JP3376090B2 - 包装体のシール不良検査方法 - Google Patents

包装体のシール不良検査方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、粒状あるいは液状の
流動性を有する内容物をシール包装によって収容した包
装体を外部から検査してシール包装の良否を判定し、シ
ール不良の包装体を検出するための包装体のシール不良
検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粉状の薬剤や液状の調味料、さらには粉
末状の酸素吸収剤など流動性を有する内容物を収納した
包装体は、通常以下の方法によって製造されている。そ
の一つは、繰り出した2枚の長尺包装材を対面させて垂
直方向に移動させながら、長尺包装材の長手方向と直交
する下縁と長手方向に沿った両側部とをシールし、上部
の開口部から所定量の内容物を充填したのち、その開口
部をシールするいわゆる4方シールによって多数の包装
体を連設した帯状包装体を形成し、得た帯状包装体をシ
ール部分において切断し個々の包装体を得る方法であ
る。他の一つは、長尺包装材を水平状態で連続的に送り
出しならが長手方向の中央から二つ折りし、折り目部を
底部とするV字状の包装材に対して一定間隔毎に長手方
向と直交させてシール部を形成して開口する上部から所
定量の内容物を充填したのち、上部の開口部をシールす
るいわゆる3方シールによって多数の包装体を連設した
帯状包装体を形成し、得た帯状包装体をシール部分にお
いて切断して個々の包装体を製造する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】流動性を有する内容物
をシール包装によって収容した包装体は、シール部に不
良があると内容物が漏れ出したり、空気が内部に入り込
んで内容物を劣化させ商品価値を喪失させるなどのおそ
れがある。そのため、シール包装後の包装体を手に取っ
て個々に観察することによってシールの良否を検査した
り、あるいは包装体の製造工程において流れの一側から
光を照射して反対側から検査者がシール部に内容物が侵
入しているか否かを陰影によって判断し、シール不良な
包装体を製造工程から除外するという検査が一部におい
て実施されている。
【0004】しかしながら、これらの検査はいずれも肉
眼による観察であるため、良否の判定には熟練を要し、
かつ煩瑣で、しかも正確性に欠けるものである。特に光
線による検査は、包装材が透明乃至はこれに近いもの
で、シールの欠陥部を外部から程々に確認できるような
包装体に限られため、汎用性において問題がある。ま
た、かゝる包装体のシール包装は、一般的には包装体の
4辺をすべてシールするいわゆる4方シールか、二つ折
りした部分以外の3辺をシールするいわゆる3方シール
のいずれかであるので、製造工程において各シール部に
内容物が万遍なく接触して内容物がシール部に侵入しな
い限りはシール部の良否を判定することができず、シー
ル不良検査を正確に実施することができないものであ
る。
【0005】この発明はかゝる現状に鑑み、流動性を有
する内容物をシール包装した包装体のシール不良検査を
高精度でしかも自動的に判別することのできる包装体の
シール不良検査方法を提供することを目的とする。この
発明の他の目的は、包装体の製造工程において、多数の
包装体で構成された帯状包装体の各包装体の全てのシー
ル部の良否を高い精度で確認することのできる包装体の
シール不良検査方法を提供することを目的とする。さら
にこの発明の他の目的は、画像撮影によって自動的にシ
ール包装された包装体のシール部の良否を判別して検査
者の労力の軽減を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらの目的を達成する
ために、この発明の包装体のシール不良検査方法は、
動性を有する内容物をシール包装によって収容した包装
体を縦又は/及び横方向に一体的に連設して得た帯状包
装体を、間隔をあけて配置した複数のロールを用いて引
き取りながら移送すると共に、前記移送中に各包装体の
内容物が各シール部に万遍なく接触するようにロールに
よって包装体のシール部の位置を変動させたのち、各包
装体を検査用視覚装置によって画像処理し、あらかじめ
記憶させた正常な画像と比較することによってシール不
良の部分に内容物が侵入した包装体を検出することを特
徴とするものである。
【0007】この発明において、包装体は流動性を有す
る内容物をシール包装して得たものであって、流動性を
有する内容物とは、粒状または液状の内容物である。包
装体は、基本的には4辺を有する形状のものであるが、
