JP3181128B2 - 半導体プロセス装置 - Google Patents

半導体プロセス装置

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JP3181128B2 JP73293A JP73293A JP3181128B2 JP 3181128 B2 JP3181128 B2 JP 3181128B2 JP 73293 A JP73293 A JP 73293A JP 73293 A JP73293 A JP 73293A JP 3181128 B2 JP3181128 B2 JP 3181128B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子製造プロセ
スにおいて使用されるウエハ搬送用カセットおよび半導
体プロセス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にウエハプロセスは、洗浄工程、酸
化工程、不純物導入工程、薄膜形成工程等のいくつかの
基本工程の組み合せからなり、それらがリソグラフィ工
程を軸として反復して行なわれる。そして、上記各工程
の処理はそれぞれ洗浄装置、酸化装置、イオン注入装
置、薄膜形成装置等のプロセス装置で行なわれている。
従来、これらプロセス装置間のウエハの搬送はウエハケ
ースによって行なわれており、搬送されたウエハのプロ
セス装置への着脱は、ピンセット、真空ピンセット、搬
送用アーム等により直接触って行なっていた。
【0003】上述したプロセス装置のうち、ウエハに多
孔質化を行なうための、従来の陽極化成装置について以
下に説明する。
【0004】図5は、従来の陽極化成装置の一例の概略
断面図である。図5に示すように、この陽極化成装置
は、内部に正電極501が配置された下槽503と、内
部に負電極502が配置された上槽504とを有し、S
iからなるウエハ512は、下槽503と上槽504と
の間に挟まれて装着される。また、上槽504および下
槽503の、ウエハ512が接触する部位には、それぞ
れ上槽シール506および下槽シール505が設けられ
ている。
【0005】この陽極化成装置にウエハ512を装着す
る際には、まず、ウエハ512が載置された搬送用アー
ム508を上槽504と下槽503との間に移動させ、
さらに下方に移動させて下槽503上にウエハ512を
載置する。次に、搬送用アーム508を取り去り、上槽
504を降下させてウエハ512に押圧する。これによ
り、上槽504および下槽503はそれぞれ密閉され
る。
【0006】そして、密閉された上槽504にHF溶液
を満たし、ウエハ512と負電極502との間の電気的
な接触をとる。一方、下槽503には電解液を満たし、
ウエハ512と正電極501との間の電気的な接触をと
る。この状態で各電極501、502間に電位を与える
と、ウエハ512の上面がHF溶液により多孔質化され
る。
【0007】図6は、従来の陽極化成装置の他の例の概
略断面図である。この陽極化成装置は、下槽603の内
部に、レバー613aの動作により上下方向に移動可能
に設けられた押し当て機構613を有する。その他の構
成については、図5に示したものと同様である。この陽
極化成装置にウエハ612を装着する際には、押し当て
機構613の上端を下槽603の上端より突出させた状
態で、搬送用アーム608によりウエハ612を押し当
て機構613に載置し、搬送用アーム608を取り去
る。次に、押し当て機構613を降下させてウエハ61
2を下槽603上に載置させる。それ以降は、図5に示
したものと同様にしてウエハ612の上面の多孔質化を
行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たウエハプロセスでは、ウエハをプロセス装置に装着す
る際に一度ウエハを収納しているウエハケースからウエ
ハを搬送用アーム等で保持し、それから装置への装着お
よび取り外しを行なう二段階の操作となり、しかも各工
程毎に前記搬送用アーム等がウエハを保持するので、ウ
エハにパーティクルが付着したり傷が発生しやすいとい
う問題点があった。またプロセス装置においては、取り
扱いを慎重に行なうべきウエハを直接取り扱わなければ
ならず、構造が非常に複雑なものになってしまうという
問題点もあった。
【0009】上述した各問題点は、ウエハへの陽極化成
工程に限らず、イオン注入工程、洗浄工程、および薄膜
形成工程等においても同様に発生する。
【0010】特に図5に示した陽極化成装置において
は、搬送用アームがウエハを支持している部位よりも内
側に下槽シールがなければウエハを下槽に載置すること
ができないので、電解液とウエハとの接触面積が小さく
