JP3321868B2 - センスアンプ回路 - Google Patents

センスアンプ回路

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JP3321868B2
JP3321868B2 JP35912492A JP35912492A JP3321868B2 JP 3321868 B2 JP3321868 B2 JP 3321868B2 JP 35912492 A JP35912492 A JP 35912492A JP 35912492 A JP35912492 A JP 35912492A JP 3321868 B2 JP3321868 B2 JP 3321868B2
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semiconductor transistor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SRAM(Static Rand
om Access Memory) などに用いられるセンスアンプ回路
に係り、特にデータ線に伝播された信号を増幅して出力
するグローバルセンスアンプ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置、たとえばSRAMなど
では、近年の微細加工技術の進歩に伴い大容量化が進め
られ、実用に供されている。大容量化が進むと、一つの
ビット線に接続されるメモリセルの数が増大し、信号増
幅用のセンスアンプ回路の感度が劣化してしまう。そこ
で、最近のSRAMなどでは、一般に、メモリアレイを
分割して複数のサブアレイを構成し、各サブアレイ単位
で行デコーダおよびローカルセンスアンプ回路が設けら
れている。そして、各ローカルセンスアンプ回路を共通
のデータ線に接続し、ローカルセンスアンプ回路を介し
データ線に伝播された信号を、いわゆるグローバルセン
スアンプ回路で増幅して出力バッファに出力するように
構成される。
【0003】このようなSRAMに用いられるグローバ
ルセンスアンプ回路は、大容量化とともにデータ線が長
くなりその容量がますます大きくなることにより発生す
る問題、すなわち、データ線の信号スイングを大きくす
ると、イコライズなどのための充放電に時間を要し、高
速化が困難であるという問題を解消するため、データ線
の信号スイングを抑圧するという機能を備えている(た
とえば、ISSCC 92/FRIDAY,FEBRUARY 21,1992/CONTINENT
AL BALLROOM 参照) 。
【0004】図は、従来のグローバルセンスアンプ回
路およびその周辺回路を示す構成図である。図におい
て、VCCは電源電圧、DBはデータ線、DB はデータ
線DBとは極性が反転した反データ線、BLはビット
線、BL は反ビット線、1はグローバルセンスアンプ
回路、2は各サブアレイ毎に設けられるローカルセンス
アンプ回路、3はデータ出力バッファ、NTa,NTb
は信号電流調整用nチャネルMOSトランジスタをそれ
ぞれ示している。
【0005】グローバルセンスアンプ回路1は、pチャ
ネルMOS(Metal Oxide Semiconductor) トランジスタ
PT1〜PT6およびnチャネルMOSトランジスタN
T1NTにより構成されている。pチャネルMOS
トランジスタPT1〜PT6のソースは電源電圧VCC
接続されており、nチャネルMOSトランジスタNT1
〜NT4のソースは接地されている。pチャネルMOS
トランジスタPT1はドレインとゲートとが接続され、
これらの接続中点がデータ線DBの一端に接続されて、
第1の入力端子NDIN1 が構成されている。pチャネル
MOSトランジスタPT6もドレインとゲートとが接続
され、これらの接続中点が反データ線DB の一端に接
続されて、第2の入力端子NDIN2が構成されている。
【0006】また、pチャネルMOSトランジスタPT
1のドレインとゲートとの接続中点はpチャネルMOS
トランジスタPT2およびPT3のゲートに接続され、
pチャネルMOSトランジスタPT6のドレインとゲー
