JP3304502B2 - 着色粒子の製造方法 - Google Patents
着色粒子の製造方法Info
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Description
色スペーサー粒子として有用な着色粒子の製造方法に関
する。
という。)においては、基板間隙を規制し、液晶層の厚
みを適性に保つためにスペーサー粒子(以下、LCD用
スペーサー粒子を単に「スペーサー粒子」という。)が
用いられている。一般に、このようなスペーサー粒子に
は、LCD基板アッセンブリー工程における加圧加熱
条件に耐えうる十分な強度と耐熱性を有すること、基
板間隙を均一に保持しうる狭い粒度分布を有すること、
液晶成分中に溶出せず、液晶の配向を乱さないこと等
が求められている。また、さらに最近では、特にカラ
ー液晶パネルのコントラスト向上等による画質の高品質
化の観点から、着色スペーサー粒子(以下、LCD用着
色スペーサー粒子を単に「着色スペーサー粒子」とい
う。)が用いられるようになってきているが、この着色
スペーサー粒子については、十分な遮光性を有すること
が強く求められており、しかも着色スペーサー粒子を
含め、スペーサー粒子が接着性に優れ、液晶注入等によ
る液晶パネルの製造中や液晶パネルの使用中に、スペー
サー粒子が移動しないこと等も必要とされている。従
来、着色スペーサー粒子等に使用される着色粒子は、
(イ)無着色の重合体粒子を染色する方法、(ロ)着色
剤を含む単量体を懸濁重合あるいは乳化重合して着色粒
子を得たのち、分級する方法、(ハ)重合体と着色剤と
を混練したのち、造粒、分級する方法、(ニ)重合体粒
子の表面を顔料で被覆する方法等により製造されてい
る。しかしながら、従来の着色粒子の製造方法のうち、
前記(イ)の方法では、一般に、染料が粒子内部まで十
分浸透せず、色調が薄くて遮光性が不十分であるのみな
らず、染料が液晶成分中に溶出したりして、液晶の配向
を乱すおそれがあり、またエポキシ基含有共重合体を該
エポキシ基との反応性を有する染料で染色する方法も知
られているが(例えば特開平4−103633号公報参
照)、この方法も、着色粒子の製造工程が多段階とな
り、生産性に問題があり、しかも染色域が共重合体表面
に限定されるため、十分な遮光性が達成されるとは言え
ず、前記(ロ)の方法では、基材粒子を構成する成分と
の親和性が無いか、あるいは乏しい顔料が高濃度に分散
されるため、しばしば脆い粒子しか得られず、また着色
剤として染料を用いた場合も、重合反応が阻害されたり
重合中に褪色したりしやすく、前記(ハ)の方法では、
前記(ロ)の方法と同様に着色粒子がしばしば脆くなる
とともに、顔料を配合した所定粒径および所定粒度分布
を有する粒子の分留りも低く、さらに前記(ニ)の方法
では、粒子表面の顔料が剥離や脱落しやすく、また、そ
れを改善するためには特殊な処理が必要である等の問題
があり、従来の(イ)〜(ニ)等の方法では、前記〜
等の諸要件を満足できる着色粒子を工業的に有利に製
造することが困難である。
分な着色度と色調とを有し、着色成分の溶出や移行がな
く、常に安定した遮光性能等を示し、強度および耐熱性
も良好で、特に着色スペーサー粒子として好適な着色粒
子を、工業的に有利に製造する方法を提供することを目
的とする。
含有単量体を含む重合性単量体、および/または水酸基
含有重合体を溶解した重合性単量体(以下、これらの単
量体をまとめて「重合性単量体溶液」という。)を、反
応性染料を溶解した水系媒体中に分散して重合すること
を特徴とする着色粒子の製造方法、に関わる。
り、本発明の目的、構成および効果が明確になるであろ
う。まず、本発明において使用される水酸基含有単量体
としては、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオ
ールモノ(メタ)アクリレート、グリセリンのモノ(メ
タ)アクリレートもしくはジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパンのモノ(メタ)アクリレートもし
くはジ(メタ)アクリレート等のヒドロキシアルキル
(メタ)アクリレート類;ジエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート等のポリエチレングリコールモノ
(メタ)アクリレート類;(メタ)アリルアルコール等
の不飽和アルコール類;ビニルフェノール、ビニルクレ
ゾール、ビニルナフトール等の水酸基含有ビニル芳香族
化合物、エチレングリコールモノビニルエーテル、ジエ
チレングリコールモノビニルエーテル、1,4−ブタン
ジオールモノビニルエーテル、トリメチロールプロパン
