JP3505378B2 - データ切換装置、データ切換方法および受信装置 - Google Patents

データ切換装置、データ切換方法および受信装置

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JP3505378B2
JP3505378B2 JP01721798A JP1721798A JP3505378B2 JP 3505378 B2 JP3505378 B2 JP 3505378B2 JP 01721798 A JP01721798 A JP 01721798A JP 1721798 A JP1721798 A JP 1721798A JP 3505378 B2 JP3505378 B2 JP 3505378B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信や放送を行
うシステムにおいて、複数の受信データから1つを選択
して送信するデータ切換装置及び方法と、その送信され
たデータを受信する受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタルのマルチメディアデータを扱
う規格として、ISO/IEC規格となっているMPE
G−2のトランスポートストリームがある。このトラン
スポートストリームには、ビデオ、オーディオ、データ
などが多重されている。受信装置は、このトランスポー
トストリームを受信、復号することにより、ビデオやオ
ーディオの再生を行うことができる。
【0003】複数のトランスポートストリームから任意
の1つを選択していて、他のトランスポートストリーム
に切り換える場合、その切り換え方法として「ISO/
IEC13818−1」においてスプライシング(spli
cing)という方法が示されている。
【0004】この方法は、スプライシングを行う装置が
受信するトランスポートストリームに、切換可能なポイ
ント(スプライスポイント)の情報を多重しておき、ス
プライシングを行う装置がそのポイントを検出して切り
換えることによって、切り換えられたストリームを受信
する受信装置で正常に復号が行われるようにしている。
【0005】図8は、「ISO/IEC13818−
1」のトランスポートストリームシンタックスを示す図
である。同図において、各フィールドの下段の数字は、
フィールドの長さを示すビットである。
【0006】図9は、「ISO/IEC13818−
1」に記載されたスプライシングに関する情報を多重し
た時のトランスポートストリームの例を示す図である。
【0007】同図において、200及び300はデータ
切換装置が受信するトランスポートストリーム形式の受
信データである。また、201から211まで、及び3
01から311まではそれぞれ受信データ200及び受
信データ300に含まれるトランスポートストリームパ
ケットである。さらに、250及び350はそれぞれ受
信データ200及び受信データ300のスプライシング
が可能なポイントを示すスプライス情報である。
【0008】受信データ200及び300は、図8に示
すように、各メディア毎に分離された188バイトの固
定長のトランスポートストリームパケットがつながった
ものである。各メディアのデータの符号化単位は、複数
のトランスポートストリームパケットにまたがってお
り、その符号化単位の最後のデータで終了しているトラ
ンスポートストリームパケットには、「ISO/IEC
13818−1」で規定されている、図8の3段目に示
す「5フラッグ」の1つであるスプライシング・ポイン
ト・フラッグ(splicing point flag)が「1」にセッ
トされ、図8の4段目の「スプライシング・カウントダ
ウン(splicing countdown)」が「0」にセットされ
る。
【0009】これは、このトランスポートストリームパ
ケットの直後にスプライシング(切換)を行ってもよい
というスプライシングに関する情報である。つまり、こ
れがスプライス情報250及び350にあたる。
【0010】受信データ200から受信データ300
ヘ、スプライシングを行う場合、つまり切り換える場
合、スプライシングを行う装置は、スプライス情報25
0が多重されているトランスポートパケット207まで
を受信データ200より出力し、その後スプライス情報
350が多重されているトランスポートパケット304
の次のトランスポートポートパケット305から受信デ
ータ300を出力する。
【0011】スプライシングでは、このように、メデイ
アデータの符号化単位を保存することで、スプライシン
グを行ったトランスポートストリームを受信する受信装
置は、正常に受信、復号を行うことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
ディジタルデータ切換システムでは、扱われるデータに
切換可能なポイントを示す情報を多重しなければなら