トとの接続中点はpチャネルMOSトランジスタPT4
およびPT5のゲートに接続されており、データ出力バ
ッファ3をドライブするため、PT1→PT2,PT3
およびPT6→PT4,PT5でデータ線DBおよび反
データ線DB に流れる信号電流IS ,IS'をm倍に電
流増幅するように構成される。したがって、pチャネル
MOSトランジスタPT1のチャネル幅WP1とpチャネ
ルMOSトランジスタPT2,PT3のチャネル幅
P2,WP3との比、並びにpチャネルMOSトランジス
タPT6のチャネル幅WP6とpチャネルMOSトランジ
スタPT4,PT5のチャネル幅WP4,WP5との比はそ
れぞれ1:mに設定されている。
【0007】図3の構成においては、たとえば図示しな
いメモリセルから読み出されたデータは、ビット線BL
および反ビット線BL に出力され、行デコーダにより
選択されてローカルセンスアンプ回路2に入力される。
ローカルセンスアンプ回路2では、入力データのレベル
に応じて信号電流調整用nチャネルMOSトランジスタ
NTaおよびNTbへのゲート電圧の供給レベル制御が
行われる。具体的には、nチャネルMOSトランジスタ
NTaおよびNTbのゲート電圧は、入力データレベル
に応じて相補的な値をとるように制御され、それら供給
ゲート電圧値によりデータ線DBおよび反データ線DB
に流れる信号電流IS およびIS'の大きささが決定さ
れる。
【0008】信号電流Is およびIS'が流れると、グロ
ーバルセンスアンプ回路1の第1の入力端子NDIN1
接続されたpチャネルMOSトランジスタPT1〜PT
3および第2の入力端子NDIN2 に接続されたpチャネ
ルMOSトランジスタPT4〜PT6のゲートレベルが
低くなるため、pチャネルMOSトランジスタPT1〜
PT6はオン状態となる。これにより、pチャネルMO
SトランジスタPT2,PT4およびnチャネルMOS
トランジスタNT1,NT2からなるカレントミラー回
路MR1により構成される差動アンプで増幅された信号
が、第1の出力端子NDOUT1から信号SOとしてデータ
出力バッファ3に出力される。また、pチャネルMOS
トランジスタPT3,PT5およびnチャネルMOSト
ランジスタNT3,NT4からなるカレントミラー回路
MR2により構成される差動アンプで増幅された信号
が、第2の出力端子NDOUT2から信号SO としてデー
タ出力バッファ3に出力される。これに伴い、データ出
力バッファ3から所定のデータ出力DOUT が得られる。
【0009】また、この回路は、以下のようにしてデー
タ線DBおよび反データ線DB の信号スイングを抑圧
している。データ線DBおよび反データ線DB に信号
電流IS ,IS'が流れると、第1の入力端子NDIN1
ノード電圧VIN1 および第2の出力端子NDIN2 のノー
ド電圧VIN2 は、下記式に示すような値となる。 VIN1 =VCC−|Vthp | −{IS /(μp ・ε0 ・εs /2)・(WP1/LP1)}1/2 …(1) VIN1 =VCC−|Vthp | −{IS'/(μp ・ε0 ・εs /2)・(WP6/LP6)}1/2 …(2) ここで、Vthp はpチャネルMOSトランジスタのしき
い値電圧、μp はpチャネルMOSトランジスタのホー
ル移動度、ε0 は真空誘電率、εs はシリコンゲート酸
化膜の比誘電率、LP1,LP6はpチャネルMOSトラン
ジスタPT1,PT6のチャネル長、WP1,WP6はpチ
ャネルMOSトランジスタPT1,PT6のチャネル幅
をそれぞれ表している。
【0010】上記(1)および(2)式からわかるよう
に、図のグローバルセンスアンプ回路1は、pチャネ
ルMOSトランジスタPT1およびPT6のチャネル長
P1,LP6に対するチャネル幅WP1,WP6の割合(WP1
/LP1)および(WP6/LP6)を大きくして、データ線
DBおよび反データ線DB の信号スイングを抑圧して
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成においては、たとえばデータ線DBからグローバルセ
ンスアンプ回路1を見た場合の入力容量CINは、次の関
