JP3473453B2 - 遮断器の流体圧駆動装置 - Google Patents
遮断器の流体圧駆動装置Info
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Description
子を開閉操作する流体圧駆動装置の構成に関する。 【0002】 【従来の技術】落雷等の非常時に電力供給系統を保護す
るために設けられる電力用遮断器は極めて高速の開閉動
作が要求され、特に、瞬時に電力を遮断する開路動作は
より高速でなければならない。このため、接触子を開閉
する流体圧シリンダの受圧面積の小さい方の部屋に常時
高圧を作用させておき、受圧面積の大きい方の部屋を操
作室として高圧または低圧にすることによって閉路およ
び開路の状態とする構成を採っており、この流体圧シリ
ンダを操作する主弁には極めて大流量が要求される。従
来の主弁としては、例えば特開平6−338241 号公報に記
載されているように、開路用主弁と閉路用主弁を別体と
し、開路用主弁を操作する開路弁と閉路用主弁を操作す
る閉路弁とを一体に構成した切換弁で駆動し、この切換
弁を開路用および閉路用のパイロット弁で切換える構成
が採られていた。また、切換弁とパイロット弁の構成と
しては、例えば特開昭55−53821 号公報に記載されてい
るように、切換弁の一端には常に供給圧を作用させてお
いて他端にパイロット室を設け、ここに、1次側が供給
側に接続する閉路用パイロット弁の2次側、および、2
次側が戻り側に接続する閉路用パイロット弁の1次側を
接続する構成が採られていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記第一の従来技術の
構成では、開路用主弁の弁体を中空の形状として内部を
戻り側につながる開路用主弁の2次側に連通する構成と
しているので、開路時に大流量が流れる際の圧力変動等
の影響を受けて弁の開口量が変動しやすいという問題が
あった。また、閉路用主弁の弁体の1次側全体に常時供
給圧を作用させておき、反対側にパイロット室を設けた
構成としているため、開路動作中から開路状態にかけ
て、弁座より内径側の部分全体に作用する供給圧による
力が弁座に作用して大きな応力が発生するために弁座が
損傷しやすいという問題もあった。さらに、閉路用主弁
は弁座径よりもパイロット室内径を大きくする必要があ
るが、上記従来技術の弁体は一体構造であるため、弁体
またはケーシングを分割して製作した上で一体的に組み
合わせなければならず、製作が難しいという問題もあっ
た。 【0004】一方、上記第二の従来技術の構成では、切
換弁の弁体の直径に相当するパイロット室に流体を供
給,排出する構成なので、開路用,閉路用ともパイロッ
ト弁が大きくなるという問題があった。 【0005】本発明の目的は、上記のような従来技術に
おける問題点を解消し、小形化できて製作も容易になる
上、安定した特性が得られ、高い信頼性を実現する遮断
器の流体圧駆動装置を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、開路用主弁の弁体の背面に、常に戻り
側に接続する低圧室をパイロット室と同じ向きに設け
る。これにより、開路用主弁を操作するためのパイロッ
ト流量が少なくなって切換弁を小形化できる上、低圧室
が開路時に大流量が流れる部分の圧力変動等の影響を受
けなくなるので、弁の開口量が変動しにくくなり安定し
た特性が得られるようになる。 【0007】次に、閉路用主弁の弁体の背面に、流体圧
シリンダの操作室に接続する補助室を設ける。これによ
り、開路動作中から開路状態にかけてはこの補助室が低
圧になるので、弁座に作用する力が小さくなり弁座の損
傷を解消できる。 【0008】また、閉路用主弁は、シリンダ操作室と供
給側の間を開閉する弁体と、パイロット操作力を受けて
弁体を押し開くためのピストンを別体で構成し、ピスト
ンの背面に第一のばねを、弁体の背面に第一のばねと対
向し、これよりも大きな力を作用させる第二のばねを設
ける。これにより、弁体とピストン別々に製作してその
