JP3142573B2 - 鋳造用コア、特に、個別コアを張持する装置及び方法 - Google Patents

鋳造用コア、特に、個別コアを張持する装置及び方法

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JP3142573B2
JP3142573B2 JP07503201A JP50320195A JP3142573B2 JP 3142573 B2 JP3142573 B2 JP 3142573B2 JP 07503201 A JP07503201 A JP 07503201A JP 50320195 A JP50320195 A JP 50320195A JP 3142573 B2 JP3142573 B2 JP 3142573B2
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ランデュア、ヴェルナー
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    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
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    • B22C9/108Installation of cores
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鋳造用コア、特に、個別コアを張持する装
置に関する。この装置は、張持手段を具備する張持装置
を有する。本発明の対象となるコアには、張持手段を具
備する張持装置が係止する少なくとも1つの凹部、開
口、通路等が設けられている。さらに、本発明は、本発
明による装置を使用して、鋳造用コア、特に、個別コア
を張持する方法に関する。
基本的には、本発明は、鋳造技術の分野に関する。モ
ールド部材、特に、エンジンブロックを鋳造する殆どの
場合、複数の鋳造用コアすなわち鋳造用モールドを分割
して製造した後、これらを互いに結合・接合させて鋳造
用モールドすなわちコア組立体が形成される。従って、
エンジンブロックを製造するためには、それぞれのコ
ア、例えば、個別コア及びウオータージャケットコアの
ような個々のコアを相互に移動させ、これらを積み重
ね、さらには、他の構成部材をこれらに結合させること
が必要である。その後、エンジンブロックのような金属
部材を製造するために、溶融金属がコアに充填される。
鋳造用コアを張持する装置は、鋳造用コアすなわち鋳
造用モールドの一般的な搬送装置の分野において実務的
には公知である。先行技術文献として、例えば、本件と
同一出願人による特許公報DE−OS3909102及びDE−OS410
2568を参照することができる。
公知の装置は、いわゆる、内部グリッパを有する。こ
の内部グリッパは、鋳造用コア及び鋳造用モールド、特
に、個別コア及びウオータージャケットコア内の凹部に
係止する。この内部グリッパは、伸縮性外套で覆われた
圧力チャンバーの形をした張持手段を有する。この張持
手段は油圧的又は空圧的に膨張させられる。内部グリッ
パは、凹部への挿入後に作動し、コアの凹部内壁全体を
押圧して、そのときの摩擦係合力によってコアを持ち上
げる。
ところが、実務上公知の内部グリッパは、凹部内にお
いてコア内壁全体を押圧するために、コア、特に薄い個
別コアに損傷を与える危険が大きいという欠点がある。
また、公知の内部グリッパは、収縮状態と膨張状態の2
つの作動状態しか持たないために、壁の厚みが薄かった
り、張持されるコアが非常に脆いものであったりしても
調整することができない。さらに、内部グリッパの摩擦
係合外套は殆どの場合、ゴム又はゴムのような材料から
なっているので、油圧式又は空圧式に作動する内部グリ
ッパには高性能なシール手段が不可欠である。さらに、
このような材料は非常に摩耗しやすい。
従って、本発明の目的は、上記のような鋳造用コア、
特に、個別コアを張持する装置すなわち取扱う装置に改
