JP3314018B2 - 振動音低減装置および水冷式内燃機関の振動音低減装置 - Google Patents

振動音低減装置および水冷式内燃機関の振動音低減装置

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JP3314018B2
JP3314018B2 JP31313897A JP31313897A JP3314018B2 JP 3314018 B2 JP3314018 B2 JP 3314018B2 JP 31313897 A JP31313897 A JP 31313897A JP 31313897 A JP31313897 A JP 31313897A JP 3314018 B2 JP3314018 B2 JP 3314018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,振動発生部の少な
くとも一部を臨ませた液体通路を形成する通路形成体
に,振動発生部から液体通路中の液体を介して伝達され
る振動を吸収する振動吸収手段が設けられる振動音低減
装置に関し,特に,振動発生部としてのシリンダ部を囲
繞する水路部を含む冷却水路が機関本体に設けられる水
冷式内燃機関に好適に適用される振動音低減装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水冷式内燃機関において,ピストンがシ
リンダ部の内面に衝突することに伴なうピストンスラッ
プ音を低減するにあたっては,シリンダ部の肉厚を厚
くして振動振幅を小さく抑える手法,シリンダブロッ
クの外壁部の肉厚を厚くして振動振幅を抑える手法が従
来から用いられている。
【0003】また冷却水路中に存在する非圧縮性の冷却
水の振動を抑える構造として,実開昭53−6881
4号公報で開示されるようにシリンダブロック内で冷却
水路の外方に隔壁を介して遮音層が設けられる構造等が
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記およ
びの手法では,シリンダ部およびシリンダブロックの
肉厚増大により機関本体の重量が増大してしまう。また
上記の構造では,隔壁を介して冷却水路および遮音層
が配置される二重構造となって構造が複雑であり,製造
が困難であって製造コストが増大するとともに機関本体
の重量増大を招くことにもなる。
【0005】そこで,本出願人は,冷却水路に臨んで機
関本体の外壁部に貫通孔が設けられ,一面を冷却水路に
臨ませるとともに他面を空間部に臨ませた弾性膜を備え
る振動吸収手段が,前記貫通孔を塞ぐようにして機関本
体の外壁面側に取付けられるようにした水冷式内燃機関
の振動音低減装置を,特願平8−351288号で既に
提案している。
【0006】この提案技術によれば,一面を冷却水路に
臨ませた弾性膜の撓みによって冷却水の圧力変動が吸収
されることになり,冷却水から機関本体の外壁部に作用
する加振力が効果的に低減され,機関本体の重量増加を
招くことなく,機関本体から放射されるピストンスラッ
プ音が低減されることになる。
【0007】ところが,上記提案技術では,貫通孔を塞
ぐようにして機関本体に取付けられる部材に,弾性膜の
周縁部が焼付け等により固着されており,そのような弾
性膜の固定構造では,冷却水路の水圧や弾性膜の劣化に
伴なって,冷却水路および空間部間のシールを充分に確
保することが困難である。また機関本体に取付けられる
部材に,弾性膜の周縁部を接着することも考えられる
が,その場合にも充分なシール性の確保が困難である。
【0008】本発明は,かかる事情に鑑みてなされたも
のであり,通路形成体の重量増加を招かない簡単な構造
でピストンスラップ音等の振動音を効果的に低減し得る
ようにした上で,充分なシール性を確保し得るようにし
た振動音低減装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,請求項1記載の発明は,振動発生部の少なくとも一
部を臨ませた液体通路を形成する通路形成体に,前記振
動発生部から液体通路中の液体を介して伝達される振動
を吸収する振動吸収手段が設けられる振動音低減装置に
おいて,前記液体通路に内端を開口せしめた貫通孔が前
記通路形成体の外壁部に設けられ,該貫通孔を塞いで前
記外壁部に取付けられると共に内端に筒状の取付け部が
突設された閉塞部材と,一面を液体通路に臨ませるとと
もに前記閉塞部材との間に形成した空間部に他面を臨ま
せる弾性膜と,前記閉塞部材の前記取付け部外周に圧入
されて該閉塞部材との間に前記弾性膜を保持する保持部
材とで振動吸収手段が構成されることを特徴とする。
【0010】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば,振動発生部で生じた振動は,液体通路中の液体の
振動を誘起することになるが,一面を液体通路に臨ませ
た弾性膜の撓みによって液体の圧力変動が吸収されるこ
とになり,液体から通路形成体に作用する加振力が効果
的に低減され,通路形成体から放射される振動音が低減
されることになる。しかも通路形成体の外壁側の一部に
振動吸収手段が取付けられるものであるので,振動吸収
手段の取付けによる通路形成体の重量増大を極力小さく
抑えることが可能である。また弾性膜は,通路形成体外
壁の貫通孔を塞ぐ閉塞部材と,その閉塞部材の内端に突
設した筒状取付け部の外周に圧入される保持部材との
に保持されるものであり,液体通路の液体圧や弾性膜の
劣化によってシール性が低下することを回避して弾性膜
を閉塞部材および保持部材間で確実に保持することがで
