JP3143606B2 - 仮設道路用敷設板 - Google Patents

仮設道路用敷設板

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JP3143606B2
JP3143606B2 JP09337758A JP33775897A JP3143606B2 JP 3143606 B2 JP3143606 B2 JP 3143606B2 JP 09337758 A JP09337758 A JP 09337758A JP 33775897 A JP33775897 A JP 33775897A JP 3143606 B2 JP3143606 B2 JP 3143606B2
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守 土井
時雄 坂本
幸一 小高
建二 松場
勝 林
一彦 窪田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軟弱地盤や埋立て
造成地等に敷設して建設用車両等の通行を可能とする仮
設道路用敷設板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の仮設道路用敷設板は、複数本の角
型鋼管を平行に密接させて配列すると共に、各角型鋼管
の長手方向両端部にアングルから成る鋼材を溶接して一
体状に形成したものがあった。また、この各鋼材の両端
の外面には、U字型の係止具が付設されており、複数枚
の仮設道路用敷設板を敷設する際、隣接する敷設板の各
係止具に門型の連結金具を差し込んで敷設板相互を連結
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の仮設道路用敷設板は、その一枚分の重量が非常に重
い(100kg 〜120kg )ため、車両への積上げ・積下しな
どの取扱いが困難であると共に、手作業による敷設作業
は作業者にとって重労働であった。またそのため、工事
費が高くつく一因ともなっていた。また、建設用の大型
車両が走行すると、大きな金属音(衝撃音)を生じて騒
音となったり、敷設板の敷設時や撤去する際に連結金具
をすぐに紛失してしまうという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、軽量かつ高強度であ
り、敷設作業を容易かつ迅速に行うことができる仮設道
路用敷設板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る仮設道路用敷設板は、平面視が長さ
寸法L 3 の長辺部と長さ寸法L 1 の短辺部とを有する矩
形状の上下二枚のプラスチック製板部材を、密封状に
称に合体させて成る仮設道路用敷設板であって;上下二
枚の板部材の合せ面側に設けられた各凹所にリブが形成
されると共に、 各板部材を合体させた状態で上記リブが
上記凹所内部に隠れると共に;上記長辺部の長さ寸法L
3 は、上記短辺部の長さ寸法L 1 の複数倍に設定されて
おり;上記短辺部の一辺側に凸係合部が設けられると共
に、他辺側に凹係合部が設けられ;上記長辺部の一辺側
に複数個の凸係合部が設けられると共に、他辺側に複数
個の凹係合部が設けられ;上記凸係合部が丸みのある凸
曲面を有し、上記凹係合部は上記凸係合部に対応する丸
みのある凹曲面を有し;対向する平行な上記短辺部に沿
って、連結パイプやロープやワイヤーやチェーンや棒材
等の長尺連結部材を挿通して多数枚の敷設板を相互に連
結し一体化するための連結孔を形成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1と図2は、本発明の仮設道路
用敷設板の実施の一形態を示し、この仮設道路用敷設板
1は、各辺に凸凹係合部4…,5…が形成されると共
に、少なくとも、対向する平行な二辺に沿って、連結孔
6,6が形成されている。
【0007】具体的に説明すると、敷設板1は、対向す
る平行な長辺部2,2と対向する平行な短辺部3,3を
有し、長辺部2,2の一辺側に複数個(図例では4個)
の凸係合部4…が所定ピッチにて設けられると共に、他
辺側に上記凸係合部4…と同数の凹係合部5…が所定ピ
ッチにて設けられている。また、短辺部3,3の一辺側
に1個の凸係合部4が設けられると共に、他辺側に1個
の凹係合部5が設けられている。そして、上記凸係合部
4は丸みのある凸曲面を有し、凹係合部5は凸係合部4
に対応する丸みのある凹曲面を有している。
【0008】さらに詳しく説明すると、敷設板1は、長
さ寸法L1 の短辺部3,3の中間位置に凸係合部4及び
凹係合部5が設けられている。つまり、短辺部3の凸係
合部4(又は凹係合部5)の中心から角部12までの長さ
寸法L2 は、L2 =L1 ×1/2 である。また、長辺部2
の長さ寸法L3 は、短辺部3の長さ寸法L1 の複数倍
(凸係合部4又は凹係合部5の個数倍)に設定されてお
り、各凸係合部4…(又は各凹係合部5…)は長さ寸法
(所定ピッチ)L1 にて設けられている。これによっ
て、各凸凹係合部4…,5…を相互に係合させて、複数
枚の敷設板1…を縦横に敷設することができる。
