JP3206823B2 - 塩化ビニル系樹脂製化粧シート - Google Patents
塩化ビニル系樹脂製化粧シートInfo
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- JP3206823B2 JP3206823B2 JP31155891A JP31155891A JP3206823B2 JP 3206823 B2 JP3206823 B2 JP 3206823B2 JP 31155891 A JP31155891 A JP 31155891A JP 31155891 A JP31155891 A JP 31155891A JP 3206823 B2 JP3206823 B2 JP 3206823B2
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- Japan
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- decorative sheet
- vinyl chloride
- chloride resin
- sheet made
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塩化ビニル系樹脂製化
粧シートの片面に末端水酸基をもつ熱可塑性線状ポリウ
レタン系プライマーの塗膜層を設けて成る、木質系基材
用エマルジョン接着剤との接着性あるいは木工用塗料密
着性の良好な塩化ビニル系樹脂製加工化粧シートに関す
るものである。
粧シートの片面に末端水酸基をもつ熱可塑性線状ポリウ
レタン系プライマーの塗膜層を設けて成る、木質系基材
用エマルジョン接着剤との接着性あるいは木工用塗料密
着性の良好な塩化ビニル系樹脂製加工化粧シートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】硬質塩化ビニル系樹脂シートはシート生
産時の加工性及び接着性に問題があるため、その使用
(量や使用分野)が制限されるのを免れない上に、安定
剤や滑剤などのブルームやブリードにより接着不良を引
き起こすという欠点がある。また、塩化ビニル系樹脂シ
ートへの木工用塗料の塗装は、一般的に密着性が良好で
ないため、直接には行われておらず、塩化ビニル系樹脂
との密着性の良好なアクリルウレタン系塗料を塗装した
上に施されているのが実情である。
産時の加工性及び接着性に問題があるため、その使用
(量や使用分野)が制限されるのを免れない上に、安定
剤や滑剤などのブルームやブリードにより接着不良を引
き起こすという欠点がある。また、塩化ビニル系樹脂シ
ートへの木工用塗料の塗装は、一般的に密着性が良好で
ないため、直接には行われておらず、塩化ビニル系樹脂
との密着性の良好なアクリルウレタン系塗料を塗装した
上に施されているのが実情である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の塩化ビニル系樹脂加工シートのもつ欠点を克服
し、生産加工性が高く、かつ木質系基材用接着剤との接
着性あるいは木質系塗料との密着性に優れた塩化ビニル
系樹脂製加工化粧シートを提供することを目的としてな
されたものである。
従来の塩化ビニル系樹脂加工シートのもつ欠点を克服
し、生産加工性が高く、かつ木質系基材用接着剤との接
着性あるいは木質系塗料との密着性に優れた塩化ビニル
系樹脂製加工化粧シートを提供することを目的としてな
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい特徴を有する塩化ビニル系樹脂製加工化粧シート
を開発するために種々研究を重ねた結果、塩化ビニル系
樹脂製化粧シートの片面に末端水酸基をもつ熱可塑性線
状ポリウレタン系プライマーの塗膜層を設けることによ
り、その目的を達成しうることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
ましい特徴を有する塩化ビニル系樹脂製加工化粧シート
を開発するために種々研究を重ねた結果、塩化ビニル系
樹脂製化粧シートの片面に末端水酸基をもつ熱可塑性線
状ポリウレタン系プライマーの塗膜層を設けることによ
り、その目的を達成しうることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、塩化ビニル系樹脂製
化粧シートの裏面あるいは表面に、末端に水酸基を有す
る熱可塑性線状ポリウレタン系プライマーの塗膜層を設
けたことを特徴とする、木質系基材用エマルジョン接着
剤との接着性あるいは木工用塗料の密着性の良好な塩化
ビニル系樹脂製加工化粧シートを提供するものである。
化粧シートの裏面あるいは表面に、末端に水酸基を有す
る熱可塑性線状ポリウレタン系プライマーの塗膜層を設