係を満足する。 CIN∝(1+m) …(3) ここで、mは電流増幅率を表している。
【0012】グローバルセンスアンプ回路1の出力によ
りデータ出力バッファ3を高速でドライブし、SRAM
などの高速化を図るためには、電流増幅率mを大きくす
ることが考えれる。しかしながら、上述した従来のグロ
ーバルセンスアンプ回路1では、上記(3)式からわか
るように、電流増幅率を上げれば上げる程、データ線D
Bの寄生容量CINが大きくなる。データ線DBの寄生容
量CINが大きくなると、データ線DBのチャージおよび
ディスチャンージする信号電流is は小さいため、スピ
ードダウンを余儀なくされるという問題があった。
【0013】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、データ線の寄生容量を増大させ
ることなく、大電流でデータ出力系をドライブでき、ひ
いては半導体記憶装置の高速化を図ることができるセン
スアンプ回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力端子が負荷用半導体トランジスタに
接続され、この入力端子からデータ線に引き込まれる信
号電流の大きさに応じてデータ線を伝播する信号を増幅
するセンスアンプ回路であって、ゲートが上記入力端子
に接続された入力容量設定用半導体トランジスタと、ソ
ースが電圧源に接続され、ドレインが上記入力容量設定
用半導体トランジスタのソースに接続され、ゲートがド
レインおよび上記負荷用半導体トランジスタのゲートに
接続された増幅用半導体トランジスタとを有する。
【0015】本発明では、上記増幅用半導体トランジス
タのチャネル幅の上記負荷用半導体トランジスタのチャ
ネル幅に対する割合をm、上記入力容量設定用半導体ト
ランジスタのチャネル幅の上記負荷用半導体トランジス
タのチャネル幅に対する割合をnとしたとき、mがnよ
り大きく設定されている。
【0016】本発明は、第1および第2の入力端子が第
1および第2の負荷用半導体トランジスタにそれぞれ接
続されるとともに、信号レベルを互いに相補的なレベル
に保持する第1および第2のデータ線にそれぞれ接続さ
れ、第1および第2のデータ線に引き込まれる信号電流
の大きさに応じて第1および第2のデータ線を伝播する
信号を増幅するセンスアンプ回路であって、ゲートが上
記第1の入力端子に接続された第1の入力容量設定用半
導体トランジスタと、ソースが電圧源に接続され、ドレ
インが上記第1の入力容量設定用半導体トランジスタの
ソースに接続され、ゲートがドレインおよび上記第1の
負荷用半導体トランジスタのゲートに接続された第1の
増幅用半導体トランジスタと、ゲートが上記第2の入力
端子に接続された第2の入力容量設定用半導体トランジ
スタと、ソースが電圧源に接続され、ドレインが上記第
2の入力容量設定用半導体トランジスタのソースに接続
され、ゲートがドレインおよび上記第2の負荷用半導体
トランジスタのゲートに接続された第2の増幅用半導体
トランジスタとを有する。
【0017】
【作用】本発明によれば、カレントミラー回路におい
て、入力端子からデータ線に引き込まれ信号電流の大き
さに応じてデータ線を伝播する信号の増幅が行われる。
また、データ線に引き込まれ信号電流が、カレントミラ
ー回路から入力端子に帰還される。
【0018】また、本発明によれば、たとえば金属絶縁
膜半導体トランジスタがpチャネルである場合には、以
下に示すような作用が行われる。すなわち、データ線に
信号電流が流れると、入力容量設定用金属絶縁膜半導体
トランジスタのゲートレベルが降下し、入力容量設定用
金属絶縁膜半導体トランジスタと増幅用金属絶縁膜半導
体トランジスタとの接続点側に所定の電圧が発生する。
この電圧は、増幅用金属絶縁膜半導体トランジスタおよ
び負荷用金属絶縁膜半導体トランジスタのゲートに印加
される。これにより、増幅用金属絶縁膜半導体トランジ
スタおよび負荷用金属絶縁膜半導体トランジスタ、さら
には入力容量設定用金属絶縁膜半導体トランジスタに電
流が流れるようになり、やがてこの状態が安定する。こ
