケット14と溶解液容器2の第2ガスケット21が密
着して一体的にこのバイパス溝13の形成された長手方
向の一帯、すなわちバイパスゾーン15に移動し、全体
がバイパスゾーン15の中に入ったときに、バイパス溝
13を介して溶解液の収容された室23と乾燥薬剤の収
容された室18とが連通状態になるような長さに決めら
れる。すなわち、図1において、薬液注出口11を閉じ
たままの状態でプランジャ5を押すと、溶解液容器2の
第2ガスケット21と第3ガスケット22が溶解液を間
に挟んだ状態で薬剤容器1の方向に移動する。この時、
薬剤容器1の第1ガスケット14も溶解液容器2の第2
ガスケット21と一体的に移動してバイパスゾーン15
に達する。
ガスケット14に近接して設けられた溝であり、第1ガ
スケット14と溶解液容器2の第2ガスケット21が密
着して一体的にこのバイパス溝13の形成された長手方
向の一帯、すなわちバイパスゾーン15に移動し、全体
がバイパスゾーン15の中に入ったときに、バイパス溝
13を介して溶解液の収容された室23と乾燥薬剤の収
容された室18とが連通状態になるような長さに決めら
れる。すなわち、図1において、薬液注出口11を閉じ
たままの状態でプランジャ5を押すと、溶解液容器2の
第2ガスケット21と第3ガスケット22が溶解液を間
に挟んだ状態で薬剤容器1の方向に移動する。この時、
薬剤容器1の第1ガスケット14も溶解液容器2の第2
ガスケット21と一体的に移動してバイパスゾーン15
に達する。
【0014】そして、密着した第1ガスケット14と第
2ガスケット21が一体的に移動して全体がバイパスゾ
ーン15の中に入ると、第1ガスケット14および第2
ガスケット21による薬剤容器1の密封状態が破れ、薬
剤容器1と溶解液容器2はバイパス溝13を介して連通
する。すると図2に示すように第1ガスケット14と第
2ガスケット21はバイパスゾーン15の中で止まり、
第2ガスケット21と第3ガスケット22の間の室23
の溶解液Sがバイパス溝13を通って乾燥薬剤Dを収容
する室18に移動して、第3ガスケット22は第2ガス
ケット21の方向に移動する。そして、第3ガスケット
22が第2ガスケット21に密着する位置まで移動し、
溶解液Sが全て乾燥薬剤Dを収容する室18に移動する
と、第1、第2、第3ガスケット14、21、22が薬
液注出口11の方向に一体的に移動して、図3に示すよ
うに薬剤容器1の内腔は少なくとも第1ガスケット14
によって再密封される。この状態で注射器を震盪すれば
室18の乾燥薬剤Dと溶解液Sを良く混合することがで
きる。
2ガスケット21が一体的に移動して全体がバイパスゾ
ーン15の中に入ると、第1ガスケット14および第2
ガスケット21による薬剤容器1の密封状態が破れ、薬
剤容器1と溶解液容器2はバイパス溝13を介して連通
する。すると図2に示すように第1ガスケット14と第
2ガスケット21はバイパスゾーン15の中で止まり、
第2ガスケット21と第3ガスケット22の間の室23
の溶解液Sがバイパス溝13を通って乾燥薬剤Dを収容
する室18に移動して、第3ガスケット22は第2ガス
ケット21の方向に移動する。そして、第3ガスケット
22が第2ガスケット21に密着する位置まで移動し、
溶解液Sが全て乾燥薬剤Dを収容する室18に移動する
と、第1、第2、第3ガスケット14、21、22が薬
液注出口11の方向に一体的に移動して、図3に示すよ
うに薬剤容器1の内腔は少なくとも第1ガスケット14
によって再密封される。この状態で注射器を震盪すれば
室18の乾燥薬剤Dと溶解液Sを良く混合することがで
きる。
【0015】第2の容器は溶解液容器2であり、通常ガ
ラスや透明な合成樹脂で形成される。溶解液容器2の両
端の開口はそれぞれ第2ガスケット21と第3ガスケッ
ト22で密封されており、2つのガスケット21、22
の間の室23には溶解液Sが収容されている。溶解液容
器2の先端側には先端に近接してシール用のフランジ2
4が設けられており、フランジ24の先端側にはO−リ
ング6が取り付けられるようになっている。そしてこの
O−リング6は、薬剤容器1と溶解液容器2が後述のホ
ルダー3内に支持固定されたときに、薬剤容器1の後端
のフランジ16と溶解液容器2野先端のフランジ24の
間をシールしている。
ラスや透明な合成樹脂で形成される。溶解液容器2の両
端の開口はそれぞれ第2ガスケット21と第3ガスケッ