まま組込めばよいので製作が容易になる。 【0009】さらに、切換弁は、開路用主弁と閉路用主
弁のパイロット室に接続する制御ポートと供給側の間を
開閉する閉路弁の反弁座側に弁座よりも小径で背面が戻
り側に開放された円筒部を設ける一方、制御ポートと戻
り側の間を開閉する開路弁の反弁座側にこの切換弁を切
換えるための切換弁パイロット室を設け、切換弁パイロ
ット室の受圧面積を閉路弁の弁座径と円筒部の径の差の
部分の面積より大きくなるように構成する。これによ
り、切換弁を操作するためのパイロット流量が少なくて
済むのでパイロット弁を小形化することができる。 【0010】従って、本発明によれば、小形化できて製
作も容易になる上、安定した特性が得られ、高い信頼性
を有する遮断器の流体圧駆動装置を実現することができ
る。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の遮断器の流体圧駆
動装置の一実施例を図1ないし図5を用いて説明する。 【0012】図1は閉路状態(通電中の状態)を、図2
は開路動作中の状態を、図3は開路状態(遮断した状
態)を、図4は閉路動作中の初期の状態を、図5は閉路
動作中の後期の状態をそれぞれ示す。 【0013】固定接触子1と可動接触子2から成り接点
を開閉する遮断器の流体圧駆動装置3は、ピストン5で
可動接触子2を駆動する流体圧シリンダ4を備え、流体
圧シリンダ4の小受圧面積側6には、流体圧源8から吐
出されアキュムレータ9に蓄圧された作動流体の供給圧
が常時作用し、シリンダ操作室7を成す大受圧面積側
は、開路用主弁11と閉路用主弁12によって高圧の供
給圧側またはリザーバ10につながる低圧の戻り側に選
択的に接続される。 【0014】開路用主弁11は、シリンダ操作室7を低
圧の戻り側に接続して開路動作させるための2方弁であ
る。開路用主弁パイロット室17には切換弁13の制御
ポート14が接続され、弁体15は、ばね16の力およ
び開路用主弁パイロット室17を高圧にしたときに作用
する力によって閉じられ、開路用主弁パイロット室17
を低圧にしたときにシリンダ操作室7から押出される流
体の圧力によって開かれる。弁体15の背面には常に戻
り側に通じて低圧になっている低圧室18が設けてあ
り、その分だけ開路用主弁パイロット室17の内径は弁
座19よりも小径にしてある。但し、閉路状態において
弁座19から外側に作用する供給圧によって弁を開こう
とする力よりも、開路用主弁パイロット室17にかかる
供給圧によって弁を閉じようとする力の方が大きくなる
ように構成してある。 【0015】閉路用主弁12はシリンダ操作室7を高圧
の供給側に接続して閉路動作させるための2方弁であ
り、弁体20とピストン21を有する。弁体20にはば
ね22の力が、ピストン21にはばね23の力がそれぞ
れ作用しており、ばね22はばね23よりも大きな力を
発生している。閉路用主弁パイロット室24には開路用
主弁パイロット室17と同様に切換弁13の制御ポート
14が接続される一方、弁体20の背面には導通孔25
を介してシリンダ操作室7を接続した弁室につながる補
助室26が設けてある。弁座27の直径は、閉路用主弁
パイロット室24の内径すなわちピストン21の外径よ
りも小さく、かつ、補助室26の内径よりも大きくして
ある。従って、弁体20は、閉路用主弁パイロット室2
4を低圧にすれば、ばね22とばね23の力の差と、弁
座27と補助室26の径差の部分に作用する供給圧によ
る力、および、補助室26に作用する圧力による力によ
って閉じられ、閉路用主弁パイロット室24を高圧にす
れば、ここで発生する力によって開かれる。 【0016】切換弁13は、切換弁パイロット室28を
開路用パイロット弁37および閉路用パイロット弁39
によって、高圧または低圧に選択的に切換えることによ
り、開路用主弁パイロット室17および閉路用主弁パイ
ロット室24に通じる制御ポート14を、高圧の供給側
につながる供給側弁室29または低圧の戻り側につなが
る戻り側弁室30のいずれかに接続する2位置3方弁で