必ずしも辺を有するものではなく円状のものであっても
よい。包装体のシールは、2枚の包装材を当接しその四
周をシールするいわゆる4方シールであっても、一枚の
包装材を二つ折りし他の3辺をシールするいわゆる3方
シールであってもよい。また、円筒状の包装材を使用
し、たとえば、下縁側と上縁側をシールする2方シール
であってもよく、包装体はシール可能な材質のものであ
れば特定の材質に限定されるものではないが、ヒートシ
ールができる材質が最も好ましい。
【0008】 検査対象となる包装体は、複数の包装体
がシール部によって区画され、かつ縦又は/及び横方向
に一体的に連設された帯状包装体を構成する個々の包装
である。本発明では、かかる複数の包装体が連設され
た帯状包装体を複数のロールを用いて引き取りながら移
送すると共に、前記移送中に各包装体の内容物が各シー
ル部に万遍なく接触するようにロールによって包装体の
シール部の位置を変動させたのち、各包装体を検査用視
覚装置によって画像処理し、あらかじめ記憶させた正常
な画像と比較することによってシール不良の部分に内容
物が侵入した包装体を検出する
【0009】 シール包装された包装体は、検査際し
て流動性を有する内容物を各シールに強制的に接触さ
せるもので、内容物が各シール部に万遍なく接触するよ
う包装体のシール部の位置を変動させて行う。この包装
のシール部の位置の変動とは、複数のロールを用いて
帯状包装体を引き取りながら移送する際に、例えば垂直
状態にある包装体(帯状包装体)、ロールによって
下反転させて上縁部を下縁部に移動させたり、右又は左
縁部をロールによって横方向に倒して右又は左縁部を下
縁側に移動させたりして、そのシール部の位置を変動さ
せることを意味する。包装体における各シール部の位置
変動は、帯状包装体を複数のロールを用いて移送しなが
らその移送途中に行う
【0010】なお、包装体に収容した内容物は流動性を
有するため、包装体を垂直状態に保持した場合には内容
物は自重によって下縁側に位置しているので、4方シー
ルの場合には下縁側のシール部に内容物が十分に接触し
ている。しかしながら、たとえば下縁側のシール部のシ
ール不良箇所が小さい場合には自重のみでは流動性を有
する内容物がシール不良部分に十分に侵入しない場合が
あるので、包装体にバイブレータなどによる振動を与え
ることによって流動性を有する内容物を強制的にシール
不良部分に送り込むことができる。
【0011】流動性を有する内容物を各シール部に強制
的に接触させた包装体は、これを検査用視覚装置によっ
て画像処理し、あらかじめ記憶させた正常な画像と比較
することによってシール不良の部分に内容物が侵入した
包装体を検出するものであるが、検査用視覚装置とは、
基本的には包装体を画像処理するためのカメラと、カメ
ラで撮影した画像を読み込み、あらかじめ記憶した正常
な画像を比較するためのコントローラと、ディスプレイ
装置とから構成されるもので、カメラとしてはたとえば
光信号を電気信号に変える固体撮像素子(charge
coupled device)を有するCCDカメ
ラなどがある。
【0012】
【作用】この発明の包装体のシール不良検査方法は、流
動性を有する内容物をシール包装によって収容した包装
体のシール部の検査に際し、収容した流動性の内容物を
検査前にシール部に強制的に接触させて行うものである
ため、シール不良部分が存在する場合には内容物が自重
あるいは振動を与えることによってシール不良部分に確
実に侵入するため、シール不良のある包装体を確実に発
見することができる。また、検査はCCDカメラを有す
る検査用視覚装置を使用して画像処理し、あらかじめ記
憶させた正常な画像と比較してシール不良の包装体を検
出することができるため検査を自動化することができ
る。
【0013】
【実施例】 以下に、この発明の包装体のシール不良検
査方法について、図を参照して具体的に説明する。図1
は、粒状の酸素吸収剤2を収容した包装体1を例にとっ
て、本発明のシール不良検査方法を行う場合の原理を示
した図である。包装体1は2枚のヒートシール可能な材
質の包装材を接合し、下縁側aと左右の縁側b,cを先
ずヒートシールして上部が開口する袋部材を形成し、開
口する上縁側dをヒートシールしたいわゆる4方シール
の包装体である。
【0014】かゝる4方シール包装の包装体1をたとえ
ば図1の(A)に示すように垂直状態にすると、収容さ
れた内容物(酸素吸収剤2)は、その自重によって下方
に移動している。したがって、酸素吸収剤2は下縁側の
シール部とは十分に接触している状態にあるので、たと
えばシール不良部Xがあれば、酸素吸収剤2は自重によ
