JP3143954B2 - 酸素バリヤー性容器の製造方法 - Google Patents
酸素バリヤー性容器の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は酸素バリヤー性容器の製
造方法に関する。更に詳しくは酸素バリヤー性の樹脂層
を有する筒状成形品を側壁とし、これに底部を一体に接
合して酸素バリヤー性容器を製造する方法に関する。
造方法に関する。更に詳しくは酸素バリヤー性の樹脂層
を有する筒状成形品を側壁とし、これに底部を一体に接
合して酸素バリヤー性容器を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】筒状成形品は周知の押し出し成形法によ
り容易かつ安価に製造できることから、こうして得られ
る筒状成形品を側壁とし、その開口した一端部に底部を
取り付けて容器を製造する方法は良く知られている。底
部を取り付ける方法には種種の方法があるが、例えば、
この筒状成形品を金型内に収容し、底部用樹脂を射出し
て底部を成形すると同時に側壁と底部を一体化する方法
があり、簡便な方法として知られている。
り容易かつ安価に製造できることから、こうして得られ
る筒状成形品を側壁とし、その開口した一端部に底部を
取り付けて容器を製造する方法は良く知られている。底
部を取り付ける方法には種種の方法があるが、例えば、
この筒状成形品を金型内に収容し、底部用樹脂を射出し
て底部を成形すると同時に側壁と底部を一体化する方法
があり、簡便な方法として知られている。
【0003】ところで、かかる容器が酸素により変敗し
易い食品等を収容する容器として用いられる場合には、
側壁に酸素バリヤー性樹脂層を有する必要がある。ま
た、一般に酸素バリヤー性樹脂は水分の存在下で酸素バ
リヤー性が劣化する傾向のあることから、この酸素バリ
ヤー性樹脂層の両側に水分を遮断する防湿性樹脂層を有
する必要がある。また、この事情は底部についても同様
で、底部も酸素バリヤー性樹脂層とその両側の防湿性樹
脂層を有する必要がある。
易い食品等を収容する容器として用いられる場合には、
側壁に酸素バリヤー性樹脂層を有する必要がある。ま
た、一般に酸素バリヤー性樹脂は水分の存在下で酸素バ
リヤー性が劣化する傾向のあることから、この酸素バリ
ヤー性樹脂層の両側に水分を遮断する防湿性樹脂層を有
する必要がある。また、この事情は底部についても同様
で、底部も酸素バリヤー性樹脂層とその両側の防湿性樹
脂層を有する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法によれば、底部は両側の防湿性樹脂層とその間の酸素
バリヤー性樹脂層を有する多層の樹脂層を射出成形する
ため、溶融状態の多層樹脂層の中の酸素バリヤー性樹脂
層の位置が不安定となり、筒状成形品の酸素バリヤー性
樹脂層と底部の酸素バリヤー性樹脂層が不連続となり、
この不連続部分からの酸素透過を防止することができな
いという問題点を有していた。
法によれば、底部は両側の防湿性樹脂層とその間の酸素
バリヤー性樹脂層を有する多層の樹脂層を射出成形する
ため、溶融状態の多層樹脂層の中の酸素バリヤー性樹脂
層の位置が不安定となり、筒状成形品の酸素バリヤー性
樹脂層と底部の酸素バリヤー性樹脂層が不連続となり、
この不連続部分からの酸素透過を防止することができな
いという問題点を有していた。
【0005】この問題を解決するため、請求項1記載の
発明は、中央に酸素バリヤー性樹脂層13を有し、その
両側に防湿性樹脂層11、12を有する筒状成形品を容
器側壁10とし、その容器側壁の一端部に、中央に酸素
バリヤー性樹脂層23を有し、その両側に防湿性樹脂層
21、22を有する樹脂製底部20を一体に接合して成
る容器の製造方法であって、上記容器側壁10としての
筒状成形品を射出成形機の金型のキャビティ内部に収容
し、底部用防湿性樹脂21、22を射出し、これより遅
れて流速の大きい底部用酸素バリヤー性樹脂23を射出
して、上記側壁の酸素バリヤー性樹脂層13に連続する
酸素バリヤー性樹脂層23を有する底部20を成形する
ことを特徴とする酸素バリヤー性容器の製造方法を提供
する。
発明は、中央に酸素バリヤー性樹脂層13を有し、その
両側に防湿性樹脂層11、12を有する筒状成形品を容
器側壁10とし、その容器側壁の一端部に、中央に酸素
バリヤー性樹脂層23を有し、その両側に防湿性樹脂層
21、22を有する樹脂製底部20を一体に接合して成
る容器の製造方法であって、上記容器側壁10としての
筒状成形品を射出成形機の金型のキャビティ内部に収容
し、底部用防湿性樹脂21、22を射出し、これより遅
れて流速の大きい底部用酸素バリヤー性樹脂23を射出
して、上記側壁の酸素バリヤー性樹脂層13に連続する
