JP3240945B2 - 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法 - Google Patents

溶融亜鉛めっき付着量の制御方法

Info

Publication number
JP3240945B2
JP3240945B2 JP35676996A JP35676996A JP3240945B2 JP 3240945 B2 JP3240945 B2 JP 3240945B2 JP 35676996 A JP35676996 A JP 35676996A JP 35676996 A JP35676996 A JP 35676996A JP 3240945 B2 JP3240945 B2 JP 3240945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
hot
coating
bath
plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35676996A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10195622A (ja
Inventor
宗浩 石岡
容任 森川
淳一 稲垣
純一 小崎
隆治 永山
敬士 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
JFE Engineering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Engineering Corp filed Critical JFE Engineering Corp
Priority to JP35676996A priority Critical patent/JP3240945B2/ja
Publication of JPH10195622A publication Critical patent/JPH10195622A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3240945B2 publication Critical patent/JP3240945B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融亜鉛めっき浴
を通って連続的に走行する鋼板にワイピングガスノズル
を噴射し、亜鉛めっき付着量を制御する連続溶融亜鉛め
っきの ガスワイピングによるめっき付着量制御方法に
関し、特に薄目付材における付着量の精度向上を図った
溶融亜鉛めっき付着量の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続溶融亜鉛めっきのめっき付着
量制御は 、図5に示すような連続溶融亜鉛めっきライ
ンの付着量制御部において、溶融亜鉛めっき浴2の上方
に設置されている一対のワイピングノズル3からガスを
走行中の鋼板1に噴射することにより余剰の溶融亜鉛を
掻き落とすことによって行われている。
【0003】連続溶融亜鉛めっきの付着量制御方法とし
ては、めっき付着量Wは、鋼板ラインV、ワイピングノ
ズルの噴射ガス圧力P、ノズル―鋼板間距離B等を因子
とした付着量予測式に基づき、めっき付着量を制御する
方法が提案されている。付着量予測式は 多数発表され
ており、例えば特開平6‐116696号公報には以下
の(1)式に示すような予測式が示されている。 W=h0Ph1 Vh2Bh3 ……(1) ここで、h0、h1、h2、h3の係数の値は、実績め
っき付着量から重回帰計算によって決定されるものであ
る。
【0004】また、めっき付着量に鋼板の板厚tの影響
も考慮し、上記3つの制御因子、ライン速度、ノズル
圧、ノズル―鋼板間距離に板厚tを組み合わせた以下の
(2)式に基づく制御方法が、例えば特開平5‐171
395号公報に開示されている。 W=a0Pa1Va2Ba3ta4exp(a5/V) ……(2)
【0005】さらに、特開平6‐296923号公報に
は、流体力学理論に基づき、ワイピングガス噴流がノズ
ル−鋼板間距離によって、展開領域と完全発達領域とに
分けられ、これらの領域でノズル−鋼板間距離がめっき
付着量に及ぼす影響が異なることを考慮し、展開領域と
完全発達領域とで以下の(3)および(4)式に示すよ
うにそれぞれ異なる付着量予測式を用いることが開示さ
れている。 B/D≦C(展開領域の時) W=a1ρ{(κ-1)/(2ηκP0)}1/2B1/2 ×[μV/(P/P0)(κ-1)/κ-1}]1/2 ……(3) B/D>C(完全発達領域の時) W=a2ρ{(κ-1)/(2ηκP0)}1/2DB1/2 ×[μV/(P/P0)(κ-1)/κ-1}]1/2 ……(4) (ρ:溶融亜鉛密度、μ:溶融亜鉛粘度、P0:大気
圧、κ:ガスの比熱比、D:ワイピングノズル−鋼板間
距離、η:ワイピングノズル効率) 一般に、上記各公報に記載されているようなめっき付着
量予測式を用い、フィードフォワード制御、フィードバ
ック制御を行い、めっき付着量を予測している。したが
って、めっき付着量を精度良く制御するためには、めっ
き付着量予測式の精度が重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ワイ
ピング条件(ワイピングノズル−鋼板間距離、ワイピン
グガス圧力、ワイピングガスノズルギャップ等)および
ライン速度とめっき付着量の予測式が種々提案されてい
るが、現状では充分な付着量予測が行われていない。例
えば、ワイピング条件およびライン速度が同じであって
も、鋼種やめっき浴中アルミニウム濃度が異なると付着
量は異なってくる。
【0007】特に薄目付材において精度の良いめっき付
着量制御を行うためには、鋼種やめっき付着量浴中アル
ミニウムの濃度の相違によるめっき付着量の相違を考慮
しためっき付着量予測式を用いる必要がある。本発明は
かかる事情に鑑みてなされたものであって、鋼種やめっ
き付着量、浴中アルミニウムの濃度の相違によるめっき
付着量の相違を考慮しためっき付着量予測式を用いた溶
融亜鉛めっき付着量の制御方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、溶融亜鉛めっき浴を通過して連続的に走
行する鋼板にワイピングよりガスを噴射して溶融亜鉛の
めっき付着量を制御するにあたり、めっき浴を通過する
際に形成された初期合金層を考慮した付着量予測式を用
いることを特徴とする溶融亜鉛めっき付着量制御方法を
提供するものである。また、前記初期合金層による付着
量予測因子として、鋼種、めっき浴中のアルミニウム濃
度、鋼板がめっき浴を通過する時間、およびめっき浴温
度を用いることを特徴とする 溶融亜鉛めっき付着量の
制御方法を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明者らは、同一のワイピング
条件およびライン速度であっても、鋼種やめっき浴中の
アルミニウム濃度が異なると付着量が異なってくる原因
について検討を重ねた結果、その原因がめっき浴通過中
に鋼板表面において鉄−亜鉛の反応により初期合金層と
呼ばれる層が形成されることにあることを見出した。し
たがって、本発明では、めっき浴を通過する際に形成さ
れた初期合金層を考慮した付着量予測式を用いるのであ
る。
【0010】初期合金層の形成は、特に、鋼種、めっき
浴中のアルミニウム濃度、鋼板がめっき浴を通過する時