ず、その情報を含まないデータは切換に用いることがで
きないという問題点があった。
【0013】また、データの切換を行う装置も、受信す
るデータで示される切換可能なポイント以外ではデータ
の切換を行うことができず、切換の自由度が少ないとい
う問題点があった。
【0014】なお、単純にデータの切換を行うと、受信
装置で異なるデータを連続して受信するため、新しいデ
ータを古いデータの続きと見なしてしまい、復号エラー
を発生し、その回復に時間がかかってしまうという問題
点があった。
【0015】この発明は、前述した問題点を解決するた
めになされたもので、切換のための特殊な情報を多重し
ていないデータ列を用いて、任意のポイントでデータの
切換を行うことができるデータ切換装置及び方法を得る
ことを目的とする。
【0016】また、この発明は、データ切換時に復号エ
ラーを起こさない受信装置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ切
換装置は、符号化された第1、第2及び第3のデータ列
から少なくとも2つのデータ列を選択して多重化した第
1の多重化データ列を第3の多重化データ列として生成
し、続いて少なくとも別の2つのデータ列を選択して多
重化した第2の多重化データ列を前記第3の多重化デー
タ列として生成し、前記第1の多重化データ列と前記第
2の多重化データ列との間にデータ列の切換を示す切換
情報を挿入するものである。
【0018】また、この発明に係るデータ切換装置は、
前記第1、第2及び第3のデータ列を、MPEG−2ト
ランスポートストリームとしたものである。
【0019】また、この発明に係るデータ切換装置は、
前記切換情報を、データ列間の同期を乱すものとした
のである。
【0020】また、この発明に係るデータ切換装置は、
前記切換情報を、MPEG−2トランスポートストリー
ムパケットとしたものである。
【0021】また、この発明に係るデータ切換装置は、
前記切換情報を、切換前の番組の情報が存在しないPA
Tとしたものである。
【0022】この発明に係るデータ切換装置は、前記切
換情報を、切換前のデータ列のメディア多重情報が存在
しないPMTとしたものである。
【0023】 また、この発明に係るデータ切換方法
は、複数の送信装置がそれぞれ符号化して送信した複数
のデータ列を受信して、受信した複数のデータ列を切り
換えて受信装置に対し1つのデータ列を送信する際のデ
ータ切換方法であって、上記複数のデータ列を切換えた
際の切換前のデータ列と切換後のデータ列との間に、当
該データ列の切換えを示す切換情報を上記切換前後のデ
ータ列とは独立して挿入するものである。
【0024】また、この発明に係るデータ切換方法は、
上記データ列を、ISO/IEC13818−1で規定
されているMPEG−2トランスポートストリームとし
たものである。
【0025】また、この発明に係るデータ切換方法は、
前記切換情報を、データ列間の同期を乱すものとしたも
のである。
【0026】また、この発明に係るデータ切換方法は、
前記切換情報を、ISO/IEC13818−1で規定
されているMPEG−2トランスポートストリームパケ
ットとしたものである。 また、この発明に係るデータ切
換方法は、前記切換情報を、ISO/IEC13818
−1で規定されているMPEG−2トランスポートスト
リームパケットのPATとし、そのPATの内容は切換
前の番組の情報が存在しないこととしたものである。
た、この発明に係るデータ切換方法は、前記切換情報
を、ISO/IEC13818−1で規定されているM
PEG−2トランスポートストリームパケットのPMT
とし、そのPMTの内容は切換前のデータ列のメディア
多重情報が存在しないこととしたものである。
【0027】 さらに、この発明に係る受信装置は、
数のデータ列を切換えた際の切換前のデータ列と切換後
のデータ列との間に、当該データ列の切換えを示す切換
情報を上記切換前後のデータ列とは独立して挿入された
データ列をメディア分離部で受信し、このメディア分離
部が上記切換情報を受信した際には、バッファ制御部が
復号部を初期化して上記切換情報に続く切換後のデータ
列を復号するものである。さらに、この発明に係る受信
装置は、受信したビット列の復号に際して受信データ列
を一時的に蓄積する受信バッファを複数有し、上記切換
情報を受信した際には、上記切換情報に続く切換後のデ
ータ列は、上記切換情報より前に受信された切換前のデ
ータ列を蓄積していた受信バッファとは別の受信バッフ
ァに蓄積し、当該別の受信バッファにおいて上記切換情
報に続く切換後のデータ列が正常に復号可能なデータ量
まで蓄積されるまでは、上記受信バッファに蓄積された
切換前のデータ列を復号するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1に係るディジタルデータ切換システムについて図