ってシール不良部Xに侵入する。その際、包装体1に振
動を与えれば酸素吸収剤2のシール不良部Xへの侵入が
より確実なものとなる。つぎに、包装体1を垂直状態に
保持しながら図1の(B)のように左縁側bが下縁とな
るように位置変動させる。同様に図1の(C)に示すよ
うに上縁側dが下縁となるように位置変動させる。その
際、上縁側dにシール不良部Yが存在しているので、酸
素吸収剤2はこのシール不良部Y内に侵入し保持され
る。さらに、図1の(D)に示すように右縁側cが下縁
となるように位置変動させと、各シール部が少なくとも
一回下縁側に位置し、当該シール部に酸素吸収剤2が万
遍なく確実に接触するもので、シール不良部X,Yがあ
るとその部位に酸素吸収剤2が侵入しその状態が保持さ
れている。かくして酸素吸収剤2をシール部に万遍なく
接触させた包装体1は、図1の(E)に示すようにこれ
を検査用視覚装置3によって検査する。この検査用視覚
装置3は、CCDカメラ4とコントローラ5とディスプ
レイ装置6とから構成されているもので、内容物である
酸素吸収剤2を各シール部に万遍なく接触させる工程を
終えた包装体1をCCDカメラ4で撮影してその画像を
コントローラ5を介してディスプレイ装置6に送ると、
ディスプレイ装置6に表示されているシール不良のない
包装体の画像と送られた画像が比較演算処理されて送ら
れた画像のシール不良部XとYが表示されるので、CC
Dカメラ4によって撮影した包装体1がシール不良であ
ることを視覚によって判断することができる。
【0015】 図1は、シール不良検査方法の原理を示
したものであり、複数の包装体を連設してなる帯状包装
体のシール不良検査方法に係る本発明の検査方法は、具
体的には例えば図2および図3に示した方法で実施され
。図2において、11a,11bはいずれも通気性を
有するポリエステルフィルムと、このポリエステルフィ
ルムよりも低融点のポリエチレンフィルムをラミネート
して得た所定の幅と厚みを有する長尺の包装材であっ
て、この2枚の長尺の包装材11aと11bとを、低融
点のポリエチレンフィルム面を相対させて表面に四角な
枠型の凸条多数を形成した熱ロールからなる一対の水平
に配置された成型ロール12,12間に上方から供給す
る。成型ロール12,12間に供給された包装材11
a,11bは、この対接する成型ロール12,12同士
が接する最狭小間隙位置において、包装材11a,11
bに包装体の下縁となる横方向のシール部を形成すると
同時に両サイドのシール部となる縦方向のシールが行わ
れるので、上部が開口した各袋部材に成型ロール12,
12間の上部に設けた定量供給ホッパー13,13・・
から粉末状の酸素吸収剤14の一定量を落下させると、
各袋部材はさらに成型ロール12,12によって開口し
た上部がシールされ、酸素吸収剤14が充填された包装
体15の複数(実施例においては4列)がシール部を介
して横方向に連設される。しかして、成型ロール12,
12に対して包装材11a,11bを連続的に供給し、
かつ定量供給ホッパー13から酸素吸収剤14を投下す
ることによって縦及び横方向に酸素吸収剤14が充填さ
れた多数の包装体15,15が連設した帯状包装体16
が得られる。その際、各包装体15に充填された酸素吸
収剤14は自重によって底部に集まるため下縁側のシー
ル部は酸素吸収剤14と十分に接し、万一下縁側のシー
ル部に不良があるとその不良部に酸素吸収剤14が侵入
することになる。
【0016】成型ロール12,12から送り出された帯
状包装体16は、成型ロール12,12の下方に水平に
配設された反転ロール17を介して反転ロール17の上
方に水平に設置された一対の横送りロール18,18に
引き取られる。横送りロール18,18によって引き取
られる帯状包装体16は、反転ロール17を介している
ため、その反転によって各包装体15の下縁側のシール
部は上縁側となり、上縁側のシール部が下縁側に反転す
る。したがって、包装体15内の酸素吸収剤14はまた
自重によって下縁側に反転した上縁側のシール部と十分
に接することになる。
【0017】横送りロール18,18から横方向(水平
方向)に送り出された帯状包装体16は、前方に垂直状
態で配置された一対の捻りロール19,19に、たとえ
ば帯状包装体16の移動方向に向いて左縁側16aが上
方になるよう、すなわち90度の角度で反転するように
して引き取る。したがって、右縁側16bのシール部が
下側になるので、各包装体15内に充填された酸素吸収
剤14は自重によって右縁側16bのシール部と十分に
接触することになる。
【0018】捻りロール19,19から送り出された帯
状包装体16は、ついで前方に配置された一対の捻り反