のとき、信号電流が、入力容量設定用金属絶縁膜半導体
トランジスタ、増幅用金属絶縁膜半導体トランジスタお
よび負荷用金属絶縁膜半導体トランジスタからなるカレ
ントミラー回路の入力端子に負帰還されるように動作す
る。
【0019】この場合、電流増幅率をmとすると、負荷
用金属絶縁膜半導体トランジスタと入力容量設定用金属
絶縁膜半導体トランジスタおよび増幅用金属絶縁膜半導
体トランジスタのチャネル幅が1:m:nに設定され
る。すなわち、電流増幅率と入力容量とを別々に設定で
きることから、入力容量設定用金属絶縁膜半導体トラン
ジスタのチャネル幅が小さく設定され、これに対して増
幅用絶縁膜半導体トランジスタのチャネル幅が大き設定
される。これにより、データ線の寄生容量を大きくする
ことなく、大きな電流増幅率を実現できる。
【0020】また、第1の入力端子および第2の入力端
子を有する、いわゆるデュアルポートの場合にも、各端
子側で、上記したと同様の作用がそれぞれ行われる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明に係るグローバルセンスアン
プ回路の一実施例を示す構成図であって、従来例を示す
図2と同一構成部分は同一符号をもって表す。すなわ
ち、VCCは電源電圧、DBはデータ線、DB はデータ
線DBとは極性が反転した反データ線、BLはビット
線、BL は反ビット線、1aはグローバルセンスアン
プ回路、2は各サブアレイ毎に設けられるローカルセン
スアンプ回路、3はデータ出力バッファ、NTa,NT
bは信号電流調整用nチャネルMOSトランジスタをそ
れぞれ示している。
【0022】グローバルセンスアンプ回路1aは、pチ
ャネルMOSトランジスタPT1〜PT10、カレント
ミラーMR1,MR2用nチャネルMOSトランジスタ
NT1〜NT4により構成されている。これら素子のう
ち、pチャネルMOSトランジスタPT1およびPT6
が負荷用トランジスタとして機能し、pチャネルMOS
トランジスタPT2〜PT5が増幅用トランジスタとし
て機能し、pチャネルMOSトランジスタPT7〜PT
10が入力容量設定用トランジスタとして機能する。
【0023】これらの各素子は以下のように接続されて
いる。すなわち、pチャネルMOSトランジスタPT1
〜PT6のソースは電源電圧VCCに接続されており、n
チャネルMOSトランジスタNT1〜NT4のソースは
接地されている。pチャネルMOSトランジスタPT1
のドレインはデータ線DBの一端と接続され、これらの
接続中点よりセンスアンプの第1の入力端子NDIN1
構成されている。
【0024】pチャネルMOSトランジスタPT2のゲ
ートはpチャネルMOSトランジスタPT1のゲートお
よび自身のドレインに接続され、このゲートとドレイン
との接続中点はpチャネルMOSトランジスタPT7の
ソースに接続されている。pチャネルMOSトランジス
タPT7のゲートは第1の入力端子NDIN1 に接続さ
れ、ドレインはnチャネルMOSトランジスタNT1の
ドレインおよびゲートに接続され、このドレインとゲー
トとの接続中点はnチャネルMOSトランジスタNT2
のゲートに接続されている。これらのnチャネルMOS
トランジスタNT1およびNT2によりカレントミラー
回路MR1が構成され、pチャネルMOSトランジスタ
PT1,PT2,PT7によりカレントミラー回路MR
3が構成されている。
【0025】pチャネルMOSトランジスタPT3のゲ
ートはpチャネルMOSトランジスタPT2のゲート
(pチャネルMOSトランジスタPT1のゲート)およ
び自身のドレインに接続され、このゲートとドレインと
の接続中点はpチャネルMOSトランジスタPT8のソ
ースに接続されている。pチャネルMOSトランジスタ
PT8のゲートはpチャネルMOSトランジスタPT7
のゲート(第1の入力端子NDIN1 )に接続され、ドレ
インはnチャネルMOSトランジスタNT3のドレイン
に接続され、これらの接続中点により第2の出力端子N
OUT2が構成されている。この第2の出力端子NDOUT2
はデータ出力バッファ3への出力ラインと接続され、信