1から図4までを参照しながら説明する。図1は、この
発明の実施の形態1に係るディジタルデータ切換システ
ムの構成を示すブロック図である。また、図2は、この
実施の形態1に係るディジタルデータ切換システムのデ
ータ切換装置の構成を示す図である。図3は、この実施
の形態1に係るディジタルデータ切換システムのデータ
切換装置の出力であるデータ列の構成を示す図である。
さらに、図4は、この実施の形態1に係るディジタルデ
ータ切換システムの受信装置の構成を示すブロック図で
ある。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示
す。
【0029】図1において、10及び20は複数のメデ
ィアの符号化データを送信するための送信装置、10D
及び20Dは送信装置10及び20が送信するデータ列
である。例えば、データ列10Dは、ビデオ、オーディ
オ、データの全部のメディア、あるいはそれらの2つの
メディア又は1つのメディアからなり、データ列20D
も同様である。また、40は複数の送信装置10及び2
0からのデータ列10D及び20Dを受信し、その中か
ら1つのデータ列を選択転送するデータ切換装置、40
Dはデータ切換装置40に選択され出力されるデータ
列、50はデータ切換装置40からのデータ列40Dを
受信し、復号する受信手段としての受信装置である。
【0030】図2において、41は切換情報を出力する
切換情報発生装置、42は複数のデータ列10D、20
D及び切換情報発生装置41で発生された切換情報の中
から1つを選択してデータ列40Dとして出力するセレ
クタである。
【0031】図4において、51はデータ列40Dを解
析してビデオ、オーディオ、データなどの各メディア別
に分離するメディア分離部、52及び53はメディア分
離部51からの該当メディアのみのデータを受信して復
号を行うメディアデコーダである。例えば、メディアデ
コーダ52はビデオ用、メディアデコーダ53はオーデ
ィオ用である。なお、データ列40Dに1種類のメディ
ア、例えばビデオしか含まれていない場合には、1つの
メディアデコーダ(ビデオ用)があればよいことにな
る。
【0032】また、同図において、521及び531は
後述するバッファに入力するデータの解析及びバッファ
の制御を行うバッファ制御部、522及び532はメデ
ィアデータを一時的に蓄積するバッファ、523及び5
33は復号タイミングに合わせてバッファ522もしく
は532よりデータを受信して復号を行う復号部であ
る。
【0033】つぎに、この実施の形態1の動作について
図面を参照しながら説明する。図1に示すように、送信
装置10、20は、複数の符号化されたメディアデータ
であるデータ列10D、20Dを送信する。このデータ
列10D、20Dは、例えば、「ISO/IEC138
18−1」で規定されるMPEG−2トランスポートス
トリームである。
【0034】データ切換装置40は、複数の送信装置1
0、20より送られるデータ列10D、20Dより1つ
のデータ列を選択して、データ列40Dとして送信す
る。ここで、データ列10Dと、データ列20Dを切り
換える時に「切換情報」を2つのデータ列の間に挿入す
る。
【0035】図1では選択するデータ列10Dと20D
の2つしかないが、2つ以上いくつであってもよい。
【0036】受信装置50は、データ切換装置40で選
択されたデータ列40Dを受信し、復号することによ
り、各種メディアの表示を行うことができる。
【0037】つまり、受信装置50は、データ切換装置
40によってデータ列10Dから20Dへの切換があっ
た場合には、データ列40Dに挿入されている「切換情
報」によってデータ切換が行われたことを認識できる。
【0038】図2に示すように、データ切換装置40
は、ある1つの送信装置10からのデータ列10Dをセ
レクタ42により選択し、データ列40Dとして送信す
る。次に、データ切換装置40は、選択するデータ列を
10Dから20Dに変更する場合、セレクタ42により
一旦、切換情報発生装置41の出力である「切換情報」
を選択し、データ列40Dとして出力する。その後、デ
ータ切換装置40は、別のデータ列20Dを選択しデー
タ列40Dとして出力する。
【0039】図3は、データ切換装置40で切換動作を
行った時に送信されるデータ列40Dを説明するための
図である。同図において、データ列10Dの直後に「切
換情報」41Dが続き、さらに別のデータ列20Dが続
いている。上記説明では、データ列10Dからデータ列
20Dに切り換えた例を示したが、データ列20Dから
データ列10Dへの切換も同様に行われる。
【0040】この「切換情報」41Dは、受信装置50
がこれを受信することで切換が行われたことを認識でき
るものであれば何でもよい。
【0041】以下、データ列10D、20Dが、例えば
「ISO/IEC13818−1」で規定されるMPE
