JP3143749B2 - 体重維持または減量を促進するのに有益な△5−アンドロステンおよび治療方法 - Google Patents

体重維持または減量を促進するのに有益な△5−アンドロステンおよび治療方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は所望の生物学的応答を行うためのステロイド
の使用に関するものである。特に、本発明は、体重維持
および/または減量(後記本文中、集合的に「体重抑制
(weight control)」と記載される)を促進するために
Δ5−アンドロステンを使用する治療プログラムに関す
る。
背景 ステロイドであるデヒドロエピアンドロステロン(DH
EA)は、(i)代謝を調節するのに有効でありそのため
熱量摂取に影響することなく体重抑制を促進する種々の
熱発生酵素の合成を誘発すること、および(ii)性ホル
モンであるアンドロゲンおよびエストロゲンの産生の増
加を誘発することを含む、種々の生物学的応答を刺激す
ると信じられている。
体重抑制を促進するDHEAの能力は、増強された熱発生
(食物の、化学エネルギー例えばATPおよび/またはト
リアシルグリセリドよりもむしろ熱エネルギーへの変
換)を通して媒介されると信じられている。DHEAによる
熱発生効果は、ミトコンドリアのグリセロール3−ホス
フェートデヒドロゲナーゼ(G3P−DH)及び細胞質ゾル
のリンゴ酸酵素(ME)を含む熱発生酵素の合成を刺激す
るDHEAの能力の結果であると信じられている。
残念ながら、体重抑制を達成するのに必要な投与量
が、性ホルモンの濃度の実質上の増加を含む著しく不利
な副作用をしばしば引き起こすので、DHEAは一般に体重
抑制の治療薬として有効ではないと考えられている。
従って、性ホルモンの合成を刺激する不利な副作用を
持つことなくDHEAの体重抑制特性を有する治療薬は極め
て有益であろう。さらに、薬剤が、DHEAに関連して増加
した体重抑制活性を持つ場合、このような治療薬の効果
は著しく増強されるであろう。
発明の要約 体重維持および/または減量(後記本文中、集合的に
「体重抑制」と記載される)を促進するための方法は、
所望でない性ホルモンの合成の生物学的応答を引き起こ
すことには実質的に有効ではないが、所望の体重抑制を
促進する生物学的応答を刺激するのに有効である、Δ5
−アンドロステンの有効に体重を抑制する量を用いて被
検者を治療する手段を含む。
所望でない生物学的応答なしに、所望の有用な生物学
的な応答を提供するΔ5−アンドロステンは下記のもの
を包含する: Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オ
ン (1) Δ5−アンドロステン−3β−オール−7,17−ジオン
(2) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
(3) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン (4) Δ5−アンドロステン−3β−アセトキシ−7,16,17
−トリオン (5) Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジヒドロキシ−
7,17−ジオン (6) Δ5−アンドロステン−3β−プロピオノキシ−16β
−アセトキシ−7,17−ジオン (7) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
−16−オン (8) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7,16
−ジオン (9) Δ5−アンドロステン−3β,16α,17β−トリオール
−7−オン (10) ならびにそれらの誘導体(該誘導体中、ヒドロキシルま
たはケト置換基の1またはそれ以上は加水分解によって
上記化合物に変換できる基である)。
このような加水分解され得る基の例は、(i)直鎖ま
たは枝分かれ鎖の、飽和または不飽和の炭素原子数2な
いし22の脂肪酸、(ii)炭素原子数7ないし12の芳香族
酸、(iii)ステロイドにおいてカルボキシル基一つの
みがヒドロキシル基(類)によってエステル化されてい
る炭素原子数3またはそれより炭素原子数の多いジカル
ボン酸、あるいは(iv)無機酸例えば硫酸または燐酸、
からなる群から選択された酸を用いてエステル化されて
いるヒドロキシル基を含む。
最良の形態を包含する発明の詳細な説明 下で同定されるΔ5−アンドロステンは食欲に影響を
与えることなしに、および性ホルモンの製造を刺激する
ことなしに体重制御を促進する能力を含む特性のユニー
クな組合せを有する。
Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オ
ン (1) Δ5−アンドロステン−3β−オール−7,17−ジオン
(2) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
(3) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン (4) Δ5−アンドロステン−3β−アセトキシ−7,16,17
−トリオン (5) Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジヒドロキシ−
7,17−ジオン (6) Δ5−アンドロステン−3β−プロピオノキシ−16β
−アセトキシ−7,17−ジオン (7) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
−16−オン (8) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7,16
−ジオン (9) Δ5−アンドロステン−3β,16α,17β−トリオール
−7−オン (10) および1個またはそれ以上のヒドロキシルまたはケト置
換基が加水分解によりそれらに変換され得る基である上
記化合物の誘導体。
そのような加水分解性基の例は(i)ノルマルまたは
分岐した、飽和または不飽和の炭素原子数2ないし22の
脂肪酸、(ii)炭素原子数7ないし12の芳香族酸、(ii
i)炭素原子数3またはそれ以上のジカルボン酸であっ
て、その中のカルボキシル基の1個だけがステロイド上
でヒドロキシル基にエステル化されているもの、および
(iv)無機酸、例えば硫酸およびリン酸からなる群から
選択される酸でエステル化されたヒドロキシル基を包含
する。
これらのステロイドはまた、カルバメートまたは腸
管、血液および/または体組織内に特定のステロイドを
放出し得るようなその他の誘導体として投与され得る。
所望の生物学的活性はステロイド部分の作用である。あ
る部分(基)の誘導はステロイドの安定化、ステロイド
の天然の風味(におい,味等)にさらに風味を付与する
こと、もしくは曖昧にすること、またはステロイドの吸
収の速度に影響を与えること等のさまざまな有用な作用
を果たし得る。
合成 (1)Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17
−オン(7α−ヒドロキシDHEA) Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オ
ン(7α−ヒヒドロキシDHEA)は以下の化合物を順次合
成することにより市販のDHEAアセテートから合成され得
る: Δ5−アンドロステン−3β−ヒドロキシ−17−オン
アセテート(DHEAアセテート) Δ5−アンドロステン−3β−ヒドロキシ−7−ブロ
モ−17−オンアセテート(7−Br DHEAアセテート) Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジヒドロキシ−17
−オンジアセテート(7−OH DHEAジアセテート) Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジヒドロキシ−17
−オン(7−ヒドロキシDHEA)。
Δ5−アンドロステン−3β−ヒドロキシ−7−ブロ
モ−17−オンアセテート(7−ブロモDHEAアセテート)
はΔ5−アンドロステン−3β−ヒドロキシ−17−オン
アセテート(DHEAアセテート)を臭化剤、例えばジブロ
マンチン(1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイ
ン)またはN−ブロモスクシンイミドと反応させること
によりDHEAアセテートから合成され得る。7−ブロモDH
EAアセテートは不安定であり、そして工程の次の段階に
おいてすぐに使用されなければならない。
7−ブロモDHEAアセテートは7α−ブロモおよび7β
−ブロモの異性体混合物からなる。異性体混合物は、Co
nfalone,P.N.,Kulesha,I.D.およびUskokovic,M.R.Jour.