ある。弁体31の円筒部32は供給側弁座33よりも小
径にして円筒部32の背面を戻り側に開き、切換弁パイ
ロット室28の受圧面積は、戻り側弁座34と円筒部3
2の径差の部分の受圧面積よりも大きくなるように構成
してある。さらに、切換弁パイロット室28は絞り35
を経て制御ポート14を有する弁室に接続されている。 【0017】尚、切換弁31の円筒部32の背面には保
持機構36が設けてある。この機構は、流体圧がないと
きに弁体31を機械的に保持するためのものであり、流
体圧による通常の動作には影響を及ぼさない程度の保持
力にしてある。 【0018】開路用パイロット弁37および閉路用パイ
ロット弁39は、ともに開路用ソレノイド38または閉
路用ソレノイド40を励磁すると開き、励磁を解くとば
ね力で閉じる構成の2方弁であり、両者は間に逆止弁4
1を挟んで直列に接続してある。閉路用パイロット弁3
9の1次側は高圧の供給側に、閉路用パイロット弁39
の2次側は逆止弁41を経て開路用パイロット弁37の
1次側および切換弁パイロット室28に、開路用パイロ
ット弁37の2次側は低圧の戻り側に接続している。 【0019】さらに、逆止弁41の背面にはアンチポン
ピングピストン42とばね43が設けてあり、ばね43
は常に低圧の戻り側に通じる部屋に設けてある。また、
閉路用パイロット弁39の2次側には絞り45と絞り4
6を経て戻り側に至る管路が設けてあり、絞り45と絞
り46の間がアンチポンピングピストン操作室44に接
続している。従って、アンチポンピングピストン42
は、操作室44に作用する圧力によって逆止弁41を閉
じ、ばね43の力によってこれを開放する。 【0020】次に、本実施例の動作を説明する。 【0021】上記の構成により、図1の閉路状態では、
シリンダ操作室7,開路用主弁パイロット室17と閉路
用主弁パイロット室24,切換弁パイロット室28,開
路用パイロット弁37と閉路用パイロット弁39の1次
側,逆止弁41の2次側は全て高圧であり、全ての弁は
閉じている。 【0022】この状態において開路指令が発せられる
と、図2に矢印で示すように、開路用ソレノイド38が
励磁されて開路用パイロット弁37が押し開かれ、切換
弁パイロット室28が低圧の戻り側に接続されるので、
切換弁13が供給側弁室29と制御ポート14を有する
弁室に作用する高圧によって開路操作状態に切換わる。
従って、制御ポート14およびこれに接続する開路用主
弁パイロット室17が戻り側に接続して低圧になるた
め、開路用主弁11は流体圧シリンダ4のシリンダ操作
室7から作用する高圧によって開いてシリンダ操作室7
を戻り側へ接続し、ピストン5と可動接触子2が開路動
作を開始する。その後は、シリンダ4の小受圧面積側6
にかかる高圧によってシリンダ操作室7の流体が押出さ
れる際に、開路用主弁11の前後に発生する圧力差によ
って開路用主弁11は開いた状態を保ち、図3に示す開
路状態に至る。開路動作が終了すると、シリンダ操作室
7から戻り側への流れが止まるので、開路用主弁11前
後の圧力差がなくなるから、開路用主弁11はばね16
によって閉じられる。一方、開路用ソレノイド38の励
磁が解かれるので、開路用パイロット弁37もばね力に
よって閉じ、再び全ての弁が閉じた状態となる。 【0023】この際、切換弁パイロット室28は、既に
低圧になった制御ポート14に絞り35を介して接続し
ているので、開路用パイロット弁37が閉じても低圧に
保たれ切換弁13を開路操作状態に保持する。 【0024】尚、開路用主弁パイロット室17とともに
閉路用主弁パイロット室24も低圧になるので、閉路用
主弁12のピストン21が一旦上方へ動き、開路動作が
終了するとばね23によって下方へ戻るが、閉路用主弁
12は始めから閉じており、ピストン21だけが動いて
も閉じたままなので上記の開路動作には影響しない。 【0025】次に、図3の開路状態において閉路指令が
発せられると、図4に示すように、閉路用ソレノイド4
0が励磁され、閉路用パイロット弁39が押し開かれて
供給側に接続している1次側から2次側へ流入し、逆止
