JP3377800B2 - 流体圧縮機 - Google Patents

流体圧縮機

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JP3377800B2 JP24956891A JP24956891A JP3377800B2 JP 3377800 B2 JP3377800 B2 JP 3377800B2 JP 24956891 A JP24956891 A JP 24956891A JP 24956891 A JP24956891 A JP 24956891A JP 3377800 B2 JP3377800 B2 JP 3377800B2
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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はたとえば冷凍サイクル
の冷媒ガスを圧縮するのに適するヘリカルブレード方式
の流体圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より一般的な圧縮機として、レシプ
ロ方式、ロータリ方式等のものが知られており、その外
に、シリンダの吹込端側から作動室に流入した冷媒をシ
リンダの吐出端側の作動室へ順次移送させながら圧縮し
ていき外部へ吐出するヘリカルブレード方式の流体圧縮
機が提供されている。
【0003】ヘリカルブレード方式の圧縮機の概要は、
例えば、図28に示す如くステータ101及びロータ1
03から成る駆動手段によって回転するシリンダ105
と、シリンダ105内にeだけ偏心して配置されオルダ
ムリング107を介してシリンダ105に対し相対的に
旋回可能な回転ロッド109とを備え、回転ロッド10
9の外周面にはロッド109の略全長に亘って螺旋状の
溝111が形成され、この溝111に螺旋状のブレード
113が出入自在に嵌合されている。ブレード113の
外周面はシリンダ105の内周面と密接し合い、ブレー
ド113は回転ロッド109と一体的に旋回する。シリ
ンダ105に対する回転ロッド109は偏心して旋回す
る。回転ロッド109とシリンダ105との間の空間に
形成される作動室115の容積は、図29に示す如くブ
レード113が嵌合される螺旋状の溝111のピッチP
によって決定され、溝111のピッチPは、回転ロッド
109の一端から他端に向かって徐々に小さくなってい
る。したがって、前記ブレード113によって形成され
る作動室111の容積は、吸込パイプ117側となる回
転ロッド109の吸込端側から吐出パイプ119側とな
る吐出端側に向かって順次小さくなるため、冷媒は吐出
端側へ向けて移送される間に徐々に圧縮されて外に吐出
される構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如くヘリカル
ブレード方式の流体圧縮において、冷媒ガスを圧縮する
ブレード113は、螺旋状の溝111に対して出入自在
に組付けられる所から、柔軟な性状が確保できるよう曲
げ弾性率が低いことを始めとして耐冷媒性、耐熱性、摩
擦係数が小さい等の性質を持つ合成樹脂材を用いること
が考えられている。具体的には四フッ化エチレン樹脂
(以下、PTFE樹脂と称す)と、四フッ化エチレン・
パーフロロアルコシエチレン共重合樹脂(以下、PFA
樹脂と称す)が採用されている。
【0005】前者のPTFE樹脂にあっては、射出成形
が困難である所から、例えば、図30、図31に示すよ
うに円筒母材121から切削加工によって螺旋状のブレ
ード113を形成し、ピッチの異なる螺旋状の溝111
に対して、前記ブレード113を引き伸ばし嵌合させて
いる。
【0006】ところで、動作中のブレード113は、図
32に示す如く圧力差により、圧力の高い吐出側作動室
a側から、圧力の低い吸込み側作動室b側へ向けて押圧
され、倒れ込みが発生する。と同時に上下に出入動作を
繰返す。この時、ブレード113に作用する力、F1,
F2,F3においてF2に一番大きな力が働らき、角1
23に強く押し付けられてブレード113の側面が早く
摩耗する問題があった。
【0007】このために、ブレード113の倒れ込みを
防ぐ目的で、例えば、曲げ弾性率を高めたり、あるい
は、粒子状の充填材を添加した複合材料を使用すること
で耐摩耗性の向上を図ることが考えられるが、曲げ弾性
率を高めると、ブレード113は、柔軟性に欠ける結
果、螺旋状の溝111に対して無理な組付けとなる。特
に、ピッチの大きい溝111の領域にあっては、ブレー
ド113を大きく引き伸ばす所から、強い捩れが発生す
る。このブレード113の捩れは、溝壁への接触圧とし
て働き、出入動作時の摺動抵抗を招来し、作動の円滑化
