JP3347246B2 - 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法 - Google Patents
不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法Info
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
ブチレン、第三級ブチルアルコール(以下、TBAと略
記する。)又はメチル第三級ブチルエーテル(以下、M
TBEと略記する。)を分子状酸素を用いて気相接触酸
化することにより、それぞれに対応する不飽和アルデヒ
ド及び不飽和カルボン酸を合成する際に使用する触媒の
製造法に関する。
クロレイン及びアクリル酸を製造する際に用いられる触
媒や、イソブチレン、TBA又はMTBEを気相接触酸
化してメタクロレイン及びメタクリル酸を製造する際に
用いられる触媒及びそれら触媒の製造法については数多
くの提案がなされている。たとえば、触媒性能を向上さ
せるために、触媒細孔の制御を目的として触媒調製時に
アニリン、メチルアミン、ペンタエリトリット等の有機
化合物を添加する方法が特開昭58−98143号公
報、特開平3−109946号公報に開示されている。
有機化合物が除去されるために、使用する有機化合物の
サイズを変えることにより触媒細孔径を自由に制御でき
る利点がある。しかし、熱処理の段階で有機化合物の燃
焼による触媒の焼結や有機化合物による触媒の還元が起
こるため、触媒活性化処理としての熱処理が煩雑となっ
たり、触媒製造の再現性に欠けるなどの問題点を有して
いる。また、澱粉を添加する方法も特開昭63−315
147号公報、特開平4−4048号公報等に開示され
ている。これらの例が示すように、触媒細孔分布を自由
に制御、すなわち、触媒性能を向上させる、容易で、再
現性に優れ、かつ、簡易な触媒製造法の開発が望まれて
いるのが現状である。
ン、イソブチレン、TBA又はMTBEを分子状酸素を
用いて気相接触酸化することにより、それぞれに対応す
る不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を有利に製造
し、かつ、簡易な触媒の製造法を提供しようとするもの
である。
を最大限に発現させるために、従来技術で行われている
有機物を添加せずに、触媒細孔分布の制御の可能性につ
いて鋭意研究を重ねた結果、触媒の湿式賦型法において
用いる原料粉体の粒径分布及びその形状を制御すること
により、成型体の細孔分布を制御できる技術を見出し、
さらに、その研究過程において中空状の球状粒子を用い
ることにより、触媒反応においてより有効な細孔構造を
有する触媒を製造する方法を見出し、本発明を完成する
に至った。
レン、TBA又はMTBEを分子状酸素を用いて気相接
触酸化し、それぞれに対応する不飽和アルデヒド及び不
飽和カルボン酸を合成する際に用いられる少なくともモ
リブデン、ビスマス及び鉄を含む触媒の製造法におい
て、触媒成分を含む混合溶液又は水性スラリーをスプレ
ー乾燥機を用いて平均粒子径1〜250μmの中空状球
状粒子に乾燥した後、焼成し、得られた球状粒子焼成粉
を水及び/又はアルコールを添加し押出し成型した後、
乾燥及び熱処理、又は熱処理することを特徴とする不飽
和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法
にある。
液又は水性スラリーを調製後、スプレー乾燥機を用いて
平均粒子径1〜250μmの中空状球状粒子に乾燥した
後、焼成し、得られた球状粒子焼成粉を水及び/又はア
ルコールを添加し押出し成型した後、乾燥及び熱処理、
又は熱処理することを要件としている。
均粒子径としては1〜250μmの範囲であり、好まし
くは5〜220μmの範囲、特に好ましくは10〜20
0μmの範囲である。中空状球状粒子の平均粒子径が1
μm未満の場合、本発明における触媒による酸化反応に
とって必要な適当な細孔径が得られず、反応目的物の収
率は著しく低下する。逆に中空状球状粒子の平均粒子径
が250μmを超えた場合、単位体積当たりの球状粒子
間の接触点の数が減り、触媒の成型体の機械的強度が低
下するため実際的ではない。
おいては、触媒成分を含む混合溶液又は水性スラリーを
噴霧して熱風中に放出すると、表面張力により容易に液
滴が球状化する。噴霧方法としては回転円板方式及び圧
力式ノズル方式がある。この球状化した液滴は数100
℃の熱風中で乾燥される期間は秒の単位であり、この瞬
時の乾燥プロセスにも表面の自由水が蒸発する恒率乾燥
期間と内部の水分が蒸発する減率乾燥期間がある。この
恒率乾燥期間では瞬時に表面が乾燥するのに対して、減
率乾燥期間では恒率乾燥期間を経た後に内部の水が一気
に蒸発するため中空状球状粒子になる。
この恒率乾燥期間と減率乾燥期間を各々経ることが必要
