JP3214493B2 - 自動車用ウエザストリップの取付構造 - Google Patents

自動車用ウエザストリップの取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のセンタピラー
に沿って取付けられるウエザストリップの取付構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】センタピラーに沿って取付けられるウエ
ザストリップとして、フロントドアガラスの後縁をシー
ルするウエザストリップと、リヤドアガラスの前縁をシ
ールするウエザストリップとを一体構造としたものがあ
る(実開平4−78022号)。
【0003】図10はこの種のウエザストリップの代表
例を示すもので、ウエザストリップは、フロント側の第
1のウエザストリップ3Aと、リヤ側の第2のウエザス
トリップ3Bが、対向外端で連結部30により連結する
一体構造となっている。
【0004】両ウエザストリップ3A,3Bはそれぞ
れ、センタピラー1の前後の傾斜面に取付けたリテーナ
4A,4Bに嵌着してある。なお、上記連結部30の外
面にはピラーモール5が設けてあり、図例ではピラーモ
ール5はこれと一体にクリップ50を形成し、このクリ
ップ50を上記連結部30を貫通させて上記リテーナ4
A,4Bの端部に係止せしめてピラーモール5を固定し
ている。6A,6Bはセンタピラー1の前後のフランジ
に取付けたトリムであり、7A,7Bは前後のドアガラ
スである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来のリテー
ナを省略して取付構造の簡素化ならびにコストダウンを
はかり、かつウエザストリップを位置ずれなく作業性良
好にセンタピラーに取付け得る取付構造を提供すること
を課題としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は図7に示すよう
に、センタピラー1のフロント側の第1のウエザストリ
ップ3Aとリヤ側の第2のウエザストリップ3Bとをこ
れ等の対向外端で第1の連結部30aとその内側の第2
の連結部30bとにより連結した一体構造とする。第1
の連結部30aおよびこれと一連に連なる第1および第
2のウエザストリップ3A,3Bの各基底部31はソリ
ッドゴムからなり、第1の連結部30aはピラーモール
を形成する。そして第2の連結部30bをこれに設けた
クリップ9でセンタピラー1の中央部に係止してウエザ
ストリップ3をセンタピラー1に位置決め係止し、第1
および第2のウエザストリップ3A,3Bの基底部31
をそれぞれ両面接着テープ8A,8Bでセンタピラー1
に接着する取付構造とする(請求項1)。
【0007】幅の広いセンタピラーでは、図9に示すよ
うに、センタピラー1の外板11を、その中央の山形の
突出部16の前後の傾斜面から屈曲してそれぞれ前方お
よび後方に向けて広がる平坦部111と、前後の平坦部
111からそれぞれ車室側へ屈曲して延びる傾斜面を有
する断面形状に形成する一方、連結部30で連結された
第1および第2のウエザストリップ3A,3Bの基底部
31の基底面を上記突出部16の前後の傾斜面から上記
平坦部111に至る形状に合致する形状に形成して基底
面に上記平坦部111と対応する平坦部35を設け、上
記連結部30をセンタピラー1の突出部16に位置決め
係止せしめ、第1および第2のウエザストリップ3A,
3Bの基底面の平坦部35をセンタピラー1の平坦部1
1にそれぞれ両面接着テープ8A,8Bで接着する取付
構造とする(請求項2)。
【0008】
【作用】両面接着テープ8A,8Bによるウエザストリ
ップ3A,3Bの取付けはリテーナに比べコスト的に有
利であるが、正確に所定の位置に取付けにくい。本発明
では、先ずウエザストリップ3A,3Bを展開した状態
にして、その連結部30でセンタピラーに位置決めし、
両ウエザストリップ3A,3Bにそれぞれ基底部に予め
貼着した両面接着テープ8A,8Bの表面の離型紙を剥
がしつつ、両ウエザストリップ3A,3Bをセンタピラ
ー1に位置ずれなく、作業性良好に接着することができ
る。
【0009】また幅広のセンタピラーにおいて、平坦部
111,35で接着する構造としたので、両ウエザスト
リップ3A,3Bの連結部30をセンタピラー1に係止
してからの両面接着テープ8A,8Bの離型紙の剥がし
作業が容易となり、またセンタピラー1に対する両面接
着テープ8A,8Bの押付け作業も容易となる。
【0010】
【実施例】図1に示す自動車において、ドア開口のルー
フサイド沿いにはルーフサイドウエザストリップ2が取
付けられ、またセンタピラー1沿いにはウエザストリッ
プ3が取付けられ、フロントドアガラス7Aおよびリヤ
