JP3172811B2 - 高層建築物 - Google Patents
高層建築物Info
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- JP3172811B2 JP3172811B2 JP20576592A JP20576592A JP3172811B2 JP 3172811 B2 JP3172811 B2 JP 3172811B2 JP 20576592 A JP20576592 A JP 20576592A JP 20576592 A JP20576592 A JP 20576592A JP 3172811 B2 JP3172811 B2 JP 3172811B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高層建築物に係り、
特に、横風に起因する建築物の揺れを防止することがで
きるものに関する。
特に、横風に起因する建築物の揺れを防止することがで
きるものに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高層建物には、地震や風
等の外力による振動を防止するための装置や機構が設け
られているものがある。このような振動防止装置や機構
を設計する場合、地震と風による振動を考慮して設計す
るが、高さが100〜200m程度の高層建物の場合、
地震による振動が支配的であるのに対し、300m以上
の高層建物の場合、地震よりむしろ風による振動が支配
的になる場合が多くなる。この風による振動は、図9に
示すように、建物1に横から強風Wが当たると、建物1
の角部で気流の剥離が生じ、建物1の風下側において大
きな渦流Sが規則的に発生するために生じる。
等の外力による振動を防止するための装置や機構が設け
られているものがある。このような振動防止装置や機構
を設計する場合、地震と風による振動を考慮して設計す
るが、高さが100〜200m程度の高層建物の場合、
地震による振動が支配的であるのに対し、300m以上
の高層建物の場合、地震よりむしろ風による振動が支配
的になる場合が多くなる。この風による振動は、図9に
示すように、建物1に横から強風Wが当たると、建物1
の角部で気流の剥離が生じ、建物1の風下側において大
きな渦流Sが規則的に発生するために生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、上記の場
合、建物1に、矢印で示すような変動揚力Fが発生し、
これによって建物1が横揺れし、特に建物1が共振した
場合、横揺れが極大となり、場合によっては建物1の破
壊につながりかねないという問題があった。この発明は
上記事情に鑑みてなされたもので、横風に起因する建築
物の揺れを防止することができる高層建築物を提供する
ことを目的としている。
合、建物1に、矢印で示すような変動揚力Fが発生し、
これによって建物1が横揺れし、特に建物1が共振した
場合、横揺れが極大となり、場合によっては建物1の破
壊につながりかねないという問題があった。この発明は
上記事情に鑑みてなされたもので、横風に起因する建築
物の揺れを防止することができる高層建築物を提供する
ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1の高層建築物は、高層の建物本
体の角部に、当該建物本体の互いに隣接する側壁から突
出する突出部が上下に延在する状態で建物本体と一体に
形成され、この突出部に、上記互いに隣接する側壁側に
向けて貫通する通風路が、前記突出部に突出している建
物本体の床により所定位置で区画された状態で上下に所
定間隔で形成されているものである。
に、この発明の請求項1の高層建築物は、高層の建物本
体の角部に、当該建物本体の互いに隣接する側壁から突
出する突出部が上下に延在する状態で建物本体と一体に
形成され、この突出部に、上記互いに隣接する側壁側に
向けて貫通する通風路が、前記突出部に突出している建
物本体の床により所定位置で区画された状態で上下に所
定間隔で形成されているものである。
【0005】
【作用】請求項1の高層建築物にあっては、建物本体に
当たる横風は突出部によってその流れが制御され、その
一部の風が通風路を通ってスムーズに流れるので、従来
のような建物本体の角部での気流の剥離に起因する渦流
が発生することがなく、これによって、渦流による建物
本体の振動を防止する。また、上記横風のうち突出部の
外側を流れる風によって、建物本体の風下側において、
若干の渦流が発生する可能性があるが、この場合、該渦
流を上記通風路を流れる風によって吹き飛ばすことによ
って渦流に起因する建物本体の振動を防止する。
当たる横風は突出部によってその流れが制御され、その
一部の風が通風路を通ってスムーズに流れるので、従来
のような建物本体の角部での気流の剥離に起因する渦流
が発生することがなく、これによって、渦流による建物
本体の振動を防止する。また、上記横風のうち突出部の
外側を流れる風によって、建物本体の風下側において、
若干の渦流が発生する可能性があるが、この場合、該渦
流を上記通風路を流れる風によって吹き飛ばすことによ