良及びさらなる改変を加え、簡単な構成によってコアを
取扱うことができ、コアの損傷を回避するとともに張持
装置の過度の摩耗を排除することにある。他の目的は、
本発明の装置を使用して、鋳造用コア、すなわち、個別
コアを張持する方法を提供することにある。本発明の方
法は、個別コアに、シリンダライナーの如き付随的な構
成部材やウオータージャケットコアの如きさらなるコア
を結合させる方法にも応用することができる。
前記目的は、請求項1の特徴を具備する本発明の装置
によって達成される。すなわち、鋳造用コアを張持する
ために、本発明は、張持手段(2)を具備する張持装置
(3)を有し、該張持装置(3)及び張持手段(2)が
係合する少なくとも1つの開口、通路等の円形環状断面
の凹部(4)を有する鋳造用コア(1)を張持する装置
において、前記張持手段(2)が前記コア(1)の内壁
(9)に向う方向に変位して前記内壁(9)の所定部分
を押圧する円形セグメント状張持顎部であり、それぞれ
の張持顎部(2)が、前記内壁に向う方向に変位したと
きに、前記コア(1)の内壁(9)の接触面の輪郭に適
合して前記内壁(9)の接触面に面接触する接触面(1
0)を有し、前記張持手段(2)が前記コア(1)を押
圧したときの前記内壁(9)の接触面と前記張持手段
(2)の前記接触面(10)との接触圧が設定調整可能で
あることを特徴としている。
本発明では、張持手段を張持顎部の形にすることによ
り、いわゆる内部の張持装置を簡単な構造にすることが
できる。この手段によって、張持顎部はコア内壁の所定
部分のみを押圧することになるので、張持されるコアの
内壁全体に力が作用することが回避される。そして、コ
ア全体を押圧する手段が設けられていないので、損傷の
危険性がかなり軽減される。さらに、張持顎部は、好ま
しくは、輪郭に対応して摩擦緊締係止するように構成さ
れている。すなわち、張持顎部は、コア、すなわち、個
別コアの内壁の輪郭に適合するように構成されている。
個別コアが円形凹部すなわち円形通路を有する場合、張
持顎部はそれに対応した半径の円形セグメントとして構
成され、その部分がコア内壁に接触する。
柔らかく、損傷を受けやすいコアを張持する場合、張
持顎部の接触圧を設定可能又は調整可能なものにするこ
とが望ましい。この特定の構成によって、例えば、張持
されるコアの壁厚に応じて、接触圧を調整することがで
きる。薄いコア、すなわち、軽量コアは、僅かな接触圧
を加えて張持すなわちつかまれる。
構造に関して、張持装置に、外方に進退可能なピスト
ン又は外方に進退可能なピストンロッドを具備するシリ
ンダピストン機構と、このシリンダピストン機構に結合
され張持顎部の間に延びる張持楔片を設けることが望ま
しい。換言すれば、張持顎部の間に進入する張持楔片に
よって、張持顎部が作動してコアの内壁方向に向ってす
なわちコアの内壁に対して互いに離間押圧される。この
張持楔片はシリンダピストン機構によって作動するよう
に連結されており、張持楔片はピストンの変位に伴って
移動する。張持楔片を移動させるシリンダピストン機構
は、油圧的又は空圧的に作動させられる。ここで使用さ
れるシリンダピストン機構を制御して作動させ、張持顎
部の間において張持楔片を最大及び最小の範囲で進入さ
せることにより、張持顎部の接触圧を設定又は調整する
ことができる。
さらに、実用的にするには、シリンダピストン機構、
張持楔片及び張持顎部を、コアの凹部内で移動可能なハ
ウジングに取り付け、ハウジングで張持装置を囲繞する
ことである。ハウジングの外形寸法に関し、そのハウジ
ングはコアの凹部に完全に収納される寸法でなければな
らない。従って、張持装置は、特定のコアの凹部より少
なくとも小さくなっていなければならない。ここに開示
される特定の実施例において、コアの内壁に向って作動
する張持顎部は、ハウジングを通じて変位する。好まし
くは、張持顎部は、張持楔片の移動によって、張持顎部
の移動方向と直角の方向、すなわち、コアの内壁に向う
方向に変位する。この点に関して重要なことは、張持楔
片と張持顎部の接触面及び張持顎部とコア内壁の接触面
