JP3237023B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP3237023B2
JP3237023B2 JP11593192A JP11593192A JP3237023B2 JP 3237023 B2 JP3237023 B2 JP 3237023B2 JP 11593192 A JP11593192 A JP 11593192A JP 11593192 A JP11593192 A JP 11593192A JP 3237023 B2 JP3237023 B2 JP 3237023B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検物としての基板の
位置を検出する位置検出装置に関するものであり、例え
ば、顕微鏡の焦点検出に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】落射照明型の顕微鏡に用いられる焦点検
出装置は、例えば、米国特許第3,721,827 号公報におい
て知られている。そこで、米国特許第3,721,827 号公報
において開示されている焦点検出装置を図6を用いて具
体的に説明する。
【0003】図6において、(a)は合焦状態、(b)
は前ピン状態、(c)は後ピン状態の様子を示してい
る。まず、図6(a)に示す如く、光源1からの光は集
光レンズ2により集光され、スリット状の開口部を有す
るスリット板3を照明して、スリット状の光源を形成す
る。そして、集光レンズ2の光軸を含む面(図中の紙面
に垂直な面)により2分されるスリット板3を介した光
束の内、一方の光束の半分(下側光束)は、遮光板4に
よって遮光され、他方の光束の半分(上側光束)L
1 は、ハーフミラー5を反射する。その後、ハーフミラ
ー5を反射した光束L1 は、対物レンズ6の左側半分
(対物レンズ5の瞳の左半分)を通過して被検面70
(対物レンズ6の物体面)上で集光される。
【0004】この被検面70上には、上記スリット板3
の開口部の像が形成され、被検面70上で反射される光
束L2 は、対物レンズ6の右側半分(対物レンズ5の瞳
の右半分)を通過した後、ハーフミラー5を通過して光
電検出器8の受光面上で集光され、ここには、スリット
板3の開口部の像が形成される。光電検出器8の受光面
は、この対物レンズ6の光軸Axと交わる領域を境に左
右に受光領域8a,8bを有しており、スリット板3の
開口部の像の結像状態を光電的に検出する。
【0005】また、図6(b)に示す如く、被検面70
が対物レンズ6の物体面(基準面)の位置P0 から下方
の位置P1 に位置していると、被検面70で反射して対
物レンズ6の右側半分を通過する光束L2 は、光電検出
器8の受光面の手前で集光して、この受光面の左側領域
8aに達する。ここで、光電検出器8の受光面の手前の
集光位置Aには、スリット像が形成されているために、
この光電検出器8は、前ピン状態でのスリットのディフ
ォーカス像を光電的に検出する。
【0006】また、図6(c)に示す如く、被検面70
が対物レンズ6の物体面(基準面)の位置P0 から上方
の位置P2 に位置していると、被検面70で反射して対
物レンズ6の右側半分を通過する光束は、光電検出器8
の受光面の後方で集光されるように、受光面の右側領域
8bに達する。そして、光電検出器8は、後ピン状態で
のスリットのディフォーカス像を光電的に検出する。
【0007】ここで、光電検出器8に基づく焦点検出
は、光電検出器8の左右受光領域8a,8bで各々検出
される2つの光量信号のバランス、即ち2つの光量信号
の差動を取ることで行われる。例えば、図6(a)では
ピントが合っている状態であり、この場合、検出光は光
電検出器8の受光面の中心で検出される。このため、受
光面の左右の側領域8a,8bで各々検出される2つの
光量信号の出力は等しくなり、差動信号は零となる。
【0008】図6(b)では前ピン状態であり、この場
合、検出光は光電検出器8の受光面の左側の領域8aで
主に検出される。このため、受光面の左右の側領域8
a,8bで各々検出される2つの光量信号による差動信
号は、例えば正のあるレベルの出力信号が得られる。ま
た、図6(c)では後ピン状態であり、この場合、検出
光は光電検出器8の受光面の右側の領域8bで主に検出
される。このため、受光面の左右の側領域8a,8bで
各々検出される2つの光量信号による差動信号は、例え