なる。これにより、ウエハ周端部での電界が不均一にな
り、ウエハの多孔質化の速度がウエハ周端部では中心部
より遅くなるという問題点があった。
【0011】一方、図6に示した陽極化成装置では、押
し当て機構を設けることにより下槽シールの位置を、搬
送用アームがウエハを支持している部位と同じ位置とす
ることができるので、電解液とウエハとの接触面積を大
きくすることができるものの、下槽に押し当て機構が設
けられることによりウエハにかかる電界の不均一、液流
の乱れを発生し、多孔質化の速度がウエハ面内で不均一
になるという問題点があった。また、押し当て機構を設
けることにより装置構成が複雑になるという問題点もあ
った。
【0012】そこで本発明は、簡単な構造でウエハへの
パーティクルの付着や傷の発生を抑えることを可能とす
半導体プロセス装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の半導体プロセス装置は、ウエハ載置部に着脱可
能な平板状の部材からなるウエハ搬送用カセットと電解
液を収容するための上槽と下槽とを具備し、前記電解液
を用いてウエハを処理する半導体プロセス装置であっ
て、前記ウエハ搬送用カセットは、前記平板状の部材に
形成された、処理すべきウエハが前記平板状の部材の一
面側からのみ挿入可能な開口と、前記開口に挿入された
ウエハの外周縁部を支持するために、前記開口の内側壁
に一体的に設けられた支持部とを有し、 前記上槽と前記
下槽との間の前記ウエハ載置部に前記上槽と前記下槽と
で挟まれて装着されることを特徴とする。
【0014】また、前記支持部が前記開口の内側壁の全
周にわたって設けられるとともに、前記支持部の前記ウ
エハとの接触部にはシール部材が設けられているもので
あってもよい
【0015】さらに、前記半導体プロセス装置は、正電
極と負電極とを有する陽極化成装置であってもよい。
【0016】
【作用】上記のとおり構成された本発明の半導体プロセ
ス装置では、処理すべきウエハは、ウエハ搬送用カセッ
トの平板状の部材に形成された開口に挿入され、開口の
内側壁に一体的に設けられた支持部により外周縁部が支
持される。このようにしてウエハを支持したウエハ搬送
用カセットは、上槽と下槽との間のウエハ載置部に、上
槽と下槽とで挟まれて装着される。これにより、ウエハ
をウエハ搬送用カセットにセットしたまま槽の内部に電
解液を満たすことができる。つまり、ウエハをウエハ搬
送用カセットの開口に一度セットすれば、それ以降はウ
エハに接触することなくウエハプロセスが行われ、ウエ
ハへのパーティクルの付着や傷の発生が抑えられる。
【0017】
【0018】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0019】(第1実施例)図1は、本発明のウエハ搬
送用カセット(以下、「ウエハカセット」という。)の
第1実施例を用いた陽極化成装置の概略断面図である。
この陽極化成装置はウエハプロセスに用いられるプロセ
ス装置の一例で、半導体素子製造工程のうちウエハ11
2の表面に多孔質化を行なうためのものである。図1に
示すように、陽極化成装置のベース100には、正電極
101を介して筒状の下槽103が固定されている。下
槽103には、ウエハ112の多孔質化の際に下槽10
3に注入される電解液を循環させるための電解液循環路
110が形成されるとともに、ウエハ載置部である下槽
103の上端面には、その全周にわたって下槽シール1
05が設けられている。
【0020】下槽103の上方には筒状の上槽104が
上下方向に移動可能に設けられており、上槽104の上
端は、上槽104の上端面に固定された負電極102に
よって塞がれている。上槽104にも、下槽103と同
様にウエハ112の多孔質化の際に上槽104に注入さ
れるHF溶液を循環させるためのHF溶液循環路109
が形成されるとともに、上槽104の下端面の、ウエハ
112の外周部と当接する部位には、その全周にわたっ
て上槽シール106が設けられている。また、上槽10
4および下槽103の内部には、それぞれに注入される
HF溶液および電解液を層流化させるための層流化メッ
シュ111が設けられている。
【0021】一方、ウエハ112を載置したウエハカセ
ット108は、下槽103と上槽104との間に移動可
能に設けられている。以下に、このウエハカセット10
8の構成について図2を参照して説明する。図2は、図
1に示したウエハカセットの概略斜視図である。図2に
示すように、ウエハカセット108は平板状の部材から
なり、その中央部には、ウエハ112(図1参照)がは
め込まれる、ウエハ112の外形と同形状の開口108
aが形成されている。開口108aの内側壁の下部に