を点接触にさせず、破壊を生じないさせないようにする
ことである。損傷を回避するため、互いに面接触させる
ことが重要である。
張持顎部の構造に関して、全体が2つで鏡像対称とな
る張持顎部をハウジングからコア内壁方向に向って互い
に逆の方向に摺動するように設けることが望ましい。こ
の構造によって、コアは逆方向の力すなわち圧力を受
け、コア全体の損傷を回避することができる。張持顎部
が反対方向に作動すると、張持顎部の作動による変形は
主構成要素に対して一方向すなわち一半径方向に生じ、
例えば、環状断面を有するコアは少なくとも僅かに楕円
形状に変形する。しかし、この変形はほんの僅かであ
り、コアが破損するようなことは一切ない。
コアの凹部が円形断面であると、コア内壁に接触する
張持顎部の表面は円形セグメントの形状である。張持顎
部が何らかの影響で傾いたとしても、その張持顎部はコ
アの内壁に対して自己調芯するので、力が一点に集中す
ることはない。
張持顎部の無制限な変位を防止して、張持されるコア
の破損を回避するために、張持顎部が張持楔片によって
押圧されたとき、その変位を制限するストッパに張持顎
部を当接させることが好ましい。このストッパは張持顎
部の拡張部に形成されており、接触面から離れて対向す
るように形成された拡張部とハウジングの内壁によって
構成される。従って、張持顎部が移動を完了すると、拡
張部は内側においてハウジングの内壁に当接する。
張持顎部を元の位置に後退させるには、張持楔片が後
退させられたときに、例えば、弾性保持手段によって張
持顎部を戻すことが好ましい。或いは、磁力によって張
持顎部を戻すことができるように、張持楔片と張持顎部
を磁性おびた材料と強磁性の材料の組合せにすることも
できる。重要なことは、張持顎部が突出した張持装置全
体が挿入されないことを回避するために、張持顎部を完
全に後退させておくことである。
最後に、張持楔片と張持顎部の相互の関係についてで
あるが、接触面から離れた両側において張持楔片の楔面
を張持顎部に当接させ、楔作用の緊締によって張持顎部
を変位させることが好ましい。変位を円滑に行うため、
楔面及び/又は張持顎部の接触面を低摩擦材料、すなわ
ち、減摩材で被覆することは好ましい。例えば、これら
の表面をシリコンで被覆することができる。
コアの凹部内に移動する張持装置を通路の中心に誘導
して、コアの内壁に不均一な力が作用することを防止す
ることが好ましい。このため、張持装置の上端に肩部を
形成して、肩部をコアの凹部上縁の挿入端に接触させる
ことが好ましい。この肩部は、張持装置をセンタリング
する機能を有するとともに、張持装置の進入深さの限界
を定める。この肩部によって、張持装置はコアの上端に
載置され、同時に張持装置をセンタリングする。特別な
位置決め装置が不要になる。センタリングの精度を高め
るために、肩部は、コアの上縁に係合するとともに凹部
の上縁を囲繞する段部を有する。僅かなずれによって係
合が阻止されることを回避するために、係合に使用され
る側面すなわち周面を円錐状にすることで、張持装置が
正確に配置されないときでも挿入を行うことができる。
本発明の方法に関し、上記目的は請求項10の特徴によ
って達成される。鋳造用コア、特に、個別コアを張持す
る本発明の方法は、前記装置を使用して以下の工程より
なる: 最初に、好ましくは上方又は下方に凹部を開口させて
コアを配置し、本発明の装置がコアの凹部内に張持装置
を進入できるようにする。張持装置の進入後、張持装置
を起動して、所定の接触圧によってコアは内壁を張持さ
れる。張持装置を正確に作動させるためには、装置に関
する説明が参照されるべきである。装置が作動させられ
ると、コアは持ち上げられた後、コアの形に実質的に適
合した構成部材内、好ましくはシリンダライナー内に挿
入される。このとき、コアの外壁と構成部材の内壁すな
わちシリンダライナーの内壁との間には僅かな隙間が残
っている。コアと構成部材すなわちシリンダライナーと
の間に力を加えて結合させてコアとともにシリンダライ
ナーを持ち上げてこれらを搬送することができるよう