ば負のあるレベルの出力信号が得られる。
【0009】このように、光電検出器8から得られる2
つの信号の差動を取ることにより、差動信号の正・負に
よって焦点ずれの方向が検出でき、差動信号の出力レベ
ルによって焦点ずれ量を検出することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年においては、ディ
スプレイ等における液晶表示の占める割合が急速に伸び
てきている。このため、液晶表示のもととなる液晶基板
の検査が重要となってきており、この液晶基板は、主に
顕微鏡によって検査されている。しかしながら、前述し
た焦点検出装置を備えた顕微鏡を用いて液晶基板の表面
にピントを合わせようとすると、本来検出すべき液晶基
板の表面からの反射光のみならず、液晶基板の裏面から
の反射光までもが光電検出器に到達して、焦点検出精度
に大きな影響を及ぼす。
【0011】従って、液晶基板の表面をピントの合った
状態で正確に検査できないため、不良品を正確に判別で
きない問題がある。そこで、本発明は、上記の問題点に
鑑みてなされたものであり、液晶基板を始めとした基板
の裏面からの反射光が生ずる場合にも、基板の表面の位
置を高精度に検出できる位置検出装置を提供することを
目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、図1に示す如く、対物レンズ6の光軸A
xを含む面を境に2分される一方の第1の領域を介して
所定のパターンの光を基板の表面7aへ投射し、その基
板の表面7aから反射される上記投射パターン光の像を
対物レンズ6の光軸を含む面を境に2分される他方の第
2の領域を介して検出器8にて光電的に検出することに
より、基板7の位置を検出する位置検出装置において、
その第2の領域を介して検出器8の受光面へ向かう基板
の裏面7bからの反射光を遮光する遮光部材9をその受
光領域から所定の距離だけ離れた位置に配置したもので
ある。
【0013】そして、以上の基本構成に基づいて、その
遮光部材9は、基板7の厚さに応じて対物レンズ6の光
軸方向に移動可能に設けることが好ましい。
【0014】
【作 用】ここで、図4及び図5を参照しながら本発明
の原理について説明する。図5は従来の焦点検出装置が
基板表面で合焦している場合に基板の裏面からの反射光
が検出される様子を示す図である。図5に示す如く、光
源1,集光レンズ2及びスリット板3によって形成され
るスリット状の光束の上側半分L1 は、対物レンズ6の
左側半分を通過して基板7上で集光され、この基板7の
表面7a(被検面)にて反射されて対物レンズ6の右側
半分を通過する光束L2 は、光電検出器8上で集光され
る。
【0015】一方、対物レンズ6の左側半分を通過して
基板7上で集光するスリット状の光束は、基板の表面7
aを透過して基板の裏面7bで反射する。そして、この
裏面7bからの反射光L3 は、対物レンズ6の右側半分
を通過した後、光電検出器8の受光面8aの手前で集光
して光電検出器8の受光面の左側領域8aで受光され
る。
【0016】この場合において、光電検出器8にて得ら
れる光電信号について見る。図5に示す如く、基板の表
面7aは合焦状態であるため、基板表面7aからの反射
光によって、対物レンズ6の光軸Axを挟んで光電検出
器の左右の受光領域で得られる光量信号は等しいもの
の、基板の裏面7bからの反射光が光電検出器の左側の
受光領域に入射するため、この入射光量に対応する分だ
けディフォーカス(基板の表面7aが合焦位置よりも下
方にある)しているのもとして検出される。
【0017】そこで、本発明では、図4に示す如く、基
板の裏面7bからの反射光を遮光する遮光部材9を光電
検出器の受光面8aから所定の距離だけ離れた光軸Ax
を境に左側の位置に設けている。これにより、基板の表
面7aからの反射光のみを抽出できるため、基板の表面
7aを格段に精度良く検出することができる。
【0018】ここで、遮光部材9は、基板の表面7aが
合焦状態である時において、基板の裏面7bからの反射
光が対物レンズ6により集光される位置Aと光電検出器
8の受光面との間に配置されることが好ましい。以上に
おいては、基板の厚さtが一定の基板表面の位置を検出
することについて述べたが、異なる厚さを持つ基板表面
の位置を検出するには、遮光部材9を光軸Ax方向へ移
動可能に設けることが良い。
【0019】
【実施例】図1は本発明を顕微鏡の焦点検出装置として