転ロール20,20によって前記下方に位置した右縁側
16bが上方位置になるように、すなわち180度の角
度で反転するようにして引き取る。したがって、左縁側
16aのシール部が下側になるので、各包装体15内に
充填された酸素吸収剤14は自重によって左縁側16a
のシール部と十分に接触することになる。
【0019】このように帯状包装体16を、構成する各
包装体15をシール包装する各シール部が少なくとも移
動中一度下側になるようにしているので、内容物である
酸素吸収剤14は万遍なく各シール部に接触し、シール
部に不良がある場合には酸素吸収剤14がシール不良部
に入り込む。その際、より効率的にかつ確実に酸素吸収
剤をシール不良部に侵入させるために移動中において帯
状包装体16に対してバイブレータなどからなる振動機
構22によって振動を与えてもよい。
【0020】かくして充填された酸素吸収剤14が万遍
なくシール部に接触した帯状包装体16は、そのままの
状態を維持しながら垂直状態で配設された送りロール2
1,21によって引き取られ、前記捻り反転ロール2
0,20と送りロール21,21との間の所定の位置に
設けられた検査用視覚装置のCCDカメラ23によって
各包装体15のシール状態の良否が検査される。この検
査は前記実施例において述べたものと同様である。な
お、移動する帯状包装体の撮影に際しては、各包装体1
5がCCDカメラの設定位置に移動したことを近接スイ
ッチで確認し、この移動のピッチに同期して撮影するも
のである。また、各包装体15の撮影は、内部の酸素吸
収剤14が鉄粉のような磁性体を含む場合には、磁気を
利用して磁気波形による画像をコントローラに入力して
検査することも可能である。
【0021】送りロール21,21から送り出された帯
状包装体16は、爾後の工程においてカッターなどによ
って長手方向に沿ったシール部の中央よりカットして帯
状包装体として個々に巻き取るか、あるいは縦横のシー
ル部を順次切断して個々の包装体とされる。その際、帯
状包装体16を巻き取って製品とする場合には、前記コ
ントローラで記憶させた欠陥のある包装体のみをカット
して生産ラインより自動的に排除して良好なシールの包
装体の連接した部分はカットされた部分を相互につなぎ
合わせて巻き取って完成品とすることができる。また、
個々にカットした包装体においては、欠陥のある包装体
をその都度排除して欠陥のない包装体のみを製品として
取得することができる。
【0022】さらに、成型ロール12,12によって形
成された帯状包装体16は、一旦長手方向のシール部か
らカットして4列に分離して並列した帯状包装体とし、
これを順次反転させながら各シール部に内容物を万遍な
く接触させたのち、帯状包装体の列数に対応した複数の
CCDカメラにより画像撮影してもよい。また、捻り反
転ロール20,20を通過した直後においてカットし、
並列した複数の帯状包装体としてそれぞれを複数のCC
Dカメラにより画像撮影してもよい。
【0023】図3は、いわゆる3方シール包装によって
酸素吸収剤を収容した包装体を縦及び横方向に一体的に
連設した帯状包装体のシール不良検査方法を説明した説
明図である。図において、通気性を有するポリエステル
フィルムと、このポリエステルフィルムよりも低融点の
ポリエチレンフィルムをラミネートして得た所定の幅と
厚みを有するロールに巻き取られた長尺の包装材31
は、ガイドロール32を介して引き出され、断面V字状
の折込装置33によって低融点のポリエチレンフィルム
面が相対するようにして長手方向中央から順次折り込ま
れて上部が開口する断面V字状の帯状となって送り出さ
れる。折込装置33を経た上部が開口する帯状の包装材
31は、この包装材31を挟んで対向して配設されたシ
ール装置34によって縦方向、すなわち折り込まれたV
字状の底部に対して直交するように所定の間隔を存して
順次シールされ、折込みによって形成された底部とシー
ルによって形成された左右の縁側とを有する上部の開口
した袋部材35が連続的に形成される。この袋部材35
には、移動ラインの上部に配置した定量供給ホッパー3
6を通じて所定量の酸素吸収剤37が供給されたのち、
移動する袋部材35を挟んで対向位置に配設された2個
のロール状の回転体からなるシール装置38によって開
口した上縁側がヒートシールされ、これによって内部に
酸素吸収剤37を封入した3方シール包装による包装体
39が左右に連続する帯状包装体40が形成される。
【0024】この帯状包装体40は、上下方向に配設し
た一対の捻りロール41,41によって90度の角度で
捻られて下方に送り出される。したがって、進行方向の
前部に位置していた右側縁のシール部が下方に位置する
