JP3216010B2 - フライホイルハウジング付きエンジン - Google Patents
フライホイルハウジング付きエンジンInfo
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- JP3216010B2 JP3216010B2 JP21042397A JP21042397A JP3216010B2 JP 3216010 B2 JP3216010 B2 JP 3216010B2 JP 21042397 A JP21042397 A JP 21042397A JP 21042397 A JP21042397 A JP 21042397A JP 3216010 B2 JP3216010 B2 JP 3216010B2
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- flywheel
- wall
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フライホイルハウ
ジング付きエンジンに関する。
ジング付きエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】フライホイルハウジング付きエンジンの
従来技術として、図2に示すものがある。これらは、本
発明と同様、図2(A)に示すように、クランクケース
101に椀形のフライホイルハウジング102を取り付
け、このフライホイルハウジング102のハウジング端
壁103をクランクケース101のケース壁105に沿
わせ、このケース壁105とハウジング端壁103とに
クランク軸106を貫通させ、このクランク軸106に
フライホイル107を固着し、このフライホイル107
をフライホイルハウジング102に収容し、相互に対向
するハウジング端壁103とフライホイル端面108と
の間に端面対向空間109を設け、相互に対向するハウ
ジング周壁110とフライホイル周面111との間に周
面対向空間112を設けている。
従来技術として、図2に示すものがある。これらは、本
発明と同様、図2(A)に示すように、クランクケース
101に椀形のフライホイルハウジング102を取り付
け、このフライホイルハウジング102のハウジング端
壁103をクランクケース101のケース壁105に沿
わせ、このケース壁105とハウジング端壁103とに
クランク軸106を貫通させ、このクランク軸106に
フライホイル107を固着し、このフライホイル107
をフライホイルハウジング102に収容し、相互に対向
するハウジング端壁103とフライホイル端面108と
の間に端面対向空間109を設け、相互に対向するハウ
ジング周壁110とフライホイル周面111との間に周
面対向空間112を設けている。
【0003】この種のエンジンでは、クランク軸106
のみそすり運動等によってフライホイル107の回転姿
勢にぶれが生じると、端面対向空間109内の空気密度
が不均一化されて疎密波となり、これが端面対向空間1
09から周面対向空間112に伝播し、フライホイルハ
ウジング102外に騒音となって放出される。
のみそすり運動等によってフライホイル107の回転姿
勢にぶれが生じると、端面対向空間109内の空気密度
が不均一化されて疎密波となり、これが端面対向空間1
09から周面対向空間112に伝播し、フライホイルハ
ウジング102外に騒音となって放出される。
【0004】この従来技術では、図2(C)に示すよう
に、ハウジング端壁103の外縁部分に、クランク軸1
06を中心とする仮想円に沿って、連続する円形の遮音
壁125を配置し、図2(B)に示すように、遮音壁1
25の突出端面126とフライホイル端面108との間
に絞り空間127を形成している。そして、絞り空間1
27よりも中心寄りで発生した疎密波は、この絞り隙間
127によってその外側への伝播が抑制される。
に、ハウジング端壁103の外縁部分に、クランク軸1
06を中心とする仮想円に沿って、連続する円形の遮音
壁125を配置し、図2(B)に示すように、遮音壁1
25の突出端面126とフライホイル端面108との間