応用した例を示すものである。図1に示す如く、落射照
明系12からの可視域の光束はハーフミラー11によっ
て反射され、可視光を透過し赤外光を反射するダイクロ
イックミラー10,ハーフミラー5及び対物レンズ6を
介して基板7を照明する。この基板7は、ステージ16
上に載置されており、このステージ16は、内部に設け
られた不図示の駆動部によって、XY方向に2次元的に
移動すると共に、Z方向(上下方向)に移動可能に設け
られている。
【0020】さて、基板7が可視光のもとで照明される
ことにより、この基板の表面7aから反射する光は、対
物レンズ6,ハーフミラー5,ダイクロイックミラー1
0及びハーフミラー11を介して結像した後、接眼レン
ズ13を通過する。ここで、対物レンズ6によって結像
される位置には、基板の表面7aの空間像Iが形成され
ており、接眼レンズ13を通して観察すると、基板表面
7aの空間像Iが拡大観察される。なお、対物レンズ6
と接眼レンズ13とで観察光学系が構成される。
【0021】一方、光源1からの赤外光は、集光レンズ
2によって集光作用を受けた後、所定のスリット状の開
口部を有するスリット板3を照明し、このスリット板3
上にはスリット状の光束が形成される。集光レンズ2の
光軸Axを含む面(図中の紙面に垂直な面)により2分
されるスリット板3を介した光束の内、一方の光束の半
分(下側光束)は、遮光板4によって遮光され、他方の
光束の半分(上側光束)L1 は、ハーフミラー5を反射
する。そして、ハーフミラー5を反射した光束は、対物
レンズ6の左側半分(対物レンズの瞳の左半分)を通
過して基板の表面7a上、厳密には対物レンズの物体
面(基準面)P0 上に集光される。
【0022】ここで、スリット板3は、対物レンズ6に
関して、この対物レンズ6の物体面(基準面)P0 と共
役な位置に設けられており、この対物レンズ6の物体面
上には、スリット板3の開口部の像が形成される。従っ
て、被検面としての基板表面7a上には、実質的にスリ
ット状の光が投射され、これにより基板表面7a上で反
射される光束L2 は、対物レンズ6の右側半分(対物レ
ンズの瞳の右半分)及びハーフミラー5を通過した
後、ダイクロイックミラー10を反射してラインセンサ
ー等の光電検出器8の受光面上で集光される。
【0023】光電検出器8の受光面は、対物レンズ
関して、対物レンズの物体面(基準面)P0 と共役な
位置に設けられており、光軸Axと受光面とが交差する
位置を境界として上下方向に第1の検出領域8aと第2
の検出領域8bとを有している。そして、この第2の検
出領域8bに対応する側から所定の距離だけ離れた位置
には、光軸Axを境に下側を通過する基板の裏面7bか
らの不要な反射光を遮光する遮光板9が設けられてい
る。これにより、遮光板9が配置されていない第1の検
出領域8a側を通過する基板表面7aからの反射光L2
のみが抽出できる。なお、遮光板9の代わりとして透過
部と遮光部とを有する部分遮光板を用いて必要な領域の
みを遮光しても良い。
【0024】さて、光電検出器8の受光面における第1
の検出領域8aと第2の検出領域8bとの双方から得ら
れる2つの光電信号は、物体面検出部(焦点位置検出
部)14へ出力される。この物体面検出部14は、2つ
の光電信号の差動信号を得るための差動信号処理回路を
含んでおり、基板表面7aに対物レンズ6のピントが合
えば差動信号は零となり、ディフォーカスしていればデ
ィフォーカス量に対応したある差動信号が得られる。従
って、物体面検出部14にて、対物レンズ6の物体面
(基準面)に対する基板表面7aの位置が検出される。
【0025】その後、物体面検出部14からの焦点検出
情報は制御部15へ入力され、この入力情報に基づいて
ステージ16を上下方向(Z方向)へ所定量だけ移動さ
れて合焦が行われる。次に、遮光板9の最適な位置につ
いて検討すると、基板の裏面7bからの反射光(不要な
赤外光)L3 を除去する機能を遮光板9に持たせるに
は、合焦時において基板の裏面7bからの反射光L3
対物レンズ6によって集光される位置Aと光電検出器8
との間に配置することが好ましいことが分かる。
【0026】そこで、遮光板9の配置条件について数式
化して表現すれば、光電検出器8から遮光板9までの光
軸方向での距離をd、焦点検出光の波長に対する基板7
の屈折率をn、基板表面が対物レンズ6の物体面(基準
位置)P0 にある時の対物レンズ6の横倍率をβ1 、対