ことになるため、各包装体39内に充填された酸素吸収
剤37はその自重によってシール部に接触し、当該シー
ル部にシール不良部があるとそのシール不良部内に酸素
吸収剤37が入り込む。
【0025】ついで、帯状包装体40は反転ロール42
を介して前記捻りロール41,41とほぼ同じ高さに配
置された捻りロール43,43に送られる。反転ロール
42によって下降方向が一転して上昇方向となった帯状
包装体40は、前記移動工程において上方に位置してい
た左側縁のシール部が反転によって下方に位置すること
になるため、酸素吸収剤37が自重によって下方に移動
して当該シール部に十分に接触することになる。
【0026】前記捻りロール43,43から送り出され
た帯状包装体40は、垂直状態に配設した一対の捻り反
転ロール44,44によって、酸素吸収剤37の充填後
にシールされた上縁側のシール部が下方になるよにして
引き取られる。したがって、上縁側のシール部にもこの
段階において酸素吸収剤37が接触して、シール部に不
良があるとそのシール不良部に酸素吸収剤が入り込む。
かくして、ヒートシールされた3つのシール部に万遍な
く酸素吸収剤を十分に接触させた各包装体39は、既に
述べた4方シールの場合の帯状包装体と同様にそれぞれ
検査用視覚装置によって検査されるものである。なお、
図中45は検査用視覚装置のCCDカメラ、46は帯状
包装体40に振動を与えるためのバイブレータ、47は
送りロール、48は帯状に連設した各包装体39を個々
に切断するためのカット装置を示す。
【0027】
【発明の効果】この発明の包装体のシール不良検査方法
は、流動性を有する内容物をシール包装によって収容し
た包装体のシール不良検査に際して、事前に収容した流
動性を有する内容物がシールされた各シール部に万遍な
く接触するよう位置変更させるものであるため、シール
部に不良がある場合には流動性を有する内容物がその部
位に入り込み、すべてのシール部の良否を検査すること
ができる。また、検査に際しては人手によることなく検
査用視覚装置によって各包装体を個々に撮影し、その画
像をコンピュータからなるコントローラに送り、ディス
プレイ装置においてシール部が正常な包装体と比較する
ことができるので、各包装体を自動的に高い確認精度で
全数検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の包装体のシール不良検査方法の一実
施例を示す検査工程の説明図である。
【図2】4方シール包装による包装体を連設した帯状包
装体のシール不良検査方法を示す説明図である。
【図3】3方シール包装による包装体を連設した帯状包
装体のシール不良検査方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シール包装された包装体 2 包装体に収容された酸素吸収剤 3 検査用視覚装置 4 CCDカメラ 5 コントローラ 6 ディスプレイ装置 a 包装体1の下縁側 b 包装体1の左縁側 c 包装体1の右縁側 d 包装体1の上縁側 X シール不良部 Y シール不良部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G01M 3/00 - 3/40 B65B 57/00 - 57/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性を有する内容物をシール包装によ
    って収容した包装体を縦又は/及び横方向に一体的に連
    設して得た帯状包装体を、間隔をあけて配置した複数の
    ロールを用いて引き取りながら移送すると共に、前記移
    送中に各包装体の内容物が各シール部に万遍なく接触す
    るようにロールによって包装体のシール部の位置を変動
    させたのち、各包装体を検査用視覚装置によって画像処
    理し、あらかじめ記憶させた正常な画像と比較すること
    によってシール不良の部分に内容物が侵入した包装体を
    検出することを特徴とする包装体のシール不良検査方
    法。
  2. 【請求項2】 前記の帯状包装体は、流動性を有する内
    容物を4方シール又は3方シールによってシール包装し
    た包装体を縦又は/及び横方向に一体的に連設した帯状
    包装体である請求項1に記載の包装体のシール不良検査
    方法。
  3. 【請求項3】 包装体に収容した流動性を有する内容物
    が、粉粒状の内容物である請求項1または2に記載の包
    装体のシール不良検査方法
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