モノビニルエーテルもしくはジビニルエーテル等の水酸
基含有ビニルエーテル類を挙げることができる。これら
の水酸基含有単量体は、単独でまたは2種以上を混合し
て使用することができる。
合体としては、例えば前記水酸基含有単量体の(共)重
合体のほか、ヒドロキシエチルセルロース、エチルセル
ロース等のセルロース誘導体類;メチル澱粉、エチル澱
粉等の澱粉誘導体類;部分鹸化ポリ酢酸ビニル、部分ア
セタール化ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコ
ール誘導体類;分岐ポリエチレングリコール、分岐ポリ
プロピレングリコール等の分岐ポリアルキレングリコー
ル類等を挙げることができる。これらの水酸基含有重合
体は、単独でまたは2種以上を混合して使用することが
できる。
計100重量部当たり1〜100重量部の水酸基含有単
量体および/または水酸基含有重合体を溶解している。
そのうち、水酸基含有単量体の使用量は、全重合性単量
体100重量部当たり、100重量部以下、好ましくは
2〜50重量部、さらに好ましくは4〜50重量部であ
り、また水酸基含有重合体の使用量は、全重合性単量体
100重量部当たり、20重量部以下、好ましくは1〜
10重量部である。
量体としては、例えばスチレン、αーメチルスチレン、
ビニルトルエン、α−クロロスチレン、クロロスチレ
ン、ジビニルベンゼン、ジイソプロペニルベンゼン等の
ビニル芳香族系単量体類;(メタ)アクリル酸、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸
n−ブチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル
酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシプ
ロピル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシブチル、(メ
タ)アクリル酸ジメチルアミノエチル、エチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ヘキサエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリロニトリル等のアクリル系
単量体類;エチルビニルエーテル、n−プロピルビニル
エーテル、n−ブチルビニルエーテル、n−ヘキシルビ
ニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、2−エ
チルヘキシルビニルエーテル、エチレングリコールジビ
ニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテ
ル、1,4−ブタンジオールジビニルエーテル、トリメ
チロールプロパントリビニルエーテル、フェニルビニル
エーテル、ナフトールビニルエーテル等のビニルエーテ
ル系単量体類;蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル系単量体類;塩
化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、臭化ビニリデ
ン等のハロゲン化ビニル系単量体類;(メタ)アリルア
ルコール、メチル(メタ)アリルエーテル、エチル(メ
タ)アリルエーテル、1,4−ブタンジオールジ(メ
タ)アリルエーテル、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アリルエーテル、酢酸(メタ)アリル、プロピオン
酸(メタ)アリル、ジ(メタ)アリルフタレート、トリ
(メタ)アリルシアヌレート等のアリル系単量体類を挙
げることができる。これらの重合性単量体は、単独でま
たは2種以上を混合して、水酸基含有単量体および/ま
たは水酸基含有重合体を溶解して使用される。
量体のうち、スチレン、(メタ)アクリル酸エステル
類、ジビニルベンゼンが好ましく、特にジビニルベンゼ
ンが好ましい。
0〜100重量%使用することにより、機械的強度が高
く且つ熱により変形することもなくなるので、特に好ま
しい着色スペーサー粒子を得ることができる。全重合性
単量体中のジビニルベンゼンのさらに好ましい含有量は
50〜100重量%、特に好ましくは70〜100重量
%である。
料は、アルカリの存在下で、前記重合性単量体と共有結
合を形成しうる水溶性染料であって、重合性単量体との
結合様式によって、求換置換反応型と共役付加反応型と
に分けることができる。求換置換反応型の染料として
は、トリアジン、ピリミジン、キノキサリン等の反応基
母体と塩素等の離脱基とからなるものを挙げることがで
