JP3292029B2 - ドライ・エッチング終点監視方法およびそのための装置 - Google Patents

ドライ・エッチング終点監視方法およびそのための装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
製造に関し、より具体的には基板上に形成された誘電フ
ィルムまたは層の所与の厚さすなわちストップ厚までの
ドライ・エッチングを監視するための方法および装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(IC)の製造では、基
板の表面上に形成された様々な材料の層および特に誘電
材料の層の除去またはパターン形成に、プラズマ反応性
イオン・エッチング(RIE)を含むドライ・エッチン
グ技法が広く使用されている。プロセス・パラメータの
制御、ならびに最終的にはIC製品の特性やパフォーマ
ンスにとって最も重要なことは、このような層の除去中
に所与の厚さでエッチングを停止するためのエッチ終点
を決定することである。実際には、誘電層の残りの厚さ
が製品仕様に設定された公称値と等しいか、それに極め
て近くなることが重要である。さらに、この残りの厚さ
は、同一のウェハ・ロットまたは別々のウェハ・ロット
に属すウェハ間で一定値にする必要がある。高い再現性
でこのような所定の厚さを得ることは、その後、ウェハ
に対して行う処理ステップを正常に完了するために重要
な要因の1つである。
【0003】図1は、本質的にシリコン・ボディ11
と、その上に複数の絶縁層から形成されたスタック12
とを含む、半導体構造10から構成されるウェハの一部
の概略を示している。通常、スタック12は、最下部の
厚さ30nmのSiO2層13と、中間の厚さ150n
mのSi3N4層14と、最上部のSiO2層15とから
構成される。SiO2層15の底面とSi3N4層14の
上面との境界面は16aとして示されている。また、S
iO2層15の上面は参照番号16bで示されている。
一般に、SiO2層15は、テトラ・エチル・オルト・
シリケート(TEOS)と酸素を使用する、LPCVD
(減圧化学気相成長法)/PECVD(プラズマ強化型
化学気相成長法)技法のSiO2によって形成される。
ボディ11には、浅い絶縁トレンチ17が設けられてい
る。このため、構造10は、16MビットのDRAMチ
ップの製作に使用する絶縁トレンチ形成後のシリコン・
ウェハの典型的な例である。製作のこの段階では、構造
10を平坦化し、SiO2層15の初期厚さEを製品仕
様によって決定された所与の値Efまで低減する必要が
ある。そのため、おおむねSiO2材と同じエッチング
速度を有するフォトレジストなどの平坦化媒体の層18
で構造10をコーティングし、従来のドライ・エッチン
グ・ツールで構造10をエッチバックする。このエッチ
・バックは、一般に2つの処理ステップで完了し、それ
ぞれのステップはそれぞれ別の気体の化学物質を使用す
る。エッチ・バック・プロセスの第1のステップでは、
SiO2層15の上面が露出されるまで構造10をエッ
チングする。侵食性を高めるためにより反応性の高い気
体の化学物質を使用する第2のステップでは、SiO2
層15を表面16bからExf=E−Efの深さまでエ
ッチングする。エッチング後に残っているSiO2層1
5の平坦な上面は参照番号16cで示されている。
【0004】図1に示されているのは、実際の製造環境
で製造された典型的な構造である。しかし、最も一般的
なものは、誘電層(SiO2層15)でコーティングさ
れた基板(この場合、シリコン・ボディ11と、その上
に形成されたSiO2層13およびSi3N4層14とを
含む)から構成されるはずである。必要なのは、干渉計
による測定を可能にするために、両者の境界面(16
a)に2つの異なる光学媒体を設けることだけである。
問題は、ドライ・エッチング・ツールで誘電層を所与の
厚さまでエッチングすることである。
【0005】このエッチ・バック・プロセスは、SiO
2層15のエッチング速度が一定であり、ウェハのエッ
チ・バック・ステップを行う前に決定することができる
という仮定に基づく周知の時間厚さ制御技法を使用し
て、全体を監視することができる。エッチング速度値
は、同一ツールで前のロットを処理したときに得られる
教示から求めるか、あるいは、対象となるロットのサン
プル・ウェハをそのツールで処理し、その後、この実験
からエッチング速度値を決定することによって求める。
後者の方がより正確であるが、時間がかかり、過剰エッ
チングの場合には各ロットの高価なウェハが無駄になる
可能性がある。これは、製造環境では許容できないこと
である。したがって、時間監視技法により、決定された
最終エッチング厚Exfに対応する時間が経過すると同
時にエッチング・プロセスが停止する。残っているSi
O2層15の実際の厚さEyfは、最終的に標準的な分
光干渉計技法により測定し、所望の最終厚Efと比較す
る。SiO2層15が過剰エッチングされていると判明
した場合は、調整は不可能なので、そのウェハを不合格
として廃棄しなければならない。実際の厚さEyfが所
望の最終厚値Efを上回る場合は、前記所望の厚値Ef
に近づけるためにもう一度そのウェハを新たなエッチン
グ・ステップにかけるが、この場合、追加のエッチ・バ
ックが必要であり、それに付随する測定も必要である。
【0006】もう1つの周知の監視技法は干渉計使用法
に基づくものである。干渉計使用法では、所与の条件下
でリアルタイムで現行エッチング厚Ex(残っているS
iO2層15の現行厚は、Ey=E−ExのようにEy
で示される)を現場ならびにオンラインで制御すること
ができる。上記のエッチ・バック・プロセス中、SiO
2層15の上面が露出されると、ただちにエッチング速
度と現行エッチング厚Exを連続して正確に監視するこ
とができる。この標準的な技法によると、レーザから放
出された単色放射線が構造10を含むウェハに垂直入射
角で当てられる。SiO2層15の上面で屈折した放射
線と、SiO2層15とその下にあるSi3N4層14と
の間に形成された境界面16aで屈折した放射により、
干渉じまが形成される。反射した放射線は適当な検出
器、一般にフォトダイオードに照射され、これが、エッ
チング中のSiO2層15の厚さによって強さが変化す
る信号を生成する。この技法を改良したものは本出願人
に譲渡されたEP−A−0511448に記載されてい
る。この参考文献によれば、レーザは不要であり、プラ
ズマによって放出される所定の放射線、この場合はSi
Br線が干渉計として動作する分光計によって上面ポー
トから観察され、もう1つの分光計によって側面ポート
から観察される。これらの分光計が生成する信号は、上
記の参考文献に記載された方法により、ディジタル・コ
ンピュータで処理される。この技法では、観察するため
に十分な強度の1本の放射線を用意する必要がある。E
x=Exfになるとエッチング・プロセスが停止し、残
りのSiO2層の厚さはEyf=E−Exfによって示
される。残りのSiO2層の実際の厚さEyfは、この
方法ではオンラインならびに現場で測定することができ
ないので、ドライ・エッチング・ツールの外側で行う必
要がある。また、プラズマは非常に不安定な媒体で、そ
のパラメータはプロセス要件によってのみ決定され(し
たがって、監視の必要性のためではない)、所定の波長
を持つ指定の放射線が最適ではない場合もある。最後
に、プラズマはピンポイント光源ではない。したがっ
て、最終的な結果として、この改良方法にもいまだにい
くつかの限界がある。
【0007】さらに、実際には、上記の絶縁層、特にL
PCVD技法により形成されたSiO2層15は、厚さ
の再現性が低いことが分かっている。その結果、付着し
たSiO2層15の厚さと、付着した材料の組成が、同
一ウェハ・ロットのウェハ間ならびに製作過程における
同一ウェハ・ロットのラン間で大幅に異なる可能性があ
る。その結果、SiO2層15の厚さがその理論値Eで
は示されなくなるが、E±eという値に近づけなければ
ならなくなる。この場合、eはLPCVD中のプロセス
変動による厚さの許容誤差を表す。通常、eはSiO2
層15の初期厚の約10%に相当する。したがって、実
際には、Exfが最終エッチング厚であれば、残りのS
iO2層の最終厚がEyf=(E±e)−Exfで示さ
れ、この値Eyfは、最終的に必要とされる所与の厚さ
の値Efとは異なる可能性がある。すなわち、SiO2
層15の元の厚さEに対する誤差±eが実際の最終厚に
もくり返されて、Eyf=Ef±eになる。したがっ
て、干渉計による方法は、エッチング厚Exを正確かつ
連続して測定し、次いで所定の厚さExfが除去された
とき、エッチングを停止することができるが、残念なが
ら、シリコン基板上に残るSiO2層15の現行厚Ey
ならびにエッチ・バック操作の終了時の実際の最終厚E
yfを正確かつ連続して測定することはできない。この
ため、エッチ・プロセスの終了時に得られる残りのSi
O2層15の実際の最終厚Eyfが前記所与の厚さEf
とのリアルタイムでの比較に直接使用できないので、±
eという厚さの誤差を補正することができない。
【0008】この点については、図2の(a)を参照す
ると、もっとよく説明できる。そこで図2の(a)を参
照すると、同図には理論的に分光計のフォトダイオード
によって生成される正弦波曲線19aが示されている。
実際には、分光計から出力される信号に高調波が存在す
るため、この信号は周期性であるが、正弦波は形成され
ない。通常の入射の場合、半分の周期に対応する2つの
連続する極値(極小値から極大値またはその反対)がd
=L/4×Nという関係により距離dだけ分離されてい
る。ここで、Lは波長、NはSiO2層15の屈折率で
ある。次に、このような半分の周期のエッチング速度E
Rとエッチング厚はER=2×d/Tという関係で相関
関係を示すことができる。ここで、Tは周期信号の周期
である。上記のプロセス変動による厚さの誤差eのた
め、現行厚EyはSiO2層15の実際の厚さの値、す
なわち、図2の(a)に示すE±eによることは明らか
である。曲線19aは境界面16aで極大値を通過す
る。したがって、プロセス変動の結果、Eyの測定値に
誤差が発生し、結局、最終的に必要とされる前記所与の
厚さEfとは大幅に異なる可能性のある残りのSiO2
層15の最終厚の値Eyfでエッチング・プロセスが停
止することになる。
【0009】これに対して、予想組成に関して前述した
スタック12の様々な層を形成する付着材料の組成にも
違いが存在する。特に、この結果、SiO2層15の公
称屈折率N、より一般的には、前記スタック12を形成
する残りのすべての層の屈折率にわずかな違いが発生す
る。さらに、このような残りの層はそれぞれの公称厚に
関して不定の厚さを備えている可能性があり、それによ
り、表面形状(topography)に大幅な違いが生じる。最
終的には、同一ロットの製品ウェハ間のこのような違い
が主な関心事となる。一般に、このような違いは半導体
素子製造技術に固有のプロセス変動による。図2の
(a)の正弦波曲線19aは、単色放射線の波長LとS
iO2層15の公称屈折率Nとの完全な適応関係、より
一般的にはスタック12の光学特性を示すものである。
図1の構造10に関する限り、屈折率の実際の値はN±
nによって示され、公称厚がN=1.48、誤差nが
0.002の場合、Nの実際の値は約1.46〜約1.
