JP3308155B2 - 電源音声多重化回路 - Google Patents

電源音声多重化回路

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JP3308155B2
JP3308155B2 JP06447896A JP6447896A JP3308155B2 JP 3308155 B2 JP3308155 B2 JP 3308155B2 JP 06447896 A JP06447896 A JP 06447896A JP 6447896 A JP6447896 A JP 6447896A JP 3308155 B2 JP3308155 B2 JP 3308155B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源音声多重化回路に関
し、特に、電源と音声信号を多重して伝送するインター
ホン交換機や親子式インターホン装置等の電源音声多重
化回路に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、図3に示すように主装置M2
子機S2を備え、電源と音声信号を多重して伝送するイン
ターホン装置の電源音声多重化回路が提案されている。
主装置M2と子機S2は、2本のケーブルLN1、LN2を介して
以下のように接続される。
【0003】即ち、主装置M2の出力端子PM21はケーブル
LN1を介して子機S2の入力端子PS21に接続される。主装
置M2の出力端子PM22はケーブルLN2を介して子機S2の入
力端子PS22に接続される。主装置M2は、送信側ライント
ランスTM21、電流電圧変換素子M23、コンパレータ回路M
22、電圧制御回路M21、2個のPNPトランジスタQ
M21、QM23、2個のNPNトランジスタQM22、QM24より
構成される。
【0004】送信側ライントランスTM21の2個の1次側
の端子PTM21、PTM22は、それぞれ以下のように接続され
る。即ち、端子PTM21は音声信号入力SG21の入力端子PM
23に接続される。端子PTM22は基準電位VM2-に接続され
る。送信側ライントランスTM21の4個の2次側の端子PT
M23、PTM24、PTM25、PTM26は、それぞれ以下のように接
続される。
【0005】即ち、端子PTM23は出力端子PM21に接続さ
れる。端子PTM24は2個のPNPトランジスタQM21、QM
23のコレクタに接続される。端子PTM25は電流電圧変換
素子M23の一端とコンパレータ回路M22の+側入力部に接
続される。端子PTM26は出力端子PM22に接続される。電
流電圧変換素子M23の他端は基準電位VM2-へ接地され
る。コンパレータ回路M 22の−側入力部は予め設定され
た閾値電位V22-へ接続される。コンパレータ回路M22
出力信号SG24を出力する出力部は電圧制御回路M21の入
力部へ接続される。電圧制御回路M21の2個の出力信号S
G22、SG23を出力する出力部は、それぞれ2個のNPN
トランジスタQM22、QM24のベースへ接続される。2個の
NPNトランジスタQM22、QM24のエミッタは基準電位VM
2-に接地される。2個のNPNトランジスタQM22、QM24
のコレクタはそれぞれ2個のPNPトランジスタQM21
QM23のベースへそれぞれ接続される。PNPトランジス
タQM21のエミッタは、電源VM2Hに接続される。PNPト
ランジスタQM23のエミッタは、電源VM2Lに接続される。
【0006】子機S2は、受信側ライントランスTS21、ダ
イオードブリッジS21、直流電圧安定化回路S22、負荷回
路S23より構成される。受信側ライントランスTS21の2
個の1次側の端子PTS21、端子PTS22は、それぞれ以下の
ように接続される。即ち、端子PTS21は音声信号SG21
出力される出力端子PS23に接続される。端子PTS22はダ
イオードブリッジS21の接地端子VS2-と直流電圧安定化
回路S22の端子I22-に接続される。
【0007】受信側ライントランスTS21の4個の2次側
の端子PTS23、PTS24、PTS25、PTS26は、それぞれ以下の
ように接続される。即ち、端子PTS23は入力端子PS21
接続される。端子PTS24はダイオードブリッジS21の入力
