JP3298217B2 - 水分インジケータ用インキ組成物及びそれを用いた記録媒体 - Google Patents
水分インジケータ用インキ組成物及びそれを用いた記録媒体Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気中においては有色
であるが、水中または水を付着することにより消色する
水分インジケータに関するものである。例として挙げる
と、不織布のシーツの尿の判定、紙オムツの尿の判定、
水分表示体、水濡れ履歴検査等に利用される。
であるが、水中または水を付着することにより消色する
水分インジケータに関するものである。例として挙げる
と、不織布のシーツの尿の判定、紙オムツの尿の判定、
水分表示体、水濡れ履歴検査等に利用される。
【0002】
【従来の技術】代表的な水分インジケータとしては、コ
バルト塩が挙げられる。コバルト塩による水分検知は、
コバルト塩が水と反応して水和物を作り色調変化を生じ
ることに基づいている。すなわち、コバルトイオンに配
位している水分子の数が多いほど赤色、少ないほど青色
に変化することを利用している。例えば、CoCl2 ・
6H2 O(淡赤色)、CoCl2 ・4H2 O(桃色)、
CoCl2 ・2H2 O(淡赤紫色)、2CoCl2 ・3
H2 O(赤紫色)、CoCl2 ・2H2 O(暗青紫
色)、CoCl2 (淡青色)のように変わる。
バルト塩が挙げられる。コバルト塩による水分検知は、
コバルト塩が水と反応して水和物を作り色調変化を生じ
ることに基づいている。すなわち、コバルトイオンに配
位している水分子の数が多いほど赤色、少ないほど青色
に変化することを利用している。例えば、CoCl2 ・
6H2 O(淡赤色)、CoCl2 ・4H2 O(桃色)、
CoCl2 ・2H2 O(淡赤紫色)、2CoCl2 ・3
H2 O(赤紫色)、CoCl2 ・2H2 O(暗青紫
色)、CoCl2 (淡青色)のように変わる。
【0003】しかしながらコバルト塩は水和物を作りや
すく、大気中の湿度に敏感に反応し、大気中に置いてお
くだけで呈色状態が青色から赤色に変化する。また、こ
の呈色状態は可逆的であり、乾燥により再使用が可能で
ある反面、メモリ−性が乏しく、水濡れ履歴等を必要と
する際には、不都合であるという問題点があった。
すく、大気中の湿度に敏感に反応し、大気中に置いてお
くだけで呈色状態が青色から赤色に変化する。また、こ
の呈色状態は可逆的であり、乾燥により再使用が可能で
ある反面、メモリ−性が乏しく、水濡れ履歴等を必要と
する際には、不都合であるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
不都合、欠点を解消して、水中または水を付着すること
により消色し、その消色時の状態変化を乾燥後も保持
し、かつ耐環境保存性、すなわち大気中の湿度に抗する
保存安定性を有する水分インジケータを提供することを
目的とする。
不都合、欠点を解消して、水中または水を付着すること
により消色し、その消色時の状態変化を乾燥後も保持
し、かつ耐環境保存性、すなわち大気中の湿度に抗する
保存安定性を有する水分インジケータを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機酸、有機
酸により発色する呈色性有機化合物、吸水性粉末、及び
高分子結着剤から成る組成物が、非水溶媒中に溶解もし
くは分散されて成る水分インジケ−タ用インキ組成物
と、そのインキ組成物を支持体上に塗布して成る水分イ
ンジケータである。また、実施様態として、前記有機酸
として安息香酸及びその誘導体であることを特徴とする
上記の消色型水分インジケータ用インキ組成物である。
以下、各成分について具体的に説明する。
酸により発色する呈色性有機化合物、吸水性粉末、及び
高分子結着剤から成る組成物が、非水溶媒中に溶解もし
くは分散されて成る水分インジケ−タ用インキ組成物
と、そのインキ組成物を支持体上に塗布して成る水分イ
ンジケータである。また、実施様態として、前記有機酸
として安息香酸及びその誘導体であることを特徴とする
上記の消色型水分インジケータ用インキ組成物である。
以下、各成分について具体的に説明する。
【0006】(イ)呈色性有機化合物 本発明に使用される有機酸により発色する呈色性有機化
合物としては、酸性で発色あるいは色変化を起こすよう
なpH指示薬、トリアリールメタン誘導体、フルオラン
誘導体などが使用される。その代表的な例を具体例をも
って示せば、クリスタルバイオレットラクトン、3−イ
ンドリノ−3−p−ジメチルアミノフェニル−6−ジメ
チルアミノフタリド、3−ジエチルアミノ−7−クロロ
フルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6
−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェ
ニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキシルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−ブチ
ルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−シクロヘキ
シルアミノ−6−クロロフルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)−フル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノ
フルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチルペ
ンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等
をあげることができる。但し、これらの代表例は本発明
を限定するものではない。
合物としては、酸性で発色あるいは色変化を起こすよう
なpH指示薬、トリアリールメタン誘導体、フルオラン
誘導体などが使用される。その代表的な例を具体例をも
って示せば、クリスタルバイオレットラクトン、3−イ
ンドリノ−3−p−ジメチルアミノフェニル−6−ジメ
チルアミノフタリド、3−ジエチルアミノ−7−クロロ
フルオラン、2−(2−フルオロフェニルアミノ)−6
−ジエチルアミノフルオラン、2−(2−フルオロフェ
ニルアミノ)−6−ジ−n−ブチルアミノフルオラン、
3−ジエチルアミノ−7−シクロヘキシルアミノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−ブチ
ルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メチル
−7−p−ブチルアニリノフルオラン、3−シクロヘキ
シルアミノ−6−クロロフルオラン、2−アニリノ−3
−メチル−6−(N−エチル−p−トルイジノ)−フル
オラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフ
ルオラン、3−ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノ
フルオラン、3−N−メチルシクロヘキシルアミノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−N−エチルペ
ンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン等
をあげることができる。但し、これらの代表例は本発明
を限定するものではない。
【0007】(ロ)有機酸 本発明に使用する有機酸は、常温で固体であることが望
ましく、その具体例を以下に示すが、これらの代表例は
本発明を限定するものではない。
ましく、その具体例を以下に示すが、これらの代表例は
本発明を限定するものではない。
【0008】安息香酸、メチル安息香酸、エチル安息香
酸、プロピル安息香酸、ブチル安息香酸、ペンチル安息
香酸、ヘキシル安息香酸、ヘプチル安息香酸、オクチル
安息香酸、デシル安息香酸、ドデシル安息香酸、テトラ
デシル安息香酸、ヘキサデシル安息香酸、オクタデシル
安息香酸、メトキシ安息香酸、エトキシ安息香酸、プロ
ポキシ安息香酸、ブトキシ安息香酸、ペンチルオキシ安
息香酸、ヘキシルオキシ安息香酸、ヘプチルオキシ安息
香酸、オクチルオキシ安息香酸、ドデシルオキシ安息香
酸、テトラデシルオキシ安息香酸、ヘキサデシルオキシ
安息香酸、オクタデシルオキシ安息香酸、ヒドロキシ安
息香酸、アミノ安息香酸、メチルアミノ安息香酸、エチ
ルアミノ安息香酸、プロピルアミノ安息香酸、ブチルア
ミノ安息香酸、ペンチルアミノ安息香酸、ヘキシルアミ
ノ安息香酸、ヘプチルアミノ安息香酸、オクチルアミノ
安息香酸、デシルアミノ安息香酸、ドデシルアミノ安息
香酸、テトラデシルアミノ安息香酸、ヘキサデシルアミ
ノ安息香酸、オクタデシルアミノ安息香酸、ジメチルア
ミノ安息香酸、ジエチルアミノ安息香酸、ジヒドロキシ
安息香酸、ジヒドロキシアミノ安息香酸、トリヒドロキ
シ安息香酸。
酸、プロピル安息香酸、ブチル安息香酸、ペンチル安息
香酸、ヘキシル安息香酸、ヘプチル安息香酸、オクチル
安息香酸、デシル安息香酸、ドデシル安息香酸、テトラ
デシル安息香酸、ヘキサデシル安息香酸、オクタデシル
安息香酸、メトキシ安息香酸、エトキシ安息香酸、プロ
ポキシ安息香酸、ブトキシ安息香酸、ペンチルオキシ安
息香酸、ヘキシルオキシ安息香酸、ヘプチルオキシ安息
香酸、オクチルオキシ安息香酸、ドデシルオキシ安息香
酸、テトラデシルオキシ安息香酸、ヘキサデシルオキシ
安息香酸、オクタデシルオキシ安息香酸、ヒドロキシ安
息香酸、アミノ安息香酸、メチルアミノ安息香酸、エチ
ルアミノ安息香酸、プロピルアミノ安息香酸、ブチルア
ミノ安息香酸、ペンチルアミノ安息香酸、ヘキシルアミ
ノ安息香酸、ヘプチルアミノ安息香酸、オクチルアミノ
安息香酸、デシルアミノ安息香酸、ドデシルアミノ安息
香酸、テトラデシルアミノ安息香酸、ヘキサデシルアミ
ノ安息香酸、オクタデシルアミノ安息香酸、ジメチルア
ミノ安息香酸、ジエチルアミノ安息香酸、ジヒドロキシ