号SO が出力される。また、pチャネルMOSトラン
ジスタPT1,PT3,PT8によりカレントミラー回
路MR4が構成されている。
【0026】pチャネルMOSトランジスタPT6のド
レインは反データ線DB の一端と接続され、これらの
接続中点よりセンスアンプの第2の入力端子NDIN2
構成されている。pチャネルMOSトランジスタPT5
のゲートはpチャネルMOSトランジスタPT6のゲー
トおよび自身のドレインに接続され、このゲートとドレ
インの接続中点はpチャネルMOSトランジスタPT1
0のソースに接続されている。pチャネルMOSトラン
ジスタPT10のゲートは第2の入力端子NDIN2 に接
続され、ドレインはnチャネルMOSトランジスタNT
4のドレインおよびゲートに接続され、このドレインと
ゲートとの接続中点はnチャネルMOSトランジスタN
T3のゲートに接続されている。これらのnチャネルM
OSトランジスタNT3およびNT4によりカレントミ
ラー回路MR2が構成され、pチャネルMOSトランジ
スタPT6,PT5,PT10によりカレントミラー回
路MR5が構成されている。
【0027】pチャネルMOSトランジスタPT4のゲ
ートはpチャネルMOSトランジスタPT5のゲート
(pチャネルMOSトランジスタPT6のゲート)およ
び自身のドレインに接続され、このゲートとドレインと
の接続中点はpチャネルMOSトランジスタPT9のソ
ースに接続されている。pチャネルMOSトランジスタ
PT9のゲートはpチャネルMOSトランジスタPT1
0のゲート(第2の入力端子NDIN2 )に接続され、ド
レインはnチャネルMOSトランジスタNT2のドレイ
ンに接続され、これらの接続中点により第1の出力端子
NDOUT1が構成されている。この第1の出力端子ND
OUT1はデータ出力バッファ3への出力ラインと接続さ
れ、信号SOが出力される。また、pチャネルMOSト
ランジスタPT6,PT4,PT9によりカレントミラ
ー回路MR6が構成されている。
【0028】次に、上記した構成を有するグローバルセ
ンスアンプ回路1aの電流増幅率および入力容量につい
て考察する。このグローバルセンスアンプ回路1aは、
電流増幅率がmに設定され、負荷用のpチャネルMOS
トランジスタPT1およびPT6のチャネル幅WP1,W
P6と増幅用のpチャネルMOSトランジスタPT2,P
T3およびPT4,PT5のチャネル幅WP2,WP3およ
びWP4,WP5と入力容量設定用のpチャネルMOSトラ
ンジスタPT7,PT8およびPT9,PT10のチャ
ネル幅WP7,WP8およびWP9,WP10 の比は次のように
設定されている。 WP1:WP2,WP3:WP7,WP8 =WP6:WP5,WP4:WP10 ,WP9 = 1: m : n …(4) なお、このとき、各トランジスタのチャネル長Lは、全
て同一に設定されている。
【0029】すなわち、電流増幅率は、増幅用のpチャ
ネルMOSトランジスタPT2,PT3およびPT4,
PT5のチャネル幅WP2,WP3およびWP4,WP5の、負
荷用のpチャネルMOSトランジスタPT1およびPT
6のチャネル幅WP1,WP6に対する割合mで決定される
ことから、入力容量設定用のpチャネルMOSトランジ
スタPT7,PT8およびPT9,PT10のチャネル
幅WP7,WP8およびWP9,WP10 の、負荷用のpチャネ
ルMOSトランジスタPT1およびPT6のチャネル幅
P1,WP6に対する割合nは電流増幅率mとは別個に任
意に決定できる。したがって、nはたとえば「1」であ
ってもよい。
【0030】この場合、たとえばデータ線DBからセン
スアンプ回路1aを見た入力容量は、次の関係を満足す
る。 CIN∝2n …(5) この(5)式からもわかるように、nを小さくすると
(たとえば「1」)、データ線DBの寄生容量の増加を
小さく抑えることができる。したがって、上述したよう
に、mはnと独立に決定できることから、mを所望の値
に大きく設定し、nを1程度に選定すれば、寄生容量を
増大させることなく、データ出力バッファ3を高速にド
ライブできる。なお、pチャネルMOSトランジスタP
T1〜PT3のゲート容量が、mを大きくすると、それ