き、これらの求換置換反応型の染料は、該離脱基と水酸
基含有単量体および/または水酸基含有重合体中の水酸
基の水素原子とが反応して、その反応生成物が離脱し、
代わって反応基母体が水酸基含有単量体および/または
水酸基含有重合体と結合する。また、共役付加反応型の
染料としては、アゾ系、アントラキノン系、フタロシア
ニン系等の母体分子とジクロロトリアジニル、クロロト
リアジニル、ビニルスルホン、トリハロピリミジン、ジ
クロロキノキサリン、α−ブロモアクリルアミド等の活
性基とからなるものを挙げることができ、これらの共役
付加反応型の染料は、該活性基が有する不飽和結合が開
裂し、母体分子とエーテル結合により結合する。
クティブレッド1、2、3、4、8、17、22、3
3、41;リアクティブイエロー1、2、3、4、5、
14、15、17、170;リアクティブオレンジ1、
2、4、7、14、16、59、60、109、11
1;リアクティブバイオレット1、2、3、25、4
0;リアクティブブルー1、2、17、20、108、
147、204、210、224等を挙げることができ
る。
種類、所望の着色度等に応じて選定されるが、重合性単
量体溶液100重量部当たり、通常、0.1〜200重
量部、好ましくは1〜100重量部である。
反応性染料を溶解した水系媒体中に分散させるが、この
水系媒体は、水単独あるいは水と少割合の水混和性媒体
との混合物からなる。この場合、水混和性媒体として
は、例えばアルコール類、ケトン類、エーテル類、エス
テル類、アミン類等を使用することができる。また、重
合性単量体溶液の水系媒体中への分散は、一度に、間欠
的にあるいは連続的に実施することができる。
る際の量割合は、水系媒体100重量部当たり、重合性
単量体溶液が、通常、0.1〜50重量部、好ましくは
0.1〜30重量部である。
る際には、乳化剤、懸濁安定剤等の分散安定剤を添加す
ることが好ましい。これらの分散安定剤は、重合性単量
体溶液の分散前に水系媒体中に添加しておくこともで
き、また重合性単量体溶液の分散と同時に添加すること
もできる。
トリウム等の高級脂肪酸塩類、ドデシル硫酸ナトリウム
等のアルキル硫酸塩類、ステアリルスルホン酸ナトリウ
ム等のアルキルスルホン酸塩類、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム等のアルキルアリールスルホン酸塩
類、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のスルホコ
ハク酸エステル塩類等のアニオン界面活性剤;アルキル
ポリオキシエチレンエーテル類、アルキルフェニルポリ
オキシエチレンエーテル類、ポリエチレングリコールア
ルキルエーテル類、アルキルカルボニルオキシポリエチ
レン類、N,N−ジ(ポリオキシエチレン)アルカンア
ミド類、N,N−ジ(アルカノール)アルカンアミド
類、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、脂肪酸蔗糖
エステル等の脂肪酸多価アルコールエステル類、脂肪酸
多価アルコールポリオキシエチレンエーテル類等のノニ
オン界面活性剤;ドデシルアンモニウムクロライド等の
高級アルキルアンモニウム塩類、ドデシルピリジニウム
クロライド等の第四級N−アルキルピリジニウム塩類、
ドデシルピコリニウムクロライド等の第四級N−アルキ
ルピコリニウム塩類、セチルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド等の第四級アルキルアンモニウム塩類、第四級
アルキルイミダゾリニウム塩類、第四級ポリオキシエチ
レンアルキルジアンモニウム塩類、第四級ポリオキシエ
チレンアルキルアンモニウム塩類、第四級アルコキシプ
ロピルアンモニウム塩類、アルキルプロピレンジアミン
の有機酸または無機酸塩類等のカチオン界面活性剤;ア
ルキルアミンオキサイド類、アルキルグリシン類、アル
キルアラニン類、アルキルベタイン類、アルキルイミダ
ゾリン類等の両性イオン界面活性剤等を挙げることがで
きる。これらの乳化剤は、単独でまたは2種以上を混合
して使用することができる。
リビニルピロリドン、ポリカルボン酸ソーダ、ポリアク
リル酸もしくはその塩、ポリアクリルアミド、ポリエチ
レンオキサイド等を挙げることができる。これらの懸濁
安定剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用するこ
とができる。
安定剤は、それぞれ単独で用いることができ、また乳化
剤と懸濁安定剤とを併用することもできる。これらの分
散安定剤の使用量は、重合性単量体溶液100重量部当
たり、通常、0.001〜20重量部、好ましくは0.