き,弾性膜が焼付けや接着により閉塞部材に直接固着さ
れるものに比べると,充分なシール性確保が可能とな
る。
【0011】また請求項2記載の発明は,ピストンを摺
動自在に嵌合させるシリンダ部が設けられるシリンダブ
ロックを含む機関本体に,前記シリンダ部を囲繞する水
路部を含む冷却水路が形成されるとともに,前記シリン
ダ部から冷却水路中の冷却水を介して伝達される振動を
吸収する振動吸収手段が設けられる水冷式内燃機関の振
動音低減装置において,前記冷却水路に内端を開口せし
めた貫通孔が前記機関本体の外壁部に設けられ,該貫通
孔を塞いで該貫通孔にねじ込まれると共に内端に筒状の
取付け部が突設された閉塞部材と,一面を冷却水路に臨
ませるとともに前記閉塞部材との間に形成した空間部に
他面を臨ませる弾性膜と,前記閉塞部材の前記取付け部
外周に圧入されて該閉塞部材との間に前記弾性膜を保持
する保持部材とで前記振動吸収手段が構成されることを
特徴とする。
【0012】このような請求項2記載の発明の構成によ
れば,ピストンがシリンダ部の内面に衝突することに伴
なうシリンダ部の振動は,冷却水路中の冷却水の振動を
誘起することになるが,一面を冷却水路に臨ませた弾性
膜の撓みによって冷却水の圧力変動が吸収されることに
なり,冷却水から機関本体の外壁部に作用する加振力が
効果的に低減され,機関本体から放射されるピストンス
ラップ音が低減されることになる。しかも機関本体の外
壁側の一部に振動吸収手段が取付けられるものであるの
で,振動吸収手段の取付けによる機関本体の重量増大を
極力小さく抑えることが可能である。また弾性膜は,
関本体外壁の貫通孔を塞ぐ閉塞部材と,その閉塞部材の
内端に突設した筒状取付け部の外周に圧入される保持部
材との間に保持されるものであり,冷却水路の水圧や弾
性膜の劣化によってシール性が低下することを回避して
弾性膜を閉塞部材および保持部材間で確実に保持するこ
とができ,閉塞部材が焼付けや接着により閉塞部材に直
接固着されるものに比べると,充分なシール性確保が可
能となる。さらに閉塞部材は,貫通孔にねじ込まれるも
のであり,振動吸収手段の機関本体に対する着脱操作が
容易である。
【0013】請求項3記載の発明は,上記請求項1又は
2記載の発明の構成に加えて,前記保持部材は,前記弾
性膜の外周部を前記閉塞部材との間に挟んで該閉塞部材
の前記取付け部外周に圧入され,閉塞部材には,前記保
持部材の閉塞部材に対する圧入方向への移動端を規制す
る規制部が設けられることを特徴とし,このような構成
によれば,弾性膜の閉塞部材への確実な保持が可能とな
るとともに,規制部で保持部材の圧入が規制されるまで
保持部材を圧入すればよいので,圧入作業の作業性を向
上しつつ弾性膜のシール性を充分に確保することができ
る。
【0014】請求項記載の発明は,上記請求項1,2
又は3記載の発明の構成に加えて,記弾性膜は,前記
取付け部の先端面に接触する無端状のシール部と,該シ
ール部よりも薄肉に形成されて前記シール部の内周に段
差をなして一体に連なる膜部とを備え,前記シール部を
前記取付け部の先端との間に挟んで閉塞部材に取付けら
れる保持部材に,前記シール部の内周に係合して前記取
付け部の軸線に直交する平面での弾性膜の位置決めを果
す位置決め部が設けられることを特徴とし,このような
構成によれば,弾性膜のシール部が取付け部および保持
部材間に正確に位置決めされて挟まれることになり,シ
ール性をより充分に確保して振動吸収特性を向上するこ
とができる。
【0015】請求項記載の発明は,上記請求項1,2
又は3記載の発明の構成に加えて,記弾性膜は,前記
取付け部の先端面に接触する無端状のシール部と,該シ
ール部の外周から外方に突出する環状のリップ部とを備
え,前記シール部を前記取付け部の先端との間に挟んで
閉塞部材に取付けられる保持部材には,前記リップ部の
外周に接触して前記取付け部の軸線に直交する平面での
弾性膜の位置決めを果す円筒部が設けられることを特徴
とし,このような構成によれば,弾性膜のシール部が取
付け部および保持部材間に正確に位置決めされて挟まれ
ることになり,シール性をより充分に確保して振動吸収
特性を向上することができ,しかも弾性膜の成形時に該
弾性膜の外周に生じるばりをリップ部として有効に利用
することができ,弾性膜成形後のばり取り作業が不要と
なる。
【0016】請求項記載の発明は,上記請求項1,2
又は3記載の発明の構成に加えて,前記閉塞部材に,前
記貫通孔の軸線に直交する平面での前記弾性膜の位置決
めを果すべく該弾性膜に全周にわたって係合する環状係
合部が設けられることを特徴とし,このような構成によ
れば,弾性膜のシール部が取付け部および保持部材間に
正確に位置決めされて挟まれることになり,シール性を
より充分に確保して振動吸収特性を向上することができ
る。
【0017】請求項7記載の発明は,上記請求項1,2
又は3記載の発明の構成に加えて,前記弾性膜の嵌合円
筒部が,前記閉塞部材における前記取付け部の先端部に
嵌合していることを特徴とし,このような構成によれ
ば,弾性膜の,保持部材および閉塞部材間からの脱落が
効果的に阻止される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0019】図1ないし図5は本発明の第1実施例を示
すものであり,図1は4気筒水冷式内燃機関のシリンダ
ブロックの斜視図,図2は図1の2−2線拡大断面図,
図3は図2の要部拡大図,図4は各シリンダ部の配列方
向に沿うシリンダブロック外壁面の振動モードを示す
図,図5は周波数に対する振動加速度特性を従来と対比
して示す図である。