に、コアが僅かに弾性変形して構成部材すなわちシリン
ダライナーの内壁を押圧してコアの外壁と構成部材の内
壁との間で摩擦係合するまで、コアの内壁に作用する接
触圧を徐々に増加させる。このようにすることで、次の
工程位置まで、構造物全体を持ち上げて搬送することが
できるようになり、そして、この構造物をコア組立体に
装着することができるようになる。
本発明の方法によると、構成部材を互いに隙間をもた
せて係合させることができ、構成部材の両方を掴持する
ことなく、持ち上げ、移動し、取り扱うことができる。
すなわち、構成部材は互いに同じ方向又は逆方向に少な
くとも一時的に内側から押圧される。
本発明の方法において、個別コアに結合される構成部
材すなわちシリンダライナーをテンプレート上に配置し
て利用することが好ましい。予め配置することによって
自動化を行いやすく、高価なセンサ装置を使用する必要
がない。
コアすなわち個別コアは、その上端部において突出部
を有する。突出部は、その下面において、環状凹部又は
部分的な凹部を有する。本発明のさらなる工程として、
テンプレート上にコア特にウオータージャケットコアを
配置させてもよい。ウオータージャケットコアは構成部
材すなわちシリンダライナーを囲繞し、円形断面を有す
る。そのウオータージャケットコアの上に、コアすなわ
ち個別コアが構成部材すなわちシリンダライナー内に進
入するときにその突出部を利用して置かれる。従って、
一回の動作で、個別コアがシリンダライナー内に進入
し、シリンダライナーを囲繞するウオータージャケット
コアが固定される。コアすなわち個別コアの突出部の環
状凹部又は部分的な凹部に係合するさらなるコアすなわ
ちウオータージャケットコアの端部は、周方向に離間す
る3つの脚部の形とすることが好ましい。さらに、コア
すなわち個別コアの突出部の凹部に係合するさらなるコ
アすなわちウオータージャケットコアの端部、特に、挿
入用に使用される脚部は、挿入前にその端部に接着剤が
塗布される。この接着剤は、ウオータージャケットコア
を個別コアの突出部に固着するように機能し、個別コア
を囲むシリンダライナーを離間して囲繞する。
接着剤の塗布において、さらなるコアすなわちウオー
タージャケットコアの自由端に、特に、挿入時に使用さ
れる脚部の端部に、適度な量の接着剤を貯める凹部すな
わち窪みを設けることが好ましい。この構成によって、
結合のための接着剤すなわち糊剤の溢れを防止でき、ウ
オータージャケットコアが押圧されたときに、接着剤が
しみ込んで接着剤による一種の固着が行われる。このと
き、ウオータージャケットコアを個別コアの突出部に強
制的に押し付ける必要は全くないが、ほんの僅かな機械
的な係合があれば個別コアは接着される。従って、コア
の損傷を防止することができる。
他の手段を採用することにより、本発明を改善したり
改変したりする可能性がある。このため、請求項1の従
属項を参照し、図面に関連した本発明の以下の実施例の
記載を参照すべきである。図面を参照した本発明の好適
実施例の記載に関連して、好適実施例及びさらなる改変
がここに説明される。図面は、 第1図は、個別コアの概略図; 第2図は、第1図の構造物のII−II線断面拡大図、す
なわち、個別コアの断面図; 第3図は、第1図及び第2図に示された個別コアであ
り、張持装置が挿入され、張持顎部が作動位置にある概
略図; 第4図は、シリンダライナー及びウオータージャケッ
トコアを支承したテンプレートの概略断面図; 第5図は、第4図の構造物の縮小上面図; 第6図は、挿入及び押圧された張持装置によって支持
された第3図の個別コアと、第4図及び第5図の構成物
を示した概略断面図; 第7図は、第6図の構造物の拡大底面図である。
第3図、第6図及び第7図は、動作中にある、鋳造用
コアを張持する装置を示している。このコアは、本実施
例の場合、独立したコア1である。この装置は、張持手
段2を具備する張持装置3を有する。ここで、独立した
コア1は凹部4を有する。本実施例の場合、凹部4は貫
通孔である。張持手段2を具備する張持装置3は凹部4
に係合する。
本発明によると、張持手段は張持顎部2として構成さ