端子VS21に接続される。端子PTS25はダイオードブリッ
ジS21の入力端子VS22に接続される。端子PTS26は入力端
子PS22に接続される。
【0008】ダイオードブリッジS21の出力端子VS
2+は、直流電圧安定化回路S22の端子I22+と接続され
る。直流電圧安定化回路S22の出力端子O22+は負荷回路S
23の+側と接続される。直流電圧安定化回路S22の接地
端子O22-は負荷回路S23の−側と接続される。このよう
に構成された従来の電源音声多重化回路において、主装
置M2より子機S2に電源VM2HまたはVM2Lおよび音声信号SG
21を送信ライントランスTM21を介して出力する。子機S2
は受信ライントランスTS21を介して電源VM2HまたはVM2L
および音声信号SG21を取り出す。音声信号SG21は、出力
端子PS23より出力する。電源VM 2HまたはVM2Lは、ダイオ
ードブリッジS21において極性を調整し、直流電圧安定
化回路S22において負荷回路S23で必要な直流電圧に変換
し出力する。
【0009】〈通常時〉 電圧制御回路M21の2つの出力信号SG22、SG23につ
いて、出力信号SG22はHレベル、出力信号SG23はLレベ
ルにそれぞれ制御され、トランジスタQM22はON、トラン
ジスタQM21はON、トランジスタQM24はOFF、トランジス
タQM23はOFFとなり、出力端子PM21、PM22には、ハイレ
ベルの電圧VM2Hを出力する。
【0010】 送信ライントランスTM21の2次側には
規定以上の電流は流れないので、電圧信号SG25として出
力される電流電圧変換素子M23間の電位V22+とコンパレ
ータ回路M22の−側入力部に入力される予め設定された
閾値電位V22-とは次のようになる。 V22+ < V22- コンパレータ回路M22の出力信号SG24はLレベルと
なるので、電圧制御回路M21は記載のようなHレベル
の出力信号SG22、Lレベルの出力信号SG23を出力する。
【0011】〈出力端子PM21、PM22間絶縁劣化時〉 電圧制御回路M21の2個の出力信号SG22、SG23につ
いて、出力信号SG22はHレベル、出力信号SG23はLレベ
ルにそれぞれ制御され、トランジスタQM22はON、トラン
ジスタQM21はON、トランジスタQM24はOFF、トランジス
タQM23はOFFとなり、出力端子PM21、PM22には、ハイレ
ベルの電圧VM2Hを出力する。
【0012】 送信ライントランスTM21の2次側には
規定以上の電流が流れるので、電位V22+と閾値電位V22-
とは次のようになる。 V22+ > V22- コンパレータ回路M22の出力信号SG24はHレベルと
なる。 出力信号SG24はHレベルとなるので、電圧制御回路
M21の2個の出力信号SG22、SG23を以下のように変更す
る。
【0013】出力信号SG22はLレベル、出力信号SG23
Hレベルにそれぞれ制御され、トランジスタQM22はOF
F、トランジスタQM21はOFF、トランジスタQM24はON、ト
ランジスタQM23はONとなり、出力端子PM21、PM22には、
ローレベルの電圧VM2Lを出力する。 送信ライントランスTM21の2次側には規定以上の電
流は流れないので、電位V22+と閾値電位V22-とは次のよ
うになる。
【0014】V22+ < V22- コンパレータ回路M22の出力信号SG24はLレベルと
なる。 〈出力端子PM21、PM22間短絡時〉 電圧制御回路M21の2個の出力信号SG22、SG23につ
いて、出力信号SG22はHレベル、出力信号SG23はLレベ
ルにそれぞれ制御され、トランジスタQM22はON、トラン
ジスタQM21はON、トランジスタQM24はOFF、トランジス
タQM23はOFFとなり、出力端子PM21、PM22には、ハイレ
ベルの電圧VM2Hを出力する。
【0015】 送信ライントランスTM2の2次側には
規定以上の電流が流れるので、電位V 22+と閾値電位V22-
とは次のようになる。 V22+ > V22- コンパレータ回路M22の出力信号SG24はHレベルと
なる。 電圧制御回路M21の2個の出力信号SG22、SG23を以
下のように変更する。
【0016】出力信号SG22はLレベル、出力信号SG23
Hレベルにそれぞれ制御され、トランジスタQM22はOF
F、トランジスタQM21はOFF、トランジスタQM24はON、ト