となるため、適切な噴霧条件及び乾燥温度を選んで運転
する。本発明において、中空状球状粒子を製造する方法
としては回転円板方式が採用される。回転円板方式では
噴霧された液滴の滞留時間が圧力式ノズル方式に比べ非
常に短かく、先に述べた恒率乾燥期間を経た後、減率乾
燥期間を経る機構をとるため、中空状球状の乾燥粉が得
られる。中空状球状乾燥粒子をスプレー乾燥法を用いて
調製するには、たとえば、日本セラミック協会編「セラ
ミックの製造プロセス−粉末の調製と成型−」p.3
7、及び化学工業社編別冊化学工業34−2 新増補二
版「乾燥」工業操作シリーズNo.2 p.99に示さ
れるように乾燥条件によって得ることができる。
中空状球状粒子を用い、さらにこの中空状粒子を破壊せ
ずに湿式賦型成型を行うことにより、球状粒子の粒子間
空隙のみならず、中空粒子の細孔を利用することでより
優れた触媒性能を有する触媒が得られるのである。
粒子は次いで焼成を行う。焼成温度として200〜50
0℃の範囲が適当である。得られた触媒球状粒子焼成粉
に水及び/又はアルコールを添加し混練後湿式賦型を行
う。混練に当っては水及び/又はアルコールの他に、ゼ
ラチン、セルロース、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース等の有機バインダ
ー等を添加することも出来る。また、賦型補強剤として
の珪藻土、シリカゾル、シリカゲル、ベントナイト、カ
オリン等を始め、ガラス繊維、アスベスト、セラミック
繊維、カーボン繊維等を更に添加することも可能であ
る。
押出し成型、製丸、転動造粒、担持等がある。押出し成
型についてはリング状、円柱状、星型等任意の形状に賦
型することができる。
方法としては、乾燥機にて乾燥させる方法を用いること
も可能であるが、好ましくは湿度乾燥法又はマイクロ波
等を用いた賦型体の内部と外表面の乾燥速度を一致させ
る乾燥方法が有効である。また、湿度乾燥法又はマイク
ロ波等を予備乾燥とし次いで乾燥機等の本乾燥とするこ
とも可能である。
〜650℃の範囲の温度で再度熱処理を行い触媒として
用いる。なお、乾燥工程を省略して熱処理を行ってもよ
い。
デン、ビスマス、鉄、ケイ素及び酸素を示し、Aはコバ
ルト及びニッケルからなる群より選ばれた少なくとも1
種の元素を示し、Xはクロム、鉛、マンガン、カルシウ
ム、マグネシウム、ニオブ、銀、バリウム、スズ、タン
タル及び亜鉛からなる群より選ばれた少なくとも1種の
元素を示し、Yはリン、硼素、硫黄、セレン、テルル、
セリウム、タングステン、アンチモン及びチタンからな
る群より選ばれた少なくとも1種の元素を示し、Zはリ
チウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム
及びタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の
元素を示す。a,b,c,d,e,f,g,h及びiは
各元素の原子比率を表し、a=12のときb=0.01
〜3、c=0.01〜5、d=1〜12、e=0〜8、
f=0〜5、g=0.001〜2、h=0〜20であ
り、iは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素
原子数である。)で表される組成を有する触媒に好まし
く用いることができる。
としては、特殊な方法に限定する必要はなく、成分の著
しい偏在を伴わない限り、従来から良く知られている沈
殿法、酸化物混合法等の種々の方法を用いることができ
る。
物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、水酸化物、アンモニウム
塩、ハロゲン化物などを組み合わせて使用することがで
きる。たとえば、モリブデン原料としてはパラモリブデ
ン酸アンモニウム、三酸化モリブデン等が使用できる。
デヒド及び不飽和カルボン酸を合成するには、原料のプ
ロピレン、イソブチレン、TBA又はMTBEに分子状
酸素を加え、前記の触媒の存在下に気相接触酸化を行
う。プロピレン、イソブチレン、TBA又はMTBE対
酸素のモル比は1:0.5〜3が好ましい。原料ガスは
不活性ガスで希釈して用いることが好ましい。酸素源と
しては空気を用いることが経済的であるが、必要ならば
純酸素で富化した空気も用いうる。反応圧力は常圧から
数気圧までが良い。反応温度は200〜450℃の範囲
で選ぶことができるが、特に250〜400℃の範囲が
好ましい。
れた触媒を用いての反応例を具体的に説明する。説明中
の原料オレフィン、TBA又はMTBEの反応率、生成
する不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の選択率は
以下のように定義される。なお、説明中の「部」は重量
部を意味する。また分析はガスクロマトグラフィーによ
った。