けたことを特徴とする、木質系基材用エマルジョン接着
剤との接着性あるいは木工用塗料の密着性の良好な塩化
ビニル系樹脂製加工化粧シートを提供するものである。
【0006】本発明に用いるプライマーは末端に水酸基
を有する熱可塑性線状ポリウレタンを塗膜形成成分とし
て含有するものであれば特に制限はないが、有利には熱
可塑性線状ポリウレタンあるいはそれを主とする固形分
含量が7〜20%であるのが好ましい。上記線状ポリウ
レタンには、市販品としてニッポラン(日本ポリウレタ
ン工業社製)、デスモコール(住友バイエル社製)など
がある。
を有する熱可塑性線状ポリウレタンを塗膜形成成分とし
て含有するものであれば特に制限はないが、有利には熱
可塑性線状ポリウレタンあるいはそれを主とする固形分
含量が7〜20%であるのが好ましい。上記線状ポリウ
レタンには、市販品としてニッポラン(日本ポリウレタ
ン工業社製)、デスモコール(住友バイエル社製)など
がある。
【0007】本発明の加工化粧シートであって、プライ
マー層が裏面側に付設されたものの場合、その好適な利
用形態としてはプライマー層側で木質系基材にそれに適
合するエマルジョン接着剤を介して接着積層して一体化
するのがよい。このエマルジョン接着剤としては、例え
ばエチレン−酢酸ビニル系、ポリウレタン系、アクリル
系などが好ましく用いられ、木質系基材としては、例え
ばパーチクルボードなどが好ましく用いられる。
マー層が裏面側に付設されたものの場合、その好適な利
用形態としてはプライマー層側で木質系基材にそれに適
合するエマルジョン接着剤を介して接着積層して一体化
するのがよい。このエマルジョン接着剤としては、例え
ばエチレン−酢酸ビニル系、ポリウレタン系、アクリル
系などが好ましく用いられ、木質系基材としては、例え
ばパーチクルボードなどが好ましく用いられる。
【0008】また、本発明の加工化粧シートであって、
プライマー層が表面側に付設されたものの場合、その好
適な利用形態としてはプライマー層上に木工用塗料を塗
布するのがよい。木工用塗料としては、例えばニトロセ
ルロースラッカー、ポリウレタン樹脂系塗料、アミノア
ルキッド樹脂系塗料などが挙げられる。
プライマー層が表面側に付設されたものの場合、その好
適な利用形態としてはプライマー層上に木工用塗料を塗
布するのがよい。木工用塗料としては、例えばニトロセ
ルロースラッカー、ポリウレタン樹脂系塗料、アミノア
ルキッド樹脂系塗料などが挙げられる。
【0009】本発明に用いる塩化ビニル系樹脂製化粧シ
ートについては特に制限はないが、厚さ100〜100
0μm、硬さ25PHR未満のものが好ましい。前記塩
化ビニル系樹脂製化粧シートの裏面に前記プライマー層
を設けるには、有利にはプライマー塗料をコーター又は
プリンターで乾燥時の塗膜厚さが0.5〜3μmになる
ように塗布したのち、30〜100℃で乾燥するのがよ
い。このようにすると、得られたシートを巻き取る際に
もブロッキングを引き起こすことがない。
ートについては特に制限はないが、厚さ100〜100
0μm、硬さ25PHR未満のものが好ましい。前記塩
化ビニル系樹脂製化粧シートの裏面に前記プライマー層
を設けるには、有利にはプライマー塗料をコーター又は
プリンターで乾燥時の塗膜厚さが0.5〜3μmになる
ように塗布したのち、30〜100℃で乾燥するのがよ
い。このようにすると、得られたシートを巻き取る際に
もブロッキングを引き起こすことがない。
【0010】
【発明の効果】本発明の加工化粧シートは、生産加工性
が高く、かつ木質系基材用接着剤との接着性あるいは木
質系塗料との密着性に優れるという顕著な効果を奏す
る。
が高く、かつ木質系基材用接着剤との接着性あるいは木
質系塗料との密着性に優れるという顕著な効果を奏す
る。
【0011】したがって、本発明の加工化粧シートは、
ステレオやテレビなどのキャビネットのような電気製品
関連用品、タンス、サイドボード、リビングボード、食
卓、机、食器棚、鏡台、げた箱のような家具、扉、框の
ような建具などに好適に適用しうる。
ステレオやテレビなどのキャビネットのような電気製品
関連用品、タンス、サイドボード、リビングボード、食
卓、机、食器棚、鏡台、げた箱のような家具、扉、框の
ような建具などに好適に適用しうる。
【0012】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明する。
明する。
【0013】実施例1 200μm厚の塩化ビニル系樹脂製化粧シートの裏面
に、熱可塑性線状ポリウレタン(住友バイエルウレタン
工業社製、商品名「デスモコール420」)10重量
部、希釈溶剤(メチルエチルケトンと酢酸エチルの混合
比1:1の混合物)8重量部及びブロッキング防止剤
(富士シリシア化学社製、商品名「サイシリア35