ランジスタQM23はONとなり、出力端子PM21、PM22には、
ローレベルの電圧VM2Lを出力する。 送信ライントランスTM21の2次側には規定以上の電
流が流れるので、電位V22+と閾値電位V22-とは次のよう
になる。
【0017】V22+ > V22- コンパレータ回路M22の出力信号SG24はHレベルと
なる。 電圧制御回路M21の2個の出力信号SG22、SG23を以
下のように変更する。出力信号SG22はLレベル、出力信
号SG23はLレベルにそれぞれ制御され、トランジスタQM
22はOFF、トランジスタQM21はOFF、トランジスタQM24
OFF、トランジスタQM23はOFFとなり、出力端子PM21、PM
22には、電圧を出力しない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の電
源と音声信号を多重して伝送するインターホン装置の電
源音声多重化回路では、主装置の出力ラインの短絡や絶
縁劣化を検出するのに2種類の電源が必要となり、回路
が複雑となる。また、主装置の接地電位アースと子機の
接地電位が直流的に接続されるため、アイソレーション
できない。
【0019】本発明は、このような難点を解消するため
になされたもので、電源と音声信号を多重して伝送する
インターホン装置等の電源音声多重化回路の欠点を除去
し、主装置は1つの電源のみを使用し、かつ主装置と子
機の接地電位アースの直流アイソレーションをとる電源
音声多重化回路を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明による電源音声多重化回路は、主装置と子機
とを2本のケーブルで接続し、電源と音声信号を多重し
て伝送するものである。主装置は、入力された音声信号
からクロック信号によりPWM変調信号を生成するPW
M変調回路、PWM変調信号からクロック信号により4
相の駆動信号を生成出力するFET駆動回路、駆動信号
により制御される4個の主装置FET素子、主装置FE
T素子により駆動され2本のケーブルに電源を重畳した
PWM変調音声信号を出力する送信側ライントランス、
主装置FET素子のうち2個の主装置FET素子のソー
ス側に接続され一端が基準電位に接地された電流電圧変
換素子、電流電圧変換素子の両端の電圧を閾値電位と比
較して2本のケーブル間の絶縁劣化または短絡を検出
し、駆動信号を絶縁劣化のときは間引き、短絡のときは
停止させるようにFET駆動回路をフィードバック制御
するコンパレータ回路を有する。
【0021】子機は、ケーブルに接続された受信側ライ
ントランス、受信側ラントランスより電源を重畳したP
WM変調音声信号の極性に応じてスイッチングされる2
個の子機FET素子、子機FET素子に接続された直流
電圧安定化回路、直流電圧安定化回路により直流が供給
される負荷回路を有する。子機は、PWM変調信号を直
流カットして出力するコンデンサを有する。
【0022】この電源音声多重化回路において、2本の
ケーブルで接続された主装置と子機で電源と音声信号が
多重して伝送される。主装置において、PWM変調回路
は入力された音声信号からクロック信号によりPWM変
調信号を生成する。FET駆動回路はPWM変調信号か
らクロック信号により4相の駆動信号を生成出力する。
4個の主装置FET素子は駆動信号により制御され、送
信側ライントランスは主装置FET素子により駆動され
2本のケーブルに電源を重畳したPWM変調音声信号を
出力する。コンパレータ回路は主装置FET素子のうち
2個の主装置FET素子のソース側に接続され一端が基
準電位に接地された電流電圧変換素子の両端の電圧を閾
値電位と比較して2本のケーブル間の絶縁劣化または短
絡を検出し、駆動信号を絶縁劣化のときは間引き、短絡
のときは停止させるようにFET駆動回路をフィードバ
ック制御する。
【0023】子機において、2個の子機FET素子はケ
ーブルに接続された受信側ライントランスより電源を重
畳したPWM変調音声信号の極性に応じてスイッチング
される。負荷回路は子機FET素子に接続された直流電
圧安定化回路により直流が供給される。また、子機にお
いて、コンデンサはPWM変調信号を直流カットして出
力する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電源音声多重化回