50の間で変動する。指定の波長と屈折率との不一致が
発生すると、図2の(b)の曲線19bが示すように、
分光計から出力される信号がただちに低下する。この場
合、エッチ終点を検出するためにドライ・エッチ・プロ
セスを監視することはもはや不可能である。
【0010】したがって、SiO2層15の厚さEの典
型的な値は650±65nmに等しくなる。この値は、
平坦化ステップ後に残っている層15の所望の厚さと比
較され、この例ではEf=100±5nmで示される。
その結果、SiO2層15の公称厚E=650nmに関
する誤差e=65nmが残りのSiO2層15の厚さ全
体に反映されるが、求めている残りのSiO2層15の
厚さの誤差は5nm以下であるべきである。厚さの誤差
e=65nmが残りのSiO2層15の厚さEf=10
0nmと同じ桁であることに留意することが重要であ
る。したがって、ここで解決すべき主な問題は、構造1
0の製作に固有のプロセス変動の結果発生する組成の違
いによる厚さの誤差eと屈折率の誤差nを除くことであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
主な目的は、基板上に形成した誘電フィルムを前記基板
上に残っている必要がある誘電フィルムの所望の厚さ
(所与の厚さという)まで減少させるドライ・エッチン
グ・プロセスを監視するための方法および装置を提供す
ることにある。
【0012】本発明の他の目的は、そのように行われた
ときの誘電フィルムの上面からではなく、誘電フィルム
と基板との境界面からエッチ終点判定基準が決定される
ことを特徴とする、基板上に形成した誘電フィルムを所
望の厚さまで減少させるドライ・エッチング・プロセス
を監視するための方法および装置を提供することにあ
る。
【0013】本発明の他の目的は、1つのロットの全ウ
ェハについて非常に正確にしかも完全な再現性をもって
基板上に形成した誘電フィルムを所望の厚さまで減少さ
せるドライ・エッチング・プロセスを監視するための方
法および装置を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、製造プロセスによる
フィルム厚および組成の変動とは無関係に、基板上に形
成した誘電フィルムを所望の厚さまで減少させるドライ
・エッチング・プロセスを監視するための方法および装
置を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、別々かつ指定の波長
を有する少なくとも2種類の放射線を含む大規模光線の
使用と、最良のものの選択とに基づく、基板上に形成し
た誘電フィルムを所望の厚さまで減少させるドライ・エ
ッチング・プロセスを監視するための方法および装置を
提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、前記指定の波長が4
×e×N(eは厚さの誤差であり、Nは誘電フィルムの
屈折率である)で示される最小値より大きいことを特徴
とする、基板上に形成した誘電フィルムを所望の厚さま
で減少させるドライ・エッチング・プロセスを監視する
ための方法および装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、4×e×N(eは厚
さの誤差、Nは誘電フィルムの屈折率)で示される最小
値より大きい指定の波長の小規模光線の使用に基づく、
基板上に形成した誘電フィルムを所望の厚さまで減少さ
せるドライ・エッチング・プロセスを監視するための方
法および装置を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、正確さを最大にする
ためにエッチング中の製品についてエッチング速度を現
場ならびにオンラインで測定することを特徴とする、基
板上に形成した誘電フィルムを所望の厚さまで減少させ
るドライ・エッチング・プロセスを監視するための方法
および装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に形成
した誘電フィルムを含む構造のドライ・エッチング・プ
ロセスを監視するための方法および装置を提供すること
を目的とする。主な目的は、公称厚Eに(プロセス変動
による)誤差eが生じやすい誘電フィルム(たとえば、
図1のSiO2層15)を、前記誘電フィルムの底面と
基板との間の境界面から測定した所与の厚さEfまでエ
ッチングすることである。前記所与の厚さは製品仕様に
正確に定義されている。別の目的は、公称屈折率Nの誤
差n、より一般的にはスタック12の光学特性のばらつ
きを除去することである。通常、基板は、半導体ウェハ
の一部であり、絶縁材料からなる層(たとえば、図1の
SiO2 13/Si3N4 14の複合層)によってコ
ーティングされたシリコン基板から構成される。
【0020】本発明の装置に関する限り、好ましい実施
例では、主な革新は、水銀ランプなど、指定の波長を有
する少なくとも2種類の放射線を含む光を発生する複数
波長光源を使用することにある。これらの波長L1とL
2は、Lmin=4×N×eで示される最小波長Lmi
nより大きい。この光は、光ファイバおよびコレクタ・
レンズを介してほぼ垂直の入射角で、標準どおりドライ
・エッチング装置内に置かれた(前記構造を取り入れ
た)ウェハの大部分を照射する。反射した光は2つの分
光計に印加され、それぞれの分光計は1種類の放射線を
処理できるようになっている。分光計から出力されたア
ナログ信号は、反射した光の干渉を示している。これら
の信号は、それぞれのA/D変換器でディジタル信号に
変換され、次に信号処理および分析のためにディジタル
・コンピュータに印加される。ディジタル・コンピュー
タは前記ディジタル信号を処理して、ろ波し正規化した
基本信号S1およびS2と、その数値ろ波後のそれぞれ
の微分信号S'1およびS'2を生成する。それらの間に
位相のずれ(たとえば、1/4周期)があることが推奨
される。
【0021】本発明の方法によれば、エッチ終点を指定
し、エッチ終点判定基準を構成するパラメータがまず決
定される。誘電フィルムの公称厚Eにより、誘電フィル
ムの上面とフィルム/基板の境界面との間の基本信号S
(SはS1またはS2のいずれか一方を意味する)の周
期数を決定することができる。実験によれば、基本信号
Sはフィルム/基板の境界面で極値(たとえば、極大
値)を有することが分かっている。次に、前記所与の厚
さEfも周期に換算される。この場合、所与の厚さEf
を達成する前に信号Sの最後の極値を識別することが可
能である。最後の極値は、前記境界面から全周期(また
はその倍数)の距離にある。最後の極値を達成する前に
所与の選択テストおよび測定を実行するため、遅延を確
保する必要がある。これに対して、数値フィルタを安定
化する前にコンピュータによる信号処理を開始しないこ
とも必要である。次に、これらの遅延を確保した公認周
期で曲線上の極値を選択することができる。誘電フィル
ムの上面からこの選択した極値まで移動するのに必要な
時間は、評価時間(rate time)RT(RTはRT1ま
たはRT2のいずれか一方を意味する)という。したが
って、微分時間RTは、このようなタイミング要件をす
べて考慮した時間軽視周期である。次に、この選択した
極値(除外される)と最後の極値との間のゼロの数X
(XはX1またはX2のいずれか一方を意味する)を決
定することができる。基本信号Sが前記選択した極値に
達する方法(上昇転移または下降転移)も識別され、符
号A(AはA1またはA2のいずれか一方を意味する)
によって表される。最後の極値の所与の厚さとの距離に
対応する残りの厚さD(DはD1またはD2のいずれか
一方を意味する)は容易に決定することができる。次
に、これらのデータA、X、Dによって表されるストッ
プ厚パラメータST(STはST1またはST2のいず
れか一方を意味する)を定義することができる。最後
に、微分時間RTとストップ厚STとを含むエッチ終点
判定基準と、エッチング中のウェハについて現場ならび
にオンラインで測定されるエッチング速度とにより、エ
ッチ・ストップが正確に定義される。微分時間とストッ
プ厚パラメータは、計算(少なくとも大まかな概算のた
め)によるか、または予備トレーニング・ステップでウ
ェハ試験片(サンプルまたは理想的な製品ウェハ)を処
理することによって決定することもできる。このエッチ
終点判定基準はコンピュータに入力される。
【0022】次に、製品ウェハは、コンピュータの制御
下で処理することができる。まず、コンピュータは、基
本信号Sを分析する前に時間軽視周期(微分時間RTに
対応する)の間、待機する。この周期が経過すると、コ
ンピュータは前記選択した極値を識別し、ゼロの数Xを
カウントして最後の極値を検出する。この間、コンピュ
ータは選択テストにも移行してどの波長が最も適切かを
判定し、測定を行ってエッチング速度ER(ERはER
1またはER2のいずれか一方を意味する)を決定す
る。これらの動作は、それぞれの基本信号S1およびS
2ごとに実行される。最後の2つの極値のうちの早い方
に達する前に、コンピュータは、上記の選択テストの結
果として最良の基本信号S1またはS2を選択する。さ
らに、コンピュータは、選択した基本信号の最後の極値
から所与の厚さまで移動するための残りのエッチング時
間dtを決定する。この時間dtは、dt=D/ERと
いう関係で示される。実際に、基本信号S1およびS2
の極値の探索、上記の選択テスト、並びに測定は、正確
さを最大にするために微分信号S'1およびS'2につい
て行うことが好ましい。
【0023】誘電フィルムの屈折率のばらつきがまった
くないか、またはわずかであることが技術によって保証
される場合、または専用の監視サイトを使用する場合
は、別の好ましい実施例において、単一基本信号Sと小
規模サイズの光線を発生するために1種類の波長(した
がって、1つの分光計)だけを考慮することもできる。
【0024】したがって、本発明の誘電フィルムを所与
の厚さまで低減するドライ・エッチングを監視する方法
は、エッチング厚が不正確な起点、すなわち、誘電フィ
ルムの上面から測定される前述の既知の干渉計による監
視技法とは大幅に異なる。本発明の方法によれば、所望
の所与の厚さが達成されるとエッチングを停止するよう
に、誘電フィルム/基板の境界面から監視が行われる。
さらに、1種類の波長の放射線(誘電フィルムの屈折率
と適合しない場合に非常に不充分な干渉信号を生成する
可能性がある)を使用する代わりに、少なくとも2種類
の波長を使用する。製造プロセスに固有の誘電フィルム
の公称厚および屈折率の変動の結果発生するこのような
