JP3205146B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JP3205146B2
JP3205146B2 JP26455993A JP26455993A JP3205146B2 JP 3205146 B2 JP3205146 B2 JP 3205146B2 JP 26455993 A JP26455993 A JP 26455993A JP 26455993 A JP26455993 A JP 26455993A JP 3205146 B2 JP3205146 B2 JP 3205146B2
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正浩 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン制御装置に係
り、特に市場でのトラブルシューティングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンを制御するために、エン
ジン制御装置が用いられているが、上記エンジン制御装
置には定められたプログラムに従い動作するCPUと上
記プログラムを格納する不揮発性メモリであるROMが
備えられている。このROMにはプログラムと、エンジ
ンに供給する燃料噴射量や点火時期などを決めるデータ
が格納されている。近年、上記ROMを内蔵したシング
ルチップモード可能なCPUが発売されているが、この
CPU内ROMには1回のみプログラムやデータを書き
込むことが可能であり、エンジン制御装置に実装後、上
記内蔵ROMに書き込む方法等も発明されている。
【0003】上記のように、基板に実装後CPUに内蔵
したROMに書き込みを行う技術として特願平2−20416
号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術ではCP
Uを基板に実装後内蔵ROMに書き込みは可能である
が、データの消去及び再書き込みは考慮していない。即
ち、エンジン制御装置を市場に供給後、上記ROMのデ
ータを書き換えたい場合が生じても出来ないと言う課題
があった。
【0005】本発明の目的は、市場でのトラブルシュー
ティングで、簡単にROMデータをしかもエンジン動作
中でも書き換えできるエンジン制御装置を供給すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、 データの消
去及び書き込みが可能な不揮発性メモリと、 データの書
き込み及び読み出し可能な揮発性メモリと、 前記不揮発
性メモリに書き込まれたプログラムにしたがって動作す
るマイクロコンピュータを有するエンジン制御装置にお
いて、 前記不揮発性メモリのプログラムの変更(消去及
び書き込み)の実行は、前記不揮発性メモリに予め格納
されている消去及び書き込みプログラムを前記エンジン
制御装置外の外部装置からの情報入力により、 前記揮発
性メモリに転送,格納し、前記格納されたプログラムに
基づき、行われることを特徴とするエンジン制御装置に
より達成される
【0007】
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0009】図1は本発明の構成を示すブロック図であ
る。1はエンジン制御装置。2は上記エンジン制御装置
1によって制御されるエンジン。上記エンジン2には図
示してないが運転状態を表す様々なセンサが取り付けら
れており、上記センサからの信号がエンジン制御装置1
に入力される。エンジン制御装置1は上記センサからの
信号を波形処理する入力処理回路4と、このセンサ信号
を入力しエンジン2の最適運転状態を演算するCPU3
と、上記演算された結果を制御信号として受け、図示し
ていないがエンジン2に取り付けられている燃料噴射装
置や点火装置などのアクチュエータを駆動する出力回路
5から構成されている。上記CPU3には制御用プログ
ラムに従い動作するMPU7と、このMPU7を動作さ
せるプログラムを格納するROM8と、MPU7の演算
結果を格納するRAM9と、前記入力処理回路4からの
信号を受け、また、出力回路5に制御信号を出力するI
/O6と、外部機器とのデータ通信用の通信回路10が
内蔵されている。上記エンジン制御装置1には外部機器
であるメモリ書換機11と電気的に接続可能であり、C
PU3内の通信回路10に接続される。12はCPU3
が正常に動作しているかを監視するウオッチドック回路
で、CPU3に以上が発生した場合は、CPU3にリセット
をかけられる。ここで、上記ROM8は特別な条件下で
内容の消去及び書き込みができるメモリである。
【0010】図2は上記CPU3のメモリマップを示
す。図2(a)はCPU3全体のメモリマップであり、3
aはROM8の領域、3bは外部メモリ空間、3cはR
AM9の領域、3dはMPU7の内部レジスタ領域であ
る。(b)は上記ROM8内のブロック構成を表す。RO
M8内はいくつかのブロックに分かれており、図2(b)
の場合はA〜Qの17ブロックに分割されている。その
内A〜Pの内容は各ブロック毎に消去可能な構成であ
り、Qが消去不可能な領域である。エンジン制御装置1
で使用しているROM8内の構成は大別すると制御プロ