弁41を押し開いて、切換弁パイロット室28を高圧に
して切換弁13を閉路操作状態に切換える。従って、制
御ポート14およびこれに接続する閉路用主弁パイロッ
ト室24が高圧になるため、閉路用主弁12のピストン
21と弁体20が下方に動いて弁を開き、シリンダ操作
室7を高圧側に接続するのでピストン5と可動接触子2
が閉路動作を開始する。シリンダ操作室7の圧力上昇と
ともに導通孔25を経て補助室26の圧力も高まるが、
ピストン5が動いている間は供給圧までは上昇しない。
すなわち、小受圧面積側6に作用する供給圧、可動接触
子等の質量、ピストン5周囲のパッキンの摩擦力等の負
荷に打勝ってピストン5を駆動するに足るだけの圧力が
シリンダ操作室7に生じ、この圧力は概ね小受圧面積側
6とシリンダ操作室7の受圧面積の比で決まるが、シリ
ンダ操作室7の方が受圧面積が大きいのでこの圧力は供
給圧よりも低い値となる。従って、この圧力ではピスト
ン21は閉路用主弁パイロット室24に作用する供給圧
とばね23の力によって下方に押されており、この力は
補助室26やばね22から上方に作用する力よりも大き
くなるように構成してある。よって、ピストン5の閉路
動作中、閉路用主弁12は開いた状態に保たれ、閉路動
作を継続する。 【0026】この際、切換弁13が閉路操作状態に切換
わると、開路用主弁パイロット室17も高圧になるが、
開路用主弁11は動作開始前から閉じており、弁を閉じ
る力が増すだけなので何ら動作に影響は与えない。 【0027】一方、図5に示すように、閉路用パイロッ
ト弁39が開いて2次側が高圧になると、アンチポンピ
ングピストン操作室44の圧力が絞り45と46によっ
て決まる圧力まで高まり、この圧力によってアンチポン
ピングピストン42は逆止弁41の2次側の高圧による
力に打勝って左方へ動き逆止弁41を押して閉じる。し
かし、既に切換弁13は閉路操作状態に切換わり制御ポ
ート14を有する弁室は高圧になっているので、絞り3
5を介してここに接続された切換弁パイロット室28は
逆止弁41が閉じても高圧に保たれ閉路操作状態を保持
する。同様に、閉路用ソレノイド40の励磁が解かれて
閉路用パイロット弁39が閉じても切換弁13は閉路操
作状態を保持する。 【0028】そして、閉路動作が終了してピストン5が
停止し流れが止まると、シリンダ操作室7,導通孔2
5,補助室26が供給圧まで高まるので、ばね22の力
によって弁体20とピストン21を押し上げて閉じる。
また、閉路用パイロット弁39と逆止弁41が閉じる
と、これらの間にあった圧力は絞り45と46を介して
戻り側へ抜け、次第に低圧になるので、アンチポンピン
グピストン42はばね43によって右方へ戻される。こ
れら一連の動作の結果、図1に示した閉路状態に至る。 【0029】本実施例によれば、以下の効果が得られ
る。 【0030】まず、遮断器では極めて高速の開路動作が
要求されるため、開路用主弁11は極めて大流量を流す
必要があり弁座19の直径や弁体15の開口量が大きく
なるため、これを操作するためのパイロット流量も大き
くなる。しかし、本実施例によれば、開路用主弁11の
弁体15の背面に低圧室18を設けることによって開路
用主弁パイロット室17の内径を弁座19よりも小径に
し、閉路状態において開路用主弁パイロット室17にか
かる供給圧による弁を閉じる力が弁座19から外側に作
用する供給圧による弁を開く力に打勝ち、弁座19から
の漏れを防ぐに足るだけの寸法にしてあるので、開路用
主弁パイロット室17に供給,排出するパイロット流量
が小さくでき切換弁13が小形の弁で済む。さらに、切
換弁13も、弁体31の円筒部32の背面を戻り側に開
いた構成としているため、切換弁パイロット室28は戻
り側弁座34と円筒部32の径差の部分の面積よりも大
きい受圧面積にすれば良いので切換弁を操作するための
パイロット流量も小さくて済み、開路用パイロット弁3
7と閉路用パイロット弁39も小形化できる。このよう
に、流体圧駆動装置全体を小形化できるようになる。 【0031】しかも、低圧室18は開路時に開路用主弁