【0020】先ず図1および図2において,水冷式4気
筒内燃機関のシリンダブロック11は,図示しないシリ
ンダヘッドおよびオイルパン等とともに通路形成体とし
ての機関本体Eを構成するものであり,このシリンダブ
ロック11には,振動発生部である第1ないし第4シリ
ンダ部131 〜134 が並列して設けられ,各シリンダ
部131 〜134 にピストン12…がそれぞれ摺動自在
に嵌合される。これらのシリンダ部131 〜134 は,
この実施例ではシリンダブロック11が備える内壁部1
1aにシリンダライナ15…が鋳込まれて成るものであ
るが,内壁部11aの内面が研削加工されて成るもので
あってもよい。また機関本体Eには,液体を流通させる
液体通路としての冷却水路14が形成され,該冷却水路
14は,各シリンダ部131 〜134 を共通に囲繞する
ようにしてシリンダブロック11に形成された水路部1
4aを含むものである。
【0021】ところで,ピストン12…の外面および各
シリンダ部131 〜134 の内面間には微少な間隙が存
在しており,各シリンダ部131 〜134 内でのピスト
ン12…の上下運動時にピストン12…がシリンダ部1
1 〜134 の内面に衝突してシリンダ部131 〜13
4 を振動させ,その振動が冷却水路14内の冷却水に伝
達される。而して冷却水は非圧縮性のものであるため,
わずかな振動によっても圧力変化を生じ,冷却水路14
に臨むシリンダブロック11の外壁部11bに冷却水の
圧力変化による加振力が加わることにより,前記外壁部
11bが振動してピストンスラップ音の外部への放射が
生じることになる。
【0022】そこで,冷却水路14内の冷却水の振動を
吸収し,シリンダブロック11の外壁部11bに加振力
が加わることを極力抑制してピストンスラップ音の低減
を図る振動吸収手段161 …が,各シリンダ部131
134 の配列方向に沿う中間位置に在る第2および第3
シリンダ部132 ,133 のスリーブボアセンターにそ
れぞれ対応する位置で,シリンダブロック11の外壁部
11bに取付けられるものであり,シリンダブロック1
1の外壁部11bには,各振動吸収手段161…に対応
して貫通孔17…が設けられる。
【0023】振動吸収手段161 は,貫通孔17を塞い
で外壁部11bに取付けられる閉塞部材181 と,一面
を冷却水路14の水路部14aに臨ませるとともに閉塞
部材181 との間に形成した空間部20に他面を臨ませ
る弾性膜191 と,閉塞部材181 に取付けられるとと
もに該閉塞部材181 との間に弾性膜191 を保持する
保持部材211 とを備える。
【0024】図3を併せて参照して,シリンダブロック
11の外壁部11bには,円筒状のボス部22が一体に
突設されており,内端を水路部14aに開口させた貫通
孔17が,その外端をボス部22の外端に開口するよう
にして前記外壁部11bに設けられ,該貫通孔17の内
面には,少なくとも外端から中間部までの間にわたって
雌ねじ23が刻設される。
【0025】閉塞部材181 は,雌ねじ23に螺合され
る雄ねじ部24と,該雄ねじ部24の外端から半径方向
外方に張出す張出し鍔部25と,スパナ等の回転操作工
具を係合させるためにたとえば略六角形状に形成されて
張出し鍔部25の中心部から外方に突出する係合操作部
26と,雄ねじ部24との間に環状の段差面である規制
部28を形成して該雄ねじ部24の内端から同軸に突出
する円筒状の取付け部271 とを一体に有して,剛性を
有する金属材料たとえばアルミニウム合金で形成される
ものであり,張出し鍔部25とボス部22との間に環状
のガスケット33を挟むようにして,貫通孔17の雌ね
じ23にねじ込まれる。而して閉塞部材181 のボス部
22への取付け状態で筒状の取付け部271 は貫通孔1
7と同軸となる。
【0026】弾性膜191 は,その耐久性向上のため
に,たとえば布,合成繊維またはガラス繊維で強化され
たゴム,合成樹脂または金属から成るものであり,前記
取付け部271 の先端面に接触する厚肉リング状のシー
ル部29と,該シール部29よりも薄肉に形成されて前
記シール部29の内周に段差をなして一体に連なる膜部
30とを備える。
【0027】保持部材211 は,一端を閉塞部材181
の規制部28に当接させるまで取付け部271 の外周に
圧入される円筒部31と,該円筒部31の他端から半径
方向内方に張出す挟持鍔部32とを一体に有して,金属
たとえばJIS SP等の鉄系材料により形成されるも
のであり,円筒部31の長さは,その一端を規制部28
に当接させるまで取付け部271 に圧入したときに,弾
性膜191 のシール部29を設定潰し代だけ潰し得るよ
うに取付け部271 の先端および挟持鍔部32間で挟圧
する程度に設定されるものであり,前記設定潰し代はシ
ール部29の厚みのたとえば25%に設定される。
【0028】また振動吸収手段161 の機関本体Eへの
取付け状態で,保持部材211 の挟持鍔部32および弾
性膜191 は,シリンダブロック11における外壁部1
1bの内面から冷却水路14内に突出しないように設定
されている。
【0029】ところで,上記貫通孔17および振動吸収
手段161 の配設位置は,ピストン12が第2および第
3シリンダ部132 ,133 の内面に打撃を与える位置
に近いことが望ましく,クランク角に対するスラップ振
動の発生タイミングがピストン12の上死点前後25度
以内であることがわかっているので,前記上死点前後2
5度でのピストン変位量とピストン12の軸方向長さと
の和をAとしたときに,シリンダブロック11の上面か
らAの範囲に貫通孔17および振動吸収手段161 が配
設されることが望ましい。