に伴い増大するが、このノードはmに比例した大きな出
力電流でチャージ/ディスチャージを行うので、スピー
ドダウンは小さい。以上は、データ線DB側を例に説明
したが、反データ線DB 側も上記と同様である。
【0031】次に、図1の構成による動作を説明する。
たとえば図示しないメモリセルから読み出されたデータ
は、ビット線BLおよび反ビット線BL に出力され、
行デコーダにより選択されてローカルセンスアンプ回路
2に入力される。ローカルセンスアンプ回路2では、入
力データのレベルに応じて信号電流調整用nチャネルM
OSトランジスタNTaおよびNTbへのゲート電圧の
供給レベル制御が行われる。具体的には、nチャネルM
OSトランジスタNTaおよびNTbのゲート電圧は、
入力データレベルに応じて相補的な値をとるように制御
され、それら供給ゲート電圧値によりデータ線DBおよ
び反データ線DB に流れる信号電流IS およびIS'
大きささが決定される。
【0032】信号電流Is およびIS'が流れると、グロ
ーバルセンスアンプ回路1aの第1の入力端子NDIN1
に接続されたpチャネルMOSトランジスタPT7,P
T8および第2の入力端子NDIN2 に接続されたpチャ
ネルMOSトランジスタPT10,PT9のゲートレベ
ルが低くなるため、pチャネルMOSトランジスタPT
2,PT3のドレイン側およびpチャネルMOSトラン
ジスタPT5,PT4のドレイン側に所定の電圧が発生
する。
【0033】発生した電圧は、pチャネルMOSトラン
ジスタPT1〜PT3およびpチャネルMOSトランジ
スタPT4〜PT6のゲートにそれぞれ印加される。こ
れにより、pチャネルMOSトランジスタPT1〜PT
3のゲートおよびpチャネルMOSトランジスタPT4
〜PT6、さらには入力容量設定用のpチャネルMOS
トランジスタPT7,PT8およびPT10,PT9に
所定の電流が流れるようになり、やがてこの状態が安定
する。
【0034】これにより、増幅用のpチャネルMOSト
ランジスタPT2,PT3およびPT4,PT5でm倍
に増幅された電流mIS およびmIS'が入力容量設定用
のpチャネルMOSトランジスタPT7,PT8のドレ
イン側およびPT10,PT9のドレイン側にそれぞれ
現れる。
【0035】これに伴い、pチャネルMOSトランジス
タPT2,PT4およびnチャネルMOSトランジスタ
NT1,NT2からなるカレントミラー回路MR1によ
り構成される差動アンプで増幅された信号が、第1の出
力端子NDOUT1から信号SOとしてデータ出力バッファ
3に出力される。また、pチャネルMOSトランジスタ
PT3,PT5およびnチャネルMOSトランジスタN
T3,NT4からなるカレントミラー回路MR2により
構成される差動アンプで増幅された信号が、第2の出力
端子NDOUT2から信号SO としてデータ出力バッファ
3に出力される。これに伴い、データ出力バッファ3か
ら所定のデータ出力DOUT が得られる。
【0036】この場合、上述したように、データ線DB
および反データ線DB からセンスアンプ回路1aを見
た入力容量CINは、入力容量設定用のpチャネルMOS
トランジスタPT7,PT8およびPT9,PT10の
チャネル幅WP7,WP8およびWP9,WP10 の、負荷用の
pチャネルMOSトランジスタPT1およびPT6のチ
ャネル幅WP1,WP6に対する割合nを小さく(たとえば
「1」)設定することによりデータ線DBおよび反デー
タ線DB の寄生容量の増加を小さく抑え、かつ、電流
増幅率mはnと独立に所望の値に大きく設定されている
ことから、寄生容量が増大することなく、データ出力バ
ッファ3が高速にドライブされる。
【0037】以上説明したように、本実施例によれば、
グローバルセンスアンプ回路1aの入力段にゲートが第
1の入力端子NDIN1 および第2の入力端子NDIN2
接続された入力容量設定用チャネルMOSトランジスタ
PT7,PT8およびPT9,PT10と、電源電圧V
CCとpチャネルMOSトランジスタPT7,PT8およ
びPT9,PT10との間に縦続接続され、ゲートがp
チャネルMOSトランジスタPT7,PT8およびPT
9,PT10のソースおよび負荷用pチャネルMOSト
ランジスタPT1およびPT6のゲートに接続された増
幅用pチャネルMOSトランジスタPT2,PT3およ
びPT4,PT5を設けたので、センスアンプ回路の電
流増幅率と入力容量を独立して任意に設定できる。した
がって、電流増幅率を所望の値に大きく設定でき、か
つ、データ線DBおよび反データ線DB の寄生容量の
増加を小さく抑えることができ、寄生容量を増大させる
ことなく、データ出力バッファ3を高速にドライブでき
る利点がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ線の寄生容量を増大させることなく、大電流でデ
ータ出力系をドライブでき、ひいてはSRAMなどの半
導体記憶装置の高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグローバルセンスアンプ回路の一
実施例を示す構成図である。
【図2】従来のグローバルセンスアンプ回路およびその
周辺回路を示す構成図である。
【符号の説明】
CC…電源電圧 DB…データ線 DB …反データ線 BL…ビット線 BL …反ビット線 1a…グローバルセンスアンプ回路 PT1〜PT10…pチャネルMOSトランジスタ NT1〜NT4…nチャネルMOSトランジスタ NDIN1 …第1の入力端子 NDIN2 …第2の入力端子 2…ローカルセンスアンプ回路 3…データ出力バッファ NTaおよびNTb…信号電流調整用nチャネルMOS
トランジスタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子が負荷用半導体トランジスタに
    接続され、この入力端子からデータ線に引き込まれる信
    号電流の大きさに応じてデータ線を伝播する信号を増幅
    するセンスアンプ回路であって、 ゲートが上記入力端子に接続された入力容量設定用半導
    体トランジスタと、 ソースが電圧源に接続され、ドレインが上記入力容量設
    定用半導体トランジスタのソースに接続され、ゲートが
    ドレインおよび上記負荷用半導体トランジスタのゲート
    に接続された増幅用半導体トランジスタとを有すること
    を特徴とするセンスアンプ回路。
  2. 【請求項2】 上記増幅用半導体トランジスタのチャネ
    ル幅の上記負荷用半導体トランジスタのチャネル幅に対
    する割合をm、上記入力容量設定用半導体トランジスタ
    のチャネル幅の上記負荷用半導体トランジスタのチャネ
    ル幅に対する割合をnとしたとき、mがnより大きく設
    定されている請求項1記載のセンスアンプ回路。
  3. 【請求項3】 第1および第2の入力端子が第1および
    第2の負荷用半導体トランジスタにそれぞれ接続される
    とともに、信号レベルを互いに相補的なレベルに保持す
    る第1および第2のデータ線にそれぞれ接続され、第1
    および第2のデータ線に引き込まれる信号電流の大きさ
    に応じて第1および第2のデータ線を伝播する信号を増
    幅するセンスアンプ回路であって、 ゲートが上記第1の入力端子に接続された第1の入力容
    量設定用半導体トランジスタと、 ソースが電圧源に接続され、ドレインが上記第1の入力
    容量設定用半導体トランジスタのソースに接続され、ゲ
    ートがドレインおよび上記第1の負荷用半導体トランジ
    スタのゲートに接続された第1の増幅用半導体トランジ
    スタと、 ゲートが上記第2の入力端子に接続された第2の入力容
    量設定用半導体トランジスタと、 ソースが電圧源に接続され、ドレインが上記第2の入力
    容量設定用半導体トランジスタのソースに接続され、ゲ
    ートがドレインおよび上記第2の負荷用半導体トランジ
    スタのゲートに接続された第2の増幅用半導体トランジ
    スタとを有することを特徴とするセンスアンプ回路。
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