01〜10重量部である。
合は、通常、ラジカル重合開始剤を用いて行われる。こ
のようなラジカル重合開始剤としては、例えばラウロイ
ルパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチル
ハイドロパーキシド、クメンハイロドロパーオキシド、
p−メンタンハイドロパーオキシド、ジ−t−ブチルパ
ーオキシド、ジクミルパーオキシド、2,2’−アゾビ
スイソブチロニトリル、2,2’−アゾビスバレロニト
リル等の重合性単量体に可溶なものが、単独でまたは2
種以上を混合して、使用される。
重合性単量体溶液100重量部当たり、通常、0.1〜
10重量部、好ましくは0.5〜5重量部である。
合条件は、重合開始剤、重合性単量体等の種類によって
変わるが、重合温度が、通常、0〜100℃程度であ
り、また重合時間が、通常、10分〜48時間程度であ
る。
体の重合は、例えばベンゾフェノン、ミヒラーズケトン
等の芳香族ケトン類;アセトフェノン、ベンゾインエー
テル等のアセトフェノン類、ベンジル等のジケトン類、
アシルオキシムエステル類、アシルホスフィンオキシド
類等の光重合開始剤あるいは増感剤の存在下で、光照射
することにより実施することもできる。この場合、前記
ラジカル重合開始剤を使用しても使用しなくてもよい。
合に際しては、反応系をアルカリ性に保つ。重合時のpH
が上昇することにより、反応性染料の(共)重合体分子
に対する化学的結合が促進される。但し、pHが高過ぎる
と、反応性染料と水系媒体との反応が促進されてしまう
ため、使用する反応性染料の種類に応じて、pHを適宜調
整することが必要である。
反応性染料を溶解した水系媒体中に分散して重合するこ
とにより、球形の着色粒子を得ることができるととも
に、重合中に、さらには重合後も、該反応性染料が、
(共)重合体粒子の内部に吸収あるいは(共)重合体粒
子表面に吸着され、該(共)重合体を構成する重合体分
子に化学的に結合される。
溶液を、フィルターを通過させて、反応性染料を溶解し
た水系媒体中に分散することにより、単に機械的に攪拌
して分散させる場合に比べて液滴の粒度分布を狭くする
ことができ、その結果、得られる着色粒子の粒径を、変
動係数(=粒径の標準偏差/平均粒径×100)で表し
て、20%以下に抑えることが可能となる。
体中に液滴を分散する方法は、既に特開平2−9543
3号公報に記載されているが、該公報の方法は、分散相
となる灯油等の液体を連続相となる液体中に分散してO
/W、W/O/W等のエマルジョンを調製するに止まっ
ている。これに対して本発明は、このような方法を特
に、重合性単量体溶液の反応性染料を溶解した水系媒体
への分散に適用し、その後重合することにより、均一な
粒度分布を有し、特に着色スペーサー粒子として極めて
有用な球形の着色粒子が得られるという格別の作用効果
を奏するものである。
液を、所定の均一粒径で水系媒体中に分散できるものが
使用されるが、その例としては、各種有機繊維の織布ま
たは不織布フィルター;ニッケル、ステンレス鋼、モネ
ルメタル等のワイヤーフィルター;ニッケル、ステンレ
ス鋼等の焼結金属フィルター;ポリエステル、ポリカー
ボネート等の樹脂膜に中性子、荷電粒子線等を照射して
細孔をあけた高分子膜フィルター;多孔質セラミック、
多孔質ガラス等の無機質フィルターを挙げることができ
るが、特に好ましいフィルターは、国立宮崎県工業試験
所で開発された円筒型多孔質ガラスフィルターである。
液の液滴の所望の粒径に応じて適宜選定されるが、通
常、0.5〜10μm、好ましくは0.5〜3μmであ
る。また、フィルターの孔径分布は狭いほど好ましい。
の液滴の大きさは、フィルターの孔径、重合性単量体溶
液を水系媒体中に押し出す圧力、フィルター表面に接触
して流れる水系媒体の流速や粘度等を調節することによ
り制御することができる。
通過させて水系媒体中に分散する際には、水に対する溶
解度の高い有機液体、例えばメタノール、エタノール、
アセトン等を重合性単量体中に溶解しておくことによ
り、重合性単量体溶液が分散する際に、あるいは分散後
の重合中にも、該有機液体が水系媒体中に移行すること
により、球形着色粒子の粒径を小さい方に調整すること
も可能である。また、このような粒径の調整法は、重合
性単量体溶液をフィルターを通さないで水系媒体中に分
散させる際にも有効である。
て分散して重合する方法の1例を、図1に示す。ここ
で、1は円筒型多孔質ガラスフィルター、2はホルダ
ー、3は水系媒体、4は定量ポンプ、5は重合性単量体
溶液、6は圧力容器、7は重合性単量体溶液送り出し用
の空気、8は重合容器である。
内に納められ、重合を防止するため必要に応じて冷却さ
れる。分散安定剤等を含む水系媒体3は、定量ポンプ4
により円筒型多孔質ガラスフィルター1の内側に定量供
給される。重合性単量体溶液5は、圧力容器6の気相部
を空気7により加圧することによって、円筒型多孔質ガ
