JP3142676B2 - ウオータージェット織機用緯糸検知フィーラー - Google Patents

ウオータージェット織機用緯糸検知フィーラー

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JP3142676B2
JP3142676B2 JP04355498A JP35549892A JP3142676B2 JP 3142676 B2 JP3142676 B2 JP 3142676B2 JP 04355498 A JP04355498 A JP 04355498A JP 35549892 A JP35549892 A JP 35549892A JP 3142676 B2 JP3142676 B2 JP 3142676B2
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実 安野
明夫 藤井
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はウォータージェット織
機用の緯糸検知フィーラーに関するものであり、さらに
詳しくはキャッチコードと織布端との間に設けられてか
つ上下の案内面により画定された検知域内に緯糸を導く
ことにより水ジェットによる緯入れの成否を検知し、か
つ少なくとも検知域を覆うべく上下に延在する水ジェッ
ト侵入防止用の遮蔽部材を具えた型式の緯糸検知フィー
ラーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ウオータージェット織機に用いられる上
記のような形式の緯糸検知フィーラーにおいては、緯糸
を搬送するための水ジェットが検知域に侵入すると、水
ジェットが一種の外乱となる結果検知上の誤動作を招き
易い。かかる不都合を回避すべく、フィーラー本体の検
知域織布側に水ジェットの侵入を阻止する遮蔽部材を付
設することがすでに提案されている。
【0003】特公昭57−13653号に開示された
「緯糸探知装置」はそのような提案のひとつであって、
光電式の検知器を具えた緯糸検知フィーラーに遮蔽部材
を付設したものである。図3に示すのはその概要構成で
あって、フィーラー本体1の検知域織布側に水ジェット
の侵入を阻止するための遮蔽部材2が付設されている。
図示しない織布側から飛走してきた緯糸Wはキャッチコ
ード8に至って位置Cにおいてキャッチコード3に捕捉
され、筬の前進運動によって遮蔽部材2の緯糸係合端部
に係合した後上下の案内面により画定されたスリット状
の検知域に導かれる。
【0004】この際の緯糸Wの飛走状態をより詳しく示
したのが図4である。織布端からの緯糸Wはまず遮蔽部
材2の緯糸係合端部Pに係合し、ついで下側の案内面の
織布側端部Qにおいてフィーラー本体1と係合し、投光
器12と受光器13により検知域11を移動する。なお
図中一点鎖線で示すのは正規緯糸飛走線L、すなわち遮
蔽部材2が付設されていない場合の緯糸Wの自然な飛走
線である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで検知域への水
ジェットの侵入を極力阻止して、検知上の誤動作を防止
するために、通常遮蔽部材2はできるだけ正規緯糸飛走
線Lを越えた位置まで延在させてある。図示の例だと遮
蔽部材2の緯糸係合端部Pはなるべく下側の位置に設定
されることになる。したがって図4から明らかなよう
に、緯糸Wは遮蔽部材2の緯糸係合端部Pおよび下側の
案内面の織布側端部Qにおいて過大な屈曲を強いられる
ことになる。この結果緯糸Wに対する抵抗が増大してそ
の円滑な移動を阻害し、この結果検知上の誤動作が発生
することが多い。
【0006】この発明の目的は、フィーラー本体の検知
域の織布側に水ジェットの侵入を阻止する遮蔽部材が付
設されているウオータージェット織機用緯糸検知フィー
ラーにおいて、遮蔽部材の存在に起因する検知上の誤動
作を低減することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの発明におい
ては、水ジェット侵入防止用の遮蔽部材を具えた型式の
緯糸検知フィーラーにおいて、上下の案内面のうち遮蔽
部材の緯糸係合端部に近い方の案内面がその織布側端部
を遮蔽部材の緯糸係合端部とキャッチコードの緯糸捕捉
位置とを結ぶ直線上に有し、かつ、織布側端部を始点と
しキャッチコード側へ上記直線に沿って、または、上記
直線よりも離間するように延在していることを要旨とす
るものである。
【0008】
【作用】緯入れされてキャッチコードに捕捉された緯糸
が筬の前進運動によって遮蔽部材の緯糸係合端部に係合
しながらフィーラー本体の検知域を移動するが、緯糸は
上下の案内面のうち遮蔽部材の緯糸係合端部に近い方の
案内面の緯糸側端部において屈曲されずに、遮蔽部材の
緯糸係合端部からキャッチコードによる捕捉位置までほ
ぼ直線状となるので、それだけ緯糸の移動に対する抵抗
が減少する。しかも、上記案内面の織布側端部は、遮蔽
部材の緯糸係合端部よりも上下方向について遮蔽部材側
に位置しているので、水ジェットは検知域に侵入しにく
くなっている。以上のことから緯糸検知フィーラーの誤
検知が確実に低減される。
【0009】
【実施例】図1(A)に示すのはこの発明の緯糸検知フ
ィーラーの一例であって、緯入れの検知に光電式検知器
を用いたものである。図4に示す従来例と同様に、フィ
ーラー本体1の検知域11の織布側には水ジェットの侵
入を防ぐための遮蔽部材2が付設されている。さらにこ
の場合には上下の案内面のうち遮蔽部材2の緯糸係合端
部Pに近い方の案内面、つまり、下側の案内面が図1
(A)のように形成されている。即ち、下側の案内面の
織布側端部Qが、遮蔽部材2の緯糸係合端部Pとキャッ
チコードの緯糸捕捉位置Cとを結ぶ直線PC上に形成さ
れており、しかも、織布側端部を始点としてキャッチコ