【0030】また本発明者の実験によれば,各シリンダ
部131 〜134 のピストン12からの打撃に伴なう振
動の速度振幅は,各シリンダ部131 〜134 の配列方
向に沿って図4で示すように変化するものであり,各シ
リンダ部131 〜134 の配列方向に沿う中間部である
第2および第3シリンダ部132 ,133 のスリーブボ
アセンターに対応する部分で速度振幅が大きくなる。し
たがって,貫通孔17および振動吸収手段161 は,各
シリンダ部131 〜134 の配列方向に直交する側方か
らシリンダブロック11を見た状態で,第2および第3
シリンダ部132 ,133 のスリーブボアセンターに対
応する部分で,シリンダブロック11の外壁部11bに
それぞれ配設されることが望ましい。
【0031】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると,各ピストン12…の外面および各シリンダ部13
1 〜134 の内面間に微少間隙が存在することにより,
各シリンダ部131 〜134 の内面にピストン12…が
衝突して各シリンダ部131〜134 を振動させると,
その振動は冷却水路14内の非圧縮性である冷却水に伝
達され,冷却水の圧力変化を誘起することになる。しか
るに,冷却水路14の水路部14aに臨む部分でシリン
ダブロック11の外壁部11bには,貫通孔17が設け
られるとともに,該貫通孔17を塞ぐようにして振動吸
収手段161 が取付けられており,該振動吸収手段16
1 は,貫通孔17を塞ぐ閉塞部材181と,一面を液体
通路14の水路部14aに臨ませるとともに閉塞部材1
1 との間に形成した空間部20に他面を臨ませる弾性
膜191 と,閉塞部材181 に取付けられるとともに該
閉塞部材181 との間に弾性膜191 を保持する保持部
材211 とを備えるものである。したがって,冷却水の
圧力変動は弾性膜191 における膜部30の撓みによっ
て吸収されることになり,冷却水からシリンダブロック
11の外壁部11bに作用する加振力が効果的に低減さ
れる。しかも弾性膜191 の他面が臨む空間部20は閉
塞部材181 で覆われるので,弾性膜191の振動によ
る音が閉塞部材181 から外部に放射されることもな
く,シリンダブロック11から放射されるピストンスラ
ップ音を効果的に低減することができる。
【0032】さらにシリンダブロック11の外壁側の一
部に振動吸収手段161 が取付けられるものであるの
で,振動吸収手段161 の取付けによるシリンダブロッ
ク11すなわち機関本体Eの重量増大を極力小さく抑え
ることができる。しかも閉塞部材181 は,貫通孔17
にねじ込まれるものであり,振動吸収手段161 の機関
本体Eに対する着脱操作が極めて容易であり,弾性膜1
1 の交換およびメンテナンスを容易に行なうことがで
きる。
【0033】また弾性膜191 は,閉塞部材181 およ
び保持部材211 間に挟まれて保持されるので,冷却水
路14の水圧や弾性膜191 の劣化によってシール性が
低下することを回避して,弾性膜191 を保持部材21
1 で確実に保持することができ,弾性膜が焼付けや接着
により閉塞部材に直接固着されるものに比べて優れたシ
ール性を得ることが可能となる。
【0034】しかも保持部材211 は,弾性膜191
外周部であるシール部29を閉塞部材181 の取付け部
271 との間に挟んで該取付け部271 に圧入され,閉
塞部材181 には,保持部材211 の閉塞部材181
対する圧入方向への移動端を規制する規制部28が設け
られているので,弾性膜191 の閉塞部材181 への確
実な保持が可能となるとともに,規制部28で保持部材
211 の圧入が規制されるまで保持部材211 を圧入す
ればよいので,圧入作業の作業性を向上しつつ弾性膜1
1 のシール性を充分に確保することができる。
【0035】さらに保持部材211 の挟持鍔部32およ
び弾性膜191 が,シリンダブロック11における外壁
部11bの内面から冷却水路14内に突出しないので,
保持部材211 および弾性膜191 により冷却水路14
中での冷却水の流通が阻害されることを極力回避するこ
とができ,冷却水路14中での冷却水の流通を円滑にす
ることができ,振動吸収手段161 が装備されていない
従来の水冷式内燃機関と同程度に冷却性能を維持するこ
とができる。
【0036】ここで,第3シリンダ部133 に対応する
部分でのシリンダブロック11の外壁部11bの振動加
速度について検証した結果を示すと,図5のようになる
ものであり,振動吸収手段161 を有しない従来のもの
が破線で示すように比較的高くなっているのに対し,本
発明に従うものは,実線で示すように加速度が効果的に
低減されており,本発明に従う振動吸収手段161 によ
りピストンスラップ音を効果的に低減し得ることが明ら
かである。
【0037】図6は本発明の第2実施例を示すものであ
り,上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0038】シリンダブロック11の外壁部11bに設
けられた貫通孔17を塞ぐようにして,振動吸収手段1
2 が,シリンダブロック11の外壁部11bに取付け
られ,該振動吸収手段162 は,前記貫通孔17を塞ぐ
閉塞部材181 と,一面を液体通路14の水路部14a
に臨ませるとともに閉塞部材181 との間に形成した空
間部20に他面を臨ませる弾性膜191 と,閉塞部材1
1 に取付けられるとともに該閉塞部材181 との間に
弾性膜191 を保持する保持部材212 とを備える。
【0039】保持部材212 は,一端を閉塞部材181
