JP3144380B2 - 出力バッファ回路 - Google Patents

出力バッファ回路

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JP3144380B2
JP3144380B2 JP12402698A JP12402698A JP3144380B2 JP 3144380 B2 JP3144380 B2 JP 3144380B2 JP 12402698 A JP12402698 A JP 12402698A JP 12402698 A JP12402698 A JP 12402698A JP 3144380 B2 JP3144380 B2 JP 3144380B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、出力状態変化時
において、変化時間を遅くすることなくリンギングを低
減することを可能にした出力バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、回路の動作速度の高速化に対応す
るため、出力バッファ回路の動作速度の向上が必要とさ
れている。一般的に出力バッファ回路の動作速度は、出
力状態が変動する際の立ち上がり/立ち下がり時間に依
存する。この立ち上がり/立ち下がり時間は、出力バッ
ファ回路の出力段のトランジスタのオン抵抗と出力負荷
により構成されるLCR回路への充放電時間により決る
ため、通常、出力バッファ回路の出力段トランジスタの
オン抵抗を低下させること、つまり充放電電流を増大さ
せることにより出力バッファ回路の動作速度の高速化を
行っている。
【0003】しかし、出力バッファ回路の動作速度が高
速化することに伴い、出力状態が変動する際の充放電電
流が増加するため、出力負荷によりリンギングが発生
し、この出力バッファ回路を備えたシステムは誤動作の
原因となる場合がある。したがって、出力バッファ回路
の動作速度の向上にはシステムの誤動作原因であるリン
ギングを抑制することが必要とされている。
【0004】このリンギングの抑制を行うための開発が
従来より種々なされており、たとえば、特開昭63−2
40208号公報には、出力ノードは当初2つのトラン
ジスタを介していずれかの電源の電圧値に向かって移行
を開始し、この電圧値に近づくと、第1または第2計時
手段の計時が完了し、一方のトランジスタがオフし、他
方のトランジスタのみを介して電流を容量体に供給する
ことにより、オーバシュートやアンダシュートを防止す
ることが開示されている。
【0005】また、特開平05−292930号公報に
は、出力バッファの入力端子がハイレベルの場合には、
第1スイッチ回路を介して第1容量を充電するととも
に、第2スイッチ回路を介して第2容量を充電すること
により、第2電源ラインに流れる瞬時電流を減少し、ア
ンダシュートを抑制し、出力バッファの入力端子がロー
レベルの場合には、第2スイッチ回路を介して第2容量
の電荷を放電するとともに、第1スイッチ回路を介して
第1容量を放電することにより、第1電源ラインに流れ
る瞬時電流を減少して、オーバシュートを抑制すること
が開示されている。
【0006】さらに、特開平07−7402号公報に
は、入力電圧はインバータで反転して制御ノードに出力
し、制御ノードの制御電圧は第1の1対のPMOSトラ
ンジスタとNMOSトランジスタで反転され、出力端子
の電圧によって負荷容量を駆動し、この出力電圧はコン
デンサを介して制御ノードへ負帰還される。前記制御電
圧は、第1の1対のPMOSトランジスタとNMOSト
ランジスタの閾値電圧付近までは第2の1対のPMOS
トランジスタとNMOSトランジスタのによって高速に
変化し、その後第3の1対のPMOSトランジスタとN
MOSトランジスタのオン抵抗によって制御電圧が緩や
かに変化させることにより、リンギングなどを抑制する
ことが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のいずれの従来技術においても、出力状態が変化する際
に、出力抵抗を一時的に増加して出力段のトランジスタ
のオン抵抗と出力負荷により構成されるLCR回路に流
れる電流を抑制する形態を採っていないので、出力状態
の立ち上がり、立ち下がり時間を損なうことなく、オー
バシュート、アンダシュート、リングバックなどのリン