11から流出する大流量の流れの影響を受けにくい場所
で戻り側に接続されているので圧力変動等の影響を受け
て弁体15の開口量が変動し特性がばらつくようなこと
はない。 【0032】また、切換弁13の円筒部32の背面を戻
り側に開いており、この部分に保持機構36を設けるこ
とができるので、流体圧源8が停止しアキュムレータ9
にも蓄圧されていない状態でも弁体31の位置が機械的
に保持され、運搬,据付,点検等の作業を行った後で運
転を再開する際にも遮断器が作業前と同じ状態に保持さ
れるので作業の安全性が高まる。 【0033】また、切換弁13のような2位置3方弁で
は開路用と閉路用の弁の同軸度の管理が必要であるが、
大流量を流す主弁をこの構成にすると、大形であるため
に高い精度が得にくくなり製作が困難になってしまう。
これに対し、切換弁13は小形なので高精度を実現しや
すい。そこで本実施例では、開路用主弁11と閉路用主
弁12を別体で構成しており、さらに閉路用主弁12は
弁体20とピストン21も別体で構成しているので、部
品加工時の同軸度等の精度管理が容易になり製作が容易
になる。 【0034】次に、開路用主弁11は、開路動作を終え
て閉じる際には周囲がすべて低圧になり、ばね16の力
によって弁体15が弁座19に着座する。閉路用主弁1
2も、閉路動作を終えて閉じる際には周囲が全て供給圧
になり、ばね22の力によって弁体20が弁座27に着
座する。従って、流体圧によって閉じる構成に比べて着
座時の力が小さいため弁座の損傷を防止でき、長い寿命
が得られ長期間高い信頼性が保たれる。その上、これら
の弁はその弁の目的とする機能と反対の動作をする際、
すなわち、開路用主弁11は閉路動作の際に、閉路用主
弁12は開路動作の際に、流体圧による力がそれぞれの
弁を閉じる向きに作用するので、ばね力で既に閉じてい
る弁がより堅固に閉保持されるようになり、仮に、ばね
力だけでは完全に閉じられなかったとしても流体圧によ
って確実に閉じられるので、弁座部からの漏れをより確
実に防止することができる。開路用パイロット弁37,
閉路用パイロット弁39,逆止弁41も開いて所定の操
作を行った後は周囲が同じ圧力になってばね力で閉じる
構成であり、開路用パイロット弁37は閉路動作の際
に、閉路用パイロット弁39と逆止弁41は閉路動作終
了後に、それぞれ流体圧によってより堅固に閉保持され
るので、開路用主弁11,閉路用主弁12と同様に弁座
の損傷を防止できる上、漏れを生じにくく高い信頼性が
得られる。 【0035】また、開路用主弁11の低圧室18と閉路
用主弁12の補助室26は次の効果も有する。すなわ
ち、開路用主弁11では、低圧室18を設けることによ
り、閉路動作時に弁を閉じておくための力が必要最小限
になるよう開路用主弁パイロット室17を小径化したの
で、弁座19に過大な応力が作用しないから弁座の損傷
を防止できる。一方、閉路用主弁12では、開路動作中
から開路状態にかけては導通孔25を介してシリンダ操
作室7に接続する補助室26の圧力が下がり、弁を閉じ
ておくための力が必要最小限になるので、弁座27に過
大な応力が作用しないから弁座の損傷を防止できる。 【0036】さらに、万一、何らかの異常が生じて閉路
用パイロット弁39が閉路動作終了後も開いたままにな
っていた場合は、2次側が高圧のままになるので絞り4
5,46を介して低圧側へ漏れ続け、アンチポンピング
ピストン操作室44はこれらの絞りによって決まる圧力
まで上昇するので、図5に示した閉路動作中と同様にア
ンチポンピングピストン42が左方へ動いて逆止弁41
を閉じたままで閉路状態を保持する。この状態で開路指
令が発せられた場合は、図6に示すように、逆止弁41
の1次側が高圧で2次側が低圧の状態になるが、アンチ
ポンピングピストン42はこの状態でもアンチポンピン
グピストン操作室44側から作用する力の方が逆止弁4
1の1次側から作用する力よりも大きくなるように構成
してあるので、逆止弁41を閉保持し続ける。従って、
開路動作は遂行されて図7に示す開路状態に至るが、こ