G−2トランスポートストリームである場合の「切換情
報」の例について説明する。なお、データ列10D、2
0Dは、上記MPEG−2トランスポートストリーム以
外の同期式ストリームでもよい。
【0042】データ列10D、20Dは、図8の2段目
に示すように、各トランスポートパケットの先頭に「同
期バイト」である16進数の数値「47」が多重されて
いる。そこで、「切換情報」41Dとして、この同期バ
イトである16進数の「47」を他の数値、例えば「0
0」や、「10」や、「48」に変えて同期を外した疑
似トランスポートストリームパケットを用いる。なお、
この疑似トランスポートストリームパケット、つまり
「切換情報」41Dは、188バイトである必要はな
い。受信装置50は、同期が外れたことで、切換が行わ
れたことを認識できる。
【0043】また、トランスポートストリームの同期を
崩さないで「切換情報」41Dを多重するために、「切
換情報」41Dは、「ISO/IEC13818−1」
で規定されるMPEG−2トランスポートストリームパ
ケットである必要がある。そして、受信装置50が理解
できるデータであれば、データ切換装置40はそのトラ
ンスポートストリームパケットに切換を示す「独自のデ
ータ」を含んで送信することにより、受信装置50はト
ランスポートストリームの同期外れを起こすことなく、
切換が行われたことを認識できる。
【0044】つまり、「切換情報」41Dは、「同期バ
イト」が16進数の数値「47」であり、「同期バイ
ト」以外のあるフィールドが切換を示す「独自のデー
タ」であるトランスポートストリームパケットである。
【0045】さらに、「独自のデータ」を用いずに切換
を認識させるためには、「ISO/IEC13818−
1」で規定される「管理情報」を用いて、一時的に受信
するデータが無くなったことを指示することで、受信装
置50はデータの不連続を検知し、データが切り換わっ
たことを認識できる。この「管理情報」は、ビデオやオ
ーディオと同様に「ペイロード」のデータの1つであ
る。
【0046】「管理情報」として、「PAT:Program
Association Table」を用いることができる。この「P
AT」はトランスポートストリームに多重する番組(プ
ログラム)の情報(PMT)を示すものなので、切換前
のデータ列10Dに多重されていた番組が存在しない
「PAT」を「切換情報」41Dとすることで、受信装
置50は該当番組が無くなったことを認識し、以後新し
いデータ列20Dの中に含まれる「PAT」の番組情報
を受信するまで番組を受信できなくなり、データ列が切
り換わったことを認識できる。
【0047】他の「管理情報」として、「PMT:Prog
ram Map Table」を用いることができる。この「PM
T」は番組情報であり、トランスポートストリームに多
重する各メディアの情報を示すものなので、切換前のデ
ータ列10Dに多重されていたメディア情報が存在しな
い「PMT」を「切換情報」41Dとすることで、受信
装置50は該当メディアのデータが無くなったことを認
識し、以後新しいデータ列20Dの中に含まれる「PM
T」のメディア情報を受信するまでメディアデータを受
信できなくなり、データ列が切り換わったことを認識で
きる。
【0048】このように、「切換情報」41Dは、受信
装置50にデータ列を切り換えたことを認識させること
ができる。
【0049】次に、受信装置の動作について説明する。
データ列40Dを受信すると、受信装置50のメディア
分離部51は、それを解析し、そのデータが対応するメ
ディアデコーダ52に該当する部分のデータのみを分離
して転送する。メディアデコーダ52に入力されるデー
タは、バッファ制御部521を介して一旦、バッファ5
22に蓄積される。復号部523は、バッファ522よ
りデータを受信して復号を行う。
【0050】復号部523が一定間隔で復号を続ける場
合、一定間隔で復号するデータを受信する必要がある。
しかし、データが可変長符号化であったり、伝送路の遅
延により必要なデータ量が復号部523へ転送できない
可能性がある場合、バッファ522を設け、ある程度デ
ータを蓄積しておくことで、復号のためのデータが無く
なることを防ぐことができる。また、バッファ制御部5
21は、メディアデータを解析し、バッファ522に蓄
積されるべきデータ量を制御する。
【0051】メディアデータの復号は、各メディアデコ
ーダ52及び53で独立に行われる。図4では、メディ
アデコーダ52と53の2つが存在するが、この個数は
メディアの種類の数に依存する。
【0052】データ列40Dに「切換情報」41Dが含
まれていた場合、メディア分離部51は「切換情報」4
1Dを検出し、各メディアデコーダ52、53にその旨
を通知する。
【0053】以下、メディアデコーダ52のみについて
記すが、メディアデコーダ53も同様の動作を行う。メ