ン酸アンモニウム500部、パラタングステン酸アンモ
ニウム6.2部及び硝酸カリウム1.4部を加え加熱撹
拌した(A液)。別に水600部に60%硝酸41.9
部を加え均一にした後、硝酸ビスマス103.0部を加
え溶解した。これに硝酸第二鉄95.3部、硝酸コバル
ト398.3部及び硝酸亜鉛35.1部を順次加え、更
に水400部を加え溶解した(B液)。
三酸化アンチモン20.6部を加え加熱撹拌し、「NI
RO JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−1
2.5型、噴霧機回転円板ホイール形式SL−24−1
20)を用いて、回転円板を22,000rpmにて回
転させ、入口温度450℃、出口温度150℃になるよ
うに先に調製したスラリーを供給して平均粒径75.3
μmの中空状球状粒子を得た。得られた中空状球状粒子
をロータリーキルンを用いて空気雰囲気下300℃で1
時間熱処理を行い触媒焼成粉を得た。
セルロース15部及び水150部を添加し、混合及び混
練りを行い、ピストン式押出し機にて外径6mm、内径
3mm、長さ5mmの円筒状に押出し成型を行った。こ
の押出し成型触媒を105℃で2時間乾燥を行った。得
られた乾燥成型触媒を空気雰囲気下530℃で3時間熱
処理を行った。かくして得られた触媒成型体の酸素以外
の元素の組成(以下同じ。)は次の通りであった。 Mo12W0.1 Bi0.9 Fe1.0 Sb0.6 Co5.8 Zn
0.5 K0.06
し、プロピレン5%、酸素12%、水蒸気10%及び窒
素73%(容量%)の原料混合ガスを接触時間3.6秒
で触媒層を通過させ、310℃で反応させた。その結
果、プロピレンの反応率99.3%、アクロレインの選
択率90.1%、アクリル酸の選択率6.9%であっ
た。また、触媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡にて観
察した結果、中空状球状粒子が球状を維持していること
を確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−4.
0型、噴霧機回転円板ホイール形式FU−11型)を用
いて、回転円板を18,000rpmにて回転させ、入
口温度450℃、出口温度150℃になるように先に調
製したスラリーを供給して平均粒径8.8μmの中空状
球状粒子を得たほかは、実施例1と同様に焼成、成型、
乾燥、熱処理及び反応を行った。その結果、プロピレン
の反応率99.3%、アクロレインの選択率90.3
%、アクリル酸の選択率6.8%であった。また、触媒
成型体の内部を走査型電子顕微鏡にて観察した結果、中
空状球状粒子が極一部壊れているが、概ね中空状球状粒
子が球状を維持していることを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−2
5.0型、噴霧機回転円板ホイール形式SL−24−1
20)を用いて、回転円板を18,000rpmにて回
転させ、入口温度450℃、出口温度150℃になるよ
うに先に調製したスラリーを供給して平均粒径195.
6μmの中空状球状粒子を得たほかは、実施例1と同様
に焼成、成型、乾燥、熱処理及び反応を行った。その結
果、プロピレンの反応率99.0%、アクロレインの選
択率90.5%、アクリル酸の選択率6.9%であっ
た。また、触媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡にて観
察した結果、中空状球状粒子が球状を維持していること
を確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−4.
0型、噴霧機回転円板ホイール形式FU−11型)を用
いて、回転円板を24,000rpmにて回転させ、入
口温度450℃、出口温度150℃になるように先に調
製したスラリーを供給して平均粒径0.55μmの中空
状球状粒子を得たほかは、実施例1と同様に焼成、成
型、乾燥、熱処理及び反応を行った。その結果、プロピ
レンの反応率98.9%、アクロレインの選択率89.
1%、アクリル酸の選択率6.8%であった。また、触
媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡にて観察した結果、
中空状球状粒子が多少壊れているが、概ね中空状球状粒
子が球状を維持していることを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−4.
0型、噴霧機向流式二流体ノズル)を用いて、噴霧機向
流式二流体ノズルの先端部を調整し入口温度400℃、
出口温度150℃になるように先に調製したスラリーを
供給して平均粒径48.5μmの実密状球状粒子を得た
ほかは、実施例1と同様に焼成、成型、乾燥、熱処理及
び反応を行った。その結果、プロピレンの反応率98.
7%、アクロレインの選択率89.0%、アクリル酸の
選択率6.5%であった。また、触媒成型体の内部を走
査型電子顕微鏡にて観察した結果、実密状球状粒子が球
状を維持していることを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−1
2.5型、噴霧機向流式二流体ノズル)を用いて、噴霧
機向流式二流体ノズルの先端部を調整し入口温度400
℃、出口温度150℃になるように先に調製したスラリ
ーを供給して平均粒径168.1μmの実密状球状粒子
を得たほかは、実施例1と同様に焼成、成型、乾燥、熱
処理及び反応を行った。その結果、プロピレンの反応率
98.8%、アクロレインの選択率89.2%、アクリ
ル酸の選択率6.4%であった。また、触媒成型体の内
部を走査型電子顕微鏡にて観察した結果、実密状球状粒
子が球状を維持していることを確認した。
部を加え均一溶液とした後、硝酸ビスマス68.7部を
加え溶解した。これに硝酸ニッケル102.9部及び三
酸化アンチモン24.1部を順次加え溶解、分散させ
た。この混合液に28%アンモニア水165部を加え白
色沈殿物と青色の溶液を得た。これを加熱撹拌し、水の
大部分を蒸発させた。得られたスラリー状物質を120
℃で16時間乾燥した後、750℃で2時間熱処理し、
微粉砕した。水1000部にパラモリブデン酸アンモニ
ウム500部、パラタングステン酸アンモニウム12.
3部及び硝酸セシウム23.0部を加え、加熱撹拌した
(A液)。
部、硝酸コバルト377.7部及び硝酸マグネシウム4
8.4部を順次加え溶解した(B液)。A液にB液を加
えスラリー状とした後、20%シリカゾル425.5部
及び前記のビスマス−ニッケル−アンチモン化合物の微
粉末を加え加熱撹拌し、「NIRO JAPAN製」ス
プレー乾燥機(乾燥室SD−12.5型、噴霧機回転円
板ホイール形式SL−24−120)を用いて、回転円
板を23,000rpmにて回転させ、入口温度450
℃、出口温度150℃になるように先に調製したスラリ
ーを供給して平均粒径51.3μmの中空状球状粒子を
得た。この中空状球状粒子をロータリーキルンを用いて
空気雰囲気下300℃で1時間熱処理を行い触媒焼成粉
を得た。
キシプロピルセルロース15部及び水150部を添加
し、混合及び混練りを行い、ピストン式押出し機にて外
径6mm、内径3mm、長さ5mmに押出し成型を行っ
た。この押出し成型触媒を乾燥機にて105℃で2時間
乾燥を行った。得られた乾燥成型触媒を空気雰囲気下5
20℃で3時間熱処理を行った。得られた触媒成型体の
元素の組成は次の通りであった。 Mo12W0.2 Bi0.6 Fe2.0 Sb0.7 Ni1.5 Co
5.5 Mg0.8 Cs0.5Si6.0
し、イソブチレン5%、酸素12%、水蒸気10%及び
窒素73%(容量%)の原料混合ガスを接触時間3.6
秒で触媒層を通過させ、350℃で反応させた。その結
果、イソブチレンの反応率98.0%、メタクロレイン
の選択率89.8%、メタクリル酸の選択率4.2%で
あった。また、触媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡に
て観察した結果、中空状球状粒子が球状を維持している
ことを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−4.
0型、噴霧機回転円板ホイール形式FU−11型)を用
いて、回転円板を18,000rpmにて回転させ、入
口温度450℃、出口温度150℃になるように先に調
製したスラリーを供給して平均粒径10.9μmの中空
状球状粒子を得たほかは、実施例4と同様に焼成、成
型、乾燥、熱処理及び反応を行った。その結果、イソブ
チレンの反応率98.2%、メタクロレインの選択率8
9.9%、メタクリル酸の選択率4.0%であった。ま
た、触媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡にて観察した
結果、中空状球状粒子が極一部壊れているが、概ね中空
状球状粒子が球状を維持していることを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−2
5.0型、噴霧機回転円板ホイール形式SL−24−1
20)を用いて、回転円板を19,000rpmにて回
転させ、入口温度450℃、出口温度150℃になるよ
うに先に調製したスラリーを供給して平均粒径168.
5μmの中空状球状粒子を得たほかは、実施例4と同様
に焼成、成型、乾燥、熱処理及び反応を行った。その結
果、イソブチレンの反応率98.0%、メタクロレイン
の選択率90.1%、メタクリル酸の選択率3.9%で
あった。また、触媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡に
て観察した結果、中空状球状粒子が球状を維持している
ことを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−4.
0型、噴霧機回転円板ホイール形式FU−11型)を用
いて、回転円板を24,000rpmにて回転させ、入
口温度450℃、出口温度150℃になるように先に調
製したスラリーを供給して平均粒径0.43μmの中空
状球状粒子を得たほかは、実施例4と同様に焼成、成
型、乾燥、熱処理及び反応を行った。その結果、イソブ
チレンの反応率98.5%、メタクロレインの選択率8
9.1%、メタクリル酸の選択率3.6%であった。ま
た、触媒成型体の内部を走査型電子顕微鏡にて観察した
結果、中空状球状粒子が多少壊れているが、概ね中空状
球状粒子が球状を維持していることを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−4.
0型、噴霧機向流式二流体ノズル)を用いて、噴霧機向
流式二流体ノズルの先端部を調整し入口温度400℃、
出口温度150℃になるように先に調製したスラリーを
供給して平均粒径66.0μmの実密状球状粒子を得た
ほかは、実施例4と同様に焼成、成型、乾燥、熱処理及
び反応を行った。その結果、イソブチレンの反応率9
7.5%、メタクロレインの選択率88.9%、メタク
リル酸の選択率3.4%であった。また、触媒成型体の
内部を走査型電子顕微鏡にて観察した結果、実密状球状
粒子が球状を維持していることを確認した。
O JAPAN製」スプレー乾燥機(乾燥室SD−1
2.5型、噴霧機向流式二流体ノズル)を用いて、噴霧
機向流式二流体ノズルの先端部を調整し入口温度400
℃、出口温度150℃になるように先に調製したスラリ
ーを供給して平均粒径175.5μmの実密状球状粒子
を得たほかは、実施例4と同様に焼成、成型、乾燥、熱
処理及び反応を行った。その結果、イソブチレンの反応
率97.5%、メタクロレインの選択率89.2%、メ
タクリル酸の選択率3.5%であった。また、触媒成型
体の内部を走査型電子顕微鏡にて観察した結果、実密状
球状粒子が球状を維持していることを確認した。
をTBAに変えたほかは実施例4と同様にして反応を行
った。その結果、TBAの反応率100%、イソブチレ
ンの選択率1.7%、メタクロレインの選択率87.7
%、メタクリル酸の選択率2.7%であった。
をMTBEに変えたほかは実施例4と同様にして反応を
行った。その結果、MTBEの反応率100%、イソブ
チレンの選択率2.0%、メタクロレインの選択率8
7.9%、メタクリル酸の選択率2.6%であった。
はスラリーをスプレー乾燥機を用いて平均粒子径1〜2
50μmの中空状球状粒子とし該球状粒子間の空隙を利
用することで酸化反応に有効な細孔を発現させることが
できる。すなわち、中空状球状粒子を用いることにより
細孔を更に確保するものである。また、中空状球状粒子
を用いる利点としては、実密状球状粒子を用いる場合と
比較すると、単位体積当たりの細孔が更に増加するため
酸化反応の収率が向上する。さらに、この中空状球状粒
子を維持したまま成型することにより連結孔を有し、か
つ、最適な細孔径が得られ酸化反応の収率が向上する。
剤の添加法は、各種細孔形成剤の除去のための熱処理が
煩雑になる等の問題点が生じるのに対して、本発明によ
る細孔発現のための平均粒子径1〜250μmの中空状
球状粒子間の空隙を利用する方法では、細孔発現剤等の
除去の必要がなく、簡易な手段により再現性良く触媒の
成型体が得られる。
Claims (1)
- 【請求項1】 プロピレン、イソブチレン、第三級ブチ
ルアルコール又はメチル第三級ブチルエーテルを分子状
酸素を用いて気相接触酸化し、それぞれに対応する不飽
和アルデヒド及び不飽和カルボン酸を合成する際に用い
られる少なくともモリブデン、ビスマス及び鉄を含む触
媒の製造法において、触媒成分を含む混合溶液又は水性
スラリーをスプレー乾燥機を用いて平均粒子径1〜25
0μmの中空状球状粒子に乾燥した後、焼成し、得られ
た球状粒子焼成粉を水及び/又はアルコールを添加し押
出し成型した後、乾燥及び熱処理、又は熱処理すること
を特徴とする不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合
成用触媒の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30337295A JP3347246B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30337295A JP3347246B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法 |
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| JPH09122491A JPH09122491A (ja) | 1997-05-13 |
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ID=17920213
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|---|---|---|---|
| JP30337295A Expired - Lifetime JP3347246B2 (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸合成用触媒の製造法 |
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