JP3255021B2 - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性と低温耐衝撃
性のバランス、引張特性、溶融流動性、成形品外観等に
優れた熱可塑性エラストマー組成物に関するものであ
る。さらに詳しくは、特定の結晶性ポリプロピレンおよ
びエチレン−αーオレフィン系共重合体ゴムからなる熱
可塑性エラストマー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性エラストマーは、その優れた特
性から自動車部品、家電部品、日用品等に広く使用され
ているが、その適用部品の大型化、高機能化が進行して
いる。このため、剛性と低温耐衝撃性のバランス、引張
特性、溶融流動性、成形品外観等に優れた熱可塑性エラ
ストマー組成物が要望されている。
【0003】従来これらの特性を改良する目的で、押し
出し機等で過酸化物を添加しゴム成分を動的に架橋させ
た架橋TPE組成物が数多く提案されている。架橋TP
E組成物は、ゴムを架橋させることにより、引張特性、
低温衝撃特性においては優れるが、粒子径の大きな架橋
ゴムにより成形品表面に肌荒れが生じるなど外観および
溶融流動性などの点で必ずしも満足するものではなかっ
た。
【0004】また、溶融流動性を改良する方法として、
パラフィン系オイル、シリコーン系オイルなどを添加す
る方法が提案されている。しかしこの様な方法で得られ
た熱可塑性エラストマーは成形品表面にべたつきを生じ
たり、高温下でオイルがブリードする等の問題がある。
【0005】また、溶融流動性、成形品外観などが良好
な熱可塑性エラストマーとして非架橋のTPEがある
が、従来のものは自動車部品、家電部品などの材料とし
ては低温耐衝撃性、引張特性などの点で未だ不十分であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の状況
に鑑み本発明は、剛性と低温耐衝撃性のバランス、引張
特性、溶融流動性、成形品外観等に優れた熱可塑性エラ
ストマー組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、 (A)結晶性ポリプロピレン : 48〜10重量% 及び、 (B)エチレン−αーオレフィン系共重合体ゴム : 52〜90重量% ((A)+(B)=100重量%とする。) を含有し、(A)の結晶性ポリプロピレンは、プロピレ
ン単独重合体又はプロピレンとエチレン若しくは炭素数
4以上のα−オレフィンが1モル%以下共重合された結
晶性ポリプロピレン部分とエチレンとプロピレンの組成
が重量比でエチレン/プロピレン=20/80〜60/
40であるエチレン−プロピレンランダム共重合体部分
を有し、(1)結晶性ポリプロピレン部分の極限粘度
〔η〕P が0.8〜2.0dl/g、GPCで測定した
分子量の比Q値(重量平均分子量Mw /数平均分子量M
N)が3.0〜5.0、20℃キシレン可溶分が1.5
重量%以下、(2)エチレン−プロピレンランダム共重
合体部分の極限粘度〔η〕EPが3.5〜8.5であり、
かつ(3)エチレン−プロピレンランダム共重合体部分
が全重合体の5〜20重量%であるエチレン−プロピレ
ンブロック共重合体であることを特徴とする熱可塑性エ
ラストマー組成物に係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる(A)の結晶
性ポリプロピレンのエチレン−プロピレンブロック共重
合体は通常三塩化チタン及びアルキルアルミニウム化合
物との組合せによるチーグラー・ナッタ触媒の存在下に
二段階に重合させて得られるが、本願発明を実施するに
あたっては、三塩化チタンとマグネシウムとの複合体と
トリアルキルアルミニウム化合物及び電子供与性の有機
化合物とからなる触媒を使用する事が好ましい。この触
媒の製造方法は例えば特開昭61−218606号公報
等に詳しく記載されている。
【0009】本発明に用いられるエチレン−プロピレン
ブロック共重合体は下記(I)、(II)の成分で構成
される。 (I)結晶性ポリプロピレン部分は、(1)135℃テ
トラリン中での極限粘度〔η〕p は0.8〜2.0dl
/g、好ましくは0.8〜1.7dl/g、更に好まし