グラムが格納されているプログラム領域と制御データが
格納されている領域及び消去不可能領域とに分かれてい
る。本実施例では、ブロックA〜Kがプログラム領域、
ブロックL〜Pまでがデータ領域であり、ブロックQが
消去不可能領域である。本実施例ではブロックQにはR
OM内容の消去,書き換えのプログラムと外部のウォッ
チドックタイマにマイクロコンピュータの正常動作を知
らせる為のパルス信号を出力する為のプログラムが格納
されている。
【0011】図3は上記ROM8内のデータを消去する
ための専用レジスタの構成を示す。消去レジスタは上記
内部レジスタ領域3dに配置され、2バイトで構成され
ている。消去レジスタ1及び2の各ビットはROM8内
の各ブロックA〜Pに対応しており、このビットを例え
ば1にするとそれに対応したブロックの内容が消去され
る。従って、例えば、データ領域であるブロックMのデ
ータのみを書き換えたい場合は、まず、消去レジスタ2
のビット4を1にしてブロックMのデータを消去し、そ
の後ブロックMにデータを書き込む操作を行えば良い。
本実施例では、ブロックQを消去不可能とするためにブ
ロックQの消去レジスタを設定しない。図4は外部機器
であるメモリ書換機11との通信でCPU8内のメモリ
内容を書き換えていくときのCPU8の内部状態を示す
状態遷移図である。メモリ書換機11との通信を開始す
る前はS1でメモリ書換機11からの通信待ち状態にあ
る。ここで、メモリ書換機11から「INIT」と言う
コマンドが入力された場合、〈INIT〉と言うコマン
ドをエンジン制御装置1からメモリ書換機11に送信し
てやり、「INIT」コマンドを受信したことを知らせ
ると同時に、S2の設定コマンド待ち状態にはいる。S
1で「INIT」以外のコマンドが入力された場合は
〈エラー〉コマンドを送信し、元の状態S1に戻る。以
下、各状態に置いても同様に、その状態に応じたコマン
ドが入力された場合はそれに対するコマンドを送信し、
次の状態に遷移する。それ以外の場合は〈エラー〉コマ
ンドを送信し、初期状態であるS1に戻る構成である。
初期状態S1から「INIT」コマンド入力後、S2の
設定コマンド待ち状態に遷移し、次のコマンドを待つ。
S2でプログラム変更モードにはいるための「PRO
G」コマンドを受信した場合はS3に、データ変更モー
ドにはいるための「DATA」コマンドを受信した場合
はS7に、それ以外はS1にそれぞれ遷移する。S3に
遷移した場合はプログラム変更モードに入り、S7に遷
移した場合はデータ変更モードに入る。S3で「GO」
コマンドを受信した場合はS4に入り、変更のデータが
入力された場合S5に移り、データ変更の処理を行う。
この処理が終了したら次のデータが入力されるのを待つ
ため、〈データ〉コマンドを送信後、再びS4に戻る。
所定個数のデータが入力されたら、S5から終了コマン
ド待ち状態のS6に移る。S6では「EXIT」コマン
ドが受信された場合、〈EXIT〉コマンドを送信し、
S1に戻ってプログラム変更モードを終了する。一方、
S2で「DATA」コマンドを受信した場合はデータ変
更モードに入り、S7で変更する上記ROM8内のブロ
ックの指定である「ADDR」データを受信し、S8に
入る。S8で処理の開始コマンドである「GO」コマンド
を受けた後、S9とS10でデータ変更の処理を行う。
S9では変更すべきデータが受信されたらS10に移
り、変更の処理を実行する。処理終了後、〈データ〉を
送信し、S9の状態に再び戻り、次のデータを待つ。所
定個数のデータが入力されたらS6の状態に移り、「E
XIT」コマンド待ち状態にはいる。以下、プログラム
変更モードと同様に「EXIT」コマンドが入力された
ら、〈EXIT〉コマンドを送信し、S1の状態に戻っ
てデータ変更モードを終了する。
【0012】図5は図4の通信を行ったときのエンジン
制御装置1内のプログラムの動作を示すフローチャート
である。本実施例ではメモリ書換機11との通信はシリ
アル通信を用いている。図5はメモリ書換機11からデ
ータが送信されたとき発生するSCI割り込みの処理を
示している。SCI割り込みが発生したら、まずS20で
INIT flag 、S21でPROG flag 、S22でDATA flag
が1かどうかを確認する。S20でINIT flag が0の場
合、現在図4のS1である通信待ち状態にあることを示
しており、S28で今回入力されたデータが「INI
T」コマンドであるかどうかを確認する。「INIT」コ
マンドでない場合はS25に進み、〈エラー〉コマンド
を出力し、INIT,PROG,DATAの各flagをそ
れぞれ0にして通信の初期状態に戻る処理をしてSCI
割り込み処理を終了する。S28で「INIT」コマン
ドであることを確認したら、S29で〈INIT〉コマ
ンドをメモリ書換機11に出力し、且つINIT flag を1
にして処理を終了する。S20でINIT flag が1であった
場合、図4のS2以降の状態にあることを示しているた
め、以下でどこの状態であるかを確認する。S21では
PROG flag でプログラム変更モードかを確認し、flagが
1のときはS31に進み、プログラムの変更処理を行
う。そうでないときは、S22でDATA flag でデータ変
更モードかを確認する。データ変更モードである場合は
S30に進み、データ変更処理を行う。
【0013】S30でflagが0の場合は、図4のS2の
状態にあるため、今回入力されたデータが「PROG」
または「DATA」コマンドであるかをS23,S24
で確認する。S23で「PROG」コマンドが入力され
たと判断されたら、S27に進み、〈PROG〉コマン
ドを出力及びPROG flag を1にしてプログラム変更モー
ドに入る。一方、S24で「DATA」コマンドが入力
されたと判断されたらS26に進み、〈DATA〉コマ
ンドの出力及びDATA flag を1にしてデータ変更モード
に入る。S23,S24でどちらのコマンドも確認され
なかった場合はデータ通信エラーと判断してS25に進
み、〈エラー〉コマンドの出力及びINIT,PROG,D
ATAの各flagを0にして初期状態である図4のS1の
状態に戻る。
【0014】図6はROM内容の消去,書き換えのプロ
グラムと外部のウオッチドックタイマにマイクロコンピ
ュータの正常動作を知らせる為の信号を出力するプログ
ラムを揮発性メモリ上で動作させる場合、図5の処理で
プログラム変更モードに入ったときの、S31の処理を
説明するフローチャートである。図6の処理はそのプロ
グラムをRAM9上で行わせる様にした処理を示す。
尚、プログラム書き換えのプログラムは元々ROM8上
に有り、それを実行する際は一旦RAM9上に転送後行
う様にしている。図6のS40で「GO」コマンドかどう
かを確認し、もし、「GO」コマンドでなければ、送信さ
れたコマンドが異常であるため、S43に進み〈エラ
ー〉コマンド出力後、INIT,PROGの各flagを0
にして初期状態に戻る。「コマンド」であればS41へ
進み、プログラム書き換えのプログラムをROM8から
RAM9へ転送する処理を行う。転送処理が終了後、S
42でRAM9に転送したプログラムへジャンプし、R
AM9上のプログラムを実行する。
【0015】以上の方法で、ROM8上のプログラムま
たはデータを外部機器からの通信で変更が可能となる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、トラブル発生時エンジ
ン制御装置本体を変換することなくROMデータの内容
の変更が可能となり、トラブルシューティングが簡単に
行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】CPU内蔵のROMの構成を示すメモリマップ
を示す図である。
【図3】ROM内のブロック毎に消去するレジスタの構
成を示す構成図である。
【図4】メモリ書換機との通信を行ったときのCPU内
の状態を示す状態遷移図である。
【図5】プログラム変更モードまたはデータ変更モード
に移るときの動作を示すフローチャートである。
【図6】図5の処理でプログラム変更モードに入ったと
きのS31の処理を説明するフローチャートである。
【符号の説明】 1…エンジン制御装置、2…エンジン、3…CPU、3
a…ROM領域、3b…外部メモリ空間、3c…RAM
領域、3d…内部レジスタ領域、4…入力処理回路、5
…出力回路、6…I/O、7…MPU、8…フラッシュ
ROM、9…RAM、10…通信回路、11…メモリ書
換機、12…ウオッチドック回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 秀明 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会 社 日立製作所 自動車機器事業部内 (56)参考文献 特開 平2−99746(JP,A) 特開 平5−189981(JP,A) 特開 昭63−78253(JP,A) 特開 平4−326148(JP,A) 特開 平5−233267(JP,A) 特開 昭63−286992(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 45/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの消去及び書き込みが可能な不揮発
    性メモリと、 データの書き込み及び読み出し可能な揮発性メモリと、 前記不揮発性メモリに書き込まれたプログラムにしたが
    って動作するマイクロコンピュータを有するエンジン制
    御装置において、 前記不揮発性メモリのプログラムの変更(消去及び書き
    込み)の実行は、前記不揮発性メモリに予め格納されて
    いる消去及び書き込みプログラムを前記エンジン制御装
    置外の外部装置からの情報入力により、 前記揮発性メモリに転送,格納し、前記格納されたプロ
    グラムに基づき、行われることを特徴とするエンジン制
    御装置。
JP26455993A 1993-10-22 1993-10-22 エンジン制御装置 Expired - Lifetime JP3205146B2 (ja)

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JPH07119538A JPH07119538A (ja) 1995-05-09
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