ラスフィルター1の外側に位置するホルダー2内に導入
され、該フィルターを通過して微小液滴となり、円筒型
多孔質ガラスフィルター1の内側を流れる水系媒体3中
に分散される。重合性単量体溶液5の分散液は、重合容
器8に送られ、重合して、均一粒径を有する球形の着色
粒子を形成する。
粒径が、通常、2〜20μm程度、粒径の変動係数が、
通常、20%以下であるが、精密篩機、乾式分級機(例
えば重力分級機、乾式遠心分級機等)、湿式分級機(例
えば水力分級機、湿式機械分級機、湿式遠心分級機等)
等を用いて分級を行うことにより、液晶相の厚みを一定
に保つための着色スペーサー粒子として特に好適な、変
動係数が5%以下の着色粒子とすることができる。
染料を溶解した水系媒体中に分散して重合するので、重
合反応の阻害が全く問題とならず、重合中にも褪色する
ことがないので、着色粒子を工業的に有利に製造するこ
とができる。
て用いるにも係わらず、該染料の大部分が(共)重合体
粒子の内部あるいは表面において化学的に結合されるた
め、得られる着色粒子が水や各種の有機媒質と接触して
も、染料が移行したり溶出したりすることがない。
通過させて反応性染料を溶解した水系媒体中に分散し、
重合することにより、均一粒径を有する着色粒子を効率
よく製造することができる。
は、十分な着色度と色調とを有しており、強度および耐
熱性も良好である。したがって、かかる着色粒子を特に
着色スペーサー粒子として用いた場合、常に安定した遮
光性能を発揮することができる。また、本発明により製
造される着色粒子は、各種のゴム、プラスチック、塗料
等に対する着色剤、遮光剤等としても有用である。
説明する。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、
これらの実施例に何ら制約されるものではない。 実施例1 図1に示す長さ125mm、内径10mmの円筒型多孔質ガ
ラスフィルター(平均孔径1.1μm)を用いて重合を
行った。ジビニルベンゼン(純度81重量%、エチルベ
ンゼンを19重量%含有)100gにヒドロキシエチル
メタクリレート2gおよび2、2’−アゾビスイソブチ
ロニトリル2g溶解した重合性単量体溶液を圧力容器に
入れた。スルファトエチルスルホン系反応性染料(商品
名レマゾールブラックB、三菱化成ヘキスト社製)を5
重量%含むドデシル硫酸ナトリウムの0.1重量%水溶
液からなる水系媒体を、水酸化ナトリウムでpH9に調
整し、円筒型多孔質フィルターの内側に1リットル/時
で流しながら、圧力容器の気相部に0.6Kg/cm2の空気
圧をかけることにより、前記重合性単量体溶液を前記フ
ィルターを通過させ、3時間かけて前記水系媒体中に分
散させた。この分散液を重合容器に導入し、攪拌下90
℃で、10時間重合して、濃黒色の着色粒子を得た。こ
の重合における重合転換率は91%であった。得られた
着色粒子は、平均粒径が5.8μm、粒径の変動係数が
12%であった。この着色粒子を水洗し、さらにイソプ
ロピルアルコールで洗浄して、乾燥したのち、乾式分級
機で分級して、粒径の変動係数4.3%の着色粒子35
gを得た。分級後の着色粒子は、トルエン中に分散して
も、もはや染料が溶出することがなく、濃黒色を保持し
ていた。また、この分級後の着色粒子を、着色スペーサ
ー粒子として、LCD基板アッセンブリー工程において
160℃、1.0Kg/cm2の条件で加圧したところ、透明
電極基板間の距離は一定に保たれ、しかも上下の透明電
極基板にしっかり固着するとともに、液晶注入時にも着
色粒子は安定に定着しており、かつ着色粒子全体として
の強度および耐熱性も優れていた。
にエチルセルロース1gおよび2、2’−アゾビスバレ
ロニトリル2g溶解した重合性単量体溶液を用い、水系
媒体としてラウリル硫酸ナトリウムの0.1重量%水溶
液を用いた以外は、実施例1と同様にして、濃黒色の着
色粒子を得た。この重合における重合転換率は95%で
あった。得られた着色粒子は、平均粒径が6.1μm、
粒径の変動係数が7.9%であった。この着色粒子を、
実施例1と同様にして分級し、粒径の変動係数3.5%
の着色粒子51gを得た。分級後の着色粒子は、トルエ
ン中に分散しても、もはや染料が溶出することがなく、
濃黒色を保持していた。また、この分級後の着色粒子
を、着色スペーサー粒子として、LCD基板アッセンブ
リー工程において160℃、1.0Kg/cm2の条件で加圧
したところ、透明電極基板間の距離は一定に保たれ、し
かも上下の透明電極基板にしっかり固着するとともに、
液晶注入時にも着色粒子は安定に定着しており、かつ着
色粒子全体としての強度および耐熱性も優れていた。
ーを用い、圧力容器にかける空気圧を1.5Kg/cm2に変
更した以外は、実施例2と同様にして、濃黒色の着色粒
子を得た。この重合における重合転換率は93%であっ
た。得られた着色粒子は、平均粒径が3.5μm、粒径
の変動係数が10%であった。この着色粒子を、実施例