ディア分離部51からの切換の通知により、メディアデ
コーダ52では、バッファ制御部521はバッファ52
2をクリアし、復号部523は初期化する。そして、以
後入力されるデータを正常に復号できる体制を整える。
そして、メディアデコーダ52は、新しいデータを受信
すると、メディアデータの同期やフレームを検出後正常
な復号動作を行う。
【0054】このようにして、受信装置50は、「切換
情報」41Dの含まれるデータ列40Dを受信した時
に、切換後のデータを速やかに復号できる。
【0055】実施の形態2.この発明の実施の形態2に
係るディジタルデータ切換システムについて図5を参照
しながら説明する。図5は、この発明の実施の形態2に
係るディジタルデータ切換システムの受信装置の構成を
示すブロック図である。なお、他の構成は上記の実施の
形態1と同様である。
【0056】図5において、51はデータ列40Dを解
析して各メディア別に分離するメディア分離部、52A
及び53Aはメディア分離部51からの該当メディアの
みのデータを受信して復号を行うメディアデコーダであ
る。
【0057】また、同図において、521A及び521
Bは後述するバッファに入力するデータの解析及びバッ
ファの制御を行うバッファ制御部、522A及び522
Bはメディアデータを一時的に蓄積するバッファ、52
3は復号タイミングに合わせてバッファ522Aもしく
は522Bよりデータを受信して復号を行う復号部であ
る。例えば、MPEG−2ビデオデータなどでは、デー
タを一旦バッファに蓄積してから復号を開始するため、
データを受信してから復号を開始する前に時間がかか
り、そのため、その待ち時間に古いデータ列の復号が行
えるようにバッファを2つ備えたものである。
【0058】さらに、同図において、524はメディア
分離部51からのデータを複数あるバッファ522A、
522Bのいずれかに入力するために切換を行うセレク
タ、525は複数あるバッファ522A、522Bのい
ずれかからデータを出力し復号部523に入力するため
に切換を行うセレクタである。なお、メディアデコーダ
53Aもメディアデコーダ52Aと同様の構成、及び動
作を行う。
【0059】次に、受信装置50Aの動作について説明
する。データ列40Dを受信すると、メディア分離部5
1は、それを解析し、そのデータが対応するメディアデ
コーダ52Aに該当する部分のデータのみを分離し転送
する。メディアデコーダ52Aに入力されるデータは、
複数あるバッファ522A、522Bのいずれかをセレ
クタ524で選択され、蓄積される。ここでは、バッフ
ァ522Aが選択されたものとする。セレクタ524で
選択されたバッファ522Aをセレクタ525でも選択
し、バッファ522Aに蓄積されているデータを復号部
523に転送し、復号部523で復号を行う。
【0060】データ列40Dに「切換情報」41Dが含
まれていた場合、メディア分離部51は、「切換情報」
41Dを検出し、各メディアデコーダ52A、53Aに
その旨を通知する。メディアデコーダ52Aは、セレク
タ524を切り換え、別のバッファ522Bに以後受信
するデータを蓄積する。この時、セレクタ525の切り
換えは行われず、以前と同じバッファ522Aよりデー
タを復号部523に転送する。復号部523は、以前か
ら使用していたバッファ522Aにデータが存在する限
り、古いデータを用いて復号を続ける。
【0061】バッファ制御部521Bを介して新たにデ
ータが蓄積されるバッファ522Bは、ある程度データ
が溜まるまで蓄積を続ける。「ISO/IEC1381
8−2」で規定されるMPEGビデオデータの場合、デ
ータを蓄積し続ける時間は「vbv de1ay」で示
される値に相当する。
【0062】バッファ制御部521Bは、このような情
報をメディアデータより解析し、バッファ522Bに適
当なデータ量が溜まったら、復号部523を初期化し、
セレクタ525をバッファ522Bの出力に切り換え
る。これにより、バッファ522Bに蓄積されていた新
しい(切換後の)データが復号部523で復号される。
【0063】もし、バッファ522Aにデータが残って
いる場合には、次回に使用するためにバッファ内をクリ
アしておく。
【0064】また、バッファ522B内に適当な量のデ
ータが溜まる前にバッファ522Aに蓄積されるデ一夕
が無くなった場合には、復号部523は復号動作を停止
する。バッファ522Bに適当な量のデータが溜まった
ら、セレクタ525をバッファ522Bの出力に切り換
える。復号部523はバッファ522Bからデータを受
信し、復号動作を再開する。
【0065】このように、「切換情報」41Dを受信す
る度に、セレクタ524及びセレクタ525で使用する
バッファ522A、522Bを切り換えて復号を行う。
新旧のデータが混ざることがないため、切り換え時に復
号エラーを発生することはない。また、新しいデータが
復号可能なデータ量バッファに溜まるまで、古いデータ