に絞り空間127を形成している。そして、絞り空間1
27よりも中心寄りで発生した疎密波は、この絞り隙間
127によってその外側への伝播が抑制される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、次
の問題が生じる。上記従来技術では、図1(C)に示す
ように、ハウジング端壁103の外縁部分に、クランク
軸106を中心とする仮想円に沿って、連続する円形の
遮音壁125を配置し、図1(B)に示すように、遮音
壁125の突出端面126とフライホイル端面108と
の間に絞り空間127を形成しているので、遮音壁12
5で囲まれた端面対向空間109内の換気が殆ど行われ
ない。このため、エンジン始動直後に比べ、エンジン始
動から所定時間を経過した後の通常運転中は、遮熱壁1
25で囲まれた端面対向空間109内で停滞する空気の
温度がかなり高まり、通常運転中は遮音壁125の熱膨
張量が大きくなる。これにより、エンジン始動直後と通
常運転中の絞り隙間127の寸法差が大きくなり、エン
ジン始動直後と通常運転中の防音性能の差異が大きくな
る。
の問題が生じる。上記従来技術では、図1(C)に示す
ように、ハウジング端壁103の外縁部分に、クランク
軸106を中心とする仮想円に沿って、連続する円形の
遮音壁125を配置し、図1(B)に示すように、遮音
壁125の突出端面126とフライホイル端面108と
の間に絞り空間127を形成しているので、遮音壁12
5で囲まれた端面対向空間109内の換気が殆ど行われ
ない。このため、エンジン始動直後に比べ、エンジン始
動から所定時間を経過した後の通常運転中は、遮熱壁1
25で囲まれた端面対向空間109内で停滞する空気の
温度がかなり高まり、通常運転中は遮音壁125の熱膨
張量が大きくなる。これにより、エンジン始動直後と通
常運転中の絞り隙間127の寸法差が大きくなり、エン
ジン始動直後と通常運転中の防音性能の差異が大きくな
る。
【0006】各発明はフライホイルハウジング付きエン
ジンに関し、第1発明の課題は、エンジンの運転条件に
よる防音性能の差異を小さくできるものを提供すること
にある。第2発明の課題は、第1発明の課題に加え、防
音機能を高めることができるものを提供することにあ
る。第3発明の課題は、第1発明または第2発明の課題
に加え、フライホイルハウジングを軽量化できるものを
提供することにある。第4発明の課題は、第1発明から
第3発明のいずれかの課題に加え、防音機能を高めるこ
とができるものを提供することにある。
ジンに関し、第1発明の課題は、エンジンの運転条件に
よる防音性能の差異を小さくできるものを提供すること
にある。第2発明の課題は、第1発明の課題に加え、防
音機能を高めることができるものを提供することにあ
る。第3発明の課題は、第1発明または第2発明の課題
に加え、フライホイルハウジングを軽量化できるものを
提供することにある。第4発明の課題は、第1発明から
第3発明のいずれかの課題に加え、防音機能を高めるこ
とができるものを提供することにある。
【0007】
(第1発明)第1発明は、図1(A)に示すように、クラ
ンクケース1に椀形のフライホイルハウジング2を取り
付け、このフライホイルハウジング2のハウジング端壁
3をクランクケース1のケース壁5に沿わせ、このケー
ス壁5とハウジング端壁3とにクランク軸6を貫通さ
せ、このクランク軸6にフライホイル7を固着し、この
フライホイル7をフライホイルハウジング2に収容し、
相互に対向するハウジング端壁3とフライホイル端面8
との間に端面対向空間9を設け、相互に対向するハウジ
ング周壁10とフライホイル周面11との間に周面対向
空間12を設けた、フライホイルハウジング付きエンジ
ンにおいて、次のようにしたことを特徴とする。
ンクケース1に椀形のフライホイルハウジング2を取り
付け、このフライホイルハウジング2のハウジング端壁
3をクランクケース1のケース壁5に沿わせ、このケー
ス壁5とハウジング端壁3とにクランク軸6を貫通さ
せ、このクランク軸6にフライホイル7を固着し、この
フライホイル7をフライホイルハウジング2に収容し、
相互に対向するハウジング端壁3とフライホイル端面8