酸素バリヤー性樹脂層23を有する底部20を成形する
ことを特徴とする酸素バリヤー性容器の製造方法を提供
する。
【0006】また、請求項2記載の発明は、側壁の外側
の防湿性樹脂層11に連続する外側の防湿性樹脂層21
を有する底部20を成形することを特徴とする請求項1
記載の酸素バリヤー性容器の製造方法を提供する。
の防湿性樹脂層11に連続する外側の防湿性樹脂層21
を有する底部20を成形することを特徴とする請求項1
記載の酸素バリヤー性容器の製造方法を提供する。
【0007】また、請求項3記載の発明は、側壁の内側
の防湿性樹脂層12に連続する内側の防湿性樹脂層22
を有する底部20を成形することを特徴とする請求項1
又は請求項2記載の酸素バリヤー性容器の製造方法を提
供する。
の防湿性樹脂層12に連続する内側の防湿性樹脂層22
を有する底部20を成形することを特徴とする請求項1
又は請求項2記載の酸素バリヤー性容器の製造方法を提
供する。
【0008】以下図面を参照して本発明を説明する。 図1は本発明に使用する射出成形機の射出ノズルと金型
周辺の説明図である。 図2は本発明に係る酸素バリヤー性容器の斜視図であ
る。 図3は本発明に係る酸素バリヤー性容器の縦断面図であ
る。 図4は射出成形のタイミングチャートである。 図5は射出ノズル及び金型内の樹脂の挙動を説明するた
めの説明図である。 図6は本発明に係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺の
断面図である。 図7は本発明の他の例を示すもので、本発明に使用する
射出成形機の射出ノズルと金型周辺の説明図である。 図8は図7に係る射出成形機により製造した本発明に係
る酸素バリヤー性容器の斜視図である。 図9は図7に係る射出成形機により製造した本発明に係
る酸素バリヤー性容器の縦断面図である。 図10は図7に係る射出成形機により製造した射出成形
のタイミングチャートである。 図11は図7に係る射出成形機により製造した本発明に
係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺の断面図である。
周辺の説明図である。 図2は本発明に係る酸素バリヤー性容器の斜視図であ
る。 図3は本発明に係る酸素バリヤー性容器の縦断面図であ
る。 図4は射出成形のタイミングチャートである。 図5は射出ノズル及び金型内の樹脂の挙動を説明するた
めの説明図である。 図6は本発明に係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺の
断面図である。 図7は本発明の他の例を示すもので、本発明に使用する
射出成形機の射出ノズルと金型周辺の説明図である。 図8は図7に係る射出成形機により製造した本発明に係
る酸素バリヤー性容器の斜視図である。 図9は図7に係る射出成形機により製造した本発明に係
る酸素バリヤー性容器の縦断面図である。 図10は図7に係る射出成形機により製造した射出成形
のタイミングチャートである。 図11は図7に係る射出成形機により製造した本発明に
係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺の断面図である。
【0009】図1において1は容器側壁を示しており、
筒状の成形品である。円筒状の成形品であることが普通
であるが、断面四角または六角等の角筒状であっても良
い。
筒状の成形品である。円筒状の成形品であることが普通
であるが、断面四角または六角等の角筒状であっても良
い。
【0010】図2及び図3から明らかなように、筒状の
成形品としての容器側壁10は、中央に酸素バリヤー性
樹脂層13を有し、その外側に防湿性樹脂層11を有
し、内側に防湿性樹脂層12を有する多層構造を有す
る。酸素バリヤー性樹脂層13を構成する樹脂としては
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等が
使用できる。また防湿性樹脂層11、12を構成する樹
脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
等のポリオレフィンが使用できる。この筒状成形品とし
ての容器側壁10は周知の多層押し出し成形法により製
造することができる。
成形品としての容器側壁10は、中央に酸素バリヤー性
樹脂層13を有し、その外側に防湿性樹脂層11を有
し、内側に防湿性樹脂層12を有する多層構造を有す
る。酸素バリヤー性樹脂層13を構成する樹脂としては
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート等が
使用できる。また防湿性樹脂層11、12を構成する樹