を欠くようになる。このために、ブレード113の外周
面がシリンダ105の内周面125と正しく密着しなく
なり、シール機能が低下して運転効率が悪くなる虞れが
ある。また、図32に示す如く粒子状の充填材を添加し
て耐摩耗性の向上を図ったブレード113にあっては、
シリンダ105の内周壁面に対して優れた耐摩耗性の効
果を発揮するが、ブレード113の側面については、角
123によって強くこすられるため、摩耗が早くなる問
題がある。即ち、PTFE樹脂は、溶融粘度が高いため
に、圧縮成形および焼成時にボイド(空孔)の含有率が
高く、このボイドにより粒子の保持効果が損なわれるこ
とで充填材が角123によって脱落し易く、ブレード1
13の側面については、顕著な耐摩耗性の効果が得られ
にくい面があった。
【0008】一方、後者のPFA樹脂にあっては、螺旋
状の溝111に沿った射出成形加工が可能となる所か
ら、螺旋状の溝111に対して無理なく、正しくブレー
ド113を嵌合させることができる。反面、380℃に
おける溶融粘度が前記PTFE樹脂の1010〜1011
イズに対し、104 〜105 ポイズと低粘度となる。こ
のために、疲労特性が悪くなり、場合によっては疲労破
壊を招来する問題があった。
【0009】そこで、この発明にあっては、前記問題を
解消する流体圧縮機を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明にあっては、シリンダと、このシリンダの
軸方向に沿って偏心して配置され、その一部が前記シリ
ンダの内周面に接触した状態で前記シリンダと相対的に
旋回可能な回転体と、この回転体の外周に設けられ前記
シリンダの吸込側から吐出側へ向かって徐々に小さくな
るピッチで形成された螺旋状の溝と、この溝に出入り自
在に嵌め込まれると共に前記シリンダ内面に密接する外
周面を有し前記シリンダの内周面と前記回転体の外周面
との間の空間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレー
ドとを備えた流体圧縮機において、前記ブレードは、長
さが50〜300ミクロンのガラス繊維または炭素繊維
を複合した四フッ化エチレン・パーフロロアルコキシエ
チレン共重合樹脂の射出成形体から成り、引張破断伸度
100%以上の材料で構成する。ブレードの好ましい実
施態様としては、ガラス繊維5〜20重量%または炭素
繊維3〜17重量%を複合した四フッ化エチレン樹脂か
ら成り、曲げ弾性率8000〜18000Kg/cm
を有する材料で構成する。あるいは、四フッ化エチレン
樹脂に一部、パーフロロアルキル基を共重合させた、射
出成型が不能な四フッ化エチレン・パーフロロアルコキ
シエチレン共重合樹脂にガラス繊維5〜20重量%また
は、炭素繊維3〜17重量%を複合し、且つ曲げ弾性率
8000〜18000Kg/cmを有する材料で構成
するものである。
【0011】
【作用】かかる流体圧縮機によれば、作動中に圧力差に
よる押圧力によってブレードが傾きながら出入動作を繰
返す際に、ブレード側面は、角と強く接触し合うように
なるが、この時、ガラス繊維又は炭素繊維によって簡単
に削りとられることがなくなり、耐摩耗性が確保され
る。また、疲労破壊が起きることがない。
【0012】一方、ブレードは、螺旋状の溝に対して無
理のない組付けが可能となり、円滑なブレードの出入動
作が得られる。この結果、シール性の向上が図れると共
に高い運転効率が得られるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図1乃至図27の図面を参照しながら
この発明の実施例を詳細に説明する。図1において、1
は冷凍サイクルに使用される密閉型の流体圧縮機3の密
閉ケースを示しており、密閉ケース1の一方には冷凍サ
イクルの吸込パイプ5が、他方には吐出パイプ7がそれ
ぞれ設けられている。密閉ケース1内には駆動手段とし
ての電動要素9および圧縮手段としての圧縮要素11が
それぞれ配置されている。
【0014】電動要素9は、密閉ケース1の内面に固定
されたステータ13と、その内側に設けられた回転可能
なロータ15とを有している。
【0015】圧縮要素11は両端が開放されたシリンダ
17を有しており、シリンダ17は密閉ケース1の内面
に固定された軸受19,20により回転自在に両端支持
されている。軸受19,20はシリンダ17の端部が回
転自在に嵌合したボス部19a,20aと、これらボス
部19a,20aよりも大径で前記密閉ケース1の内面
に固定された基部19b,20bとからなり、シリンダ
17の両端は気密的に閉塞されている。
【0016】シリンダ17の内部には、シリンダ17の
内径よりも小さい円筒状の回転体21がシリンダ17の