との間に端面対向空間9を設け、相互に対向するハウジ
ング周壁10とフライホイル周面11との間に周面対向
空間12を設けた、フライホイルハウジング付きエンジ
ンにおいて、次のようにしたことを特徴とする。
【0008】すなわち、図1(C)に示すように、ハウジ
ング端壁3にその周方向に沿って複数の遮音壁13を配
置し、図1(A)・(B)に示すように、各遮音壁13
は、ハウジング端壁3の径方向中間部から外縁部にわた
る部分をハウジング端壁3からフライホイル端面8に向
けて突出させることにより形成し、各遮音壁13の突出
端面14とフライホイル端面8との間に絞り隙間15を
形成するとともに、図1(C)に示すように、隣合う遮
音壁13・13の間に通気隙間16を設けたことを特徴
とする。
ング端壁3にその周方向に沿って複数の遮音壁13を配
置し、図1(A)・(B)に示すように、各遮音壁13
は、ハウジング端壁3の径方向中間部から外縁部にわた
る部分をハウジング端壁3からフライホイル端面8に向
けて突出させることにより形成し、各遮音壁13の突出
端面14とフライホイル端面8との間に絞り隙間15を
形成するとともに、図1(C)に示すように、隣合う遮
音壁13・13の間に通気隙間16を設けたことを特徴
とする。
【0009】(第2発明)第2発明は、図1(C)に示
すように、第1発明において、端面対向空間9の中心部
寄りの部分に臨む遮音壁13の反射面18をクランク軸
6を中心とする円弧状に形成したことを特徴とする。
すように、第1発明において、端面対向空間9の中心部
寄りの部分に臨む遮音壁13の反射面18をクランク軸
6を中心とする円弧状に形成したことを特徴とする。
【0010】(第3発明)第3発明は、図1(A)・
(B)に示すように、第1発明または第2発明におい
て、ハウジング端壁3の一部とハウジング周壁10の一
部とをフライホイルハウジング2内に侵入する山折り形
状とすることにより遮音壁13を形成したことを特徴と
する。
(B)に示すように、第1発明または第2発明におい
て、ハウジング端壁3の一部とハウジング周壁10の一
部とをフライホイルハウジング2内に侵入する山折り形
状とすることにより遮音壁13を形成したことを特徴と
する。
【0011】(第4発明)第4発明は、図1(C)に示
すように、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、
クランク軸6の架設方向と平行な向きに見て、燃焼中の
燃焼室のピストンに連結しているクランクアーム17
が、燃焼開始に際して遮音壁13の方向を向くようにし
たことを特徴とする。
すように、第1発明から第3発明のいずれかにおいて、
クランク軸6の架設方向と平行な向きに見て、燃焼中の
燃焼室のピストンに連結しているクランクアーム17
が、燃焼開始に際して遮音壁13の方向を向くようにし
たことを特徴とする。
【0012】
(第1発明)第1発明は次の作用効果を奏する。第1発
明では、クランク軸6のみそすり運動等によってフライ
ホイル7の回転姿勢にぶれが生じると、端面対向空間9
内の空気密度が不均一化されて疎密波となる。端面対向
空間9の中心部寄りで発生する疎密波は、遮音壁13に
衝突して、中心部寄りに跳ね返され、後続の疎密波と干
渉して減音される。端面対向空間9の中心部寄りから通
気隙間16に漏れ出てくる疎密波や通気隙間16で発生
する疎密波は、ハウジング周壁10に衝突して、中心部
寄りに跳ね返され、後続の疎密波と干渉して減音され
る。
明では、クランク軸6のみそすり運動等によってフライ
ホイル7の回転姿勢にぶれが生じると、端面対向空間9
内の空気密度が不均一化されて疎密波となる。端面対向
空間9の中心部寄りで発生する疎密波は、遮音壁13に
衝突して、中心部寄りに跳ね返され、後続の疎密波と干
渉して減音される。端面対向空間9の中心部寄りから通
気隙間16に漏れ出てくる疎密波や通気隙間16で発生
する疎密波は、ハウジング周壁10に衝突して、中心部
寄りに跳ね返され、後続の疎密波と干渉して減音され
る。
【0013】また、端面対向空間9の中心部寄りや通気
隙間16は隙間寸法が比較的長いのに対し、絞り隙間1
