JP3202200B2 - チョークコイル - Google Patents

チョークコイル

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JP3202200B2
JP3202200B2 JP31720398A JP31720398A JP3202200B2 JP 3202200 B2 JP3202200 B2 JP 3202200B2 JP 31720398 A JP31720398 A JP 31720398A JP 31720398 A JP31720398 A JP 31720398A JP 3202200 B2 JP3202200 B2 JP 3202200B2
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choke coil
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勝 菅沼
秀行 佐藤
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東京コイルエンジニアリング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、チョークコイル
に関し、特に、端子の破損脱落する恐れはなく、端子取
り付けの構成は簡素化され、全体の組み立て作業を容易
するチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】SMDチョークコイルの従来例を図4お
よび図5を参照して説明する。図4(a)はSMDチョ
ークコイルの斜視図であり、図4(b)は図4(a)に
おける線b−b’に沿った断面を示す図である。図5は
図4のSMDチョークコイルの分解斜視図である。
【0003】図4および図5において、1はリングコ
ア、2はドラムコア、3は捲線、4は端子を示す。これ
らリングコア1およびドラムコア2は電気絶縁性材料で
あるフェライトにより構成される。リングコア1の側面
はその一部に互いに対向する一対の平面部12が形成さ
れている。互いに対向して一対の平面部12に隣接する
円弧面部13は、その下端部に切り欠き11が形成され
ている。
【0004】ドラムコア2は一対の鍔部21と、両鍔部
21と一体に結合して両者を連結する捲芯部22より成
る。この両鍔部21はその一部に互いに対向する一対の
平坦部211が形成されている。ドラムコア2の捲芯部
22に捲線3が捲回されてコイル30が形成される。端
子4はその中央部に端子コア固定部41として切り起こ
し片が形成されている。そして、この端子4の一方の端
部は先端を端子本体はら同一平面において少し屈曲して
カラゲ半田部42とされると共に、他方の端部は直角に
屈曲せしめて立ち上がり部43とされている。
【0005】以上のリングコア1、ドラムコア2、捲線
3、端子4を製造して準備する。ここで、図5(b)を
参照するに、端子4をドラムコア2の一方の鍔部21の
表面に端子コア固定部41を介してエポキシ樹脂系接着
剤により接合固定する。この場合、端子4の立ち上がり
部43をドラムコア2の両鍔部21の平坦部211に対
向させて互いに平行に接合固定する。次いで、図5
(c)を参照するに、図5(b)の如くに構成されたド
ラムコア2の捲芯部22に捲線3を捲回する。そして、
捲線3の両捲線端部を端子4のカラゲ半田部42にカラ
ゲ付ける。端子4のカラゲ半田部42に捲線3の捲線端
部をカラゲ付けた状態において、カラゲ半田部42にリ
フロー半田付けを施して端子4と捲線3とを電気機械的
に完全に接続する。
【0006】以上の通りに組み立てられたドラムコア
2、捲線3、端子4に対してリングコア1を嵌合する。
リングコア1を嵌合するに際して、リングコア1の円弧
面部13下端の切り欠き11をカラゲ半田部42に対向
させると共に、平面部12下端を端子4の立ち上がり部
43に対応させて互いに平行にして嵌合する。端子4の
カラゲ半田部42は半田付け後に屈曲せしめられるが、
切り欠き11はこの屈曲せしめられたカラゲ半田部42
を収容領域を構成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ここで、5はドラムコ
ア2と捲線3より成るコイル30とリングコア1との間
の間隙を示す。この間隙5に熱硬化性接着性充填剤を充
填しこれを加熱硬化し、チョークコイル全体の組み立て
は完了する。ところで、問題は端子4がドラムコア2の
一方の鍔部21の表面に端子コア固定部41を介してエ
ポキシ樹脂系接着剤により接合固定されている点であ
り、この接合固定は熱硬化性接着性充填剤の加熱硬化の
際の加熱により損傷を蒙る。
【0008】そして、ドラムコア2の一方の鍔部21の
表面に対する端子4のコア固定部41の接合固定自体に
も困難を伴う。即ち、接着剤の塗布量の管理調整に細心