路をインターホン装置に適用した好ましい実施の形態例
について図面を参照して詳述する。図1に示すように、
インターホン装置に適用した本発明の電源音声多重化回
路は、主装置M1と子機S1を備え、電源VM1+と音声信号SG
11を多重して伝送するものである。
【0025】主装置M1と子機S1は、2本のケーブルL
N1、LN2を介して以下のように接続される。即ち、主装
置M1の出力端子PM11はケーブルLN1を介して子機S1の入
力端子PS11に接続される。主装置M1の出力端子PM12はケ
ーブルLN2を介して子機S1の入力端子PS12に接続され
る。
【0026】主装置M1は、クロック信号発生回路M13
PWM変調回路M11、送信側ライントランスTM1、電流電
圧変換素子M15、コンパレータ回路M14、FET駆動回路
M12、4個のFET素子QM11、QM12、QM13、QM14より構
成される。送信側ライントランスTM1の2個の1次側の
端子PTM11、PTM12は、それぞれ以下のように接続され
る。
【0027】即ち、端子PTM11はFET素子QM13のソー
スおよびFET素子QM14のドレインにそれぞれ接続され
る。端子PTM12はFET素子QM11のソースおよびFET
素子QM12のドレインに接続される。送信側ライントラン
スTM1の2個の2次側の端子PTM13、PTM14は、それぞれ
以下のように接続される。即ち、端子PTM13は出力端子P
M11に接続される。端子PTM14は出力端子PM12に接続され
る。
【0028】4個のFET素子QM11、QM12、QM13、QM14
はそれぞれ以下のように接続される。即ち、FET駆動
回路M12の駆動出力SG14を出力する出力部はFET素子Q
M11のゲートに接続される。FET駆動回路M12の駆動出
力SG15を出力する出力部はFET素子QM13のゲートに接
続される。FET駆動回路M12の駆動出力SG16を出力す
る出力部はFET素子QM12のゲートに接続される。FE
T駆動回路M12の駆動出力SG17を出力する出力部はFE
T素子QM14のゲートに接続される。
【0029】2個のFET素子QM11、QM13のドレインは
電源VM1+に接続される。2個のFET素子QM12、QM14
ソースは、電流電圧変換素子M15の一端およびコンパレ
ータ回路M14の+側入力部へ接続される。電流電圧変換
素子M15の他端は、基準電位VM 1-へ接地される。コンパ
レータ回路M14の−側入力部は予め設定された閾値電位V
11-へ接続される。コンパレータ回路M14の出力SG18を出
力する出力部はFET駆動回路M12の入力部へ接続され
る。PWM変調回路M11の入力部は、音声信号SG11の入
力端子PM13へ接続される。PWM変調回路M11の出力信
号SG12を出力する出力部は、FET駆動回路M12の入力
部へ接続される。クロック発生回路M13の出力信号SG13
を出力する出力部は、PWM変調回路M11およびFET
駆動回路M12の入力部へ接続される。
【0030】子機S1は、受信側ライントランスTS1、2
個のFET素子QS11、QS12、直流電圧安定化回路S11
負荷回路S12、直流カットコンデンサCS11より構成され
る。受信側ライントランスTS1の2個の1次側の端子PTS
11、PTS12は、それぞれ以下のように接続される。即
ち、端子PTS11は入力端子PS11に接続される。端子PTS12
は入力端子PS12に接続される。
【0031】受信側ライントランスTS1の3個の2次側
の端子PTS13、PTS14、PTS15は、それぞれ以下のように
接続される。即ち、端子PTS13はFET素子QS11のドレ
インおよびFET素子QS12のゲートに接続される。端子
PTS14は直流電圧安定化回路S11の接地端子I11-に接続さ
れる。端子PTS15はFET素子QS12のドレインおよびF
ET素子QS11のゲートに接続される。
【0032】2個のFET素子QS11、QS12のソースは、
直流電圧安定化回路S11の端子I11+および直流カットコ
ンデンサCS11の一端と接続される。直流カットコンデン
サCS 11の他端はPWM変調信号出力端子PS13と接続され
る。直流電圧安定化回路S11の出力端子O11+は負荷回路S
12の+側と接続される。直流電圧安定化回路S11の接地