軸方向に沿って配設されている。回転体21は鉄系また
は、その他の材料からなり、その中心軸線Aがシリンダ
17の中心軸線Bに対して距離eだけ図1において下方
に偏心して配設され一部が内周面と線接触している。
【0017】回転体21の両端部にはそれぞれ径の細い
支軸部21a,21bが設けられ、これら支軸部21
a,21bはそれぞれ前記軸受19,20のボス部19
a,20aに形成された軸受穴19c,20cに回転自
在に挿入支持されている。
【0018】回転体21の一方の支軸部21aにはオル
ダムリング23を介してシリンダ17側からの回転動力
が伝達される動力伝達面として機能する断面正方形状の
角柱部25が形成されている。この角柱部25は、前記
オルダムリング23に形成された矩形状の長孔26と遊
びを有して嵌合し合うと共に遊びの範囲内において角柱
部25のスライドが可能となっている。また、オルダム
リング23の外周面には、前記長孔26の長手方向と直
交する径方向に一対の伝達ピン27,27の一端部がそ
れぞれスライド自在に嵌挿され、伝達ピン27,27の
他端部は前記シリンダ17の周壁に穿設された嵌合孔2
9に嵌合固定されている。これにより、前記回転体21
はシリンダ17に対して偏心した位置で無理なく結合状
態が確保されると共に、シリンダ17の回転力はオルダ
ムリング23を介して回転体21に伝達されるようにな
っている。
【0019】従って、電動要素9の作動によりシリンダ
17がロータ15と一体的に回転することで、シリンダ
17に対して回転体21はオルダムリング23を介して
偏心して回転運動する。
【0020】一方、前記回転体21の外周面には螺旋状
の溝31が設けられており、この螺旋状の溝31は、吸
込端側(図1右側)のピッチPが一番大きく、以下、吐
出端側(図面左側)へ向けてピッチが順次小さくなるよ
う設定されている。
【0021】また、螺旋状の溝31には、螺旋状のブレ
ード33が弾性力を利用して出入自在に嵌め込まれてい
る。これにより、各作動室35が形成されると共に吸込
端側となる作動室35の容積が一番大きくなっている。
以下、吐出端側へ向けて各作動室35の容積が順次小さ
くなるよう設定され、吐出側となる最終の作動室35
は、軸受20に形成された密閉ケース1内に開放された
吐出孔37と接続連通している。また、各作動室35は
図3に示す如くブレード33に沿って回転体21とシリ
ンダ17の内周面17aとの接触部から次の接触部まで
のびたほぼ三日月状の領域となっている。吸込端側の第
1番目の作動室35は、回転体21の軸端部に設けられ
た連絡用の第1の吸込孔39と、軸受19に設けられた
第2の吸込孔41とを介して前記冷凍サイクルの吸込パ
イプ5と接続連通している。これにより、吸込パイプ5
からシリンダ17内に吸引される冷媒は第1番目の作動
室35に途切れることなく確実に導入されるようになっ
ている。
【0022】ブレード33は、切削加工又は射出成形加
工によって形成されている。即ち、第1の実施例のブレ
ード33にあっては、ガラス繊維又は炭素繊維を複合し
た四フッ化エチレン・パーフロロアルコシキエチレン共
重樹脂(以下PFA樹脂と称す)の射出成形体から成
り、引張破断伸度100%以上の材料で構成したもので
ある。
【0023】図4に具体的な各種ブレード33の実験結
果を示している。図において、PI樹脂とは平均粒径3
0ミクロンのポリイミド樹脂(以下同じ)である。ま
た、M・Iとは、熱可塑性樹脂の溶融時における流動性
を示す尺度(ASTM規格・D−3307以下同じ)
で、数値が大きい程、流動性が高いことを示し、疲労特
性を左右する分子量の目安となるものである。
【0024】また、図4の実験結果を立証する特性図を
図5から図10に示している。この実験において、冷媒
ガスには「フレオン12」を使用して、「3,000
r.p.m」の回転速度を与え、測定時間は500時間
として測定したものである。
【0025】ここで、図5は、実施例1と比較例1の初
期性能を100%とする冷凍能力の相対指数の結果が対
比して示され、図6には実施例2と比較例2の初期性能
を100%として冷凍能力の相対指数の結果が対比して
示されている。また、図7は、比較例3の初期性能を1
00%とする冷凍能力の相対指数が示され、図10に
は、比較例1〜2と比較例3について、試験終了後の疲
労破壊状態の一例が示されている。図8には、引張破断
伸度と冷凍能力が60%まで低下した時間の関係を示
し、図9には、疲労破壊に至らなかった実施例1〜2と
比較例3のブレード33の摩耗量が対比して示されてい
る。
【0026】すなわち、図5から、比較例1は、いずれ
も急激な冷凍能力の低下が見られ、500時間後冷凍能
力・相対指数が50〜55%に低下した。しかし、実施
例1は、冷凍能力・相対指数の低下は認められず、初期