物レンズ6の被検面側(物側)の焦点距離をf11、対物
レンズ6の検出側(像側)の焦点距離をf12とすると
き、以下の数式1の如くなる。
【0027】
【数1】
【0028】また、基板の裏面7bから反射する不要な
反射光L3 を除去しつつ、前ピンと後ピンとの検出範囲
を等しくするには、以下の数式2を満足することが好ま
しい。
【0029】
【数2】
【0030】以上の如く、本実施例では、基板の裏面7
bからの不要な反射光L3 を遮光板9によって遮光でき
るため、対物レンズ6の物体面に対する基板表面7aの
位置を常に高い精度のもとで検出できる。このため、観
察光学系(6,13)によって基板表面7aを高精度で
検査することができる。次に、図2を参照しながら本発
明による第2実施例を説明する。図2において、図1に
示した部材と同じ機能を持つものには同じ符号を付して
ある。
【0031】前述の第1実施例では、厚さが常に一定の
基板7の表面7aの位置を精度良く検出する例を説明し
たが、第2実施例では、厚さが異なる基板7の表面の位
置を精度良く検出する例を説明する。今、厚さが異なる
基板表面7aを検出しようとすると、対物レンズ6によ
る基板の裏面7bからの反射光L3 の集光位置Aが光軸
Ax方向に沿って移動する。このため、この裏面7aか
らの不要な反射光L3 を除去するには、基板7の厚みの
変化に伴い遮光板9を光軸Ax方向に沿って移動させて
調整することが必要となる。
【0032】そこで、本実施例では、図2に示す如く、
遮光板9はAx方向(矢印方向a)に沿って駆動部18
によって移動可能に設けられている。そこで、本実施例
における遮光板9の位置の設定について具体的に説明す
ると、まず、基板表面の端にはマーク、例えばバーコー
ドBCが設けられており、このマークには、基板7の厚
さt及び基板7の屈折率n等の情報が盛り込まれてい
る。そして、このバーコードBCを読み込むマーク検出
手段としてのバーコードリーダ17がステージ16の端
に設けられている。バーコードリーダ17は、基板7上
のバーコードBCを読み込むと、この情報を演算部18
へ出力し、ここで所定の演算がなされる。
【0033】この演算部18は、上記数式1または数式
2の演算式が予め記憶されており、バーコードリーダ1
7から出力される情報に基づいて演算が行われ、この演
算結果を駆動部19へ出力する。この演算結果に基づい
て駆動部19は、遮光板9を光軸Ax方向(矢印方向
a)へ移動させて、基板7の厚さに応じた最適な位置に
遮光板9を設定する。
【0034】以上の構成により、被検物としての基板の
厚みtが変化した際にも、遮光板9を最適な位置に設定
できるため、対物レンズ6の物体面に対する基板表面7
aの位置を常に高い精度のもとで検出できる。このた
め、観察光学系(6,13)によって基板表面7aをよ
り高精度で検査することができる。次に、図3を参照し
ながら本発明による装置を顕微鏡に応用した第実施例
を説明する。図3において、図1に示した部材と同じ機
能を持つものには同じ符号を付してある。
【0035】第3実施例が先に説明した第1実施例に対
して特に異なる所は、焦点検出光学系中に被検面の空間
像I’を一旦形成し、リレー光学系20によって再結像
される空間像I’を光電検出器8で検出するようにした
点である。本実施例を具体的に説明すると、基板表面7
a(被検面)からの光を平行光にする第1対物レンズ6
1と、この第1対物レンズ61からの平行光を集光して
被検面7aの空間像Iを形成する第2対物レンズ62と
で対物光学系が構成されている。そして、この双方の対
物レンズ61,62によって被検面の空間像Iが形成さ
れ、接眼レンズ13を通して空間像Iが拡大観察され
る。
【0036】一方、第1対物レンズ61と第2対物レン
ズ62との間には、可視光を透過させ赤外光を反射させ
る機能を持つダイクロイックミラー10が斜設されてお
り、このダイクロイックミラー10の反射方向には、焦
点検出用の第3対物レンズ63が設けられている。ここ
で、第1対物レンズ61と第3対物レンズ63とで焦点
検出用(位置検出用)の対物光学系が構成される。
【0037】集光レンズ2を介した光源1からの赤外光
は、スリット板3を介し遮光板4によって光軸Axより
も右側の光束が遮光され、光軸Axよりも左側の光束L
1 のみがハーフミラー21を反射する。そして、この反
射光は、第3対物レンズ63の下側半分(第3対物レン
ズ63の瞳の下半分),ダイクロイックミラー10及び