脂としてはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン
等のポリオレフィンが使用できる。この筒状成形品とし
ての容器側壁10は周知の多層押し出し成形法により製
造することができる。
【0011】この筒状成形品としての容器側壁10は、
まず射出成形機の金型4のキャビティ内部に収容する。
図1に示すように、射出成形機の金型4のキャビティ
は、この容器側壁10を収容して、その内外面に密着す
る大きさを有し、容器側壁10の一端部に底部を成形す
るための空間2’を有している。この空間2’には容器
側壁10の端部が露出する。容器側壁10と射出成形さ
れる底部20とを強固に接合するため、容器側壁10の
端部から適当な長さまで空間2’に露出していることが
望ましい。
まず射出成形機の金型4のキャビティ内部に収容する。
図1に示すように、射出成形機の金型4のキャビティ
は、この容器側壁10を収容して、その内外面に密着す
る大きさを有し、容器側壁10の一端部に底部を成形す
るための空間2’を有している。この空間2’には容器
側壁10の端部が露出する。容器側壁10と射出成形さ
れる底部20とを強固に接合するため、容器側壁10の
端部から適当な長さまで空間2’に露出していることが
望ましい。
【0012】空間2’は孔を通じて射出成形機のノズル
3と接続しており、このノズル3は図示しない押し出し
機に接続している。
3と接続しており、このノズル3は図示しない押し出し
機に接続している。
【0013】ノズル3はその中央に樹脂の中央流路30
を有しており、この中央流路30は下流側で孔を介して
金型のキャビティの空間2’に接続している。また、中
央流路30には、キャビティ側から順に、樹脂流路3
1、33、32が接続している。樹脂流路31、32は
内外側の防湿性樹脂21、22を中央流路30に誘導す
るもので、その上流側は図示しない押し出し機に接続し
ている。また樹脂流路33は内外側の防湿性樹脂21、
22より流速の大きい酸素バリヤー性樹脂23を中央流
路30に誘導するもので、やはりその上流側は図示しな
い押し出し機に接続している。酸素バリヤー性樹脂23
としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ
アミド、ポリエステル等が使用でき、これは一旦他の用
途に使用した樹脂を回収して再生した再生樹脂であって
も良い。また防湿性樹脂21、22としてはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィンが
使用できる。中央流路30にはスライド自在に押し出し
ピンが挿入されており、この押し出しピン5が前進した
時には全ての樹脂流路21、32、33を塞いで、樹脂
の中央流路30への流入を遮断し、また中央流路30先
端の孔を塞いで金型のキャビティの空間2’への樹脂の
流入を防止する。この押し出しピン5が後退した時には
全ての樹脂流路31、32、33を開放して樹脂の中央
流路30への流入を許容する。なお、押し出しピン5に
は、その先端から長手方向に中央に孔51を有し、この
孔51は押し出しピン5の側部の孔52に接続する。こ
の孔51と52は互いに協力して、樹脂流路32から防
湿性樹脂21、22が中央流路30に流入することを許
容する。すなわち、防湿性樹脂21、22は孔52、5
1を通って中央流路30に流入することができる。
を有しており、この中央流路30は下流側で孔を介して
金型のキャビティの空間2’に接続している。また、中
央流路30には、キャビティ側から順に、樹脂流路3
1、33、32が接続している。樹脂流路31、32は
内外側の防湿性樹脂21、22を中央流路30に誘導す
るもので、その上流側は図示しない押し出し機に接続し
ている。また樹脂流路33は内外側の防湿性樹脂21、
22より流速の大きい酸素バリヤー性樹脂23を中央流
路30に誘導するもので、やはりその上流側は図示しな
い押し出し機に接続している。酸素バリヤー性樹脂23
としてはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリ
アミド、ポリエステル等が使用でき、これは一旦他の用
途に使用した樹脂を回収して再生した再生樹脂であって
も良い。また防湿性樹脂21、22としてはポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィンが
使用できる。中央流路30にはスライド自在に押し出し
ピンが挿入されており、この押し出しピン5が前進した
時には全ての樹脂流路21、32、33を塞いで、樹脂
の中央流路30への流入を遮断し、また中央流路30先
端の孔を塞いで金型のキャビティの空間2’への樹脂の
流入を防止する。この押し出しピン5が後退した時には