5は隙間寸法が比較的短いため、各部分から発生する疎
密波の周波数特性に相違が生じる。このため、これらの
隙間寸法や面積配分や配置を工夫することにより、各部
分から発生する疎密波の比率や周波数特性を調節し、こ
れらの干渉により耳障りな周波数領域の疎密波を効率的
に減音することができる。
隙間16は隙間寸法が比較的長いのに対し、絞り隙間1
5は隙間寸法が比較的短いため、各部分から発生する疎
密波の周波数特性に相違が生じる。このため、これらの
隙間寸法や面積配分や配置を工夫することにより、各部
分から発生する疎密波の比率や周波数特性を調節し、こ
れらの干渉により耳障りな周波数領域の疎密波を効率的
に減音することができる。
【0014】そして、この第1発明では、図1(C)に
示すように、端面対向空間9内の空気が溜まると、この
空気は対流により通気隙間16と周面対向空間12とを
順に介して換気される。このため、エンジン始動から所
定時間を経過した後の通常運転中でも、端面対向空間9
内の空気の温度は、エンジン始動直後に比べ、それほど
高くはならず、通常運転中の遮音壁13の熱膨張量が小
さく抑えられる。これにより、エンジン始動直後と通常
運転中の絞り隙間15の寸法差が小さくなり、絞り隙間
15から透過する疎密波の透過量の差が小さくなるの
で、エンジン始動直後と通常運転中の防音性能の差異が
小さくなる。
示すように、端面対向空間9内の空気が溜まると、この
空気は対流により通気隙間16と周面対向空間12とを
順に介して換気される。このため、エンジン始動から所
定時間を経過した後の通常運転中でも、端面対向空間9
内の空気の温度は、エンジン始動直後に比べ、それほど
高くはならず、通常運転中の遮音壁13の熱膨張量が小
さく抑えられる。これにより、エンジン始動直後と通常
運転中の絞り隙間15の寸法差が小さくなり、絞り隙間
15から透過する疎密波の透過量の差が小さくなるの
で、エンジン始動直後と通常運転中の防音性能の差異が
小さくなる。
【0015】(第2発明)第2発明は、第1発明の作用
効果に加え、次の作用効果を奏する。第2発明では、図
1(C)に示すように、遮音壁13の反射面18を円弧
状に形成したので、これらに衝突した疎密波の多くが確
実にこれらの内側に跳ね返され、干渉による減音がより
有効に行われる。
効果に加え、次の作用効果を奏する。第2発明では、図
1(C)に示すように、遮音壁13の反射面18を円弧
状に形成したので、これらに衝突した疎密波の多くが確
実にこれらの内側に跳ね返され、干渉による減音がより
有効に行われる。
【0016】(第3発明)第3発明は、第1発明または
第2発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。第
3発明では、図1(A)・(B)に示すように、ハウジ
ング端壁3の一部とハウジング周壁10の一部とをフラ
イホイルハウジング2内に侵入する山折り形状とするこ
とにより遮音壁13を形成したので、ハウジング端壁1
0に肉盛りする場合に比べ、フライホイルハウジング2
を軽量化できる。
第2発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。第
3発明では、図1(A)・(B)に示すように、ハウジ
ング端壁3の一部とハウジング周壁10の一部とをフラ
イホイルハウジング2内に侵入する山折り形状とするこ
とにより遮音壁13を形成したので、ハウジング端壁1
0に肉盛りする場合に比べ、フライホイルハウジング2
を軽量化できる。
【0017】(第4発明)第4発明は、第1発明から第
3発明のいずれかの作用効果に加え、次の作用効果を奏
する。図1(C)に示すように、燃焼中の燃焼室のピス
トンに連結しているクランクアーム17が、燃焼開始に
際して遮音壁13の方向を向くようにしたので、燃焼開
始時のクランク軸6のねじれによって生じるフライホイ
ル7の大きなぶれが空気量の少ない絞り隙間15の位置
で起こるので、疎密波の発生量を少なくでき、防音性能
を高めることができる。
3発明のいずれかの作用効果に加え、次の作用効果を奏
する。図1(C)に示すように、燃焼中の燃焼室のピス