性能を維持した。
【0027】また、図6を見ると、実施例2は比較例2
と共に、図5に示される実施例1、比較例1の冷凍能力
・相対指数と全く同じデータが得られた。しかしなが
ら、図7を見ると比較例3(PI樹脂10重量%充填)
にあっては、冷凍能力・相対指数が徐々に低下している
のに対し、比較例3(PI樹脂15重量%充填)にあっ
ては、前記比較例1,2と同様に急激な冷凍能力・相対
指数の低下が見られ、400時間後も徐々に低下が認め
られる。
【0028】500時間終了後の試験結果を見ると、比
較例1〜2と、比較例3は、いずれも図10に示す破壊
が認められた。この破壊部分42は、螺旋のピッチが最
も大きい箇所であり、弾性変形量も最大の領域である所
から疲労による破壊であると判断される。つまり、図5
ないし図7の冷凍能能力・相対指数の急激な低下は、ブ
レード33の破壊による影響であることがわかる。図8
に示すように引張破壊伸度は、小さいほど、短時間で冷
凍能力が低下し、疲労破壊が生じている所から少くても
100%以上であることが望ましい。また、PFA樹脂
のメルトフローインデックスの値は、小さい方が疲労に
対して有利に作用する所から、約20〜40g/10mi
n の範囲が好ましい。
【0029】次に、摩耗量について見ると、図9に示す
如く実施例1〜2は0.02〜0.05mmに対し、比較
例3の摩耗量は、0.95mmと大きいことがわかる。こ
れによって、図7に示される冷凍能力・相対指数は時間
と共に低下しており、ブレード33の摩耗の進行によ
り、冷媒ガスのシール性が不良となっていることを示し
ている。また、比較例1〜2は、ブレード33の疲労破
壊による急激な冷凍能力・相対指数の低下はあるもの
の、50〜55%で安定しているが、比較例3は、疲労
破壊後も徐々に低下が見られる。これは、出入動作時に
角によって粒子形状充填材が脱落し、摩耗が増大するこ
とを示している。反面、実施例1〜2、および比較例1
〜2のデータを見てもわかるように充填したガラス繊
維、炭素繊維は、吸込側作動室35の角に擦られても、
脱落を押さえられる効果があり、補強効果を最大限に発
揮できることがわかる。
【0030】なお、引張破断伸度は、ガラス繊維、炭素
繊維の長さによって左右され、「ミルドファイバー」と
称される、長さ50〜300ミクロンのものが好まし
い。また、摺動特性向上のため固体潤滑剤を併用するこ
とも可能である。固体潤滑剤としては、二硫化モリブデ
ン,グラファイト,モリブデン,ブロンズ粉などがあ
り、その配合量として、2〜10重量%が好ましい。た
だし、引張破断伸度の低下があるため、100%以上で
ある必要がある。
【0031】次に、第2の実施例のブレード33にあっ
ては、ガラス繊維または炭素繊維を複合した四フッ化エ
チレン樹脂から成り、曲げ弾性率8000〜18000
kg/cmを有する材料で構成したものである。
【0032】図11に具体的な各種ブレード33の実験
結果を示しており、図11の実験結果を立証する特性図
を図12から図17に示している。この実験において、
冷媒ガスには「フレオン12」を使用し、「3,000
r.p.m」の回転速度を与え、測定時間は500時間
として測定したものである。
【0033】ここで、図12は実施例1と比較例1の相
対運転効率の結果が対比して示され、図13は実施例2
と比較例2の相対運転効率の結果が対比して示されてい
る。また、図14は比較例3の相対運転効率の結果が示
され、図15は実施例1〜2と比較例1〜3のブレード
33の摩耗量が対比して示されている。図16と図17
には実施例1〜2と比較例1〜3のスラストカラー型試
験機を用いた摩耗量と動摩擦係数の測定結果がそれぞれ
対比して示されている。
【0034】即ち、図12から、比較例1で構成された
ブレード33で得られる特性をみると、500時間で相
対運転効率が80%以下に低下した。しかし、実施例1
で構成されたブレード33で得られる特性をみると、
5、20重量%で相対運転効率が1〜2%低下している
が15重量%では運転効率の低下がなく、1時間時点の
初期特性を維持していることがわかる。
【0035】また、図13を見ると比較例2で構成され
たブレード33は、比較例1と同様に500時間で相対
運転効率が80%以下に低下したが、実施例2で構成さ
れたブレード33は、実施例1と同様に相対運転効率の
低下はほとんど見られなかった。
【0036】比較例3は、図14を見てもわかるように
500時間の運転効率がいずれも.1時間の運転効率の
半分以下まで低下していた。
【0037】一方、実施例1〜2、比較例1〜3の各ブ
レード33の摩耗量を見ると、図15に示されるよう
に、実施例1〜2は15〜30ミクロンの摩耗量であっ