全ての樹脂流路31、32、33を開放して樹脂の中央
流路30への流入を許容する。なお、押し出しピン5に
は、その先端から長手方向に中央に孔51を有し、この
孔51は押し出しピン5の側部の孔52に接続する。こ
の孔51と52は互いに協力して、樹脂流路32から防
湿性樹脂21、22が中央流路30に流入することを許
容する。すなわち、防湿性樹脂21、22は孔52、5
1を通って中央流路30に流入することができる。
【0014】この射出成形機のノズルと金型を使用し
て、図2及び図3に示す容器は、図4に示すタイムチャ
ートに従って射出することにより製造することができ
る。すなわち、まずt0 において防湿性樹脂21、22
の射出を開始する。防湿性樹脂21、22の射出は、押
し出しピン5を前進位置から適当な位置まで後退させ
て、樹脂流路31の中央流路30への開口部を開放する
ことによって可能である。樹脂流路31の中央流路30
への開口部を開放すると同時に押し出しピン5の孔52
は樹脂流路32の中央流路30への開口部に一致し、防
湿性樹脂21、22はこの樹脂流路32からも孔52、
51を通って中央流路30に流入する。この時の樹脂流
の状態は図5Aに示されている。すなわち、樹脂流路3
1から中央流路30に流入する防湿性樹脂21、22と
樹脂流路32から中央流路30に流入する防湿性樹脂2
1、22は同一の樹脂であり、樹脂流は単一の樹脂の流
れから構成される。射出成形機のノズル3または金型4
の内部では、ノズル3や金型4の壁面に接触する部分で
は樹脂が冷却されて固化し、流動性を失う。このため、
樹脂流は、図5Aに矢印で示すように、その先端位置か
ら周辺に溢れるように移動する。この時、樹脂の流速の
もっとも大きい部分は樹脂流の中央部分であり、ノズル
3や金型4の壁面に近づくにつれて流速が低下し、壁面
近くではほとんど樹脂は流れない状態となっている。
て、図2及び図3に示す容器は、図4に示すタイムチャ
ートに従って射出することにより製造することができ
る。すなわち、まずt0 において防湿性樹脂21、22
の射出を開始する。防湿性樹脂21、22の射出は、押
し出しピン5を前進位置から適当な位置まで後退させ
て、樹脂流路31の中央流路30への開口部を開放する
ことによって可能である。樹脂流路31の中央流路30
への開口部を開放すると同時に押し出しピン5の孔52
は樹脂流路32の中央流路30への開口部に一致し、防
湿性樹脂21、22はこの樹脂流路32からも孔52、
51を通って中央流路30に流入する。この時の樹脂流
の状態は図5Aに示されている。すなわち、樹脂流路3
1から中央流路30に流入する防湿性樹脂21、22と
樹脂流路32から中央流路30に流入する防湿性樹脂2
1、22は同一の樹脂であり、樹脂流は単一の樹脂の流
れから構成される。射出成形機のノズル3または金型4
の内部では、ノズル3や金型4の壁面に接触する部分で
は樹脂が冷却されて固化し、流動性を失う。このため、
樹脂流は、図5Aに矢印で示すように、その先端位置か
ら周辺に溢れるように移動する。この時、樹脂の流速の
もっとも大きい部分は樹脂流の中央部分であり、ノズル
3や金型4の壁面に近づくにつれて流速が低下し、壁面
近くではほとんど樹脂は流れない状態となっている。
【0015】続いてt0 より遅く、t1 の時間に酸素バ
リヤー性樹脂23の射出を開始する。酸素バリヤー性樹
脂23の射出は押し出しピン5をさらに後退させて、樹
脂流路33の中央流路30への開口部を開放することに
よって可能である。樹脂流路31、32は開放状態を保
っており、防湿性樹脂21、22は連続的に中央流路3
0に流入する。この時の樹脂流の状態は図5Bに示され
ている。この状態を継続すると、時間の経過と共に流速
の大きい酸素バリヤー性樹脂23の先端はやがて防湿性
樹脂21、22の先端に近づく(図5C)。次いで時間
t2 において、押し出しピン5を前進させ、樹脂流路3
3の中央流路30への開口部を遮断して、酸素バリヤー
性樹脂23の中央流路30への流入を停止する。この時
の樹脂流れの状態は図5Dに示されている。なお、酸素
バリヤー性樹脂23の中央流路30への流入を継続する
ことも可能であるが、この場合には得られる容器は、そ
の射出ゲートに対応する位置で外面に酸素バリヤー性樹
脂23が露出していることとなり、この露出部分から水
分が浸透して酸素バリヤー性が劣化することがある。や
がて酸素バリヤー性樹脂23の先端は防湿性樹脂21、
22の先端に追いつき、樹脂流先端に酸素バリヤー性樹
脂23が露出して、この酸素バリヤー性樹脂30が溢れ
るように樹脂流が移動することになる(図5E)。この
時樹脂流先端が側壁10に接触し、側壁10の酸素バリ
ヤー層13と射出された酸素バリヤー性樹脂23は連続