トンに連結しているクランクアーム17が、燃焼開始に
際して遮音壁13の方向を向くようにしたので、燃焼開
始時のクランク軸6のねじれによって生じるフライホイ
ル7の大きなぶれが空気量の少ない絞り隙間15の位置
で起こるので、疎密波の発生量を少なくでき、防音性能
を高めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施形態を説明する図で
ある。この実施形態では、フライホイルハウジング付き
の縦形エンジンを用いる。
いて説明する。図1は本発明の実施形態を説明する図で
ある。この実施形態では、フライホイルハウジング付き
の縦形エンジンを用いる。
【0019】このエンジンの構成は次の通りである。図
1(A)に示すように、クランクケース1に椀形のフライ
ホイルハウジング2を取り付け、このフライホイルハウ
ジング2のハウジング端壁3をクランクケース1のケー
ス壁5に沿わせ、このケース壁5とハウジング端壁3と
にクランク軸6を貫通させ、このクランク軸6にフライ
ホイル7を固着し、このフライホイル7をフライホイル
ハウジング2に収容し、相互に対向するハウジング端壁
3とフライホイル端面8との間に端面対向空間9を設
け、相互に対向するハウジング周壁10とフライホイル
周面11との間に周面対向空間12を設けている。
1(A)に示すように、クランクケース1に椀形のフライ
ホイルハウジング2を取り付け、このフライホイルハウ
ジング2のハウジング端壁3をクランクケース1のケー
ス壁5に沿わせ、このケース壁5とハウジング端壁3と
にクランク軸6を貫通させ、このクランク軸6にフライ
ホイル7を固着し、このフライホイル7をフライホイル
ハウジング2に収容し、相互に対向するハウジング端壁
3とフライホイル端面8との間に端面対向空間9を設
け、相互に対向するハウジング周壁10とフライホイル
周面11との間に周面対向空間12を設けている。
【0020】このような構成によれば、クランク軸6の
みそすり運動等によってフライホイル7の回転姿勢にぶ
れが生じると、端面対向空間9内の空気密度が不均一化
されて疎密波となり、これが端面対向空間9から周面対
向空間12に伝播し、フライホイルハウジング2外に騒
音となって放出される。
みそすり運動等によってフライホイル7の回転姿勢にぶ
れが生じると、端面対向空間9内の空気密度が不均一化
されて疎密波となり、これが端面対向空間9から周面対
向空間12に伝播し、フライホイルハウジング2外に騒
音となって放出される。
【0021】クランクケース1へのフライホイルハウジ
ング2の固定は、ハウジング端壁3をクランクケース1
のケース壁5に固定ボルト29で取り付けることにより
行っている。クランク軸6へのフライホイル7の固定
は、フライホイル7をクランク軸6に取付ボルト30で
取り付けることにより行っている。
ング2の固定は、ハウジング端壁3をクランクケース1
のケース壁5に固定ボルト29で取り付けることにより
行っている。クランク軸6へのフライホイル7の固定
は、フライホイル7をクランク軸6に取付ボルト30で
取り付けることにより行っている。
【0022】この実施形態では、図1(C)に示すよう
に、ハウジング端壁3にその周方向に沿って複数の遮音
壁13を配置し、図1(A)・(B)に示すように、各
遮音壁13は、ハウジング端壁3の径方向中間部から外
縁部にわたる部分をハウジング端壁3からフライホイル
端面8に向けて突出させることにより形成し、各遮音壁
13の突出端面14とフライホイル端面8との間に絞り
隙間15を形成するとともに、図1(C)に示すよう
に、隣合う遮音壁13・13の間に通気隙間16を設け
ている。
に、ハウジング端壁3にその周方向に沿って複数の遮音
壁13を配置し、図1(A)・(B)に示すように、各
遮音壁13は、ハウジング端壁3の径方向中間部から外
縁部にわたる部分をハウジング端壁3からフライホイル
端面8に向けて突出させることにより形成し、各遮音壁
13の突出端面14とフライホイル端面8との間に絞り
隙間15を形成するとともに、図1(C)に示すよう
に、隣合う遮音壁13・13の間に通気隙間16を設け
ている。