Org.Chem.,vol.46,pp1030−1032(1981)にコレステロ
ール誘導体を平衡化させるために記載された方法に従っ
て7α−ブロモDHEAアセテートに平衡化させ得る。具体
的に、7−ブロモDHEAアセテートの異性体混合物を冷却
した無水LiBrと接触させ、そして光から遮断し、7αお
よび7βの異性体混合物からの生成物を優先的に7αに
変換する。
Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジヒドロキシ−17
−オンジアセテート(7−ヒドロキシDHEAジアセテー
ト)は7−ブロモDHEAアセテートを氷酢酸および粉末酢
酸銀の混合物と適当な溶媒、例えば塩化メチレンおよび
アセトンの混合物中室温で反応させることにより7−ブ
ロモDHEAアセテートから合成され得る。
Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジヒドロキシ−17
−オン(7−ヒドロキシDHEA)は7−ヒドロキシDHEAジ
アセテートをメタノール中に溶解させ、そして溶解させ
た7−ヒドロキシDHEAジアセテートを適当な塩基、例え
ばNa2CO3を含有する水溶液と反応させることにより7−
ヒドロキシDHEAジアセテートから合成され得る。
合成された7−ヒドロキシDHEAは次いで、(i)メタ
ノールを真空中で蒸発させ、(ii)7−ヒドロキシDHEA
を適当な有機溶媒、例えばジクロロメタン中に抽出し、
(iii)有機溶媒を真空中で蒸発させ、(iv)7−ヒド
ロキシDHEAを含有する抽出された固体を適当な有機溶
媒、例えばエタノールと共沸乾燥させ、(v)抽出され
た固体をアセトン中に溶解し、次いで(vi)アセトン溶
液にヘキサンを添加して、Δ5−アンドロステン−3
β,7α−ジオール−17−オン(7−ヒドロキシDHEA)の
精製結晶を製造する。
Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オ
ン(7α−ヒドロキシDHEA)結晶の第2の回収物は得ら
れた溶液を室温未満に冷却することにより得られ得る。
(2)Δ5−アンドロステン−3β−オール−7,17−ジ
オン(7−ケトDHEA) Δ5−アンドロステン−3β−オール−7,17−ジオン
(7−ケトDHEA)は以下の化合物を順次合成することに
より市販のDHEAアセテートから合成され得る: 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−17オン
(DHEAアセテート) 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジ
オン(7−オンDHEAアセテート) Δ5−アンドロステン−3β−ヒドロキシ−7,17−ジ
オン(7−オンDHEA)。
3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジ
オン(7−オンDHEAアセテート)は3β−アセトキシ−
Δ5−アンドロステン−17オン(DHEAアセテート)を酸
化剤CrO3とFieser,L.F.,Jour.Am.Chem.Soc.,vol.75,pp4
386−4394(1953)に概略が記載された方法に従って反
応させることによりDHEAアセテートから合成され得る。
Δ5−アンドロステン−3β−ヒドロキシ−7,17−ジ
オン(7−オンDHEA)は7−ヒドロキシDHEAの合成およ
び精製に関連して上記した脱エステル化および精製工程
を行うことにより7−オンDHEAアセテートから合成さ
れ、そして精製され得る。
(3)Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオ
ール(7α−ヒドロキシ−アンドロステンジオール) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
(3)は以下の化合物を順次合成することにより市販の
アンドロステンジオール−ジアセテートから合成され得
る: Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−ジア
セテート(20) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
ブロモ−ジアセテート(21) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
−3,7,17−トリアセテート(22) Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
(3)。
Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
ブロモジアセテート(21)はΔ5−アンドロステン−3
β,17β−ジオール−ジアセテート(20)を臭化剤、例
えばジブロマンチン(1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒ
ダントイン)またはN−ブロモスクシンイミドと反応さ
せることにより市販のΔ5−アンドロステン−3β,17
β−ジオール−ジアセテート(20)から合成され得る。
合成された7−ブロモ−アンドロステンジオールジアセ
テート(21)は不安定であり、そしてすぐに使用されな
ければならない。
7−ブロモ−アンドロステンジオールジアセテート
(21)は7α−ブロモ−アンドロステンジオールジアセ
テート(21a)および7β−ブロモ−アンドロステンジ
オールジアセテート(21b)の異性体混合物を含有し、
該混合物はConfalone,P.N.,Kulesha,I.D.およびUskokov
ic,M.R.Jour.Org.Chem.,vol.46,pp1030−1032(1981)
に記載された方法に従って7α−ブロモ−アンドロステ
ンジオール(21a)に平衡化させ得る。具体的に、7−
ブロモ−アンドロステンジオールジアセテートの異性体
混合物(21aおよび21b)を無水LiBrと接触させ、そして
光から遮断し、7αおよび7βの異性体混合物からの生
成物を優先的に7αに変換する。
Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
−3,7,17−トリアセテート(22)は7α−ブロモ−アン
ドロステンジオールジアセテート(21a)を氷酢酸およ
び酢酸銀の混合物と適当な溶媒、例えば塩化メチレンお
よびアセトンの混合物中で反応させることにより7α−
ブロモ−アンドロステンジオールジアセテート(21a)
から合成され得る。
Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
(3)はメタノール中の7α−ヒドロキシ−アンドロス
テンジオールトリアセテート(22)を適当な塩基、例え
ばNa2CO3を含有する水溶液と反応させることにより7α
−ヒドロキシ−アンドロステンジオールトリアセテート
(22)から合成され得る。
合成された7α−ヒドロキシ−アンドロステンジオー
ル(3)は次いで、(i)メタノールを真空中で蒸発さ
せ、(ii)7α−ヒドロキシ−アンドロステンジオール
(3)を適当な有機溶媒、例えばジクロロメタン中に抽
出し、(iii)有機溶媒を真空中で蒸発させ、(iv)7
α−ヒドロキシ−アンドロステンジオール(3)を含有
する抽出された固体を適当な有機溶媒、例えばエタノー
ルと共沸乾燥させ、(v)抽出された固体をアセトン中
に溶解し、次いで(vi)アセトン溶液にヘキサンを添加
して、Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオ
ール(7α−ヒドロキシ−アンドロステンジオール)
(3)の精製結晶を製造する。
Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
結晶の第2の回収物は得られた溶液を室温未満に冷却す
ることにより得られ得る。
(4)Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−
7−オン(7−ケト−アンドロステンジオール) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン(4)は以下の化合物を順次合成することにより市
販のアンドロステンジオール−ジアセテートから合成さ
れ得る: Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン−ジアセテート(41) Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン(4)。
Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン−ジアセテート(41)はΔ5−アンドロステン−3
β,17β−ジオール−ジアセテート(アンドロステンジ
オール−ジアセテート)(40)を酸化剤CrO3とFieser,
L.F.,Jour.Am.Chem.Soc.,vol.75,pp4386−4394(1953)
に概略が記載された方法に従って反応させることにより
該アンドロステンジオール−ジアセテート(40)から合
成され得る。
Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−
オン(7−ケト−アンドロステンジオール(4)は7α
−ヒドロキシDHEAジアセテートから7α−ヒドロキシDH
EA(1)の合成および精製に関連して上記した脱エステ
