JP3350232B2 - ロック装置 - Google Patents

ロック装置

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JP3350232B2
JP3350232B2 JP17712694A JP17712694A JP3350232B2 JP 3350232 B2 JP3350232 B2 JP 3350232B2 JP 17712694 A JP17712694 A JP 17712694A JP 17712694 A JP17712694 A JP 17712694A JP 3350232 B2 JP3350232 B2 JP 3350232B2
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latch
wire
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桂一 宮本
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Alpha Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はロック装置、特にワイ
ヤの端部を固定するロック装置に関連する。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開昭63−201174号公
報には、ワイヤ又はチェーン等の紐部材の一端に固定し
た錠本体に、紐部材の他端に設けられた着脱用係止具を
挿入し、紐部材を環状に施錠する自転車錠が開示されて
いる。この自転車錠は、紐部材と錠本体との固着機構
が、紐部材の一端に設けられかつ係止部を備えた固着用
係止具と、錠本体に設けられ固着用係止具が挿入される
孔と、孔内に付勢されて突出し、固着用係止具の係止部
に係止する爪部材とから構成される。着脱用係止具を錠
本体に挿入することにより、爪部材を突出状態で固定す
る爪部材固定手段が設けられる。
【0003】また、実開昭60−11975号公報に
は、シリンダ錠を内蔵するロック本体と、これに錠止さ
れる錠杆をワイヤロープで連結し、荷物台に固定される
取付部をロック本体に設けたワイヤロックが示されてい
る。
【0004】実開平5−40561号公報には、二輪車
の施錠に使用されるワイヤロックが示されている。この
ワイヤロックはワイヤの一端に環状の溝形状の被係合部
を設け、被係合部をケースの一側に設けられた挿入孔に
回動可能に挿入し、ケースの他端に形成された連結孔
に、ワイヤの他端を回動可能に嵌着し、挿入孔と連結孔
とをほぼ同一軸心とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワイヤロック装置では、不正解錠時にキーシリンダが自
由回転するフリーターン式構造は提案されていない。ま
た、キーシリンダの不正抜き出しを防止できる強固な破
壊防止構造を備えたロック装置は提案されていない。ワ
イヤの端部を2方向から挿入できる一対のスロットを備
えたロック装置は提案されていない。強固に施錠状態を
保持するラッチを備えたロック装置は提案されていな
い。ラッチを強固にかつガタがなく保持できる溝を備え
たケースを備えたロック装置は提案されていない。
【0006】この発明は不正解錠時にキーシリンダが自
由回転して不正解錠を防止できるフリーターン式ロック
装置を提供することを目的とする。
【0007】この発明はキーシリンダの抜き出しを防止
できるロック装置を提供することを目的とする。
【0008】この発明はスライダを使用することにより
一対のラッチを同時に操作できるロック装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】この発明は強固に施錠状態を保持するラッ
チを備えたロック装置を提供することを目的とする。
【0010】この発明はケースにラッチを強固にかつガ
タがなく保持できる溝を備えたロック装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を達成するための手段】この発明によるロック装
置は、キーを挿入する正面開口部及びワイヤの端部を挿
入する側部開口部を備えたケースと、ケース内に配置さ
れかつワイヤの端部を挿入するスロット及びスロットに
連絡する円柱溝を備えたフレームと、フレームの空洞部
に回転可能に配置されたスリーブと、スリーブ内に回転
可能に配置されたキーシリンダと、スリーブの溝に係脱
可能にキーシリンダのスリット内に配置されたタンブラ
と、キーシリンダによりロック位置とアンロック位置と
の間で回転可能にかつキーシリンダと同軸上に配置され