ード側へ直線PCに沿って傾斜延在している。また上側
の案内面はこの下側の案内面と平行に傾斜延在してい
る。また検知器を構成する投光器12と受光器13と
は、それらの間の検知光軸が案内面に直交するように、
配置されている。
【0010】このように構成した結果、緯入れされた緯
糸Wは、下側の案内面の織布側端部Qで屈曲されずに、
遮蔽部材2の緯糸係合端部Pからキャッチコード3によ
る緯糸捕捉位置Cまでほぼ直線状となる。しかも、下側
の案内面の織布側端部Qは、遮蔽部材2の緯糸係合端部
Pよりも上下方向について遮蔽部材側に位置しているの
で、水ジェットが検知域へ侵入しにくくなっている。
【0011】図1(A)の例では下側の案内面が、その
織布側端部Qを遮蔽部材2の緯糸係合端部Pとキャッチ
コードによる緯糸捕捉位置Cとを結ぶ直線PC上に形成
するとともに、織布側端部Qを始点としてキャッチコー
ド側へ上記直線に沿って延在している。しかし、案内面
の延在態様はこれに限定されるものではない。要するに
下側の案内面が、直線PC上に形成された織布側端部Q
を始点とし、かつ、直線PCから上側に出ないようにキ
ャッチコート側へ延在していればよい。言い換えれば、
直線PC上に形成された織布側端部Qを始点とし、か
つ、直線PCよりも離間するようにキャッチコート側へ
延在していればよいのである。
【0012】そのような例を図1(B)に示す。この場
合には下側の案内面は、図1(A)の例と同様の位置に
形成された織布側端部Qからキャッチコード側へ水平に
延在している。つまり、下側の案内面は織布側端部Qを
始点として遮蔽部材2の緯糸係合端部Pとキャッチコー
ドによる緯糸捕捉位置Cとを結ぶ直線PCより下側に
(すなわち該直線PCから離間して)、延在している。
この場合にも緯糸Wは案内面の織布側端部Qにおいては
屈曲されない。またこの例では投光器12と受光器13
とは、それらの間の検知光軸が下側の案内面に直交する
ように、配置されている。
【0013】図2は上下2個の遮蔽部材2b、2aが用
いられている形式の緯糸検知フィーラーにこの発明を応
用した例である。この場合には下側の遮蔽部材2aの緯
糸係合端部Pとキャッチコード3による緯糸捕捉位置C
とを結ぶ直線PCが基準となる。この場合にも緯入れさ
れた緯糸Wは上側の案内面の織布側端部Qにおいては屈
曲されないのである。なおこの例では投光器12と受光
器13とは、それらの間の検知光軸が正規緯糸飛走線L
に直交するように、配置されている。
【0014】
【発明の効果】緯入れされてキャッチコードに捕捉され
た緯糸が検知域を画定する案内面の織布側端部において
屈曲されることなく、遮蔽部材の緯糸係合端部からキャ
ッチコードによる緯糸捕捉位置までほぼ直線状となるの
で、それだけ緯糸の移動に対する抵抗が減少する。この
結果緯糸の円滑な移動が保証される。しかも案内面の織
布側端部は、遮蔽部材の緯糸係合端部よりも上下方向に
ついて遮蔽部材側に位置しているので水ジェットが侵入
しにくくなっている。以上のことから緯糸検知の誤動作
が確実に低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1(A)】この発明の緯糸検知フィーラーの一例を
示す断面正面図である。
【図1(B)】この発明の緯糸検知フィーラーの他の例
を示す断面正面図である。
【図2】この発明を2個の遮蔽部材を用いた緯糸検知フ
ィーラーに応用した例を示す断面正面図である。
【図3】この発明を応用する緯糸検知フィーラー周りを
示す斜視図である。
【図4】従来の緯糸検知フィーラーにおける緯糸の屈曲
状態を示す断面正面図である。
【符号の説明】
1 フィーラー本体 2 遮蔽部材 3 キャッチコード 11 検知域 12 投光器 13 受光器 C キャッチコードによる緯糸捕捉位置 L 正規緯糸飛走線 Q 案内面の織布側端部 P 遮蔽部材の緯糸係合端部 W 緯糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−241150(JP,A) 特開 昭58−208445(JP,A) 特開 昭60−151348(JP,A) 特開 昭62−282046(JP,A) 特公 昭57−13653(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 51/34 101 D03D 47/28 - 47/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッチコードと織布端との間に設けら
    れ、かつ上下の案内面により画定された検知域を有する
    フィーラー本体と、上記検知域の織布側に離間して設け
    られてかつ少なくとも検知域を覆うべく上下に延在する
    水ジェット侵入防止用の遮蔽部材からなり、上記検知域
    内に緯糸を導くことによって緯入れの成否を検知する型
    式の緯糸検知フィーラーであって、上下の案内面のうち
    遮蔽部材の緯糸係合端部に近い方の案内面がその織布側
    端部を遮蔽部材の緯糸係合端部とキャッチコードの緯糸
    補足位置とを結ぶ直線上に有しており、かつ、織布側端
    部を始点としキャッチコード側へ上記直線に沿って、ま
    たは、上記直線よりも離間するように延在していること
    を特徴とするウォータージェット織機用緯糸検知フィー
    ラー。
  2. 【請求項2】 検知域を画定する上下の案内面が互いに
    平行であることを特徴とする請求項1に記載の緯糸検知
    フィーラー。
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JP5713653B2 (ja) 2010-12-14 2015-05-07 株式会社カワノ 昇降棚装置

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