くは0.85〜1.5dl/gの範囲であり、(2)G
PCで測定したQ値(重量平均分子量Mw /数平均分子
量MN )が2.5〜5.5、好ましくは3〜5であり、
かつ、(3)全共重合体量の95〜80重量%を占め、 (II)エチレン−プロピレンランダム共重合体部分
が、(1)135℃テトラリン中での極限粘度〔η〕EP
は3.5〜8.5dl/g、好ましくは3.5〜7.0
dl/g、(2)エチレンとプロピレン組成が重量比で
20/80〜60/40(重量比)であり、かつ、
(3)全共重合体量の5〜20重量%を占めるものであ
る。
【0010】このエチレン−プロピレンブロック共重合
体は上記(I)、(II)を順次二段階にスラリー重合法
または気相重合法によって製造されるが、スラリー重合
法が好適である。
【0011】(I)の〔η〕p が0.8dl/gよりも
小さければ機械的強度が低下し、2.0dl/g以上で
あればエチレン−プロピレンブロック共重合体及びその
組成物の溶融流動性が低下する。またQ値が5.5以上
であればエチレン−プロピレンブロック共重合体及びそ
の組成物から得られる射出成形体のウエルドラインが強
く現れ、3以下であればフローマークが発生する。
【0012】(II)の極限粘度〔η〕EPが3.5dl
/g以下であれば、耐衝撃性能が低く、8.5dl/g
以上であれば溶融流動性の低下、組成物構成成分の分散
不良による耐衝撃性能の低下を生じる。またエチレン−
プロピレンランダム共重合体中のエチレン含有量が20
重量%以下、あるいは60重量%以上であると成形品の
耐衝撃性能が低下するため好ましくない。
【0013】本発明に用いられるエチレン−プロピレン
ブロツク共重合体の製造方法は、例えば、特開平5−1
94685公報等に詳しく記載されている。本発明の熱
可塑性エラストマーが、特に耐熱性、剛性、傷付き性、
光沢等が要求される用途に用いられる場合、エチレン−
プロピレンブロツク共重合体の第一段階で重合された結
晶性ポリプロピレン部分の沸騰ヘプタン不溶部のアイソ
タクチック・ペンタッド分率が0.970以上、沸騰ヘ
プタン可溶部の含有量が5.0重量%以下であり、かつ
20℃キシレン可溶部の含有量が1.5重量%以下であ
る高結晶性ポリプロピレンを用いることが好ましい。
【0014】ここで言う沸騰ヘプタン不溶部のアイソタ
クチック・ペンタッド分率、沸騰ヘプタン可溶部の含有
量および20℃のキシレンに可溶な重合体の含有量は、
次のように決定される。結晶性ポリプロピレン5gを沸
騰キシレン500mlに完全に溶解させた後、20℃に
降温し4時間放置する。その後これを濾別し、20℃キ
シレン不溶部を分離する。濾液を濃縮、乾固してキシレ
ンを蒸発させ、さらに減圧下60℃で乾燥して、20℃
のキシレンに可溶な重合体を得る。この乾燥重量を仕込
みサンプル重量で除した値を百分率で表現したものが2
0℃キシレン可溶部の含有量である。20℃キシレン不
溶部は乾燥された後、沸騰n−ヘプタンで8時間ソック
スレー抽出される。この抽出残渣を沸騰ヘプタン不溶部
と称し、この乾燥重量を仕込みサンプル重量(5g)か
ら減じた値を仕込みサンプル重量で除した値を百分率で
表現したものが、沸騰ヘプタン可溶部の含有量である。
【0015】アイソタクチック・ペンタッド分率とは、
A.ZambelliらによってMacromolec
ules,6,925(1973)に発表されている方
法、すなわち13C−NMRを使用して測定される結晶性
ポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタ
クチック連鎖、換言すればプロピレンモノマー単位が5
個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレンモ
ノマー単位の分率である。ただし、NMR吸収ピークの
帰属に関しては、その後発刊されたMacromole
cules,8,687(1975)に基づいて行うも
のである。具体的には13C−NMRスペクトルのメチル
炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピークの面積分率
としてアイソタクチック・ペンタッド分率を測定する。
この方法により英国NATIONAL PHYSICA