ル化および精製工程を行うことによりΔ5−アンドロス
テン−3β,17β−ジオール−7−オン−ジアセテート
(41)から合成され、そして精製され得る。
(5)Δ5−アンドロステン−3β−アセトキシ−7,1
6,17−トリオン Δ5−アンドロステン−3β−アセトキシ−7,16,17
−トリオン(5)は以下の化合物に順次変換することに
より市販のDHEAアセテートから合成され得る: 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−17−オン
(DHEA−アセテート)を 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジ
オン(51)に、これを 3β−アセトキシ−17−ヒドロキシ−Δ5,Δ16−アン
ドロスタジエン−7−オン−トリメチルシリルエーテル
(52a)30%および 3β−トリメチルシリルアセトキシ−17−ヒドロキシ
−Δ5,Δ16−アンドロスタジエン−7−オン−トリメチ
ルシリルエーテル(52b)70%に、これらを 3β−アセトキシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アン
ドロステン−7,17−ジオン(53a)および 3β−トリメチルシリルアセトキシ−16−フェニルセ
レノ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン(53b)
に、これを 3β−アセトキシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アン
ドロステン−7,17−ジオン(53a)に、これを 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−16−フェ
ニルセレノ−7,17−ジオン(54)および 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−16−フェ
ニルセレノ−16−m−クロロベンゾエート7,17−ジオン
(55b)に、これらを 3β−アセトキシ−16−m−クロロベンゾエート−Δ
5,Δ15−アンドロスタジエン−7,17−ジオン(56)およ
び 3β,16−ジアセトキシ−Δ5,Δ15−アンドロスタジ
エン−7,17−ジオン(57)に、これらを 3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,16,17
−トリオン(5)に変換する。
3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジ
オン(51)は3−β−アセトキシ−Δ5−アンドロステ
ン−17−オン(DHEA−アセテート)を酸化剤CrO3とFies
er,L.F.,Jour.Am.Chem.Soc.,vol.75,pp4386−4394(195
3)に概略が記載された方法に従って反応させることに
より該DHEA−アセテートから合成され得る。
3β−(トリメチルシリル)アセトキシ−17−ヒドロ
キシ−Δ5,Δ16−アンドロスタジエン−7−オントリメ
チルシリル−アンドロスタジエン−7−オントリメチル
シリルエーテル(52a)70%の混合物は3β−アセトキ
シ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン(51)をリチ
ウムジイソプロピルアミドと、トリメチルクロロシラン
の存在下、適当な溶媒、例えばテトラヒドロフラン中−
78℃で反応させることにより3β−アセトキシ−Δ5−
アンドロステン−7,17−ジオン(51)から合成され得
る。
3β−アセトキシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アン
ドロステン−7,17−ジオン(53a)および3β−(トリ
メチルシリル)アセトキシ−16−フェニルセレノ−Δ5
−アンドロステン−7,17−ジオン(53b)は、3β−ア
セトキシ−17−ヒドロキシ−Δ5,Δ16−アンドロスタジ
エン−7−オントリメチルシリルエーテル(52a)およ
び3β−トリメチルシリルアセトキシ−17−ヒドロキシ
−Δ5,Δ16−アンドロスタジエン−7−オントリメチル
シリルエーテル(52b)の混合物をベンゼンセレネニル
クロリドとピリジンおよび適当な溶媒、例えばテトラヒ
ドロフランの存在下、−78℃で反応させることにより、
それぞれ上記化合物52aおよび52bから合成され得る。
(53)混合物をテトラ−n−ブチルアンモニウムフロ
リドと適当な溶媒系、例えばエーテル−ジクロロメタン
−テトラヒドロフラン−水中で処理することにより、
(53)混合物内で(53b)を(53a)に変換するために、
(53)混合物の(53b)画分上のC3炭素原子に結合した
炭素シリル化アセテートは脱シリル化されてもよい。
3β,16−ジアセトキシ−Δ5−アンドロステン−16
−フェニルセレノ−7,17−ジオン(54)は、3β−アセ
トキシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−
7,17−ジオン(53a)をIkota,N.;Ganem,B.Jour.Org.Che
m.,vol.43,pp.1607−1608(1978)に概略記載したセレ
ノ−プンメレール反応に供することにより3β−アセト
キシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−7,
17−ジオン(53a)から合成され得る。要するに、3β
−アセトキシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アンドロス
テン−7,17−ジオン(53a)はm−クロロパー安息香酸
および無水酢酸と適当な溶媒中で順次反応させる。3β
−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−16−フェニルセ
レノ−16−m−クロロベンゾエート−7,17−ジオン(5
5)はまたこの反応の間に合成される。
3β,16−ジアセトキシ−Δ5,Δ15−アンドロスタジ
エン−7,17−ジオン(57)は3β,16−ジアセトキシ−
Δ5−アンドロステン−16−フェニルセレノ−7,17−ジ
オン(55)から酸化的脱水素化により合成され得る。
(55)と存在する3β−アセトキシ−Δ5−アンドロス
テン−16−フェニルセレノ−16−m−クロロベンゾエー
ト−7,17−ジオン(54)は、所望によりクロマトグラフ
ィーにより分離され得る3β−アセトキシ−16−m−ク
ロロベンゾエート−Δ5,Δ15−アンドロスタジエン−7,
17−ジオン(56)を製造する。
3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,16,17
−トリオン(5)は3β−アセトキシ−Δ5,Δ15−アン
ドロスタジエン−16−m−クロロベンゾエート−7,17−
ジオン(56)および/または3β,16−ジアセトキシ−
Δ5,Δ15−アンドロスタジエン−7,17−ジオン(57)を
トリエチルアミンとメタノール中で処理することにより
合成され得る。
(6)Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジヒドロキ
シ−7,17−ジオン(7−ケト−16α−ヒドロキシDHEA) 3β,16α−ジヒドロキシ−Δ5−アンドロステン−
7,17−ジオンはDHEAプロピオネートから以下の順序で合
成され得る。DHEAプロピオネートはDHEAの単純なエステ
ル化により製造され得る。
3β−プロピオノキシ−Δ5−アンドロステン−17−
オン(DHEAプロピオネート)を 3β−プロピオノキシ−Δ5−アンドロステン−7,17
−ジオン(61)に、これを 3β−プロピオノキシ−17−ヒドロキシ−Δ5,Δ16−
アンドロスタジエン−7−オントリメチルシリルエーテ
ル(62)に、これを 3β−プロピオノキシ−16α−ヒドロキシ−Δ5−ア
ンドロステン−7,17−ジオン(63)に、これを 3β,16α−ジヒドロキシ−Δ5−アンドロステン−
7,17−ジオン(6)に変換する。
3β−プロピオノキシ−Δ5−アンドロステン−7,17
−ジオン(61)(NMRが表8にまとめられている)は3
β−プロピオノキシ−Δ5−アンドロステン−17オン
(DHEAプロピオネート)を酸化剤CrO3とFieser,L.F.,Jo
ur.Am.Chem.Soc.,vol.75,pp4386−4394(1953)に概略
が記載された方法に従って反応させることにより該DHEA
−プロピオネートから合成され得る。
3β−プロピオノキシ−17−ヒドロキシ−Δ5,Δ16−
アンドロスタジエン−7−オントリメチルシリルエーテ
ル(62)は3β−プロピオノキシ−Δ5−アンドロステ
ン−7,17−ジオン(61)をリチウムジイソプロピルアミ
ドと、トリメチルクロロシランの存在下、適当な溶媒、
例えばテトラヒドロフラン中−78℃で反応させることに
より3β−プロピオノキシ−Δ5−アンドロステン−7,
17−ジオン(61)から合成され得る。
3β−プロピオノキシ−16α−ヒドロキシ−Δ5−ア
ンドロステン−7,17−ジオン(63)は、3β−プロピオ
ノキシ−17−ヒドロキシ−Δ5,Δ16−アンドロスタジエ
ン−7−オントリメチルシリルエーテル(62)からm−
クロロパー安息香酸とのテトラヒドロフラン中での酸
化、およびそれに次ぐ1N HC1との処理により合成され
得る。
最終的な所望の生成物3β,16α−ジヒドロキシ−Δ
5−アンドロステン−7,17−ジオン(6)は次いで3β