を復号できるため、例えば表示される情報が復号部52
3で切換時に途切れる時間が少なくなる。
【0066】実施の形態3.この発明の実施の形態3に
係るディジタルデータ切換システムについて図6及び図
7を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施の
形態3に係るディジタルデータ切換システムの構成を示
すブロック図である。また、図7は、この実施の形態3
に係るディジタルデータ切換システムのデータ切換装置
の出力であるデータ列の構成を示す図である。
【0067】図6において、10、20及び30は複数
のメディアの符号化データを送信するための送信装置、
10D、20D及び30Dは送信装置10、20及び3
0が送信するデータ列、40Aは複数の送信装置10、
20、30からのデータ列10D、20D、30Dを受
信し、その中からデータ列もしくはデータ列の一部を複
数選択し、多重化を行い転送するデータ切換装置、40
Daはデータ切換装置40Aで多重化されたデータ列、
50Bはデータ切換装置40Aからのデータ列40Da
を受信し、復号する受信手段としての受信装置である。
【0068】次に、この実施の形態3に係るディジタル
データ切換システムの動作について説明する。データ切
換装置40Aは、複数の送信装置10、20、30より
送られるデータ列10D、20D、30Dからデータ
列、もしくはデータ列の一部を複数選択し、多重化を行
い、データ列40Daとして送信する。図6では選択す
るデータ列10D、20D、30Dが3つしかないが、
いくつであってもよい。また、選択するデータ列を変更
する時に「切換情報」を2つのデータ列の間に挿入す
る。
【0069】受信装置50Bは、データ切換装置40A
によって選択されるデータ列の変更があった場合には、
データ列40Daに挿入されている「切換情報」によっ
てデータ切換が行われたことを認識できる。
【0070】図7は、データ切換装置40Aで多重化の
対象のデータ列を変更した時に送信されるデータ列40
Daを説明するための図である。同図において、最初は
データ列10Dとデータ列20Dが時分割多重され、デ
ータ列40Daとして出力されているが、多重化に選択
するデータ列を20Dから30Dに変更する際に「切換
情報」41Dが挿入されている。このとき、「切換情
報」41Dはデータ列が20Dから30Dに変更された
ことを示すものである。
【0071】
【発明の効果】この発明に係るデータ切換装置は、以上
説明したとおり、符号化された第1、第2及び第3のデ
ータ列から少なくとも2つのデータ列を選択して多重化
した第1の多重化データ列を第3の多重化データ列とし
て生成し、続いて少なくとも別の2つのデータ列を選択
して多重化した第2の多重化データ列を前記第3の多重
化データ列として生成し、前記第1の多重化データ列と
前記第2の多重化データ列との間にデータ列の切換を示
す切換情報を挿入するので、受信装置でデータ列が切り
換わったことを認識でき、切換後のデータを速やかに復
号することができるという効果を奏する。
【0072】また、この発明に係るデータ切換装置は、
以上説明したとおり、前記第1、第2及び第3のデータ
列を、MPEG−2トランスポートストリームとした
で、受信装置でデータ列が切り換わったことを認識で
き、切換後のデータを速やかに復号することができると
いう効果を奏する。
【0073】また、この発明に係るデータ切換装置は、
以上説明したとおり、前記切換情報を、データ列間の同
期を乱すものとしたので、受信装置でデータ列が切り換
わったことを認識でき、切換後のデータを速やかに復号
することができるという効果を奏する。
【0074】また、この発明に係るデータ切換装置は、
以上説明したとおり、前記切換情報を、MPEG−2ト
ランスポートストリームパケットとしたので、受信装置
でデータ列が切り換わったことを認識でき、切換後のデ
ータを速やかに復号することができるという効果を奏す
る。
【0075】また、この発明に係るデータ切換装置は、
以上説明したとおり、前記切換情報を、切換前の番組の
情報が存在しないPATとしたので、受信装置でデータ
列が切り換わったことを認識でき、切換後のデータを速
やかに復号することができるという効果を奏する。
【0076】この発明に係るデータ切換装置は、以上説
明したとおり、前記切換情報を、切換前のデータ列のメ
ディア多重情報が存在しないPMTとしたので、受信装
置でデータ列が切り換わったことを認識でき、切換後の
データを速やかに復号することができるという効果を奏
する。
【0077】 また、この発明に係るデータ切換方法
は、以上説明したとおり、複数の送信装置がそれぞれ
号化して送信した複数のデータ列を受信して、受信した
複数のデータ列を切り換えて受信装置に対し1つのデー
タ列を送信する際のデータ切換方法であって、上記複数
データ列を切換えた際の切換前のデータ列と切換後の