たのに対し、比較例1〜2は50〜80ミクロンの摩耗
がみられる。また、比較例3は140〜150ミクロン
と摩耗が著しく大きいことがわかる。つまり図12ない
し図14で示される比較例1〜3の運転効率の低下は、
図15に示される各ブレード33の摩耗によることがわ
かる。摩耗したブレード33は、冷媒ガスのシール性が
損なわれ、結果として冷凍能力が低下し、運転効率の低
下を招来するものと判断される。
【0038】次に、図16に示されるスラストカラー型
試験機による摩耗量をみると、比較例1のガラス繊維3
重量%充填と、比較例2の炭素繊維2重量%充填の充填
量が少ないものについて摩耗量が大きいが、比較例1の
ガラス繊維23重量%と、比較例2の炭素繊維20重量
%の充填量の多いものについては、実施例1〜2の摩耗
とほとんど大差のないデータが得られた。これはブレー
ド33の摩耗は、ヘリカルブレード式コンプレッサー特
有の摺動により生ずることがわかる。
【0039】また、図11からわかるように曲げ弾性率
と、1時間におけるコンプレッサー相対運転効率には密
接な関係があることを示しており、曲げ弾性率が高いほ
ど負荷電力相対指数は大きく、結果として相対運転効率
も小さくなる。つまり、ブレード33が弾性変形しなが
ら螺旋状の溝31に出入りする際、ブレード33の曲げ
弾性率が高くなることで損失が大きくなることを示して
いる。図17の動摩擦係数をみてもわかるように、比較
例1と2のガラス繊維、炭素繊維の充填量の少ないとこ
ろでは小さいが、実施例1、2と、比較例1〜2の充填
量の多いものについて差がなく、また、比較例3につい
ては、充填量の影響はほとんどない。ということは、充
填量の違いによる運転効率の差は、曲げ弾性率の影響で
あることがわかる。
【0040】この場合、比較例1のガラス繊維23重量
%と炭素繊維20重量%は、曲げ弾性率19000kg
/cm2 であると摩耗は大きくなることがわかる。また、
比較例1のガラス繊維3重量%と、比較例2の炭素繊維
2重量%はいずれも、充填材の補強効果が小さく、曲げ
弾性率が7000と小さいため、作動室35の圧力差で
倒れ込みが生じやすい状態となり摩耗が大きくなると判
断される。
【0041】ただ、比較例3の「四フッ化エチレン樹脂
+PI樹脂5,15,25重量%」は、曲げ弾性率と関
係なくブレード33の摩耗が著しく大きかった。また、
充填率によって図16に示す如く摩耗量も、実施例1よ
りも小さい値が得られることがわかった。PI樹脂は、
粒子形状であり、吸込側作動室35の角にこすれるこど
で容易にPI樹脂が脱落し、補強効果が失われるため、
摩耗が増大することを示している。つまり、実施例1〜
2と比較例1〜2で充填したガラス繊維、炭素繊維は、
吸込側作動室35の角にこすられても、脱落を押さえら
れる効果があり、補強効果を最大限に発揮できることが
理解できる。
【0042】なお、ガラス繊維、炭素繊維を複合した四
フッ化エチレン樹脂をさらに摺動特性向上のため固体潤
滑剤を併用することがある。この固体潤滑剤としては、
二硫化モリブデン、グラファイト、モリブデン、ブロン
ズ粉などが適しており、その配合量として2〜10重量
%が好ましい。ただし、曲げ弾性率としては8000〜
18000kg/cm2 範囲である必要がある。
【0043】次に、第3の実施例のブレード33にあっ
ては、四フッ化エチレン樹脂に一部、パーフロロアルキ
ル基を共重合させた、射出成型が不能な四フッ化エチレ
ン・パーフロロアルコキシエチレン共重合樹脂にガラス
繊維または、炭素繊維を複合し、且つ曲げ弾性率800
0〜18000kg/cm2 を有する材料で構成してある。
【0044】図18に具体的な各種ブレード33の実験
結果を示しており、図18の実験結果を立証する特性図
を図19から図27に示している。この実験において、
冷媒ガスに「フレオン12」を使用し、「3,000
r.p.m」の回転速度を与える。そして、そのときの
負荷電力、冷凍能力を測定し、運転効率(冷凍能力/負
荷電力)を求めた。測定時間は1000時間とし、コン
プレッサー性能の変化を比較するため、1時間での性能
も測定した。また、1000時間後のブレード33の摩
耗量も測定した。さらにこれと同条件で、異なるブレー
ドを適用したときのコンプレッサー性能およびブレード
33の摩耗量を測定した。
【0045】ここで、図19は実施例1と比較例1また
比較例3の相対運転効率の結果が対比して示され、図2
0は実施例2と比較例2また比較例4の相対運転効率の
結果が対比して示されている。また、図21は比較例5
と比較例6の相対運転効率の結果が示されている。
【0046】図22は実施例1と比較例1また比較例
3、のブレード21の摩耗量が対比して示され、図23
には実施例2と比較例2また比較例4のブレード21の