間、およびめっき浴温度により影響される。したがっ
て、これらの因子と付着増加量の定量的な関係を把握し
ておけば、初期合金層形成に伴う付着量増加を予測する
ことが可能である。
【0011】初期合金層の形成に伴う付着増加量として
は、初期合金層自体の生成量、およびこの層が形成され
ることにより増加する持ち上げ溶融亜鉛を考慮する必要
がある。このように初期合金層形成により持ち上げ溶融
亜鉛が増加するのは、図1に示すように、ストリップ表
面に形成される凹凸の鉄−亜鉛の結晶(ζ相)により、
鋼板表面での摩擦抗力が初期合金層が形成されない滑ら
かな場合に比べて増加するためである。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、ワイピング条件とライン速度が同一であっても、め
っき付着量が異なる例を示す。表1に示すA鋼とB鋼に
対し、ライン速度80mpm、浴温度460℃、アルミニ
ウム濃度0.12wt%のめっき浴を用い、ワイピング条
件としては、ノズルギャップ0.7mm、ヘッダー圧力
0.8kg/cm2G、ノズル−鋼板間距離4mmで亜鉛めっき
を行った。この時、計測された付着量は片面あたりB鋼
では31g/m2であり、A鋼では26g/m2であっ
た。
【0013】
【表1】
【0014】このように鋼種の違いにより、ワイピング
条件およびライン速度が同一であってもめっき付着量は
異なっていた。両者の初期合金層を観察したところ、B
鋼のζ相高さのほうが高かった。したがって、両者の付
着量差は、めっき浴を通過中に形成された初期合金層の
形態の相違によるものということができる。
【0015】上記例で示したワイピング条件およびライ
ン速度の場合に、噴流理論に基づいて予測した付着量
は、約23g/m2であった。したがって、この理論予
測値と計測値との差が初期合金層の形成による付着増加
量であり、この付着増加量を取り込んだ付着量予測式を
用いなければ精度の高い付着量制御を行うことができな
いことは明らかである。
【0016】また、浴温度を500℃に変更して上記め
っきを実施したところ、浴温度460℃の場合ほど付着
量および初期合金層高さに差は認められず、初期合金層
の形成状態は浴温度にも影響されることが確認された。
【0017】さらに、アルミニウム濃度を0.14wt%
にした場合には、付着量がアルミ濃度0.12wt%の場
合より約5g/m2少なくなった。これは、アルミニウ
ム濃度を高めることにより鉄−亜鉛の合金化反応が抑制
されたためであるといえる。
【0018】付着量の増加量(初期合金層が形成されな
い場合の付着量との差)と初期合金層(ζ相)高さとの
関係の一例を図2に示す。この図に示すように、両者は
ほぼ直線関係にあることが理解される。すなわち、ζ相
が高くなると付着量増加量も増えてくる。
【0019】また、例えば、図3に示すように、ζ相高
さは、亜鉛めっき皮膜中への鉄拡散量と強い相関があ
る。さらに、鉄拡散量は、鋼種、めっき浴中のアルミニ
ウム濃度、めっき浴通過時間、およびめっき浴温度に依
存する。例えば、浴中アルミニウム濃度が0.12wt%
の場合には、浴滞留時間と鉄拡散量とが、浴温度に応じ
て図4のような関係となる。
【0020】すなわち、鉄拡散量Feは、Fe=at
0.5で求められる。ここでaは浴温度、アルミニウム濃
度、鋼種で定まる係数、tは浴通過時間である。さら
に、鉄拡散量が求まれば、図3に示したような関係から
ζ相高さhは、h=f(Fe)で求められ、このhより
付着量の増加分ΔCは、図2に示したように、ΔC=b
h+cで求めることができる。ここで、b、cは溶融亜
鉛の動粘性係数、ライン速度に依存する係数である。こ
のように、初期合金層形成による増加付着量と初期合金
層が形成されない場合の付着量を加算することにより高
精度で付着量を予測することができる。
【0021】なお、本発明において、初期合金層が形成
されない場合の付着量予測式は、特に限定されるもので
はないが、例えば、初期合金層の形成が抑制される高ア
ルミニウム濃度浴(例えば0.20wt%アルミニウム濃
度浴)を用いた操業から得られた付着量の結果をまとめ
ることにより求められる予測式、あるいは、上述した特
開平6−296923号公報に記載されたような噴流理
論に基づいて構築された予測式等を用いることができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
めっき付着量予測式の精度を向上させることができるた
め、めっき付着量の制御、特に薄目付材のめっき付着量
制御を高精度で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】初期合金層(ζ相)のイメージを示す図。
【図2】亜鉛めっき付着量の増加量と初期合金層(ζ
相)高さとの関係の一例を示す図。
【図3】ζ相高さと亜鉛めっき皮膜への鉄拡散量との関
係の一例を示す図。
【図4】各要因が亜鉛めっき皮膜への鉄拡散量に及ぼす
影響の一例を示す図。
【図5】連続溶融めっきラインの概要を示す概略構成
図。
【符号の説明】
1;鋼板、2;溶融亜鉛めっき浴、3;ワイピングノズ
ル、4;シンクロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小崎 純一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 永山 隆治 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 山下 敬士 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−41925(JP,A) 特開 平9−157822(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融亜鉛めっき浴を通過して連続的に走
    行する鋼板にワイピングよりガスを噴射して溶融亜鉛の
    めっき付着量を制御するにあたり、めっき浴を通過する
    際に形成された初期合金層を考慮した付着量予測式を用
    いることを特徴とする溶融亜鉛めっき付着量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記初期合金層による付着量予測因子と
    して、鋼種、めっき浴中のアルミニウム濃度、鋼板がめ
    っき浴を通過する時間、およびめっき浴温度を用いるこ
    とを特徴とする 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法。
JP35676996A 1996-12-27 1996-12-27 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法 Expired - Fee Related JP3240945B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35676996A JP3240945B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35676996A JP3240945B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10195622A JPH10195622A (ja) 1998-07-28
JP3240945B2 true JP3240945B2 (ja) 2001-12-25