って渦流に起因する建物本体の振動を防止する。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の高層建築物
の実施例を説明する。図1ないし図4は第1実施例を示
す。これらの図に示す高層建築物10は500m程度の
高さを有する高層の建物本体11と、この建物本体11
の角部にそれぞれ形成された4条の突出部12とを主体
として構成されている。
の実施例を説明する。図1ないし図4は第1実施例を示
す。これらの図に示す高層建築物10は500m程度の
高さを有する高層の建物本体11と、この建物本体11
の角部にそれぞれ形成された4条の突出部12とを主体
として構成されている。
【0007】上記建物本体11は平面視略正方形状をな
すもので、高さ方向に積層された50m程度の高さを有
する多数のユニット13…によって構成されている。各
ユニット13は、多数(例えば12枚)の床スラブが設
けられた多数階構造となっており、隣接するユニット1
3,13の間には大床スラブ15が配設されている。こ
の大床スラブ15は建物本体11の横断面と同形の平面
視略正方形状をなすもので、その4つの角部には長方形
状の突出片15aが一体形成されている。
すもので、高さ方向に積層された50m程度の高さを有
する多数のユニット13…によって構成されている。各
ユニット13は、多数(例えば12枚)の床スラブが設
けられた多数階構造となっており、隣接するユニット1
3,13の間には大床スラブ15が配設されている。こ
の大床スラブ15は建物本体11の横断面と同形の平面
視略正方形状をなすもので、その4つの角部には長方形
状の突出片15aが一体形成されている。
【0008】上記突出部12は建物本体11の角部に、
当該建物本体11の互いに隣接する側壁11a,11a
から突出し、かつ上下に延在して形成されたものであ
り、上記各ユニット13の角部に上下に延在して設けら
れた突出片13a…と、これら突出片13aの上下の端
面に当接して設けられた上記突出片15a…とから構成
されている。
当該建物本体11の互いに隣接する側壁11a,11a
から突出し、かつ上下に延在して形成されたものであ
り、上記各ユニット13の角部に上下に延在して設けら
れた突出片13a…と、これら突出片13aの上下の端
面に当接して設けられた上記突出片15a…とから構成
されている。
【0009】上記突出部12には、各ユニット13毎に
通風路16が形成されている。この通風路16は、互い
に隣接する建物本体11の側壁11a,11a側に向け
て貫通するもので、上記ユニット13の角部を隅切りし
てなる隅切面16aと、上下に隣接する大床スラブ1
5,15の突出片15a,15aの上下面と、上記突出
片13aの内壁面とによって形成されている。すなわ
ち、通風路16は、突出部12に突出している大床スラ
ブ15の突出片15aにより区画された状態で上下に所
定間隔で形成されている。また、各通風路16は平面視
において、建物本体11の側壁11aに対して45°傾
斜して形成されている。なお、この実施例では、通風路
16を建物本体11の下部のユニット13、すなわち横
風によっては振動に殆ど影響を与えない部分には形成し
ていないが、本発明は当該部分に通風路16を形成して
もよく、また、横風によって建物本体11の振動に影響
する部分にのみ形成してもよい。
通風路16が形成されている。この通風路16は、互い
に隣接する建物本体11の側壁11a,11a側に向け
て貫通するもので、上記ユニット13の角部を隅切りし
てなる隅切面16aと、上下に隣接する大床スラブ1
5,15の突出片15a,15aの上下面と、上記突出
片13aの内壁面とによって形成されている。すなわ
ち、通風路16は、突出部12に突出している大床スラ
ブ15の突出片15aにより区画された状態で上下に所
定間隔で形成されている。また、各通風路16は平面視
において、建物本体11の側壁11aに対して45°傾
斜して形成されている。なお、この実施例では、通風路
16を建物本体11の下部のユニット13、すなわち横
風によっては振動に殆ど影響を与えない部分には形成し
ていないが、本発明は当該部分に通風路16を形成して
もよく、また、横風によって建物本体11の振動に影響
する部分にのみ形成してもよい。
【0010】また、上記構成の各突出部12内には建物
本体11の鉛直荷重を支持する大支柱(図示略)が上下
に貫通して設けられており、当該大支柱には、送電線、
給排水管、情報通信手段等のいわゆるインフラストラク
チュアや、エレベータ17等が設けられている。このエ
レベータ17としては、例えば、図2および図3に示す
ように、建物本体11を24階ごとに5分割し、上記突
出片13aに、ノンストップで96階および72階まで
一気に上昇する急行のエレベータ17a,17bを設け
るとともに、建物本体11の一方の隅切面に、48階お
よび24階まで上昇する急行のエレベータ17c,17
dを設け、さらに、このエレベータ17c,17dに内
側および建物本体11の他方の隅切面に、頂上まで24
階ずつ上昇するローカルのエレベータ17eを設けるこ
とができる。このようにすれば、500m級の高層建築
物においても短時間かつ効率のよい輸送を行うことがで