問題はこれで克服される。したがって、本発明の方法お
よび装置によれば、所与の厚さまでの誘電フィルムのド
ライ・エッチングが高い正確さと再現性で実行される。
本発明の方法は、図1を参照することにより上記に示し
た層の平坦化だけでなく、より一般的には所与の厚さま
での誘電フィルムの研磨など、広範囲の応用分野および
技術領域に使用することができる。
【0025】本発明の特徴であると思われる新規の特徴
は特許請求の範囲に記載されている。しかし、本発明そ
のもの、ならびに本発明の他の目的および利点は、添付
図面に関連して以下に示す例示の好ましい実施例の詳細
な説明を参照することにより、最もよく理解できるだろ
う。
【0026】
【発明の実施の形態】次に図3を参照すると、同図に
は、本発明の方法を実行できるようになっているエッチ
ングおよび監視システム20が示されている。システム
20はまず、処理すべき物、通常はシリコン・ウェハ2
4を保持する平面形状のサセプタ23を取り囲むエッチ
処理室22と、RF電源25とから本質的に構成される
ドライ・エッチング装置21を含む。本発明の教示によ
れば、エッチ処理室22には、適切な入射角でウェハ2
4を照射できるように、使用する波長で透明の材料から
できた少なくとも1つの窓またはのぞき窓26が設けら
れていることが不可欠である。いくつかの理由により、
垂直入射角が非常に好ましい。図3に示す特定の実施態
様では、のぞき窓26が処理室22の上部壁面に位置す
る。その点で適当なエッチング装置としては、複数の単
一ウェハ・プラズマ・エッチ・リアクタを含むRIEツ
ールであるAMEプレシジョン5000がAPPLIED MATE
RIALS INC社(米国サンタクララ)より市販されてい
る。このタイプのツールでは、サセプタ23が陰極であ
り、処理室の壁面がアースに接続されたもう一方の電極
を形成する。2つの電極間に発生したプラズマ27は、
エッチング条件を表す種を含む。エッチングを実行して
いる間、このような種からの放出の強度は、時間、被エ
ッチング材料、表面変化の関数として変化する。
【0027】システム20は、本発明の監視装置28を
さらに含む。光源29は、光ケーブル30およびコレク
タ・レンズ31を介して上部のぞき窓26からウェハを
照射する。本発明の教示によれば、プロセス変動により
製品ウェハ間に発生しうるスタック12の光学特性のば
らつきを除去するため、少なくとも2種類の指定の波長
L1およびL2を推奨する。これに関して、光源29の
様々な実施態様が考えられ、たとえば、白色光源(キセ
ノンまたはハロゲン・ランプなど)または多色光源(低
圧水銀(Hg)またはアルゴン(Ar)ランプなど)の
いずれかが妥当である。光源29は、UVP(米国カリ
フォルニア州サンガブリエル)から販売されているモデ
ル90-0020-01など、254〜579nmの範囲の波長を
有する8種類の放射線を放出する、低圧水銀ペン光線で
あることが好ましい。UNIPHASE(米国カリフォルニア州
マンテカ)から販売されているモデル1108Pなどの
2つの単色レーザの組合せ(それぞれが前記2種類の指
定の波長の一方を発生するように調整されている)また
はランプ/レーザの混合解決策でも十分である。いくつ
かの理由から、外部光源29に適合するように水銀ラン
プを選択することが好ましい。まず第1に、広範囲の波
長を選択することができ、第2に、プラズマ条件とは無
関係に強度を調整できる非常に安定した光源であり、最
後に、短い波長を使用した場合、レーザに比べ、低コス
トであり、寸法が小さいからである。さらに本発明によ
れば、光ケーブル30は、このような所定の波長を移送
できるようになっている複数の基本的光ファイバから構
成されている。ウェハ24の表面から反射された光は、
図3に示すように、光ケーブル30と同じ構成を有する
光ケーブル32Aおよび32Bから構成される光ケーブ
ル32によって検出される。前記光ケーブル30および
32を形成する基本的光ファイバは、ウェハ24に対し
て垂直なほぼ同一の光軸を有するように配置されてい
る。特定の実施態様では、1束のファイバを形成するよ
うにまとめて任意に組み立てられている。光ケーブル3
0および32は、そのような束になったファイバから構
築されている。光ケーブル32Aおよび32Bは、光ケ
ーブル32を形成するファイバから構築されている。た
だし、3通りの光ケーブル30、32A、32Bからな
る組でも十分であると思われる。光ケーブル30および
32は、垂直入射角でウェハ24を観察している。レン
ズ31は、のぞき窓26からウェハ24に平行光線を提
供する。それぞれの光ケーブルは、ウェハ24の比較的
大きい面積から放出/反射された光の照射/捕捉を可能
にする立体角を提供しなければならない。光ケーブル3
2Aおよび32Bは、分光計33Aおよび33Bにそれ
ぞれ接続されている。適切な分光計としては、SOFIE IN
ST(フランス、Arpajon)から市販されているDIGISEMと
いう商標のモデルがある。このモデルの分光計は、広範
囲のスペクトルの放射線について調整可能で、この場合
は、水銀ランプ29から放出される多色光の特定の波長
に調整されている。それぞれの分光計は、モノクロメー
タと検出器とを含む。伝送された光はモータで駆動され
るモノクロメータによって受け取られ、このモノクロメ
ータは監視すべき波長を除くすべての放射波長をろ波し
て取り除く。次に、選択された放射線が検出器によって
受け取られる。この検出器は、低雑音ダイオード検出器
または好ましくはアナログ・フィルタおよび増幅器とを
組み合わせた低雑音光電子増倍管のいずれでもよい。分
光計33Aおよび33Bの増幅セクションからそれぞれ
出力されるアナログ干渉信号は、標準どおり、2つのI
/V変換器と、アンチ・エリアス(低周波)フィルタ
と、2つのA/D変換器と、バッファとを含むユニット
35と、並びにソフトウェアで動作するディジタル・コ
ンピュータなどの処理/分析ユニット36とを含む、処
理/分析ユニット34に印加される。最後に、コンピュ
ータ36は、アナログ干渉信号を表す基本信号S1およ
びS2と、それぞれの数値ろ波による微分信号S'1お
よびS'2を生成する。コンピュータ36には、プリン
タ37(またはチャート・レコーダ・ユニットまたはプ
ロッタまたは表示装置)が接続されている。プリンタ3
7により、本発明の監視方法により生成されたアナログ
信号を印刷することができる。最後に、コンピュータ3
6は、遠隔制御ユニットを介してRF周波電源25に接
続された制御線38によりエッチ処理室22の動作を監
視することができる。この線38により、所望の所与の
厚さEfを達成した終点検出時にエッチング処理を自動
的にスイッチオフすることができる。ただし、SOFIE IN
ST(フランス、Arpajon)から販売されているSDAと
いうモデルなどの最新分光計を使用する場合は、分光計
33を1つだけ使用することもできることに留意された
い。このタイプの分光計には、複数チャネル・フォトダ
イオード・アレイが設けられている。
【0028】図4は、コレクタ・レンズ31を取り囲む
ハウジング40から本質的に構成されるコリメータ・セ
クション39を詳細に示している。ハウジング40は、
上部のぞき窓26に面した透明の底面を有し、その上部
に接続されている光ケーブル30および32を受け入れ
られるようになっている。サンプル・ウェハに向けられ
(光ケーブル30を経由)、それから反射する(光ケー
ブル32を経由)光線の形状を図4では参照番号41で
示す。図4に示すように、ウェハ24の大きい面積が照
射される。
【0029】本発明の方法の説明 1つのロットの製品ウェハのエッチ・プロセスを行う前
に、これらのウェハに合わせてシステム20を較正する
ための予備ステップがいくつか必要になる可能性があ
る。本質的に、少なくとも1種類の適切な波長を選択
し、エッチ終点判定基準を決定することが不可欠であ
る。前記波長および基準は、対象となる製品ウェハに適
合していなければならない。以下の説明では、厚さの誤
差と、前述の屈折率の違いの両方を除去するために、2
種類の波長について言及する。
【0030】システム20の較正 A) 波長L1およびL2の選択 適切な波長を選択するための基準を以下に示す。この選
択では、適切な水銀ランプ29の選択が決定される。製
品仕様に記載されている可能性のあるデータを使用して
波長を選択する。実際には、製品ウェハのSiO2層1
5の実際の厚さがE±eで示され(この場合、eはフィ
ルム厚の誤差である)、その実際の屈折率がN±nで示
される(この場合、nは屈折率の誤差である)。屈折率
の誤差nは、スタック12を形成するすべての層の厚さ
や組成の違いによって発生する光学特性のばらつきの主
な発生源である。このような誤差eとnは、前述のよう
にウェハ間のプロセス変動によって発生する。我々の例
では、Eは650nmになり、eは65nmになり(e
=10%と想定する)、Nは約1.48になり、nは約
0.02になっている。まず第1に、選択した波長L1
およびL2をSiO2層15の特定の屈折率N、より一
般的にはスタック12の光学特性に適合させなければな
らない。本質的に、SiO2層15は、両方の波長で透
明でなければならない。第2に、選択した波長L1およ
びL2がLmin=4×N×eという関係で示される理
論値Lminより大きく、すなわち、L1>Lminで
あり、L2>Lminであることが不可欠である。この
ような選択は、前述のようにウェハ間またはウェハ・ロ
ット間の光路のばらつきを除去するために特に重要であ
る。以下の説明では、慣例により、L2>L1であると
想定する。第3に、正確さのため、L1およびL2につ
いてはできるだけ最小値になることが望ましい。第4
に、少なくとも製品ウェハに対して(以下に詳述する)
何らかの選択テストと測定を行う期間に、異なる挙動を
示す、対応する基本信号S1およびS2を得ることが必
要である。特に、異なるが互いに比較的近い前記波長L
1およびL2を選択した場合でも、信号S1とS2との
間に所望の位相のずれ、通常は1/4周期をもたらすこ
とを推奨する。最後に、このような基準を組み合わせる
と、スタック12のトポロジおよび光学特性による寄生
反射によって発生する信号S1とS2のその後のひずみ
を効率よく防止することになる。Lmin=385nm
になるように、e=65nmとN=1.48という平均
値とを使用した単純な数値例を検討する。したがって、
その点では254〜579nmの範囲の不連続な波長を
含む上記の水銀ランプが適切である。というのは、Lm
inのすぐ上にある最も近い波長の値がL1=404.