安息香酸、ジヒドロキシアミノ安息香酸、トリヒドロキ
シ安息香酸。
【0009】(ハ)高分子結着剤 本発明に使用される高分子結着剤は、支持体と呈色性有
機化合物、有機酸、および吸水性粉末を固着するために
用いられ、有機溶剤に可溶な熱可塑性樹脂であれば、い
ずれをも使用できる。具体例を以下に示すが、これらの
代表例は本発明を限定するものではない。
機化合物、有機酸、および吸水性粉末を固着するために
用いられ、有機溶剤に可溶な熱可塑性樹脂であれば、い
ずれをも使用できる。具体例を以下に示すが、これらの
代表例は本発明を限定するものではない。
【0010】ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(但
し、アルキル基の炭素数は2〜6個)の共重合体などの
アクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリアミド系樹脂、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタールなどのポリ
アセタール系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
石油系樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、ニ
トロセルロース等のセルロース誘導体、及びこれらの混
合物。
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリメタクリル酸メチ
ル、ポリメタクリル酸エチル、ポリメタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸メチルとメタクリル酸アルキル(但
し、アルキル基の炭素数は2〜6個)の共重合体などの
アクリル系樹脂、ポリスチレン、ポリアミド系樹脂、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタールなどのポリ
アセタール系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、
石油系樹脂、メチルセルロース、エチルセルロース、ニ
トロセルロース等のセルロース誘導体、及びこれらの混
合物。
【0011】(ニ)吸水性粉末 本発明に使用される吸水性粉末は、水分インジケータ組
成物に添加することにより、多孔質構造を形成し、水分
と呈色性組成物との接触を推進し、呈色性有機化合物の
色調変化を促進する働きをする。
成物に添加することにより、多孔質構造を形成し、水分
と呈色性組成物との接触を推進し、呈色性有機化合物の
色調変化を促進する働きをする。
【0012】この為、吸水性粉末は親水性を有していた
方が好ましい。具体的には、デンプン、カオリン、タル
ク、微粉末セルロース、ケイ酸アルミニウム、酸化ケイ
素、炭酸カルシウム等が使用されるが、上記代表例は本
発明を限定するものではない。
方が好ましい。具体的には、デンプン、カオリン、タル
ク、微粉末セルロース、ケイ酸アルミニウム、酸化ケイ
素、炭酸カルシウム等が使用されるが、上記代表例は本
発明を限定するものではない。
【0013】(ホ)非水溶媒 非水溶媒としては、以上に示したインキ組成物、特に高
分子結着剤を溶解することが必要である。具体的には、
芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、エステル類、ケトン
類、アルコール類等の中から適宜選択し使用する。上記
した溶剤は単独もしくは二種以上混合してもかまわな
い。
分子結着剤を溶解することが必要である。具体的には、
芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、エステル類、ケトン
類、アルコール類等の中から適宜選択し使用する。上記
した溶剤は単独もしくは二種以上混合してもかまわな
い。
【0014】以上、(イ)〜(ホ)のインキ組成物を支
持体に塗布して測定領域を形成するわけであるが、塗布
にあたっては印刷法、コーティング法(たとえば、ロー
ルコーティング、スプレーコーティング、ディップコー
ティング、ベタコーティング)等が用いられる。
持体に塗布して測定領域を形成するわけであるが、塗布
にあたっては印刷法、コーティング法(たとえば、ロー
ルコーティング、スプレーコーティング、ディップコー
ティング、ベタコーティング)等が用いられる。
【0015】本発明においては、インキ組成物の塗布量
が比較的多く、かつ塗布量が一定であることが好ましい
ため、シルクスクリーン印刷法、凹版印刷法、グラビア
印刷法等により、インキ組成物を支持体上に設けること
が好ましい。
が比較的多く、かつ塗布量が一定であることが好ましい
ため、シルクスクリーン印刷法、凹版印刷法、グラビア
印刷法等により、インキ組成物を支持体上に設けること
が好ましい。
【0016】支持体は、インキ組成物と反応せずしかも
試薬の呈色を阻害しないものであることが望ましい。具
体的には、紙、合成紙、不織布または合成樹脂フィルム