の状態でも逆止弁41は閉じたままに保持される。よっ
て、この状態で閉路指令が発せられて閉路用パイロット
弁39が開いても各部の圧力は何ら変化せず、逆止弁4
1は閉じたままなので切換弁13は閉路操作状態に切換
えられないから、閉路動作は行われない。すなわち、閉
路用パイロット弁39に異常が生じた場合は、閉路状態
はそのまま保持され、開路指令が発せられれば開路動作
は遂行されるが、一旦開路した後は閉路できなくなる。
従って、開路動作後に勝手に閉路する誤動作事故を防止
するアンチポンピング機構として機能する。 【0037】しかも、閉路用パイロット弁39が開いた
ままになると、絞り45,46を介して低圧側へ漏れ続
けるので、アキュムレータ9内に蓄圧した高圧の作動流
体の流出量が増し、流体圧源8の運転回数が増加するの
で、これを検出すれば異常を検知することができる。 【0038】さらにまた、閉路状態において、シリンダ
操作室7の圧力が降下してピストン5が開路動作し始め
るときの圧力よりも高い圧力で閉路用主弁12のピスト
ン21が下方に動いて閉路用主弁12を押し開くように
寸法を設定しておけば、ピストン5が開路動作し始める
前に閉路用主弁12から高圧が供給されるので、たと
え、開路用主弁11から漏れが生じたとしても勝手に開
路動作してしまう誤動作を防止できる。 【0039】また、開路状態において、シリンダ操作室
7の圧力が上昇してピストン5が閉路動作し始めるとき
の圧力よりも低い圧力で、開路用主弁11が開くように
寸法を設定しておけば、ピストン5が閉路動作し始める
前に開路用主弁11が開いて圧力の上昇を防ぐので、た
とえ、閉路用主弁12から漏れが生じたとしても勝手に
閉路動作してしまう誤動作を防止できる。 【0040】さらに、切換弁13は、切換弁パイロット
室28が絞り35を介して制御ポート14に接続されて
いるので、開路用パイロット弁37,閉路用パイロット
弁39,逆止弁41等から若干の漏れがあったとして
も、既に切換わっている制御ポート14と同じ圧力に保
持されるから、勝手に切換わってしまう誤動作は生じな
い。 【0041】以上のように、本実施例によれば、流体圧
駆動装置を小形化でき製作も容易になる上、誤動作も防
止でき長期間高い信頼性を保てるようになり、遮断器の
信頼性が向上する。 【0042】尚、図8に示すように、閉路用主弁12
は、弁体20とピストン21を一体にした弁体20aと
し、ばね23を除いた構成としてもよい。このように構
成しても、前述の実施例の図2に示した開路動作中にピ
ストン21が弁体20から離れる動作がなくなって図8
に示すようになるだけで、弁は同様に閉じたままであ
り、開路動作の進行は変わらない。 【0043】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パイロ
ット流量を小さくできるので、切換弁,パイロット弁等
の弁はもとより流体圧駆動装置全体も小形化でき、製作
も容易になる上、安定した特性が得られ、弁座の損傷や
漏れも防止でき、長期間に渡って高い信頼性が確保でき
るようになる。 【0044】従って、電力供給系統の信頼性を高めるこ
とができる。
断面図。 【図2】図1の開路動作中の状態を示す側断面図。 【図3】図1の開路動作終了時から開路状態を示す側断
面図。 【図4】図1の閉路動作中の初期の状態を示す側断面
図。 【図5】図1の閉路動作中の後期の状態を示す側断面
図。 【図6】図1の閉路用パイロット弁が開いたままの状態
から開路動作する途中の状態を示す側断面図。 【図7】図1の閉路用パイロット弁が開いたままの状態
から開路動作した後の開路状態を示す側断面図。 【図8】図1の実施例の変形例の遮断器の閉路状態を示
す側断面図。 【符号の説明】 11…開路用主弁、12…閉路用主弁、13…切換弁、
17…開路用主弁パイロット室、18…低圧室、24…
閉路用主弁パイロット室、25…導通孔、26…補助
室、37…開路用パイロット弁、39,…閉路用パイロ