7nmとL2=435.8nmで示されるからである。
これらの値は前述の条件をすべて満たしている。SiO
2層15の屈折率Nの許容誤差がまったくない場合、よ
り一般的には使用する技術のためにスタック12の光学
特性にばらつきがまったくない場合、1種類の波長だけ
を使用することも可能である。同様に、本発明の監視方
法は、製品ウェハの非常に特殊な専業現場に応用する場
合には1種類の波長で実施することができるが、このよ
うな手法は生産的な製造環境にとって興味深いものでは
ないだろう。
【0031】B) エッチ終点判定基準の決定 便宜上、以下の説明では、基本信号S1およびS2を示
すグラフを参照して、エッチ終点判定基準を決定する。
これらのグラフは、製品仕様に基づく理論上の計算によ
って求めることができる。また、製品またはサンプル・
ウェハ(図1のスタック構造の設けられているもの)の
いずれかをエッチングすることによって求めることもで
きる。サンプル・ウェハは、付着したフィルムの特徴付
けに広く使用されている。サンプル・ウェハは、Si3
N4層14の上部が露出するまでエッチングすることが
でき、その結果、信号S1およびS2を表す干渉曲線の
全体が得られる。このような技法により、オペレータま
たはコンピュータはシステム20の挙動の大まかな概算
を行うことができる。システム20は、以下ウェハ試験
片という理想的な製品ウェハ(理想的な製品ウェハと
は、そのSiO2層15の厚さが公称値になる、すなわ
ち、E=650nmになるウェハである)またはそのロ
ットの任意の製品ウェハのいずれかである製品ウェハを
使って較正することもできる。しかし、後者の場合、高
価なウェハであれば、予想エッチ終点に達する前にエッ
チングを停止し、次にエッチングすべき残りの厚さを測
定し(エッチ終点判定基準を決定するため)、その上で
エッチング操作を完了することを推奨する。この例で
は、前述の時間厚さ制御技法によりエッチングが行われ
る。安価なサンプル・ウェハを使用することは、製品ウ
ェハを使用するよりコスト上、明らかに有利であるが、
それぞれの表面形状の違いにより挙動が異なる可能性が
ある。最良の解決策は、このような理論上の計算による
エッチ終点判定基準の大まかな概算と、その微調整のた
めに前のTEOS SiO2付着ステップ中にキャリヤ
の中ほどにあるロットの製品ウェハを使用することの組
合せにあるようである。そのように調整すると、そのロ
ットの残りの製品ウェハは特別な注意を払わずとも処理
することができる。その結果、システム20の較正を完
了するために高価な製品ウェハを使用する場合でも、無
駄にはならなくなる。前記エッチ終点判定基準の決定に
ついては、例示のために理想的な製品ウェハから較正さ
れる試験片のエッチングに関連して以下に説明する。
【0032】まず、RIEツール21内にウェハ試験片
を置く。波長L1およびL2の2種類の放射線を含む光
線を水銀ランプ29によって発生し、上部のぞき窓26
に結合してウェハ試験片24を照射する。ウェハ照射に
よる反射光線を光ケーブル32Aおよび32Bにより分
光計33Aおよび33Bに印加する。処理ユニット34
とプリンタ37をオンにする。これでシステム20は動
作可能な状態になる。
【0033】エッチ・プロセスとその監視が開始される
と、ただちに分光計33Aおよび33Bがアナログ干渉
信号S1およびS2をそれぞれ発生する。これらの信号
は、それぞれの放射線の経過時間の関数として反射光の
強度を示すものである。ディジタル・データへの変換と
ろ波の後、信号S1およびS2(簡略化のため、S1お
よびS2という)を数値フィルタでろ波し、それぞれの
微分信号S'1およびS'2を発生する。微分信号S'1
およびS'2は、当業者には既知のように、高調波除去
のために数学アルゴリズムを使用して信号S1およびS
2を数値ろ波することによって得られる。この信号処理
の目的は、対応する基本信号が極値を通過したときに任
意のX軸を横切る微分信号を生成することである。それ
が急激に転移するので、微分信号のゼロを処理する方が
基本信号の極値を処理するより正確である。この場合、
このように実施された数値ろ波は、基本信号の微分のよ
うに広く機能する。
【0034】次に、本発明の監視方法の2つの主なパラ
メータ、すなわち、それぞれの波長L1とL2に関する
ストップ厚STと微分時間RTを決定するには、好まし
くは基本信号と微分信号のグラフを描く必要がある。図
5は、対象となるウェハ試験片について得られた基本信
号S1およびS2と微分信号S'1およびS'2の波形の
理想化グラフ表現を示している。前述の理論上の計算で
も、極めて同様の概略曲線が得られるはずである。図5
では、明確にするため、図1を参照して前述した様々な
表面/境界面が示されている。
【0035】ストップ厚と微分時間というパラメータ
(何らかの点で両者は相関関係にある)は、以下に詳述
する本発明の監視方法の実施に不可欠なエッチ終点判定
基準を構成する。
【0036】ストップ厚パラメータ 本発明の原理によれば、エッチ終点は、前述の先行技術
の教示で実施されたようにTEOS SiO2表面16
bからは求められず(不都合が報告されている)、TE
OS SiO2/Si3N4の境界面16aから求められ
る。特に、ストップ厚パラメータSTの決定は、まず、
図5に示すように基本信号S(SはS1またはS2のい
ずれかを意味する)の干渉曲線がTEOS SiO2/
Si3N4の境界面16aで極大値を有するという研究結
果に基づいている。その結果、初期SiO2層15の公
称厚Eと、エッチング処理の終了時に残っていなければ
ならないその最終的な所望の厚さEfが、境界面16a
から所与の距離のところで所定の値を有することを考慮
すると、ウェハやプロセス変動による厚さの誤差eがど
のようなものであっても、信号Sの周期数T(TはT1
またはT2のいずれかを意味する)は同一になる。さら
に、指定の波長L(LはL1またはL2のいずれかを意
味する)について特定の選択を行っているので、所与の
厚さEfに対応する表面16cが基本信号Sの連続する
2つの極値の間または微分信号S'(S'はS'1または
S'2のいずれかを意味する)の2つのゼロの間、すな
わち、半周期に位置すると想定することができる。した
がって、最後の極値は、図5に示す場合では全周期T、
より一般的にはその倍数に対応する、境界面16aから
所定の距離に位置する。したがって、この最後の極値に
対応する微分曲線S'の最後のゼロは表面16cから所
定の距離D(DはD1またはD2のいずれかを意味す
る)に位置する。要約すると、この基本信号Sが表面1
6aと16cとの間の極値を通過する回数は完全に求め
られる。実際には、これは、表面16cに達するまで正
確さを増すために微分信号S'のゼロ交差数をカウント
することによって行われる。
【0037】ウェハ試験片の場合、公称厚Eにより、基
本信号S1に関する表面16bと境界面16aとの間の
理論上の周期数K1(1)を計算することができる。こ
の数は、K1(1)=(2×N×E)/L1=(2×
1.48×650)/404.7=4.75、したがっ
てE=4.75 T1(信号S1の周期)のようにな
る。図5から明らかなように、この数K1(1)は、境
界面16a(極大値のとき)と第1の極大値(前記境界
面16aから)との間の0.5周期と、次の4回の中間
の全周期と、最後に表面16bに達するまでの0.25
周期との合計を表す。これに対して、表面16cによっ
て示される、エッチ・プロセスの終了時に残っていなけ
ればならないTEOS SiO2層15の厚さの値は既
知であり、Efになる。次に、この値を端数の周期T1
に変換することができる。Ef=100nmであるこの
例では、この数K1(2)がK1(2)=(2×N×E
f)/L1=(2×1.48×100)/404.7=
0.73、したがってEf=0.73 T1で示され
る。この値は、0.5 T1(前述の2つの極値の間)
と、0.23 T1との合計である。これらの値は、そ
れが報告されている図5ではすべて明白である。最後
に、やはり公称厚Eの場合に表面16bと16cとの間
のゼロの数がK1(1)−K1(2)=4.02=(8
×1/2+0.02)から求められ、その結果、整数で
あるゼロの数K1(3)はK1(3)=8で示される。
これらのゼロは、図5では丸で囲まれている1〜8の範
囲の数字で示される。信号S2およびS'2に関する限
り、対応する数K2(1)とK2(2)も設定すること
ができる。K2(1)=(2×N×E)/L2=4.4
1、したがってE=4.41 T2(T2は信号S2の
周期である)、K2(2)=(2×N×Ef)/L2=
0.68、したがってEf=0.68 T2、K2
(1)−K2(2)=3.73であるので、上記の数値
によりK2(3)=7になる。これらのゼロは、図5で
は丸で囲まれている1'〜7'の範囲の数字で示される。
【0038】しかし、本発明の監視方法によれば、ゼロ
のカウントは、エッチ・プロセスが始まってから所与の
遅延後に開始される。この遅延は、以下微分時間RT
(RTはRT1またはRT2のいずれかを意味する)と
いい、ウェハ試験片について行う数回の実験によって求
められる。微分時間RTとは、ウェハのエッチング中に
所与の回数の操作、本質的にはどの基本信号が最良であ
るか(したがって、どの波長が最も適切か)を選択する
ためのテストを行い、エッチング速度ERを測定するの
に必要な時間をまず考慮し、次に数値フィルタを初期設
定し、基本信号S1およびS2を正規化するのに必要な
時間を考慮した軽視周期である。微分時間RTを決定す
るための方法については、以下に詳述する。さて、図5
では、曲線S'1に最後のゼロが(1)と示されてお
り、信号S1およびS'1の微分時間RT1が時間t0
を経過したときに(5)と示されているゼロに相当する
と想定する。図5から明らかなように、ゼロ(5)(カ
ウントには含まれない)と最後のゼロ(1)との間のゼ
ロの数X1は4になる。数値X1はST1パラメータの
第1の成分である。信号S2およびS'2にも同様の理
由が当てはまり、X2も4になることが分かる(図5に
示す微分時間RT2がゼロ(5')に対応すると想定す
る)。図5から明らかなように、信号S2およびS'2
の微分時間RT2は微分時間RT1とは異なり、基本信
号S1とS2との間には、無視できない周期差が存在す
る。特に、図5の場合、数回の選択テストと測定が行わ
れる活動領域では、約2周期T分の持続時間Tr(Tr
はTr1またはTr2のいずれかを意味する)におけ
る、基本信号S1とS2との間には周期差が存在する。
【0039】パラメータSTの第2の成分は、基本信号
Sの最後の極値と表面16cとの間の距離D(DはD1
またはD2のいずれかを意味する)である。1周期Tに
対応する距離はL/2×Nになる。この場合、距離D
は、D=L/2×N−Efという関係によって容易に得
られる。上記の数値を使用すると、D1=404.7/
(2×1.48)−100=37nm、D2=435.