の規制部28に当接させるまで該閉塞部材181 におけ
る取付け部271 の外周に圧入される円筒部31と,該
円筒部31の他端から半径方向内方に張出して弾性膜1
1 のシール部29を取付け部271 の先端との間に挟
圧する挟持鍔部32と,前記シール部29の内周に係合
して取付け部271 の軸線に直交する平面での弾性膜1
1 の位置決めを果す位置決め部34とを一体に有し
て,金属により形成されるものであり,位置決め部34
は,挟持鍔部32の内周部を軸方向内方側にわずかに折
曲げることにより形成される。
【0040】この第2実施例によれば,上記第1実施例
と同様の効果を奏した上に,弾性膜191 のシール部2
9が取付け部271 および保持部材212 間に正確に位
置決めされて挟まれることになり,シール部29のシー
ル性をより充分に確保して振動吸収特性を向上すること
ができる。
【0041】図7は本発明の第3実施例を示すものであ
り,上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0042】シリンダブロック11の外壁部11bに設
けられた貫通孔17を塞ぐようにして,振動吸収手段1
3 が,シリンダブロック11の外壁部11bに取付け
られ,該振動吸収手段163 は,前記貫通孔17を塞ぐ
閉塞部材181 と,一面を液体通路14の水路部14a
に臨ませるとともに閉塞部材181 との間に形成した空
間部20に他面を臨ませる弾性膜192 と,閉塞部材1
1 に取付けられるとともに該閉塞部材181 との間に
弾性膜192 を保持する保持部材212 とを備える。
【0043】弾性膜192 は,閉塞部材181 における
取付け部271 の先端面に接触する厚肉リング状のシー
ル部29と,該シール部29よりも薄肉に形成されて前
記シール部29の内周に段差をなして一体に連なる膜部
30と,前記シール部29の外周から外方に突出する環
状のリップ部35とを一体に備えるものであり,保持部
材211 のうち取付け部271 の外周に圧入される円筒
部31の内面に前記リップ部35が接触することによ
り,取付け部271 の軸線に直交する平面での弾性膜1
2 の位置決めがなされることになる。
【0044】この第3実施例によれば,上記第1実施例
と同様の効果を奏した上に,弾性膜192 のシール部2
9が取付け部271 および保持部材211 間に正確に位
置決めされて挟まれることになり,シール部29のシー
ル性をより充分に確保して振動吸収特性を向上すること
ができ,しかも弾性膜192 の成形時に該弾性膜192
の外周に生じるばりをリップ部35として有効に利用す
ることができ,弾性膜192 を成形した後のばり取り作
業が不要となる。
【0045】図8は本発明の第4実施例を示すものであ
り,上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0046】シリンダブロック11の外壁部11bに設
けられた貫通孔17を塞ぐようにして,振動吸収手段1
4 が,シリンダブロック11の外壁部11bに取付け
られ,該振動吸収手段164 は,前記貫通孔17を塞ぐ
閉塞部材182 と,一面を液体通路14の水路部14a
に臨ませるとともに閉塞部材182 との間に形成した空
間部20に他面を臨ませる弾性膜191 と,閉塞部材1
2 に取付けられるとともに該閉塞部材182 との間に
弾性膜191 を保持する保持部材211 とを備える。
【0047】閉塞部材182 は,貫通孔17の雌ねじ2
3に螺合される雄ねじ部24と,該雄ねじ部24の外端
から半径方向外方に張出す張出し鍔部25と,張出し鍔
部25の中心部から外方に突出する係合操作部26と,
雄ねじ部24との間に段差状の規制部28を形成して該
雄ねじ部24の内端から同軸に突出する円筒状の取付け
部271 と,該取付け部271 の先端内周縁から突出し
て弾性膜191 におけるシール部29の内周に係合する
環状係合部36とを一体に有して,剛性を有する金属材
料で形成される。
【0048】この第4実施例によれば,上記第1実施例
と同様の効果を奏した上に,弾性膜191 のシール部2
9が環状係合部36により取付け部271 の軸線に直交
する平面内で正確に位置決めされて取付け部271 およ
び保持部材211 間に挟まれることになり,シール部2
9のシール性をより充分に確保して振動吸収特性を向上
することができる。
【0049】図9は本発明の第5実施例を示すものであ
り,上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0050】シリンダブロック11の外壁部11bに設
けられた貫通孔17を塞ぐようにして,振動吸収手段1
5 が,シリンダブロック11の外壁部11bに取付け
られる。この振動吸収手段165 は,上記第1実施例と
同様に,前記貫通孔17を塞ぐ閉塞部材181 と,一面
を液体通路14の水路部14aに臨ませるとともに閉塞
部材181 との間に形成した空間部20に他面を臨ませ
る弾性膜191 と,閉塞部材181 に固定的に取付けら
れるとともに該閉塞部材181 との間に弾性膜191
保持する保持部材211 とを備えるものであるが,保持
部材211 における円筒部31が閉塞部材181 におけ
る取付け部271 の外面にかしめ係合される。
【0051】すなわち取付け部271 への圧入後に円筒
部31の周方向1箇所もしくはこの実施例のように複数
箇所には,図示しないポンチにより内方に向けての加圧
力が作用せしめられ,半径方向内方に向けて円筒部31
から突出した突部37…が閉塞部材181 における取付