たロータと、キーシリンダとロータとを連結する連結部
材と、フレームの空洞部内でスリーブが回転したときに
ロータと連結部材との連結を解除する解除部材と、フレ
ームのスロット内に配置されたワイヤの端部の環状凹部
に係合する係止位置とワイヤの端部の環状凹部から離間
した分離位置との間でフレームの円柱溝内で回転可能に
配置されたラッチと、分離位置から係止位置にラッチを
付勢するスプリングとから構成される。ロータがアンロ
ック位置に回転されるときに、ロータはスプリングの弾
力に抗してラッチを分離位置に移動させる。
【0012】この発明の他の実施例では、フレームの空
洞部にロック位置とアンロック位置との間で回転可能に
配置されたキーシリンダと、フレームの溝に係脱可能に
キーシリンダのスリット内に配置されたタンブラとを設
け、キーシリンダがアンロック位置に回転されるとき
に、キーシリンダはスプリングの弾力に抗してラッチを
分離位置に移動させてもよい。
【0013】また、この発明の実施例では、ロータの回
転時にスライダを介してラッチを係止位置から分離位置
へ回転する。係止位置にあるラッチに係合するワイヤの
端部に引き抜き方向の外力が加えられたとき、ラッチは
2箇所でフレームと当接してワイヤの端部の引き抜きを
阻止する。フレームはキーシリンダの前端部に当接する
ストッパ部を備えている。フレームは、一対のスロット
及び一対の円柱溝を備え、各円柱溝にラッチが配置さ
れ、各ラッチはスプリングにより係止位置に付勢され
る。スロットと円柱溝との境界部に一体鋳造により枠部
を形成し、枠部内に配置したラッチの端部がワイヤの端
部の環状凹部に係合する。キーシリンダがフレームに係
止される場合、キーシリンダにロータを接続し、ロータ
を介してラッチを作動する。
【0014】
【作用】解除部材によりキーシリンダとロータとの連結
が解除された状態で、不正解錠時にキーシリンダが自由
回転するので、タンブラを破損することなく不正解錠に
対してロック装置を保護することができる。同時に、キ
ーシリンダの抜け出しをフレームのストッパ部により阻
止するので、不正解錠時にキーシリンダを抜き出すこと
ができない。
【0015】スライダを介してロータによりラッチを係
止位置から分離位置に回転するので、ロータの直径を小
形にすることができ、全体として装置が小形化される。
また、ケース内にケースを配置すると、装置の良好な外
観が得られる。
【0016】一対のスロットのいずれでもワイヤの端部
を挿入してラッチに係止しかつラッチから外すことがで
きるので、施解錠操作が容易となる。ワイヤの端部がラ
ッチに係止すると、ラッチは2箇所でフレームと当接す
るので、ラッチが施錠位置に強固に保持され、ワイヤの
不正な強制引き抜きを防止することができる。スロット
と円柱溝との境界部に一体鋳造により枠部を形成し、枠
部内に配置したラッチの端部がワイヤの端部の環状凹部
に係合するので、ラッチとフレームとの間にクリアラン
ス又はガタが発生せず十分な寸法精度と良好な操作性が
得られる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例によるロック装置を
図1〜図18について説明する。
【0018】この発明によるロック装置1は、キー20
を挿入する正面穴部21及びワイヤ23の端部23aを
挿入する側部穴部22を有する合成樹脂製のカバー2を
備えている。カバー2内に配置された金属製のケース3
には、キー20を挿入する正面開口部34及びワイヤ2
3の端部23aを挿入する側部開口部33が設けられ
る。ケース3内に配置されたフレーム4は、カバー2内
に配置されかつワイヤ23の端部23aを挿入する一対
のスロット24及び一対の円柱溝25を備えている。
【0019】フレーム4の空洞部26に回転可能に配置
されたスリーブ5内には、キーシリンダ6が回転可能に
配置され、スリーブ5の溝27に係脱可能にキーシリン
ダ6のスリット28内にタンブラ7が配置される。ロー
タ8は、キーシリンダ6によりロック位置とアンロック
位置との間で回転可能にキーシリンダ6と同軸上に配置
される。キーシリンダ6とロータ8は連結部材9によっ
て連結されているが、不正解錠時に、フレーム4の空洞
部26内でスリーブ5が回転したとき、後述のように解
除部材10はロータ8と連結部材9との連結を解除す
る。フレーム4の円柱溝25内で回転可能に配置された
ラッチ11は、フレーム4のスロット24内に配置され
たワイヤ23の端部23aの環状凹部30に係合する係
止位置とワイヤ23の端部23aの環状凹部30から離
間した分離位置との間で回動される。ラッチ11は、ス
プリング12により分離位置から係止位置に向かって常
