JP3146036B2 - 箱形断面材のプレス加工方法 - Google Patents

箱形断面材のプレス加工方法

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昭好 高雄
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川崎油工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス成形分野におけ
る箱形断面材のプレス加工方法に関し、特に自動車やト
ラックのアルミニウムのバンパ−等の箱形断面材のプレ
ス加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化をはかるため、ア
ルミニウム材が注目されている。特に、アルミニウム材
は、軽量化材料であるとともに断面自由度が大きく、部
材の中空化や一体化がはかれるので、適用拡大が進めら
れている。
【0003】たとえば、低コストなバンパ−リィンホ−
スメントが採用され、箱形断面形状のアルミニウム材の
バンパ−が開発されつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、箱形断面形状
に押出されて成形されたアルミニウムのバンパ−部材を
所望の曲面に曲げ加工すると、その折曲部の内側や側面
に割れや、しわが発生するものであった。特に、バンパ
−の両側部で、その外側面と内側面での折曲面の曲率が
相違すると、割れや、しわを生じないで曲げ加工するの
が難しいものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、自動
車やトラックのアルミニウムの軽金属のバンパ−等の箱
形断面材で、その端部で外側面と内側面との折曲面の曲
率が相違している箱形断面材のプレス加工方法におい
て、所定の折曲面の曲率とした上型と下型との間にアル
ミニウムの軽金属の箱形断面材を投入して、箱形断面材
の端部に外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の曲率
とした中子材を挿入して、先ず箱形断面材の端部に中子
材の折曲面の曲率が大きい側面をそわせて折曲面の曲率
の大きい側面側をプレス成形し、つぎに箱形断面材の端
部に上記中子材の折曲面の曲率の小さい側面をそわせて
折曲面の曲率の小さい側面側をプレス成形することを特
徴とする箱形断面材のプレス加工方法を提供するにあ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、所定の折曲面の曲率とした上
型と下型との間に投入したアルミニウムの箱形断面材の
端部に、外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の曲率
とした中子材を挿入して、先ず中子材の折曲面の曲率が
大きい側面をそわせてプレス成形し、ついで中子材の折
曲面の曲率の小さい側面にそわせてプレス成形すること
によって、外側面と内側面との折曲面の曲率が相違して
いても、それぞれの側面を曲げ加工することができる。
そのため、内側面や側面に割れや、しわが生じなく、所
望の形状にプレス成形することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづいて説明す
る。図1以下は、本発明の一実施例である。自動車のバ
ンパ−1は、図1のように両端部の外側面2と内側面3
との折曲面の曲率が相違し、かつその断面形状は図2の
ように箱形形状となり、その中央部に仕切り状の補強材
4が配設されている。このような複雑な断面形状のバン
パ−用の箱形断面材5は、軽量化等の目的のためアルミ
ニウム材を押出しして成形され、その端面を切断し、以
下のように曲げ加工してバンパ−1を成形するようにし
ている。
【0008】上記したバンパ−1のプレス用の上型6
は、図3、図2のようにバンパ−1の内面側および側面
にそっていて、特に端部側の折曲面の曲率が小さい形状
のものとしている。また、下型7は、図3、図2のよう
にバンパ−1の外面側にそっていて、特に端部側の断面
の曲率が大きい形状のものとしている。
【0009】そして、図2、図3のように断面が箱形形
状の箱形断面材5に補強材4にそって溝を切った中子材
8を旋回したり、水平に移動したりして出し入れ可能に
配設している。
【0010】中子材8は、図3のように中央部をやや変
形したL字状としていて、その両側部を上型6の両側へ
それぞれ延設し、その内側の端部を支持部9として20
〜30度程、中子回転シリンダ−(図示せず)で旋回で
きるようにしている。そして、旋回した中子材8を内面
曲げ兼中子スライドシリンダ−(図示せず)で箱形断面
材5に挿入して支持材10を介して上型6に押し付け、
内面側をプレス成形できるようにしている。なお、中子
材8は、図のように箱形断面材5の上下の間隔よりもや
や狭くしている。
【0011】しかして、図4のように上型6、下型7の
間にアルミニウム材の箱形断面材5を投入し、その端部
にL字状の中子材8を図5のように挿入する。
【0012】そして、図6のように上型6を下降し、箱
形断面材5を中子材8を介して下型7に押し付け、外面
側を曲率の大きい下型7にそってプレス成形する。
【0013】ついで、図7のように中子材8を内面曲げ
兼中子スライドシリンダ−で箱形断面材5にさらに挿入
して箱形断面材5を上型6に押し付け、内面側を曲率の
小さい上型6にそってプレス成形する。
【0014】このようにして、バンパ−1をプレス成形
できると、内面曲げ兼中子スライドシリンダ−で中子材
8をバンパ−1から取り出し、上型6を上昇してバンパ
−1を搬出し、次の箱形断面材5を投入して順次プレス
成形していく。
【0015】したがって、内面側と外面側との折曲面の
曲率が相違していても、バンパ−の内面側と外面側との
曲率面とした中子材を介して上記のようにプレス成形す
ることができる。そして、プレス成形した結果、曲率の
小さい内面側や側面部に全く割れや、しわが生じなかっ
た。
【0016】上記では、上型に中子材を同期するように
して配設したが、上型に中子材の運動を拘束して上記の
ように作用、効果を奏するように取り付けることも可能
である。
【0017】また、実施例では、自動車のバンパ−につ
いて説明したが、トラック、その他のものについても適
用することができ、さらに他の箱形断面で本発明と同様
の趣旨のものについても適用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明にあっては、アルミ
ニウムの軽金属の箱形断面で、その外側面と、内側面と
の折曲面の曲率が相違して曲げ加工が困難であるにもか
かわらず、外側面、内側面をそれぞれ上記と同一の曲率
とした中子材を介して、下型、上型に対して順次押し付
けて曲げ加工するので、箱形断面材の曲率の小さい内面
側や側面に割れや、しわが生じることなく、品質よくプ
レス成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の一部省略した成形部材の平
面図、
【図2】同上のやや拡大した側断面図、
【図3】同上の中子材の挿入説明用断面図、
【図4】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図、
【図5】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図、
【図6】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図、
【図7】同上の成形部材の成形工程の説明用断面図。
【符号の説明】
1…バンバ− 2…外側面 3…内
側面 5…箱形断面材 6…上型 7…下
型 8…中子材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 53/86 - 53/88 B21D 9/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車やトラックのアルミニウムの軽金
    属のバンパ−等の箱形断面材で、その端部で外側面と内
    側面との折曲面の曲率が相違している箱形断面材のプレ
    ス加工方法において、 所定の折曲面の曲率とした上型と下型との間にアルミニ
    ウムの軽金属の箱形断面材を投入して、箱形断面材の端
    部に外側面、内側面をそれぞれ所定の折曲面の曲率とし
    た中子材を挿入して、先ず箱形断面材の端部に中子材の
    折曲面の曲率が大きい側面をそわせて折曲面の曲率の大
    きい側面側をプレス成形し、 つぎに箱形断面材の端部に上記中子材の折曲面の曲率の
    小さい側面をそわせて折曲面の曲率の小さい側面側をプ
    レス成形することを特徴とする箱形断面材のプレス加工
    方法。
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CN104307982B (zh) * 2014-10-28 2016-04-13 中国重汽集团济南动力有限公司 一种轻型卡车整体侧围的冲压工艺

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