端子O11-は負荷回路S12の−側と接続される。
【0033】このように構成された電源音声多重化回路
において、図1に示すように、主装置M1より子機S1にP
WM変調信号SG3を送信ライントランスTM1を介して出力
する。子機S1は受信ライントランスTS1を介してPWM
変調信号SG3を入力する。PWM変調信号SG3は、FET
素子 QS11、QS12によって極性を調整し、直流電圧安定
化回路S11において負荷回路S12で必要な直流電圧に変換
し出力される。音声信号SG11は、直流カットコンデンサ
CS11を介して端子PS13より出力される。
【0034】図2に示すように、主装置M1において入力
端子PM13に入力された音声信号SG11は、PWM変調回路
M11により、クロック発生回路M13からのクロック信号SG
13の立ち上がりでサンプリングされ(BS1〜BS8)、無信
号時のデューティが50%のPWM変調信号SG12に変調
される。次に、FET駆動回路M12によって、各FET
素子QM11、QM12、QM13、QM14を駆動する4相の駆動信号
SG14、SG16、SG15、SG17を生成出力する。
【0035】FET素子QM11、QM13を駆動する駆動信号
SG14、SG15は、PWM変調信号SG12をクロック発生回路
M13からのクロック信号SG13の周期で交互に出力する。
また、FET素子QM12、QM14を駆動する駆動信号SG16
SG17はFET素子QM13、QM11を駆動する信号SG14、SG15
のそれぞれ極性反転信号である。駆動信号のT1の周期
の動作を説明すると、駆動信号SG14、SG17がHレベルの
とき、駆動信号 SG15、SG16はLレベルとなるので、F
ET素子QM11、QM14はオン、FET素子QM12、QM13はオ
フ状態となる。この状態では以下の経路で電流が流れ
る。
【0036】電源VM1+→FET素子QM11のドレイン→ソ
ース→送信側ライントランスTM1の1次側の端子PTM12
1次側の端子PTM11→FET素子QM14のドレイン→ソー
ス→電流電圧変換素子M15→基準電位VM1- これにより、送信側ライントランスTM1の2次側の端子P
TM14→2次側の端子PTM13の経路で電流が流れる。
【0037】子機S1側では、受信側ライントランスTS1
を介して以下の経路で電流が流れる。受信側ライントラ
ンスTS1の1次側の端子PTS11→1次側の端子PTS12 これにより、受信側ライントランスTS1の2次側の端子P
TS13→2次側の端子PTS14→2次側の端子PTS15の経路で
電流が流れる。
【0038】この電流によりFET素子QS11のゲート電
位はドレイン電位より低くなりFET素子QS11がオン状
態となり、以下の向きに電流が流れる。受信側ライント
ランスTS1の2次側の端子PTS13→FET素子QS11のドレ
イン→ソース→直流電圧安定化回路S11の入力端子I11+ 駆動信号のT2の周期の動作を説明すると、駆動信号SG
15、SG16がHレベルのとき、駆動信号 SG14、SG17はL
レベルとなるので、FET素子QM13、QM12はオン、FE
T素子QM11、QM14はオフ状態となる。この状態では以下
の経路で電流が流れる。
【0039】電源VM1+→FET素子QM13のドレイン→ソ
ース→送信側ライントランスTM1の1次側の端子PTM11
1次側の端子PTM12→FET素子QM12ドレイン→ソース
→電流電圧変換素子M15→基準電位VM1- これにより、送信側ライントランスTM1の2次側端子PTM
13→2次側の端子PTM1 4の経路で電流が流れる。
【0040】子機S1側では、受信側ライントランスTS1
を介して以下の経路で電流が流れる。受信側ライントラ
ンスTS1の1次側の端子PTS12→1次側の端子PTS11 これにより、受信側ライントランスTS1の2次側の端子P
TS15→2次側の端子PTS14→2次側の端子PTS13の経路で
電流が流れる。
【0041】この電流によりFET素子QS12のゲート電
位はドレイン電位より低くなりFET素子QS12がオン状
態となり、以下の向きに電流が流れる。受信側ライント
ランスTS1の2次側の端子PTS15 →FET素子QS12のド
レイン→ソース→直流電圧安定化回路S11の入力端子I
11+ 〈通常時〉 FET駆動回路M12の4個の出力信号SG14、SG15、S