L LABORATORYのNPL標準物質CRM N
o.M19−14 Polypropylene PP
/MWD/2のアイソタクチック・ペンタッド分率を測
定したところ、0.940であった。
【0016】本発明に用いられる(B)のエチレン−α
−オレフィン系共重合体ゴムは、エチレン含有量が85
重量%〜40重量%、好ましくは85重量%〜65重量
%であり、121℃で測定したムーニー粘度ML1+4 が
15〜80、好ましくは20〜70、ヨウ素価は0〜1
5のものが好適に使用される。エチレン含有量が40重
量%以下であれば成形品の剛性の低下が大きく、エチレ
ン含有量が85重量%以上であれば耐衝撃性の改良効果
が少ない。ムーニー粘度が70を超えると組成物の流動
性の低下を招き、あるいはゴム粒子の分散不良による衝
撃強度の低下を招く。また、ムーニー粘度が10以下で
あれば、組成物中でのゴムの分散粒子径が小さすぎて耐
衝撃性の改良効果が少なく、また射出成形品の表面に凸
凹を生じる等好ましくない。
【0017】上記エチレンと共重合するα−オレフィン
としては、具体的にはプロピレン、1−ブテン、4−メ
チル−ペンテン−1、1−ヘキセン等が挙げられるが、
プロピレン又は1−ブテンが好ましい。またこのエチレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体ゴムには少量の非
共役ジエンモノマー例えばエチリデンノルボルネン、ジ
シクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン等がヨウ素
価で0〜15、好ましくは0〜10程度共重合されてい
てもよい。これらエチレン−α−オレフィン共重合体系
ゴムは、組成物の流動性、成形品の衝撃強度、硬度等各
々の目的に沿って、2種あるいは数種混合して使用する
ことができる。使用量は、52〜90重量%、好ましく
は52〜70重量%の量を配合する。このエチレン−α
−オレフィン系共重合体が52重量%以下であれば耐衝
撃性の改良効果が少なく、70重量%を超えると溶融流
動性の低下が大きく好ましくない。
【0018】このエチレン−α−オレフィンランダム共
重合体ゴムは、通常バナジウム化合物と、有機アルミニ
ウム化合物から成る触媒の存在下に炭化水素溶媒中で重
合される。バナジウム化合物としては、オキシ三塩化バ
ナジウム、四塩化バナジウム、バナデート化合物が、ま
た有機アルミニウム化合物としては、エチルアルミニウ
ムセスキクロライド、ジエチルアルミニウムクロライド
等を使用し、ヘキサン、ヘプタン等の溶媒中で重合させ
る事により製造される。
【0019】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は結
晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体48〜10
重量%およびエチレン−α−オレフィン系共重合体ゴム
52〜90重量%を含有してなるものである。但し、そ
れぞれの成分の合計は100重量%である。
【0020】本発明の組成物は、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体、エチレン−α−オレフィン系共重合
体ゴムをタンブラー、ヘンシェルミキサー、リボンブレ
ンダー等で混合した後に、単軸押出機、二軸押出機、バ
ンバリーミキサー、ニーダー等で溶融混練することによ
って製造することができる。
【0021】二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダ
ー等の混練性能の優れた押出機を使用することによって
各構成成分が均一に分散した高品質の組成物を得ること
ができる。各成分の混練は同時に行なってもよく、また
分割して行ってもよい。
【0022】さらに、これらの組成物の基本成分以外
に、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、銅
害防止剤、難燃剤、中和剤、造核剤、発泡剤、可塑剤、
顔料、染料等の添加剤をその目的に合わせて配合する事
ができる。これらの添加剤の中でも耐熱性、耐候性、耐
酸化安定性を向上せしめるために酸化防止剤や紫外線吸