0」)3重量部からなる溶液を用いて、プリンターの1
50メッシュのベタ版ロールにより塗工を行い、80℃
で乾燥して0.5〜1μm厚のウレタン系プライマーを
設けた。次いで、該プライマー上にエチレン−酢酸ビニ
ル系エマルジョン(中央理化工業社製、BA620)か
らなる接着層を100μm厚に塗布したのち、15mm
厚のパーチクルボード基材を接着させた。このようにし
て、接着性の良好な塩化ビニル系樹脂製化粧シートが得
られた。
に、熱可塑性線状ポリウレタン(住友バイエルウレタン
工業社製、商品名「デスモコール420」)10重量
部、希釈溶剤(メチルエチルケトンと酢酸エチルの混合
比1:1の混合物)8重量部及びブロッキング防止剤
(富士シリシア化学社製、商品名「サイシリア35
0」)3重量部からなる溶液を用いて、プリンターの1
50メッシュのベタ版ロールにより塗工を行い、80℃
で乾燥して0.5〜1μm厚のウレタン系プライマーを
設けた。次いで、該プライマー上にエチレン−酢酸ビニ
ル系エマルジョン(中央理化工業社製、BA620)か
らなる接着層を100μm厚に塗布したのち、15mm
厚のパーチクルボード基材を接着させた。このようにし
て、接着性の良好な塩化ビニル系樹脂製化粧シートが得
られた。
【0014】実施例2 200μm厚の塩化ビニル系樹脂系化粧シートの表面
に、実施例1と同様の溶液を用いて、実施例1と同様に
して0.5〜1μm厚のウレタン系プライマーを設け
た。次いで、該プライマー上に木工用ポリウレタン樹脂
塗料(中国塗料社製、商品名「ポリウラック」)を塗
布、乾燥した。このようにして、木工用塗料の密着性の
良好な塩化ビニル系樹脂製化粧シートが得られた。
に、実施例1と同様の溶液を用いて、実施例1と同様に
して0.5〜1μm厚のウレタン系プライマーを設け
た。次いで、該プライマー上に木工用ポリウレタン樹脂
塗料(中国塗料社製、商品名「ポリウラック」)を塗
布、乾燥した。このようにして、木工用塗料の密着性の
良好な塩化ビニル系樹脂製化粧シートが得られた。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 27/30 C08J 7/04
Claims (2)
- 【請求項1】 塩化ビニル系樹脂製化粧シートの裏面
に、末端に水酸基を有する熱可塑性線状ポリウレタン系
プライマーの塗膜層を設けたことを特徴とする、木質系
基材用エマルジョン接着剤との接着性の良好な塩化ビニ
ル系樹脂製加工化粧シート。 - 【請求項2】 塩化ビニル系樹脂製化粧シートの表面
に、末端に水酸基を有する熱可塑性線状ポリウレタン系
プライマーの塗膜層を設けたことを特徴とする木工用塗
料の密着性の良好な塩化ビニル系樹脂製加工化粧シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31155891A JP3206823B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 塩化ビニル系樹脂製化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31155891A JP3206823B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 塩化ビニル系樹脂製化粧シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05117428A JPH05117428A (ja) | 1993-05-14 |
| JP3206823B2 true JP3206823B2 (ja) | 2001-09-10 |
Family
ID=18018681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31155891A Expired - Fee Related JP3206823B2 (ja) | 1991-10-31 | 1991-10-31 | 塩化ビニル系樹脂製化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3206823B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-31 JP JP31155891A patent/JP3206823B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05117428A (ja) | 1993-05-14 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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