ドアガラス7Bまわりをシールするようになっている。
【0011】図2にセンタピラー1沿いのウエザストリ
ップ3の第1の実施例を示す。ウエザストリップ3は、
フロントドアガラス7Aの後縁をシールする第1のウエ
ザストリップ3Aと、リヤドアガラス7Bの前縁をシー
ルする第2のウエザストリップ7Bとが対向外端で連結
部30にて連結された一体構造となっている。ウエザス
トリップ3は一体押出成形体で、連結部30はソリッド
ゴムからなり、ピラーモールの役割を果たすものであ
る。
【0012】第1および第2のウエザストリップ3A,
3Bはスポンジゴムからなり、ほぼ同一構造であって、
基底部31とシール壁32とで中空体をなしており、中
空内を基底部31側とシール壁32側とに仕切るブリッ
ヂ33を備えている。上記連結部30はほぼ円形の断面
形状であって内面側に溝301が形成してある。両ウエ
ザストリップ3A,3B間にはこれ等の対向端面と上記
連結部30で囲まれた空隙部34が存在する。
【0013】一方、センタピラー1は、外板11と内板
12とで閉断面をなしている。外板11は断面山形でそ
の頂端から係止突起13が外方へ突出している。係止突
起13は外板11と一連に形成されており、先端が断面
三角形状の係止部となっている。センタピラー1の前後
には外板11と内板12とを接合したフランジが張り出
しており、これ等にはトリム6A,6Bが装着してあ
る。
【0014】ウエザストリップ3A,3Bはそれぞれ両
面接着テープ8A,8Bを介してセンタピラー1に接着
される。ウエザストリップ3A,3Bの取付けに際して
は、それぞれの基底部31の底面に帯状の別体の両面接
着テープ8A,8Bを貼着しておき、両ウエザストリッ
プ3A,3Bを展開状態とし、連結部30をその溝30
1によりセンタピラー1の係止突起13の先端に嵌め込
んでウエザストリップ3A,3Bをセンタピラー1に位
置決め係止する。そして、両ウエザストリップ3A,3
Bを展開状態で一方のウエザストリップ3Aの両面接着
テープ8Aの離型紙を剥がしてセンタピラー外板11の
一方の傾斜面に接着する。他方のウエザストリップ3B
も同様にして両面接着テープ8Bにより外板11の他方
の傾斜面に接着する。かくしてウエザストリップ3A,
3Bを正確な位置に、かつ作業性よく取付けることがで
きる。なお、両面接着テープ8A,8Bは予めセンタピ
ラー1に貼着しておいてもよい。
【0015】図3は第2の実施例を示すもので、センタ
ピラー1の外板は2枚の外板11a,11bで構成さ
れ、これ等のフランジを接合して係止突起14を形成
し、その先端に連結部30の溝301を嵌め込むことで
両ウエザストリップ3A,3Bが位置決めされる。両面
接着テープ8A,8Bでセンタピラー1に接着される両
ウエザストリップ3A,3Bの基底部31はソリッドゴ
ムとしてある。他の構造は第1の実施例と実質的に同じ
である。
【0016】図4は第3の実施例を示すもので、センタ
ピラー外板11には、これとは別体の係止突起15の基
端が外板11にビス止め固定してある。そして三角形状
とした先端に連結部30の溝301およびその下の空隙
34を嵌め込むことでウエザストリップ3A,3Bを位
置決め係止するようになっている。他の構造は第1の実
施例と同じである。本実施例では従来のセンタピラー全
体の構造を改変する必要がない。
【0017】図5は第4の実施例を示すもので、係止突
起15は第3の実施例と同じである。連結部30は第3
の実施例よりも厚くしてあり、その側面の外端部のみが
両ウエザストリップ3A,3Bと連結している。連結部
30の内面側には係止突起15の三角形先端部と係合す
る溝301が形成してある。
【0018】連結部30はその一部のみが両ウエザスト
リップ3A,3Bと連結するから、両ウエザストリップ
3A,3Bの展開が容易であり、かつ展開した状態で係
止突起15の先端を連結部30の溝301に挿入するこ
とができる。他の構造は第3の実施例と同じである。
【0019】図6は第5の実施例を示すもので、両ウエ
ザストリップ3A,3Bは、その対向外端でソリッドゴ
ムの第1の連結部30aで連結されるとともに、その内
側でスポンジゴムの第2の連結部30bで連結されてい
る。そして第2の連結部30bをセンタピラー外板11
の頂面にグリップ9で止めることで両ウエザストリップ
3A,3Bをセンタピラー1に位置決め係止するように
なっている。
【0020】即ち、第2の連結部30bには所定の間隔
で孔が設けてあって、これにクリップ9を押し込んでク
リップ9を上記の孔に貫通させる。そして、第1の連結
部30aにより各クリップ頭部を押し込むことで各クリ
ップ9をセンタピラー外板11の頂面に形成した孔に圧