8/(2×1.48)−100=47nmである。
【0040】最後に、文字Aで示される第3の成分は、
ウェハ試験片について微分時間RTが経過した後に微分
信号S'がゼロ交差を行う方法に関連する。すなわち、
微分信号S'の増大部分または減少部分のいずれでゼロ
交差が生じるかを示す。図5から明らかなように、信号
S'1のゼロ(5)は、下降転移によって達成される。
しかし、他の場合には、上昇転移でも達成されるはずで
ある。それを完全に説明するためには、STパラメータ
にこの成分を取り入れることは価値があることである。
第1のケース(下降または減少転移)では、成分Aが第
1の値または符号(たとえば、A=+)で表され、もう
一方のケースでは第2の値または符号(たとえば、A=
−)で表される。
【0041】したがって、最も一般的には、ストップ厚
パラメータSTがA X Dというワード(Dはナノメ
ートル単位で示される)によって表される。ストップ厚
パラメータSTは、波長L1およびL2のそれぞれにつ
いて設定される。したがって、図5に示すウェハ試験片
に関連して前述した実験では、各波長ごとのそれぞれの
ストップ厚パラメータST1およびST2は、ST1=
+ 4 37、ST2=+ 4 47で表される。この
場合、2種類の波長L1およびL2(ならびに対応する
周期T1およびT2)がわずかに異なるので、数字X1
およびX2は同じ値を有する(X1=X2=4)が、距
離成分D1およびD2は異なっている。
【0042】微分時間パラメータ これに対して、数値ろ波では、製造環境に適合した信頼
性のある結果を提供できるようにするために、数値フィ
ルタを安定化させ、基本信号を正規化する前に所定の遅
延が必要である。これに対して、エッチ・プロセスの監
視のためにどちらが最良か、したがって、どちらの波長
を選択すべきかを決定するには、基本信号S1およびS
2のテストの必要ステップに移行するための所与の時間
が必要である。この期間中に数回の測定を行い、その製
品ウェハについて最後の極値に達したときに残りのエッ
チング時間を計算するのに必要な平均エッチング速度E
Rを決定する。エッチング速度ERの測定は、オンライ
ンならびに現場で行われるので非常に正確であり、その
ため、エッチング中のウェハ(試験片または製品)の実
際のエッチング条件に完全に対応する。このような遅延
はいずれも、簡単に前述した微分時間RTパラメータに
よって考慮され、したがって、本発明の方法のもう1つ
の不可欠パラメータになっている。次に、微分時間RT
の決定に使用する基本規則を示す。
【0043】微分時間RTの決定には、まず、所与の選
択テストおよび想定に移行するのに必要な時間の推定が
必要である。どちらの基本信号S1またはS2が最良で
あるか(したがって、どの波長が最も適当であるか)を
決定し、エッチング速度を測定するには、半周期での1
回のテストで十分であるが、選択テストの最適数は約2
であると思われることが実験によりすでに立証されてい
る。この場合、合計テスト周期は全周期Tになる。しか
し、特別な時間的制約が一切ない場合は、正確さを高め
るためにより多くのテストを行うことができる。この方
法については、簡略化のため、図5に示す信号S1およ
びS'1を参照して説明する。信号S'1の最後のゼロ
(1)が実用上の理由から除外されている場合、これ
は、ゼロ(2)、(3)、(4)が選択テストに必要で
あることを意味する。この期間は確保されているので、
その時点で使用可能な第1のゼロはゼロ(5)であり、
これはゼロ(1)に達するための2周期T1に等しい持
続期間Tr1に対応する。この持続期間Tr1も、エッ
チング速度ER1を決定するのに必要な測定に移行する
のに十分であると思われる。その結果、このウェハ試験
片の場合、また、選択テストとエッチング速度測定に関
する限り、適当な微分時間RT1は4.75 T1−3
T1=1.75 T1になるはずである。公称厚Eの
表面16bから始まって、この遅延RT1を確保するの
に必要な時間t0は、t0=RT1=(1.75×L1
×60)/(140×2×N)=103秒で示される
(平均エッチング速度ER1は、先行ウェハ・ロットに
ついて測定した平均値または予想値である140nmと
想定する)。次に、この遅延RT1が数値フィルタを安
定化させ、基本信号を正規化するのに十分であることを
検査することが残る。この安定化時間は半周期T1、す
なわち、図5の記載例では約30秒よりかなり短いこと
が分かっている。ただし、フィルタの安定化と信号の正
規化に関する前述の条件が適切に満足されている場合に
は、テスト/測定時間Tr1に関してもゼロ(5)では
なくゼロ(6)および(7)の方が適当であったはずで
あることに留意されたい。微分時間RT2の決定につい
ても同様の理由が当てはまる。したがって、微分時間R
Tは、増大転移または減少転移のいずれかで微分信号
S'が表面16bから指定のゼロまで移動するのに必要
な時間間隔に対応する所定の期間になる。
【0044】次に、これらのパラメータSTおよびRT
をその後エッチングすべき製品ウェハのエッチ終点判定
基準としてコンピュータ36に入力する。エッチ終点に
達すると、ただちにウェハ試験片のエッチングが停止
し、ウェハ試験片はエッチング装置21から取り除かれ
る。TEOS SiO2層15の残りの厚さが測定さ
れ、調整したストップ厚STパラメータが要求される。
ここでシステム20が較正され、そのロットの残りの製
品ウェハを処理できる状態になる。それぞれの製品ウェ
ハごとに、コンピュータはSTパラメータによってエッ
チ終点を自動的に決定することができ、信号処理にとり
かかる前に待たなければならない、時間軽視周期t0
(RTと等しい)という遅延を把握する。この時間軽視
周期が経過した後、数値フィルタが有効になり、基本信
号が正規化され、コンピュータは前述のように基本信号
S1およびS2を適切に分析することができる。
【0045】B) 製品ウェハのエッチ・プロセスの監
視 所与の厚さまで正確にエッチングすることの難しさは図
6に明確に示されている。同図は、図5から直接得たも
のである。図6から明らかなように、製品ウェハのエッ
チングは、プロセス変動による厚さの誤差eの結果とし
てハッチ・ゾーン内の基本信号S1およびS2を表す曲
線のどの点からでも始めることができる。
【0046】エッチ終点判定基準が前述のように決定さ
れたと想定すると、図7の流れ図60は、その基礎にあ
る2つの原理を示すために本発明の所与の厚さまたはス
トップ厚Efまで誘電フィルムを低減するドライ・エッ
チングを監視するための方法の重要な処理ステップを示
している。第1の原理は、SiO2/Si3N4の境界面
16aからSiO2層15の残りの厚さを連続監視する
ことであって、SiO2層15の上面16bからのエッ
チング深さを測定することではない。第2の原理は、そ
の値がプロセス変動による厚さの誤差eによって決まる
少なくとも2種類の波長を使用することである。このよ
うに2種類の波長を使用することにより、厚さの誤差e
とスタック12の光学特性のばらつきの両方を除去する
ことができ、特に、前記プロセス変動によって同様に引
き起こされる可能性のある指定の波長とSiO2層15
の屈折率Nとの不適合を除去することができる。システ
ム20の較正に使用するウェハ試験片と同じタイプの製
品ウェハのエッチングを監視する重要なステップについ
て、図7を参照して以下に説明する。
【0047】システム20が較正されると、そのロット
の第1の製品ウェハがエッチング装置21に投入される
(ボックス61)。システムは前述のように準備され、
ウェハは波長L1およびL2を有する放射線を含む光で
照射される(ボックス62)。これらの波長L1および
L2はボックス63による指定の値を有する。次に、ボ
ックス64が示すように、エッチ・プロセスが開始され
る。基本信号S1およびS2とそれぞれの微分信号S'
1およびS'2がコンピュータによって生成される(ボ
ックス65)。エッチ・プロセスが進行する間、コンピ
ュータ36は、微分時間RTに等しい遅延を待ってか
ら、基本/微分信号S1/S'1およびS2/S'2を分
析する。したがって、それぞれの微分時間RT1および
RT2が経過するまで、コンピュータ36は前記信号対
S1/S'1およびS2/S'2のグラフを描く。次にコ
ンピュータは、ボックス66により各基本信号ごとにい
くつかのステップにとりかかる(複数のステップが同時
に行われる)。基本的には、所与の厚さEfに対応する
表面16cに達する前に微分信号S'1およびS'2の最
後のゼロを検出するためにゼロの数X1およびX2をカ
ウントする。次に、前述の選択テストに移行する。すな
わち、どちらの対が最良であるかを判定できるように、
最小期間(この場合は全周期)にわたって2対の信号S
1/S'1およびS2/S'2を比較する。また、エッチ
ング速度ER1およびER2も計算する。2つのゼロ
(1)と(1')のうちの早い方に達する前に、最も適
切な信号/波長の組合せを選択し、指定の波長に応じて
残りの時間dt1またはdt2を決定する。最良の信号
対がS1/S'1であると想定すると、ゼロ(1)に達
した後、ただちにコンピュータは残りの時間dt1(前
に計算したもの)を0までカウント・ダウンし、図3の
線38を介してエッチング・プロセスを停止する。その
結果、エッチ・プロセスはエッチ終点、すなわち、表面
16cで正確に終了する。ボックス67で格納されたエ
ッチ終点判定基準を使用してボックス66で実行される
これらすべての操作については、以下に詳述する。
【0048】簡略化のため、さらに信号S1およびS'
1を参照すると、図6から明らかなように、微分時間R
T1が経過した後にコンピュータが最初に検出するゼロ
は、エッチングの開始点(ハッチ・ゾーン内のどこか)
に応じて、ゼロ(5)またはゼロ(4)のいずれかにな
る。この不確かさはもはや問題ではない。というのは、
本発明の重要な特性により、プロセス変動による厚さの
誤差eによって発生するすべての不都合が以下に立証す
るように除去されるからである。これは、L1>Lmi
nになるような波長L1と、ST1=A1 X1 D1
=+ 4 37というストップ厚パラメータの成分A1
の値を選択したことによる直接的な結果である。ここで
図6に移行すると、製品ウェハが仕様の最大厚、すなわ
ちE+eになっている場合、起点(表面16b"でt=
0)からの時間軽視周期は、ゼロ(6)の直後に時間軸
上の時間t'0に対応する。したがって、コンピュータ
が最初に検出するゼロは、コンピュータによってこのよ
うに識別される下降転移(A1=+)のゼロ(5)にな
る。コンピュータは、このゼロ(5)から4つのゼロ
(X1=4)を計算し、後者をカウントから除外しなけ
ればならないことを認識する。これに対して、製品ウェ
ハが仕様の最小厚、すなわちE−eになっている場合、
時間軽視時間はゼロ(4)の直前の起点(表面16b'
でt=0)からの時間t"0に対応する。この場合、コ
ンピュータは上昇転移で最初のゼロを検出するので、4
