JP3280587B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

空気調和機の室内ユニット

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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱臭機能を有する
空気調和機の室内ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和機における脱臭手段が再
生可能な脱臭方法として、通電加熱により再生するもの
が商品化されると共に、特開平7−158876号公報
に開示されており、これを第1の従来例として図3に示
して説明する。図3において、空気調和機の室内ユニッ
ト内に、熱交換111、送風手段112を配設し、熱
交換111と送風手段112との間に脱臭ユニット1
01を配設する。空気調和機の運転時には、室内空気は
吸込口110から吸い込まれ、熱交換111、脱臭ユ
ニット101、送風手段112を通って、吹出口113
から室内に吹き出される。
【0003】なお、脱臭ユニット1内の抵抗発熱体の表
面に吸着剤と貴金属系の酸化触媒を担持し、通常は常温
で吸着脱臭を行い、吸着性能が低下した時点において抵
抗発熱体に通電を行い300℃以上に加熱することによ
り、表面に吸着した臭気成分を酸化分解して吸着性能を
再生するものである。
【0004】一方、紫外線ランプを用いた光触媒による
方法は、特開平8−128662号公報に開示されてお
り、これを第2の従来例として図4に示して説明する。
図4において、空気調和機の室内ユニット201内に、
熱交換202、送風ファン203を配設し、熱交換
202と送風ファン203との間に紫外線式再生脱臭器
213を配設する。
【0005】そして、空気調和機の運転時には、室内空
気は吸込口205から吸い込まれ、熱交換202、紫
外線式再生脱臭器213、送風ファン203を通って、
吹出口206から室内に吹き出される。なお、紫外線式
再生脱臭器213は、光触媒を担持した整流板と紫外線
ランプとから構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような第1の
従来例(通電による加熱再生を用いた脱臭方法)では、
抵抗発熱体の加熱再生のために、抵抗発熱体をおよそ3
00℃以上に昇温させる必要があり、周囲の温度が不必
要に上昇するために、材料上の耐熱温度の問題によるコ
ストアップ、安全面においての危険性が高いという問題
が生じていた。
【0007】また、第2の従来例(紫外線ランプを用い
た光触媒による脱臭方式)では、光触媒と室内空気との
接触面積が小さいため、臭気ガスが光触媒に対して十分
な接触時間が得られないという問題が生じていた。
【0008】さらに、上記第1の従来例、第2の従来例
共に、送風路に配設された熱交換が運転時の通風抵抗
の大部分を占めており、脱臭のみ行う場合、動作してい
ない熱交換器による通風抵抗が大きく、余分な動力を消
費していることになっていた。なお、脱臭運転のみ行う
期間は、冷暖房を行わない春、秋等の中間期や、冷・暖
房期間中でもかなり長いものと推定され、省エネ上、熱
交換の通風抵抗が問題となっていた。
【0009】本発明は、通風抵抗が低く効率良い脱臭運
転を行うことができる空気調和機の室内ユニットを提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和機の室
内ユニットは、上記課題を解決するものであり、第1の
送風路とは異なる第2の送風路を設け、第2の送風路中
に配設する第2の送風ファン表面、あるいは、第2の送
風路のケーシング表面に、光触媒あるいは光触媒と吸着
剤とより成る脱臭剤を塗布して脱臭膜を形成し、さらに
脱臭膜を再生する紫外線ランプを配設したものである。
上記構成によって、室内空気に含まれる臭気は脱臭膜と
接触し吸着される。吸着された臭気は光触媒の酸化作用
により常温で炭酸ガスと水に分解され、無臭となり触媒
膜から離脱して、触媒膜が再生される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空気調和機の室内
ユニットの各実施の形態を説明する。
【0012】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す室内ユニットの断面図である。図1