き、また建物本体11の居住空間を最大限に確保するこ
とができる。
本体11の鉛直荷重を支持する大支柱(図示略)が上下
に貫通して設けられており、当該大支柱には、送電線、
給排水管、情報通信手段等のいわゆるインフラストラク
チュアや、エレベータ17等が設けられている。このエ
レベータ17としては、例えば、図2および図3に示す
ように、建物本体11を24階ごとに5分割し、上記突
出片13aに、ノンストップで96階および72階まで
一気に上昇する急行のエレベータ17a,17bを設け
るとともに、建物本体11の一方の隅切面に、48階お
よび24階まで上昇する急行のエレベータ17c,17
dを設け、さらに、このエレベータ17c,17dに内
側および建物本体11の他方の隅切面に、頂上まで24
階ずつ上昇するローカルのエレベータ17eを設けるこ
とができる。このようにすれば、500m級の高層建築
物においても短時間かつ効率のよい輸送を行うことがで
き、また建物本体11の居住空間を最大限に確保するこ
とができる。
【0011】上記構成の高層建築物10においては、図
4に示すように、横風を受けた場合、当該横風は建物本
体11の角部に設けられた突出部12によってその流れ
が制御され、その一部の風W1が通風路16を通ってス
ムーズに流れる。したがって、従来のような建物本体の
角部での気流の剥離に起因する渦流が発生することがな
いので、この渦流による振動を防止することができる。
また、上記横風のうち突出部12の外側を流れる風W2
によって、建物本体11の風下側において、若干の渦流
Sが発生する可能性があるが、この場合、該渦流Sが上
記風W1によって吹き飛ばされるので、この渦流に起因
する建物本体11の振動を防止することができる。
4に示すように、横風を受けた場合、当該横風は建物本
体11の角部に設けられた突出部12によってその流れ
が制御され、その一部の風W1が通風路16を通ってス
ムーズに流れる。したがって、従来のような建物本体の
角部での気流の剥離に起因する渦流が発生することがな
いので、この渦流による振動を防止することができる。
また、上記横風のうち突出部12の外側を流れる風W2
によって、建物本体11の風下側において、若干の渦流
Sが発生する可能性があるが、この場合、該渦流Sが上
記風W1によって吹き飛ばされるので、この渦流に起因
する建物本体11の振動を防止することができる。
【0012】次に、上記実施例の高層建築物10の効果
をより明確にするために、コンピュータシュミレーショ
ン解析による実験を行った。なお、比較例として、角部
に隅切りを付与した高層建築物20についても同様のコ
ンピュータシュミレーション解析による実験を行った。
をより明確にするために、コンピュータシュミレーショ
ン解析による実験を行った。なお、比較例として、角部
に隅切りを付与した高層建築物20についても同様のコ
ンピュータシュミレーション解析による実験を行った。
【0013】図5および図6は高層建築物10,20に
左側から横風を当てた際の、時間の経過に伴う風力を示
したグラフである。これらのグラフから明らかなよう
に、比較例の高層建築物20の場合、風力が大きく、し
かもその変化が大きいのに対し、実施例の高層建築物1
0の場合、風力が極端に小さく、またその変化も殆どな
いことが解る。なお、図5および図6においての線は
風方向の風力を示し、の太線は風方向と直交する方向
の風力を示す。このように、コンピュータシュミレーシ
ョンによる解析によって、実施例の高層建築物10で
は、比較例の高層建築物20、すなわち通常の高層建築
物に比べ、劇的な空気力学的効果を得られるのが判明し
た。
左側から横風を当てた際の、時間の経過に伴う風力を示
したグラフである。これらのグラフから明らかなよう
に、比較例の高層建築物20の場合、風力が大きく、し
かもその変化が大きいのに対し、実施例の高層建築物1
0の場合、風力が極端に小さく、またその変化も殆どな
いことが解る。なお、図5および図6においての線は
風方向の風力を示し、の太線は風方向と直交する方向
の風力を示す。このように、コンピュータシュミレーシ
ョンによる解析によって、実施例の高層建築物10で
は、比較例の高層建築物20、すなわち通常の高層建築
物に比べ、劇的な空気力学的効果を得られるのが判明し
た。
【0014】図7および図8は第2実施例の高層建築物
を示す。これらの図に示す高層建築物30は、500m
程度の高さを有する高層の建物本体31の4つの角部
に、当該建物本体31の互いに隣接する側壁間31a,
31aを貫通する通風路32を、上下に所定間隔で形成
したものである。
を示す。これらの図に示す高層建築物30は、500m
程度の高さを有する高層の建物本体31の4つの角部
に、当該建物本体31の互いに隣接する側壁間31a,
31aを貫通する通風路32を、上下に所定間隔で形成
したものである。
【0015】上記建物本体31は平面視正方形状をなす
もので、その4つの角部には、建物本体31の側壁31
aから所定量突出した突出部31bが建物本体31の高
さ方向に延在して形成されている。また、この建物本体
31は、上記第1実施例と同様に、高さ方向に積層され