ト22で密封されており、2つのガスケット21、22
の間の室23には溶解液Sが収容されている。溶解液容
器2の先端側には先端に近接してシール用のフランジ2
4が設けられており、フランジ24の先端側にはO−リ
ング6が取り付けられるようになっている。そしてこの
O−リング6は、薬剤容器1と溶解液容器2が後述のホ
ルダー3内に支持固定されたときに、薬剤容器1の後端
のフランジ16と溶解液容器2野先端のフランジ24の
間をシールしている。
【0016】ホルダー3は薬剤容器1と溶解液容器2を
収容し、薬剤容器1の後端と溶解液容器2の先端が同軸
上で流体密に接続されるように支持固定する容器であっ
て、可撓性樹脂により筒状に形成される。ホルダー3は
薬剤容器1がその先端から脱落しないように、内径が薬
剤容器1の外径より小さくなるように狭窄された先端、
すなわち狭窄部31を有しており、後述の押圧具4と組
になった図1のホルダー3では、後端部に押圧具4を固
定するための結合手段として雄ネジ32が設けられてい
る。そして、押圧具4によって溶解液容器2の後端を押
圧することにより、薬剤容器1がホルダー3先端の狭窄
部31および溶解液容器2のフランジ24によって支持
されるとともに、溶解液容器2は薬剤容器1のフランジ
16および押圧具4によって支持され、両容器1、2は
O−リング6によって流体密にシールされるようになっ
ている。
収容し、薬剤容器1の後端と溶解液容器2の先端が同軸
上で流体密に接続されるように支持固定する容器であっ
て、可撓性樹脂により筒状に形成される。ホルダー3は
薬剤容器1がその先端から脱落しないように、内径が薬
剤容器1の外径より小さくなるように狭窄された先端、
すなわち狭窄部31を有しており、後述の押圧具4と組
になった図1のホルダー3では、後端部に押圧具4を固
定するための結合手段として雄ネジ32が設けられてい
る。そして、押圧具4によって溶解液容器2の後端を押
圧することにより、薬剤容器1がホルダー3先端の狭窄
部31および溶解液容器2のフランジ24によって支持
されるとともに、溶解液容器2は薬剤容器1のフランジ
16および押圧具4によって支持され、両容器1、2は
O−リング6によって流体密にシールされるようになっ
ている。
【0017】押圧具4は天面45にプランジャ5を通す
ための透孔46が形成されたキャップ状部材であり、後
端に指を掛けるためのフランジ41を有しており、透孔
46と同心状に、内側に、溶解液容器2の後端を押圧す
る押圧部44が、外側に、その内壁にホルダー3と係合
する結合手段(雌ネジ)43の設けられたスカート42
が形成されている。尚、押圧具4は必ずしも必要なもの
ではなく、例えば図6に示すような、狭窄部31の長手
方向に寸法誤差を吸収するためのスリット36を設け、
後端部の長手方向に薬剤容器1や溶解液容器2を挿着す
るためのスリット38を設けるとともに、その内壁にア
ンダーカット37を設けたホルダー35を採用し、溶解
液容器2の後端がホルダー3のアンダーカット37と係
合するようにしてもよい。ここで、ホルダー35を採用
する場合には、溶解液容器2の後端にアンダーカット3
7と係合するフランジ(図示していない)を設ける必要
があることはいうまでもない。
ための透孔46が形成されたキャップ状部材であり、後
端に指を掛けるためのフランジ41を有しており、透孔
46と同心状に、内側に、溶解液容器2の後端を押圧す
る押圧部44が、外側に、その内壁にホルダー3と係合
する結合手段(雌ネジ)43の設けられたスカート42
が形成されている。尚、押圧具4は必ずしも必要なもの
ではなく、例えば図6に示すような、狭窄部31の長手
方向に寸法誤差を吸収するためのスリット36を設け、
後端部の長手方向に薬剤容器1や溶解液容器2を挿着す
るためのスリット38を設けるとともに、その内壁にア
ンダーカット37を設けたホルダー35を採用し、溶解
液容器2の後端がホルダー3のアンダーカット37と係
合するようにしてもよい。ここで、ホルダー35を採用
する場合には、溶解液容器2の後端にアンダーカット3
7と係合するフランジ(図示していない)を設ける必要
があることはいうまでもない。
【0018】尚、第1、第2、第3ガスケットの形成材
料は、通常の注射器のガスケットと同様のものでよく、
例えばブチルゴムや、イソプレンゴム、オレフィン系エ
ラストマーなどが好適に採用される。また、第1ガスケ