【0023】このような構成によれば、端面対向空間9
の中心部寄りで発生する疎密波は、遮音壁13に衝突し
て、中心部寄りに跳ね返され、後続の疎密波と干渉して
減音される。端面対向空間9の中心部寄りから通気隙間
16に漏れ出てくる疎密波や通気隙間16で発生する疎
密波は、ハウジング周壁10に衝突して、中心部寄りに
跳ね返され、後続の疎密波と干渉して減音される。
の中心部寄りで発生する疎密波は、遮音壁13に衝突し
て、中心部寄りに跳ね返され、後続の疎密波と干渉して
減音される。端面対向空間9の中心部寄りから通気隙間
16に漏れ出てくる疎密波や通気隙間16で発生する疎
密波は、ハウジング周壁10に衝突して、中心部寄りに
跳ね返され、後続の疎密波と干渉して減音される。
【0024】また、端面対向空間9の中心部寄りや通気
隙間16は隙間寸法が比較的長いのに対し、絞り隙間1
5は隙間寸法が比較的短いため、各部分から発生する疎
密波の周波数特性に相違が生じる。このため、これらの
隙間寸法や面積配分や配置を工夫することにより、各部
分から発生する疎密波の比率や周波数特性を調節し、こ
れらの干渉により耳障りな周波数領域の疎密波を効率的
に減音することができる。
隙間16は隙間寸法が比較的長いのに対し、絞り隙間1
5は隙間寸法が比較的短いため、各部分から発生する疎
密波の周波数特性に相違が生じる。このため、これらの
隙間寸法や面積配分や配置を工夫することにより、各部
分から発生する疎密波の比率や周波数特性を調節し、こ
れらの干渉により耳障りな周波数領域の疎密波を効率的
に減音することができる。
【0025】そして、図1(C)に示すように、端面対
向空間9内の空気が通気隙間16と周面対向空間12と
を順に介して換気される。このため、エンジン始動から
所定時間を経過した後の通常運転中でも、端面対向空間
9内の空気の温度は、エンジン始動直後に比べ、それほ
ど高くはならず、通常運転中の遮音壁13の熱膨張量が
小さく抑えられる。これにより、エンジン始動直後と通
常運転中の絞り隙間15の寸法差が小さくなり、絞り隙
間15から透過する疎密波の透過量の差が小さくなるの
で、エンジン始動直後と通常運転中の防音性能の差異が
小さくなる。
向空間9内の空気が通気隙間16と周面対向空間12と
を順に介して換気される。このため、エンジン始動から
所定時間を経過した後の通常運転中でも、端面対向空間
9内の空気の温度は、エンジン始動直後に比べ、それほ
ど高くはならず、通常運転中の遮音壁13の熱膨張量が
小さく抑えられる。これにより、エンジン始動直後と通
常運転中の絞り隙間15の寸法差が小さくなり、絞り隙
間15から透過する疎密波の透過量の差が小さくなるの
で、エンジン始動直後と通常運転中の防音性能の差異が
小さくなる。
【0026】遮音壁13はクランク軸6を間に挟んで、
相互反対側に各1個、合計2個形成している。クランク
軸6の架設方向と平行な向きに見て、各遮音壁13はク
ランク軸6を中心とした中心角90゜の扇面形状に形成
してある。フライホイル7には円環状の始動用リングギ
ヤ23を嵌合させており、各遮音壁13の突出端面14
と始動用リングギヤ23の端面24との間にも絞り隙間
を形成している。ハウジング端壁3にはスタータモータ
31を固定し、このスタータモータ31に取り付けたピ
ニオンギヤ32を始動用リングギヤ23に噛み合わせて
いる。
相互反対側に各1個、合計2個形成している。クランク
軸6の架設方向と平行な向きに見て、各遮音壁13はク
ランク軸6を中心とした中心角90゜の扇面形状に形成
してある。フライホイル7には円環状の始動用リングギ
ヤ23を嵌合させており、各遮音壁13の突出端面14
と始動用リングギヤ23の端面24との間にも絞り隙間
を形成している。ハウジング端壁3にはスタータモータ
31を固定し、このスタータモータ31に取り付けたピ
ニオンギヤ32を始動用リングギヤ23に噛み合わせて
いる。
【0027】この実施形態では、図1(C)に示すよう
に、端面対向空間9の中心部寄りの部分に臨む遮音壁1
3の反射面18をクランク軸6を中心とする円弧状に形
成している。このため、これらに衝突した疎密波の多く
が確実にこれらの内側に跳ね返され、干渉による減音が