ギングを完全に抑制することが困難であるという課題が
ある。
【0008】この発明は、上記従来の課題を解決するた
めになされたもので、出力変動時の動作速度を損なうこ
となく、リンギングを抑制することが可能な出力バッフ
ァ回路を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の出力バッファ回路は、入力電圧を所定回
数反転および所定時間遅延させる遅延回路と、前記遅延
回路において最初に反転された反転電圧と遅延された遅
延電圧の論理和をとるオア回路と、前記遅延回路におい
て最初に反転された反転電圧と遅延電圧の論理積をとる
アンド回路と、前記オア回路で得られた論理和に応じて
オンあるいはオフとなり、オン時に出力をハイレベルに
する第1導電性の第1の1対のMOSトランジスタと、
前記アンド回路で得られた論理積に応じてオンあるいは
オフとなり、オフ時に出力をローレベルにする第2導電
性の第2の1対のMOSトランジスタと、前記遅延回路
の出力レベルに応じてオンあるいはオフが互いに逆とな
り、それぞれオン時に前記第1の1対のMOSトランジ
スタあるいは前記第2の1対のMOSトランジスタにオ
ン抵抗を付加する第1導電性および第2導電性の第3の
1対のMOSトランジスタとを備えることを特徴とす
る。
【0010】この発明によれば、入力電圧を遅延回路で
所定回数反転させるとともに、最初の反転した入力電圧
を所定時間遅延させ、最初の反転した反転電圧と遅延さ
れた遅延電圧との論理和をオア回路でとり、その論理和
に応じて第1導電性の第1の1対のMOSトランジスタ
をオンあるいはオフにし、オン時に出力電圧をハイレベ
ルにするとともに、最初の反転した反転電圧と遅延電圧
との論理積をアンド回路でとり、その論理積に応じて第
2導電性の第2の1対のMOSトランジスタをオンある
いはオフにし、オン時に出力電圧をローレベルにする。
また、遅延回路の出力レベルに応じて第3の1対のMO
Sトランジスタをオンとオフを互いに逆にして、そのオ
ンとなった方のMOSトランジスタのオン抵抗を第1あ
るいは第2の1対のMOSトランジスタのオン時のオン
抵抗に付加し、第3の1対のMOSトランジスタのオン
となった方のMOSトランジスタのオン抵抗と第1ある
いは第2の1対のMOSトランジスタのオン時のオン抵
抗との合成抵抗と出力負荷により構成されるLCR回路
に流れる電流を抑制して、リンギングを低減する。した
がって、この発明では、出力電圧変動時の動作速度を損
なうことなく、リンギングを抑制することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明による出力バッフ
ァ回路の実施の形態について図面に基づき説明する。図
1はこの発明による第1実施の形態の構成を示す回路図
である。この図1において、入力端子T1には入力電圧
Vinが印加されるようになっており、出力端子T2か
ら出力電圧Voutが出力されるようになっている。入
力端子T1に印加された入力電圧Vinは遅延回路Dの
第1インバータ1に印加され、第1インバータ1の出力
端は、バッファ回路2を介して第2インバータ3の入力
端に接続されている。
【0012】すなわち、これらの第1インバータ1、バ
ッファ回路2、第2インバータ3は縦続接続されて、遅
延回路Dを構成している。遅延回路Dにおいて、入力電
圧Vinは第1インバータ1によりそのレベルが反転さ
れて、第1反転電圧Aがバッファ回路2に入力され、そ
こで所定時間遅延されて、遅延電圧Bを出力し、この遅
延電圧Bがさらに第2インバータ3に入力されて、さら
に反転され、第2反転電圧Cを出力するようになってい
る。つまり、遅延回路Dにおいて、入力電圧Vinは所
定時間遅延され、かつ所定回数(この第1実施の形態で
は、2回)反転されて出力するようになっている。
【0013】遅延回路Dにおいて、第1インバータ1の
出力端に発生する第1反転電圧Aは2入力のオア回路O
Rの第1入力端と、2入力のアンド回路ANDの第2入
力端に印加されるようになっている。また、バッファ回
路2の出力端に発生する遅延電圧Bはオア回路ORの第
2入力端とアンド回路ANDの第1入力端に印加される
ようになっている。したがって、オア回路ORは第1反
転電圧Aと遅延電圧Bの論理和(A+B)をとってPチ
ャネルMOSトランジスタP1,P2の両ゲートに印加
するようになっている。
【0014】このPチャネルMOSトランジスタP1,