摩耗量が対比されている。図24には、比較例5と比較
例6のブレードの摩耗量が対比されている。
【0047】図25は、実施例1と実施例2と比較例2
と比較例5の、図26と図27には、比較例2と比較例
3と比較例6のスラストカラー型試験機を用いた摩耗量
と動摩擦係数の測定結果がそれぞれ対比して示されてい
る。
【0048】即ち、図19から、比較例1で構成された
ブレード33で得られる特性をみると、1000時間で
相対運転効率が80%以下に低下した。しかし、実施例
1で構成されたブレード33で得られる特性をみると、
5、20重量%で相対運転効率が1〜2%低下している
が15重量%では運転効率の低下がなく、1時間時点の
初期特性を維持していることがわかる。
【0049】また、図20を見ると比較例2で構成され
たブレード33は、比較例1と同様に1000時間で相
対運転効率が80%以下に低下したが、実施例2で構成
されたブレード33は、実施例1と同様に相対運転効率
の低下はほとんど見られなかった。
【0050】この場合、比較例6は図21を見てもわか
るように、1000時間の運転効率がいずれも1時間の
運転効率の半分以下まで低下していた。
【0051】一方、実施例1〜2、比較例1〜6の各ブ
レード21の摩耗量を見ると、図22と図23に示され
るように、実施例1〜2は15〜30ミクロンの摩耗量
であったのに対し、比較例1〜2は50〜70ミクロン
の摩耗がみられる。また、比較例3〜4は40〜60ミ
クロンと、実施例1〜2より摩耗が大きくなっている。
ただ、比較例5は80〜90ミクロンと摩耗が著しく大
きく、比較例6についてはさらに大きく100〜120
ミクロンであった。つまり、図19ないし図21で示さ
れる比較例1〜6の運転効率の低下は、図19〜図24
に示される各ブレード33の摩耗によることがわかる。
比較例1〜6のブレード33は、1000時間で負荷電
力相対指数の変化は見られないが、冷凍能力相対指数の
低下があると言うことは、図22ないし図24に示され
るブレード33の摩耗によって、冷媒ガスのシール性が
損なわれ、結果として冷凍能力が低下し、運転効率の低
下を招来していたものと判断される。
【0052】次に、図25に示されるスラストカラー型
試験機による摩耗量を見ると、比較例1のガラス繊維3
重量%充填と比較例2の炭素繊維2の重量%充填の充填
量が少ないものについて摩耗量が大きいが、反面、比較
例1のガラス繊維23重量%と、比較例2の炭素繊維2
0重量%の充填量の多いものにあっては、実施例1〜2
の摩耗とほとんど大差がない結果が得られた。また、比
較例5の摩耗量は、実施例1と実施例2の中間にあり、
特に摩耗特性に関して悪い結果は得られなかった。ま
た、図26に示される摩耗量をみると、比較例2〜3、
比較例6においても同様の傾向がみられ、図22に示さ
れるブレード33の摩耗量の結果と一致しないことがわ
かる。図22の摩耗量は、ヘリカルブレード式コンプレ
ッサー特有の摺動により生じることがわかる。
【0053】一方、四フッ化エチレン樹脂と70−Jの
摩耗量の比較をすると、図25に示すように実施例1〜
2は10〜30μmであったが、図26に示す比較例3
〜4は30〜50μmと摩耗がやや大きく、これは、図
22に示す摩耗量の結果と一致する。
【0054】つまり、ブレード33が弾性変化しながら
溝31に出入りする際、ブレード33の曲げ弾性率が高
くなることで損失が大きくなることを示している。これ
を裏づけるものとして、図27に示される動摩擦係数を
みてもわかるように比較例1と2のガラス繊維、炭素繊
維の充填量の少ないところでは小さいが、実施例1〜2
と比較例1〜2の充填量の多いものについて差がないこ
とでも証明される。また、比較例5については、充填量
の影響はほとんどない。つまり、充填量の違いによる運
転効率の差は、曲げ弾性率の影響であることがわかる。
【0055】しかし、比較例5の「70−J+PI樹脂
5,15,25重量%」、比較例6の「70−J+PI
樹脂5,15,20重量%」は、曲げ弾性率と関係なく
ブレード21の摩耗が著しく大きかった。これは、PI
樹脂が、粒子形状であり、吸込側作動室35の角にこす
れることで容易にPI樹脂が脱落し、補強効果が失われ
るため、摩耗が増大することを示している。つまり、実
施例1〜2、比較例1〜2で充填したガラス繊維、炭素
繊維は、吸込側作動室35の角にこすられても、脱落を
押さえられる効果があることがわかる。
【0056】また、図22ないし図24において、ベー
ス樹脂が違う実施例1と比較例3、実施例2と比較例4
のブレード21の摩耗量をみると、実施例1〜2が15
〜30ミクロンに対し比較例3〜4は35〜50ミクロ
ンの摩耗が確認される。実施例1〜2の70−Jは比較