する層を形成する。なお、射出成形の終わり(時間
t3 )に、押し出しピン5は中央流路30の先端まで移
動し、全ての樹脂流路31、32、33を遮断すると共
に、中央流路30内の樹脂をキャビティ内に押し出して
圧縮する。なお、酸素バリヤー性樹脂23の先端は防湿
性樹脂21、22の先端に追いつき、樹脂流先端に酸素
バリヤー性樹脂23が露出した時に側壁10に接触しな
い場合は、酸素バリヤー性樹脂23は樹脂流の外側に溢
れて容器外面と内面の双方に酸素バリヤー性樹脂が露出
することになるから、必ず樹脂流先端に酸素バリヤー性
樹脂23が露出した時に側壁10に接触する位置に側壁
10を配置する必要がある。防湿性樹脂21、22と酸
素バリヤー性樹脂23の流速は使用する樹脂の種類やグ
レードにより異なるが、実験によって簡単に決定するこ
とができる。
リヤー性樹脂23の射出を開始する。酸素バリヤー性樹
脂23の射出は押し出しピン5をさらに後退させて、樹
脂流路33の中央流路30への開口部を開放することに
よって可能である。樹脂流路31、32は開放状態を保
っており、防湿性樹脂21、22は連続的に中央流路3
0に流入する。この時の樹脂流の状態は図5Bに示され
ている。この状態を継続すると、時間の経過と共に流速
の大きい酸素バリヤー性樹脂23の先端はやがて防湿性
樹脂21、22の先端に近づく(図5C)。次いで時間
t2 において、押し出しピン5を前進させ、樹脂流路3
3の中央流路30への開口部を遮断して、酸素バリヤー
性樹脂23の中央流路30への流入を停止する。この時
の樹脂流れの状態は図5Dに示されている。なお、酸素
バリヤー性樹脂23の中央流路30への流入を継続する
ことも可能であるが、この場合には得られる容器は、そ
の射出ゲートに対応する位置で外面に酸素バリヤー性樹
脂23が露出していることとなり、この露出部分から水
分が浸透して酸素バリヤー性が劣化することがある。や
がて酸素バリヤー性樹脂23の先端は防湿性樹脂21、
22の先端に追いつき、樹脂流先端に酸素バリヤー性樹
脂23が露出して、この酸素バリヤー性樹脂30が溢れ
るように樹脂流が移動することになる(図5E)。この
時樹脂流先端が側壁10に接触し、側壁10の酸素バリ
ヤー層13と射出された酸素バリヤー性樹脂23は連続
する層を形成する。なお、射出成形の終わり(時間
t3 )に、押し出しピン5は中央流路30の先端まで移
動し、全ての樹脂流路31、32、33を遮断すると共
に、中央流路30内の樹脂をキャビティ内に押し出して
圧縮する。なお、酸素バリヤー性樹脂23の先端は防湿
性樹脂21、22の先端に追いつき、樹脂流先端に酸素
バリヤー性樹脂23が露出した時に側壁10に接触しな
い場合は、酸素バリヤー性樹脂23は樹脂流の外側に溢
れて容器外面と内面の双方に酸素バリヤー性樹脂が露出
することになるから、必ず樹脂流先端に酸素バリヤー性
樹脂23が露出した時に側壁10に接触する位置に側壁
10を配置する必要がある。防湿性樹脂21、22と酸
素バリヤー性樹脂23の流速は使用する樹脂の種類やグ
レードにより異なるが、実験によって簡単に決定するこ
とができる。
【0016】こうして得られる容器の接合部分周辺は図
6に示されている。すなわち、側壁10の酸素バリヤー
性樹脂層13と底部20の酸素バリヤー性樹脂層23は
連続した層を形成すると共に、その外側の防湿性樹脂1
1と21も連続した層を構成し、また内側の防湿性樹脂
12と22も連続した層を構成して、容器外部からの水
分が酸素バリヤー性樹脂に接触することや内容物に含ま
れる水分が酸素バリヤー性樹脂に接触することを防止す
る。
6に示されている。すなわち、側壁10の酸素バリヤー
性樹脂層13と底部20の酸素バリヤー性樹脂層23は
連続した層を形成すると共に、その外側の防湿性樹脂1
1と21も連続した層を構成し、また内側の防湿性樹脂
12と22も連続した層を構成して、容器外部からの水
分が酸素バリヤー性樹脂に接触することや内容物に含ま
れる水分が酸素バリヤー性樹脂に接触することを防止す
る。
【0017】また図7は本発明の他の例を示すもので、
本発明に使用する射出成形機の射出ノズルと金型周辺の
説明図である。このノズルと金型によれば、図8の斜視
図及び図9の縦断面図に示す3種5層の容器を得ること
ができる。
本発明に使用する射出成形機の射出ノズルと金型周辺の
説明図である。このノズルと金型によれば、図8の斜視
図及び図9の縦断面図に示す3種5層の容器を得ること
ができる。
【0018】すなわち、図8及び図9に示す容器は酸素
バリヤー性樹脂層13の両側に、接着性樹脂層14、1
5を介して防湿層11、12を積層して成る3種5層の
筒状側壁10と、同じ層構成を有する底部20を接合し
て得られる容器である。図7から分かるように、射出成