−プロピオノキシ−16α−ヒドロキシ−Δ5−アンドロ
ステン−7,17−ジオン(63)からメタノール中の硫酸と
の処理により合成され得る。
(7)Δ5−アンドロステン−3β−プロピオノキシ−
16β−アセトキシ−7,17−ジオン(7−ケト−16β−ア
セトキシDHEAプロピオネート) Δ5−アンドロステン−3β−プロピオノキシ−16β
−アセトキシ−7,17−ジオン(7)は、上記の一連の反
応に従って製造されたΔ5−アンドロステン−3β−プ
ロピオノキシ−16α−ヒドロキシ−7,17−ジオン(63)
から合成され得る。Δ5−アンドロステン−3β−プロ
ピオノキシ−16α−ヒドロキシ−7,17−ジオンはHughe
s,D.L.;Reamer,R.A.;Bergan,J.J.;Grabowski,E.J.J.Jou
r.Am.Chem.Soc.,vol.110,pp.6487−6491に記載されたミ
ツノブ(Mitsunobu)条件に従って処理されて、配置を
変換し、そして16個のヒドロキシル基をアセチル化す
る。
(8)Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオ
ール−16−オン Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
−16−オン8(8)は、Δ5−アンドロステン−3β,1
6α−ジヒドロキシ−17−オンジアセテート(81)から
合成できる。出発物質:Δ5−アンドロステン−3β,1
6α−ジヒドロキシ−17−オンジアセテート(81)は、N
umazawa,M.and Osawa,Y.Streroids,vol.32,p519(197
8)に記載された方法に従って製造できる。
Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジアセトキシ−
7−ブロモ−17−オン(82)は、Δ5−アンドロステン
−3β,16α−ジアセトキシ−17−オン(81)を臭素化
剤、例えばジブロモマンチン(1,3−ジブロモ−5,5−ジ
メチルヒダントイン)と反応させることにより、Δ5−
アンドロステン−3β,16α−ジアセトキシ−17−オン
(81)から製造できる。Δ5−アンドロステン−3β,1
6α−ジアセトキシ−7−ブロモ−17−オン(82)は、
不安定でありその方法の次の段階で直ぐ使用さなければ
ならない。
Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジアセトキシ−
7−ブロモ−17−オン(82)は、7α−ブロモと7β−
ブロモ−異性体の異性体混合物を含有する。その異性体
混合物は、Confalone,P.N.,Kulesha,I.D.,and Uskokovi
c,M.R.Jour.Org.Chem.,vol.46,pp1030−1032(1981)中
にコレステロール誘導体を平衡化するために記載された
方法に従って、7α−ブロモ体へ平衡化されてもよい。
即ち、異性体混合物を冷無水LiBrと接触させそして光
から遮断して、その生成物を7αと7βの異性体混合物
から7αが主であるものに変換する。
Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジアセトキシ−
7α−ヒドロキシ−17−オン(83)を、Δ5−アンドロ
ステン−3β,16α−ジアセトキシ−7α−ブロモ−17
−オン(82)から、Δ5−アンドロステン−3β,16α
−ジアセトキシ−7α−ブロモ−17−オン(82)を氷酢
酸と酢酸銀粉末の混合物と室温で適当な溶媒中、例えば
塩化メチレンとアセトンの混合物中で、反応させること
により合成してもよい。この反応では、Δ5−アンドロ
ステン−3β,7α,16α−トリアセトキシ−17−オンも2
0%の収率で生成する。
Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリヒドロ
キシ−16−オン(8)は、Δ5−アンドロステン−3
β,16α−ジアセトキシ−7α−ヒドロキシ−17−オン
(83)から、Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジア
セトキシ−7α−ヒドロキシ−17−オン(83)を室温で
K2CO3のメタノール溶液に溶解しそしてその溶液を2時
間にわたり攪拌することにより、合成できる。そのアル
カリ性溶液は、17−ケト型をエノール化してより安定な
17−ヒドロキシ−16−オン型にする。次に、Δ5−アン
ドロステン−3β,7α,17−トリヒドロキシ−16−オン
(8)は、不溶性の塩をろ過して除き、メタノールを減
圧下留去し、クロマトグラフィーによる精製と化合物の
抽出により単離できる。そのステロイドは、熱メタノー
ル/エーテル溶液から冷却により結晶化する。
(9)Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−
7,16−ジオン Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7,16
−ジオンは、3β−プロピオノキシ−16α−ヒドロキシ
−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン(63)から、3
β−プロピオノキシ−16α−ヒドロキシ−Δ5−アンド
ロステン−7,17−ジオン(63)をメタノール中で5%重
炭酸ナトリウム水溶性で処理することにより合成でき
る。
(10)Δ5−アンドロステン−3β,16α,17β−トリオ
ール−7−オン Δ5−アンドロステン−3β,16α,17β−トリオール
−7−オン(10)は、3β,16α,17β−トリアセトキシ
−Δ5−アンドロステンから、3β,16α,17β−トリア
セトキシ−Δ5−アンドロステンを、Fieser,L.F.,Jou
r.Am.Chem.Soc.,vol.75,pp4386−4394(1953)に略述さ
れている方法に従って酸化剤のCrO3と反応させ、続いて
アセチル基を加水分解することにより合成できる。
それによって不当に制限することを意図することなし
に、上で同定したステロイドを、生理学的活性を喪失す
ることなしに、いろいろの有機酸と硫酸又はリン酸のよ
うな無機酸によりヒドロキシル基をエステル化すること
により変形されてもよいと確信される。
治療 治療対象は、ここで特定されたステロイドを使用する
経口または注射を包含する一般的方法により治療されて
よい。多くの因子が所望の生理学的応答を得るのに要求
される薬量に影響を与えるものの、体重100キログラム
当たり、日当たり、約0.1ないし2グラム、好ましくは
0.5ないし2グラムでの治療が、体重調節を制御するの
に概して有効であるだろう。体重100キログラム当た
り、日当たり、0.1グラムより少ない薬量は、体重増加
を防ぐのに概して無効であるものの、体重100キログラ
ム当たり、日当たり、約2グラムより多い薬量は、治療
経費を増すに係わらずそれに相当する治療効果が上がら
ない。治療対象に投与される最適薬量は、最適薬量がそ
の時の身体組成(脂質パーセント)、所望の効果(体重
増加維持 対 体重減少)、個々の食習慣(日当たりカ
ロリー摂取量)等に依存するので、その場合に特異的で
ある。期待されるように、各々のプログラムではカロリ
ー摂取は同量であると仮定するならば、体重減少促進の
目的のために対象に投与される薬量は、体重維持を促進
するのに必要な薬量より多いであろう。
それによって不当に制限されることを意図することな
しに、ここで特定されたステロイドは、グリセロール−
3−リン酸デヒドロケナーゼとリンゴ酸酵素のような発
熱酵素の生産促進を仲介するために実際に係わる最終代
謝物へのDHEAの変換への経路に沿った代謝中間体である
とわれわれは信じている。
治療対象は、ここで特定されたステロイドの一種でも
って、スケジュールの実質的にいかなる時にも処理され
てよい。ここで特定されたステロイドは、ステロイドそ
のものが体内に活性状態で存在している間並びにステロ
イドにより誘導された発熱酵素の増加した濃度が上昇し
たままでいる間、体重調節するのを促進するのに有効で
あると信じられている。ステロイドとそれにより誘導さ
れる発熱酵素のin vivo life expectancyは依然として
十分に知られていない。しかし、ステロイドそのものは
体内に保存されずそして投与の数日内に排出されるか及
び/又は不活性化されると信じられている。従って、最
適に有効にするためには、処理中の対象は、毎日又は2
日毎に処理されるべきである。都合上、治療中の対象
は、最大より少ない性能でも容認されるならば、より少
ない頻度で例えば1週に一度で処理されてもよい。投薬
量と投薬速度に影響を与える要因から明瞭なように、各
々の個別の対象は注意深くそして頻繁に見直されそして
投薬量及び/又は投薬速度は個々の状況に合わせて変更
されなければならない。
実 施 例 実施例I (ステロイド1) 合成 Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オン (段階1)磁気攪拌機と還流コンデンサを付けた2リ
ットル、3頚の丸底フラスコ中へ、1000mlのヘキサン
(b.p.69−71゜),10グラム(0.03モル)のDHEAアセテ
ートおよび13.6g(0.16モル)のNaHCO3を入れて第一混
合物を形成した。その第一混合物をN2雰囲気下に置き、
絶えず攪拌しながら還流するまで加熱した。その還流し
ている第一混合物中へ臭素化剤としての6.11グラム(0.