つのゼロをただちにカウントし、ゼロ(4)をそのカウ
ントに含めなければならないことを認識する。どちらの
場合も、コンピュータが最初に検出し、カウントに考慮
されるゼロは、微分時間RT1で示される時間軽視周期
が経過したときに、ゼロ(4)になる。信号S2および
S'2にも同様の理由が当てはまる。したがって、波長
L1およびL2を選択するために行った指定の選択によ
り、時間軽視周期t0が厳密に1周期T1内のゼロ
(5)の周りに集中する。すなわち、Tminと等しい
時間間隔t'0〜t"0は、図6から明らかなように周期
T1より短い。この特徴は、前述の不確かさを高めるた
めの決定的要因である。
【0049】所望のエッチ終点でエッチ・プロセスを終
了するためには、残りの時間dtの決定も必要である。
したがって、残りの時間は、最後の極値から表面16c
のエッチ終点に達するのに必要な時間である。次に、残
りの時間dtには、エッチング速度ERの値を決定する
必要がある。このエッチング残り時間dtは、dt=D
/ERで示される。この場合、Dはストップ厚STパラ
メータから分かる。その結果、エッチ・プロセスが進行
している間、数回の測定によって処理中の製品ウェハに
ついて、エッチング速度ERが現場で正確に求められ
る。この値はリアルタイムで容易に求めることができな
いので、先行周期、たとえば、図6の信号S'1のゼロ
(4)と(2)との間の平均エッチング速度値によって
概算する。S'1信号の2つの連続するゼロはL1/4
×Nで示される厚さ低減量だけ分離されているので、そ
れぞれのエッチング速度値ER1(1)およびER1
(2)を決定するために、第1の測定がゼロ(4)と
(3)の間で行われ、次にゼロ(3)と(2)の間で行
われる。それぞれの測定が半周期について行われるの
で、1周期T1内で2回の測定が行われる。現在までの
ところ、エッチング速度測定を行うための最小時間は、
信頼できる結果を達成するには半周期であるようだ。上
限は、指定のゼロから前記所与の厚さまで移動するのに
必要な時間によって決まる。このケースでは、全周期が
最適化時間であるようで、エッチング速度ER1はER
1=(ER1(1)+ER1(2))/2で示される。
ER2の決定についても同様の理由が当てはまる。図6
に関連して示されている実際の実験では、ER1=14
0nm/分、ER2=145nm/分であることが分か
っている。
【0050】処理中の製品ウェハの特定の屈折率Nにど
の基本信号対が最も適合しているかを判定するために、
前述のように、一方ではゼロ位置(4)と(3)の間、
もう一方ではゼロ位置(3)と(2)の間の同一の2つ
の半周期間隔で選択テストを実行することができる。基
本的には、それぞれの信号対ごとに、2つのカテゴリの
テスト基準を採用した。第1のカテゴリは信号対S/
S'を示す曲線の対称性に関連し、第2のカテゴリはエ
ッチング速度値ERに関連する。どちらを選択すべきか
を判定するための分析用として信号対S1/S'1とS
2/S'2との比較はコンピュータ36によって行われ
るが、これは、エキスパート・システムまたはニューロ
ン・ベースのプロセッサの使用を含む、いくつかの方法
で実施することができる。ここでは、3つの対称性関連
テストを必要とする、第1のカテゴリの基準の実施につ
いて説明する。便宜上、これらのテストは、信号対S1
/S'1に関して説明する。これらのテストは、基本信
号S1の2つの連続する極値での振幅i1とi2(これ
らは信号強度に直接関連する)、ゼロ(4)と(3)と
の間およびゼロ(3)と(2)との間の微分信号S'1
の部分について2つの連続するゼロの間の距離とアーチ
表面を測定することから構成される。この結果は、同一
であるかどうかを判定するために比較される。両者が近
ければ近いほど、信号対S1/S'1の対称性が優れて
いる。第2のカテゴリのテストは、同一期間中に異なる
エッチング速度測定を行うことにあり、その値が時間に
つれて大幅に変化しないことを検査する。コンピュータ
36がエッチング速度値の大幅な変化を検出すると、対
応する信号対と、したがって対応する波長がただちに却
下されるはずである。信号対S2/S'2についても同
様の選択テストと分析が行われる。これらのすべてのテ
ストに関して許容される変動がコンピュータに入力され
る。他のカテゴリのテストも考えられる。
【0051】ゆえに、所定の基本信号について結果が受
け入れられないときは、いつでも後者がコンピュータに
よって却下される。最良の基本信号と、したがって対応
する波長がボックス68により選択される。信号S1と
S2は極めて理想的な形状で示されているので、前述の
選択基準を図6から明らかにすることはできない。この
点については、図8および図9に関連すれば、さらによ
く理解される。これらの図は、本発明の監視方法により
製品ウェハのエッチングを監視している間に作成した実
際のコンピュータ・プリントアウトである。
【0052】図8および図9は、コンピュータ36(お
よびRIEツールを使用するオペレータ)が使用する何
らかの製品ウェハのエッチ・プロセス中に得られた信号
の波形を示している。ただし、これらの実験に使用した
製品ウェハの公称厚が650nmではないことに留意さ
れたい。
【0053】ここで図8を参照すると、同図には、エッ
チ・プロセスが停止する数秒前の時間tにおける2つの
基本信号S1およびS2を示す曲線が示されている。図
8から明らかなように、信号S1およびS2は、スタッ
ク12の光学特性、特に対象となる製品ウェハのSiO
2層15の屈折率Nに完全に適合している。基本信号S
1またはS2のいずれかが適切であり、したがって、波
形L1またはL2のいずれかを選択できることは明らか
である。判断を行う前に信号S1とS2の両方について
時間t1(2つの経過時間t1およびt'1のうちの遅
い方)で選択テストが終了することが好ましい。これに
対して、図9は、前記スタック12および前記屈折率N
とは完全に不一致の基本信号S2を示している。この場
合、波長L2は明らかに却下しなければならない。とこ
ろで、図9の信号S1とS2との比較から明らかなよう
に、前述の第1のカテゴリの基準(対称性)に関する限
り、信号S2は良好な周期性が欠落しているだけでな
く、強度も乏しいことは明らかである。また、時間の関
数としてその値が許容できないほど変動するので、信号
S2もエッチング速度テストに不合格になるはずであ
る。
【0054】以下の説明のために、図6の信号S1がコ
ンピュータによって選択されたと想定する。これで、コ
ンピュータはボックス69によりエッチング操作を終了
することができる。
【0055】残りの時間dt1は、曲線S'1のゼロ
(1)に対応する曲線S1の最後の極値から表面16c
(エッチ終点)まで移動するのに必要な時間に相当す
る。したがって、エッチング中の製品ウェハについて前
に計算したエッチング速度値ER1を把握している必要
がある。残りの時間dt1はD1/ER1になり、D1
はストップ厚パラメータST1から得られる。さらに上
記の数値を使用すると、D1=37nmになり、したが
って、dt1=37×60/140=16秒になる。信
号S2の場合は、D2=47nm、ER2=145nm
によって、対応する残りの時間値がdt2=19秒で示
されているはずである。この時間が経過すると、ボック
ス70が示すようにエッチ・プロセスが停止する。これ
は、表面16cに達し、残りのSiO2層15の実際の
厚さが所望の値Efに非常に近いことを意味する。
【0056】説明の簡略化のため、ウェハ試験片を使用
してエッチ終点判定基準を決定する予備ステップを分離
して、本発明の監視方法を説明してきたが、ウェハ試験
片は処理すべきロットで選択した製品ウェハでもよいこ
とに留意されたい。ただし、前述のように製品ウェハを
無駄にしないために過剰にエッチングしないよう、注意
が必要である。
【0057】この技術によって前記光学特性のばらつき
なしにスタック12を製造できる場合、あるいはその目
的のために専用現場を特に使用する場合、前述のよう
に、2種類ではなく1種類の波長を使用することも考え
られる。
【0058】本発明の監視方法には、いくつかの明確な
利点がある。まず第1に、SiO2層15が非常に正確
に所与の厚さまで(先行技術で実施されている所与の深
さまでではない)エッチ・ダウンされる。さらに、本発
明の監視方法では、外部での(ex−situ)測定が
不要であり、処理ステップ数が低減され、そのため、人
間のエラーという危険も低減されるので、処理時間を大
幅に短縮することができる。また、処理時間も最適化さ
れ、前記所与の厚さに達するのに本当に必要な時間と等
しくなる。また、最終的に得られる残りのSiO2層1
5の再現性が良好である結果、再加工も大幅に低減され
る。その直接の結果として、汚染が減少し、製造歩留ま
りが改善される。大規模サイズの光線と組み合わせて少
なくとも2種類の指定の波長を使用することにより、ス
タック12の光学特性のばらつきを取り除くことができ
る。しかし、前述のように、所与のケースでは小規模サ
イズの光線と1種類の指定の波長だけを使用することも
考えられる。最後に、エッチング速度の測定は、処理中
の製品ウェハに関する正確な値を現場ならびにオンライ
ンで提供するだけでなく、エッチング・プロセス・パラ
メータのふらつきを直接制御することができ、それによ
り、エッチング装置21の高機能メンテナンスのための
貴重な情報が提供される。
【0059】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0060】(1)基板上に形成した誘電フィルムを有
する構造をエッチングし、プロセス変動による公称厚E
と屈折率Nの誤差がどのようなものであっても、前記誘
電フィルムの所与の厚さEfに達すると前記エッチング
を自動的に終了することのできるエッチング・システム
において、(a)のぞき窓を有し、エッチ処理のために
前記構造を受け入れるエッチ処理室と、(b)4×N×
e(ただし、eは厚さの誤差である)に等しい最小値よ
り大きい少なくとも2種類の波長を含む光を発生する光
源手段と、(c)前記のぞき窓からほぼ直角入射角で前
記のぞき窓を介して前記構造の表面を照射するために前
記光源手段からの光を移送し、前記構造から反射した光
を集める光学手段と、(d)前記光学手段に接続され
て、各々の前記波長について、反応時間につれて変動す
る前記反射した光の強度に対応するアナログ干渉信号に
変換する分光計手段と、(e)信号処理/分析手段とを
含み、前記信号処理/分析手段は、前記アナログ信号か
らディジタル基本信号を生成するために前記アナログ干
渉信号をディジタル化する手段と、エッチング・プロセ
スが始まってから所定の時間軽視周期または評価時間後
に、前記基本信号の指定の極値を定義する、前記基本信
号の分析を開始する手段と、前記指定の極値から所与の
厚さEfが達成される直前の前記基本信号の最後の極値
までの極値の数をカウントする手段と、前記基本信号の
