JP3301005B2 - シートスライド装置におけるブラケット固着構造 - Google Patents

シートスライド装置におけるブラケット固着構造

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JP3301005B2
JP3301005B2 JP24919995A JP24919995A JP3301005B2 JP 3301005 B2 JP3301005 B2 JP 3301005B2 JP 24919995 A JP24919995 A JP 24919995A JP 24919995 A JP24919995 A JP 24919995A JP 3301005 B2 JP3301005 B2 JP 3301005B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートクッション
を前後移動可能に支持するシートスライド装置における
ブラケット固着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシートスライド装置は、
自動車のフロア側に固定されるロアレールと、シートク
ッション側に固定されるアッパーレールとを、前後方向
に摺動自在に嵌合し、ロアレールの両端部に、ロアレー
ルをフロアに固定するための支持ブラケットがリベット
または溶接等により固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の手段の中、
ロアレールに対し支持ブラケットをリベットにより固着
したものは、固着位置の位置決めが容易である反面、部
品点数が多くなり固着作業が煩雑になる問題点がある。
また、溶接により固着したものは、ロアレールに対する
支持ブラケットの位置決めが難しく、位置精度を出し難
い。
【0004】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、リベット、ボルト等の他の締結部品を
使用することなく、支持ブラケットを、ロアレールに対
して簡単かつ強固に、しかも、精度よく固着しうるよう
にしたシートスライド装置におけるブラケット固着構造
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 断面ほぼU字状のロアレールとアッパーレールと
を互いに摺動自在に嵌合するととに、ロアレールの基
部にフロアに固定される支持ブラケットを固着したシー
トスライド装置におけるブラケット固着構造であって、
ロアレールの基部に長手方向に沿って下向きに突出する
突条部を折曲形成するとともに、この突条部の端部に近
接する部分に切欠きを設けて、長手方向に所定の長さを
有する締結部を形成し、この締結部を、支持ブラケット
に穿設した孔部に係合して固着する。
【0006】(2) 上記(1)項において、ロアレールに
設けられ、かつ支持ブラケットの孔部から突出した締結
部をかしめる。
【0007】(3) 上記(1)または(2)項において、支
持ブラケットにスリットを形成し、このスリットに突条
部の一部を係合する。
【0008】(4) 上記(1)〜()項のいずれかにおい
て、縦壁部の下端適所に1対の切欠きを設け、両切欠き
の間に形成された縦壁部の一部を、ロアレールに取付け
ようとする部材に形成した係合孔に嵌合して、その先端
部をかしめることにより、前記部材をロアレールに固定
する
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例を、図を参照し
て説明する。図1及び図2において、(1)は、長手方向
の前後端に固着した金属製の支持ブラケット(2)(3)を
介して自動車のフロアに固定される金属製のロアレー
ル、(4)は、シートクッションの下側に固定されてロア
レール(1)上に長手方向に沿って摺動可能に嵌合した金
属製のアッパーレールである。
【0010】ロアレール(1)は、プレス成形により断面
形状がほぼU字状に成形され、ほぼ水平な基部(1a)
と、基部(1a)の両端より起立し、長手方向に沿って複
数の矩形のロック孔(1b)が穿設された左右の側部(1c)
と、両側部(1c)の上端より外方に向かって延出する上
部(1d)とを有し、基部(1a)の下面側のほぼ中央には、
下方に向かって突出する突条部(5)が長手方向のほぼ全
域に亘って形成されている。
【0011】突条部(5)は、ロアレール(1)を形成する
板材の中央部をU字状に折り曲げて、その両側片をプレ
ス装置により互いに圧着させて形成され、その前後端に
近接す個所に切欠き(5c)を設けることにより、前後
の端部に、長手方向に所定の長さを有する締結部(5a)
と、その前後方向の内方に位置する係合肩部(5b)とが
形成されている。
【0012】アッパーレール(4)は、プレス成形
り、断面ほぼ下向きコ字状に成形され、ロアレール(1)
の基部(1a)と平行な基部(4a)と、基部(4a)の両側か
ら垂下する側部(4b)と、両側部(4b)の下端から内方に
折曲してロアレール(1)の側部(1c)の下側に係合可能
な下部(4c)とを有し、基部(4a)には、シートクッショ
ン側に固定されるシートブラケット(6)と、操作軸(7)
を枢支する軸受ブラケット(8)と、スプリング係止用の
ブラケット(9)とが、それぞれの適切な位置に固着され
ている。
【0013】ロアレール(1)の基部(1a)の前後の端部
に固着された支持ブラケット(2)(3)は、フロアにボル
トにより固定されるフロア側固定部(2a)(3a)と、ロア
レール(1)の基部(1a)の下側に固定されるレール側固
定部(2b)(3b)とを有している。
【0014】前側の支持ブラケット(2)のレール側固定
部(2b)には、図3に示すように、締結部(5a)の全体が
係合する矩形の係合孔(2c)、及び係合肩部(5b)が係合
するスリット(2d)が形成されている。前側の締結部(5
a)は、係合孔(2c)に係合した後、図4に示すように、
係合孔(2c)から突出した部分を、ホットステーキング
等により、かしめるか、または溶接等により、支持ブラ
ケット(2)のレール側固定部(2b)に固着される。な
お、係合肩部(5b)は、図5に示すようにスリット(2d)