に示すように室内ユニットは、室内ユニット側面に形成
する第1の空気吸込口A、及び、室内ユニット上面に形
成する第1の空気吸込口Bから、第1の送風ファン1の
駆動により室内空気を吸い込み、熱交換器2にて吸い込
んだ室内空気を熱交換した後、室内ユニット下部に形成
された第1の空気吹出口Cより、熱交換した空気を吹き
出す第1の送風路を備える。
【0013】また、上記室内ユニットに、第2の空気吸
込口D、第2の送風ファン3、第2の空気吹出口Eから
構成する第2の送風路を設ける。さらに、第2の空気吸
込口Dは第1の空気吸込口Aの下部に形成し、第2の空
気吹出口は第1の空気吹出口Cの上部に形成する。な
お、第2の送風ファン3の表面、あるいは、第2の送風
路を構成するケーシング6の表面に、光触媒(酸化チタ
ン等)、あるいは、光触媒と吸着剤より成る脱臭剤を塗
布して脱臭膜を形成し、第2の送風路に、該脱臭膜に紫
外線を照射する紫外線ランプ4を配設している。また、
紫外線ランプ4の背面には、紫外線を反射して脱臭剤に
照射させるアルミ等から形成する反射板5を設けてい
る。なお、第2の送風ファン3、第2の送風路を構成す
るケーシング6は、紫外線によって劣化しない樹脂、ま
たは、金属を用いて形成する。
【0014】そして、第2の空気吸込口Dから吸込まれ
た空気は、第2の送風ファン3あるいは第2の送風路を
通過する間に、光触媒に臭気成分が吸着される。そし
て、紫外線ランプ4から紫外線が照射されると光触媒が
励起され、臭気成分は光触媒の酸化分解作用により炭酸
ガス、水等に分解され、脱臭膜が再生される。また、脱
臭運転はしないで、脱臭膜の再生のみを行う場合は、第
2の送風ファンの回転のみを行い、送風ファン表面に形
成した脱臭膜全体の再生を行うことができる。
【0015】また、室内ユニットで第2の送風ファン
を、第1の送風ファンの補助として用いることができ
る。具体的には、暖房運転時には第1の空気吹出口から
吹出される高温空気が、浮力により室内の上方へ昇るの
を妨げるため、第1の送風ファンと第2の送風ファンと
を同時に動作させて、高温空気を下方向に向けて流すこ
とにより、床面近くの暖房効果を良くすることができ
る。
【0016】上記第1の実施の形態によれば、脱臭する
室内空気が、熱交換2を通らないため、小さな送風動
力で安全に光触媒によるメンテナンスフリーの脱臭を行
うことができる。
【0017】<第2の実施の形態>図2は本発明の空気
調和機の室内ユニットの第2の実施の形態の断面図であ
る。なお、上記第1の実施の形態と同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0018】第2の実施の形態は、第1の送風ファン1
表面に、光触媒、あるいは、光触媒と吸着剤より成る脱
臭剤を塗布して脱臭膜を形成すると共に、第1の送風路
中に、光触媒に紫外線を照射する紫外線ランプ7、紫外
線ランプ7が照射した紫外線を反射して光触媒に照射す
る反射板8を配設している。
【0019】図2において、冷房あるいは暖房運転時
に、第1の送風ファンが駆動している場合で、第2の送
風ファンの補助送風運転の指令がないときは、脱臭運転
の指令が入っても第2の送風ファンは駆動せず、第1の
送風ファンに配設された光触媒のみによって脱臭を行
う。
【0020】また、冷房あるいは暖房運転等を行わず
に、第1の送風ファンが停止している状態で、脱臭運転
の指令が入ったとき、第2の送風ファンを駆動し、第2
の送風ファンに配設された光触媒によって脱臭を行う。
【0021】第2の実施の形態によれば、冷房あるいは
暖房運転等により第1の送風ファンが駆動している場合
は、脱臭運転も第1の送風ファンに配設した光触媒によ
り、室内空気中の臭気成分を吸着し、再生するので、脱
臭のために余分な送風動力を加えることなく脱臭運転を
行うことができる。
【0022】また、冷房あるいは暖房運転等を行わず、
第1の送風ファンが停止している場合には、第2の送風
ファンに配設した光触媒により、臭い成分の吸着・再生
を行うので、小さな送風動力で脱臭運転ができる。これ
により、第2の実施の形態は、第1の実施の形態以上
に、省エネルギーで脱臭運転が可能になる。
【0023】
【発明の効果】本発明の空気調和機の室内ユニットは上
記のような構成であるため、請求項1によれば、吸込み
空気が熱交換器を通過せずに直接第2の送風ファンに通
過するために、少ない送風動力で脱臭運転を行うことが