け部271 の外面に食込むようにして係合される。
【0052】この第5実施例によれば,取付け部271
に圧入された保持部材211 が緩んでしまうことを防止
することができる。すなわち,閉塞部材181 がたとえ
ばアルミニウム合金から成り,保持部材211 がたとえ
ばJIS SP等の鉄系残量から成る場合に,機関の運
転に伴なう温度変化による熱膨張差に起因して保持部材
211 が緩んでしまうことが考えられるが,上述のよう
なかしめ構造を用いることにより,保持部材211 の緩
みを確実に防止し,弾性膜191 におけるシール部29
のシール性を確実に維持することができる。
【0053】図10は本発明の第6実施例を示すもので
あり,上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0054】シリンダブロック11の外壁部11bに設
けられた貫通孔17を塞ぐようにして,振動吸収手段1
6 が,シリンダブロック11の外壁部11bに取付け
られ,この振動吸収手段166 は,貫通孔17を塞ぐ閉
塞部材183 と,一面を液体通路14の水路部14aに
臨ませるとともに閉塞部材183 との間に形成した空間
部20に他面を臨ませる弾性膜193 と,閉塞部材18
3 に取付けられるとともに該閉塞部材183 との間に弾
性膜193 を保持する保持部材211 とを備える。
【0055】閉塞部材183 は,貫通孔17の雌ねじ2
3に螺合される雄ねじ部24と,該雄ねじ部24の外端
から半径方向外方に張出す張出し鍔部25と,張出し鍔
部25の中心部から外方に突出する係合操作部26と,
雄ねじ部24との間に段差状の規制部28を形成して該
雄ねじ部24の内端から同軸に突出する円筒状の取付け
部272 とを備えるものであり,取付け部272 の中間
部から先端側外周には,先端側に臨む環状の段部38を
介して小径円筒部391 が形成される。
【0056】一方,弾性膜193 は,閉塞部材183
おける取付け部272 の先端面すなわち小径円筒部39
1 の先端面に接触する厚肉リング状のシール部29と,
該シール部29よりも薄肉に形成されて前記シール部2
9の内周に段差をなして一体に連なる膜部30と,前記
シール部29の外周に連なって前記小径円筒部391
嵌合する嵌合円筒部401 とを一体に有するものであ
る。
【0057】この第6実施例によれば,弾性膜193
嵌合円筒部401 が,閉塞部材183 における取付け部
272 の先端部に嵌合することにより,弾性膜193
保持部材211 および閉塞部材183 間からの脱落が効
果的に阻止される。
【0058】図11は本発明の第7実施例を示すもので
あり,上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0059】シリンダブロック11の外壁部11bに設
けられた貫通孔17を塞ぐようにして,振動吸収手段1
7 が,シリンダブロック11の外壁部11bに取付け
られ,該振動吸収手段167 は,貫通孔17を塞ぐ閉塞
部材184 と,一面を液体通路14の水路部14aに臨
ませるとともに閉塞部材184 との間に形成した空間部
20に他面を臨ませる弾性膜194 と,閉塞部材184
に取付けられるとともに該閉塞部材184 との間に弾性
膜194 を保持する保持部材211 とを備える。
【0060】閉塞部材184 は,貫通孔17の雌ねじ2
3に螺合される雄ねじ部24と,該雄ねじ部24の外端
から半径方向外方に張出す張出し鍔部25と,張出し鍔
部25の中心部から外方に突出する係合操作部26と,
雄ねじ部24との間に段差状の規制部28を形成して該
雄ねじ部24の内端から同軸に突出する円筒状の取付け
部273 とを備えるものであり,取付け部273 の中間
部から先端側外周には,先端側に向うにつれて小径とな
るテーパ状の外面を有する小径円筒部392 が先端側に
臨む環状の段部38を介して形成される。
【0061】一方,弾性膜194 は,閉塞部材184
おける取付け部273 の先端面すなわち小径円筒部39
2 の先端面に接触する厚肉リング状のシール部29と,
該シール部29よりも薄肉に形成されて前記シール部2
9の内周に段差をなして一体に連なる膜部30と,前記
シール部29の外周に連なって前記小径円筒部392
嵌合すべく内面がテーパ状に形成される嵌合円筒部40
2 とを一体に有するものである。
【0062】この第7実施例によれば,上記第6実施例
と同様に,弾性膜194 の保持部材211 および閉塞部
材184 間からの脱落を効果的に阻止することができる
とともに,小径円筒部392 の外面に嵌合円筒部402
の内面を密接させてシール性をより一層向上することが
できる。
【0063】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は上記実施例に限定されるものではなく,特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0064】たとえば上記実施例では,水冷式内燃機関
に本発明を適用した場合について説明したが,本発明
は,振動発生部の少なくとも一部を臨ませた液体通路を
形成する通路形成体から放射される振動音を低減する装
置として広く実施することができる。
【0065】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば,振動発生部から液体を介して通路形成体に作用する
加振力を弾性膜の撓みにより効果的に低減し,通路形成
体から放射される振動音を低減することができ,しかも
振動吸収手段の取付けによる通路形成体の重量増大を極