等が用いられる。以下、本発明の実施例を述べるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
試薬の呈色を阻害しないものであることが望ましい。具
体的には、紙、合成紙、不織布または合成樹脂フィルム
等が用いられる。以下、本発明の実施例を述べるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0017】
【作用】本発明において、インキ組成物中の酸は、乾燥
後色素と接触した形をとるため、未使用時のインジケー
タでは、色素が呈色状態を取っていると考えられる。水
濡れ時には、酸である安息香酸誘導体と色素との相互作
用に水が働きかけ、安息香酸誘導体は水との水素結合や
非解離型へ移行し、一方、色素は呈色のツビッターイオ
ン型からニュートラルの非イオン型へと移行することに
より、インジケータは消色すると推定される。また、色
素の水への溶解性が低いことから、水濡れ後の乾燥過程
で再び安息香酸誘導体と接触することができず、一度消
色した状態が保持されるものと推定される。
後色素と接触した形をとるため、未使用時のインジケー
タでは、色素が呈色状態を取っていると考えられる。水
濡れ時には、酸である安息香酸誘導体と色素との相互作
用に水が働きかけ、安息香酸誘導体は水との水素結合や
非解離型へ移行し、一方、色素は呈色のツビッターイオ
ン型からニュートラルの非イオン型へと移行することに
より、インジケータは消色すると推定される。また、色
素の水への溶解性が低いことから、水濡れ後の乾燥過程
で再び安息香酸誘導体と接触することができず、一度消
色した状態が保持されるものと推定される。
【0018】
<実施例1> 呈色性有機化合物 1部
【0019】
【化1】
【0020】 有機酸 アミノ安息香酸 4部 吸水性粉末 米デンプン 10部 高分子結着剤 ポリエステル樹脂(東洋紡(株)製バイロン#200) 5部 トルエン/2−ブタノン(2:1) 45部
【0021】上記組成物を分散機(サンドミル)にて1
時間均一分散し,水分インジケータ用インキ組成物を得
た。これを、厚さ150μmの白色ポリエステルシート
上にワイヤーバーを用いて塗布し、70℃で10分間乾
燥して乾燥膜厚10μmの記録層を形成して黒色の水分
インジケータシートを作製した。
時間均一分散し,水分インジケータ用インキ組成物を得
た。これを、厚さ150μmの白色ポリエステルシート
上にワイヤーバーを用いて塗布し、70℃で10分間乾
燥して乾燥膜厚10μmの記録層を形成して黒色の水分
インジケータシートを作製した。
【0022】このシート上に水数滴を滴下した所、その
箇所の黒色が消失した。その後、60℃で30分間乾燥
し水分を蒸発させたが、黒色の消失した部分が元の黒色
に戻ることはなかった。また、上記シートを25℃相対
湿度60%雰囲下に1週間放置しても湿度の影響を受け
ることなく発色状態を維持し、徐々に消色する傾向は観
察されなかった。
箇所の黒色が消失した。その後、60℃で30分間乾燥
し水分を蒸発させたが、黒色の消失した部分が元の黒色
に戻ることはなかった。また、上記シートを25℃相対
湿度60%雰囲下に1週間放置しても湿度の影響を受け
ることなく発色状態を維持し、徐々に消色する傾向は観
察されなかった。
【0023】<実施例2> 呈色性有機化合物 1部
【0024】
【化2】
【0025】 有機酸 tertブチル安息香酸 3部 吸水性粉末 カオリン 10部 高分子結着剤 エチルセルロース(ハーキュレス社製N−7) 10部 イソプロプルアルコール 70部 トルエン 20部
【0026】上記組成を分散機(ペイントコンディショ
ナー)にて30分間粉砕分散して、水分インジケータ用
インキ組成物を作製した。このインキをナイロンスパン
ボンド不織布(旭化成工業(株)製N5051)上にグ
ラビアベタ版(100μm版線)にて印刷、乾燥して青
色ベタパターンの水分インジケータシートを作製した。
このシート上に水数滴を滴下した所、その青色箇所が消
失した。その後、80℃で10分間乾燥し水を蒸発させ
たが、青色の消失部分が元の青色に戻ることはなく,ま
た,水滴により流出部分が青色に着色することもなかっ
た。さらに、上記シートを室温雰囲気下に1週間放置し
ても大気中の水分の影響を受けず元の状態が維持でき,
徐々に消色する傾向は観察されなかった。
ナー)にて30分間粉砕分散して、水分インジケータ用
インキ組成物を作製した。このインキをナイロンスパン
ボンド不織布(旭化成工業(株)製N5051)上にグ
ラビアベタ版(100μm版線)にて印刷、乾燥して青
色ベタパターンの水分インジケータシートを作製した。
このシート上に水数滴を滴下した所、その青色箇所が消
失した。その後、80℃で10分間乾燥し水を蒸発させ
たが、青色の消失部分が元の青色に戻ることはなく,ま
た,水滴により流出部分が青色に着色することもなかっ
た。さらに、上記シートを室温雰囲気下に1週間放置し
ても大気中の水分の影響を受けず元の状態が維持でき,
徐々に消色する傾向は観察されなかった。
【0027】<実施例3> 呈色性有機化合物 1部
【0028】
【化3】