021モル)のジブロマンチン(1,3−djbromo−5,5−ジメ
チルヒダントイン)を添加して第二混合物を形成した。
その第二混合物は、次第にオレンジ色に変化しその後そ
れは薄い白/黄色に急速に変化した。第二混合物を、30
分間にわたり還流し、室温に冷却しそして焼結ガラス漏
斗を通過させてろ過した。そのろ過残を50mlの塩化メチ
レンで洗浄しそして合わせたろ液を35℃以下の温度で乾
燥した。残留分(Δ5−アンドロステン−3β−オール
−7−ブロモ−17−オン)は貯蔵するのには不安定であ
り、次の段階2に直ぐ使用した。
(階段2)残留物を、1リットルの栓付フラスコ中で
80mlの塩化メチレンに磁気攪拌機で再溶解し、氷浴中に
入れた。再溶解したろ液へ、320mlの氷冷アセトン中の8
gの無水LiBrを添加して第三混合物を形成した。第三混
合物を光から遮断し、3時間にわたり連続的に攪拌し
た。主にΔ5−アンドロステン−3β−オール−7α−
ブロモ−17−オンを含有する得られた混合物を室温に暖
めそして次の段階3に直ぐ使用した。
(段階3)磁気攪拌機を附した500mlフラスコに、320
mlの塩化メチレン、80mlの氷酢酸と26グラムの酢酸銀を
添加して、第一懸濁液を形成した。
第一懸濁液を20分間にわたり室温で連続的に攪拌し
た。攪拌した第一懸濁液を絶えず攪拌しながら、Δ5−
アンドロステン−3β−オール−7α−ブロモ−17−オ
ンが主である第三混合物中に添加して、第二懸濁液を形
成した。その第二懸濁液を30分間にわたり室温で絶えず
攪拌した後、その懸濁液を焼結ガラス漏斗を通過させて
ろ過し、固体のろ過残を分離した。ろ過した固体のろ過
残を100mlの塩化メチレンで濯いだ。液を1000mlの水で
3回、1000mlの5%NaHCO3溶液で1回、そして更に2回
水で洗浄した。次いで、Δ5−アンドロステン−3β,7
α−ジオール−17−オンジアセテートを含有する有機混
合物をロータリエバポレータ上で乾涸した。
(段階4)乾燥した抽出固体を磁気攪拌機と還流コン
デンサーを付けた1リットル,3頚フラスコ中で500mlの
メタノールに再溶解して第四混合物を形成した。第四混
合物をN2雰囲気下に置き、絶えず攪拌しながら還流する
まで加熱した。その第四混合物中へ250mlの5%Na2CO3
水溶液を添加して第五混合物を形成した。第五混合物を
絶えず攪拌しながら45分間にわたり還流した。メタノー
ルをロータリエバポレータ上で留去して水性の第五混合
物を、氷酢酸の適当量で注意深くpH7にした。中和した
第五混合物を100mlの塩化メチレンで2回抽出した。Δ
5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オンの
塩化メチレン溶液をロータリエバポレータ上でほぼ乾涸
し、無水エタノールで共沸して乾燥し、そしてアセトン
で2回共沸して乾燥した。暖アセトンを乾燥した抽出固
体へ、固体が完全に溶解するまで添加して、第六混合物
を形成した。ヘキサンを、第六混合物に混合物が曇り始
めるまで添加し、その時点でΔ5−アンドロステン−3
β,7α−ジオール−17−オンの結晶が室温で形成し始め
た。
Δ5−アンドロステン−3β,7α−ジオール−17−オ
ンの結晶の第二取得物は、残った第六混合物を冷却する
ことにより得られた。
その結晶は187−189℃で融解した。アセトン/ヘキサ
ンから再結晶するとそれは192−193℃で融解した。
実施例II (ステロイド1) 合成 Δ5−アンドロステン−3β,7(αβ)−ジオール−17
−オン Δ5−アンドロステン−3β,7(αβ)−ジオール−
17−オンは、段階2を除いて、段階1からの乾涸した濾
液を段階3のための製造で単に塩化メチレン80ml中に再
溶解する以外は、実施例Iに記載された方法に従って製
造された。
実施例III (ステロイド2) 合成 Δ5−アンドロステン−3β−オール−7,17−ジオン (段階1)磁気攪拌機を付けそして水浴中に入れた50
mlフラスコ中に6.5mlの無水酢酸、23mlの酢酸、1.7グラ
ムの酢酸ナトリウムそして2グラムのDHEAアセテートを
入れて、第一混合物を形成した。第一混合物中へ2グラ
ムの三酸化クロムを30分間にわたって添加し第二混合物
を形成した。第一混合物を絶えず56−58℃の温度に保ち
そして三酸化クロムの添加の間連続的に攪拌した。次い
で、第二混合物を56−58℃に保ちそして更に1時間連続
的に攪拌した後、第二混合物を冷却しそして連続的に攪
拌しながら600mlの氷水中へゆっくりと注入して沈澱を
形成した。羊毛状の沈澱物を焼結ガラス漏斗上に集めそ
して緑色が消えるまで水で洗浄した。P2O5上で減圧下乾
燥した後、生成物を熱メタノール中に溶解しそして結晶
化して実質的に純粋なΔ5−アンドロステン−3β−ア
セトキシ−7,17−ジオンを得た:融点184−185℃。
(段階2)沈澱物を、磁気攪拌機と還流コンデンサー
を付けた1リットルの、3頚の、丸底フラスコの中で50
0mlのメタノールに再溶解して第三混合物を形成した。
その第三混合物をN2雰囲気下に置き、還流するまで常時
攪拌下加熱した。その第三混合物中に250mlの5%Na2CO
3溶液を添加して第四混合物を形成した。その第四混合
物を常時攪拌下45分間にわたり還流した。メタノールを
ロータリエバポレータ上で留去しそして水性の第四混合
物を注意深く氷酢酸の適当量でpH7にした。中和した第
四混合物を100mlの塩化メチレンで2回抽出し、二つの
塩化メチレン部分を合わせそして塩化メチレンを減圧下
留去した。次いで、抽出した固体を、1番目に無水エタ
ノールでそして2番目にアセトンで2回、共沸的に乾燥
した。メタノールを、固体が完全に溶解するまで、乾
燥、抽出した固体に添加して第五混合物を形成した。ヘ
キサンを、第五混合物に、混合物が曇り始めるまで添加
し、その時点でΔ5−アンドロステン−3β−オール−
7,17−ジオンの結晶が室温で形成した。
Δ5−アンドロステン−3β−オール−7,17−ジオン
の2番目の取得物は、残りの第六混合物を冷却すること
により得られた。
得られた生成物は、235−238℃の融点を持つ。
実施例IV (ステロイド3) 合成 Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール (段階1)磁気攪拌機と還流コンデンサーを付けた2
リットルの丸底フラスコ中へ、1000mlのヘキサン(b.p.
69−71゜)、10グラム(0.03モル)のΔ5−アンドロ
ステン−3β,17β−ジオールジアセテートと13.6グラ
ム(0.16グラム)のNaHCO3を入れて、第一混合物を形成
した。その第一混合物をN2雰囲気下に置き、常時攪拌下
加熱して還流した。その還流している第一混合物中へ6.
11g(0.021モル)の臭素化剤としてのジブロモマンチン
(1,3−dibromo−5,5−ジメチルヒダントイン)を添加
して第二混合物を形成した。その第二混合物は、次第に
オレンジ色に変化しその後それは薄い白/黄色に急速に
変化した。第二混合物を、30分間にわたり還流し、室温
に冷却しそして焼結ガラス漏斗を通過させてろ過した。
そのろ過残を50mlの塩化メチレンで洗浄しそして35℃以
下の温度でロータリエバポレータ上で乾燥した。乾涸し
た濾液(Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール
−7−ブロミド)は貯蔵するのには不安定であり、次の
段階2に直ぐ使用した。
(段階2)乾涸した濾液を、フラスコ中で80mlの塩化
メチレンに磁気攪拌機で再溶解し、氷浴中に入れた。再
溶解したろ過物へ、320mlの氷冷アセトン中の8gの無水L
iBrを添加して第三混合物を形成した。第三混合物を光
から遮断し、3時間にわたり連続的に攪拌した。主にΔ
5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7α−ブ
ロマイドを含有する得られた混合物を室温にまで暖めそ
して次の段階3に直ぐ使用した。
(段階3)磁気攪拌機を附した500mlフラスコに、320
mlの塩化メチレン、80mlの氷酢酸と26グラムの酢酸銀を
添加して、第一懸濁液を形成した。
第一懸濁液を20分間にわたり室温で連続的に攪拌し
た。攪拌した第一懸濁液を絶えず攪拌しながら、Δ5−
アンドロステン−3β,17β−ジオール−7α−ブロミ
ドが主である第三混合物中に添加して、第二懸濁液を形
成した。その第二懸濁液を30分間にわたり室温で絶えず
攪拌した後、その懸濁液を焼結ガラス漏斗を通過させて
ろ過した。ガラス漏斗上に保持されたろ過残を10mlの塩
化メチレンで濯いだ。液を1000mlの水で3回洗浄し、10
00mlの5%NaHCO3溶液で中和し、そして更に2回水で洗
浄した。Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリ
オール−3,17−ジアセテートを含有する得られた混合物
をロータリエバポレータ上で乾涸した。
(段階4)乾燥した抽出固体を磁気攪拌機と還流コン
デンサーを付けた1リットル,3頚フラスコ中で500mlの
メタノールに再溶解して第四混合物を形成した。第四混
合物をN2雰囲気下に置き、絶えず攪拌して還流するまで
加熱した。その第四混合物中へ250mlの5%Na2CO3水溶
液を添加して第五混合物を形成した。第五混合物を絶え
ず攪拌しながら45分間にわたり還流した。メタノールを
ロータリエバポレータ上で留去して水性の第五混合物
を、氷酢酸の適当量で注意深くpH7にした。中和した第
五混合物を100mlの塩化メチレンで2回抽出し、合わせ
た抽出物を減圧下蒸0した。抽出固体(Δ5−アンドロ
ステン−3β,7α,17β−トリオール)を、蒸水エタノ
ールで共沸して乾燥し、そして2回アセトンで共沸して
乾燥した。暖アセトンを乾燥した抽出固体へ、固体が完
全に溶解するまで添加して、第六混合物を形成した。ヘ
キサンを、第六混合物に、その混合物が曇り始めるまで
添加し、その時点でΔ5−アンドロステン−3β,7α,1
7β−トリオールの結晶が室温で形成した。
Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−トリオール
の結晶の第二取得物は、残った第六混合物を冷却するこ
とにより得られた。
実施例V (ステロイド3) 合 成 Δ5−アンドロステン−3β,7(αβ),17β−トリオ
ール 段階2は、段階3の製造における塩化メチレン80ml中
に単に再可溶化された段階1からの乾燥濾過物を除外し
たことを除いて、実施例IVにて述べた手順に従って、Δ
5−アンドロステン−3β,7(αβ),17β−トリオー
ルを製造した。
実施例VI (ステロイド4) 合 成 Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−7−オ
ン (段階1)電磁攪拌機および水浴を備えた50mlフラスコ
の中に、無水酢酸6.5ml、酢酸23ml、酢酸ナトリウム1.7
g、およびアンドロステンジオールジアセテート2gを投
入して、第一の混合物を作った。第一の混合物の中に三
酸化クロム2gを30分間にわたって加えて、第二の混合物
を作った。三酸化クロムの添加の間、第一の混合物を56
−58℃の一定の温度に維持しかつ連続攪拌した。第二の
混合物を56−58℃に維持しそして第二の混合物を冷却し
た後さらに1時間の間連続攪拌し、そして氷水600mlの
中に連続攪拌しながらゆっくりと注ぎ入れて、沈殿物を
生成した。柔毛様の沈殿物を焼結ガラス漏斗に通して濾
過し、もはや緑色でなくなるまで水で洗浄し、そして真
空乾燥した。
(段階2)乾燥濾過物を、電磁攪拌機および還流冷却器
を備えた1丸底フラスコ中のメタノール500mlに再可
溶化して、第三の混合物を作った。第三の混合物をN2
囲気下に置きそして一定の攪拌のもと還流加熱した。第
三の混合物の中にNa2CO3の5%水溶液250mlを加えて、
第四の混合物を作った。第四の混合物を一定の攪拌の下
45分間還流した。メタノールを回転蒸発(rotovap)さ
せて除きそして適当量の氷酢酸を用いて水性の第四の混
合物を慎重にpH7にまでもってくる。中和された第四の
混合物をジクロロメタン100mlずつで2回抽出しそして
集められたジクロロメタン抽出物を真空蒸発させた。そ
の後抽出されたソリッドを最初に無水アルコールにより
そして次いでアセトンにより2回共沸乾燥した。ソリッ
ドが完全に溶解するまでメタノールを乾燥された抽出ソ
リッドに加えて、第五の混合物を作った。ヘキサンを第
五の混合物に混合物が曇り始めるまで添加し、その時点
にて、Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオール−
7−オンの結晶が室温にて生成した。
生じた生成物は、200−202℃の融点を有していた。
実施例VII (ステロイド5) 合 成 Δ5−アンドロステン−3β−アセトキシ−7,16,17−
トリオン (段階1)電磁攪拌機および水浴を備えた50mlフラスコ
の中に、無水酢酸6.5ml、酢酸23ml、酢酸ナトリウム1.7
g、およびDHEAアセテート2gを投入して、第一の混合物
を作った。第一の混合物の中に三酸化クロム2gを30分間
にわたって加えて、第二の混合物を作った。三酸化クロ
ムの添加の間、第一の混合物を56−58℃の一定の温度に
維持しかつ連続攪拌した。
(段階2)第二の混合物を56−58℃に維持し、そして第
二の混合物を冷却した後さらに1時間の間連続攪拌し、
そして氷水600mlの中に連続攪拌しながらゆっくりと注
ぎ入れて、沈殿物を生成した。柔毛様の沈殿物を焼結ガ
ラス漏斗に集め、そしてもはや緑色でなくなるまで水で
洗浄した。P2O5上で真空乾燥した後、生成物をメタノー
ル中に溶解しそして再結晶化して、184−185℃の融点を
有する、実質的に純粋な3β−アセトキシ−Δ5−アン
ドロステン−7,17−ジオン(51)を得た。
(段階3)電磁攪拌機を備えそしてドライアイス浴中に
保持された第二の50ml丸底フラスコの中に、3β−アセ
トキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン(51)1.
00g(2.90ミリモル)および生のテトラヒドロフラン20m
lを置いて、第三の混合物を作った。第三の混合物をN2
雰囲気下に置いた。第三の混合物の中にトリメチルクロ
ロシラン1.07ml(8.43ミリモル)を添加して、第四の混
合物を作った。第四の混合物をN2雰囲気下に置きそして
−78℃に冷却した。
(段階4)電磁攪拌機を備えそしてドライアイス浴中に
保持された第三の25ml丸底フラスコの中に、ジイソプロ
ピルアミン1.07ml(7.66ミリモル)、ヘキサン中のn−
ブチルリチウム1.94M溶液3.60ml(6.96ミリモル)およ
びテトラヒドロフラン4mlを置いて、リチウムジイソプ
ロピルアミドを生成した。溶液(LDA溶液)をN2雰囲気
下−78℃にて調製した。LDA溶液を僅かに暖めてその中
の総てのソリッドを溶解しそして、N2雰囲気下、カニュ
ーレを通して第四の混合物に添加して、第五の混合物を
作った。
(段階5)第五の混合物をドライアイス浴から取り除き
そして室温まで15分間加温し、その時点でトリエチルア
ミン1.25mlを第五の混合物に添加して、第六の混合物を
作った。分液漏斗の中にヘキサン40ml、飽和Na2HCO3
溶液40ml、および第六の混合物を置いた。有機相をヘキ
サンにより抽出し、飽和NaCl水溶液により洗浄し、Na2S
O4上で乾燥しそして溶媒を除去して、乾燥有機ソリッド
1.42gを得た。有機ソリッドは、NMR(CDCl3)により、
3β−(トリメチルシリル)アセトキシ−17−ヒドロキ
シ−Δ5,Δ16−アンドロスタジエン−7−オン トリメ
チルシリルエーテル(52b)および3β−アセトキシ−1
7−ヒドロキシ−Δ5,Δ16−アンドロスタジエン−7−
オン トリメチルシリルエーテル(52a)のおよそ70:30
混合物と同定された。NMR分析の結果は、表1および表
2に記載した。
(段階6)電磁攪拌機を備えそしてドライアイス浴中に
保持された第四の100ml丸底フラスコの中に、段階5に
おいて得られた有機ソリッド2.85ミリモル、生のテトラ
ヒドロフラン20ml、および生のピリジン0.320ml(4.00
ミリモル)を置いて、第七の混合物を作った。第七の混
合物を−78℃に冷却しそしてN2雰囲気下に置いた。第七
の混合物の中に、テトラヒドロフラン4ml中のベンゼン
セレネニルクロリド0.710g(3.71ミリモル)を添加し
て、第八の混合物を作った。
(段階7)分液漏斗の中に0.5N HCl水溶液およびジク
ロロメタンの共溶媒系を投入した。共溶媒系の中に第八
の混合物を添加して、有機相を抽出した。第二の有機相
をジクロロメタンにより抽出し、続いて水および飽和Na
2HCO3水溶液により洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして溶
媒を除去して、有機オイル1.72gを得た。有機オイルを
クロマトグラフィー(シリカ100g;ヘキサン−酢酸エチ
ル[90:10乃至50:50]50ml画分により溶離される)によ
り第一および第二の有機画分1.44gずつ(画分14−1
7)、ジフェニルジセレニド(画分9−11)および未反
応の3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−
ジオン(51)(画分18−19)に分離した。第一および第
二の有機画分は、NMRにより、それぞれ3β−アセトキ