に係合させているだけである。
【0015】前側の支持ブラケット(2)は、係合孔(2
c)に締結部(5a)を、またスリット(2d)に係合肩部(5
b)をそれぞれ係合させて位置決めした後、締結部(5a)
の先端部をかしめることにより、リベット、ボルト等の
他の締結部材を使用することなく、容易に位置決めを行
うことができ、精度良くロアレール(1)前端の基部(1
a)に固着することができる。
【0016】なお、後側の支持ブラケット(3)にも、前
側の支持ブラケット(2)と同様に、後側の締結部(5a)
に係合する係合孔、及び同じく係合肩部(5b)に係合す
るスリット等(いずれも図示略)が形成され、前側の支持
ブラケット(2)と同様にしてロアレール(1)の後端部に
固着される。
【0017】突条部(5)における前部の切欠き(5c)よ
りやや後方の部分には、さらに1対の切欠き(5d)が設
けられ、ここにスプリング係止用のブラケット(ロアレ
ールに取付けるべき部材)(10)が固着されている。この
ブラケット(10)は、図6に示すように、切欠(5d)(5
d)を設けることにより形成された突条部(5)の一部であ
る締結部(5e)を、係合孔(10a)に係合して先端をかしめ
ることにより、ロアレール(1)の基部(1a)に固着され
る。このブラケット(10)とアッパーレール(4)側に固着
したブラケット(9)には、コイルスプリング(11)が係止
され、シートクッションを常時前方に付勢している。
【0018】操作軸(7)は、前方にL字状に折曲したハ
ンドル部(7a)を有し、かつ軸受ブラケット(8)に形成
された前後の軸受部(8a)及びアッパーレール(4)の前
方に固着されたブラケット(12)に回動自在に枢支され、
軸受ブラケット(8)の両軸受部(8a)間に位置する部分
には、ロアレール(1)のロック孔(1b)に係合すること
により、ロアレール(1)に対するアッパーレール(4)の
長手方向の移動を阻止して、シートを所望する位置に固
定するラッチ(13)が溶接等により固着されている。
【0019】ハンドル部(7a)を操作して操作軸(7)を
介してラッチ(13)を回動させ、爪部をロック孔(1b)か
ら離脱させることにより、アッパーレール(4)の前後動
を自由にして、シートクッションを前後に調整移動させ
ることができる。
【0020】ロアレール(1)には、基部(1a)に長手方
向に沿う突条部(5)が形成されているので、ロアレール
(1)の断面係数が実質的に増大し、ロアレール(1)の剛
性及びモーメント耐久性能が高まり、強度の向上を図る
ことができる。
【0021】また、突条部(5)の成形時に、ロアレール
(1)の基部(1a)に形成される凹部(1e)はグリス溜とな
っているので、グリスの飛散を防ぎ、潤滑性を長期に亘
り確保することができ、アッパーレール()の摺動を、
円滑に行わせることができる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (1) 請求項1及び2記載のような構成にすると、リベ
ット、ボルト等の他の締結部材を使用することなく、支
持ブラケットをロアレールに正確に位置決めすることが
でき、ロアレールの基部に簡単に固着することができ
る。
【0023】(2) 請求項3記載のような構成とする
と、さらに、支持ブラケットの位置決め精度の向上を図
ることができる。
【0024】(3) 請求項4記載のような構成とする
と、支持ブラケット以外のロアレールに取付けるべき部
材を、溶接やねじ止め等の手段によらず、支持ブラケッ
ともに、ロアレールにかしめて取付けることがで
き、好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシートスライド装置の平面
図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく支持ブラケットの固着前の要部の斜視図
である。
【図4】図2におけるA−A線断面図である。
【図5】図2におけるB−B線断面図である。
【図6】図2におけるC−C線断面図である。
【符号の説明】
(1)ロアレール (1a)基部 (1e)凹部 (2)支持ブラケット (2a)(2b)固定部 (2c)係合孔 (2d)スリット (3)支持ブラケット (3a)(3b)固定部 (4)アッパーレール (5)突条 (5a)締結部 (5b)係合肩部 (5c)(5d)切欠き (7)操作軸 (10)ブラケット(ロアレールに取付けるべき部材)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面ほぼU字状のロアレールとアッパー
    レールとを互いに摺動自在に嵌合するとともに、ロアレ
    ールの基部にフロアに固定される支持ブラケットを固着
    したシートスライド装置におけるブラケット固着構造で
    あって、ロアレールの基部に長手方向に沿って下向きに
    突出する突条部を折曲形成するとともに、この突条部の
    端部に近接する部分に切欠きを設けて、長手方向に所定
    の長さを有する締結部を形成し、この締結部を、支持ブ
    ラケットに穿設した孔部に係合して固着したことを特徴
    とするシートスライド装置におけるブラケット固着構
    造。
  2. 【請求項2】 ロアレールに設けられ、かつ支持ブラケ
    ットの孔部から突出した締結部をかしめた請求項1記載
    シートスライド装置におけるブラケット固着構造。
  3. 【請求項3】 支持ブラケットにスリットを形成し、こ
    のスリットに突条部の一部を係合してなる請求項1また
    は2記載のシートスライド装置におけるブラケット固着
    構造。
  4. 【請求項4】 縦壁部の下端適所に1対の切欠きを設
    け、両切欠きの間に形成された縦壁部の一部を、ロアレ
    ールに取付けようとする部材に形成した係合孔に嵌合し
    て、その先端部をかしめることにより、前記部材をロア
    レールに固定した求項1〜3のいずれかに記載のシー
    トスライド装置におけるブラケット固着構造。
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