形機のノズル3は、樹脂流路31、32、33、の他に
樹脂流路34、35を有しており、樹脂流路33、3
4、35は中央流路30に接続する手前の上流側の位置
(合流点36)で合流している。この樹脂流路33、3
4、35はキャビティに近い方から順に33、35、3
4の順に並んで配置されており、34及び35には、図
示しない押し出し機から接着性樹脂24、25が供給さ
れる。合流点36には、樹脂流路33の合流点36への
開口を開閉する環状弁37が設けられており、樹脂流路
33に供給される酸素バリヤー性樹脂23の射出圧力が
大きい時に開き、射出圧力が小さい時に閉じる。
バリヤー性樹脂層13の両側に、接着性樹脂層14、1
5を介して防湿層11、12を積層して成る3種5層の
筒状側壁10と、同じ層構成を有する底部20を接合し
て得られる容器である。図7から分かるように、射出成
形機のノズル3は、樹脂流路31、32、33、の他に
樹脂流路34、35を有しており、樹脂流路33、3
4、35は中央流路30に接続する手前の上流側の位置
(合流点36)で合流している。この樹脂流路33、3
4、35はキャビティに近い方から順に33、35、3
4の順に並んで配置されており、34及び35には、図
示しない押し出し機から接着性樹脂24、25が供給さ
れる。合流点36には、樹脂流路33の合流点36への
開口を開閉する環状弁37が設けられており、樹脂流路
33に供給される酸素バリヤー性樹脂23の射出圧力が
大きい時に開き、射出圧力が小さい時に閉じる。
【0019】この金型及びノズルを使用して容器を製造
する場合には、図10に示すタイムチャートに従って樹
脂を射出すれば良い。すなわち、まず樹脂流路31、3
2から防湿性樹脂21、22を中央流路30に流入させ
(t0 )、次いで接着性樹脂24、25を合流点36を
介して中央流路30に供給し(t1 )、更に環状弁37
を開いて酸素バリヤー性樹脂23を供給する(t2 )。
次いで、酸素バリヤー性樹脂23の供給を停止し
(t3 )、接着性樹脂24、25の供給を停止し
(t 4 )し、最後に防湿性樹脂21、22の供給を停止
する(t5 )。得られる容器の接合部分周辺は図11に
示されている。なお、接着性樹脂14、15、24、2
5としては、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸で変
性したポリオレフィン等が使用できる。
する場合には、図10に示すタイムチャートに従って樹
脂を射出すれば良い。すなわち、まず樹脂流路31、3
2から防湿性樹脂21、22を中央流路30に流入させ
(t0 )、次いで接着性樹脂24、25を合流点36を
介して中央流路30に供給し(t1 )、更に環状弁37
を開いて酸素バリヤー性樹脂23を供給する(t2 )。
次いで、酸素バリヤー性樹脂23の供給を停止し
(t3 )、接着性樹脂24、25の供給を停止し
(t 4 )し、最後に防湿性樹脂21、22の供給を停止
する(t5 )。得られる容器の接合部分周辺は図11に
示されている。なお、接着性樹脂14、15、24、2
5としては、無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸で変
性したポリオレフィン等が使用できる。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明によれば、押し出し成形等
の方法で用意に製造できる筒状側壁を使用して、しかも
この側壁と底部に連続した酸素バリヤー性樹脂層を有す
る容器を製造することができ、接合部分からの酸素透過
を防止することができる。
の方法で用意に製造できる筒状側壁を使用して、しかも
この側壁と底部に連続した酸素バリヤー性樹脂層を有す
る容器を製造することができ、接合部分からの酸素透過
を防止することができる。
【0021】また請求項2記載の発明によれば、酸素バ
リヤー性樹脂層の外側に連続した防湿性樹脂層を有する
容器を製造することができ、接合部分からの容器外部か
らの水分の侵入を防いで酸素バリヤー性樹脂層の酸素バ
リヤー性を長期間維持することが可能となる。
リヤー性樹脂層の外側に連続した防湿性樹脂層を有する
容器を製造することができ、接合部分からの容器外部か
らの水分の侵入を防いで酸素バリヤー性樹脂層の酸素バ
リヤー性を長期間維持することが可能となる。
【0022】さらに請求項3記載の発明によれば、酸素
バリヤー性樹脂層の内側に連続した防湿性樹脂層を有す
る容器を製造することができ、水分を含む内容物を収容
して、この内容物に含まれる水分の侵入を防いで、酸素
バリヤー性樹脂層の酸素バリヤー性を長期間維持するこ
とが可能となる。
バリヤー性樹脂層の内側に連続した防湿性樹脂層を有す
る容器を製造することができ、水分を含む内容物を収容