【0009】また、上記連結孔6,6は、短辺部3,3
に沿って設けられている。つまり、一方の連結孔6は長
辺部2の一辺側から短辺部3の凹係合部5を介して長辺
部2の他辺側まで貫設されており、他方の連結孔6は短
辺部3の凸係合部4に貫設されている。この連結孔6,
6には、(後述する)連結パイプやロープやワイヤーや
チェーンや棒材等の長尺連結部材が挿通される。
【0010】しかして、図2と図3(敷設板1が開いた
状態)に示すように、この敷設板1は、プラスチック製
(例えばポリプロピレン製)の上下二枚の(半割状の)
板部材1a,1bを対称に合体させたものである。上の
板部材1aは、上壁13と外周壁10を有すると共に、下の
板部材1bは底壁14と外周壁10とを有している。また、
各板部材1a,1bはその合せ面9,9側に開口した凹
所7,7を有していると共に、この凹所7,7には格子
状のリブ8,8が形成されている。
【0011】なお4a,4bは、半割状の凸係合部と凹
係合部であり、6aは連結孔6形成用の凹溝である。な
お、図3の仮想線で示す上板部材1aの凹所7に形成さ
れているリブは図示省略している。
【0012】この二枚のプラスチック製板部材1a,1
bを合体する際は、上下の板部材1a,1bの外周壁1
0,10の上下端縁部及びリブ8,8の上下端縁部を合せ
面9,9として相互に溶着(又は接着)する。これによ
って、中空の敷設板1が形成される。このとき、上下板
部1a,1bのリブ8,8は、敷設板1の凹所7,7内
部に隠れてしまい外部からは見えなくなると共に、敷設
板1内部が密封状になり外部からの水や泥の侵入が防止
される。
【0013】図4は、軟弱な地盤の道に敷設板1…を敷
設した使用状態を示している。この場合、2枚の敷設板
1,1を幅方向(矢印A方向)に並べて隣接する短辺部
3,3の凸係合部4と凹係合部5を相互に係合し、この
2枚の敷設板1,1の長辺部2の凸係合部4…(又は凹
係合部5…)に他の敷設板1,1の凹係合部5…(又は
凸係合部4…)を係合させ、さらに敷設板1…を敷設方
向(矢印B方向)に順次並べて組合わせている。
【0014】このとき、各敷設板1…の各連結孔6…が
敷設方向(矢印B方向)に配置され、隣接する敷設板
1,1の連結孔6,6が連通状となる。そして、連通状
に配置された連結孔6…に、例えば、(現場で使用して
いる)連結パイプや棒材やロープやワイヤーやチェーン
等の長尺連結部材11…を挿通させて、敷設された多数枚
の敷設板1…を相互に連結し一体化する。これによっ
て、大型車両が通ったときに起こる敷設板1…の幅方向
(矢印A方向)の分離や広がりを防止することができる
と共に、敷設板1…の躍りを防止することができる。な
お、幅方向へ並べる敷設板1の数は道の幅に対応して増
減する。
【0015】また、この敷設板1は、例えば長辺部2の
長さが約1.5 mであり、重量が約30kgと軽量であるた
め、車両への積み込み・積み下ろしや敷設作業が手作業
にて容易かつ迅速に行うことができる。また、長尺連結
部材11は現場にて使用しているものを流用できるため好
都合であり、(従来のように)小さな連結部品を用いな
いので紛失の虞れがない。
【0016】次に図5は、敷設板1…を交差状に敷設し
た状態を示している。この場合、各敷設板1…の長辺部
2…の凸凹係合部4…,5…相互を係合して長手方向に
敷設し、交差部Kでは、複数枚(4枚)の敷設板1…の
短辺部3の凸係合部4…(又は凹係合部5…)と、それ
に隣接する敷設板1の長辺部2の凹係合部5…(又は凸
係合部4…)とが相互に係合し、全体として十字状に組
合わせられ、そして、長尺連結部材11…にて各敷設板1
…相互を連結している。このとき、ワイヤーやロープや
チェーン等の可撓性の連結部材11を使用することによっ
て、連結部材11を撓ませて直交する敷設板1…,1…相
互を連結することができる。
【0017】図6と図7は、カーブした道に対応して敷
設板1…を敷設した状態を示している。図6に示す場
合、敷設した敷設板1…のカーブ対応部Cは、隣接する
敷設板1,1の長辺部2,2の凸係合部4…と凹係合部
5…とを相互に1個又は複数個ずらして係合させてい
る。そして、可撓性の長尺連結部材11,11にて敷設した
敷設板1…の直線部Sとカーブ対応部Cとを連結してい
る。なお、図例(図6)では、カーブ対応部Cに於て、
敷設板1を1枚ずつずらしているが、複数枚(例えば
3、4枚)まとめてずらすようにすれば、ゆるやかなカ
ーブに対応することができる(図7参照)。
【0018】また、図7に示す場合、敷設された敷設板
1…の直線部Sの長辺部2の凹係合部5…(又は凸係合
部4…)に対して、1個又は複数個ずらして他の敷設板
1…の短辺部3…の凸係合部4…(又は凹係合部5…)
を係合させ、順次敷設板1…の短辺部3…側をずらしつ
つ係合させ敷設してカーブ対応部Cを形成している。
【0019】しかして、凸係合部4と凹係合部5は丸み
のある形状であるため、重い大型車両が敷設された敷設
板1…上を走行してもこの丸みによって相互に係合した
凸凹係合部4,5の応力集中が緩和され破損を防止して
いる。また、係合した凸凹係合部4,5は、その間に僅