れている。この張持顎部は、コアの輪郭に対応して係止
するように(form−locking manner)コア1の内壁9を
押圧する。
本実施例の場合、張持顎部2の押圧力を設定可能又は
調整可能にすることが重要である。さらに、第3図及び
第6図に詳細に記載されるように、張持装置3は、シリ
ンダピストン機構5を有する。この機構5は、進退可能
なピストンロッド6と、該ロッドに固設され且つ張持顎
部2の間を進入する楔片7を具備する。シリンダピスト
ン機構5は流体圧によって作動する。
第3図及び第6図に詳細に記載されるように、シリン
ダピストン機構5、楔片7及び張持顎部2は、個別コア
1の凹部4に挿入され得るように、ハウジング8に取り
付けられている。張持顎部2はハウジング8に対して移
動可能である。楔片7が移動すると、楔片7の移動方向
に対して直角方向、すなわち、個別コア1の内壁9に向
って外方に作動する。
第6図及び第7図に示されるように、全体が相互に対
向する2つの張持顎部2は、ハウジング8から外方に向
って、それぞれ反対方向、すなわち、個別コア1の内壁
9に向って移動する。第7図からわかるように、凹部4
は断面が円形である。従って、個別コア1の内壁9に接
触する張持顎部2の接触面10は、円形セグメント形状に
なっている。張持顎部2は、楔片7によって、その変位
を定めるストッパ11に押圧される。ストッパ11は、接触
面10から離れて対向するように形成された拡張部12及び
ハウジング8の内壁13によって形成される。図面には示
されていないが、楔片7が後退したとき、張持顎部は弾
性保持手段によってハウジング8内に退動する。弾性手
段として、気体を流入させる手段を利用することができ
る。
張持顎部2の形状については、第7図に示されるよう
に、楔片7の楔表面14を接触面10から離して対向する面
において、楔片7を張持顎部2に輪郭に対応させて接触
させ、その張持顎部2を変位させる形状になっている。
第3図及び第6図に示されるように、張持装置3は、
その上端に肩部17を有する。この肩部17は、進入側にお
いて、個別コア1の凹部4に関連する上端縁15に接触
し、且つ、張持装置3をセンタリングするとともに挿入
深さを定める機能を有する。この肩部17はさらに、凹部
4の上端縁15に係合する機能を備えた段部18を有する。
この段部18は、凹部4の上端縁15と相補い合う形状であ
る。この段部18は、断面が円錐形になっており、その側
壁において個別コア1に嵌合する部分が縮径している。
従って、張持装置3は、個別コア1に対面する肩部17の
裏面においてガイドされる。
第1図乃至第7図を参照して、本発明による方法を上
記装置を使用して説明する。
本発明の方法は、鋳造用コアを把持する方法、すなわ
ち、取り扱う方法に関する。鋳造用コアとは、本実施例
では、個別コア1である。取り扱いは、上記装置を使用
して行われる。本発明の方法は、以下の工程を有する。
第1に、第1図及び第2図に示されるように、凹部4
を上方に向け、上方が開口するようにコア1の姿勢が定
められる。第3図に示されるように、張持装置3が個別
コア1の凹部4内に進入する。もっとも、凹部4の形態
に合わせて、張持装置3の形態を変更することができ
る。次に、張持装置3を起動して、所定の接触圧の下、
個別コア1がその内側において掴まれる。張持装置3の
起動後、第3図に示される如く内側を掴まれた個別コア
1は、容易に持ち上げられるようになり、立体構造物、
すなわち、シリンダライナー19内に挿入される。シリン
ダライナー19は、個別コア1の形状と相補い合う形状で
ある。個別コア1の外壁20とシリンダライナー19の内壁
21の間には僅かな隙間があり、大きな圧入力は要求され
ない。
この方法の後続工程として、弾性変形域において個別
コア1をシリンダライナー19の内壁21に押圧して、個別
コア1の外壁20がシリンダライナー19の内壁21に摩擦係
合するまで、張持装置3すなわち張持顎部2の接触圧を
楔片7によって増大させることができる。その後、張持
装置3又はこの張持装置3を支持するマニピュレータ等