データ列との間に、当該データ列の切換えを示す切換情
報を上記切換前後のデータ列とは独立して挿入するの
で、受信装置でデータ列が切り換わったことを認識で
き、切換後のデータを速やかに復号することができると
いう効果を奏する。
【0078】また、この発明に係るデータ切換方法は、
以上説明したとおり、上記データ列を、ISO/IEC
13818−1で規定されているMPEG−2トランス
ポートストリームとしたので、受信装置でデータ列が切
り換わったことを認識でき、切換後のデータを速やかに
復号することができるという効果を奏する。
【0079】また、この発明に係るデータ切換方法は、
以上説明したとおり、前記切換情報を、データ列間の同
期を乱すものとしたので、受信装置でデータ列が切り換
わったことを認識でき、切換後のデータを速やかに復号
することができるという効果を奏する。
【0080】また、この発明に係るデータ切換方法は、
以上説明したとおり、前記切換情報を、ISO/IEC
13818−1で規定されているMPEG−2トランス
ポートストリームパケットとしたものである。 また、こ
の発明に係るデータ切換方法は、前記切換情報を、IS
O/IEC13818−1で規定されているMPEG−
2トランスポートストリームパケットのPATとし、そ
のPATの内容は切換前の番組の情報が存在しないこと
としたものである。 また、この発明に係るデータ切換方
法は、前記切換情報を、ISO/IEC13818−1
で規定されているMPEG−2トランスポートストリー
ムパケットのPMTとし、そのPMTの内容は切換前の
データ列のメディア多重情報が存在しないこととしたの
で、受信装置でデータ列が切り換わったことを認識で
き、切換後のデータを速やかに復号することができると
いう効果を奏する。
【0081】 さらに、この発明に係る受信装置は、以
上説明したとおり、複数のデータ列を切換えた際の切換
前のデータ列と切換後のデータ列との間に、当該データ
列の切換えを示す切換情報を上記切換前後のデータ列と
は独立して挿入されたデータ列をメディア分離部で受信
し、このメディア分離部が上記切換情報を受信した際に
は、バッファ制御部が復号部を初期化して上記切換情報
に続く切換後のデータ列を復号するものである。さら
に、この発明に係る受信装置は、受信したビット列の復
号に際して受信データ列を一時的に蓄積する受信バッフ
ァを複数有し、上記切換情報を受信した際には、上記切
換情報に続く切換後のデータ列は、上記切換情報より前
に受信された切換前のデータ列を蓄積していた受信バッ
ファとは別の受信バッファに蓄積し、当該別の受信バッ
ファにおいて上記切換情報に続く切換後のデータ列が正
常に復号可能なデータ量まで蓄積されるまでは、上記受
信バッファに蓄積された切換前のデータ列を復号するの
で、受信装置でデータ列が切り換わったことを認識で
き、切換後のデータを速やかに復号することができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るディジタルデ
ータ切換システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るディジタルデ
ータ切換システムのデータ切換装置の構成を示す図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るディジタルデ
ータ切換システムのデータ切換装置のデータ列を示す図
である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るディジタルデ
ータ切換システムの受信装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るディジタルデ
ータ切換システムの受信装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態3に係るディジタルデ
ータ切換システムの構成を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係るディジタルデ
ータ切換システムのデータ切換装置のデータ列を示す図
である。
【図8】 「ISO/IEC13818−1」のトラン
スポートストリームシンタックスを示す図である。
【図9】 従来のディジタルデータ切換システムのデー
タ切換装置のデータ列を示す図である。
【符号の説明】
10、20、30 送信装置、10D、20D、30D
データ列、40、40A データ切換装置、40D、
40Da データ列、41 切換情報発生装置、41D
切換情報、42 セレクタ、50、50A、50B
受信装置、51メディア分離部、52、52A、53、
53A メディアデコーダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−139677(JP,A) 特開 平8−181994(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 29/00 H04N 7/24