して、この内容物に含まれる水分の侵入を防いで、酸素
バリヤー性樹脂層の酸素バリヤー性を長期間維持するこ
とが可能となる。
【0023】
【実施例】筒状側壁としては、周知の多層押し出し成形
法で製造された3種5層の円筒状の成形品を使用した。
層構成は、外側から順に「ポリプロピレン/無水マレイ
ン酸でグラフク変性したポリプロピレン/エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物/無水マレイン酸でグラフク
変性したポリプロピレン/ポリプロピレン」である。
法で製造された3種5層の円筒状の成形品を使用した。
層構成は、外側から順に「ポリプロピレン/無水マレイ
ン酸でグラフク変性したポリプロピレン/エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物/無水マレイン酸でグラフク
変性したポリプロピレン/ポリプロピレン」である。
【0024】また射出成形機のノズルと金型は図7に示
すものを使用し、防湿性樹脂としてポリプロピレン、酸
素バリヤー性樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物、接着性樹脂として無水マレイン酸でグラフク
変性したポリプロピレンを使用した。各樹脂のバレル温
度とノズル温度は、ポリプロピレンのバレル温度210
〜230℃、ノズル温度230℃、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物のバレル温度200〜225℃、ノ
ズル温度225℃、無水マレイン酸でグラフク変性した
ポリプロピレンのバレル温度210〜230℃、ノズル
温度230℃である。
すものを使用し、防湿性樹脂としてポリプロピレン、酸
素バリヤー性樹脂としてエチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物、接着性樹脂として無水マレイン酸でグラフク
変性したポリプロピレンを使用した。各樹脂のバレル温
度とノズル温度は、ポリプロピレンのバレル温度210
〜230℃、ノズル温度230℃、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物のバレル温度200〜225℃、ノ
ズル温度225℃、無水マレイン酸でグラフク変性した
ポリプロピレンのバレル温度210〜230℃、ノズル
温度230℃である。
【0025】また各樹脂の射出は、予め測定した樹脂の
流速に基づいて図10のタイミングチャートに従って行
った。
流速に基づいて図10のタイミングチャートに従って行
った。
【0026】得られた容器の接合部断面は図11に示す
通りで、容器は内容量250mlの有底円筒状のもので
あった。その開口に酸素バリヤー性樹脂からなるフィル
ムをヒートシールして密封し、酸素透過率を測定したと
ころ、0.0012cc/pkg・dayであった。但
し、pkgは容器1個当たりを表している。また、3ケ
月の間経時的に酸素透過率を測定したが有意な酸素透過
率の変化は測定できなかった。
通りで、容器は内容量250mlの有底円筒状のもので
あった。その開口に酸素バリヤー性樹脂からなるフィル
ムをヒートシールして密封し、酸素透過率を測定したと
ころ、0.0012cc/pkg・dayであった。但
し、pkgは容器1個当たりを表している。また、3ケ
月の間経時的に酸素透過率を測定したが有意な酸素透過
率の変化は測定できなかった。
【0027】
【効果】本発明によれば、押し出し成形法等により容易
に製造できる筒状側壁を使用した容器であって、しかも
酸素バリヤー性に優れ、長期間この酸素バリヤー性を維
持できる容器を得ることができる。
に製造できる筒状側壁を使用した容器であって、しかも
酸素バリヤー性に優れ、長期間この酸素バリヤー性を維
持できる容器を得ることができる。
【0028】
【図1】本発明に使用する射出成形機の射出ノズルと金
型周辺の説明図。
型周辺の説明図。
【図2】本発明に係る酸素バリヤー性容器の斜視図。
【図3】本発明に係る酸素バリヤー性容器の縦断面図。
【図4】射出成形のタイミングチャート。
【図5】射出ノズル及び金型内の樹脂の挙動を説明する
ための説明図。
ための説明図。
【図6】本発明に係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺
の断面図。
の断面図。
【図7】本発明の他の例を示すもので、本発明に使用す
る射出成形機の射出ノズルと金型周辺の説明図。
る射出成形機の射出ノズルと金型周辺の説明図。
【図8】図7に係る射出成形機により製造した本発明に
係る酸素バリヤー性容器の斜視図。
係る酸素バリヤー性容器の斜視図。
【図9】図7に係る射出成形機により製造した本発明に