第1対物レンズの左側半分(第1対物レンズ63の瞳の
左半分)を介して基板表面7a上で集光される。ここ
で、スリット板3は、第1及び第3対物レンズに関し
て、第1及び第2対物レンズによる物体面(基準面)P
0 と共役な位置に設けられており、被検面としての基板
表面7a上には、実質的にスリット板3の開口部の像が
形成される。
【0038】このため、被検面としての基板表面7a上
には、実質的にスリット状の赤外光が投射され、これに
より基板表面7a上で反射される赤外光L2 は、第1対
物レンズの右側半分(第1対物レンズ63の瞳の右半
分)、ダイクロイックミラー10及び第3対物レンズ6
3の上側半分(第3対物レンズ63の瞳の上半分)を介
した後、ハーフミラー21を通過して集光し、空間像
I’を形成する。本実施例では、この空間像I’をリレ
ーするリレー光学系20が設けられており、このリレー
光学系20の下側半分を通過する基板表面7aからの反
射光L2 が光電検出器8の受光面上で集光される。
【0039】この光電検出器8の受光面は、対物光学系
(61,63)の物体面(基準面)P0 、即ち対物レン
ズ61の焦点面と共役な位置に設けられており、光電検
出器8は、スリット板3の開口部の像の結像状態を光電
的に検出する。物体面検出部14は、光電検出器8にて
出力される信号に基づいて、合焦状態を検出し、この検
出結果に基づいてステージ16の上下方向の位置が制御
部15によって制御される。
【0040】本実施例においても、先に述べた実施例と
同様に、基板の裏面7bから反射する不要な赤外光を除
去する遮光板9は、合焦時において対物レンズ61及び
63により基板の裏面7bからの反射光L3 が集光され
る位置Aと光電検出器8との間に配置されている。ここ
で、この遮光板9の配置条件について数式化して表現す
ると、光電検出器の受光面8aからの遮光板9までの光
軸方向での距離をd、焦点検出用の光の波長に対する基
板7の屈折率をn、基板表面が対物光学系(61,6
3)の物体面(基準位置)P0 にある時の対物光学系
(61,63)の横倍率をβ1 、対物光学系(61,6
3)の被検面側(物側)の焦点距離をf11、対物光学系
(61,63)の検出側(像側)の焦点距離をf12、基
板表面が対物光学系(61,63)の物体面(基準位
置)P0 にある時のリレー光学系20の横倍率をβ2
リレー光学系20の被検面側(物側)の焦点距離を
21、リレー光学系20の検出側(像側)の焦点距離を
22とするとき、以下の数式3の如くなる。
【0041】
【数3】
【0042】また、本実施例において前ピンと後ピンと
の検出範囲を等しくするためには、以下の数式4を満足
することが望ましい。
【0043】
【数4】
【0044】以上の如く、本実施例でも、基板の裏面7
bからの不要な反射光を遮光板9によって遮光できるた
め、対物レンズ61及び63の物体面(または対物レン
ズ61の焦点面)に対する基板表面7aの位置を常に高
い精度のもとで検出できる。これにより、基板表面7a
をより高精度で検査することができる。なお、本実施例
においても、図2に示した第2実施例の如く、基板表面
7aの端にバーコード等のマークを設け、このマークの
検出情報に基づいて上記数式3または数式4の演算を行
い、この演算結果に基づいて遮光板9を光軸方向へ移動
させて最適な位置に設定するようにしても良い。
【0045】また、以上にて述べた各実施例では対物光
学系(61,63)の物体面に対する被検面(基板表
面)のずれを補正するためにステージ16をZ方向へ移
動可能に設けているが、図3に示した如く、被検面から
の光を平行にする第1対物レンズ61を光軸Ax方向へ
移動させて合焦を行っても良い。この場合、被検面とし
ての基板を移動させることなく、第1対物レンズ61の
みの移動だけて合焦を行うことができる。
【0046】さらに、以上にて述べた各実施例では本発
明を顕微鏡の焦点検出に応用した例を示したが、これに
限ることなく、その他の装置の焦点検出あるいは位置に
おいて適用できることは言うまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、基板の表
面をより高精度に検出できる位置検出装置が達成でき
る。しかも、従来の装置において僅かなる改良を加える
だけで大きな効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明を顕微鏡に応用した第1実施例の