ット14の後端面と第2ガスケット21の先端面、第2
ガスケット21の後端面と第3ガスケット22の先端面
とは実質的に完全に接触することができるように、平面
状、または相補的な形状に形成されている。プランジャ
5は予め溶解液容器2の第3ガスケット22に取り付け
てあってもよいが、第3ガスケット22の後端に結合手
段たとえば図4に示すような嵌合凹部25などを設け、
使用時にプランジャ5を結合できるようにしてもよい。
料は、通常の注射器のガスケットと同様のものでよく、
例えばブチルゴムや、イソプレンゴム、オレフィン系エ
ラストマーなどが好適に採用される。また、第1ガスケ
ット14の後端面と第2ガスケット21の先端面、第2
ガスケット21の後端面と第3ガスケット22の先端面
とは実質的に完全に接触することができるように、平面
状、または相補的な形状に形成されている。プランジャ
5は予め溶解液容器2の第3ガスケット22に取り付け
てあってもよいが、第3ガスケット22の後端に結合手
段たとえば図4に示すような嵌合凹部25などを設け、
使用時にプランジャ5を結合できるようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたことから明らかなよう
に、本発明の2成分予充填注射器は、次のような効果を
奏することができる。 薬剤容器と溶解液容器を別個に製造し、固定具で一体
的に接続するものなので、充填後の溶解液の滅菌が可能
である。 注射針が予め固定されていないので、任意に選択され
た注射針を使用することができる。 構造が簡単なので組立が容易で組立作業の能率向上を
図ることができる。 単に第3ガスケットをプランジャで押すだけの簡単な
操作で溶解液と乾燥薬剤を混合することができる。
に、本発明の2成分予充填注射器は、次のような効果を
奏することができる。 薬剤容器と溶解液容器を別個に製造し、固定具で一体
的に接続するものなので、充填後の溶解液の滅菌が可能
である。 注射針が予め固定されていないので、任意に選択され
た注射針を使用することができる。 構造が簡単なので組立が容易で組立作業の能率向上を
図ることができる。 単に第3ガスケットをプランジャで押すだけの簡単な
操作で溶解液と乾燥薬剤を混合することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る2成分予充填注射器の
縦断面図(乾燥薬剤と溶解液は省略されている)であ
る。
縦断面図(乾燥薬剤と溶解液は省略されている)であ
る。
【図2】図1において第1の容器と第2の容器を連通し
た状態を示す図である。
た状態を示す図である。
【図3】図1において注射直前の状態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す縦断面図(乾燥薬剤
と溶解液は省略されている)である。
と溶解液は省略されている)である。
【図5】図4の2成分予充填注射器の薬液注出口に両頭
針を取り付けた状態を示す図である。
針を取り付けた状態を示す図である。
【図6】ホルダーの他の実施例を示す縦断面図である。 〔図面の簡単な説明〕
1 薬剤容器 11 薬液注出口 12 ゴムキャップ 13 バイパス溝 14 第1ガスケット 17 ゴム栓 2 溶解液容器 21 第2ガスケット 22 第3ガスケット 3 ホルダー 4 押圧具 5 プランジャ 6 O−リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 5/28 A61M 5/31
Claims (7)
- 【請求項1】 内部に乾燥薬剤が収容された筒状の容器
であって、先端の薬液注出口が密封部材で密閉されると
ともに、後端の開口が該容器の内壁を摺動可能な第1の
ガスケットで密閉され、該第1のガスケットに近接して
該容器の内壁の長手方向にバイパス溝が形成されてなる
第1の容器と、内部に溶解液が収容された筒状の容器で
あって、先端および後端の開口がそれぞれ該容器および
前記第1の容器の内壁を摺動可能な第2のガスケットお
よび第3のガスケットで密封されてなる第2の容器と、
その先端が前記薬剤容器の胴部の内径より小さくかつ前
記薬液注出口の外径より大きく形成されるとともに、そ
の後端に前記第2の容器を先端側に押圧する押圧具が設
けられてなる、前記第1の容器と第2の容器を収容し同