力小さく抑えることが可能である。また弾性膜は,通路
形成体外壁の貫通孔を塞ぐ閉塞部材と,その閉塞部材の
内端に突設した筒状取付け部の外周に圧入される保持部
材との間に保持されるため,液体通路の液体圧や弾性膜
の劣化によってシール性が低下することを回避して弾性
膜を閉塞部材および保持部材間で確実に保持することが
でき,弾性膜が焼付けや接着により閉塞部材に直接固着
されるものに比べて優れたシール性を得ることができ
る。
【0066】また請求項2記載の発明によれば,シリン
ダ部から冷却水を介して機関本体の外壁部に作用する加
振力を効果的に低減し,機関本体から放射されるピスト
ンスラップ音を低減することができ,しかも振動吸収手
段の取付けによる機関本体の重量増大を極力小さく抑え
ることが可能である。また弾性膜は,機関本体外壁の貫
通孔を塞ぐ閉塞部材と,その閉塞部材の内端に突設した
筒状取付け部の外周に圧入される保持部材との間に保持
されるため,冷却水路の水圧や弾性膜の劣化によってシ
ール性が低下することを回避して弾性膜を閉塞部材およ
び保持部材間で確実に保持することができ,弾性膜が焼
付けや接着により閉塞部材に直接固着されるものに比べ
て優れたシール性を得ることができる。さらに閉塞部材
は,貫通孔にねじ込まれるものであり,振動吸収手段の
機関本体に対する着脱操作が容易である。
【0067】請求項2記載の発明によれば,弾性膜の閉
塞部材への確実な保持が可能となるとともに,規制部で
保持部材の圧入が規制されるまで保持部材を圧入すれば
よいので,圧入作業の作業性を向上しつつ弾性膜のシー
ル性を充分に確保することが できる。
【0068】請求項記載の発明によれば,弾性膜のシ
ール部が取付け部および保持部材間に正確に位置決めさ
れて挟まれるようにし,シール性をより充分に確保して
振動吸収特性を向上することができる。
【0069】請求項記載の発明によれば,弾性膜のシ
ール部が取付け部および保持部材間に正確に位置決めさ
れて挟まれるようにし,シール性をより充分に確保して
振動吸収特性を向上することができるとともに,弾性膜
の成形時に該弾性膜の外周に生じるばりをリップ部とし
て有効に利用することも可能であり,弾性膜成形後のば
り取り作業が不要となる。
【0070】請求項記載の発明によれば,弾性膜のシ
ール部が取付け部および保持部材間に正確に位置決めさ
れて挟まれることになり,シール性をより充分に確保し
て振動吸収特性を向上することができる。
【0071】請求項7記載の発明によれば,弾性膜の嵌
合円筒部が,閉塞部材における前記取付け部の先端部に
嵌合しているので,弾性膜の保持部材および閉塞部材間
からの脱落が効果的に阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例における4気筒水冷式内燃機関のシ
リンダブロックの斜視図である。
【図2】図1の2−2線拡大断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】各シリンダ部の配列方向に沿うシリンダブロッ
ク外壁面の振動モードを示す図である。
【図5】周波数に対する振動加速度特性を従来と対比し
て示す図である。
【図6】第2実施例の図3に対応した断面図である。
【図7】第3実施例の図3に対応した断面図である。
【図8】第4実施例の図3に対応した断面図である。
【図9】第5実施例の図3に対応した断面図である。
【図10】第6実施例の図3に対応した断面図である。
【図11】第7実施例の図3に対応した断面図である。
【符号の説明】
11・・・シリンダブロック 11b・・・外壁部 12・・・ピストン 131 〜134 ・・・振動発生部としてのシリンダ部 14・・・液体通路としての冷却水路 14a・・・水路部 161 〜16 7 ・・・振動吸収手段 17・・・貫通孔 181 〜18 4 ・・・閉塞部材 191 〜19 4 ・・・弾性膜 20・・・空間部 211 21 2 ・・・保持部材 271 ・・・取付け部 28・・・規制部 29・・・シール部 30・・・膜部 31・・・円筒部 34・・・位置決め部 35・・・リップ部 36・・・環状係合部 E・・・通路形成体としての機関本体
フロントページの続き (72)発明者 砂岡 基之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 坂下 正雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 河合 範明 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平6−185534(JP,A) 実開 昭57−101345(JP,U) 実開 平2−83496(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 1/00 - 7/00 F16F 5/00 F16F 7/00 F16F 15/08

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生部(131 〜134 )の少なく
    とも一部を臨ませた液体通路(14)を形成する通路形
    成体(E)に,前記振動発生部(131 〜134 )から
    液体通路(14)中の液体を介して伝達される振動を吸
    収する振動吸収手段(161 〜16 7 )が設けられる振
    動音低減装置において, 前記液体通路(14)に内端を開口せしめた貫通孔(1
    7)が前記通路形成体(E)の外壁部(11b)に設け
    られ, 該貫通孔(17)を塞いで前記外壁部(11b)に取付