の注意が必要であり、接着剤の塗布量の調整に長時間を
要する。また、接着剤の塗布量の差異が生ずると、製品
の接合強度および接合の長期に亘る安定性に大きな差異
が生ずる。
【0009】更に、以上のチョークコイルは、芯出しの
構成を有してはおらず、その製造過程において格別の芯
出し工程が採用されている訳でもないので、出来上がり
の製品において偏心が発生する恐れは大きい。また、製
造過程に接着剤による接着工程および熱硬化性接着性充
填剤の加熱硬化工程が含まれているところから、全製造
作業時間は比較的に長時間となる。
【0010】この発明は、上述の問題を解消するチョー
クコイルを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1:丸孔10を有
し、上端部に切り欠き11が形成されるリングコア1を
具備し、ドラムコア2の捲芯部22に捲線3を捲回して
構成される円筒状コイル30を具備し、絶縁材料製チュ
ーブ6を具備し、折曲端子部40、立ち上がり部43お
よび折曲係合部44より成るコ字状端子4’を具備し、
リングコア1の丸孔10に絶縁材料製チューブ6を介し
て円筒状コイル30を嵌合し、コ字状端子4’を切り欠
き11とリングコア1の下端に弾性係合したチョークコ
イルを構成した。
【0012】そして、請求項2:請求項1に記載される
チョークコイルにおいて、リングコア1はその外側面を
横方向断面角形に構成したものであるチョークコイルを
構成した。また、請求項3:請求項1および請求項2の
内の何れかに記載されるチョークコイルにおいて、ドラ
ムコア2は上側の鍔部および下側の鍔部21と両鍔部を
連結する捲芯部22より成るものであるチョークコイル
を構成した。
【0013】更に、請求項4:請求項1ないし請求項3
の内の何れかに記載されるチョークコイルにおいて、絶
縁材料製チューブ6は磁性材料粉末を混入した絶縁材料
より成るものであるチョークコイルを構成した。また、
請求項5:請求項1ないし請求項4の内の何れかに記載
されるチョークコイルにおいて、コ字状端子4’は更に
カラゲ半田部42を有し、コイル30の捲線3を結合し
て折曲したチョークコイルを構成した。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を図1およ
び図2を参照して説明する。図1(a)は組み立てられ
たチョークコイルの実施例の斜視図であり、図1(b)
は図1(a)の線b−bに沿った縦方向の断面を示す図
である。図2(a)は組み立てられたチョークコイルを
上から視たところを示す図であり、図2(b)はチョー
クコイルの下側部を示す図であり、図2(b)はチョー
クコイルを下からから視たところを示す図である。
【0015】リングコア1の外側面は横方向断面角形で
あり、内側面は横方向断面円形に構成され、丸孔10と
されている。そして、このリングコア1の上端部には切
り欠き11が形成されている。ドラムコア2は、上側お
よび下側鍔部21と捲芯部22より成る。このドラムコ
ア2にはその捲芯部22に捲線3が捲回されてコイル3
0が形成されている。4’はコ字状端子であり、折曲端
子部40、カラゲ半田部42、立ち上がり部43、折曲
係合部44より成る。6は絶縁材料製チューブである。
この絶縁材料製チューブ6はチューブ自体の厚さを一定
に構成され、リングコア1とドラムコア2との間に介在
せしめられている。この絶縁材料製チューブ6として、
特に、磁性材料粉末を混入した絶縁材料製チューブを使
用することができる。コ字状端子4’は、リングコア1
の円孔10内に絶縁材料製チューブ6とドラムコア2が
嵌合せしめられた状態において、リングコア1の上端部
に形成される切り欠き11と、リングコア1およびドラ
ムコア2の下端との間に弾性により強く被着せしめられ
ている。即ち、コ字状端子4’は、その上部に形成され
る折曲係合部44をリングコア1の切り欠き11に係合
させた状態で、主として立ち上がり部43を弾性変形さ
せながらその下部に形成される折曲端子部40をリング
コア1の下端に押し込むことにより弾性的に被着された
ものである。以上のリングコア1およびドラムコア2は
フェライトにより構成することができる。
【0016】図3を参照してチョークコイルの組み立て
方を説明する。ここで、図3(a)を参照するに、これ
はドラムコア2にコイル30が形成され、捲線3の端末
を下側鍔部21の仮止め溝212に圧入して捲線3を仮
止めしたところを示す。図3(b)を参照するに、これ
は捲線3の捲線終端部31を接着剤を適用して固定し、
出来上がりのコイル30を絶縁材料製チューブ6に嵌合
するところを示している。次いで、コイル30を絶縁材
料製チューブ6に嵌合した状態で、乾燥工程に移行す
る。
【0017】図3(c)を参照するに、これは図3
(b)の工程を終了し、捲線終端部31の接着剤が固化