軸上で支持固定する筒状のホルダーを含んでなり、前記
第1の容器の後端と前記第2の容器の先端が前記ホルダ
ー内で流体密に接続されるとともに、前記バイパス溝
が、前記第1のガスケットと第2のガスケットが密着さ
れた状態で前記バイパス溝のゾーンの中に入った時に、
前記第2のガスケットと第3のガスケットの間の室が前
記バイパス溝を介して前記乾燥製剤の室と連通状態にな
る長さに形成されたことを特徴とする2成分予充填注射
器。 - 【請求項2】 プランジャが第3のガスケットに予め固
定されてなる請求項1に記載の2成分予充填注射器。 - 【請求項3】 第3のガスケットにプランジャを取り付
けるための結合手段を設けてなる請求項1に記載の2成
分予充填注射器。 - 【請求項4】 薬液注出口が注射針を嵌合可能なチップ
状に形成されゴムキャップで密閉されている請求項1に
記載の2成分予充填注射器。 - 【請求項5】 薬液注出口がバイアルの口部状に形成さ
れゴム栓で密封されている請求項1に記載の2成分予充
填注射器。 - 【請求項6】 ホルダーの後端にフランジを設けてなる
請求項5に記載の2成分予充填注射器。 - 【請求項7】 押圧具にフランジを設けてなる請求項5
に記載の2成分予充填注射器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05321354A JP3141372B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 2成分予充填注射器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05321354A JP3141372B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 2成分予充填注射器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07148261A JPH07148261A (ja) | 1995-06-13 |
| JP3141372B2 true JP3141372B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=18131645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05321354A Expired - Fee Related JP3141372B2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 2成分予充填注射器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3141372B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3833683B2 (ja) | 2002-09-26 | 2006-10-18 | 独立行政法人科学技術振興機構 | 粘膜組織収縮性治療剤、粘膜組織に関わる疾患の治療方法、注射器、及び治療具セット |
| CN101873872A (zh) | 2007-09-27 | 2010-10-27 | 贝克顿·迪金森公司 | 用于粉末和液体药物的药筒 |
| US20090259195A1 (en) * | 2008-04-14 | 2009-10-15 | Bencha International Group. Inc. | Prepacked automatic retractable safety syringe |
| KR101750352B1 (ko) * | 2017-04-12 | 2017-06-23 | 조희민 | 재사용 방지 구조를 갖는 주사기 캡 |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP05321354A patent/JP3141372B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07148261A (ja) | 1995-06-13 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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