収剤を添加することが望ましい。
【0023】本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、
剛性と低温耐衝撃性のバランス、引張特性、溶融流動性
に優れており、その成形品の外観が良好であることから
射出成形法、プレス成形法によって成形され、自動車内
装部品、家電部品、日用品に好適に使用される。自動車
内装部品の中では、インパネ部品、エアーバッグカバー
に好適に使用される。
【0024】
【実施例】以下に実施例によって、本発明をより詳細に
説明する。しかしながら、本発明は以下の実施例によっ
て制限を受けるものではない。
【0025】実施例および比較例の各組成物を得るにあ
たり次に示す原料を使用した。 (A)結晶性ポリプロピレン 以下に次の略号を用いる。 〔η〕P : 結晶性ポリプロピレン部分の極限粘度 QP : 結晶性ポリプロピレン部分の分子量の比 Q値(重量平均分子量Mw /数平均分子量MN ) CXS : 結晶性ポリプロピレン部分のキシレン可溶
分の重量 〔η〕EP : エチレン−プロピレンランダム共重合体
部分の極限粘度 C2inEP : エチレン−プロピレンランダム共重合体
部分のエチレンの重量% EP 含量 : エチレン−プロピレンランダム共重合体
部分の全重合体に対する重量% A−1 :〔η〕P =1.0(dl/g)、 QP =3.
5、 CXS=0.71(wt% ) 〔η〕EP=6.0(dl/g)、C2inEP=25(wt% )、EP
含量=13(wt% ) 230℃、2.16kg荷重のMIが30(g
/10min) であるブロックポリプロピレン A−2 :〔η〕P =1.8(dl/g)、 QP =4.
0、 CXS=0.71(wt% ) 〔η〕EP=3.0(dl/g)、C2inEP=42(wt% )、EP
含量=18(wt% )230℃、2.16kg荷重のMIが30(g/
10min) であるブロックポリプロピレン A−3 :〔η〕P =1.1(dl/g)、 QP =3.
8、 CXS=0.77(wt% ) 〔η〕EP=4.0(dl/g)、C2inEP=40(wt% )、EP
含量=17(wt% )230℃、2.16kg荷重のMIが65(g/
10min) であるブロックポリプロピレン A−4 :〔η〕P =1.4(dl/g)、 QP =5.
5、 CXS=3.0(wt%) 〔η〕EP=2.7(dl/g)、C2inEP=38(wt% )、EP
含量=15(wt% )230℃、2.16kg荷重のMIが65(g/
10min) であるブロックポリプロピレン
【0026】(B)エチレンーαーオレフィン系共重合
体ゴム B−1 : ムーニー粘度(ML1+4 121℃)が2
5、プロピレン含量が22%であるエチレンプロピレン
ゴム B−2 : 230 ℃、2.16kg荷重のMIが17(g/10mi
n) 、ブテン含量が17%であるエチレンブテンゴム B−3 : ムーニー粘度(ML1+4 121℃)が3
3、プロピレン含量が27%であるエチレンプロピレン
ゴム B−4 : EPDM−1(エチレン−プロピレン−エ
チリデンノルボルネン(ENB) 共重合体ゴム、ヨウ素価=10、プロピレン含量=30
wt%、ML1+4 100℃=143)の5重量%ヘキサ
ン溶液中にEPDM−1 100重量部あたり鉱物油系
軟化剤(出光興産社製 「ダイアナプロセスオイルPW
−380」)40重量部を添加し、その後スチームスト
リッピングで脱溶媒して得られた油展EPDM−1(M
1+4 100℃=78)
【0027】以下いずれの実施例および比較例において
も添加剤処方は下記のとおりで一定である。樹脂部(オ
イルを含む)100重量部に対して 酸化防止剤 : スミライザーBP−101(住友化学社製) 0.2% 光安定剤 : サノールLS770(チバ・ガイギー社製) 0.05% 〃 : スミソーブ300(住友化学社製) 0.1% 滑剤 : オレイン酸アミド 0.1% 得られた組成物については、シリンダー温度220℃、
金型温度50℃にて射出成形を行い試験片を作成し物性
評価を行った。
【0028】実施例および比較例に記した諸特性は次の
方法により測定した。 (1)GPC測定条件 ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)に
より、下記の条件で測定した。また、検量線は標準ポリ
スチレンを用いて作成した。 機種 :ミリポアウォーターズ社製 150CV型 カラム:Shodex M/S 80 測定温度:145℃、溶媒オルトジクロルベンゼン サンプル濃度:5mg/8ml なお、本条件でNBS(National Bureau of Standard
s)の Standard Reference Material706(Mw/M
n=2.1のポリスチレン)を測定したところ、分子量
分布(Q値) Mw/Mn=2.1が得られた。 (2)MI : JIS K7112 (3)硬度 : ASTM D2240 (4)曲げ試験 : JIS K7203 (5)引張試験 : JIS K6301 3号ダンベルを用い、引張速度200(mm/min)にて試験
を行った。 (6)アイゾット衝撃試験:ASTM D256 試験
片の厚みは12mm、ノッチ付きで試験を行った。
【0029】実施例1 A−1のブロックPP40wt%、B−1のEPR60
wt%および添加剤をシリンダー温度200℃に設定し
た二軸押し出し機で混練しペレットを作成した。得られ
た組成物について、射出成形を行い試験片を作成し、物
性評価を行った。
【0030】実施例2〜5、比較例1〜4 表1、2に示す組成で、実施例1で行った方法と同様に
実施した。
【0031】実施例6 A−3のブロックPP45wt%、B−3のEPR19
wt%,B−4のEPDM 36wt%および添加剤を
バンバリー・ミキサーで170〜200℃で混練した
後、押し出し機を用いてペレットを作成した。得られた
組成物について、射出成形を行い試験片を作成し、物性
評価を行った。
【0032】結果から次のことがわかる。本発明の条件
を充足する実施例1、2は、(A)の結晶性ポリプロピ
レンが本発明の条件を充足しない比較例1、2と各々比
較して、流動性および低温耐衝撃性に優れ、同様に実施
例3、4は、比較例3、4と各々比較して、引張特性に
優れる。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明により、剛
性と低温耐衝撃性のバランス、引張特性、溶融流動性、
成形品外観等に優れた熱可塑性エラストマー組成物を提
供することができた。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)結晶性ポリプロピレン : 48〜10重量% 及び、 (B)エチレン−αーオレフィン系共重合体ゴム : 52〜90重量% ((A)+(B)=100重量%とする。) を含有し、(A)の結晶性ポリプロピレンは、プロピレ
    ン単独重合体又はプロピレンとエチレン若しくは炭素数
    4以上のα−オレフィンが1モル%以下共重合された結
    晶性ポリプロピレン部分とエチレンとプロピレンの組成
    が重量比でエチレン/プロピレン=20/80〜60/
    40であるエチレン−プロピレンランダム共重合体部分
    を有し、 (1)結晶性ポリプロピレン部分の極限粘度〔η〕P が
    0.8〜2.0dl/g、GPCで測定した分子量の比
    Q値(重量平均分子量Mw /数平均分子量MN)が3.
    0〜5.0、20℃キシレン可溶分が1.5重量%以
    下、 (2)エチレン−プロピレンランダム共重合体部分の極
    限粘度〔η〕EPが3.5〜8.5であり、かつ (3)エチレン−プロピレンランダム共重合体部分が全
    重合体の5〜20重量%であるエチレン−プロピレンブ
    ロック共重合体であることを特徴とする熱可塑性エラス
    トマー組成物。
  2. 【請求項2】(B)がエチレン−αーオレフィン共重合
    体ゴム又はエチレン−α−オレフィン−非共役ジエン共
    重合体ゴムである請求項1記載の熱可塑性エラストマー
    組成物。
  3. 【請求項3】(B)がエチレン−プロピレン共重合体ゴ
    ムまたは/およびエチレンーブテン共重合体ゴムである
    請求項2記載の熱可塑性エラストマー組成物。
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