P2は第1導電性の第1の1対のPチャネルMOSトラ
ンジスタとなるもので、電源VDDと出力端子T2との
間に接続されている。すなわち、PチャネルMOSトラ
ンジスタP1のドレインには電源VDDの電圧が印加さ
れている。PチャネルMOSトランジスタP1のソース
とPチャネルMOSトランジスタP2のドレインは直結
されており、PチャネルMOSトランジスタP2のソー
スは出力端子T2に接続されている。
【0015】また、前記アンド回路ANDは、第1イン
バータ1の出力端に発生する第1反転電圧Aとバッファ
回路2の出力端に発生する遅延電圧Bとの論理積(A×
B)をとって第2導電性の第2の1対のNチャネルMO
SトランジスタN1,N2のゲートに入力するようにな
っている。このNチャネルMOSトランジスタN1,N
2は前記出力端子T2とグランドGNDとの間に接続さ
れている。換言すれば、NチャネルMOSトランジスタ
N2のドレインは出力端子T2に接続され、Nチャネル
MOSトランジスタN2のソースとNチャネルMOSト
ランジスタN1のドレインは直接接続され、Nチャネル
MOSトランジスタN1のソースはグランドGNDに接
続されている。
【0016】遅延回路Dの出力端すなわち、第2インバ
ータ3の出力端から発生する第2反転電圧Cは第1導電
性、すなわちPチャネルMOSトランジスタP3のゲー
トと、第2導電性であるNチャネルMOSトランジスタ
N3のゲートに印加されるようになっている。Pチャネ
ルMOSトランジスタP3とNチャネルMOSトランジ
スタN3は第3の1対のMOSトランジスタとして使用
されている。PチャネルMOSトランジスタP3のドレ
インは前記PチャネルMOSトランジスタP1のソース
とPチャネルMOSトランジスタP2のドレインとの接
続点に接続されている。
【0017】PチャネルMOSトランジスタP3のソー
スとNチャネルMOSトランジスタN3のドレインは出
力端子T2に接続されている。NチャネルMOSトラン
ジスタN3のソースは、NチャネルMOSトランジスタ
N2のソースとNチャネルMOSトランジスタN1のド
レインとの接続点に接続されている。
【0018】次に、以上のように構成されたこの第1実
施の形態の動作について図2のタイミングチャートを参
照して説明する。図2(a)は入力電圧Vinを示し、
図2(b)は遅延回路Dにおける第1インバータ1の出
力端に発生する第1反転電圧Aを示し、図2(c)はバ
ッファ回路2の出力端に発生する遅延電圧Bを示し、図
2(d)は第2インバータ3の出力端に発生する第2反
転電圧Cを示している。図2(e)はオア回路ORの出
力信号、図2(f)はアンド回路ANDの出力信号、図
2(g)は出力端子T2から出力される出力電圧Vou
tを示す。
【0019】図2(a)に示すような入力電圧Vinが
入力端子T1に印加されると、この入力電圧Vinは第
1インバータ1で反転され、その出力端には、図2
(b)に示すような反転された第1反転電圧Aが発生す
る。この第1反転電圧Aはオア回路ORの第1入力端
と、アンド回路ANDの第2入力端に印加される。さら
に、この第1反転電圧Aはバッファ回路2に入力され
て、図2(c)に示すように、バッファ回路2で一定時
間遅延されてその出力端には、遅延電圧Bが発生する。
【0020】この遅延電圧Bは、オア回路ORの第2入
力端とアンド回路ANDの第1入力端に入力される。こ
の結果、オア回路ORは第1反転電圧Aと遅延電圧Bと
の論理和(A+B)をとり、図2(e)に示すような出
力信号をPチャネルMOSトランジスタP1,P2のゲ
ートに印加する。このオア回路ORの出力信号、すなわ
ち、(A+B)のローレベル時間がバッファ回路2によ
る遅延時間分伸長した信号である。
【0021】また、アンド回路ANDは第1反転電圧A
と遅延電圧Bとの論理積(A×B)をとり、図2(f)
に示すような信号をNチャネルMOSトランジスタN
1,N2の各ゲートに印加する。このアンド回路AND
の出力信号、すなわち、(A×B)のローレベルの時間
がバッファ回路2による遅延時間分伸縮した信号であ
る。
【0022】さらに、遅延回路Dにおいて、バッファ回
路2の出力電圧となる遅延電圧Bは、第2インバータ3
で図2(d)に示すように反転された第2反転電圧Cが
発生する。この第2反転電圧Cは、第1反転電圧Aと遅
延電圧Bに対して逆相の関係にあり、この第2反転電圧