時付勢される。ロータ8がアンロック位置に回転される
ときに、スライダ13は、スプリング12の弾力に抗し
てラッチ11を分離位置に移動させる。
【0020】ケース3は、図12に示すように、側部開
口部33、キー20を挿入する正面開口部34及び一対
の貫通孔35を形成した金属製の平板を立体的に組み立
てて形成される。フレーム4は、図6に示すように、第
1のフレーム41と第2のフレーム42の2部分に分割
されてケース3内に配置される。ケース3に形成された
貫通孔36及び第1のフレーム41に形成された凹部4
1aにピン37を圧入することにより、フレーム4はケ
ース3内に固定される。第1のフレーム41にはスロッ
ト24と、スロット24に連絡する円柱溝25が形成さ
れると共に、スロット24と凹部41との間で円柱溝2
5を挟むように一体鋳造により枠部25a(図4)が第
1のフレーム41に形成され、枠部25a内に配置した
ラッチ11の端部11aがワイヤ23の端部23aの環
状凹部30に係合する。このように、ラッチ11が枠部
25a内に配置されるので、ラッチとフレームとの間に
クリアランス又はガタが発生せず十分な寸法精度と良好
な操作性が得られる。図14に示すように、第1のフレ
ーム41の凹部41bに第2のフレーム42が嵌合され
るが、フレーム4を成形するときに、スライド型を成形
型内に配置することにより凹部41bを形成することが
でき、また、スロット24内から成形型を抜き取るとき
に、スライド型と成形型との間に枠部25aを形成する
ことができる。円柱状の一部を形成する円柱溝25の各
中心にシャフト43、44が設けられ、ラッチ11はシ
ャフト43、44を中心に係止位置と分離位置との間で
回転することができる。
【0021】図1及び図2に示すように、ケース3の貫
通孔35に挿入されかつ加締めて固定される一対の突起
48が形成される。ケース3の正面開口部34の周囲の
内面にはキーシリンダ6の前端部に当接するストッパ部
31を形成する。図6及び図7に示すように、各ラッチ
11は円弧部51と、円弧部51の端部に径方向に形成
されたアーム部52と、円弧部51の中心に形成された
貫通孔53とを備えている。円弧部51の外面には、円
柱溝25の壁面に接触する円筒面54が形成され、円筒
面54の端部に径方向に形成された第1の接触面55が
形成される。また、アーム部52の下部に第2の接触面
56が径方向に形成される。また、図17に示すよう
に、円弧部51には段部57が形成される。各貫通孔5
3をシャフト43、44に嵌合させかつ円筒面54を円
柱溝25の壁面に接触させて、各ラッチ11を第1のフ
レーム41の円柱溝25に装着すると、ラッチ11は円
柱溝25内でシャフト43、44を中心に回転される。
この状態でスプリング12をシャフト43、44に装着
し、スプリング12の一端12aを円弧部51の段部5
7に係止すると共に、スプリング12の他端12bを第
1のフレーム41の傾斜面45に係止する。各ラッチ1
1は、図1に示すように、スプリング12によりフレー
ム4のスロット24内に配置されたワイヤ23の端部2
3aの環状凹部30に係合する係止位置に常時付勢され
る。このとき、ラッチ11の第1の接触面55及び第2
の接触面56は第1のフレーム41に形成された受け面
46及び47にそれぞれ当接する。
【0022】図2及び図9に示すように、スリーブ5に
形成された環状溝5aにクリップ60の両脚部60a、
60bを装着してスリーブ5の抜け出しを防止すること
ができるが、キーシリンダ6の頭部がケース3のストッ
パ部31に当接するので、クリップ60を省略しても
い。図5に示すように、スリーブ5のスロット29には
解除部材10が配置される。解除部材10には、スロッ
ト29の内壁に当接する一対の脚部61と、キーシリン
ダ6の一対の凹部6aに嵌合可能な肩部62と、直角に
折曲げられた折曲げ部63と、第1のフレーム41に形
成された切欠部49に嵌合される突起部64と、肩部6
5とを備えている。スリーブ5の肩部51と解除部材1
0の肩部65との間に配置されたスプリング66により
突起部64は第1のフレーム41の空洞部26の内壁に
常時押圧され、所定の位置では、切欠部49に嵌合され
る。
【0023】図1に示すように、キーシリンダ6の縮小
断面部6cに形成された凹部6bに配置されたスプリン
グ70により、キーシリンダ6とロータ8とを連結する
連結部材9はロータ8の係合凹部8aに嵌合するように
常時押圧される。連結部材9は解除部材10の折曲げ部
63に隣接して配置されている。不正解錠時に、フレー
ム4の空洞部26内でスリーブ5が回転したとき、スリ
ーブ5と共に解除部材10が回転されるから、突起部6
4が切欠部49から離間して、スプリング66の弾力に
抗して径方向内側に移動される。このとき、折曲げ部6
3はスプリング70の弾力に抗して連結部材9を径方向
内側に移動させるので、連結部材9はロータ8の嵌合凹
部8aから離間し、キーシリンダ6とロータ8との連結
が解除される。
【0024】図7に示すように、円柱状のロータ8の外
面には一対のカム面8aが形成され、図1に示すよう
に、軸方向に突出する突起8bが形成される。突起8b
は第1のフレーム41に形成された凹部50内に回転可
能に配置される。ロータ8のカム面8aに当接する一対
のスライダ13の各凹部13aにはラッチ11のアーム
部52が配置される。アンロック方向へのキーシリンダ
6の回転と共に連結部材9が回転すると、連結部材9と
共にロータ8が回転する。これにより、ロータ8のカム
面8aは図7の施錠位置から図18の解錠位置まで回転
するから、スライダ13はスプリング12の弾力に抗し
て図18に示す外側の位置に移動される。このため、ラ
ッチ11は、スプリング12の弾力に抗して図1に示す
係止位置から図2に示す分離位置に回転され、ワイヤ2
3の端部23aをスロット24から引き抜くことができ
る。スライダ13を介してロータ8によりラッチ11を
係止位置から分離位置に回転するので、ロータ8の直径
を小形にすることができ、全体として装置が小形化され
る。
【0025】組立の際には、第1のフレーム41の空洞
部26にロータ8、解除部材10を有するスリーブ5及
びタンブラ7を有するキーシリンダ6を配置する。ま
た、各円柱溝25にラッチ11及びスプリング12を図
示のように装着した後、第1のフレーム41の所定の位
置に第2のフレーム42を装着して予備組立体を形成す
る。ここで、クリップ60をスリーブ5に装着してスリ
ーブ5の脱落を防止する。続いて、予備組立体をケース
3内に配置した後、第1のフレーム41の各突起48を
ケース3の貫通孔35内で加締めると共に、ピン37を
第1のフレーム41に形成された凹部41aにピン37
を圧入して、ケース3内にフレーム4を固定する。最後
に、ケース3をカバー2に配置して組立を終了する。
【0026】上記の構成において、ワイヤ23の端部2
3aをスロット24に挿入すると、ラッチ11がスプリ
ング12の弾力に抗して図1の係止位置から図2の解除
位置に移動した後、スプリング12の弾力により端部2
3aの環状凹部30に自動的に嵌合されるので、ワイヤ
23がロック装置1に連結される。この場合、一対のス
ロット24のいずれでもワイヤ23の端部23aを挿入
してラッチ11に係止しかつラッチ11から外すことが
できるので、施解錠操作が容易となる。ロック装置1の
施錠状態では、ワイヤ23を引き抜くとき、ラッチ11
の第1の接触面55及び第2の接触面56がそれぞれフ
レーム4に形成された受け面46及び47にそれぞれ当
接し、ワイヤ23の引き抜きに対して強固に抵抗でき
る。このように、ラッチ11の中心に設けられたシャフ
ト43、44には大きな外力が加えられないので、スプ
リング12を支持する程度の強度を備えていればよい。
【0027】また、ロック装置1の施錠状態において、
キーシリンダ6のキー孔に工具を挿入しても、スリーブ
5と共にキーシリンダ6が自由回転を行う。スリーブ5
がフレーム4の空洞部26内で回転すると、図5に示す
解除部材10は切欠部49から離間しならが径方向内側
に移動される。このため、解除部材10の折曲げ部63
が連結部材9を径方向内側に移動させて、連結部材9と
ロータ8との連結が解除されると共に、肩部62がキー
シリンダ6の一対の凹部6aに嵌合する。このため、ス
リーブ5とキーシリンダ6が一体に回転するとき、キー
シリンダ6の回転力はロータ8に伝達されず、ロータ8
は静止状態に保持される。このように、不正解錠時にキ
ーシリンダ6の自由回転によりキーシリンダ6及びタン
ブラ7の損傷を防止することができる。更に、キーシリ
ンダ6のキー孔に別の工具を挿入してキーシリンダ6を
抜き出そうとするとき、ケース3のストッパ部31にキ
ーシリンダ6が当接してキーシリンダ6の抜き出しを阻
止することができる。
【0028】正規のキー20をキーシリンダ6に挿入し
て解錠方向に回転すると、タンブラ28とスリーブ5と
の係合が解除され、キーシリンダ6はスリーブ5に対し
て相対的に回転することができる。この場合、解除部材
10が図5の位置から径方向に移動せず、連結部材9は
キーシリンダ6とロータ8とを連結する状態に保持され
る。従って、キーシリンダ6の回転力が直接ロータ8に
伝達され、ロータ8を回転することができる。ロータ8
のカム面8aが図7の施錠位置から図18の解錠位置に
移動されるから、スライダ13も図7の施錠位置から図
18の解錠位置に移動される。このため、ラッチ12は
図1の係止位置から図2の分離位置に移動して、ワイヤ
23の端部23aをスロット24から引き抜くことがで
きる。
【0029】この発明の実施態様は前記の実施例に限定
されずに、変更が可能である。例えば、図19に示すよ
うに、不正解錠時にキーシリンダ6が自由回転するフリ
ーターン型ではなく、タンブラ7をフレーム4の空洞部
26に形成した溝26aに係止してロック時にキーシリ
ンダ6を固定する構造でもよい。即ち、フレーム4の空
洞部26にロック位置とアンロック位置との間で回転可
能にキーシリンダ6を配置し、フレーム4の溝26aに
係脱可能にキーシリンダ6のスリット28内に配置され
たタンブラ7とを設け、キーシリンダ6がアンロック位
置に回転されるときに、キーシリンダ6によりスプリン
グ12の弾力に抗してラッチ11を分離位置に移動させ
てもよい。この場合に、キーシリンダ6とロータ8とを
一体に形成するか別体で形成するか及びスライダ13を
介するか又は省略するかは設計上決定される。
【0030】スライダ13を省略してロータ8により直
接ラッチ12を係止位置から分離位置に回転させてもよ
い。また、片側にのみスライダ13を挿入し、スライダ
13を挿入しない側のラッチ12を常時スロット24内
に固定した状態とし、片側のスロット24のみにワイヤ
23の端部23aを施錠可能に着脱することもできる。
この構造では、スライダ13を挿入しない側のスロット
24にワイヤ23を挿入するだけで、ロック装置1とワ
イヤ23が固着される。前記の実施例では、ワイヤ23
を使用する例を示したが、チェーンや複数の短いロッド
を連結して形成したバー部材でもよい。
【0031】
【発明の効果】前述のように、この発明では、不正解錠
時にキーシリンダが自由回転するので、キーシリンダ及
びタンブラを含む回転部分を破損することなく不正解錠
に対してロック装置を保護することができる。同時に、
キーシリンダの抜け出しをフレームのストッパ部により
阻止するので、不正解錠時にキーシリンダを抜き出すこ
とができず、優れた盗難防止効果が得られる。更に、ラ
ッチが施錠位置に強固に保持され、ワイヤの不正な強制
引き抜きを防止することができる。円柱溝内ではラッチ
はガタなく回転可能に保持され、操作性に優れたロック
装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 施錠状態にあるこの発明によるロック装置の
図3のJ−J線に沿う断面図
【図2】 解錠状態にあるこの発明によるロック装置の
図3のJ−J線に沿う断面図
【図3】 図1のA−A線に沿う断面図
【図4】 図1のE−E線に沿う断面図
【図5】 図1のD−D線に沿う断面図
【図6】 図1のC−C線に沿う断面図
【図7】 施錠状態にある図1のB−B線に沿う断面図
【図8】 図1のF−F線に沿う断面図
【図9】 図1のG−G線に沿う断面図
【図10】 図1のH−H線に沿う断面図
【図11】 ラッチの取付状態を示す部分分解斜視図
【図12】 ケースの展開図
【図13】 ケースの断面図
【図14】 第1のフレームの平面図
【図15】 第1のフレームの断面図
【図16】 ラッチの側面図
【図17】 ラッチの平面図
【図18】 解錠状態にある図1のB−B線に沿う断面
【図19】 この発明の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1・・ロック装置、 2・・カバー、 3・・ケース、
4・・フレーム、5・・スリーブ、 6・・キーシリ
ンダ、 7・・タンブラ、 8・・ロータ、9・・連結
部材、 10・・解除部材、 11・・ラッチ、 12
・・スプリング、 13・・スライダ、 20・・キ
ー、 21・・正面穴部、 22・・側部穴部、 23
・・ワイヤ、 23a・・端部、 24・・スロット、
25・・円柱溝、 25a・・、 26・・空洞部、
27・・溝、 28・・スリット、 30・・環状凹
部、 31・・ストッパ部、 33・・側部開口部、3
4・・側部開口部、 41・・第1のフレーム、 42
・・第2のフレーム、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 71/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーを挿入する正面開口部及びワイヤの端
    部を挿入する側部開口部を備えたケースと、ケース内に
    配置されかつワイヤの端部を挿入するスロット及びスロ
    ットに連絡する円柱溝を備えたフレームと、フレームの
    空洞部に回転可能に配置されたスリーブと、スリーブ内
    に回転可能に配置されたキーシリンダと、スリーブの溝
    に係脱可能にキーシリンダのスリット内に配置されたタ
    ンブラと、キーシリンダによりロック位置とアンロック
    位置との間で回転可能にかつキーシリンダと同軸上に配
    置されたロータと、キーシリンダとロータとを連結する
    連結部材と、フレームの空洞部内でスリーブが回転した
    ときにロータと連結部材との連結を解除する解除部材
    と、フレームのスロット内に配置されたワイヤの端部の
    環状凹部に係合する係止位置とワイヤの端部の環状凹部
    から離間した分離位置との間でフレームの円柱溝内で回
    転可能に配置されたラッチと、分離位置から係止位置に
    ラッチを付勢するスプリングとから構成され、ロータが
    アンロック位置に回転されるときに、ロータはスプリン
    グの弾力に抗してラッチを分離位置に移動させることを
    特徴とするロック装置。
  2. 【請求項2】ロータの回転時にスライダを介してラッチ
    を係止位置から分離位置へ回転する請求項1に記載のロ
    ック装置。
  3. 【請求項3】係止位置にあるラッチに係合するワイヤの
    端部に引き抜き方向の外力が加えられたとき、ラッチは
    2箇所でフレームと当接してワイヤの端部の引き抜きを
    阻止する請求項1又は請求項2のいずれか1項に記載の
    ロック装置。
  4. 【請求項4】フレームはキーシリンダの前端部に当接す
    るストッパ部を備えた請求項1〜請求項3のいずれか1
    項に記載のロック装置。
  5. 【請求項5】フレームは、一対のスロット及び一対の円
    柱溝を備え、各円柱溝にラッチが配置され、各ラッチは
    スプリングにより係止位置に付勢される請求項1〜請求
    項4のいずれか1項に記載のロック装置。
  6. 【請求項6】スロットと円柱溝との境界部に一体鋳造に
    より枠部を形成し、枠部内に配置したラッチの端部がワ
    イヤの端部の環状凹部に係合する請求項1〜請求項5の
    いずれか1項に記載のロック装置。
  7. 【請求項7】キーを挿入する正面開口部及びワイヤの端
    部を挿入する側部開口部を備えたケースと、ケース内に
    配置されかつワイヤの端部を挿入するスロット及びスロ
    ットに連絡する円柱溝を備えたフレームと、フレームの
    空洞部にロック位置とアンロック位置との間で回転可能
    に配置されたキーシリンダと、フレームの溝に係脱可能
    にキーシリンダのスリット内に配置されたタンブラと、
    フレームのスロット内に配置されたワイヤの端部の環状
    凹部に係合する係止位置とワイヤの端部の環状凹部から
    離間した分離位置との間でフレームの円柱溝内で回転可
    能に配置されたラッチと、分離位置から係止位置にラッ
    チを付勢するスプリングとを備え、キーシリンダがアン
    ロック位置に回転されるときに、キーシリンダはスプリ
    ングの弾力に抗してラッチを分離位置に移動させること
    を特徴とするロック装置。
  8. 【請求項8】ロータの回転時にスライダを介してラッチ
    を係止位置から分離位置へ回転する請求項7に記載のロ
    ック装置。
  9. 【請求項9】係止位置にあるラッチに係合するワイヤの
    端部に引き抜き方向の外力が加えられたとき、ラッチは
    2箇所でフレームと当接してワイヤの端部の引き抜きを
    阻止する請求項7又は請求項8のいずれか1項に記載の
    ロック装置。
  10. 【請求項10】フレームはケース内に加締めて固定され
    かつキーシリンダの前端部に当接するストッパ部を備え
    た請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載のロック装
    置。
  11. 【請求項11】フレームは、一対のスロット及び一対の
    円柱溝を備え、各円柱溝にラッチが配置され、各ラッチ
    はスプリングにより係止位置に付勢される請求項7〜請
    求項10のいずれか1項に記載のロック装置。
  12. 【請求項12】スロットと円柱溝との境界部に一体鋳造
    により枠部を形成し、枠部内に配置したラッチの端部が
    ワイヤの端部の環状凹部に係合する請求項7〜請求項1
    1のいずれか1項に記載のロック装置。
  13. 【請求項13】キーシリンダにロータを接続し、ロータ
    を介してラッチを作動する請求項7〜請求項12のいず
    れか1項に記載のロック装置。
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