G16、SG17について、出力信号SG14、SG15は、クロック
発生回路M13の出力信号SG13の周期で交互にPWM変調
信号SG12をそれぞれ出力する。出力信号SG16、SG17はそ
れぞれ出力信号SG15、SG14の極性反転信号を出力する。
【0042】 送信ライントランスTM1の1次側には
規定以上の電流は流れないので、電圧信号SG19として出
力される電流電圧変換素子M15間の電位V11+とコンパレ
ータ回路M14の−側入力部に入力される予め設定された
閾値電位V11-とは次のようになる。 V11+ < V11- コンパレータ回路M14の出力信号SG18はLレベルと
なる。
【0043】〈出力端子PM11、PM12間絶縁劣化時〉 FET駆動回路M12の4個の出力信号SG14、SG15、S
G16、SG17について、出力信号SG14、SG15は、クロック
発生回路M13の出力信号SG13の周期で交互にPWM変調
信号SG12をそれぞれ出力する。出力信号SG16、SG17はそ
れぞれ出力信号SG15、SG14の極性反転信号を出力する。
【0044】 送信ライントランスTM1の1次側には
規定以上の電流が流れるので、電位V 11+と閾値電位V11-
とは次のようになる。 V11+ > V11- コンパレータ回路M14の出力信号SG18はHレベルと
なる。 コンパレータ回路M14の出力信号SG18がHレベルに
なると、FET駆動回路M12の4個の出力信号SG14、SG
15、SG16、SG17について、出力信号SG14、SG15は、駆動
信号FS9、FS10(図2)が間引かれた信号をそれぞれ出
力する。出力信号SG16、SG17は、駆動信号FS11、FS
12(図2)が間引かれた信号をそれぞれ出力する。
【0045】 送信ライントランスTM1の1次側には
規定以上の電流は流れないので、電位V11+と閾値電位V
11-とは次のようになる。 V11+ < V11- コンパレータ回路M14の出力信号SG18はLレベルと
なる。 〈出力端子PM11、PM12間短絡時〉 FET駆動回路M
12の4個の出力信号SG14、SG15、SG16、SG17について、
出力信号SG14、SG15は、クロック発生回路M13の出力信
号SG13の周期で交互にPWM変調信号SG12をそれぞれ出
力する。出力信号SG16、SG17はそれぞれ出力信号SG15
SG14の極性反転信号を出力する。
【0046】 送信ライントランスTM1の1次側には
規定以上の電流が流れるので、電位V 11+と閾値電位V11-
とは次のようになる。 V11+ > V11- コンパレータ回路M14の出力信号SG18はHレベルと
なる。 コンパレータ回路M14の出力信号SG18がHレベルに
なると、FET駆動回路M12の4個の出力信号SG14、SG
15、SG16、SG17について、出力信号SG14、SG15は、駆動
信号FS9、FS10(図2)が間引かれてクロック発生回路M
13の出力信号SG 13をそれぞれ出力する。出力信号SG16
SG17はそれぞれ出力信号SG15、SG14の極性反転信号を出
力する。
【0047】 送信ライントランスTM1の1次側には
規定以上の電流が流れるので、電位V 11+と閾値電位V11-
とは次のようになる。 V11+ > V11- コンパレータ回路M14の出力信号SG18はHレベルと
なる。 FET駆動回路の4個の出力信号SG14、SG15、S
G16、SG17をすべてLレベルに変更する。
【0048】以上の実施の形態例において、子機は1台
として説明したが、子機は2台以上、複数台を並列接続
することができる。また、主装置において、FET素子
はNチャンネルの代わりにPチェンネルを使用しても同
様に適用できる。ただし、この場合、図1の出力信号SG
14、SG15、SG16、SG17は逆極性となる。子機において
も、FET素子はPチェンネルの代わりにNチェンネル
を使用しても同様に適用できる。ただし、この場合、図
1のFET素子QS11、QS12のソースとドレインの接続は
逆になる。
【0049】以上のように本発明の電源音声多重化回路
によれば、駆動信号を絶縁劣化のときは間引き、短絡の
ときは停止させることによって電源の絶縁劣化または短
絡の保護を行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