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化された第1、第2及び第3のデー
    タ列から少なくとも2つのデータ列を選択して多重化し
    た第1の多重化データ列を第3の多重化データ列として
    生成し、続いて少なくとも別の2つのデータ列を選択し
    て多重化した第2の多重化データ列を前記第3の多重化
    データ列として生成し、前記第1の多重化データ列と前
    記第2の多重化データ列との間にデータ列の切換を示す
    切換情報を挿入することを特徴とするデータ切換装置。
  2. 【請求項2】 前記第1、第2及び第3のデータ列は、
    MPEG−2トランスポートストリームであることを特
    徴とする請求項1記載のデータ切換装置。
  3. 【請求項3】 前記切換情報は、データ列間の同期を乱
    すものであることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のデータ切換装置。
  4. 【請求項4】 前記切換情報は、MPEG−2トランス
    ポートストリームパケットであることを特徴とする請求
    項3記載のデータ切換装置。
  5. 【請求項5】 前記切換情報は、切換前の番組の情報が
    存在しないPATであることを特徴とする請求項4記載
    のデータ切換装置。
  6. 【請求項6】 前記切換情報は、切換前のデータ列のメ
    ディア多重情報が存在しないPMTであることを特徴と
    する請求項4記載のデータ切換装置。
  7. 【請求項7】 複数の送信装置がそれぞれ符号化して送
    信した複数のデータ列を受信して、受信した複数のデー
    タ列を切り換えて受信装置に対し1つのデータ列を送信
    する際のデータ切換方法であって、 上記複数のデータ列を切換えた際の切換前のデータ列と
    切換後のデータ列との間に、当該データ列の切換えを示
    す切換情報を上記切換前後のデータ列とは独立して挿入
    することを特徴とするデータ切換方法。
  8. 【請求項8】 上記データ列は、ISO/IEC138
    18−1で規定されているMPEG−2トランスポート
    ストリームであることを特徴とする請求項7記載のデー
    タ切換方法。
  9. 【請求項9】 前記切換情報は、データ列間の同期を乱
    すものであることを特徴とする請求項7または請求項8
    記載のデータ切換方法。
  10. 【請求項10】 前記切換情報は、ISO/IEC13
    818−1で規定されているMPEG−2トランスポー
    トストリームパケットであることを特徴とする請求項7
    または請求項8記載のデータ切換方法。
  11. 【請求項11】 前記切換情報は、ISO/IEC13
    818−1で規定されているMPEG−2トランスポー
    トストリームパケットのPATであり、そのPATの内
    容は切換前の番組の情報が存在しないことを特徴とする
    請求項10記載のデータ切換方法。
  12. 【請求項12】 前記切換情報は、ISO/IEC13
    818−1で規定されているMPEG−2トランスポー
    トストリームパケットのPMTであり、そのPMTの内
    容は切換前のデータ列のメディア多重情報が存在しない
    ことを特徴とする請求項10記載のデータ切換方法。
  13. 【請求項13】 複数のデータ列を切換えた際の切換前
    のデータ列と切換後のデータ列との間に、当該データ列
    の切換えを示す切換情報を上記切換前後のデータ列とは
    独立して挿入されたデータ列をメディア分離部で受信
    し、このメディア分離部が上記切換情報を受信した際に
    は、バッファ制御部が復号部を初期化して上記切換情報
    に続く切換後のデータ列を復号することを特徴とする受
    信装置。
  14. 【請求項14】 受信したビット列の復号に際して受信
    データ列を一時的に蓄積する受信バッファを複数有し、 上記切換情報を受信した際には、上記切換情報に続く切
    換後のデータ列は、上記切換情報より前に受信された切
    換前のデータ列を蓄積していた受信バッファとは別の受
    信バッファに蓄積し、 当該別の受信バッファにおいて上記切換情報に続く切換
    後のデータ列が正常に復号可能なデータ量まで蓄積され
    るまでは、上記受信バッファに蓄積された切換前のデー
    タ列を復号することを特徴とする請求項13記載の受信
    装置。
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