シ−16−フェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−7,
17−ジオン(53a)および3β−(トリメチルシリル)
アセトキシ−16−フェニルセレノ−Δ5−アンドロステ
ン−7,17−ジオン(53b)と同定された。NMR分析の結果
は、表3および表4に記載した。
(段階8)電磁攪拌機を備えた第五の100ml丸底フラス
コの中に、エーテル25ml、ジクロロメタン5mlおよび段
階7において得られた第二の有機画分(53b)1.19ミリ
モルを置いて、第九の混合物を作った。第九の混合物の
中にフッ化カリウム10%水溶液8mlおよびテトラヒドロ
フラン中の1M テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオ
リド溶液3mlを添加して、第十の混合物を作った。第十
の混合物を25℃に維持しそして2時間の間連続攪拌しそ
の後第十の混合物をエーテル−ヘキサン−水溶媒の中に
注入して、有機相を抽出した。抽出された有機相を水で
2回、飽和NaCl水溶液で1回洗浄し、Na2SO4上で乾燥
し、そして溶媒を除去して、3β−アセトキシ−16−フ
ェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン
(53a)0.594gを得た。
(段階9)電磁攪拌機を備えた第六の100ml丸底フラス
コの中に、ジクロロメタン25mlおよび3β−アセトキシ
−16−フェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−7,17−
ジオン(53a)1.10ミリモルを置いて、第十一の混合物
を作った。第十一の混合物を0℃に冷却しそして連続攪
拌下に保った。第十一の混合物の中にm−クロロ過安息
香酸(70%)0.296g(1.2ミリモル)を添加し、5分後
に続いてジメチルスルフィッド0.40mlを添加して、第十
三の混合物を生成した。第十三の混合物を冷えたNa2HCO
3水溶液50mlにより3回洗浄し、そしてNa2SO4に通して
濾過した。
(段階10)電磁攪拌機を備えた第七の250ml丸底フラス
コの中に、無水酢酸1.2ml、ピリジン1.2mlおよび第十三
の混合物の液相を置いて、第十四の混合物を作った。第
十四の混合物を室温にて1時間の間連続攪拌しその後飽
和Na2HCO3水溶液60mlを添加して、分離する有機層と無
機層を有する第十五の混合物を生成した。第十五の混合
物を連続攪拌しながら泡立ちが止むまでそれを維持し
た。有機層を分液漏斗中でひき出すことにより有機層を
無機層から分離した。分離された有機層を飽和Na2HCO3
水溶液により洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして溶媒を除
去して、乾燥有機ソリッド0.713gを得た。有機ソリッド
は、NMR(CDCl3)により、3β,16−ジアセトキシ−16
−フェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオ
ン(55)および3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステ
ン−16−フェニルセレノ−16−m−クロロベンゾエート
−7,17−ジオン(54)の90:10混合物と同定された。混
合物中の(55)画分のNMR分析の結果は、表5に記載し
た。
(段階11)電磁攪拌機を備えた丸底フラスコの中に、四
塩化炭素25mlおよび、3β,16−ジアセトキシ−16−フ
ェニルセレノ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン
(55)および3β−アセトキシ−Δ5−アンドロステン
−16−フェニルセレノ−16−m−クロロベンゾエート−
7,17−ジオン(54)の90:10混合物1.10ミリモルを置い
て、第十六の混合物を作った。第十六の混合物の中に、
ピリジン0.12ml、ベンゼンセレニン酸10mg、およびジフ
ェニルジセレニド19mgを添加して、第十七の混合物を生
成した。第十七の混合物を激しい攪拌下に保ちそして15
%H2O2水溶液3.4mlを添加して第十八の混合物を生成し
た。第十八の混合物を45分間連続攪拌しその後第十八の
混合物を飽和Na2HCO3水溶液により2回洗浄しそして真
空乾燥して、有機ソリッド0.390gを得た。有機ソリッド
をクロマトグラフィー(シリカゲル50g;50%ヘキサン−
酢酸エチル25ml画分により溶離される)により分離して
有機画分0.236g(画分9−10)を得た。有機画分は、NM
Rにより、純粋な3β,16−ジアセトキシ−Δ5,Δ15−ア
ンドロスタジエン−7,17−ジオン(57)と同定された。
NMR分析の結果は、表6に記載した。
(段階12)電磁攪拌機を備えた丸底フラスコの中に、3
β,16−ジアセトキシ−Δ5,Δ15−アンドロスタジエン
−7,17−ジオン(57)1.03ミリモルおよびメタノール15
mlを置いて、第十九の混合物を作った。第十九の混合物
の中にトリエチルアミン0.500mlを置いて、第二十の混
合物を作った。第二十の混合物をN2雰囲気下に置いてそ
して16時間の間一定の攪拌下に保った。その後第二十の
混合物をH2O乃至CH2Cl2により抽出した。有機層を飽和N
a2HCO3水溶液により2回洗浄し、そしてその後乾燥しそ
して減圧下で蒸発させて、黄色の有機ソリッド0.281gを
得た。有機ソリッドは、NMRにより、約65%の3β−ア
セトキシ−Δ5−アンドロステン−7,16,17−トリオン
(5)を含有する有機化合物の混合物と同定された。NM
R分析の結果は、表7に記載した。
実施例VIII (ステロイド6) 合 成 3β,16α−ジヒドロキシ−Δ5−アンドロステン−7,1
7−ジオン (段階1)電磁攪拌機を備えた丸底フラスコの中に、実
施例VIIに記載された手順に従い合成されかつNMR(参照
表9)により同定された3β−プロピオノキシ−17−
ヒドロキシ−Δ5,Δ16−アンドロスタジエン−7−オン
トリメチルシリルエーテル(62)2.80ミリモルおよび
テトラヒドロフラン40mlを置いて、第一の混合物を作
り、これを氷浴中で0℃に冷却した。第一の混合物の中
に、m−クロロ過安息香酸(80−90%)2.95ミリモルを
置いて、第二の混合物を作った。第二の混合物を25℃に
温めそして10分の間一定攪拌下に保った。
(段階2)第二の混合物を連続して攪拌しそして1N HC
l水溶液40mlを添加して、第三の混合物を生成し、これ
を20分の間一定攪拌下に保った。第三の混合物をエーテ
ルおよび水に分配しそしてエーテル相をデカントするこ
とにより水相より分離した。エーテル相を飽和Na2HCO3
水溶液により、その後飽和NaCl水溶液により洗浄し、そ
して真空乾燥して、有機ソリッドを得た。有機ソリッド
をクロマトグラフィー(シリカ140g;酢酸エチル−ヘキ
サン[60:40乃至70:30]25ml画分により溶離される)に
より精製して、第一の有機化合物0.586gを与えた。第一
の有機化合物はNMRにより3β−プロピオノキシ−16α
−ヒドロキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン
(63)と同定された。NMR分析の結果は、表10に記載し
た。
(段階3)電磁攪拌機を備えた第二の丸底フラスコの中
に、メタノール6ml中に溶解された、3β−プロピオノ
キシ−16α−ヒドロキシ−Δ5−アンドロステン−7,17
−ジオン(63)を置いて、第三の混合物を作った。第三
の混合物に6N硫酸の水溶液1.5mlを添加して、第四の混
合物を生成し、これを25℃に18時間の間維持した。その
後第四の混合物を酢酸エチルおよび水に分配しそして酢
酸エチル相をデカントすることにより水相より分離し
た。酢酸エチルを蒸発させて、有機生成物を得、これを
分取クロマトグラフィー(シリカ準備プレート;60%
酢酸エチル−ヘキサンにより3回溶離される)により精
製して、第一の有機化合物18mgを得、その後これをメタ
ノール中に溶解し、メタノールより結晶化して、235−2
39℃の融点を有する実質的に純粋な物質6mgを与えた。
有機化合物は、NMRにより、3β,16α−ジヒドロキシ−
Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン(6)と同定され
た。NMR分析の結果は、表11に記載した。
実施例IX (ステロイド7) Δ5−アンドロステン−3β−プロピノキシ−16β−ア
セトキシ−7,17−ジオンの合成 (段階1)電磁攪拌機を備えた丸底フラスコ中に、テト
ラヒドロフラン11ml中の3β−プロピノキシ−16β−ヒ
ドロキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオン1.52ミ