【0029】 有機酸 アミノサリチル酸 2部 吸水性粉末 微粉末セルロース 10部 高分子結着剤 ポリメチルメタアクリレート 7.5部 (ロームアンドハウス社製パラロイドA−11) トルエン 50部
【0030】上記組成物を分散機(サンドミル)にて1
時間均一分散して水分インジケーター用インキ組成物を
得た。これをあらかじめ易接着層(大日本インキ化学工
業(株)製ハイドランAP−40)を塗布して成る15
0μmの白色ポリエステル上にワイヤーバーを用いて塗
布し、70℃で10分間乾燥して乾燥膜厚8.5μmの
記録層を形成して赤色の水分インジケータシートを作製
した。
時間均一分散して水分インジケーター用インキ組成物を
得た。これをあらかじめ易接着層(大日本インキ化学工
業(株)製ハイドランAP−40)を塗布して成る15
0μmの白色ポリエステル上にワイヤーバーを用いて塗
布し、70℃で10分間乾燥して乾燥膜厚8.5μmの
記録層を形成して赤色の水分インジケータシートを作製
した。
【0031】このシート上に水数滴を滴下した所、その
箇所の赤色呈色が消失した。その後、60℃で10分間
乾燥し、水分を蒸発させが、消失した赤色部分が元の呈
色状態に復元することはなかった。また、水滴により赤
色部分が流出したことによる消色でないことは、流失部
分が乾燥後も赤色に着色することがないこと、流失先も
乾燥後に赤色を呈しないこと、更に、滴下した水滴を保
持したまま乾燥しても赤色に復元しないことより確認し
た。
箇所の赤色呈色が消失した。その後、60℃で10分間
乾燥し、水分を蒸発させが、消失した赤色部分が元の呈
色状態に復元することはなかった。また、水滴により赤
色部分が流出したことによる消色でないことは、流失部
分が乾燥後も赤色に着色することがないこと、流失先も
乾燥後に赤色を呈しないこと、更に、滴下した水滴を保
持したまま乾燥しても赤色に復元しないことより確認し
た。
【0032】また、上記シートを室温雰囲気下に1週間
放置しても大気中の水分の影響を受けず元の状態が維持
でき、徐々に消色する傾向は観察されなかった。
放置しても大気中の水分の影響を受けず元の状態が維持
でき、徐々に消色する傾向は観察されなかった。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明は水を付着するこ
とにより呈色が消失し、その後、乾燥を施しても元の状
態に復元せず、メモリ−性を有すること、また、室温雰
囲気下、大気中の湿度に抗するため環境保存性が優れて
いる特徴を有していることから従来にない効果を有して
いる。
とにより呈色が消失し、その後、乾燥を施しても元の状
態に復元せず、メモリ−性を有すること、また、室温雰
囲気下、大気中の湿度に抗するため環境保存性が優れて
いる特徴を有していることから従来にない効果を有して
いる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−184861(JP,A) 特開 昭60−187860(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 31/22 G01N 31/00
Claims (3)
- 【請求項1】有機酸、水への溶解性が低く有機酸の存在
により発色している呈色性有機化合物、吸水性粉末、お
よび高分子結着剤から成る組成物が非水溶媒中に溶解も
しくは分散されてなり、水に濡れることで消色すること
を特徴とする消色型水分インジケータ用インキ組成物。 - 【請求項2】前記有機酸が安息香酸誘導体であることを
特徴とする請求項1記載の消色型水分インジケータ用イ
ンキ組成物。 - 【請求項3】請求項1あるいは請求項2記載のインキ組
成物を支持体上に塗布してなることを特徴とする消色型
水分インジケータ記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07322793A JP3298217B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 水分インジケータ用インキ組成物及びそれを用いた記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07322793A JP3298217B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 水分インジケータ用インキ組成物及びそれを用いた記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06289006A JPH06289006A (ja) | 1994-10-18 |
| JP3298217B2 true JP3298217B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=13512091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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