は、開口108aにはめ込まれたウエハ112の外周縁
部を支持するための支持部としての段差部108bが、
開口108aの内側壁の全周にわたって一体的に設けら
れている。そして、段差部108bの上面には、その全
周にわたってシール部材としてのウエハシール107が
設けられ、ウエハ112はこのウエハシール107上に
載置される。
【0022】上述した構成に基づいて、ウエハ112を
載置したウエハカセット108は、下槽103と上槽1
04との間に移動され、そのまま下槽103上に載置さ
れる。ウエハカセット108が下槽103上に載置され
たら、ウエハカセット108に上槽104をかぶせ、上
槽104の自重あるいは加圧手段(不図示)により、上
槽104に下向きの力を加える。これにより、ウエハ1
12と上槽シール106とが密着し、上槽104の内部
が密閉される。同様に、ウエハ112とウエハシール1
07とが密着するとともに、ウエハカセット108と下
槽シール105とが密着し、下槽103の内部が密閉さ
れる。
【0023】上槽104および下槽103を密閉後、上
槽104にHF溶液を満たし、ウエハ112と負電極1
02との間の電気的な接触をとる。一方、下槽103に
は電解液を満たし、ウエハ112と正電極101との間
の電気的な接触をとる。このとき、上槽104に満たさ
れたHF溶液は、HF溶液循環路109により循環され
るとともに、上槽104内に設けられた層流化メッシュ
111によって層流となりウエハ112にあてられる。
同様に、下層103に満たされた電解液は、電解液循環
路110により循環されるとともに、下槽103内に設
けられた層流化メッシュ111によって層流となりウエ
ハ112にあてられる。この状態で各電極101、10
2間に電位を与えると、HF溶液によりウエハ112の
上面の多孔質化が行なわれる。
【0024】上述したように本実施例では、ウエハ11
2をウエハカセット108上に載置したままウエハ11
2の多孔質化を行なうことができるので、ウエハ112
の表面に触れることなくウエハ112の陽極化成装置へ
の装着および取り外しが行なえ、ウエハ112の表面の
汚染や傷の発生を抑えることができる。また、ウエハ1
12の裏面はわずかな面積で支持されているので、ウエ
ハ112に電界を均一に印加することができ、ウエハ1
12の多孔質化の速度をウエハ面内で均一にすることが
できる。
【0025】なお、ウエハ112の陽極化成によってH
F溶液中にパーティクルが増えることが実験により確認
されており、その数は、大きさが0.2μm以上のもの
でHF溶液1cc中に数千個である。そこで、このパー
ティクルによるウエハ112の表面の汚染を減らすため
には、HF溶液循環路109中にフィルタリングの機構
を備え、HF溶液中のパーティクルを濾過することが効
果的である。
【0026】本実施例では、ウエハカセット108を陽
極化成工程に取り入れた例を説明したが、その前後の工
程にも取り入れれば、ウエハ112はウエハカセット1
08から取り外すことなく複数の工程を経ることがで
き、ウエハ112の表面の汚染や傷の発生をより抑える
ことができる。さらに、工程間でのウエハ112のウエ
ハカセット108からの着脱が必要なくなることから、
ウエハ112の取り扱いが容易になるので、前工程の終
了から次工程の開始までの時間も短縮することができ、
ウエハ112の処理を効率的に行なうことができる。例
えば、本実施例で述べた陽極化成工程が終了したら、陽
極化成を終了したウエハ112をウエハカセット108
に載置したまま洗浄装置に移すことで、ウエハ112の
ウエハカセット108からの着脱を必要とせずに次工程
の洗浄を行なうことができる。この場合、洗浄装置はウ
エハ112をウエハカセット108ごと着脱できる構造
となっている必要がある。同様に、イオン注入装置や薄
膜形成装置等、他のプロセス装置に取り入れる場合も、
ウエハ112をウエハカセット108ごと着脱できる構
造となっている必要がある。
【0027】(第2実施例)第1実施例では、陽極化成
装置にも使用できるウエハカセットについて説明した
が、本実施例では、液体のシールを必要とする工程を経
ない場合、すなわち、イオン注入、洗浄、蒸着等液体の
シールを必要としない工程で使用されるウエハカセット
について説明する。
【0028】図3は、本発明のウエハカセットの第2実
施例の概略斜視図である。本実施例のウエハカセット2
08は、第1実施例のものと同様の開口208aおよび
段差部108bが形成されている他に、ウエハカセット
208の側壁の一部位から開口208aに達する切込み
208cが形成されている。これにより、真空ピンセッ
トや台を用いて、ウエハをウエハカセット208に容易
に着脱できるようになる。