1と同様にして分級し、変動係数4.6%の着色粒子3
6gを得た。分級後の着色粒子は、トルエン中に分散し
ても、最早染料が溶出することがなく、濃黒色を保持し
ていた。また、分級後の着色粒子について、微小圧縮試
験機を用いて測定した粒子1個を破壊するのに要する荷
重は3.1gであり、着色スペーサー粒子として十分な
強度を有することが明らかとなった。さらに、この分級
後の着色粒子を、着色スペーサー粒子として、LCD基
板アッセンブリー工程において160℃、1.0Kg/cm2
の条件で加圧したところ、透明電極基板間の距離は一定
に保たれ、しかも上下の透明電極基板にしっかり固着す
るとともに、液晶注入時にも着色粒子は安定に定着して
いた。
プロシオンブラックBG、ICI社製)を水系媒体に対
して6重量%用い、中性pHで重合を行った以外は実施
例2と同様にして、濃黒色の着色粒子を得た。この重合
における重合転換率は92%であった。得られた着色粒
子は、平均粒径が6.5μm、粒径の変動係数が8.6
%であった。この着色粒子を、実施例1と同様にして分
級し、変動係数3.9%の着色粒子46gを得た。分級
後の着色粒子は、トルエン中に分散しても、最早染料が
溶出することがなく、濃黒色を保持していた。また、分
級後の着色粒子について、微小圧縮試験機を用いて測定
した粒子1個を破壊するのに要する荷重は3.5gであ
り、着色スペーサー粒子として十分な強度を有すること
が明らかとなった。さらに、この分級後の着色粒子を、
着色スペーサー粒子として、LCD基板アッセンブリー
工程において160℃、1.0Kg/cm2の条件で加圧した
ところ、透明電極基板間の距離は一定に保たれ、しかも
上下の透明電極基板にしっかり固着するとともに、液晶
注入時にも着色粒子は安定に定着していた。
による重合反応の阻害が全く問題とならず、また重合中
にも褪色することがないので、所望粒径の着色粒子を工
業的に有利に製造することができ、また、特に重合性単
量体溶液を、フィルターを通過させて水系媒体中に分散
して重合することにより、均一粒径を有する着色粒子を
効率的に製造することができる。しかも、本発明により
得られる着色粒子は、十分な着色度と色調とを有し、着
色成分が溶出や移行することがなく、また強度および耐
熱性も良好である。したがって、かかる着色粒子を特に
着色スペーサー粒子として用いた場合、常に安定した遮
光性能を発揮することができる。
する本発明の方法を例示する図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 水酸基含有単量体を含む重合性単量体、
および/または水酸基含有重合体を溶解した重合性単量
体を、反応性染料を溶解した水系媒体中に分散して重合
することを特徴とする着色粒子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11925493A JP3304502B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 着色粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11925493A JP3304502B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 着色粒子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06306110A JPH06306110A (ja) | 1994-11-01 |
| JP3304502B2 true JP3304502B2 (ja) | 2002-07-22 |
Family
ID=14756779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11925493A Expired - Lifetime JP3304502B2 (ja) | 1993-04-23 | 1993-04-23 | 着色粒子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3304502B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3971649B2 (ja) * | 2002-05-22 | 2007-09-05 | ソニーケミカル&インフォメーションデバイス株式会社 | 乳濁液形成方法及び樹脂粒子形成方法 |
-
1993
- 1993-04-23 JP JP11925493A patent/JP3304502B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06306110A (ja) | 1994-11-01 |
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