できる。
【0024】請求項2によれば、第2の送風ファンを、
第1の送風ファンの補助として用いることができる。
【0025】請求項3及び4によれば、表面積の大きな
第2の送風機表面、または、第2の送風路の表面に光触
媒を形成するので、光触媒と臭気との接触面積を大きく
取ることができ、臭気の除去等が高くなり、従来にない
脱臭速度が得られる。さらに、送風路に余分な通風抵抗
がなく、ファン動力の上昇がないと共に、静粛な脱臭運
転ができる。
【0026】請求項5によれば、冷房又は暖房運転時
に、第1の光触媒により効率よく脱臭を行うことができ
る。
【0027】請求項6及び7によれば、冷房あるいは暖
房運転等により、第1の送風ファンが駆動している場合
は、第1の送風ファンの光触媒にて脱臭するので効率よ
く、消費電力の低い脱臭運転を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の室内ユニットの第1の実
施の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の空気調和機の室内ユニットの第2の実
施の形態を示す断面図である。
【図3】第1の従来例の空気調和機の室内ユニットの断
面図である。
【図4】第2の従来例の空気調和機の室内ユニットの断
面図である。
【符号の説明】
1 第1の送風ファン 2 熱交換器 3 第2の送風ファン 4 第2の紫外線ランプ 8 第1の紫外線ランプ A 第1の空気吸込口(側面) B 第1の空気吸込口(上面) C 第1の空気吹出口 D 第2の空気吸込口 E 第2の空気吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−347425(JP,A) 特開 平8−152184(JP,A) 特開 平7−158876(JP,A) 実開 昭62−36313(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 371 F24F 1/00 311

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空気を吸い込む第1の吸込口と、該
    第1の吸込口より吸い込む室内空気を熱交換する熱交換
    器と、該熱交換にて熱交換した室内空気を室内に吹き
    出す第1の吹出口と、該熱交換に該室内空気を導く第
    1の送風機とからなる第1の送風路を備える空気調和機
    の室内ユニットにおいて、 室内空気を吸い込む第2の吸込口と、吸い込んだ室内空
    気に含まれる臭気を分解する第2の光触媒と、該第2の
    光触媒に紫外線を照射する第2の光源と、脱臭した室内
    空気を室内に吹き出す第2の吹出口とからなる第2の送
    風路を備えることを特徴とする空気調和機の室内ユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 上記第1の吹出口の上側に、上記第2の
    吹出口を形成することを特徴とする請求項1記載の空気
    調和機の室内ユニット。
  3. 【請求項3】 第2の送風機の表面に、上記第2の光触
    媒を形成することを特徴とする請求項1記載又は請求項
    2記載の空気調和機の室内ユニット。
  4. 【請求項4】 第2の送風路の表面に、上記第2の光触
    媒を形成することを特徴とする請求項1記載又は請求項
    2記載の空気調和機の室内ユニット。
  5. 【請求項5】 上記第1の送風路に配設する第1の光触
    媒と、該第1の光触媒を励起する第1の光源とを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の室内ユ
    ニット。
  6. 【請求項6】 上記第1の送風機の駆動状態で、上記第
    1の光触媒により脱臭を行うことを特徴とする請求項
    に記載の空気調和機の室内ユニット。
  7. 【請求項7】 上記第1の送風機の停止状態で、上記第
    2の光触媒により脱臭を行うことを特徴とする請求項
    の空気調和機の室内ユニット。
  8. 【請求項8】 上記第1の送風機の表面に第1の光触媒
    を形成することを特徴とする請求項記載の空気調和機
    の室内ユニット。
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