CはPMOSトランジスタP3とNMOSトランジスタ
N3の両ゲートに印加される。出力バッファ回路の出力
段のトランジスタである各PMOSトランジスタP1〜
P3,NMOSトランジスタN1〜N3はそのゲートに
印加される信号レベルに応じてオンまたはオフになる。
そのオン、オフするタイミングは次の[表1]に示すよ
うになる。
【0023】
【表1】
【0024】この[表1]において、「○」印はオン状
態を示し、オン抵抗が大の場合である。「◎」印はオン
状態を示し、オン抵抗が小の場合である。「×」印はオ
フ状態を示す。「Pall」はPチャネルMOSトラン
ジスタP1〜P3による仮想的なPチャネルMOSトラ
ンジスタを示す。「Nall」はNチャネルMOSトラ
ンジスタN1〜N3による仮想的なNチャネルMOSト
ランジスタを示す。
【0025】ここで、図2の時間t1〜t6における各
PMOSトランジスタP1〜P3,NMOSトランジス
タN1〜N3の動作について説明する。上記[表1]は
出力バッファ回路の出力段のトランジスタに着目した各
内部端子を含む入出力端子の真理値表を示す。この[表
1]に示す時刻t1〜時刻t6の順で述べる。時刻t1
期間においてPチャネルMOSトランジスタP1,P2
およびNチャネルMOSトランジスタN3はオン状態で
あり、PチャネルMOSトランジスタP3およびNチャ
ネルMOSトランジスタN1,N2はオフ状態である。
【0026】したがって、出力端子T2に現れる出力電
圧Voutはハイレベル、つまり電源VDDの電圧であ
る。この時刻t1のとき、出力バッファ回路の出力段の
トランジスタのオン時の合成抵抗をRon(t1)と
し、各PチャネルMOSトランジスタP1〜P3のオン
時の抵抗をそれぞれ、Ron(P1),Ron(P
2),Ron(P3)とすると、この時刻t1のとき出
力バッファ回路の出力段のトランジスタのオン抵抗の合
成抵抗(導通時の内部合成抵抗)Ron(t1)は、R
on(t1)=Ron(P1)+Ron(P2)であ
る。
【0027】また、時刻t2の期間において、図2
(d)に示すように、遅延回路Dの出力電圧である第2
インバータ3から出力される第2反転電圧Cはハイレベ
ルであり、したがって、NチャネルMOSトランジスタ
N3がオン状態であり、図2(f)に示すようにオア回
路ORの出力信号はハイレベルであり、PチャネルMO
SトランジスタP1,P2はともにオフ状態である。さ
らに、図2(e)に示すように、アンド回路ANDの出
力信号はローレベルであり、したがって、NチャネルM
OSトランジスタN1,N2もオフ状態である。この結
果、出力端子T2に現れる出力電圧Voutの状態は不
定(以下、HiZで表す)状態である。このとき、出力
バッファ回路の出力段のトランジスタの合成オン抵抗は
Ron(t2)=不定(HiZ)である。
【0028】次に、時刻t3の期間において、アンド回
路ANDの出力信号は図2(e)に示すように、ハイレ
ベルであり、したがって、NチャネルMOSトランジス
タN1,N2はオンになっている。また、オア回路OR
の出力信号は図2(f)に示すように、ハイレベルであ
りPチャネルMOSトランジスタP1,P2はオフにな
っている。さらに、遅延回路Dの出力信号、すなわち、
第2インバータ3から出力される第2反転電圧Cは図2
(d)に示すようにハイレベルである。
【0029】この第2反転電圧Cがハイレベルである
と、PチャネルMOSトランジスタP3はオフであり、
NチャネルMOSトランジスタN3はオンとなる。これ
により、出力端子T2に現れる出力電圧Voutは、ロ
ーレベル状態、つまり、Vout=GND(グランド)
である。この時刻t3の期間において、出力バッファ回
路の出力段のオン合成抵抗Ron(t3)は、Ron
(t3)=Ron(N1)+Ron(N2)//Ron
(N3)である。
【0030】次に、時刻t4期間の状態について述べ
る。この時刻t4において,オア回路ORの出力信号は
図2(f)からも明らかなように、ハイレベルであり、
PチャネルMOSトランジスタP1,P2はオフであ
る。アンド回路ANDの出力信号は図2(e)に示すよ
うに、ハイレベルであり、したがって、NチャネルMO
SトランジスタN1,N2はオンである。さらに、遅延
回路Dの第2インバータ3から出力される第2反転電圧
Cは図2(d)に示すように、ローレベルであり、Pチ
ャネルMOSトランジスタP3はオンであり、Nチャネ