【0029】(第3実施例)図4は、本発明のウエハカ
セットの第3実施例の概略斜視図である。本実施例のウ
エハカセット308は、第1実施例のものと同様の開口
308aが4つ形成されたものである。各開口308a
にはそれぞれ、第1実施例のものと同様の段差部308
bが形成されるとともに、各段差部308bの上面にそ
れぞれウエハシール307が設けられている。これによ
り、1つのウエハカセット308で4枚のウエハを載置
することができるので、より効率的にウエハの処理を行
なうことができる。
【0030】本実施例では、4枚のウエハが載置可能な
ウエハカセット308の例を示したが、その数は必要に
応じて増減してもよい。また、液体のシールを必要とし
ない工程で使用される場合には、各ウエハシール307
は必ずしも必要なものではなく、さらに、各開口308
a毎に第2実施例で述べた切込み208c(図3参照)
を形成してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり構成されて
いるので、以下に記載する効果を奏する。
【0032】本発明の半導体プロセス装置は、ウエハ搬
送用カセットが、ウエハが挿入される開口と、開口に挿
入されたウエハを支持する支持部とを有し、上槽と下槽
との間のウエハ載置部に上槽と下槽とで挟まれて装着さ
れる構成とすることで、ウエハをウエハ搬送用カセット
に一度セットすれば、それ以降はウエハに接触すること
なくウエハへの処理を行うことができるので、ウエハへ
のパーティクルの付着や傷の発生を抑えることができ
る。しかも、ウエハの、各工程間の搬送をウエハ搬送用
カセットごと行うことができるので、ウエハの取り扱い
が容易になり、ウエハの処理を効率的に行うことができ
るようになる。
【0033】また、支持部を開口の内側壁の全周にわた
って設けるとともに、支持部のウエハとの接触部にシー
ル部材を設けることで、特に半導体プロセス装置を陽極
化成装置に適用した場合には、ウエハを最小限の面積で
支持することができるので、ウエハに印加される電界が
均一になり、ウエハの多孔質化の速度をウエハ面内で均
一にすることができる。
【0034】
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウエハ搬送用カセットの第1実施例を
用いた陽極化成装置の概略断面図である。
【図2】図1に示したウエハカセットの概略斜視図であ
る。
【図3】本発明のウエハ搬送用カセットの第2実施例の
概略斜視図である。
【図4】本発明のウエハ搬送用カセットの第3実施例の
概略斜視図である。
【図5】従来の陽極化成装置の一例の概略断面図であ
る。
【図6】従来の陽極化成装置の他の例の概略断面図であ
る。
【符号の説明】
100 ベース 101 正電極 102 負電極 103 下槽 104 上槽 105 下槽シール 106 上槽シール 107、307 ウエハシール 108、208、308 ウエハカセット 108a、208a、308a 開口 108b、208b、308b 段差部 109 HF溶液循環路 110 電解液循環路 111 層流化メッシュ 112 ウエハ 208c 切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 H01L 21/288

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ載置部に着脱可能な平板状の部材
    からなるウエハ搬送用カセットと電解液を収容するため
    の上槽と下槽とを具備し、前記電解液を用いてウエハを
    処理する半導体プロセス装置であって、 前記ウエハ搬送用カセットは、 前記平板状の部材に形成された、処理すべきウエハが前
    記平板状の部材の一面側からのみ挿入可能な開口と、前
    記開口に挿入されたウエハの外周縁部を支持するため
    に、前記開口の内側壁に一体的に設けられた支持部とを
    し、 前記上槽と前記下槽との間の前記ウエハ載置部に前記上
    槽と前記下槽とで挟まれて装着されることを特徴とする
    半導体プロセス装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部が前記開口の内側壁の全周に
    わたって設けられるとともに、前記支持部の前記ウエハ
    との接触部にはシール部材が設けられている、請求項1
    に記載の半導体プロセス装置
  3. 【請求項3】 前記半導体プロセス装置は、正電極と負
    電極とを有する陽極化成装置である、請求項1に記載の
    半導体プロセス装置。
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