例3〜4の四フッ化エチレン樹脂よりボイド含有率が低
く、緻密な成型材料であるのでガラス繊維、炭素繊維の
脱落をさらに押さえる効果があり、補強効果を最大限に
発揮することがわかる。
【0057】なお、ガラス繊維、炭素繊維を複合した四
フッ化エチレン・パーフロロアルコキシエチレン共重合
樹脂をさらに摺動特性向上のため固体潤滑剤を併用する
ことがある。この固体潤滑剤としては、二流化モリブデ
ン、グラファイト、モリブデン、ブロンズ粉などが適し
ており、その配合量として2〜10重量%が好ましい。
ただし、曲げ弾性率としては8000〜18000kg/
cm2 の範囲である必要がある。
【0058】なお、図1において、55は回転体21に
設けられた油導入路を示しており、この油導入路55の
一端は前記螺旋状の溝31と連通し、他端は吸込端側の
軸受19に穿設された連通孔57を介して前記密閉ケー
ス1の底部に吸込口59aが臨む導入管59と接続連通
している。したがって、密閉ケース1内の圧力が上昇す
れば、密閉ケース1の底部に蓄えられた潤滑オイルが導
入管59、連通孔57および油導入路55を通って前記
溝31内に送り込まれることでブレード33の出入時の
潤滑が確保されるようになっている。
【0059】次に、このように構成された流体圧縮機の
動作について説明する。
【0060】まず、電動要素9に通電するとロータ15
が回転し、このロータ15と一体にシリンダ17も回転
する。シリンダ17が回転すれば、オルダムリング23
を介して回転体21も回転する。シリンダ17に対する
回転体21は、偏心して旋回する。この結果、吸込端側
の作動室35に送り込まれた冷媒等の流体は吐出端側の
作動室35へ向けて順次送られながら圧縮され、吐出パ
イプ7から外へ吐出されるようになる。
【0061】この作動中において、圧力差による押圧力
によってブレード33が傾いた状態で出入動作を繰返す
際に、ブレード33の側面は角と強く接触し合うように
なるが、この時、ガラス繊維又は炭素繊維によって簡単
に削り取られることがなくなり、耐摩耗性が確保される
ようになる。
【0062】また、螺旋状の溝31に対して無理のない
組付けが可能となり、円滑なブレード33の出入動作が
得られる。この結果、シール性の向上が図れると共に高
い運転効率が得られる。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明の流体
圧縮機によれば、ブレードの耐冷却性、耐熱性、摩擦係
数が小さい等の従来特性に加えて、シール性、耐久性の
向上を図ることができるようになり高い運転効率が得ら
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる流体圧縮機の切断面図であ
る。
【図2】回転体にブレードを組付けた斜視図である。
【図3】オルダムリングの切断面図である。
【図4】ガラス繊維及び炭素繊維の各充填量と引張破断
伸度を示したこの発明に係る第1の実施例の説明図であ
る。
【図5】図4で示した実施例1、比較例1の冷凍能力、
相対指数の特性図である。
【図6】図4で示した実施例2、比較例2の冷凍能力、
相対指数の特性図である。
【図7】図4で示した比較例3の冷凍能力、相対指数の
特性図である。
【図8】図4で示した各実施例及び各比較例の引張破断
伸度の特性図である。
【図9】図4で示した各実施例及び各比較例の摩耗量の
特性図である。
【図10】ブレードの疲労破壊部を示した斜視図であ
る。
【図11】ガラス繊維及び炭素繊維の充填量と曲げ弾性
率における負荷電力、冷凍能力、相対運転効率を示した
この発明に係る第2の実施例の説明図である。
【図12】図11で示した実施例1と比較例1の相対運
転効率の特性図である。
【図13】図11で示した実施例2と比較例2の相対運
転効率の特性図である。
【図14】図11で示した比較例3の相対運転効率の特
性図である。
【図15】図11で示した実施例1、実施例2と比較例
3の摩耗量を示した特性図である。
【図16】図11で示した実施例1、実施例2、比較例
3のスラストカラー型試験機で行なった摩耗量の特性図
である。
【図17】図11で示した実施例1、実施例2、比較例
3のスラストカラー型試験機で行なった動摩擦係数の特
性図である。
【図18】ガラス繊維及び炭素繊維の充填量と曲げ弾性
率における負荷電力、冷凍能力、相対運転効率を示した
この発明に係る第3の実施例の説明図である。
【図19】図18で示した実施例1と比較例3の相対運
転効率の特性図である。
【図20】図18で示した実施例2と比較例4の相対運
転効率の特性図である。
【図21】図18で示した比較例5と比較例6の相対運
転効率の特性図である。
【図22】図18で示した実施例1と比較例3の摩耗量
の特性図である。