によって全体構造物を持ち上げて移動及び搬送し、例え
ば、コア組立体に装着させることができる。
第4図及び第5図に示されるように、テンプレート22
上に配置することによって、シリンダライナー19を製造
することができる。重要なことは、個別コア1の上端15
において、下側に凹部24を形成した突出部23を設けるこ
とである。この凹部24は、例えば、円形リング状であっ
てもよく、また、円形リングが部分的に分割されたもの
であってもよい。
第4図及び第5図に示されるように、シリンダライナ
ー19を囲繞する環状断面のウオータージャケットコア25
を予めテンプレート22上に用意して個別コア1を受け入
れるようにし、個別コア1がシリンダライナーに押圧さ
れるとき、個別コア1に突出部23が挿入される。第4図
の実施例では、個別コア1の突出部23の凹部に係合する
ウオータージャケットコア25の端部には、凹部4を囲繞
するような、周方向に離間する3つの脚部26が形成され
ている。個別コア1の凹部24に形成するウオータージャ
ケットコア25の脚部26は、端部側に接続剤が塗布され
る。接続剤を適正な量だけ受けるようにするため、係合
機能を具備するウオータージャケットコア25の自由端、
すなわち、脚部26には凹部すなわち窪み27が設けられて
いる。従って、接着剤すなわち糊剤をその窪み27内に納
めることができ、個別コア1内に脚部26を挿入すると
き、接着剤が邪魔にならない。
最後に、前述の実施例は、単に本発明の内容を説明す
るために加えられたものであり、本発明を限定するもの
ではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−184654(JP,A) 特開 平2−137644(JP,A) 実開 昭62−113841(JP,U) 特公 平1−12584(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B22C 9/10 B22C 9/24 B22C 11/00 - 25/00 EPAT(QUESTEL)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】張持手段(2)を具備する張持装置(3)
    を有し、該張持装置(3)及び張持手段(2)が係合す
    る少なくとも1つの開口、通路等の円形環状断面の凹部
    (4)を有する鋳造用コア(1)を張持する装置におい
    て、 前記張持手段(2)が前記コア(1)の内壁(9)に向
    う方向に変位して前記内壁(9)の所定部分を押圧する
    円形セグメント状張持顎部であり、 それぞれの張持顎部(2)が、前記内壁に向う方向に変
    位したときに、前記コア(1)の内壁(9)の接触面の
    輪郭に適合して前記内壁(9)の接触面に面接触する接
    触面(10)を有し、 前記張持手段(2)が前記コア(1)を押圧したときの
    前記内壁(9)の接触面と前記張持手段(2)の前記接
    触面(10)との接触圧が設定調整可能であることを特徴
    とする、装置。
  2. 【請求項2】張持装置(3)が、外方に進退可能なピス
    トンすなわち外方に進退可能なピストンロッド(6)を
    具備するシリンダピストン機構(5)と、該シリンダピ
    ストン機構に結合され前記張持顎部(2)の間に延びる
    張持楔片(7)を有することを特徴とする、第1項記載
    の装置。
  3. 【請求項3】前記シリンダピストン機構(5)が流体圧
    的に作動させられることを特徴とする、第2項記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記シリンダピストン機構(5)、張持楔
    片(7)及び張持顎部(2)が、コアの凹部内に移動可
    能なハウジングに取り付けられており、張持顎部(2)
    は、張持楔片(7)の移動によって変位可能であること
    を特徴とする、第2項又は第3項記載の装置。
  5. 【請求項5】全体で2つの鏡像対称の張持顎部(2)が