ルMOSトランジスタN3はオフである。
【0031】この結果、出力端子T2に現れる出力電圧
Voutは、ローレベルである。すなわち、Vout=
GNDである。この時刻t4における出力バッファ回路
の出力段のトランジスタのオン合成抵抗Ron(t4)
は、Ron(t4)=Ron(N1)+Ron(N2)
である。
【0032】次に、時刻t5において、オア回路ORの
出力信号は図2(f)から明らかなように、ハイレベル
であり、PチャネルMOSトランジスタP1,P2はオ
フである。このとき、アンド回路ANDの出力信号は図
2(e)に示すように、ローレベルであり、Nチャネル
MOSトランジスタN1,N2はオフである。遅延回路
Dの出力電圧、すなわち、第2反転電圧Cは図2(d)
に示すように、ローレベルであり、PチャネルMOSト
ランジスタP3はオンであり、NチャネルMOSトラン
ジスタN3はオフである。
【0033】したがって、この時刻t5の期間において
は、出力端子T2に現れる出力電圧Voutは不定状
態、つまり、Vout=HiZである。この時刻t5に
おける出力バッファ回路の出力段のトランジスタのオン
合成抵抗Ron(t5)は、Ron(t5)=HiZで
ある。
【0034】次に、時刻t6の期間の状態について述べ
る。この時刻t6では、オア回路ORの出力信号は図2
(f)から明らかなように、ローレベルであり、Pチャ
ネルMOSトランジスタP1,P2はオンである。ま
た、アンド回路ANDの出力信号は、図2(e)から明
らかなように、ローレベルであり、したがって、Nチャ
ネルMOSトランジスタN1,N2はオフである。さら
に、遅延回路Dにおける第2インバータ3から出力され
る第2反転電圧Cはローレベルであり、PチャネルMO
SトランジスタP3はオンであり、NチャネルMOSト
ランジスタN3はオフである。
【0035】この結果、出力端子T2に現れる出力電圧
Voutは、ハイレベル状態、つまり、Vout=VD
Dである。この時刻t6における出力バッファ回路の出
力段のトランジスタのオン合成抵抗Ron(t6)は、
Ron(t6)=Ron(P1)+Ron(P2)//
Ron(P3)である。
【0036】このように、第1実施の形態では、出力バ
ッファ回路の出力段のトランジスタのオン合成抵抗を,
オア回路ORでPチャネルMOSトランジスタP1,P
2のオン、オフ制御と、アンド回路ANDでNチャネル
MOSトランジスタN1,N2のオン、オフ制御と、遅
延回路Dの出力でPチャネルMOSトランジスタP3,
NチャネルMOSトランジスタN3のオン、オフ制御を
行って、そのオン時のオン抵抗をPチャネルMOSトラ
ンジスタP1,P2、あるいはNチャネルMOSトラン
ジスタN1,N2のオン抵抗に付加することにより、出
力状態がGNDから電源VDDの電圧へ立ち上がったと
きの一定期間および出力状態が電源VDDの電圧からG
NDへ立ち下がったときの一定期間において、出力バッ
ファ回路の出力段のトランジスタのオン合成抵抗が増加
させることができる。これにより、出力バッファ回路に
おける出力段の第1、第2の1対のトランジスタのオン
抵抗と図示しない出力負荷により構成されるLCR回路
(図示せず)に流れる電流を抑制し、このLCR回路の
充放電現象であるオーバー/アンダーシュートおよびリ
ングバックなどのリンギングを低減することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、出力
バッファ回路の出力段のトランジスタのオン合成抵抗を
入力電圧を遅延回路で反転させた反転電圧と所定時間遅
延させた遅延電圧の論理和のレベルに応じて第1導電性
の第1の1対のトランジスタのオン、オフ制御を行うと
ともに、この反転電圧と遅延電圧の論理積のレベルに応
じて第2導電性の第2の1対のトランジスタのオン、オ
フ制御を行い、さらに、遅延回路の出力電圧の反転電圧
レベルに応じてオン、オフが互いに逆になる第1導電性
および第2導電性による第3の1対のトランジスタのオ
ン、オフ制御を行って出力バッファ回路の出力段のトラ
ンジスタのオン合成抵抗を制御するようにしたので、出
力バッファ回路において出力状態変化時に、出力段のト
ランジスタのオン合成抵抗を一時的に増加することがで
きる。これにより、出力バッファ回路の出力段の第1の
1対のトランジスタのオン抵抗と出力負荷により構成さ
れるLCR回路に流れる電流を抑制し、このLCR回路