電源音声多重化回路によれば、主装置は1つの電源のみ
を使用するので、電源の保護回路が簡単になる。また、
PWM信号の間引き方を細かくすれば、1種類の電源で
複数個以上の電源を用いたのと同様の効果がある。ま
た、主装置と子機の接地電位アースを直流的にアイソレ
ーションできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電源音声多重化回路の一実施形態
例を示す回路図。
【図2】本発明による電源音声多重化回路において使用
される信号の動作説明図。
【図3】従来の電源音声多重化回路の回路図。
【符号の説明】
M1・・・・・・主装置 LN1、LN2・・・・・・2本のケーブル VM1+・・・・・・電源 SG11・・・・・・音声信号 SG13・・・・・・クロック信号 SG12・・・・・・PWM変調信号 M11・・・・・・PWM変調回路 SG14、SG16、SG15、SG17・・・・・・4相の駆動信号 M12・・・・・・FET駆動回路 QM11、QM12、QM13、AM14・・・・・・4個の主装置FET素子 SG3・・・・・・PWM変調音声信号 TM1・・・・・・送信側ライントランス QM12、QM14・・・・・・2個の主装置FET素子 VM1-・・・・・・基準電位 M15・・・・・・電流電圧変換素子 V11+・・・・・・電流電圧変換素子の両端の電圧 V11-・・・・・・閾値電位 M14・・・・・・コンパレータ回路 S1・・・・・・子機 TS1・・・・・・受信側ライントランス QS11、QS12・・・・・・2個の子機FET素子 S11・・・・・・直流電圧安定化回路 S12・・・・・・負荷回路 CS11・・・・・・コンデンサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 9/00 - 9/10 G01R 31/02 H04B 3/50 H04M 3/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主装置(M1)と子機(S1)とを2本のケーブル
    (LN1、LN2)で接続し、電源(VM1+)と音声信号(SG11)を多
    重して伝送する電源音声多重化回路において、 前記主装置は、入力された前記音声信号からクロック信
    号(SG13)によりPWM変調信号(SG12)を生成するPWM
    変調回路(M11)、前記PWM変調信号から前記クロック
    信号により4相の駆動信号(SG14、SG16、SG15、SG17)を
    生成出力するFET駆動回路(M12)、前記駆動信号によ
    り制御される4個の主装置FET素子(QM 11、QM12、QM
    13、QM14)、前記主装置FET素子により駆動され前記
    2本のケーブルに前記電源を重畳したPWM変調音声信
    号(SG3)を出力する送信側ライントランス(TM1)、前記主
    装置FET素子のうち2個の主装置FET素子(QM12、Q
    M14)のソース側に接続され一端が基準電位(VM1-)に接地
    された電流電圧変換素子(M1 5)、前記電流電圧変換素子
    の両端の電圧(V11+)を閾値電位(V11-)と比較して前記2
    本のケーブル間の絶縁劣化または短絡を検出し、前記駆
    動信号を前記絶縁劣化のときは間引き、前記短絡のとき
    は停止させるように前記FET駆動回路をフィードバッ
    ク制御するコンパレータ回路(M14)を有し、 前記子機は、前記ケーブルに接続された受信側ライント
    ランス(TS1)、前記受信側ラントランスより前記電源を
    重畳したPWM変調音声信号の極性に応じてスイッチン
    グされる2個の子機FET素子(QS11、QS12)、前記子機
    FET素子に接続された直流電圧安定化回路(S11)、前
    記直流電圧安定化回路により直流が供給される負荷回路
    (S12)を有することを特徴とする電源音声多重化回路。
  2. 【請求項2】前記子機は、前記PWM変調信号を直流カ
    ットして出力するコンデンサ(CS11)を有することを特徴
    とする請求項1記載の電源音声多重化回路。
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