    けられると共に内端に筒状の取付け部(27 1 〜2
    3 )が突設された閉塞部材(181 〜18 4 )と,一
    面を液体通路(14)に臨ませるとともに前記閉塞部材
    (181 〜18 4 )との間に形成した空間部(20)に
    他面を臨ませる弾性膜(191 〜19 4 )と,前記閉塞
    部材(181 〜18 4 の前記取付け部(27 1 〜27
    3 )外周に圧入されて該閉塞部材(181 〜18 4 )と
    の間に前記弾性膜(191 〜19 4 )を保持する保持部
    材(211 21 2 )とで振動吸収手段(161 〜16
    7 )が構成されることを特徴とする振動音低減装置。
  2. 【請求項2】 ピストン(12)を摺動自在に嵌合させ
    るシリンダ部(131 〜134 )が設けられるシリンダ
    ブロック(11)を含む機関本体(E)に,前記シリン
    ダ部(131 〜134 )を囲繞する水路部(14a)を
    含む冷却水路(14)が形成されるとともに,前記シリ
    ンダ部(131 〜134 )から冷却水路(14)中の冷
    却水を介して伝達される振動を吸収する振動吸収手段
    (161〜16 7 )が設けられる水冷式内燃機関の振動
    音低減装置において, 前記冷却水路(14)に内端を開口せしめた貫通孔(1
    7)が前記機関本体(E)の外壁部(11b)に設けら
    れ, 該貫通孔(17)の外端側を塞いで該貫通孔(17)に
    ねじ込まれると共に内端に筒状の取付け部(27 1 〜2
    3 )が突設された閉塞部材(181 〜18 4 )と,一
    面を冷却水路(14)に臨ませるとともに前記閉塞部材
    (181 〜185 )との間に形成した空間部(20)に
    他面を臨ませる弾性膜(191 〜195)と,前記閉塞
    部材(181 〜18 4 の前記取付け部(27 1 〜27
    3 )外周に圧入されて該閉塞部材(181 〜18 4 )と
    の間に前記弾性膜(191 〜19 4 )を保持する保持部
    材(211 21 2 )とで前記振動吸収手段(161
    16 7 )が構成されることを特徴とする水冷式内燃機
    関の振動音低減装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材(21 1 ,21 2 )は,前
    記弾性膜(19 1 〜19 4 )の外周部を前記閉塞部材
    (18 1 〜18 4 )との間に挟んで該閉塞部材(18 1
    〜18 4 )の前記取付け部(27 1 〜27 3 )外周に圧
    入され,その閉塞部材(18 1 〜18 4 )には,前記保
    持部材(21 1 ,21 2 )の閉塞部材(18 1 〜1
    4 )に対する圧入方向への移動端を規制する規制部
    (28)が設けられることを特徴とする請求項1又は2
    記載の振動音低減装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性膜(191 )は,前記取付け部
    (271 )の先端面に接触する無端状のシール部(2
    9)と,該シール部(29)よりも薄肉に形成されて前
    記シール部(29)の内周に段差をなして一体に連なる
    膜部(30)とを備え,前記シール部(29)を前記取
    付け部(271 )の先端との間に挟んで閉塞部材(18
    1 )に取付けられる保持部材(212 )に,前記シール
    部(29)の内周に係合して前記取付け部(271 )の
    軸線に直交する平面での弾性膜(191 )の位置決めを
    果す位置決め部(34)が設けられることを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の振動音低減装置。
  5. 【請求項5】 前記弾性膜(192 )は,前記取付け部
    (271 )の先端面に接触する無端状のシール部(2
    9)と,該シール部(29)の外周から外方に突出する
    環状のリップ部(35)とを備え,前記シール部(2
    9)を前記取付け部(271 )の先端との間に挟んで閉
    塞部材(181 )に取付けられる保持部材(211 )に
    は,前記リップ部(35)の外周に接触して前記取付け
    部(271)の軸線に直交する平面での弾性膜(1
    2 )の位置決めを果す円筒部(31)が設けられるこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の振動音低減装
    置。
  6. 【請求項6】 前記閉塞部材(182 )に,前記貫通孔
    (17)の軸線に直交する平面での前記弾性膜(1
    1 )の位置決めを果すべく該弾性膜(191 )に全周
    にわたって係合する環状係合部(36)が設けられるこ
    とを特徴とする請求項1,2又は3記載の振動音低減装
    置。
  7. 【請求項7】 前記弾性膜(19 3 ,19 4 )の嵌合円
    筒部(40 1 ,40 2 )が,前記閉塞部材(18 3 ,1
    4 )における前記取付け部(27 2 ,27 3 )の先端
    部に嵌合していることを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の振動音低減装置。
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