リモル、トリフェニルホスフィン3.0ミリモル、酢酸6.0
ミリモルを置いた。この第一混合物をN2下に置きそして
氷浴中において0℃まで冷却した。第一混合物にジエチ
ルアゾジカルボキシレート3.0ミリモルを滴下して第二
混合物を生成した。第二混合物を25℃まで温めそしてこ
の温度において18時間維持した。その後それをエーテル
ヘキサンおよび水間において分配を行った。エーテル−
ヘキサン相を水、飽和NaHCO3水溶液、飽和NaCl水溶液に
より洗浄し、Na2SO4上で乾燥しそして蒸発して有機性の
ソリッドを与えた。該ソリッドをエチルアセテート−ヘ
キサン(20:20ないし50:50)と画分25mlにより溶離され
たシリカゲル130グラム上でクロマトグラフィーにより
精製しそしてジクロロメタンヘキサンより結晶化して有
機化合物0.267グラムを得た。有機化合物はNMRにより16
αエピマー20%を含有する3β−プロピノキシ−16β−
アセトキシ−Δ5−アンドロステン−7,17−ジオンとし
て確認された。NMR分析の結果は表12において示され
る。
(段階2)Δ5−アンドロステン−3β、16β−ヒドロ
キシ−7,17−ジオンへの変換は実施例VIIIに記載される
ようにして行われ得る。
実施例X(ステロイド8) Δ5−アンドロステン−3β、7α、17β−トリオール
−16−オンの合成 (段階1)100mlの丸底フラスコ中に、ヘキサン50ml中
の3β,16α−ジアセトキシDHEA3グラム(7.7ミリモ
ル)(Numazawa、M.and Osawa、Y.Steroids、Vol.32 p5
19(1978)において示される方法に従って調製され
た。)およびNaHCO33.5グラムを置いて第一混合物を生
成した。第一混合物を攪拌しそしてN2雰囲気下において
還流加熱した。第一混合物にジブロマンチン(1,3−ジ
ブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン)1.6グラムを添加
して第二混合物を生成した。
(段階2)第二混合物を攪拌し、30分間還流し、そして
その後室温にまで冷却した。還流された第二混合物をろ
過してソリッドを取り除きそしてCH2CH2により洗浄し
た。得られたろ過物を、真空中において35℃以下に維持
された水浴を使用してほとんど乾燥するまで濃縮した。
(段階3)乾燥ろ過物を電磁攪拌機を備えそして氷浴中
に置かれた1リットルの密栓されたフラスコ中のトルエ
ン21ml中に溶解した。溶解されたろ過分物中に、氷冷ア
セトン80ml中の無水LiBr2.1グラムを添加して第三混合
物を生成した。第三混合物を光から遮蔽しそして連続し
て3時間0℃において攪拌した。得られる混合物は優勢
には7α−臭素を含有しており、ただちに段階4におい
て使用された。
(段階4)電磁攪拌機を備えた500mlのフラスコ中に、
ジクロロメタン80ml、氷酢酸21ml、および銀アセテート
6.7グラムを置いて第一懸濁液を生成した。第一懸濁液
を連続して20分間室温において攪拌した。攪拌した第一
懸濁液を一定の攪拌の下、温められた第三混合物に添加
して第二懸濁液を生成した。第二懸濁液を一定して30分
間室温において攪拌しその後懸濁液を焼結ガラスロート
を通してろ過しそしてソリッド残渣を分離した。ろ過物
を濃縮して油性残渣を得た。
(段階5)油性残渣にH2O300mlおよび十分なNaHCO3を添
加してpHを中性にすることにより第四混合物を得た。第
四混合物をエチルアセテート150mlにより5回抽出し、
結合した油性の層を、ブラインにより洗浄し、MgSO4
において乾燥しそして濃縮して乾燥した。
(段階6)粗製有機相をクロマトグラフィー(シリカゲ
ルは1:3、1:2および1:1のエチルアセテート:ベットエ
ーテルにより溶離されている。)により精製し第一有機
画分700ミリグラム(20%)および第二有機画分1.5グラ
ム(48%)を得た。ジエチルエーテルからの結晶化の後
に、第一有機画分(融点170ないし172℃)および第二有
機画分(融点155ないし158℃)はNMRによりΔ5−アン
ドロステン−3β,7α,16α−トリアセトキシ−17−オ
ンおよび相当するΔ5−アンドロステン−3β,16α−
ジアセトキシ−7α−オール−17−オン(83)として確
認された。これらの2つの化合物のNMR分析の結果は、
表13および14において示される。
(段階7)電磁攪拌機を備えたフラスコ中に、メタノー
ル25ml中のΔ5−アンドロステン−3β,16α−ジアセ
トキシ−7α−ヒドロキシ−17−オン(83)400ミリグ
ラム(1ミリモル)およびK2CO3342ミリグラムを室温に
おいて添加して第五混合物を生成した。第五混合物を2
時間攪拌した。アルカリ溶液は17−ケトをエノール化し
てより安定な17−ヒドロキシ−16−オン化合物を生成し
た。Δ5−アンドロステン−3β,7α,17−トリヒドロ
キシ−16−オン(8)を、ろ過により不溶性の塩を取り
除き、真空中においてメタノールを蒸発させ、シリカゲ
ル上において有機残渣を精製しそしてメタノールエチル
エーテル溶液より有機化合物を結晶化させることにより
第五混合物より単離した。結晶化有機画分(180ミリグ
ラム,56%;融点:>230℃)は、NMRによりΔ5−アン
ドロステン−3β,7α,17−トリヒドロキシ−16−オン
(8)として確認された。NMR分析の結果は表15におい
て示される。
実施例XI(ステロイド9) Δ5−アンドロステン−3β、17β−ジオール−7,16−
ジオンの合成 (段階1)電磁攪拌機を備えた丸底フラスコ中に、Δ5
−アンドロステン−3β−プロピオノキシ−16α−ヒド
ロキシ−7,17−ジオン(63)1.05グラム(2.80ミリモ
ル)、メタノール80mlおよびNa2CO35%水溶液40mlを速
やかに攪拌しながら添加して第一混合物を生成した。第
一混合物を42時間攪拌しその後メタノールを蒸発しそし
て水100mlおよび酢酸2mlの組み合わせを添加して第二混
合物を生成した。ソリッド材料を第二混合物よりろ過
し、メタノール中において溶解しそしてその後結晶化し
て有機化合物0.324グラムを得た。
少量の有機化合物を、再びメタノールより再結晶させ
て215ないし218℃の融点を有する精製された試料を生産
した。第一有機化合物はNMRによりΔ5−アンドロステ
ン−3β,17β−ジオール−7,16−ジオンとして認識さ
れた。
NMR分析の結果は表16において示される。
フロントページの続き (72)発明者 ライヒ,イーヴァ,エル. アメリカ合衆国,ウィスコシン州 53711 マディソン,エドワード スト リート 514 (72)発明者 ヨング,ウェイ アメリカ合衆国,ニュージャージー州 07882 ワシントン ボロ,レネイプ トレイル 3 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07J 1/00 CA(STN)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Δ5−アンドロステン−3β−アセトキシ
    −7,16,17−トリオンからなる、食欲を抑圧することな
    くおよび性ホルモンの合成を促進することなく体重抑制
    を促進するのに有効な生物学的活性ステロイド。
  2. 【請求項2】Δ5−アンドロステン−3β,16α−ジヒ
    ドロキシ−7,17−ジオンからなる、食欲を抑圧すること
    なくおよび性ホルモンの合成を促進することなく体重抑
    制を促進するのに有効な生物学的活性ステロイド。
  3. 【請求項3】Δ5−アンドロステン−3β−プロピオノ
    キシ−16β−アセトキシ−7,17−ジオンからなる、食欲
    を抑圧することなくおよび性ホルモンの合成を促進する
    ことなく体重抑制を促進するのに有効な生物学的活性ス
    テロイド。
  4. 【請求項4】Δ5−アンドロステン−3β,7α,17β−
    トリオール−16−オンからなる、食欲を抑圧することな
    くおよび性ホルモンの合成を促進することなく体重抑制
    を促進するのに有効な生物学的活性ステロイド。
  5. 【請求項5】Δ5−アンドロステン−3β,17β−ジオ
    ール−7,16−ジオンからなる、食欲を抑圧することなく
    および性ホルモンの合成を促進することなく体重抑制を
    促進するのに有効な生物学的活性ステロイド。
  6. 【請求項6】Δ5−アンドロステン−3β,16α,17β−
    トリオール−7−オンからなる、食欲を抑圧することな
    くおよび性ホルモンの合成を促進することなく体重抑制
    を促進するのに有効な生物学的活性ステロイド。
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