た50m程度の高さを有する多数のユニット33…によ
って構成されている。各ユニット33は多数の床スラブ
が設けられた多数階構造となっており、隣接するユニッ
ト33,33の間には、建物本体31の横断面と同形状
をなす大床スラブ35が配設されていて、第1実施例の
場合と同様に、上記の通風路32は、突出部31bに突
出している大床スラブ35の突出部により区画された状
態で上下に所定間隔で形成されている。上記通風路32
は、各ユニット33毎にその4つの角部に、上記突出部
31b,31bに隣接する側壁31a,31a間を貫通
して形成されており、平面視において、建物本体31の
側壁31aに対して45°傾斜されている。
もので、その4つの角部には、建物本体31の側壁31
aから所定量突出した突出部31bが建物本体31の高
さ方向に延在して形成されている。また、この建物本体
31は、上記第1実施例と同様に、高さ方向に積層され
た50m程度の高さを有する多数のユニット33…によ
って構成されている。各ユニット33は多数の床スラブ
が設けられた多数階構造となっており、隣接するユニッ
ト33,33の間には、建物本体31の横断面と同形状
をなす大床スラブ35が配設されていて、第1実施例の
場合と同様に、上記の通風路32は、突出部31bに突
出している大床スラブ35の突出部により区画された状
態で上下に所定間隔で形成されている。上記通風路32
は、各ユニット33毎にその4つの角部に、上記突出部
31b,31bに隣接する側壁31a,31a間を貫通
して形成されており、平面視において、建物本体31の
側壁31aに対して45°傾斜されている。
【0016】上記構成の高層建築物30においては、図
8に示すように、横風を受けた場合、当該横風の一部の
風W1は突出部31bによってその流れが制御されて通
風路32を通って、建物本体31の背面側(風下側)に
スムーズに抜け出る。一方、建物本体31の側壁31
a,31aに沿って流れる風W2は建物本体31の角部
で気流の剥離を生じ、建物本体31の背面側において渦
流Sを生じさせようとするが、この渦流Sは大きく成長
する前に、上記風W1によって吹き飛ばされるので、こ
の渦流Sに起因する建物本体31の振動を防止すること
ができる。
8に示すように、横風を受けた場合、当該横風の一部の
風W1は突出部31bによってその流れが制御されて通
風路32を通って、建物本体31の背面側(風下側)に
スムーズに抜け出る。一方、建物本体31の側壁31
a,31aに沿って流れる風W2は建物本体31の角部
で気流の剥離を生じ、建物本体31の背面側において渦
流Sを生じさせようとするが、この渦流Sは大きく成長
する前に、上記風W1によって吹き飛ばされるので、こ
の渦流Sに起因する建物本体31の振動を防止すること
ができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の高層建築物によれば、高層の建物本体の角部に、当
該建物本体の互いに隣接する側壁から突出する突出部を
形成し、この突出部に、互いに隣接する側壁側に向けて
貫通する通風路を形成したので、建物本体に当たる横風
は突出部によってその流れが制御され、その一部の風が
通風路を通ってスムーズに流れる。したがって、従来の
ような建物本体の角部での気流の剥離に起因する渦流が
発生することがないので、この渦流による振動を防止す
ることができる。また、上記横風のうち突出部の外側を
流れる風によって、建物本体の風下側において、若干の
渦流が発生する可能性があるが、この場合、該渦流が上
記通風路を流れる風によって吹き飛ばされるので、この
渦流に起因する建物本体の振動を防止することができ
る。また、建物本体の背面側(風下側)に渦流が形成さ
れないので、背面圧が低下せず、よって風向方向の風力
も極端に低下する。特に、通風路を設けるための突出部
を建物本体と一体に形成するので、突出部および通風路
は建物本体を施工する際に同時に施工できるし、他に格
別の設備や機器を必要としないので施工が容易であるし
保守も不要である。また、通風路を建物本体の床により
所定位置で区画した状態で上下に所定間隔で形成するの
で、渦流の発生を最も効果的に抑制し得るように通風路
を自由に区画できかつ区画位置を自由に設定することが
可能である。
1の高層建築物によれば、高層の建物本体の角部に、当
該建物本体の互いに隣接する側壁から突出する突出部を
形成し、この突出部に、互いに隣接する側壁側に向けて
貫通する通風路を形成したので、建物本体に当たる横風
は突出部によってその流れが制御され、その一部の風が
通風路を通ってスムーズに流れる。したがって、従来の
ような建物本体の角部での気流の剥離に起因する渦流が
発生することがないので、この渦流による振動を防止す
ることができる。また、上記横風のうち突出部の外側を
流れる風によって、建物本体の風下側において、若干の
渦流が発生する可能性があるが、この場合、該渦流が上
記通風路を流れる風によって吹き飛ばされるので、この
渦流に起因する建物本体の振動を防止することができ
る。また、建物本体の背面側(風下側)に渦流が形成さ
れないので、背面圧が低下せず、よって風向方向の風力
も極端に低下する。特に、通風路を設けるための突出部