より有効に行われる。
に、端面対向空間9の中心部寄りの部分に臨む遮音壁1
3の反射面18をクランク軸6を中心とする円弧状に形
成している。このため、これらに衝突した疎密波の多く
が確実にこれらの内側に跳ね返され、干渉による減音が
より有効に行われる。
【0028】この実施形態では、図1(A)・(B)に
示すように、ハウジング端壁3の一部とハウジング周壁
10の一部とをフライホイルハウジング2内に侵入する
山折り形状とすることにより遮音壁13を形成してあ
る。このため、ハウジング端壁10に肉盛りする場合に
比べ、フライホイルハウジング2を軽量化できる。
示すように、ハウジング端壁3の一部とハウジング周壁
10の一部とをフライホイルハウジング2内に侵入する
山折り形状とすることにより遮音壁13を形成してあ
る。このため、ハウジング端壁10に肉盛りする場合に
比べ、フライホイルハウジング2を軽量化できる。
【0029】この実施形態では、図1(C)に示すよう
に、クランク軸6の架設方向と平行な向きに見て、燃焼
中の燃焼室のピストンに連結しているクランクアーム1
7が、燃焼開始に際して遮音壁13の方向を向くように
している。このため、燃焼開始時のクランク軸6のねじ
れによって生じるフライホイル7の大きなぶれが空気量
の少ない絞り隙間15の位置で起こるので、疎密波の発
生量を少なくでき、防音性能を高めることができる。
に、クランク軸6の架設方向と平行な向きに見て、燃焼
中の燃焼室のピストンに連結しているクランクアーム1
7が、燃焼開始に際して遮音壁13の方向を向くように
している。このため、燃焼開始時のクランク軸6のねじ
れによって生じるフライホイル7の大きなぶれが空気量
の少ない絞り隙間15の位置で起こるので、疎密波の発
生量を少なくでき、防音性能を高めることができる。
【図1】本発明の実施形態に係るフライホイルハウジン
グ付きエンジンを説明する図で、図1(A)は要部の縦
断面図、図1(B)は図1(A)のB部分の拡大図、図
1(C)は図1(A)のC−C線断面図である。
グ付きエンジンを説明する図で、図1(A)は要部の縦
断面図、図1(B)は図1(A)のB部分の拡大図、図
1(C)は図1(A)のC−C線断面図である。
【図2】従来技術に係るフライホイルハウジング付きエ
ンジンを説明する図で、図2(A)は要部の縦断面図、
図2(B)は図2(A)のB部分の拡大図、図2(C)
は図2(A)のC−C線断面図である。
ンジンを説明する図で、図2(A)は要部の縦断面図、
図2(B)は図2(A)のB部分の拡大図、図2(C)
は図2(A)のC−C線断面図である。
1…クランクケース、2…フライホイルハウジング、3
…ハウジング端壁、5…ケース壁、6…クランク軸、7
…フライホイル、8…フライホイル端壁、9…端面対向
空間、10…ハウジング周壁、11…フライホイル周
面、12…周面対向空間、13…遮音壁、14…突出端
面、15…絞り隙間、16…通気隙間、17…クランク
アーム、18…反射面。
…ハウジング端壁、5…ケース壁、6…クランク軸、7
…フライホイル、8…フライホイル端壁、9…端面対向
空間、10…ハウジング周壁、11…フライホイル周
面、12…周面対向空間、13…遮音壁、14…突出端
面、15…絞り隙間、16…通気隙間、17…クランク
アーム、18…反射面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 77/00 F02B 61/06 F02F 7/00 F15F 15/30
Claims (4)
- 【請求項1】 クランクケース(1)に椀形のフライホイ
ルハウジング(2)を取り付け、このフライホイルハウジ
ング(2)のハウジング端壁(3)をクランクケース(1)の
ケース壁(5)に沿わせ、このケース壁(5)とハウジング
端壁(3)とにクランク軸(6)を貫通させ、このクランク
軸(6)にフライホイル(7)を固着し、このフライホイル
(7)をフライホイルハウジング(2)に収容し、相互に対
向するハウジング端壁(3)とフライホイル端面(8)との
間に端面対向空間(9)を設け、相互に対向するハウジン
グ周壁(10)とフライホイル周面(11)との間に周面対