ット弁。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】接触子を開閉する流体圧シリンダと、前記
流体圧シリンダを開路動作または閉路動作させる主弁
と、該主弁を開路操作状態または閉路操作状態に切換え
る切換弁と、開路指令または閉路指令を受けて該切換弁
を開路操作状態または閉路操作状態に切換えるパイロッ
ト弁と、作動流体を加圧供給する流体圧源と、該流体圧
源から加圧供給された作動流体を蓄圧するアキュムレー
タと、排出された作動流体を回収し貯蔵するリザーバと
を備えた遮断器の流体圧駆動装置において、 前記流体圧シリンダは、受圧面積の小さい方の部屋に常
に供給圧を作用させておき、受圧面積の大きい操作室を
低圧にして開路動作し、該操作室を高圧にして閉路動作
する構成とし、前記主弁は、前記流体圧シリンダの操作
室を戻り側に接続して開路動作させる開路用主弁と前記
流体圧シリンダの操作室を供給側に接続して閉路動作さ
せる閉路用主弁とを別体に設ける一方、前記切換弁は前
記開路用主弁を動作させる開路弁と前記閉路用主弁を動
作させる閉路弁とを一体に構成し、かつ、前記開路用主
弁は、弁体の背面に、前記切換弁の開路弁によって戻り
側に接続されて低圧になると該開路用主弁を開き、前記
切換弁の閉路弁によって供給側に接続されて高圧になる
と該開路用主弁を閉じる開路用主弁パイロット室と、該
開路用主弁パイロット室と同じ向きに配設され常に戻り
側に接続する低圧室と、該開路用主弁を閉じる力を作用
させるばねとを備える一方、 前記閉路用主弁は、前記切換弁によって供給側に接続さ
れて高圧になると該閉路用主弁を開き、戻り側に接続さ
れて低圧になると該閉路用主弁を閉じる閉路用主弁パイ
ロット室と、該閉路用主弁を閉じる力を作用させるばね
とを備えるとともに、前記流体圧シリンダの操作室に接
続する補助室を前記閉路用主弁パイロット室と反対の向
きに力が作用するように設け、さらに、前記切換弁は前
記パイロット弁の出力ポートに接続し、高圧になると該
切換弁を閉路操作状態に切換え、低圧になると該切換弁
を開路操作状態に切換える切換弁パイロット室を備えた
構成としたことを特徴とする遮断器の流体圧駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31431698A JP3473453B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 遮断器の流体圧駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31431698A JP3473453B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 遮断器の流体圧駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000149725A JP2000149725A (ja) | 2000-05-30 |
| JP3473453B2 true JP3473453B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=18051890
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31431698A Expired - Lifetime JP3473453B2 (ja) | 1998-11-05 | 1998-11-05 | 遮断器の流体圧駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3473453B2 (ja) |
-
1998
- 1998-11-05 JP JP31431698A patent/JP3473453B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000149725A (ja) | 2000-05-30 |
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