を建物本体と一体に形成するので、突出部および通風路
は建物本体を施工する際に同時に施工できるし、他に格
別の設備や機器を必要としないので施工が容易であるし
保守も不要である。また、通風路を建物本体の床により
所定位置で区画した状態で上下に所定間隔で形成するの
で、渦流の発生を最も効果的に抑制し得るように通風路
を自由に区画できかつ区画位置を自由に設定することが
可能である。
【図1】 本発明の第1実施例の高層建築物の概略構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施例の高層建築物の要部を示
す平面図である。
す平面図である。
【図3】 本発明の第1実施例の高層建築物におけるエ
レベータの状態を概略的に示す側面図である。
レベータの状態を概略的に示す側面図である。
【図4】 本発明の第1実施例の高層建築物における風
の流れを示す平面図である。
の流れを示す平面図である。
【図5】 本発明の第1実施例の高層建築物に横風を当
てた際の、時間の経過に伴う風力を示したグラフであ
る。
てた際の、時間の経過に伴う風力を示したグラフであ
る。
【図6】 比較例の高層建築物に横風を当てた際の、時
間の経過に伴う風力を示したグラフである。
間の経過に伴う風力を示したグラフである。
【図7】 本発明の第2実施例の高層建築物の概略構成
を示す要部の斜視図である。
を示す要部の斜視図である。
【図8】 本発明の第2実施例の高層建築物の要部を風
の流れとともに示す平面図である。
の流れとともに示す平面図である。
【図9】 従来の高層建築物の要部を風の流れとともに
示す平面図である。
示す平面図である。
【符号の説明】10,30 高層建築物 11,31 建物本体 12,31b 突出部13,33 ユニット 15,35 大床スラブ(床)
Claims (1)
- 【請求項1】 高層の建物本体の角部に、当該建物本体
の互いに隣接する側壁から突出する突出部が上下に延在
する状態で建物本体と一体に形成され、この突出部に、
上記互いに隣接する側壁側に向けて貫通する通風路が、
前記突出部に突出している建物本体の床により所定位置
で区画された状態で上下に所定間隔で形成されているこ
とを特徴とする高層建築物。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20576592A JP3172811B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 高層建築物 |
| GB9314431A GB2268766A (en) | 1992-07-14 | 1993-07-13 | Reducing effect of wind on high-rise building |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20576592A JP3172811B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | 高層建築物 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000395977A Division JP3303168B2 (ja) | 2000-12-26 | 2000-12-26 | 高層建築物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650026A JPH0650026A (ja) | 1994-02-22 |
| JP3172811B2 true JP3172811B2 (ja) | 2001-06-04 |
Family
ID=16512303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20576592A Expired - Fee Related JP3172811B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-31 | 高層建築物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3172811B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5427567B2 (ja) * | 2009-11-25 | 2014-02-26 | 三菱重工鉄構エンジニアリング株式会社 | 塔状構造物 |
| KR101870927B1 (ko) * | 2016-10-24 | 2018-06-25 | 서울대학교산학협력단 | 풍진동 제어 시스템 |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP20576592A patent/JP3172811B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0650026A (ja) | 1994-02-22 |
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