したコイル30と絶縁材料製チューブ6の組み立て体を
示す。図3(d)を参照するに、これはリングコア1の
円孔10内にコイル30と絶縁材料製チューブ6の組み
立て体を嵌合せしめ、捲線3の引き出し端末33を仮止
め溝212、リングコア1の下端に形成した溝14を介
して引き出し、次に、コ字状端子4’を先に説明した通
りにリングコア1に弾性的に被着固定するところを示
す。
【0018】図3(e)を参照するに、これはリングコ
ア1に被着固定されたコ字状の端子4’のカラゲ半田部
42に捲線3の引き出し端末33をカラゲたところを示
す。図3(f)を参照するに、これは捲線3の引き出し
端末33をカラゲ半田部42に半田付け45したところ
を示す。図3(g)を参照するに、これは引き出し端末
33が半田付け45されたカラゲ半田部42を折曲して
これをリングコア1側面に接近せしめ、チョークコイル
の外形寸法を小さくしたところを示す。
【0019】
【発明の効果】以上の通りであって、この発明は、リン
グコアにコ字状端子を弾性的に強く被着固定せしめたこ
とにより、端子が破損脱落する恐れはない。そして、端
子取り付けの構成は簡素化され、組み立て作業を容易に
している。また、チューブ自体の厚さ一定に構成した絶
縁材料製チューブをドラムコアとリングコアの間に介在
させたことにより、ドラムコアとリングコアの間の中心
軸合わせを容易、精密に実施することができる。
【0020】更に、絶縁材料製チューブとして、特に、
磁性材料粉末を混入した絶縁材料製チューブを使用する
ことにより、高インダクタンス特性を示すチョークコイ
ルを容易に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明する図。
【図2】実施例の外面を説明する図。
【図3】実施例の組み立て方を説明する図。
【図4】従来例を説明する図。
【図5】従来例の分解斜視図。
【符号の説明】
1 リングコア 10 丸孔 11 切り欠き 12 平面部 13 円弧面部 14 溝 2 ドラムコア 21 鍔部 211 平坦部 212 仮止め溝 22 捲芯部 3 捲線 30 コイル 31 捲線終端部 33 引き出し端末 4 端子 4’コ字状端子 40 折曲端子部 41 端子コア固定部 42 カラゲ半田部 43 立ち上がり部 44 折曲係合部 45 半田付け 6 絶縁材料製チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01F 37/00 H01F 15/10 F (56)参考文献 特開 平10−294221(JP,A) 特開 昭62−42505(JP,A) 実開 平5−79915(JP,U) 実開 昭59−195715(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 17/04 H01F 27/29 H01F 37/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸孔を有し、上端部に切り欠きが形成さ
    れるリングコアを具備し、 ドラムコアの捲芯部に捲線を捲回して構成される円筒状
    コイルを具備し、 絶縁材料製チューブを具備し、 折曲端子部、立ち上がり部および折曲係合部より成るコ
    字状端子を具備し、上記リングコアの上記丸孔に上記絶縁材料製チューブを
    介して上記円筒状コイルを嵌合し、上記折曲端子部と上
    記リングコア及び上記ドラムコアの下端の装着と、上記
    折曲係合部と上記切り欠きの装着とが、上記立ち上がり
    部の弾性変形により弾性的になされ上記リングコアの外周面に沿うカラゲ半田部が折曲げ延
    長され、そのカラゲ半田部にコイルの捲線の他端がから
    げられ、かつ半田付けられている ことを特徴とするチョ
    ークコイル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されるチョークコイルに
    おいて、上記 リングコアはその外側面を横方向断面角形に構成し
    たものであることを特徴とするチョークコイル。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の内の何れかに
    記載されるチョークコイルにおいて、上記 ドラムコアは上側の鍔部および下側の鍔部と両鍔部
    を連結する捲芯部より成るものであることを特徴とする
    チョークコイル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の内の何れかに
    記載されるチョークコイルにおいて、上記 絶縁材料製チューブは磁性材料粉末を混入した絶縁
    材料より成るものであることを特徴とするチョークコイ
    ル。
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