    ハウジング(8)の内部からコアの内壁(9)に向って
    互いに逆方向に変位するように設けられていることを特
    徴とする、第2項乃至第4項のいずれか1つに記載の装
    置。
  6. 【請求項6】前記張持楔片(7)が退動したとき、前記
    張持顎部(2)が弾性保持手段によりハウジング(8)
    内に戻ることを特徴とする、第2項乃至第5項のいずれ
    か1つに記載の装置。
  7. 【請求項7】前記張持楔片(7)が、接触面(10)と離
    間対向する面において、楔表面(14)を前記張持顎部
    (2)の前記対向面に対して輪郭を適合させ、前記張持
    顎部(2)を押圧することを特徴とする、第2項乃至第
    6項のいずれか1つに記載の装置。
  8. 【請求項8】張持装置(3)の上端(16)に、凹部
    (4)の挿入側上縁(15)に接して前記張持装置(3)
    をセンタリングするとともに前記該張持装置の進入深さ
    の限界を定める肩部(17)が形成されていることを特徴
    とする、第1項乃至7項のいずれか1つに記載の装置。
  9. 【請求項9】前記肩部(17)が、凹部(4)の上縁(1
    5)に係合するとともに凹部(4)の上縁(15)に対応
    する少なくとも1つの段部(18)を有することを特徴と
    する、第8項記載の装置。
  10. 【請求項10】第1項乃至第9項のいずれか1つの装置
    を使用して、少なくとも1つの開口、通路等の円形環状
    断面の凹部を有する鋳造用コア(1)を張持する方法で
    あって、該方法は、 凹部(4)の開口を上方に向けて前記コア(1)を配置
    し; コア(1)の前記凹部(4)内に前記張持装置(3)を
    進入させ; 所定接触圧で前記張持顎部(2)を変位させてコア
    (1)の内壁を押圧し; 前記コア(1)を持ち上げて、コアの形状に実質的に適
    合するシリンダライナー(19)の中にコア(1)の外壁
    (20)と前記シリンダライナー(19)の内壁(22)との
    隙間を僅かに保って該コアを挿入し; コア(1)が弾性変形してシリンダライナー(19)の内
    壁(21)を押圧し且つコア(1)の外壁(20)と前記シ
    リンダライナー(19)の内壁(22)が摩擦係合するまで
    接触圧を増加させ;及び、 構造物全体を上動搬送してコア組立体に該構造物を装着
    すること からなる、方法。
  11. 【請求項11】前記シリンダライナー(19)が予めテン
    プレート(22)上に配置されていることを特徴とする、
    第10項記載の方法。
  12. 【請求項12】前記コア(1)が下面に環状凹部(24)
    を形成した突出部(23)を上縁(15)に有し、環状断面
    を有し前記シリンダライナー(19)を囲繞するウオータ
    ージャケットコア(25)を、前記コア(1)が前記シリ
    ンダライナー(19)に押圧されたとき該コア(1)の突
    出部(23)に入るように予めテンプレート(22)上に配
    置したことを特徴とする、第11項記載の方法。
  13. 【請求項13】前記コア(1)の突出部(23)の凹部
    (24)に係合するウオータージャケットコア(25)が、
    周方向に離間する3つの脚部(26)の形に構成されてい
    ることを特徴とする、第12項記載の方法。
  14. 【請求項14】突出部(23)の凹部(24)に係合するウ
    オータージャケットコア(25)の挿入される脚部(26)
    の端部に、挿入前において接着剤を塗布したことを特徴
    とする、第12項又は第13項記載の方法。
  15. 【請求項15】ウオータージャケットコア(25)の挿入
    される前記脚部(26)の自由端に、適切な量の接着剤を
    入れる窪みが設けられていることを特徴とする、第13項
    又は第14項の方法。
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