前記最後の極値と前記所与の厚さとの間の距離を決定す
る手段と、前記基本信号によってエッチング速度を現場
ならびにオンラインで測定する手段と、前記波長のどち
らが前記誘電フィルムの組成に最も適合しているかを識
別するために前記基本信号の波形の対称性と前記エッチ
ング速度の変動を分析し、対応する基本信号/波長の組
合せを選択する手段と、前記選択された基本信号につい
て残りの時間を決定する手段と、前記残りの時間が経過
したときに前記エッチングを終了する手段とを含むこと
を特徴とする、システム。 (2)前記信号処理/分析手段で行われる所与の操作
が、数値ろ波によって前記基本信号から得られる微分信
号について行われることを特徴とする、上記(1)に記
載のシステム。 (3)前記光源手段が複数波長光源から構成されること
を特徴とする、上記(1)に記載のシステム。 (4)前記複数波長光源が、水銀ランプ、ハロゲン・ラ
ンプ、キセノン・ランプを含む多色光源の群から選択さ
れることを特徴とする、上記(3)に記載のシステム。 (5)前記複数波長光源が、それぞれが所定の波長を有
する複数の単色レーザから構成されることを特徴とす
る、上記(3)に記載のシステム。 (6)前記光学手段が、本質的に集光レンズから構成さ
れる投射光学系を含むことを特徴とする、上記(1)に
記載のシステム。 (7)エッチング装置ののぞき窓が設けられた処理室内
に置かれた構造のエッチングを監視する装置であって、
前記構造が基板上に形成した誘電フィルムを有し、プロ
セス変動による公称厚Eと屈折率Nの誤差がどのような
ものであっても、前記誘電フィルムの所与の厚さEfに
達すると前記エッチングを自動的に終了するための装置
において、前記装置が(a)その値が4×N×e(ただ
し、eは厚さの誤差である)に等しい最小値より大きい
少なくとも2種類の波長を含む光を発生する光源手段
と、(b)前記のぞき窓からほぼ直角入射角で前記構造
の表面を照射するために前記光源手段からの光を移送
し、前記構造から反射した光を集める光学手段と、
(c)前記光学手段に接続されて、前記波長のそれぞれ
について、反応時間につれて変動する前記反射した光の
強度に対応するアナログ干渉信号に変換する分光計手段
と、(d)信号処理/分析手段とを含み、前記信号処理
/分析手段が、前記アナログ干渉信号からディジタル基
本信号を生成するために前記アナログ干渉信号をディジ
タル化する手段と、エッチング・プロセスが始まってか
ら所定の時間軽視周期または評価時間後に、前記基本信
号の指定の極値を定義する、前記基本信号の分析を開始
する手段と、前記指定の極値から所与の厚さEfが達成
される直前の前記基本信号の最後の極値までの極値の数
をカウントする手段と、前記基本信号の前記最後の極値
と前記所与の厚さとの間の距離を決定する手段と、前記
基本信号によってエッチング速度を現場ならびにオンラ
インで測定する手段と、前記波長のどちらが前記誘電フ
ィルムの組成に最も適合しているかを識別するために前
記基本信号の波形の対称性とエッチング速度の変動を分
析し、対応する信号/波長の組合せを選択する手段と、
前記選択された基本信号について残りの時間を決定する
手段と、前記残りの時間が経過したときに前記エッチン
グ処理を終了する手段とを含むことを特徴とする、装
置。 (8)信号処理/分析手段で行われる所与の操作が、数
値ろ波によって基本信号から得られる微分信号について
行われることを特徴とする、上記(7)に記載の装置。 (9)前記光源手段が複数波長光源から構成されること
を特徴とする、上記(7)に記載の装置。 (10)前記光学手段が、本質的に集光レンズから構成
される投射光学系を含むことを特徴とする、上記(7)
に記載の装置。 (11)基板上に形成した公称厚Eと屈折率Nの誘電フ
ィルムから構成される構造のドライ・エッチングのため
に、プロセス変動による厚さの誤差eと屈折率の誤差n
がどのようなものであっても、前記誘電フィルムの所与
の厚さEfにおけるエッチ終点判定基準を決定する方法
において、(a)エッチング装置ののぞき窓が設けられ
た処理室内に前記公称厚Eを有する前記構造を置くステ
ップと、(b)その値が4×N×e(ただし、eは仕様
に示された構造の厚さの誤差である)に等しい最小値よ
り大きい少なくとも2種類の波長を含む光によって前記
構造の表面を照射するステップと、(c)各々の前記波
長について、分光計手段に反射した光を印加し、反応時
間につれて変動するその強度を対応するアナログ干渉信
号に変換するステップと、(d)前記アナログ干渉信号
からディジタル基本信号を生成するために前記アナログ
干渉信号をディジタル化するステップと、(e)前記基
本信号を分析して、評価時間パラメータおよびストップ
厚パラメータから構成される前記エッチ終点判定基準を
作成するステップとを含み、 [1]前記評価時間パラメータは、前記基本信号を正規
化するのに必要な初期時間と、どの基本信号と波長の組
合せが最も適切かを判定するための選択テストと前記所
与の厚さが達成される前のエッチング速度測定とを実行
するために必要な終了時間のいずれよりも長く、かつ、
前記基本信号の指定の極値に相関し、 [2]前記ストップ厚パラメータは、基本信号が極値に
達する方法に関連する第1のデータ(A)と、前記指定
の極値と前記所与の厚さが達成される前の最後の極値の
間の極値の数に関連する第2のデータ(X)と、前記最
後の極値と前記所与の厚さとの距離を示す第3のデータ
(D)という3つのデータ(A X D)から構成され
ることを特徴とする方法。 (12)前記基本信号について行われる所与の操作が、
数値ろ波によって前記基本信号から得られる微分信号に
ついて行われることを特徴とする、上記(11)に記載
の方法。 (13)基板上に形成した公称厚Eと屈折率Nの誘電フ
ィルムを有する半導体ウェハのドライ・エッチングであ
って、プロセス変動による厚さの誤差eと屈折率の誤差
nがどのようなものであっても、前記誘電フィルムの所
与の厚さEfにおけるドライ・エッチングを監視する方
法において、(a)製品ウェハと同じ特性を有するウェ
ハ試験片について、評価時間パラメータおよびストップ
厚パラメータから構成されるエッチ終点判定基準を作成
するステップと、(b)エッチング装置ののぞき窓が設
けられたエッチ処理室内に製品ウェハを置くステップ
と、(c)その値が4×N×eに等しい最小値より大き
い少なくとも2種類の波長を含む光によってウェハを照
射するステップと、(d)各々の前記波長について、反
射した光を分光計手段に印加し、反応時間につれて変動
するその強度を対応するアナログ干渉信号に変換するス
テップと、(e)前記アナログ干渉信号からディジタル
基本信号を生成するために前記アナログ干渉信号をディ
ジタル化するステップと、(f)前記評価時間が経過す
ると、指定の極値から所与の厚さが達成される直前の最
後の極値まで前記基本信号ごとの指定の数の極値をただ
ちにカウントするステップと、(g)前記基本信号によ
ってエッチング速度を現場ならびにオンラインで測定
し、前記波長のどちらが前記誘電フィルムの組成に最も
適合しているかを識別するために前記基本信号の波形の
対称性と前記エッチング速度の変動を分析し、対応する
基本信号/波長の組合せを選択するステップと、(h)
前記最後の極値のうちの最も早いものがエッチ終点に達
する前に前記選択された基本信号について残りの時間を
決定するステップと、(i)前記残りの時間が経過した
ときにエッチング処理を終了するステップとを含むこと
を特徴とする方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】その厚さに誤差eが生じやすい誘電(TEOS
SiO2)フィルムを所与の厚さまで低減して平坦化
するステップで製作された絶縁トレンチが設けられたシ
リコン構造の概略図であって、標準の時間ベースの技法
または干渉計による技法を使用したときに残りの層の厚
さに固有の誤差eが結果的に発生することを示す図であ
る。
【図2】(a)および(b)を含み、誘電フィルムの屈
折率が指定の波長に十分適合している場合または適合し
ていない場合に干渉計から得られる干渉信号をそれぞれ
示す図である。
【図3】垂直入射角でウェハの大きい面積を照射する多
色水銀ランプと、対応する干渉信号を発生するようにそ
れぞれが指定の波長に適合している2つの分光計とを含
む、本発明の装置の概略図である。
【図4】図3の装置の視準セクションの拡大図である。
【図5】それぞれの指定の波長L1およびL2について
分光計の出力でウェハ試験片(理想的な製品ウェハ)に
ついて得られた信号S1およびS2と、数値ろ波によっ
てそれからそれぞれ微分した信号S'1およびS'2の波
形の概略表現を示す図である。
【図6】厚さの誤差eを考慮したときの図5の信号を示
す図である。
【図7】本発明により基板上に形成した誘電フィルムを
所与の厚さまで低減するドライ・エッチングを監視する
方法の重要ステップを示す流れ図である。
【図8】両方の波長が誘電フィルムの屈折率Nに適合し
ている場合の信号S1/S'1とS2/S'2の実際の波
形を示す図である。
【図9】信号S2の波長が前記屈折率Nに適合していな
い場合の信号S1/S'1とS2/S'2の実際の波形を
示す図である。
【符号の説明】
20 エッチングおよび監視システム 21 ドライ・エッチング装置 22 エッチ処理室 23 平面形状のサセプタ 24 シリコン・ウェハ 25 RF電源 26 のぞき窓 27 プラズマ 28 監視装置 29 光源 30 光ケーブル 31 コレクタ・レンズ 32 光ケーブル 32A 光ケーブル 32B 光ケーブル 33A 分光計 33B 分光計 34 処理/分析ユニット 35 ユニット 36 処理/分析ユニット 37 プリンタ 38 制御線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フィリップ・コロネル フランス91300 マッシー リュ・ノル マンディ・ニーマン 23 (72)発明者 ジャン・カントループ フランス91310 モンレリー アレ・ デ・ポミエ18 (56)参考文献 特開 平4−94533(JP,A) 特開 昭62−23113(JP,A) 特開 平5−259125(JP,A) 特開 平2−308531(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/3065 H01L 21/66 C23F 4/00 G01B 11/06

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成した誘電フィルムを有する構
    造をエッチングし、プロセス変動による公称厚Eと屈折
    率Nの誤差がどのようなものであっても、前記誘電フィ
    ルムの所与の厚さEfに達すると前記エッチングを自動
    的に終了することのできるエッチングシステムにおい
    て、 (a)のぞき窓を有し、エッチ処理のために前記構造を