【図23】図18で示した実施例2と比較例4の摩耗量
の特性図である。
【図24】図18で示した比較例5と比較例6の摩耗量
の特性図である。
【図25】図18で示した実施例1、実施例2、比較例
5のスラストカラー型試験機で行なった摩耗量の特性図
である。
【図26】図18で示した比較例3、比較例4、比較例
6のスラストカラー型試験機で行なった摩耗量の特性図
である。
【図27】図18で示した実施例1、実施例2、比較例
5のスラストカラー型試験機で行なった摩耗量の特性図
である。
【図28】従来例を示した図1と同様の切断面図であ
る。
【図29】従来例を示した図2と同様の斜視図である。
【図30】ブレードの円筒母材の斜視図である。
【図31】円筒母材から切削加工したブレードの側面図
である。
【図32】ブレードの動作説明図である。
【図33】ブレードの動作説明図である。
【符号の説明】
9 駆動手段 17 シリンダ 21 回転体 31 螺旋状の溝 33 螺旋状のブレード 35 作動室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 規子 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝 住空間システム技術研究 所内 (56)参考文献 特開 平3−88993(JP,A) 特開 平3−88992(JP,A) 特開 昭62−174262(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダと、このシリンダの軸方向に沿
    って偏心して配置され、その一部が前記シリンダの内周
    面に接触した状態で前記シリンダと相対的に旋回可能な
    回転体と、この回転体の外周に設けられ前記シリンダの
    込側から吐出側へ向かって徐々に小さくなるピッチで
    形成された螺旋状の溝と、この溝に出入り自在に嵌め込
    まれると共に前記シリンダ内面に密接する外周面を有し
    前記シリンダの内周面と前記回転体の外周面との間の空
    間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレードとを備え
    た流体圧縮機において、前記ブレードは、長さが50〜
    300ミクロンのガラス繊維または炭素繊維を複合した
    四フッ化エチレン・パーフロロアルコキシエチレン共重
    合樹脂の射出成形体から成り、引張破断伸度100%以
    上の材料で構成したことを特徴とする流体圧縮機。
  2. 【請求項2】 シリンダと、このシリンダの軸方向に沿
    って偏心して配置され、その一部が前記シリンダの内周
    面に接触した状態で前記シリンダと相対的に旋回可能な
    回転体と、この回転体の外周に設けられ前記シリンダの
    吸込側から吐出側へ向かって徐々に小さくなるピッチで
    形成された螺旋状の溝と、この溝に出入り自在に嵌め込
    まれると共に前記シリンダ内面に密接する外周面を有し
    前記シリンダの内周面と前記回転体の外周面との間の空
    間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレードとを備え
    た流体圧縮機において、前記ブレードは、ガラス繊維5
    〜20重量%または炭素繊維3〜17重量%を複合した
    四フッ化エチレン樹脂から成り、曲げ弾性率8000〜
    18000Kg/cmを有する材料で構成したことを
    特徴とする流体圧縮機。
  3. 【請求項3】 シリンダと、このシリンダの軸方向に沿
    って偏心して配置され、その一部が前記シリンダの内周
    面に接触した状態で前記シリンダと相対的に旋回可能な
    回転体と、この回転体の外周に設けられ前記シリンダの
    吸込側から吐出側へ向かって徐々に小さくなるピッチで
    形成された螺旋状の溝と、この溝に出入り自在に嵌め込
    まれると共に前記シリンダ内面に密接する外周面を有し
    前記シリンダの内周面と前記回転体の外周面との間の空
    間を複数の作動室に区画する螺旋状のブレードとを備え
    た流体圧縮機において、前記ブレードは、四フッ化エチ
    レン樹脂に一部、パーフロロアルキル基を共重合させ
    た、射出成型が不能な四フッ化エチレン・パーフロロア
    ルコキシエチレン共重合樹脂にガラス繊維5〜20重量
    %または、炭素繊維3〜17重量%を複合し、且つ曲げ
    弾性率8000〜18000Kg/cmを有する材料
    で構成したことを特徴とする流体圧縮機。
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