入することにより、両ウエザストリップ3A,3Bをセ
ンタピラー1に位置決め係止せしめる。他の構造は第1
の実施例と同じである。
【0021】図7は第6の実施例を示すものである。第
5の実施例との相違点は、両ウエザストリップ3A,3
Bの基部31、第1の連結部30aおよび第2の連結部
30bは一連にソリッドゴムからなる。ただし、第2の
連結部30bのクリップ9が挿入される中央部はスポン
ジゴム301としてある。上記一連のソリッドゴム層に
より取付安定性をよくする。上記スポンジゴム301に
よりクリップ9の挿入性をよくする。
【0022】図8は第7の実施例を示すものである。連
結部30はソリッドゴムで、センタピラー1のフランジ
に取付けたトリム6A,6Bと同様に断面U字形で外側
が底部により閉じられモールの役割を果たしている。連
結部30の対向内面からはリップ302が突出し、セン
タピラー1の外板11a,11bの接合フランジ14を
挟み付け位置決めしている。連結部30には同じくU字
形の芯金303が埋設してある。本実施例では連結部3
0とセンタピラー1との結合が極めて安定である。他の
構造は第1の実施例と実質的に同じである。なお、上記
各実施例では、両ウエザストリップ3A,3Bはそれぞ
れ1本の両面接着テープ8A,8Bでセンタピラー1に
貼着したが、各テープ8A,8Bはこれを分割し、複数
のテープとしてもよい。
【0023】図9は第8の実施例を示すものである。セ
ンタピラー1は、車両の側突に対する強度を強化するた
めに幅が広くしてある。即ち、外板11の断面形状は、
中央部に山形の突出部16を有し、その前後の傾斜部の
両端から屈曲して前後方向に広がる平坦部111を形成
し、更にその両端から屈曲し車室方向に傾斜して先端が
前後に延びるフランジとしてある。そして、この外板1
1に沿うようにその内側にリインフォースメント13を
配し、外板11およびリインフォースメント13の前後
のフランジと、内板12の前後のフランジとを3枚重ね
にして溶接し、これにトリム6A,6Bが取付けてあ
る。
【0024】ウエザストリップ3は、前後の第1および
第2のウエザストリップ3A,3Bを、センタピラー外
板11の突出部16およびその両側の平坦部111に沿
う形状のソリッドゴムの基底部31により一体化して構
成されている。基底部31の基底面はその前後の両端部
に上記外板11の平坦部111に対応する平坦部35が
形成してある。両ウエザストリップ3A,3Bの対向外
端をつなぐ連結部30の内側は溝状としてあり、その両
側面にはセンタピラー外板11の突出部16の頂部両傾
斜面に当接する突起311が形成してある。両ウエザス
トリップ3A,3Bのシール部はスポンジゴムで形成さ
れている。
【0025】両ウエザストリップ3A,3Bは、その基
底部31の前後の平坦部35が、センタピラー外板11
の前後の平坦部111にそれぞれ両面接着テープ8A,
8Bを介して接着してある。前後のトリム6A,6Bの
車外側にはそれぞれ斜め外方へ伸びるリップ61が形成
してあり、ウエザストリップ3A,3Bの前後端をカバ
ーしている。
【0026】本実施例のウエザストリップ3の取付け
は、その中央の連結部30をセンタピラー1の中央の突
出部16の先端部に係止して位置決めし、両ウエザスト
リップ3A,3Bを開いた状態として、これらウエザス
トリップ3A,3Bの上記平坦部35にあらかじめ貼着
されている両面接着テープ8A,8Bの離型紙を剥が
し、これ等接着テープ8A,8Bをセンタピラー1の両
平坦部111に、接着テープ8A,8Bを介して押付け
ることによりなされる。
【0027】本実施例ではセンタピラー1とウエザスト
リップ3A,3B接着面が車内外方向に対向する面とし
てあるから、接着面が斜め方向の場合に比べ、ウエザス
トリップ3A,3Bを僅かに開くだけで両面接着テープ
8A,8Bの離型紙剥がし作業をすることができる。従
ってウエザストリップ3A,3Bを開いて離型紙剥がし
作業をするときに、ウエザストリップ中央とセンタピラ
ー中央との係合がはずれるおそれがないから係合構造を
簡単なものとすることができる。また、両面接着テープ
8A,8Bのセンタピラー1に対する押付けは一般にウ
エザストリップ3A,3Bの上から押さえローラ等によ
って押付けることによりなされるが、両接着テープ8
A,8Bは同方向から押付ければよいので、作業性がよ
い。また、センタピラー1の幅を広げたことによるウエ
ザストリップ3A,3Bとトリム6A,6Bとの隙間
は、トリム6A,6Bにそれぞれリップ61を設けるこ
とでカバーできる。本実施例は幅の広いセンタピラーに
適用して好適である。
【0028】
【発明の効果】本発明では、従来のリテーナを廃してセ
ンタピラー用ウエザストリップを構成する2本のウエザ