    受け入れるエッチ処理室と、 (b)4×N×e(ただし、eは厚さの誤差である)に
    等しい最小値より大きい少なくとも2種類の波長を含む
    光を発生する光源手段と、 (c)前記のぞき窓から直角入射角で前記のぞき窓を介
    して前記構造の表面を照射するために前記光源手段から
    の光を移送し、前記構造から反射した光を集める光学手
    段と、 (d)前記光学手段に接続されて、各々の前記波長につ
    いて、反応時間につれて変動する前記反射した光の強度
    に対応するアナログ干渉信号に変換する分光計手段と、 (e)信号処理及び分析手段とを含み、前記信号処理及
    び分析手段は、 前記アナログ信号からディジタル基本信号を生成するた
    めに前記アナログ干渉信号をディジタル化する手段と、エッチングプロセス が始まってから所定の時間軽視周期
    または評価時間後に、前記基本信号の指定の極値を定義
    する、前記基本信号の分析を開始する手段と、 前記指定の極値から所与の厚さEfが達成される直前の
    前記基本信号の最後の極値までの極値の数をカウントす
    る手段と、 前記基本信号の前記最後の極値が示す厚さと前記所与の
    厚さとの間の距離を決定する手段と、 前記基本信号によってエッチング速度を現場ならびにオ
    ンラインで測定する手段と、 前記波長のどちらが前記誘電フィルムの組成に最も適合
    しているかを識別するために前記基本信号の波形の対称
    性と前記エッチング速度の変動を分析し、対応する基本
    信号と波長の組合せを選択する手段と、 前記選択された基本信号について残りの時間を決定する
    手段と、 前記残りの時間が経過したときに前記エッチングを終了
    する手段とを含むことを特徴とする、システム。
  2. 【請求項2】前記信号処理及び分析手段で行われる所与
    の操作が、数値ろ波によって前記基本信号から得られる
    微分信号について行われることを特徴とする、請求項1
    に記載のシステム。
  3. 【請求項3】前記光源手段が複数波長光源から構成され
    ることを特徴とする、請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】前記複数波長光源が、水銀ランプ、ハロゲ
    ンランプ、キセノンランプを含む多色光源の群から選択
    されることを特徴とする、請求項3に記載のシステム。
  5. 【請求項5】前記複数波長光源が、それぞれが所定の波
    長を有する複数の単色レーザから構成されることを特徴
    とする、請求項3に記載のシステム。
  6. 【請求項6】前記光学手段が、本質的に集光レンズから
    構成される投射光学系を含むことを特徴とする、請求項
    1に記載のシステム。
  7. 【請求項7】エッチング装置ののぞき窓が設けられた処
    理室内に置かれた構造のエッチングを監視する装置であ
    って、前記構造が基板上に形成した誘電フィルムを有
    し、プロセス変動による公称厚Eと屈折率Nの誤差がど
    のようなものであっても、前記誘電フィルムの所与の厚
    さEfに達すると前記エッチングを自動的に終了するた
    めの装置において、前記装置が (a)その値が4×N×e(ただし、eは厚さの誤差で
    ある)に等しい最小値より大きい少なくとも2種類の波
    長を含む光を発生する光源手段と、 (b)前記のぞき窓から直角入射角で前記構造の表面を
    照射するために前記光源手段からの光を移送し、前記構
    造から反射した光を集める光学手段と、 (c)前記光学手段に接続されて、前記波長のそれぞれ
    について、反応時間につれて変動する前記反射した光の
    強度に対応するアナログ干渉信号に変換する分光計手段
    と、 (d)信号処理及び分析手段とを含み、前記信号処理及
    び分析手段が、 前記アナログ干渉信号からディジタル基本信号を生成す
    るために前記アナログ干渉信号をディジタル化する手段
    と、エッチングプロセス が始まってから所定の時間軽視周期
    または評価時間後に、前記基本信号の指定の極値を定義
    する、前記基本信号の分析を開始する手段と、 前記指定の極値から所与の厚さEfが達成される直前の
    前記基本信号の最後の極値までの極値の数をカウントす
    る手段と、 前記基本信号の前記最後の極値が示す厚さと前記所与の
    厚さとの間の距離を決定する手段と、 前記基本信号によってエッチング速度を現場ならびにオ
    ンラインで測定する手段と、 前記波長のどちらが前記誘電フィルムの組成に最も適合
    しているかを識別するために前記基本信号の波形の対称
    性とエッチング速度の変動を分析し、対応する信号と波
    長の組合せを選択する手段と、 前記選択された基本信号について残りの時間を決定する
    手段と、 前記残りの時間が経過したときに前記エッチング処理を
    終了する手段とを含むことを特徴とする、装置。
  8. 【請求項8】信号処理及び分析手段で行われる所与の操
    作が、数値ろ波によって基本信号から得られる微分信号
    について行われることを特徴とする、請求項7に記載の
    装置。
  9. 【請求項9】前記光源手段が複数波長光源から構成され
    ることを特徴とする、請求項7に記載の装置。
  10. 【請求項10】前記光学手段が、本質的に集光レンズか
    ら構成される投射光学系を含むことを特徴とする、請求
    項7に記載の装置。
  11. 【請求項11】基板上に形成した公称厚Eと屈折率Nの
    誘電フィルムから構成される構造のドライエッチングの
    ために、プロセス変動による厚さの誤差eと屈折率の誤
    差nがどのようなものであっても、前記誘電フィルムの
    所与の厚さEfにおけるエッチ終点判定基準を決定する
    方法において、 (a)エッチング装置ののぞき窓が設けられた処理室内
    に前記公称厚Eを有する前記構造を置くステップと、 (b)その値が4×N×e(ただし、eは仕様に示され
    た構造の厚さの誤差である)に等しい最小値より大きい
    少なくとも2種類の波長を含む光によって前記構造の表
    面を照射するステップと、 (c)各々の前記波長について、分光計手段に反射した
    光を印加し、反応時間につれて変動するその強度を対応
    するアナログ干渉信号に変換するステップと、 (d)前記アナログ干渉信号からディジタル基本信号を
    生成するために前記アナログ干渉信号をディジタル化す
    るステップと、 (e)前記基本信号を分析して、評価時間パラメータお
    よびストップ厚パラメータから構成される前記エッチ終
    点判定基準を作成するステップとを含み、 (1)前記評価時間パラメータは、前記基本信号を正規
    化するのに必要な初期時間と、どの基本信号と波長の組
    合せが最も適切かを判定するための選択テストと前記所
    与の厚さが達成される前のエッチング速度測定とを実行
    するために必要な終了時間のいずれよりも長く、かつ、
    前記基本信号の指定の極値に相関し、 (2)前記ストップ厚パラメータは、基本信号が極値に
    達する方法に関連する第1のデータ(A)と、前記指定
    の極値と前記所与の厚さが達成される前の最後の極値の
    間の極値の数に関連する第2のデータ(X)と、前記最
    後の極値が示す厚さと前記所与の厚さとの距離を示す第
    3のデータ(D)という3つのデータ(A X D)か
    ら構成されることを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】前記基本信号について行われる所与の操
    作が、数値ろ波によって前記基本信号から得られる微分
    信号について行われることを特徴とする、請求項11に
    記載の方法。
  13. 【請求項13】基板上に形成した公称厚Eと屈折率Nの
    誘電フィルムを有する半導体ウェハのドライエッチング
    であって、プロセス変動による厚さの誤差eと屈折率の
    誤差nがどのようなものであっても、前記誘電フィルム
    の所与の厚さEfにおけるドライエッチングを監視する
    方法において、 (a)製品ウェハと同じ特性を有するウェハ試験片につ
    いて、評価時間パラメータおよびストップ厚パラメータ
    から構成されるエッチ終点判定基準を作成するステップ
    と、 (b)エッチング装置ののぞき窓が設けられたエッチ処
    理室内に製品ウェハを置くステップと、 (c)その値が4×N×eに等しい最小値より大きい少
    なくとも2種類の波長を含む光によってウェハを照射す
    るステップと、 (d)各々の前記波長について、反射した光を分光計手
    段に印加し、反応時間につれて変動するその強度を対応
    するアナログ干渉信号に変換するステップと、 (e)前記アナログ干渉信号からディジタル基本信号を
    生成するために前記アナログ干渉信号をディジタル化す
    るステップと、 (f)前記評価時間が経過すると、指定の極値から所与
    の厚さが達成される直前の最後の極値まで前記基本信号
    ごとの指定の数の極値をただちにカウントするステップ
    と、 (g)前記基本信号によってエッチング速度を現場なら
    びにオンラインで測定し、前記波長のどちらが前記誘電
    フィルムの組成に最も適合しているかを識別するために
    前記基本信号の波形の対称性と前記エッチング速度の変
    動を分析し、対応する基本信号と波長の組合せを選択す
    るステップと、 (h)前記基本信号ごとの前記最後の極値のうちの、最
    も早い極値に対応する厚さにエッチングが達する前に前
    記選択された基本信号について残りの時間を決定するス
    テップと、 (i)前記残りの時間が経過したときにエッチング処理
    を終了するステップとを含み、 (1)前記評価時間パラメータは、前記基本信号を正規
    化するのに必要な初期時間と、どの基本信号と波長の組
    合せが最も適切かを判定するための選択テストと前記所
    与の厚さが達成される前のエッチング速度測定とを実行
    するために必要な終了時間のいずれよりも長く、かつ、
    前記基本信号の指定の極値に相関し、 (2)前記ストップ厚パラメータは、基本信号が極値に
    達する方法に関連する第1のデータ(A)と、前記指定
    の極値と前記所与の厚さが達成される前の最後の極値の
    間の極値の数に関連する第2のデータ(X)と、前記最
    後の極値が示す厚さと前記所与の厚さとの距離を示す第
    3のデータ(D)という3つのデータ(A X D)か
    ら構成されることを特徴とする方法。
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