係る酸素バリヤー性容器の縦断面図。
係る酸素バリヤー性容器の縦断面図。
【図10】図7に係る射出成形機により製造した射出成
形のタイミングチャート。
形のタイミングチャート。
【図11】図7に係る射出成形機により製造した本発明
に係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺の断面図。
に係る酸素バリヤー性容器の接合部周辺の断面図。
10 容器側壁 11 防湿性樹脂層 12 防湿性樹脂層 13 酸素バリヤー性樹脂層 14 接着性樹脂層 15 接着性樹脂層 2’ 射出空間 20 底部 21 防湿性樹脂 22 防湿性樹脂 23 酸素バリヤー性樹脂 3 ノズル 30 中央流路 31 樹脂流路 32 樹脂流路 33 樹脂流路 34 樹脂流路 35 樹脂流路 36 合流点 37 環状弁 4 金型 5 押し出しピン 51 孔 52 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84
Claims (3)
- 【請求項1】中央に酸素バリヤー性樹脂層13を有し、
その両側に防湿性樹脂層11、12を有する筒状成形品
を容器側壁10とし、その容器側壁の一端部に、中央に
酸素バリヤー性樹脂層23を有し、その両側に防湿性樹
脂層21、22を有する樹脂製底部20を一体に接合し
て成る容器の製造方法であって、上記容器側壁10とし
ての筒状成形品を射出成形機の金型のキャビティ内部に
収容し、底部用防湿性樹脂21、22を射出し、これよ
り遅れて流速の大きい底部用酸素バリヤー性樹脂23を
射出して、上記側壁の酸素バリヤー性樹脂層13に連続
する酸素バリヤー性樹脂層23を有する底部20を成形
することを特徴とする酸素バリヤー性容器の製造方法。 - 【請求項2】側壁の外側の防湿性樹脂層11に連続する
外側の防湿性樹脂層21を有する底部20を成形するこ
とを特徴とする請求項1記載の酸素バリヤー性容器の製
造方法。 - 【請求項3】側壁の内側の防湿性樹脂層12に連続する
内側の防湿性樹脂層22を有する底部20を成形するこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の酸素バリヤ
ー性容器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14467991A JP3143954B2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 酸素バリヤー性容器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14467991A JP3143954B2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 酸素バリヤー性容器の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04368828A JPH04368828A (ja) | 1992-12-21 |
| JP3143954B2 true JP3143954B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=15367735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14467991A Expired - Fee Related JP3143954B2 (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 酸素バリヤー性容器の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3143954B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0526340U (ja) * | 1991-09-13 | 1993-04-06 | 東罐興業株式会社 | 合成樹脂製容器 |
| JP4595203B2 (ja) * | 2001-01-11 | 2010-12-08 | 凸版印刷株式会社 | バリア性プラスチックカップ容器の製造方法 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP14467991A patent/JP3143954B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04368828A (ja) | 1992-12-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |