JPH084378A - シリンダ錠装置 - Google Patents

シリンダ錠装置

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JPH084378A
JPH084378A JP26025294A JP26025294A JPH084378A JP H084378 A JPH084378 A JP H084378A JP 26025294 A JP26025294 A JP 26025294A JP 26025294 A JP26025294 A JP 26025294A JP H084378 A JPH084378 A JP H084378A
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JP
Japan
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rotor
key
sleeve
tumbler
lock lever
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Application number
JP26025294A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Oyabu
好伸 大藪
Shozo Kito
昇三 鬼頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69424026T priority patent/DE69424026T2/de
Publication of JPH084378A publication Critical patent/JPH084378A/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B17/00Accessories in connection with locks
    • E05B17/0054Fraction or shear lines; Slip-clutches, resilient parts or the like for preventing damage when forced or slammed
    • E05B17/0058Fraction or shear lines; Slip-clutches, resilient parts or the like for preventing damage when forced or slammed with non-destructive disengagement
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B17/00Accessories in connection with locks
    • E05B17/04Devices for coupling the turning cylinder of a single or a double cylinder lock with the bolt operating member
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T70/00Locks
    • Y10T70/70Operating mechanism
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    • Y10T70/7486Single key
    • Y10T70/7508Tumbler type
    • Y10T70/7559Cylinder type
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不正キー等で強制的に回転されたとしても、
解錠をされることがないことはもとより、構成部品が破
損するようなこともないようにする。 【構成】 正規のキー以外のキー等が挿入されてキーロ
ータ13が強制的に回転されると、連係解除機構10に
より連係部材34が矢印A2方向に移動されるようにな
っており、この移動によってリアロータ20と連係部材
34との連係が解除されるようになる。これにより、キ
ーロータ13とスリーブ8とが空回りするのみで、リア
ロータ20およびロックレバー24は回転されないか
ら、解錠はされず、また、タンブラ16等の構成部品に
無理な力が作用することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不正解錠対策を講じた
シリンダ錠装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のドアに設けられるシリン
ダ錠装置においては、ロータケース内に回転可能に設け
られたキーロータに複数個のタンブラを径方向に移動可
能に配設すると共にばねにより一方向に付勢して設け、
タンブラの端部がロータケースの内周部に設けられたタ
ンブラ係合溝に挿入状態で係合してキーロータの回転が
阻止されることにより施錠されるようになっている。
【0003】解錠する場合には、正規のキーをキーロー
タのキー挿通孔に挿入すると、そのキーにより各タンブ
ラがタンブラ係合溝から抜脱するように移動される。そ
して、そのキーの回転操作によりキーロータを回転させ
てロックレバーを回転させることによって解錠するよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より、
この種のシリンダ錠装置においては、正規のキー以外の
キーやドライバー等をキーロータのキー挿通孔に挿入し
てこれを強引に回転させると、タンブラの端部がロータ
ケースのタンブラ係合溝に強制的に押圧されてタンブラ
或いはロータケースが破損してしまい、錠として再使用
することが不可能となってしまう。
【0005】この対策として、例えば各構成部品の強度
をアップすることが考えられるが、これでは材料の肉厚
を厚くしたりしなければならず、全体が大形化する問題
がある。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、正規のキー以外のキーやドライバ
ー等がキーロータのキー挿通孔に挿入されて回転されて
も、解錠されることがないのみならず、タンブラ等の構
成部品に無理な力が作用することがなくて、これらが破
損することがなく再使用が可能なシリンダ錠装置を提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のシリンダ錠装
置は、上記の目的を達成するために、筒状をなし固定状
態に設けられるロータケースと、このロータケースの内
部に回転可能に設けられ、タンブラ係合溝が形成された
スリーブと、このスリーブの内部に回転可能に設けら
れ、キー挿通孔が軸方向に形成されると共にタンブラ配
置溝が径方向に形成されたキーロータと、このキーロー
タの前記タンブラ配置溝に移動可能に設けられ、キーの
挿入前の状態ではばね部材によって一端部が前記タンブ
ラ係合溝に挿入した状態に保持されて回転方向において
前記スリーブと係合可能とされ、正規のキーの挿入によ
って前記タンブラ係合溝から抜脱されるタンブラと、前
記キーロータと軸方向において対向するようにして回転
可能に設けられたリアロータと、このリアロータと一体
回転するように設けられたロックレバーと、前記キーロ
ータにおいて前記リアロータとの対向部分に形成された
キーロータ側連係部と、前記リアロータにおいて前記キ
ーロータとの対向部分に形成されたリアロータ側連係部
と、前記キーロータ側連係部およびリアロータ側連係部
に跨がる形態で径方向に移動可能に設けられ、その移動
により前記各連係部と回転方向において係合する係合位
置と、係合が解除されてキーロータがリアロータと無関
係に回転フリーとなる解除位置とに選択的に位置され、
キー挿入前状態では各連係部と係合する係合位置にあっ
てキーロータおよびリアロータを一体回転させることが
可能な連係部材と、前記ロータケースに前記スリーブの
回転により径方向へ移動し得るように設けられた移動子
を有しその移動により前記連係部材を前記解除位置に移
動させる連係解除機構と、を具備する構成としたもので
ある。
【0008】請求項2のシリンダ錠装置は、同様な目的
を達成するために、筒状をなし固定状態に設けられるロ
ータケースと、このロータケースの内部に回転可能に設
けられ、タンブラ係合溝が形成されたスリーブと、この
スリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔が軸
方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に形成
されたキーロータと、このキーロータの前記タンブラ配
置溝に移動可能に設けられ、キーの挿入前の状態ではば
ね部材によって一端部が前記タンブラ係合溝に挿入した
状態に保持されて回転方向において前記スリーブと係合
可能とされ、正規のキーの挿入によって前記タンブラ係
合溝から抜脱されるタンブラと、前記キーロータの後部
にキーロータに対して係合する係合位置とその係合が解
除される係合解除位置との間で径方向に移動可能に設け
られ、前記係合位置でキーロータと一体に回転されるロ
ックレバーと、前記スリーブとロータケースとの間に跨
がる状態で連係位置と連係解除位置との間で径方向に移
動可能に設けられ、連係位置では前記ロックレバーの回
転を許容する状態で該ロックレバーを前記係合位置に位
置させ、連係解除位置ではそのロックレバーの回転を規
制する状態で該ロックレバーを前記係合解除位置へ移動
させることによりキーロータをロックレバーと無関係に
回転フリーとさせる移動部材と、前記スリーブに設けら
れ、キー挿入前の状態では前記移動部材を前記連係位置
に位置させ、スリーブが回転されることに伴い移動部材
を前記連係解除位置へ移動させるカム部と、を具備する
構成としたものである。
【0009】請求項3のシリンダ錠装置は、同様な目的
を達成するために、筒状をなし固定状態に設けられるロ
ータケースと、このロータケースの内部に回転可能に設
けられ、タンブラ係合溝が形成されたスリーブと、この
スリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔が軸
方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に形成
されたキーロータと、このキーロータの前記タンブラ配
置溝に移動可能に設けられ、キーの挿入前の状態ではば
ね部材によって一端部が前記タンブラ係合溝に挿入した
状態に保持されて回転方向において前記スリーブと係合
可能とされ、正規のキーの挿入によって前記タンブラ係
合溝から抜脱されるタンブラと、前記キーロータの後部
にキーロータに対して係合する係合位置とその係合が解
除される係合解除位置との間で径方向に移動可能に設け
られ、前記係合位置でキーロータと一体に回転されるロ
ックレバーと、前記キーロータの後部に該キーロータと
一体に回転するように設けられると共に、このキーロー
タに対して連係位置と連係解除位置との間で径方向に移
動可能に設けられ、連係位置では前記ロックレバーを前
記係合位置に移動させ、連係解除位置ではそのロックレ
バーを前記係合解除位置へ移動させることによりキーロ
ータをロックレバーと無関係に回転フリーとさせると共
にロックレバーに対して回転が可能とされるリヤロータ
と、前記スリーブの後部に設けられ、キー挿入前の状態
では前記リヤロータを前記連係解除位置に位置させ、ス
リーブに対してリヤロータが回転されることに伴いその
リヤロータを前記連係位置へ移動させるカム部と、を具
備する構成としたものである。
【0010】請求項4のシリンダ錠装置は、同様な目的
を達成するために、筒状をなし固定状態に設けられるロ
ータケースと、このロータケースの内部に回転可能に設
けられ、タンブラ係合溝が形成されたスリーブと、この
スリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔が軸
方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に形成
されたキーロータと、このキーロータの前記タンブラ配
置溝に移動可能に設けられ、キーの挿入前の状態ではば
ね部材によって一端部が前記タンブラ係合溝に挿入した
状態に保持されて回転方向において前記スリーブと係合
可能とされ、正規のキーの挿入によって前記タンブラ係
合溝から抜脱されるタンブラと、前記キーロータの後部
に回転可能に設けられたロックレバーと、このロックレ
バーに前記キーロータに対して係合する係合位置とその
係合が解除される係合解除位置との間で径方向に移動可
能に設けられ、前記係合位置でキーロータおよびロック
レバーと一体に回転される連係部材と、前記スリーブと
ロータケースとの間に跨がる状態で連係位置と連係解除
位置との間で径方向に移動可能に設けられ、連係位置で
は前記連係部材の回転を許容する状態で該連係部材を前
記係合位置に位置させ、連係解除位置ではその連係部材
の回転を規制する状態で該連係部材を前記係合解除位置
へ移動させることにより前記キーロータを連係部材およ
びロックレバーと無関係に回転フリーとさせる移動部材
と、前記スリーブに設けられ、キー挿入前の状態では前
記移動部材を前記連係位置に位置させ、スリーブが回転
されることに伴い移動部材を前記連係解除位置へ移動さ
せるカム部と、を具備する構成としたものである。
【0011】これら請求項1ないし4のシリンダ錠装置
において、スリーブにこれを径方向に貫通する形態で移
動可能に設けられると共にばね部材によりロータケース
側に移動付勢された移動ブロックと、ロータケースに設
けられ、キー挿入前においてスリーブが原位置に位置さ
れた状態で前記移動ブロックと係合し、スリーブが原位
置から回転されることに伴い移動ブロックをキーロータ
側へ移動させる斜面を有する原位置用係合凹部と、キー
ロータに設けられ、前記移動ブロックがキーロータ側へ
移動されることに伴いその移動ブロックと係合する係合
凹部と、を具備する構成とすることが好ましい。
【0012】
【作用】請求項1のシリンダ錠装置において、キー挿入
前の状態では、タンブラは、ばね部材によって一端部が
タンブラ係合溝に挿入した状態に保持されて回転方向に
おいてスリーブと係合可能とされている。従って、この
状態では、キーロータとスリーブとは一体回転し得る関
係にある。また、キーロータ側連係部とリアロータ側連
係部とは連係部材によって連係する状態にあり、従って
キーロータとリアロータとは一体回転し得る関係にあ
る。
【0013】このキー挿入前の状態から、正規のキーを
キー挿通孔に挿入すると、タンブラが移動してタンブラ
係合溝から抜脱される。これにより、キーロータはスリ
ーブに対して回転フリーとなる。従って、差し込んだキ
ーを回転させると、キーロータは回転するが、スリーブ
は回転しない。スリーブが回転しないことにより連係部
材が解除位置へ移動することがなく、すなわちキーロー
タとリアロータとは連係されたままとなり、そしてキー
ロータが回転することによりリアロータひいてはロック
レバーが回転し、解錠される。
【0014】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキーや、ドライバー等をキーロータの
キー挿通孔に挿入してこれを強制的に回転させると、タ
ンブラがタンブラ係合溝に挿入したままであることか
ら、キーロータとスリーブとが一体回転する。ところ
が、このスリーブの回転により連係解除機構の移動子が
径方向に移動し、この移動によって前記連係部材が解除
位置に移動されてキーロータとリアロータとの連係が解
除されてキーロータが回転フリー状態とされる。従っ
て、キーロータとスリーブとは一体回転するが、リアロ
ータひいてはロックレバーは回転せず、解錠はなされな
い。
【0015】つまり、不正キー等で強制的に回転された
としても、キーロータとスリーブとが空回りするのみで
あるから、解錠されないのみならず、各構成部品に無理
な力が作用せず、それらが破損するおそれがなく再使用
が可能である。
【0016】請求項2のシリンダ錠装置において、キー
挿入前の状態では、上述の場合と同様に、タンブラは、
ばね部材により一端部がタンブラ係合溝に挿入した状態
に保持されて回転方向においてスリーブと係合可能とさ
れている。従って、この状態では、キーロータとスリー
ブとは一体回転し得る関係にある。また、移動部材は連
係位置に位置されていると共にロックレバーは係合位置
に位置されていて、ロックレバーとキーロータとは係合
状態にあり、従ってキーロータとロックレバーとは一体
回転し得る関係にある。
【0017】このキー挿入前の状態から、正規のキーを
キー挿通孔に挿入すると、タンブラが移動してタンブラ
係合溝から抜脱される。これにより、キーロータはスリ
ーブに対して回転がフリーとなる。従って、挿入した正
規のキーを回転操作すると、スリーブに対してキーロー
タが回転され、該キーロータと係合状態のロックレバー
が一体に回転され、解錠が可能となる。このとき、スリ
ーブは回転しないから、移動部材は連係位置に保持され
たままである。
【0018】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキーや、ドライバー等をキー挿通孔に
挿入してこれを強制的に回転させると、タンブラがタン
ブラ係合溝に係合して、キーロータとスリーブとが一体
に回転することになる。ところが、スリーブが回転する
と、スリーブに設けられたカム部により移動部材が連係
解除位置へ移動され、これに伴いロックレバーが係合解
除位置へ移動され、ロックレバーとキーロータとの係合
が解除される。従って、キーロータとスリーブとは一体
回転するが、ロックレバーは回転されないから、解錠は
されない。
【0019】この場合も、不正キー等で強制的に回転さ
れたとしても、キーロータとスリーブとが空回りするの
みであるから、解錠されないのみならず、各構成部品に
無理な力が作用せず、それらが破損するおそれがなく再
使用が可能である。
【0020】請求項3のシリンダ錠装置においては、キ
ー挿入前の状態では、上述の場合と同様に、タンブラ
は、ばね部材により一端部がタンブラ係合溝に挿入した
状態に保持されて回転方向においてスリーブと係合可能
とされている。従って、この状態では、キーロータとス
リーブとは一体回転し得る関係にある。また、リヤロー
タは連係解除位置に位置されていると共にロックレバー
は係合解除位置に位置されていて、ロックレバーとキー
ロータとは係合解除状態にある。
【0021】このキー挿入前の状態から、正規のキーを
キー挿通孔に挿入すると、タンブラが移動してタンブラ
係合溝から抜脱される。これにより、キーロータはスリ
ーブに対して回転がフリーとなる。そして、挿入した正
規のキーを回転操作すると、スリーブに対してキーロー
タが回転され、該キーロータと一体にリヤロータが回転
される。すると、リヤロータは、回転されながら、スリ
ーブに設けられたカム部により連係位置へ移動され、こ
れに伴い、ロックレバーが係合位置へ移動されてロック
レバーと係合状態となる。従って、キーロータとロック
レバーが一体回転され、解錠が可能となる。
【0022】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキーや、ドライバー等をキー挿通孔に
挿入してこれを強制的に回転させると、タンブラがタン
ブラ係合溝に係合して、キーロータとスリーブとリヤロ
ータとが一体に回転することになる。スリーブとリヤロ
ータとが一体に回転すると、これらの相対的位置関係は
変化しないから、リヤロータは係合解除位置に保持され
たままであり、また、ロックレバーは係合解除位置に位
置されたままである。従って、キーロータとスリーブと
リヤロータとは一体回転するが、ロックレバーは回転さ
れないから、解錠はされない。
【0023】この場合も、不正キー等で強制的に回転さ
れたとしても、キーロータとスリーブとリアロータとが
空回りするのみであるから、解錠されないのみならず、
各構成部品に無理な力が作用せず、それらが破損するお
それがなく再使用が可能である。
【0024】請求項4のシリンダ錠装置においては、キ
ー挿入前の状態では、上述の場合と同様に、タンブラ
は、ばね部材により一端部がタンブラ係合溝に挿入した
状態に保持されて回転方向においてスリーブと係合可能
とされている。従って、この状態では、キーロータとス
リーブとは一体回転し得る関係にある。また、移動部材
は連係位置に位置されていると共に連係部材は係合位置
に位置されていて、キーロータとロックレバーとは連係
部材を介して係合状態にあり、従ってキーロータとロッ
クレバーとは一体回転し得る関係にある。
【0025】このキー挿入前の状態から、正規のキーを
キー挿通孔に挿入すると、タンブラが移動してタンブラ
係合溝から抜脱される。これにより、キーロータはスリ
ーブに対して回転がフリーとなる。従って、挿入した正
規のキーを回転操作すると、スリーブに対してキーロー
タが回転され、該キーロータと連係部材を介して係合状
態のロックレバーが一体に回転され、解錠が可能とな
る。このとき、スリーブは回転しないから、移動部材は
連係位置に保持されたままである。
【0026】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキーや、ドライバー等をキー挿通孔に
挿入してこれを強制的に回転させると、タンブラがタン
ブラ係合溝に係合して、キーロータとスリーブとが一体
に回転することになる。ところが、スリーブが回転する
と、スリーブに設けられたカム部により移動部材が連係
解除位置へ移動され、これに伴い連係部材が係合解除位
置へ移動され、キーロータとロックレバーとの係合関係
が解除される。従って、キーロータとスリーブとは一体
回転するが、連係部材およびロックレバーは回転されな
いから、解錠はされない。
【0027】この場合も、不正キー等で強制的に回転さ
れたとしても、キーロータとスリーブとが空回りするの
みであるから、解錠されないのみならず、各構成部品に
無理な力が作用せず、それらが破損するおそれがなく再
使用が可能である。
【0028】請求項5のシリンダ錠装置においては、キ
ー挿入前の状態、及び正規のキーが挿入されて回転操作
されたときには、移動ブロックがロータケースの原位置
用係合凹部に係合することによりスリーブとロータケー
スとの間に跨がって係合しており、この係合によりスリ
ーブが原位置に保持されることになる。
【0029】一方、正規のキー以外のキーやドライバー
等が挿入されてキーロータが強制的に回転操作された場
合には、スリーブの回転に伴い移動ブロックがキーロー
タ側へ移動してキーロータの係合凹部に係合し、移動ブ
ロックはスリーブとキーロータとの間に跨がって係合し
た状態となり、これらスリーブ及びキーロータと一体回
転することになる。
【0030】そして、スリーブ及びキーロータが原位置
へ戻されると、移動ブロックがロータケースの原位置用
係合凹部に係合するように移動してスリーブとロータケ
ースとの間に跨がって係合し、この係合によりスリーブ
が原位置に保持されるようになる。従って、スリーブ及
びキーロータの原位置が明確となる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1ない
し図10を参照して説明する。図1にはキー挿入前の状
態を示し、図6には構成部品を分解した状態を示し、図
9には不正キー等で強制的に回転された時の状態を示し
ている。まず、図1およびこれに関連する図2ないし図
5および図6を参照して説明する。ロータケース1はキ
ャップ部2とケース本体部3と前後方向(図1において
図中右側を前側とする)で結合してほぼ円筒形に構成さ
れている。上記ケース本体部3の上部には移動子配置溝
4が形成され、その上部にはばね押え5が取着されてい
る。また、ケース本体部3の後部には図6に示すように
係止部6,6が形成されていると共に、ばね止め部7が
形成されている。
【0032】ロータケース1の内部にはほぼ円筒形のス
リーブ8が回転可能に設けられており、このスリーブ8
の内面には図2に示すようにタンブラ係合溝9,9が形
成され、また、外面には、後述する連係解除機構10の
一部を構成する凹状のカム部11が形成されている。さ
らに、このスリーブ8の後端部にはカム部11部分で開
放する鍔部12が形成されている。
【0033】上記スリーブ8の内部には、ほぼ円柱形を
なすキーロータ13が回転可能に設けられており、この
キーロータ13には、キー挿通孔14が軸方向に形成さ
れていると共に、複数のタンブラ配置溝15が径方向に
形成されている。各タンブラ配置溝15にはそれぞれタ
ンブラ16が移動可能に配置されている。各タンブラ1
6はそれぞればね部材17によって図2の矢印A1で示
す方向に移動付勢されていて、その一端部16aが一方
のタンブラ係合溝9に挿入された状態に保持されるよう
になっており、もって、回転方向においてスリーブ8と
係合可能とされるようになっている。なお、各タンブラ
16はキー(正規のキー)がキー挿通孔14に挿通され
ると矢印A1と反対方向へ移動されてタンブラ係合溝9
から抜脱される(図7参照)ようになっている。
【0034】また、このキーロータ13の中間部から後
方へかけて支持軸部18が形成されていると共に、この
中間部にはその段部にかけて凹状のキーロータ側連係部
19が形成されている。
【0035】上記支持軸部18には、リアロータ20が
キーロータ13と軸方向において対向するようにして回
転可能に嵌合されており、このリアロータ20には、図
5に示すように、凹状のリアロータ側連係部21が形成
されていると共に、このリアロータ側連係部21の両壁
面で開放する環状スリットからなる逃げ部22が形成さ
れている。さらにこのリアロータ20の後部にはレバー
嵌合凸部23が突設されている。
【0036】このレバー嵌合凸部23には、ロックレバ
ー24が嵌合連結されており、このロックレバー24に
は、位置決め部25が形成されていると共に、例えばド
アロック機構に連結される連結部24aが形成されてい
る。このロックレバー24ひいてはキーロータ13はね
じりばね26により所定角度位置に保持されるようにな
っている。すなわち、図8に示すように、ロックレバー
24の位置決め部25とケース本体部3のばね止め部7
とを同じ位置状態とした上で、ねじりばね26をねじり
込んでその両端部26a,26aを、これら位置決め部
25およびばね止め部7の両側に係止させている。ロッ
クレバー24は、支持軸部18の先端部に取着されたE
リング18aによって抜け止めされている。
【0037】さて、連係解除機構10は、次のように構
成されている。前記移動子配置溝4には移動子27が径
方向(上下方向)に移動可能に配置されており、この移
動子27の下面は、前記カム部11と嵌合する凸状の嵌
合部27aが形成されている。そして、この移動子27
はばね28によってカム部11と嵌合する方向へ付勢さ
れている。この移動子27はスリーブ8が回転されると
図1および図2に示す矢印A2方向へ移動するようにな
っている。上記移動子27の後部には支持片部29が形
成されており、これはキーロータ13の軸心を中心とす
る円弧状をなしている。
【0038】また、前記リアロータ側連係部21には、
中間ブロック30が径方向および回転方向に移動可能に
配置されており、この中間ブロック30の上部には、前
記支持片部29を径方向に係止し且つ回転方向の移動は
許容する保持溝31が形成されている。そして、この中
間ブロック30の下部および前部には連係部材用保持凹
部32および連係部材用保持凸部33が形成されてい
る。
【0039】一方、この連係解除機構10により移動制
御される連係部材34は、キーロータ側連係部19とリ
アロータ側連係部21とに跨がる形態で径方向に移動可
能に設けられている。すなわち、この連係部材34は円
弧状をなす上片部35と下片部36とを中間部37にて
連結したほぼコ字状をなしており、その中間部37がキ
ーロータ側連係部19に嵌合され、上片部35および下
片部36が前記リアロータ側連係部21内において前記
中間ブロック30の連係部材用保持凹部32および連係
部材用保持凸部33に嵌合されている。
【0040】いま、図1および図2に示す状態では、連
係部材34の下片部36はリアロータ側連係部21の両
壁面と回転方向で対向していて逃げ部22と対向してお
らず、もって、連係部材34は各連係部19,21と回
転方向において係合する係合位置にある。また、図9に
示す状態では、連係部材34の下片部36はリアロータ
側連係部21において逃げ部22と回転方向で対向する
状態にあり、すなわち、係合が解除された状態にあって
キーロータ13がリアロータ20と無関係に回転フリー
となる解除位置にある。
【0041】次に上記構成の作用を説明する。図1ない
し図4に示すように、キー挿入前の状態では、各タンブ
ラ16は、ばね部材17によって一端部16aがタンブ
ラ係合溝9に挿入した状態に保持されて回転方向におい
てスリーブ8と係合可能とされている。従って、この状
態では、キーロータ13とスリーブ8とは一体回転し得
る関係にある。また、キーロータ側連係部19とリアロ
ータ側連係部21とは連係部材34によって連係する状
態にあり、従ってキーロータ13とリアロータ20とは
一体回転し得る関係にある。
【0042】このキー挿入前の状態から、正規のキーを
キー挿通孔14に挿入すると、各タンブラ16の一端部
16aが移動して図7に示すようにタンブラ係合溝9か
ら抜脱される。これにより、キーロータ13はスリーブ
8に対して回転フリーとなる。従って、差し込んだキー
を回転させるとキーロータ13は回転しスリーブ8は回
転しない。スリーブ8が回転しないことにより、連係解
除機構10の移動子27が径方向(図1、図2および図
7の矢印A2方向)へ移動されることがなく、つまり、
連係部材34が解除位置へ移動することがなくてキーロ
ータ13とリアロータ20とは連係されたままとなり、
そしてキーロータ13が回転することにリアロータ20
ひいてはロックレバー24が回転し、解錠される。な
お、キーに対する回転操作力を解除すると、ねじりばね
26のばね力により、リアロータ20およびキーロータ
13が元位置に復帰する。
【0043】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキーや、ドライバー等をキーロータ1
3のキー挿通孔14に挿入してこれをを強制的に回転さ
せると、各タンブラ16がタンブラ係合溝9に挿入した
ままであることからキーロータ13とスリーブ8とが一
体回転する。
【0044】ところが、このスリーブ8の回転により連
係解除機構10の移動子27がカム部11の斜面によっ
て径方向(矢印A2方向)に移動される。この移動によ
って前記連係部材34が図9および図10に示す解除位
置(矢印A2方向へずれた位置)に移動されて連係部材
34の下片部36が逃げ部22に対向し、この結果、連
係部材34とリアロータ20との連係が解除されてキー
ロータ13側が回転フリー状態とされる。
【0045】従ってキーロータ13の回転が継続される
と、連係部材34の下片部36が逃げ部22に入り込ん
で、このキーロータ13側が回転するがリアロータ20
ひいてはロックレバー24は回転せず解錠はなされな
い。すなわち、不正キー等により強制的に回転されたと
しても、キーロータ13とスリーブ8と連係部材34と
が空回りするのみであるから、解錠されないのみなら
ず、各構成部品に無理な力が作用せず、それらが破損す
るおそれがなく再使用が可能である。
【0046】なお、ロックレバー24側が不正に回動さ
れようとした場合、リアロータ20およびキーロータ1
3が少し回動すると、スリーブ8も少し回動し、これに
より移動子27が矢印A2方向へ動くため、中間ブロッ
ク30が移動し、該中間ブロック30の一部30a(図
6参照)がケース本体部3のいずれかの係止部6(同図
6参照)に当接することで、このロックレバー24の回
動が阻止され、もって解錠されることはない。
【0047】このような第1実施例によれば、正規のキ
ー以外のキーやドライバー等を用いて強制的に回転され
たとしても、キーロータ13とスリーブ8と連係部材3
4とが空回りするのみであるから、解錠されないのみな
らず、タンブラ16、キーロータ13、あるいはスリー
ブ8等の構成部品に無理な力が作用せず、これらが破損
するおそれがなく再使用が可能である。
【0048】次に本発明の第2実施例について図11な
いし図27を参照して説明する。このうち、図11ない
し図16は正規のキー41が挿入された時の状態を示
し、図17ないし図22は構成部品の部品図を示し、図
23ないし図27は不正キー等で強制的に回転された時
の状態を示している。
【0049】まず、図11ないし図18において、ロー
タケース42は筒状をなしており、このロータケース4
2の上部には移動部材配置溝43が形成され、その上部
にばね押え44が取着されている。また、ロータケース
42の後部側(図11および図17中右側)には、円弧
状をなす溝45が形成されていると共に、この溝45の
両側に係止部45a,45aが形成され、さらに、移動
部材配置溝43に対して周方向に約90度ずれた位置に
斜面を有するV字状をなす原位置用係合凹部46が形成
されている。
【0050】ロータケース42の内部における軸方向の
中間部には、ほぼ円筒状をなすスリーブ47が回転可能
に配設されている。このスリーブ47の内面にはタンブ
ラ係合溝48,48が対向して形成され、また、外面に
は、図20にも示すように凹状のカム部49が形成され
ていると共に、このカム部49に対して周方向に約90
度ずれた位置に移動ブロック配置孔50が径方向に貫通
する状態に形成されている。
【0051】スリーブ47の内部には、キーロータ51
が回転可能に配設されている。このキーロータ51は、
カバー52によりロータケース42に対する前方への抜
け止めがなされている。このキーロータ51には、キー
挿通孔53が軸方向に形成されていると共に、複数個の
タンブラ配置溝54,55が径方向に形成されている。
この場合、タンブラ配置溝54,55は前部側と後部側
とで形状が異なっている。これらタンブラ配置溝54,
55には2種類のタンブラ56,57が径方向に移動可
能に配設されており、各タンブラ56,57は、ばね部
材58によって一方向へ付勢されている。
【0052】各タンブラ56,57は、キー挿入前の状
態では、一端部がタンブラ配置溝54,55から突出し
てスリーブ47のタンブラ係合溝48に挿入した状態と
なって(図25および図26参照)、回転方向において
スリーブ47と係合可能とされ、キー挿通孔53へ正規
のキー41が挿入されることに伴い、タンブラ配置溝5
4,55に収容されるように移動され、タンブラ係合溝
48から抜脱されるようになる(図13および図14参
照)。
【0053】また、キーロータ51の後部には軸部59
が突設され、この軸部59の基端部の上部に、図19に
も示すようにロックレバー係合凹部60が形成されてい
る。さらに、キーロータ51の後部側の外面には、前記
原位置用係合凹部46と対向するように係合凹部61が
形成されている。
【0054】そして、上記ロータケース42の移動部材
配置溝43には、図21に示す移動部材62が周方向
(図11中上下方向)に移動可能に配設されている。こ
の移動部材62は、ばね押え44との間に配設されたば
ね部材63によりスリーブ47側に付勢されていると共
に、嵌合部62aがスリーブ47側のカム部49に嵌合
しており、ロータケース42とスリーブ47との間に跨
がるように配置されている。この移動部材62の背面側
には、後面及び左右両側面が開放された係止溝64が形
成されている(図15参照)。
【0055】しかして、この移動部材62は、嵌合部6
2aがカム部49に嵌合した連係位置(図11、図14
および図15参照)と、スリーブ47の回転に伴い嵌合
部62aがカム部49から飛び出した連係解除位置(図
23、図26および図27参照)との間で径方向に移動
が可能となっている。
【0056】上記キーロータ51の軸部59には、ロッ
クレバー65がEリング66により抜け止め状態に取着
されている。このロックレバー65において、軸部59
に嵌合する嵌合孔67は一方の径方向に長い長孔状に形
成され、この嵌合孔67の一部に、軸部59側のロック
レバー係合凹部60に係合する突部68が形成されてい
る。また、このロックレバー65には、上記移動部材6
2の係止溝64に係止される係止突部69が一体に設け
られている。
【0057】しかして、このロックレバー65は、図1
1および図12に示すように突部68がロックレバー係
合凹部60に係合した係合位置と、図23および図24
に示すようにロックレバー係合凹部60に対する突部6
8の係合が外れた係合解除位置との間で径方向に移動が
可能であり、突部68がロックレバー係合凹部60に係
合した状態でキーロータ51と一体回転されるようにな
っている。
【0058】キーロータ51の後部外周部にはねじりコ
イルばねから成る復帰用ばね70が設けられており、こ
の復帰用ばね70は、ロックレバー65およびキーロー
タ51が原位置から回転された時に、これらロックレバ
ー65およびキーロータ51に原位置へ復帰させる付勢
力を付与する。
【0059】上記スリーブ47の移動ブロック配置孔5
0には、図22に示す移動ブロック71が移動可能に配
設されている。この移動ブロック71は、ばね部材72
によりロータケース42側に付勢されていて、第1の係
合部73が原位置用係合凹部46に係合することにより
スリーブ47を原位置に保持している(図14ないし図
16参照)。この移動ブロック71には、キーロータ5
1側に第2の係合部74が形成されている。
【0060】なお、図23、図25ないし図27におい
て、75は正規のキー以外のキーとしての不正キーを示
している。
【0061】次に上記構成の作用を説明する。キー挿入
前の状態では、各タンブラ56,57は、ばね部材58
により一端部がスリーブ47のタンブラ係合溝48,4
9に挿入された状態にあり、回転方向においてスリーブ
47と係合する状態にある(図25および図26参
照)。従って、この状態では、キーロータ51とスリー
ブ47とは一体回転し得る関係にある。また、移動部材
62は連係位置に位置されていると共にロックレバー6
5は係合位置に位置されていて、ロックレバー65の突
部68とキーロータ51のロックレバー係合凹部60と
は係合状態にあり(図11および図12参照)、従って
キーロータ51とロックレバー65とは一体回転し得る
関係にある。このとき、移動部材62の係合溝64とロ
ータケース42の溝45とは連通状態にある(図15参
照)。
【0062】また、移動ブロック71がロータケース4
2の原位置用係合凹部46に係合することによりスリー
ブ47とロータケース42との間に跨がって係合してお
り、この係合によりスリーブ47が原位置に保持されて
いる。
【0063】この状態で、キー挿通孔53に正規のキー
41が挿入されると、各タンブラ56,57がタンブラ
係合溝48,49から抜脱してタンブラ配置溝54,5
5に収容される状態となる(図13および図14参
照)。これにより、キーロータ51はスリーブ47に対
して回転がフリーとなる。従って、挿入した正規のキー
41を回転操作すると、スリーブ47ひいてはロータケ
ース42に対してキーロータ51が回転され、該キーロ
ータ51と係合状態のロックレバー65が一体に回転さ
れ、解錠が可能となる。
【0064】このとき、キーロータ51およびロックレ
バー65はロータケース42の係止部45a,45aに
よって回動範囲が規制されており、その回動範囲は、原
位置から左右にそれぞれ約65度の範囲となっている。
また、この場合、キーロータ51およびロックレバー6
5が回転されてもスリーブ47は回転しないから、移動
部材62は連係位置に保持されたままである。
【0065】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキー、例えば不正キー75をキー挿通
孔63に挿入してこれを強制的に回転させると、タンブ
ラ56,57のうちの少なくとも一部のタンブラ56,
57がタンブラ係合溝48に係合するため、キーロータ
51とスリーブ47とが一体に回転することになる(図
25ないし図27参照)。
【0066】スリーブ47が回転すると、スリーブ47
に設けられたカム部49の斜面により移動部材62が上
方の連係解除位置へ移動され(図23および図26中矢
印B1参照)、これに伴いロックレバー65が上方の係
合解除位置へ移動され(図24中矢印B1参照)、ロッ
クレバー65の突部68とキーロータ51のロックレバ
ー係合凹部60との係合が解除される。また、ロータケ
ース42に対してスリーブ47が回転されると、原位置
用係合凹部46の斜面により移動ブロック71がキーロ
ータ51側へ移動され(図26および図27中矢印B2
参照)、移動ブロック71はロータケース42に対する
係合が外れる一方、キーロータ51の係合凹部61に係
合するようになる。
【0067】従って、この場合には、キーロータ51と
スリーブ47とは一体回転するが、ロックレバー65は
回転されないから、解錠はされない。つまり、不正キー
等で強制的に回転されたとしても、キーロータ51とス
リーブ47とが空回りするのみであるから、解錠されな
いのみならず、各構成部品に無理な力が作用せず、それ
らが破損するおそれがなく再使用が可能である。
【0068】ところで、不正キー75によりキーロータ
51およびスリーブ47が原位置から任意の位置に回転
された状態で、不正キー75が抜かれたような場合に
は、それらキーロータ51およびスリーブ47は原位置
から外れた位置に位置されていることがある。
【0069】このような場合には、キー挿通孔53に正
規のキー41を挿入すると、各タンブラ56,57がタ
ンブラ配置溝54,55に収容されるように移動されて
スリーブ47との係合が外れることになるが、移動ブロ
ック71がスリーブ47とキーロータ51とに跨がって
係合しているから、正規のキー41によりキーロータ5
1を回転させると、スリーブ47も一体に回転する。こ
れらキーロータ51およびスリーブ47を原位置まで回
転させると、移動ブロック71の第1の係合部73がロ
ータケース42の原位置用係合凹部46に対応してこれ
と係合し(図14および図15参照)、これにより、キ
ーロータ51およびスリーブ47が原位置に保持される
ようになる。
【0070】このような第2実施例によれば、上記した
第1実施例と同様に、不正キー75等が挿入されて強制
的にキーロータ51が回転操作されたときには、キーロ
ータ51とスリーブ47とが空回りするのみで、ロック
レバー65は回転されないから、解錠されないのみなら
ず、各構成部品に無理な力が作用せず、それらが破損す
るおそれがなく再使用が可能である。
【0071】また、スリーブ47に移動ブロック71を
設け、その移動ブロック71がロータケース42の原位
置用係合凹部46に係合することによりスリーブ47を
原位置に保持し、スリーブ47およびキーロータ51が
不正キー75により回転された場合には、移動ブロック
71がキーロータ51と係合してそれらスリーブ47お
よびキーロータ51を一体回転させる構成としているの
で、正規の解錠及び施錠時にはスリーブ47を回転させ
ないようにでき、また、スリーブ47およびキーロータ
51の原位置を明確にできる利点がある。
【0072】しかも、このものによれば、軸方向へ移動
する部材がないので、軸方向に大きくなることを抑えら
れる利点もある。
【0073】次に本発明の第3実施例について図28な
いし図37を参照して説明する。このうち、図28ない
し図34はキー挿入前の状態および部品図を示し、図3
5および図36は正規のキーが挿入された状態を示し、
図37は不正キー等で強制的に回転された時の状態を示
している。
【0074】まず、図28ないし図34において、筒状
をなすロータケース81の内部には円筒状をなすスリー
ブ82が回転可能に配設され、このスリーブ82の内部
にキーロータ83が回転可能に配設されている。キーロ
ータ83はカバー84により前方への抜け止めがなさ
れ、キーロータ83の後部(図28中右部)の軸部85
はロータケース81の軸挿通孔86から後方へ突出して
いる。この軸部85は断面が小判状をなしていて(図3
1参照)、その後端部に突部87が突設され、この突部
87にロックレバー係合凹部88(図30参照)が形成
されている。
【0075】上記スリーブ82の内面にはタンブラ係合
溝89,89が対向して形成されている。キーロータ8
3にはキー挿通孔(図示せず)が軸方向に形成されてい
ると共に、複数個のタンブラ配置溝91が径方向に形成
されている。各タンブラ配置溝91にはタンブラ92が
移動可能に配設されており、各タンブラ92は図示しな
いばね部材により一方向に移動付勢されている。
【0076】キーロータ83の軸部85には、ロータケ
ース81内に位置させてリアロータ93が嵌合されてい
る。このリアロータ93の軸部85に嵌合する嵌合孔9
4は径方向に長い長孔となっていて(図31及び図32
参照)、リアロータ93は、キーロータ83と一体に回
転はするが、キーロータ83に対して径方向に移動可能
となっている。
【0077】リアロータ93の上部には凹部95が形成
されていて、この凹部95が、スリーブ82の後端部に
設けられたカム部96に嵌合している。また、リアロー
タ93の背面側には、円弧状の係止溝97が形成されて
いる(図32参照)。
【0078】キーロータ83の上記突部87には、ロッ
クレバー98がEリング99により後方への抜け止めが
なされた状態で嵌合されている。このロックレバー98
の突部87に嵌合する嵌合孔100は径方向に長い長孔
となっていて(図30参照)、この嵌合孔100の上部
に、ロックレバー係合凹部88に係合する突部101が
下向きに形成されている。ロックレバー98の上部には
前方へ向く係止突部102が設けられており、この係止
突部102の先端部が、ロータケース81の後部壁81
aに形成された孔103を貫通してリアロータ93の係
止溝97に移動可能に挿入されている。
【0079】また、ロックレバー98において、嵌合孔
100の下方には係止片104が前方に向けて切り起こ
しにより形成されていて、この係止片104が、ロータ
ケース81の後部壁81aに設けられたストッパ用突部
105,105間に挿入されている(図33参照)。
【0080】キーロータ83の軸部85の回りにはねじ
りコイルばねより成る復帰用ばね106が設けられてお
り、この復帰用ばね106は、キーロータ83およびロ
ックレバー98が原位置から回転された時に、これらキ
ーロータ83およびロックレバー98を原位置へ復帰さ
せる付勢力を付与する。また、ロックレバー98は、こ
の復帰用ばね106によりに図28中上方への付勢力が
付与されている。
【0081】しかして、この場合、キー挿入前の状態で
は、ロックレバー98が上方の係合解除位置に位置され
ると共に、このロックレバー98と係合したリアロータ
93が上方の連係解除位置に位置されており、この状態
では、ロックレバー98の突部101とキーロータ83
のロックレバー係合凹部88との係合は外れている(図
30参照)。
【0082】図29および図34において、スリーブ8
2には移動ブロック配置孔107が形成され、この移動
ブロック配置孔107に移動ブロック108が径方向に
移動可能に配設されている。この移動ブロック108
は、これを貫通する状態で設けられたピン状のばね部材
109によりロータケース81側に付勢されている。
【0083】ロータケース81側には、移動ブロック1
08の一端側の第1の係合部110が係合する原位置用
係合凹部111が形成され、また、キーロータ83側に
は、移動ブロック108の他端側の第2の係合部112
と係合する係合凹部113が形成されている。なお、図
35において、114は正規のキーである。
【0084】次に上記構成の作用を説明する。キー挿入
前の状態では、各タンブラ92は、ばね部材により一端
部がスリーブ82のタンブラ係合溝89に挿入された状
態にあり、回転方向においてスリーブ82と係合する状
態にある。従って、この状態では、キーロータ83とス
リーブ82とは一体回転し得る関係にある。また、リア
ロータ93は連係解除位置に位置されていると共にロッ
クレバー98は係合解除位置に位置されていて、ロック
レバー98とキーロータ93とは係合解除状態にある。
【0085】また、移動ブロック108がロータケース
81の原位置用係合凹部111に係合することによりス
リーブ82とロータケース81との間に跨がって係合し
ており、この係合によりスリーブ82が原位置に保持さ
れている。
【0086】この状態で、キーロータ83のキー挿通孔
に正規のキー114が挿入されると、各タンブラ92が
タンブラ係合溝89から抜脱してタンブラ配置溝91に
収容される状態となる。これにより、キーロータ83は
スリーブ82に対して回転がフリーとなる。挿入した正
規のキー114を回転操作すると、スリーブ82に対し
てキーロータ83が回転され、該キーロータ83と一体
にリアロータ93が回転される。
【0087】すると、リアロータ93は、回転されなが
ら、スリーブ82に設けられたカム部96により下方
(図28および図31中矢印C1参照)の連係位置(図
35参照)へ移動され、これに伴い、ロックレバー98
が係合位置(図35および図36参照)へ移動されてロ
ックレバー98の突部101がキーロータ83のロック
レバー係合凹部88に係合した状態となる。また、ロッ
クレバー98が係合位置へ移動されることに伴い、係止
片104がストッパ用突部105,105から下方へず
れるため、ロックレバー98の回転が許容されるように
なる。従って、キーロータ83とロックレバー98が一
体回転され、解錠が可能となる。
【0088】このとき、ロックレバー98の回動範囲
は、ロータケース81の孔103によって規制される。
また、この場合、スリーブ82は移動ブロック108に
より原位置に保持されているから、キーロータ83、リ
アロータ93およびロックレバー98が回転されてもス
リーブ82は回転しない。
【0089】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキー、例えば不正キー(図示せず)を
キー挿通孔に挿入してこれを強制的に回転させると、少
なくとも一部のタンブラ92がタンブラ係合溝89に係
合するため、キーロータ83とスリーブ82とリアロー
タ93とが一体に回転することになる。スリーブ82と
リアロータ93とが一体に回転すると、これらの相対的
位置関係は変化しないから、リアロータ93は係合解除
位置に保持されたままであり、また、ロックレバー98
は係合解除位置に位置されたままである。
【0090】そして、ロータケース81に対してスリー
ブ82が回転されると、原位置用係合凹部111の斜面
により移動ブロック108がキーロータ83側へ移動さ
れ、移動ブロック108はロータケース81に対する係
合が外れる一方、キーロータ83の係合凹部113に係
合するようになる(図37参照)。
【0091】従って、この場合は、キーロータ83とス
リーブ82とリアロータ93とは一体回転するが、ロッ
クレバー98は回転されないから、解錠はされない。つ
まり、不正キー等により強制的に回転されたとしても、
キーロータ83とスリーブ82とリアロータ93とが空
回りするのみであるから、解錠されないのみならず、各
構成部品に無理な力が作用せず、それらが破損するおそ
れがなく再使用が可能である。
【0092】ところで、この第3実施例においても、不
正キーによりキーロータ83、スリーブ82およびリア
ロータ93が原位置から任意の位置に回転された状態
で、不正キーが抜かれたような場合には、それらキーロ
ータ83、スリーブ82およびリアロータ93が原位置
から外れた位置に位置されていることがある。
【0093】このような場合には、キー挿通孔に正規の
キー114を挿入すると、各タンブラ92がタンブラ配
置溝91に収容されるように移動されてスリーブ82と
の係合が外れることになるが、移動ブロック108がス
リーブ82とキーロータ83とに跨がって係合している
から、正規のキー114によりキーロータ83を回転さ
せると、スリーブ82も一体に回転する。これらキーロ
ータ83およびスリーブ82を原位置まで回転させる
と、移動ブロック108の第1の係合部110がロータ
ケース81の原位置用係合凹部111に対応してこれと
係合し(図34参照)、これにより、キーロータ83お
よびスリーブ82並びにリアロータ93が原位置に保持
されるようになる。
【0094】このような第3実施例によれば、第1およ
び第2実施例と同様に、不正キー等が挿入されて強制的
にキーロータ83が回転操作されたときには、キーロー
タ83とスリーブ82とリアロータ93とが空回りする
のみで、ロックレバー98は回転されないから、解錠さ
れないのみならず、各構成部品に無理な力が作用せず、
それらが破損するおそれがなく再使用が可能である。
【0095】また、第2実施例と同様に、スリーブ82
に移動ブロック108を設け、その移動ブロック08が
ロータケース81の原位置用係合凹部111に係合する
ことによりスリーブ82を原位置に保持し、スリーブ8
2およびキーロータ83が不正キー等により回転された
場合には、移動ブロック108がキーロータ83と係合
してそれらスリーブ82およびキーロータ83を一体回
転させる構成としているので、正規の解錠及び施錠時に
はスリーブ82を回転させないようにでき、また、スリ
ーブ82およびキーロータ83の原位置を明確にできる
利点がある。
【0096】しかも、このものによれば、軸方向へ移動
する部材がないので、軸方向に大きくなることを抑えら
れる利点もある。
【0097】また、キー挿入前の状態で、ロックレバー
98の係止片104をストッパ用突部105,105間
に位置させているので、施錠状態で外部からロックレバ
ー98を直接回動させようとしても回動させることがで
きない利点もある。
【0098】次に本発明の第4実施例について図38な
いし図46を参照して説明する。この第4実施例は、基
本的な構成については上記した第2実施例と同様となっ
ているため、その第2実施例と同一の部分には同一の符
号を付して説明は省略し、異なる部分について説明す
る。図面のうち、図38ないし図41は正規のキー41
が挿入された時の状態を示し、図42は構成部品のうち
の主要部品の要部の分解斜視図を示し、図43ないし図
46は不正キー等で強制的に回転させた時の状態を示し
ている。
【0099】まず、ロータケース42において、移動部
材配置溝43と、係止部45aを有する円弧状の溝45
は図中下部に形成され、また、移動部材配置溝43に対
して周方向に約90度ずれた位置に斜面を有する凹状を
なす原位置用係合凹部46が形成されている。スリーブ
47内に配設されたキーロータ51の後部側の外面に
は、図42に示すように、係合凹部61が形成されてい
ると共に、この係合凹部61に対して周方向に約90度
ずれた位置に連係部材係合凹部121が形成されてい
る。
【0100】上記移動部材配置溝43には、移動部材1
22が周方向(図38中上下方向)に移動可能に配設さ
れている。この移動部材122は、ばね受け部43aと
の間に配設されたばね部材63によりスリーブ47側に
付勢されていると共に、嵌合部122aがスリーブ47
側のカム部49に嵌合しており、ロータケース42とス
リーブ47との間に跨がるように配置されている。この
移動部材122の背面側には、後面及び左右両側面が開
放された係止溝123が形成されている(図41参
照)。
【0101】しかして、この移動部材122は、嵌合部
122aがカム部49に嵌合した連係位置(図38、図
40および図41参照)と、スリーブ47の回転に伴い
嵌合部122aがカム部49から飛び出した連係解除位
置(図43、図45および図46参照)との間で径方向
に移動が可能となっている。
【0102】上記キーロータ51の軸部59には、ロッ
クレバー124がEリング66により抜け止め状態に取
着されている。このロックレバー124において、軸部
59に嵌合する嵌合孔125は軸部59に対応した円形
状に形成されている。また、このロックレバー124に
は係止片126が下向きに設けられている。
【0103】連係部材127は、図42に示すように、
矩形状の嵌合筒部128と、軸方向(前後方向)に延び
る係止突部129および係合突部130とを一体に有し
ていて、そのうちの嵌合筒部128を上記係止片126
に移動可能に嵌合すると共に、係止突部129を上記移
動部材122の係止溝123に挿入し、さらに係合突部
130をキーロータ51の連係部材係合凹部121に係
合させている。
【0104】しかして、この連係部材127は、図38
および図39に示すように係合突部130が連係部材係
合凹部121に係合した係合位置と、図43および図4
4に示すように連係部材係合凹部121に対する係合突
部130の係合が外れた係合解除位置との間で径方向に
移動が可能であり、係合突部130が連係部材係合凹部
121に係合した状態でキーロータ51およびロックレ
バー124と一体に回転されるようになっている。
【0105】次に上記構成の作用を説明する。キー挿入
前の状態では、第2実施例の場合と同様に、各タンブラ
56,57は、ばね部材58により一端部がスリーブ4
7のタンブラ係合溝48,49に挿入された状態にあ
り、回転方向においてスリーブ47と係合する状態にあ
る(図45参照)。この状態では、キーロータ51とス
リーブ47とは一体回転し得る関係にある。また、移動
部材122は連係位置に位置されていると共に、連係部
材127は係合位置に位置されていて、連係部材127
の係合突部130とキーロータ51の連係部材係合凹部
121とが係合しているから(図38および図39参
照)、キーロータ51とロックレバー124とは連係部
材127を介して係合状態にあり、従って、キーロータ
51とロックレバー124とは一体回転し得る関係にあ
る。このとき、移動部材122の係止溝123とロータ
ケース42の溝45とは連通状態にある(図41参
照)。
【0106】また、移動ブロック71がロータケース4
2の原位置用係合凹部46に係合することによりスリー
ブ47とロータケース42との間に跨がって係合してお
り、この係合によりスリーブ47が原位置に保持されて
いる。
【0107】この状態で、キー挿通孔53に正規のキー
41が挿入されると、各タンブラ56,57がタンブラ
係合溝48,49から抜脱してタンブラ配置溝54,5
5に収容される状態となる。これにより、キーロータ5
1はスリーブ47に対して回転がフリーとなる。従っ
て、挿入した正規のキー41を回転操作すると、スリー
ブ47ひいてはロータケース42に対してキーロータ5
1が回転され、該キーロータ51と連係部材127を介
して係合状態のロックレバー124が一体に回転され、
解錠が可能となる。
【0108】このとき、キーロータ51およびロックレ
バー124の回動範囲は、連係部材127の係止突部1
29がロータケース42の係止部45a,45aに当接
することによって規制されている。また、この場合、キ
ーロータ51、連係部材127、およびロックレバー1
24が回転されてもスリーブ47は回転しないから、移
動部材122は連係位置に保持されたままである。
【0109】また、上述のキー挿入前の状態において、
正規のキー以外のキー、例えば不正キー75をキー挿通
孔63に挿入してこれを強制的に回転させると、タンブ
ラ56,57のうちの少なくとも一部のタンブラ56,
57がタンブラ係合溝48に係合するため、キーロータ
51とスリーブ47とが一体に回転することになる(図
43ないし図46参照)。
【0110】スリーブ47が回転すると、スリーブ47
に設けられたカム部49の斜面により移動部材122が
下方の連係解除位置へ移動され(図43および図46中
矢印D1参照)、これに伴い連係部材127が下方の係
合解除位置へ移動され(図44中矢印D1参照)、連係
部材127の係合突部130とキーロータ51の連係部
材係合凹部121との係合が解除される。また、ロータ
ケース42に対してスリーブ47が回転されると、原位
置用係合凹部46の斜面により移動ブロック71がキー
ロータ51側へ移動され(図45および図46中矢印D
2参照)、移動ブロック71はロータケース42に対す
る係合が外れる一方、キーロータ51の係合凹部61に
係合するようになる。
【0111】従って、この場合には、キーロータ51と
スリーブ47とは一体回転するが、ロックレバー124
は回転されないから、解錠はされない。つまり、不正キ
ー等で強制的に回転されたとしても、キーロータ51と
スリーブ47とが空回りするのみであるから、解錠され
ないのみならず、各構成部品に無理な力が作用せず、そ
れらが破損するおそれがなく再使用が可能である。
【0112】ところで、このような第4実施例において
も、不正キー75によりキーロータ51およびスリーブ
47が原位置から任意の位置に回転された状態で、不正
キー75が抜かれたような場合には、それらキーロータ
51およびスリーブ47は原位置から外れた位置に位置
されていることがある。
【0113】このような場合には、第2実施例と同様
に、キー挿通孔53に正規のキー41を挿入すると、各
タンブラ56,57がタンブラ配置溝54,55に収容
されるように移動されてスリーブ47との係合が外れる
ことになるが、移動ブロック71がスリーブ47とキー
ロータ51とに跨がって係合しているから、正規のキー
41によりキーロータ51を回転させると、スリーブ4
7も一体に回転する。これらキーロータ51およびスリ
ーブ47を原位置まで回転させると、移動ブロック71
の第1の係合部73がロータケース42の原位置用係合
凹部46に対応してこれと係合し(図40および図41
参照)、これにより、キーロータ51およびスリーブ4
7が原位置に保持されるようになる。
【0114】このような第4実施例においては、第2実
施例と同様な作用効果を得ることができることに加え
て、次のような利点がある。すなわち、ロックレバー1
24の係止片126に連係部材127の嵌合筒部128
を嵌合させ、この連係部材127の係合突部130をキ
ーロータ51の連係部材係合凹部121に係合させる構
成としているので、それら係合突部130と連係部材係
合凹部121との軸方向(前後方向)の係合代を十分に
確保することができ、これらの係合部分の機械的強度を
十分に確保することができる。
【0115】ちなみに、第2実施例の場合、ロックレバ
ー65の嵌合孔67部分に設けられた突部68をキーロ
ータ51の軸部39部分に設けられたロックレバー係合
凹部60に係合させる構成としているので、突部68の
軸方向(前後方向)の係合代としてはロックレバー65
の厚さ分しか確保することができず、その突部68の強
度を十分に確保することは難しいものである。
【0116】
【発明の効果】請求項1ないし4記載のシリンダ錠装置
によれば、正規のキー以外のキーやドライバー等が挿入
されて強制的にキーロータが回転操作されたとしても、
キーロータとスリーブとが一体に空回りするのみで、ロ
ックレバーは回転されないから、解錠されないのみなら
ず、キーロータやタンブラ或いはスリーブ等の構成部品
に無理な力が作用せず、それらが破損するおそれがなく
再使用が可能である。しかも、軸方向に移動する部材が
ないので、軸方向に大きくなることを抑えられる利点も
ある。
【0117】請求項5記載のシリンダ錠装置によれば、
スリーブに移動ブロックを設け、その移動ブロックがロ
ータケースの原位置用係合凹部に係合することによりス
リーブを原位置に保持し、スリーブ及びキーロータが不
正キー等により回転された場合には、移動ブロックがキ
ーロータと係合してそれらスリーブ及びキーロータを一
体回転させる構成としているので、正規の解錠及び施錠
時にはスリーブを回転させないようにでき、また、スリ
ーブ及びキーロータの原位置を明確にできる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断側面図
【図2】図1中S1−S1線に沿う断面図
【図3】図1中S2−S2線に沿う部分の部分断面図
【図4】図1中S3−S3線に沿う断面図
【図5】リアロータ側連係部部分の破断斜視図
【図6】分解斜視図
【図7】正規のキーが差し込まれた状態における図2相
当図
【図8】背面図
【図9】不正キー等で強制的に回転させた状態における
図1相当図
【図10】図9中S4−S4線に沿う断面図
【図11】本発明の第2実施例を示すもので、正規のキ
ーを挿入した状態の縦断側面図
【図12】背面図
【図13】図11中T1−T1線に沿う断面図
【図14】図11中T2−T2線に沿う断面図
【図15】図11中T3−T3線に沿う断面図
【図16】図15中T4−T4線に沿う断面図
【図17】ロータケースの縦断側面図
【図18】ロータケースの背面図
【図19】キーロータの斜視図
【図20】スリーブの斜視図
【図21】移動部材の斜視図
【図22】移動ブロックの斜視図
【図23】不正キー等で強制的に回転させた状態におけ
る図11相当図
【図24】背面図
【図25】図23中T5−T5線に沿う断面図
【図26】図23中T6−T6線に沿う断面図
【図27】図23中T7−T7線に沿う断面図
【図28】本発明の第3実施例を示すもので、キー挿入
前の状態の縦断側面図
【図29】図28とは異なる部分における縦断側面図
【図30】図28中U1−U1線に沿う断面図
【図31】図28中U2−U2線に沿う断面図
【図32】後部ロータの背面図
【図33】図28中矢印U3方向から見た部分底面図
【図34】図29中U4−U4線に沿う断面図
【図35】正規のキーを挿入して解錠しようとする状態
における図28相当図
【図36】図35中U5−U5線に沿う断面図
【図37】移動ブロックがスリーブとキーロータに係合
した状態における図34相当図
【図38】本発明の第4実施例を示すもので、正規のキ
ーを挿入した状態の縦断側面図
【図39】背面図
【図40】図38中V1−V1線に沿う断面図
【図41】図38中V2−V2線に沿う断面図
【図42】要部の分解斜視図
【図43】不正キー等で強制的に回転させた状態におけ
る図38相当図
【図44】背面図
【図45】図43中V3−V3線に沿う断面図
【図46】図43中V4−V4線に沿う断面図
【符号の説明】
1はロータケース、3はケース本体部、8はスリーブ、
9はタンブラ係合溝、10は連係解除機構、11はカム
部、13はキーロータ、14はキー挿通孔、15はタン
ブラ配置溝、16はタンブラ、17はばね部材、19は
キーロータ側連係部、20はリアロータ、21はリアロ
ータ側連係部、22は逃げ部、24はロックレバー、2
7は移動子、30は中間ブロック、34は連係部材、4
1は正規のキー、42はロータケース、46は原位置用
係合凹部、47はスリーブ、48はタンブラ係合溝、4
9はカム部、51はキーロータ、53はキー挿通孔、5
4、55はタンブラ配置溝、56、57はタンブラ、5
8はばね部材、60はロックレバー用係合凹部、61は
係合凹部、62は移動部材、64は係止溝、65はロッ
クレバー、68は突部、69は係止突部、70は復帰用
ばね、71は移動ブロック、72はばね部材、75は不
正キー、81はロータケース、82はスリーブ、83は
キーロータ、88はロックレバー係合凹部、89はタン
ブラ係合溝、91はタンブラ配置溝、92はタンブラ、
93はリヤロータ、96はカム部、97は係止溝、98
はロックレバー、101は突部、102は係止突部、1
06は復帰用ばね、108は移動ブロック、109はば
ね部材、111は原位置用係合凹部、113は係合凹
部、114は正規のキー、121は連係部材係合凹部、
122は移動部材、123は係止溝、124はロックレ
バー、127は連係部材、128は嵌合筒部、129は
係止突部、130は係合突部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状をなし固定状態に設けられるロータ
    ケースと、 このロータケースの内部に回転可能に設けられ、タンブ
    ラ係合溝が形成されたスリーブと、 このスリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔
    が軸方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に
    形成されたキーロータと、 このキーロータの前記タンブラ配置溝に移動可能に設け
    られ、キーの挿入前の状態ではばね部材によって一端部
    が前記タンブラ係合溝に挿入した状態に保持されて回転
    方向において前記スリーブと係合可能とされ、正規のキ
    ーの挿入によって前記タンブラ係合溝から抜脱されるタ
    ンブラと、 前記キーロータと軸方向において対向するようにして回
    転可能に設けられたリアロータと、 このリアロータと一体回転するように設けられたロック
    レバーと、 前記キーロータにおいて前記リアロータとの対向部分に
    形成されたキーロータ側連係部と、 前記リアロータにおいて前記キーロータとの対向部分に
    形成されたリアロータ側連係部と、 前記キーロータ側連係部およびリアロータ側連係部に跨
    がる形態で径方向に移動可能に設けられ、その移動によ
    り前記各連係部と回転方向において係合する係合位置
    と、係合が解除されてキーロータがリアロータと無関係
    に回転フリーとなる解除位置とに選択的に位置され、キ
    ー挿入前状態では各連係部と係合する係合位置にあって
    キーロータおよびリアロータを一体回転させることが可
    能な連係部材と、 前記ロータケースに前記スリーブの回転により径方向へ
    移動し得るように設けられた移動子を有しその移動によ
    り前記連係部材を前記解除位置に移動させる連係解除機
    構と、を具備して成るシリンダ錠装置。
  2. 【請求項2】 筒状をなし固定状態に設けられるロータ
    ケースと、 このロータケースの内部に回転可能に設けられ、タンブ
    ラ係合溝が形成されたスリーブと、 このスリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔
    が軸方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に
    形成されたキーロータと、 このキーロータの前記タンブラ配置溝に移動可能に設け
    られ、キーの挿入前の状態ではばね部材によって一端部
    が前記タンブラ係合溝に挿入した状態に保持されて回転
    方向において前記スリーブと係合可能とされ、正規のキ
    ーの挿入によって前記タンブラ係合溝から抜脱されるタ
    ンブラと、 前記キーロータの後部にキーロータに対して係合する係
    合位置とその係合が解除される係合解除位置との間で径
    方向に移動可能に設けられ、前記係合位置でキーロータ
    と一体に回転されるロックレバーと、 前記スリーブとロータケースとの間に跨がる状態で連係
    位置と連係解除位置との間で径方向に移動可能に設けら
    れ、連係位置では前記ロックレバーの回転を許容する状
    態で該ロックレバーを前記係合位置に位置させ、連係解
    除位置ではそのロックレバーの回転を規制する状態で該
    ロックレバーを前記係合解除位置へ移動させることによ
    りキーロータをロックレバーと無関係に回転フリーとさ
    せる移動部材と、 前記スリーブに設けられ、キー挿入前の状態では前記移
    動部材を前記連係位置に位置させ、スリーブが回転され
    ることに伴い移動部材を前記連係解除位置へ移動させる
    カム部と、を具備してなるシリンダ錠装置。
  3. 【請求項3】 筒状をなし固定状態に設けられるロータ
    ケースと、 このロータケースの内部に回転可能に設けられ、タンブ
    ラ係合溝が形成されたスリーブと、 このスリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔
    が軸方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に
    形成されたキーロータと、 このキーロータの前記タンブラ配置溝に移動可能に設け
    られ、キーの挿入前の状態ではばね部材によって一端部
    が前記タンブラ係合溝に挿入した状態に保持されて回転
    方向において前記スリーブと係合可能とされ、正規のキ
    ーの挿入によって前記タンブラ係合溝から抜脱されるタ
    ンブラと、 前記キーロータの後部にキーロータに対して係合する係
    合位置とその係合が解除される係合解除位置との間で径
    方向に移動可能に設けられ、前記係合位置でキーロータ
    と一体に回転されるロックレバーと、 前記キーロータの後部に該キーロータと一体に回転する
    ように設けられると共に、このキーロータに対して連係
    位置と連係解除位置との間で径方向に移動可能に設けら
    れ、連係位置では前記ロックレバーを前記係合位置に移
    動させ、連係解除位置ではそのロックレバーを前記係合
    解除位置へ移動させることによりキーロータをロックレ
    バーと無関係に回転フリーとさせると共にロックレバー
    に対して回転が可能とされるリヤロータと、 前記スリーブの後部に設けられ、キー挿入前の状態では
    前記リヤロータを前記連係解除位置に位置させ、スリー
    ブに対してリヤロータが回転されることに伴いそのリヤ
    ロータを前記連係位置へ移動させるカム部と、を具備し
    てなるシリンダ錠装置。
  4. 【請求項4】 筒状をなし固定状態に設けられるロータ
    ケースと、 このロータケースの内部に回転可能に設けられ、タンブ
    ラ係合溝が形成されたスリーブと、 このスリーブの内部に回転可能に設けられ、キー挿通孔
    が軸方向に形成されると共にタンブラ配置溝が径方向に
    形成されたキーロータと、 このキーロータの前記タンブラ配置溝に移動可能に設け
    られ、キーの挿入前の状態ではばね部材によって一端部
    が前記タンブラ係合溝に挿入した状態に保持されて回転
    方向において前記スリーブと係合可能とされ、正規のキ
    ーの挿入によって前記タンブラ係合溝から抜脱されるタ
    ンブラと、 前記キーロータの後部に回転可能に設けられたロックレ
    バーと、 このロックレバーに前記キーロータに対して係合する係
    合位置とその係合が解除される係合解除位置との間で径
    方向に移動可能に設けられ、前記係合位置でキーロータ
    およびロックレバーと一体に回転される連係部材と、 前記スリーブとロータケースとの間に跨がる状態で連係
    位置と連係解除位置との間で径方向に移動可能に設けら
    れ、連係位置では前記連係部材の回転を許容する状態で
    該連係部材を前記係合位置に位置させ、連係解除位置で
    はその連係部材の回転を規制する状態で該連係部材を前
    記係合解除位置へ移動させることにより前記キーロータ
    を連係部材およびロックレバーと無関係に回転フリーと
    させる移動部材と、 前記スリーブに設けられ、キー挿入前の状態では前記移
    動部材を前記連係位置に位置させ、スリーブが回転され
    ることに伴い移動部材を前記連係解除位置へ移動させる
    カム部と、を具備してなるシリンダ錠装置。
  5. 【請求項5】 スリーブにこれを径方向に貫通する形態
    で移動可能に設けられると共にばね部材によりロータケ
    ース側に移動付勢された移動ブロックと、 ロータケースに設けられ、キー挿入前においてスリーブ
    が原位置に位置された状態で前記移動ブロックと係合
    し、スリーブが原位置から回転されることに伴い移動ブ
    ロックをキーロータ側へ移動させる斜面を有する原位置
    用係合凹部と、 キーロータに設けられ、前記移動ブロックがキーロータ
    側へ移動されることに伴いその移動ブロックと係合する
    係合凹部と、を具備したことを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載のシリンダ錠装置。
JP26025294A 1993-11-30 1994-10-25 シリンダ錠装置 Pending JPH084378A (ja)

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