の充放電現象であるオーバー/アンダーシュートおよび
リングバックなどのリンギングを低減することができ
る。また、出力段のトランジスタのオン合成抵抗の増加
期間を調整することにより、出力状態の立ち上がり/立
ち下がり時間を損なうことなくリンギングを低減するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による出力バッファ回路の第1実施の
形態の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明による出力バッファ回路の第1実施の
形態の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1……第1インバータ、2……バッファ回路、3……第
2インバータ、AND……アンド回路、D……遅延回
路、OR……オア回路、N1〜N3……NチャネルMO
Sトランジスタ、P1〜P3……PチャネルMOSトラ
ンジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00 - 17/70

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧を所定回数反転および所定時間
    遅延させる遅延回路と、 前記遅延回路において最初に反転された反転電圧と遅延
    された入力電圧の論理和をとるオア回路と、 前記遅延回路において最初に反転された反転電圧と遅延
    電圧の論理積をとるアンド回路と、 前記オア回路で得られた論理和に応じてオンあるいはオ
    フとなり、オン時に出力をハイレベルにする第1導電性
    の第1の1対のMOSトランジスタと、 前記アンド回路で得られた論理積に応じてオンあるいは
    オフとなり、オフ時に出力をローレベルにする第2導電
    性の第2の1対のMOSトランジスタと、 前記遅延回路の出力レベルに応じてオンあるいはオフが
    互いに逆となり、それぞれオン時に前記第1の1対のM
    OSトランジスタあるいは前記第2の1対のMOSトラ
    ンジスタにオン抵抗を付加する第1導電性および第2導
    電性の第3の1対のMOSトランジスタと、 を備えることを特徴とする出力バッファ回路。
  2. 【請求項2】 前記遅延回路は、前記入力電圧を反転す
    る第1インバータと、前記第1インバータの出力電圧を
    所定時間遅延させるバッファ回路と、前記バッファ回路
    の出力電圧を反転させる第2インバータとを備えること
    を特徴とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  3. 【請求項3】 前記オア回路は、前記第1インバータの
    出力電圧と前記バッファ回路の出力電圧との論理和をと
    ることを特徴とする請求項2記載の出力バッファ回路。
  4. 【請求項4】 前記アンド回路は、前記第1インバータ
    の出力電圧と前記バッファ回路の出力電圧との論理積を
    とることを特徴とする請求項2記載の出力バッファ回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第1導電性の第1の1対のMOSト
    ランジスタは、電源と出力端子との間に接続された1対
    のPチャネルMOSトランジスタであることを特徴とす
    る請求項1記載の出力バッファ回路。
  6. 【請求項6】 前記第2導電性の第2の1対のMOSト
    ランジスタは、グランドと出力端子との間に接続された
    1対のNチャネルMOSトランジスタであることを特徴
    とする請求項1記載の出力バッファ回路。
  7. 【請求項7】 前記第3の1対のMOSトランジスタ
    は、それぞれ前記第1導電性の第1の1対のMOSトラ
    ンジスタの接続点と前記出力端子との間に接続されたP
    チャネルトランジスタと、前記第2導電性の1対のMO
    Sトランジスタの接続点と前記出力端子との間に接続さ
    れたNチャネルMOSトランジスタとから構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の出力バッファ回路。
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