向空間(12)を設けた、フライホイルハウジング付きエ
ンジンにおいて、 ハウジング端壁(3)にその周方向に沿って複数の遮音壁
(13)を配置し、各遮音壁(13)は、ハウジング端壁
(3)の径方向中間部から外縁部にわたる部分をハウジン
グ端壁(3)からフライホイル端面(8)に向けて突出させ
ることにより形成し、各遮音壁(13)の突出端面(14)
とフライホイル端面(8)との間に絞り隙間(15)を形成
するとともに、隣合う遮音壁(13)・(13)の間に通気
隙間(16)を設けた、ことを特徴とするフライホイルハ
ウジング付きエンジン。 - 【請求項2】 請求項1に記載したフライホイルハウジ
ング付きエンジンにおいて、端面対向空間(9)の中心部
寄りの部分に臨む遮音壁(13)の反射面(18)をクラン
ク軸(6)を中心とする円弧状に形成した、ことを特徴と
するフライホイルハウジング付きエンジン。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載したフラ
イホイルハウジング付きエンジンにおいて、ハウジング
端壁(3)の一部とハウジング周壁(10)の一部とをフラ
イホイルハウジング(2)内に侵入する山折り形状とする
ことにより遮音壁(13)を形成した、ことを特徴とする
フライホイルハウジング付きエンジン。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
したフライホイルハウジング付きエンジンにおいて、ク
ランク軸(6)の架設方向と平行な向きに見て、燃焼中の
燃焼室のピストンに連結しているクランクアーム(17)
が、燃焼開始に際して遮音壁(13)の方向を向くように
した、ことを特徴とするフライホイルハウジング付きエ
ンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21042397A JP3216010B2 (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | フライホイルハウジング付きエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21042397A JP3216010B2 (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | フライホイルハウジング付きエンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1150858A JPH1150858A (ja) | 1999-02-23 |
| JP3216010B2 true JP3216010B2 (ja) | 2001-10-09 |
Family
ID=16589076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21042397A Expired - Fee Related JP3216010B2 (ja) | 1997-08-05 | 1997-08-05 | フライホイルハウジング付きエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3216010B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT503764B1 (de) * | 2007-09-06 | 2009-01-15 | Avl List Gmbh | Schwungradgehäuse |
-
1997
- 1997-08-05 JP JP21042397A patent/JP3216010B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1150858A (ja) | 1999-02-23 |
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Legal Events
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