概略的な構成を示す図である。
【図2】図2は本発明を顕微鏡に応用した第2実施例の
概略的な構成を示す図である。
【図3】図3は本発明を顕微鏡に応用した第3実施例の
概略的な構成を示す図である。
【図4】図4は本発明の原理を示す原理図である。
【図5】図5は従来の焦点検出装置において基板裏面か
らの反射光が検出される様子を示す図である。
【図6】従来の焦点検出装置の概略的な構成を示す図で
ある。
【主要部分の符号の説明】
1・・・ 光源、2・・・ 集光レンズ、3・・・ スリット板、
4,9・・・ 遮光板 5,11・・・ ハーフミラー、6・・・ 対物レンズ、7・・・
基板、8・・・ 光源検出器 10・・・ ダイクロイックミラー、12・・・ 落射照明系、
13・・・ 接眼レンズ、14・・・ 焦点検出部、15・・・ 制
御部、16・・・ ステージ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対物レンズの光軸を含む面を境に2分され
    る一方の第1の領域を介して所定のパターンの光を基板
    の表面へ投射し、前記基板の表面から反射される前記投
    射パターン光の像を前記対物レンズの光軸を含む面を境
    に2分される他方の第2の領域を介して検出器にて光電
    的に検出することにより、前記基板の位置を検出する位
    置検出装置において、 前記第2の領域を介して前記検出器の受光面へ向かう前
    記基板の裏面からの反射光を遮光する遮光部材を、前記
    裏面からの反射光が前記対物レンズによって集光される
    位置と前記受光面との間で、かつ、前記対物レンズの光
    軸を境に前記裏面からの反射光が通過する側に配置し、
    以下の条件を満足する、 前記検出器の受光面から前記遮光部材までの光軸方向で
    の距離をd、焦点検出光の波長に対する前記基板の屈折
    率をn、前記基板表面が前記対物レンズの物体面(基準
    位置)にある時の前記対物レンズの横倍率をβ1 、前記
    対物レンズの被検面側(物側)の焦点距離をf11、前記
    対物レンズの検出側(像側)の焦点距離をf12、前記基
    板の厚さをtとするとき、以下の数式1 【数1】 を満足することを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】位置検出光学系中に被検面の空間像を一旦
    形成し、リレー光学系によって再結像される空間像を検
    出器で検出するようにしたことを特徴とする請求項1に
    記載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】前記遮光部材は、前記基板の厚さに応じて
    前記対物レンズの光軸方向に移動可能に設けられること
    を特徴とする請求項1及び請求項2に記載の位置検出装
    置。
  4. 【請求項4】対物レンズの光軸を含む面を境に2分され
    る一方の第1の領域を介して所定のパターンの光を基板
    の表面へ投射し、前記基板の表面から反射される前記投
    射パターン光の像を前記対物レンズの光軸を含む面を境
    に2分される他方の第2の領域を介して検出器にて光電
    的に検出することにより、前記基板の位置を検出する位
    置検出装置において、 前記第2の領域を介して前記検出器の受光面へ向かう前
    記基板の裏面からの反射光を遮光する遮光部材を、前記
    対物レンズの光軸方向に移動可能に設け、更に前記遮光
    部材を、前記裏面からの反射光が前記対物レンズによっ
    て集光される位置と前記受光面との間で、かつ、前記対
    物レンズの光軸を境に前記裏面からの反射光が通過する
    側に配置し、以下の条件を満足する、 前記検出器の受光面から前記遮光部材までの光軸方向で
    の距離をd、焦点検出光の波長に対する前記基板の屈折
    率をn、前記基板表面が前記対物レンズの物体面(基準
    位置)にある時の前記対物レンズの横倍率をβ1 、前記
    対物レンズの被検面側(物側)の焦点距離をf11、前記
    対物レンズの検出側(像側)の焦点距離をf12、前記基
    板の厚さをtとするとき、以下の数式1 【数1】 を満足することを特徴とするを特徴とする位置検出装
    置。
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