Family

ID=18450677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35676996A Expired - Fee Related JP3240945B2 (ja) 1996-12-27 1996-12-27 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3240945B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10195622A (ja) 1998-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2709173B2 (ja) 耐パウダリング性及び摺動特性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板
JP2792346B2 (ja) 塗装後鮮映性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP4256929B2 (ja) 亜鉛めっき方法及びシステム
JPH10195622A (ja) 溶融亜鉛めっき付着量の制御方法
US5409553A (en) Process for manufacturing galvannealed steel sheets having high press-formability and anti-powdering property
JP5596334B2 (ja) 溶融金属めっき浴用ロール
JP3278607B2 (ja) 表面性状の良好な溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPS633949B2 (ja)
JP2576329B2 (ja) 皮膜の均一性および耐パウダリング性に優れた高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2000064015A (ja) 表面外観の優れた溶融Zn−Al−Mg系めっき鋼板の製造法
JPS6134504B2 (ja)
JP2709174B2 (ja) 耐パウダリング性、摺動特性及び耐クレータリング性に優れた複層合金化溶融亜鉛めっき鋼板
JPH10226864A (ja) 溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JPH03211263A (ja) 溶融めっき鋼板の製造装置
JP2892579B2 (ja) 溶融金属めっきの付着量制御方法
JP2776151B2 (ja) 2層合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
JP2709194B2 (ja) 耐パウダリング性の優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法
KR950004778B1 (ko) 내파우더링성이 우수한 합금화 용융아연 열간압연강판의 제조방법
JP3275686B2 (ja) プレス成形性に優れた合金化溶融亜鉛めっき鋼板
JPH0115588B2 (ja)
JP3071350B2 (ja) 合金化溶融亜鉛メッキ鋼板の製造方法
JPH09324251A (ja) 優れた塗装後外観を与える溶融亜鉛系めっき鋼板
KR100762487B1 (ko) 합금화 용융 아연도금강판의 최적 합금화를 위한 전처리제어 방법
JPS6357754A (ja) 非合金化溶融めつき鋼板のスパングル消去方法
JPS61207555A (ja) 溶融めつき被膜を形成する方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081019

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101019

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111019

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121019

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131019

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees