JP3280461B2 - ファクシミリ受信制御装置 - Google Patents

ファクシミリ受信制御装置

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JP3280461B2 JP08870993A JP8870993A JP3280461B2 JP 3280461 B2 JP3280461 B2 JP 3280461B2 JP 08870993 A JP08870993 A JP 08870993A JP 8870993 A JP8870993 A JP 8870993A JP 3280461 B2 JP3280461 B2 JP 3280461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車電話に接続する
ファクシミリ装置に適用されるファクシミリ受信制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車電話無線回線において、電
波回線特有のフェージングやハンドオフなどのノイズが
混入するため、画情報を正確に通信することが難しい。
特に、モデムレートを高速(9600bps,7200bps)にすると
前記ノイズによる影響が大きくなるため、通信エラー
(ファクシミリ通信では画情報エラー)になるおそれが大
きくなってしまう。
【0003】このため、通常、自動車電話無線回線にお
いてはモデムレートを低速(4800bps,2400bps)にして通
信したり、エラー・コレクション・モード(ErrorColl
ection Mode:ECM)で通信する。特にECMでは、
ノイズによりエラーになったデータのみを再送し、正し
く通信できるまでモデムレートを落としながら再送を繰
り返すので、回線品質が悪いときには通信時間が延びる
が自動車電話無線回線に使用することの効果は大きい。
【0004】したがって、非ECMでのモデムレートは
低速の方がよいが、ECM時ではモデムレートを高速に
して通信可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在市販され
ている一般的なファクシミリ装置には、前記ECM機能
を備えていないものがある。またモデムレートやECM
の設定を決定するのは送信側であり、受信側としては通
信モードによってモデムレートを変えたくても自由に行
えないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、自動車電話に接続するフ
ァクシミリ装置において、画情報の品質向上が図れるフ
ァクシミリ受信制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のファクシミリ受信制御装置は、通信回線と
して電話回線と自動車電話無線回線とのいずれかを選択
する手段と、通信回線の種類によってモデムトレーニン
グのエラービット数の閾値を変える手段と、ノイズによ
りエラーになったデータのみを再送し、正しく通信でき
るまでモデムレートを落としながら再送を繰り返すエラ
ー・コレクション・モードで接続した場合と、エラー・
コレクション・モード以外で接続した場合とで前記エラ
ービット数の閾値を変える手段とを備えたことを特徴と
する。
【0008】また接続したモデムレートによってエラー
ビット数の閾値を変える手段を備えたことを特徴とす
る。
【0009】またモデムトレーニングが成功したときの
モデムレート・データ,エラービット数の閾値・デー
タ,実際のモデムトレーニングで検出されたエラービッ
ト数・データ,通信結果・データが格納可能な手段と、
モデムレートごとに通信エラーとなったときのエラービ
ット数を監視してエラービット数の閾値を変える手段と
を備えたことを特徴とする。
【0010】また通信モードごとにエラービット数・デ
ータを格納する手段と、通信モード別でかつモデムレー
トごとに、通信エラーとなったときのエラービット数を
監視してエラービット数の閾値を変える手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0011】またエラービット数が過去の通信不良時の
エラービット数と同じときには、エラービット数の閾値
以内でもモデムトレーニング・エラーとする手段を備え
たことを特徴とする。
【0012】
【作用】前記構成のファクシミリ受信制御装置では、受
信側において、例えば電話回線接続時の場合、あるいは
自動車電話無線回線に接続され、かつECM設定時の場
合のような通信モードの違いによってモデムトレーニン
グのエラービット数の閾値を変え、モデムトレーニング
・エラーを応答することで、適正な状態での通信が可能
となって画情報品質を低下させることがない。
【0013】またECM設定時にはデータの再送がある
ためモデムレートは高めでよく、非ECM設定時には再
送がなく通信エラーにならないので、モデムレートは予
め低めの設定が必要であるので、各モードレートに対応
してエラービットの閾値設定を行うことで、適正な閾値
設定が可能になる。
【0014】また過去の通信で決定したモデムレートに
おいて通信エラーになった場合、実際に計数されたエラ
ービット数と閾値との差が、どの程度であったかのデー
タを複数記憶しておき、閾値の設定の見直しを随時行う
ようにして対応する。
【0015】また前記記憶データをECMと非ECMと
で別に記憶することを可能にすることで、互いに影響さ
れずに閾値を見直せる。
【0016】また過去の通信でエラーになったエラービ
ット数と同じ場合には、閾値以下であってもモデムトレ
ーニング・エラーとすることでモデムレートを下げ、良
好な通信を可能にする。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図2は本発明の第1実施例のシステム構成
のブロック図であり、1は画情報を読み込むスキャナ、
2は画情報を印字するプロッタ、3は画情報の圧縮,伸
長を行う符号化復号化部、4は後述するようなモデムト
レーニングのチェックおよび所定のプロトコルの制御を
行う通信制御部、5は通信データを変調復調するモデ
ム、6は回線と接続するための各国の基準を満たす制御
を行う網制御部、7は、自動車電話無線回線の使用と一
般電話回線の使用との切り替えを行うスイッチなどを装
備し、かつオペレータとコミュニケーションを行う操作
表示部、8は、後述したような各種制御を行い、かつ所
定のファクシミリ制御を行うシステム制御部である。
【0019】図3はファクシミリ通信におけるプロトコ
ルフローチャートであり、図3ではモデムトレーニング
で失敗して4800bpsまでモデムレート(変調復調速度)を
シフトダウンした例を示している。図4はモデムトレー
ニング受信および成功/失敗の判断に係るフローチャー
トである。
【0020】図3,図4において、受信側は、発呼を受
けると接続されたことを知らせるCED信号を送り(S4
−1)、続いて解像度あるいは紙サイズなどの属性をDI
S信号で送信側に通知する(S4−2)。送信側は、前記D
IS信号を参照して、DCS信号を受信側へ送る(S4−
3)。DCS信号にはモデムトレーニングのモデムレー
ト,エラービット閾値,ECMの設定の有無などの情報
が含まれている。よってDCS信号を受信した後で、受
信側ではモデムトレーニング成功/失敗の閾値を設定す
る(S4−4)。
【0021】すなわち、モデムトレーニング信号および
それをチェックするTCF信号を受信すると(S4−5)、
実際に受信したデータがすべて“0”であるべきものが
“1”になっているビットが存在したときにエラービッ
トと判定して(S4−6のYES)、エラービットカウンタを
インクリメントする(S4−7)。
【0022】モデムトレーニング信号が終了したら(S4
−8)、エラービットのカウント値とエラービット数の閾
値を比較して、カウント値>閾値である場合は(S4−9
のNO)、受信側はモデムトレーニング失敗としてFTT
信号を送信側へ送り(S4−10)、図3に示したように
モデムトレーニングを、モデムレート(9600bp
s,7200bps,4800bps)にシフトダウンして繰り返す(S
4−3〜S4−10)。
【0023】しかし、カウント値≦閾値である場合には
(S4−9のYES)、受信側はモデムトレーニング成功とし
てCFR信号により送信側に応答する(S4−11)。する
と送信側は、PIX信号(画情報信号)の送出を開始し
(S4−12)、EOP信号で送出の終了を伝える(S4−1
3)。
【0024】以上のようにしてモデムレートは決定され
る。
【0025】受信側では、画情報が正常に受信されると
(S4−14のYES)、MCF信号で応答し(S4−15)、画情
報に異常があれば(S4−14のNO)、RTN信号(再送信
号)を送り(S4−16)、DCN信号により呼の切断へ移行
する(S4−17)。
【0026】モデムトレーニングのエラービットと通信
結果との比較を行うためのメモリマップを(表1)に示
す。閾値に近い値でモデムトレーニング成功した場合に
は、通信エラー(NG)になる可能性が高い。
【0027】
【表1】
【0028】またモデムトレーニングのエラービットと
通信結果との比較を通信モード別 (ECMまたはEC
M以外のnormalモード)に行った場合のメモリマ
ップを(表2)に示す。閾値に近い値でモデムトレーニン
グ成功しても、ECMの場合には通信結果はOKになる
可能性が高い。
【0029】
【表2】
【0030】図1は第1実施例の制御処理における要部
のフローチャートであり、モデムトレーニング時に、回
線種別の選択がなされて(S1−1)、接続回線が、一般回
線 (電話回線)であればエラービット数の閾値を“5”
に設定し(S1−2)、また自動車電話無線回線で、かつE
CMが設定されていればエラービット数の閾値を“10”
に設定する(S1−3)。
【0031】このように、自動車電話無線回線では受信
側で、通信モードごとに閾値を変化させることができ
て、モデムトレーニングNGを応答しているので画情報
品質の向上が図れる。
【0032】図5は第2実施例の制御処理における要部
のフローチャートであり、モデムトレーニング時に選択
された回線種別が(S5−1)、一般回線であれば閾値を
“5”に設定し(S5−2)、また自動車電話無線回線で、
かつECMが設定されていれば、モデムレートに対応さ
せて閾値を設定する(S5−3)。
【0033】第2実施例では、モデムレートが9600bp
s,7200bps,4800bps,2400bpsに対応して閾値がそれぞ
れ10,10,20,40に設定される。前記一般回線の閾値よ
り自動車電話無線回線の閾値を低めに設定してあるの
は、非ECMではECMと異なりモデムレートの設定が
1回であるのでエラーにならないため予めモデムレート
を低くすることが必要であるからである。一方、ECM
では再送があるためモデムレートを高めにしてもよい。
【0034】図6は第3実施例の制御処理における要部
のフローチャートであり、回線種別が選択されて(S6−
1)、自動車電話無線回線で、かつECMが設定されてい
ればモデムレートに対応させて閾値(TH96,TH72,
TH48,TH24)が設定されている(S6−2)。一般回線
であれば閾値は“5”に設定される(S6−3)。
【0035】図7は第3実施例の閾値更新処理のフロー
チャートであり、モデムトレーニングが成功したときの
モデムレート・データ(rat(x)),エラービット数の閾値
・データ(thr(x)),実際のモデムトレーニングで検出さ
れたエラービット数・データ(err(x)),通信結果・デー
タ(res(x))を前記システム制御部8に格納しておき (S
7−1)、モデムレート(rat(x))ごとに通信エラーになっ
たとき(S7−2のYES)のエラービット数(err(x))を監視
して閾値:TH(rat(x))を変化させる(S7−3)。具体的
には、実際に計数されたエラービット数と閾値との差が
どの程度であったかを複数記憶しておき、閾値の設定の
見直しが随時行われるようにしてある。
【0036】したがって、自動車電話無線回線での非E
CMでもノイズが全くない場合には、高速のモデムレー
トで接続でき、さらに回線ごとにエラービット数の閾値
の最適値を得ることが可能になる。
【0037】図8は第4実施例の制御処理における要部
のフローチャート、図9は第4実施例の閾値更新処理の
フローチャートであり、この第4実施例が第3実施例と
異なるところは、通信モード(mod(x))別でかつモデムレ
ート(rat(x))ごとに通信エラーになったときのエラービ
ット数(err(x))を監視して閾値:TH(rat(x),mod(x))
を変化させた点と、通信モードごとにエラービット数・
データを格納するようにした点である。
【0038】したがって、ECMと非ECMとのデータ
記憶エリアが別になるので、互いに影響されずにモード
別の閾値の見直しが行える。
【0039】また前記(表1),(表2)のメモリマップを
経験値として利用し、エラービットが閾値より少なくて
も過去の通信で結果がNGならば、モデムトレーニング
を失敗させ、モデムレートをシフトダウンさせた後に通
信を開始させることで、通信エラーが予想される場合に
は、閾値以下でもシフトダウンさせることで、画情報品
質の向上が図れる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のファクシ
ミリ受信制御装置は、請求項1記載の構成では、自動車
電話無線回線では受信側で、通信モードごとに閾値を変
化させることでトレーニングNGを応答できるので、画
情報品質の向上が図れる。
【0041】請求項2記載の構成では、受信側で各モデ
ムレートごとにエラービットの閾値設定を行うようにで
きるので画情報品質の向上ができる。
【0042】請求項3記載の構成では、過去の通信で決
定したモデムレートにおいて通信エラーになった場合、
実際に計数されたエラービット数と閾値との差はどれだ
けあったのかを複数記憶しておき、閾値の設定の見直し
を随時行うことができるので、回線状況に対応したモデ
ムレート設定ができ、画情報品質の向上が図れる。
【0043】請求項4記載の構成では、請求項3記載の
構成における記憶のエリアをECMと非ECMなどの通
信モードごとに設けることで、モード別に閾値の見直し
(最適化)を行っているので、回線状況に対応したモデム
レート設定ができ、画情報品質の向上が図れる。
【0044】請求項5記載の構成では、過去の通信でエ
ラーになったエラービット数と同じ場合には、閾値以下
であってもモデムトレーニング・エラーとすることで、
回線状況に応じたモデムレート設定ができ、画情報品質
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ受信制御装置の第1実施
例の制御処理における要部のフローチャートである。
【図2】第1実施例のシステム構成のブロック図であ
る。
【図3】ファクシミリ通信におけるプロトコルフローチ
ャートである。
【図4】モデムトレーニング受信および成功/失敗の判
断に係るフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施例の制御処理における要部の
フローチャートである。
【図6】本発明の第3実施例の制御処理における要部の
フローチャートである。
【図7】第3実施例の閾値更新処理のフローチャートで
ある。
【図8】本発明の第4実施例の制御処理における要部の
フローチャートである。
【図9】第4実施例の閾値更新処理のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…スキャナ、 2…プロッタ、 3…符号化復号化
部、 4…通信制御部、5…モデム、 6…網制御部、
7…操作表示部、 8…システム制御部。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信回線として電話回線と自動車電話無
    線回線とのいずれかを選択する手段と、通信回線の種類
    によってモデムトレーニングのエラービット数の閾値を
    変える手段と、ノイズによりエラーになったデータのみ
    を再送し、正しく通信できるまでモデムレートを落とし
    ながら再送を繰り返すエラー・コレクション・モードで
    接続した場合と、エラー・コレクション・モード以外で
    接続した場合とで前記エラービット数の閾値を変える手
    段とを備えたことを特徴とするファクシミリ受信制御装
    置。
  2. 【請求項2】 接続したモデムレートによってエラービ
    ット数の閾値を変える手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のファクシミリ受信制御装置。
  3. 【請求項3】 モデムトレーニングが成功したときのモ
    デムレート・データ,エラービット数の閾値・データ,
    実際のモデムトレーニングで検出されたエラービット数
    ・データ,通信結果・データが格納可能な手段と、モデ
    ムレートごとに通信エラーとなったときのエラービット
    数を監視してエラービット数の閾値を変える手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1または2記載のファクシ
    ミリ受信制御装置。
  4. 【請求項4】 通信モードごとにエラービット数・デー
    タを格納する手段と、通信モード別でかつモデムレート
    ごとに、通信エラーとなったときのエラービット数を監
    視してエラービット数の閾値を変える手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項3記載のファクシミリ受信制御装
    置。
  5. 【請求項5】 エラービット数が過去の通信不良時のエ
    ラービット数と同じときには、エラービット数の閾値以
    内でもモデムトレーニング・エラーとする手段を備えた
    ことを特徴とする請求項3または4記載のファクシミリ
    受信制御装置。
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