かな隙間が形成されているため、敷設板1…の勾配面へ
の敷設も可能である。
【0020】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、敷設板1の上面に滑止め用の凸部を複数
個設けるのもよい。また、敷設板1はプラスチック製で
あるため、着色も自由に施すことができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0022】敷設板1はプラスチック製であるため軽量
であり、車両への積み込み・積み下ろしや敷設作業を手
作業にて容易かつ迅速に行い得る。つまり、取扱いが容
易であり作業者の労力が軽減される。また、敷設板1に
設けられた凸凹係合部4…,5…によって、直線状の被
敷設地はもちろんのこと、カーブや十字路に対応するよ
うに敷設板1…を配置して敷設することができる。
【0023】また、敷設された敷設板1…の連結孔6…
に長尺連結部材11…を挿通して敷設板1…相互を連結す
ることによって、大型車両が走行しても敷設板1…の躍
りや広がりを確実に防止することができる。さらに、長
尺連結部材11は、現場で使用している連結パイプや棒材
やロープやワイヤーやチェーン等を流用することができ
るので好都合であり、小さな連結具のように紛失するこ
ともない。
【0024】リブ8によって敷設板1の強度が大きくな
り、ブルドーザやクレーン車やダンプカー等の重い大型
車両の走行にも十分耐えることができる。また、上下二
枚の板部材1a,1bを合体させて成る敷設板1は、内
部に水や泥が侵入せず洗浄も容易であると共に、リブ8
が外部から見えないので見栄えがよく、外部からの衝撃
によってリブ8が破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮設道路用敷設板の実施の一形態を示
す平面図である。
【図2】敷設板の一部破断側面図である。
【図3】二枚の板部材を示す説明図である。
【図4】敷設板の使用状態を示す説明図である。
【図5】交差状に敷設した状態を示す説明図である。
【図6】カーブ状に敷設した状態を示す説明図である。
【図7】カーブ状に敷設した別の状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 敷設板 1a 板部材 1b 板部材 4 凸係合部 5 凹係合部 6 連結孔 7 凹所 8 リブ 9 合せ面 11 長尺連結部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土井 守 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 坂本 時雄 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 小高 幸一 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 松場 建二 大阪市北区中之島3丁目3番22号 関西 電力株式会社内 (72)発明者 林 勝 大阪市西淀川区千船3丁目1番7号 菱 星電設株式会社内 (72)発明者 窪田 一彦 大阪市東淀川区東中島1丁目12番23号 太陽鋼機株式会社内 (72)発明者 関戸 典次 岐阜県恵那郡明智町853番地の1 (56)参考文献 特開 昭59−170301(JP,A) 特開 平8−284383(JP,A) 特開 平1−287302(JP,A) 実開 昭62−66904(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01C 9/08 E01C 5/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視が長さ寸法L 3 の長辺部2と長さ
    寸法L 1 の短辺部3とを有する矩形状の上下二枚のプラ
    スチック製板部材1a,1bを、密封状に対称に合体さ
    せて成る仮設道路用敷設板であって、上下二枚の板部材1a,1bの合せ面9,9側に設けら
    れた各凹所7,7にリブ8,8が形成されると共に、各
    板部材1a,1bを合体させた状態で上記リブ8,8が
    上記凹所7,7内部に隠れると共に、 上記長辺部2の長さ寸法L 3 は、上記短辺部3の長さ寸
    法L 1 の複数倍に設定されており、 上記短辺部3,3の一辺側に凸係合部4が設けられると
    共に、他辺側に凹係合部5が設けられ、 上記長辺部2,2の一辺側に複数個の凸係合部4…が設
    けられると共に、他辺側に複数個の凹係合部5…が設け
    られ、 上記凸係合部4が丸みのある凸曲面を有し、上記凹係合
    部5は上記凸係合部4に対応する丸みのある凹曲面を有
    し、 対向する平行な上記短辺部3,3に沿って、連結パイプ
    やロープやワイヤーやチェーンや棒材等の長尺連結部材
    11,11を挿通して多数枚の敷設板を相互に連結し一体化
    するための連結孔6,6を形成したことを特徴とする仮
    設道路用敷設板。
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