ストリップを両面接着テープにより取付けるようにした
から取付構造が簡素化され、コストダウンがなされる。
両面接着テープを前側と後側に分割し、2本のウエザス
トリップをその中央の連結部でセンタピラーに位置決め
するようにしたから、両面接着テープで両ウエザストリ
ップをセンタピラーに接着する際に位置ずれなく正確な
位置に作業性よく接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動車の側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図5】本発明の第4の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図6】本発明の第5の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図7】本発明の第6の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図8】本発明の第7の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図9】本発明の第8の実施例の図1のA−A線に沿う
位置での断面図である。
【図10】従来のウエザストリップの取付状態断面図で
ある。
【符号の説明】
1 センタピラー 111 センタピラーの平坦部 13,14,15 係止突起 3 センタピラーに沿うウエザストリップ 3A 第1のウエザストリップ 3B 第2のウエザストリップ 30,30a,30b 連結部 301 溝 31 基底部 35 ウエザストリップの平坦部 4 リテーナ 5 ピラーモール 7A,7B ドアガラス 9 クリップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−115354(JP,A) 実開 平5−89104(JP,U) 実開 平4−81816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/04 B60R 13/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のセンタピラーに沿って取付けら
    れるウエザストリップにおいて、センタピラーの前部に
    沿って取付けられてフロントドアガラスの後縁をシール
    する第1のウエザストリップと、センタピラーの後部に
    沿って取付けられてリヤドアガラスの前縁をシールする
    第2のウエザストリップとを、これ等の対向外端をピラ
    ーモールを兼ねるソリッドゴムからなる第1の連結部に
    より連結するとともに、第1の連結部の内側で更に第2
    の連結部により連結し、かつ上記第1の連結部と一連に
    連なる上記第1および第2のウエザストリップの基底部
    をソリッドゴムで形成して一体構造となし、第2の連結
    部をセンタピラーの中央部にクリップにより係止してウ
    エザストリップをセンタピラーに位置決め係止せしめ、
    上記第1および第2のウエザストリップの基底部をそれ
    ぞれ両面接着テープを介してセンタピラーに接着してな
    る自動車用ウエザストリップの取付構造。
  2. 【請求項2】 自動車のセンタピラーに沿って取付けら
    れるウエザストリップにおいて、センタピラーの前部に
    沿って取付けられてフロントドアガラスの後縁をシール
    する第1のウエザストリップと、センタピラーの後部に
    沿って取付けられてリヤドアガラスの前縁をシールする
    第2のウエザストリップとを、これ等の対向外端をピラ
    ーモールを兼ねるソリッドゴムからなる連結部で連結し
    て一体構造となし、センタピラーの外面部の断面形状
    を、中央に山形の突出部を有し、突出部の前後の傾斜面
    から屈曲してそれぞれ前方および後方に向けて広がる平
    坦部と、両平坦部からそれぞれ屈曲して車室方向に延び
    る傾斜面を有する形状に形成する一方、上記第1および
    第2のウエザストリップの基底面を、上記突出部の前後
    の傾斜面から上記平坦部に至る形状に合致する形状に形
    成し、上記第1および第2のウエザストリップの上記連
    結部をセンタピラーの上記突出部に位置決め係止せし
    め、上記第1および第2のウエザストリップの基底面を
    それぞれセンタピラーの上記平坦部に両面接着テープを
    介して接着してなる自動車用ウエザストリップの取付構
    造。
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