JP3520768B2 - 車両のバッテリ及びエアタンク取付構造 - Google Patents

車両のバッテリ及びエアタンク取付構造

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JP3520768B2 JP15829398A JP15829398A JP3520768B2 JP 3520768 B2 JP3520768 B2 JP 3520768B2 JP 15829398 A JP15829398 A JP 15829398A JP 15829398 A JP15829398 A JP 15829398A JP 3520768 B2 JP3520768 B2 JP 3520768B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、トラック、トラク
タ等車両におけるバッテリ及びエアタンク取付構造に関
するものである。 【0002】 【従来の技術】トラック、トラクタ等の車両において、
車載電源としてのバッテリと、ブレーキ装置等の作動媒
体である圧縮空気と貯溜するエアタンクとを、シャシフ
レームの車幅方向外方に、上下方向に重ね合わせて搭載
したバッテリ及びエアタンク取付構造は、従来から知ら
れている。 【0003】上記従来のバッテリ及びエアタンク取付構
造の一例を、図11ないし図14を参照して説明する。
図中符号10はトラック等車両の梯子型シャシフレーム
であって、車両前後方向に延在する左右一対の断面形状
が夫々コ字状をなすサイドレール12と、車幅方向に延
在して配置され夫々の両端を上記サイドレール12に固
着された複数個のクロスメンバ(図示せず)とから構成
されている。 【0004】上記サイドレール12の通常何れか一方、
例えば右側のサイドレールのウェブに、車幅方向外方に
向って延びた前後一対のブラケット14の基部がボルト
等の固着手段によって固定されている。上記一対のブラ
ケット14は、夫々の下端部分に配置され車両前後方向
に延在した少くとも1個の底板16により相互に連結さ
れ、全体としてバッテリ支持台18が形成されている。
なお、図13及び図14は、上記バッテリ支持台18の
みを抽出して示した平面図及び正面図である。 【0005】一方、図12の平面図に示されているよう
に、同図中に2点鎖線で示されているバッテリ20は、
上記ブラケット14に略平行な一対の側枠22a及びそ
の中間に配置された中間枠22bと、上記側枠22a及
び中間枠22bの車幅方向の再端部に溶接等により固着
された一対の横枠22cとからなるバッテリ架台22上
に載置される。 【0006】バッテリ架台22上に載置されたバッテリ
20は、夫々の上端側縁を押える各2個のL字状断面を
有するクランプ部材24と、各バッテリ毎の一対のクラ
ンプ部材24を互に結合する2個の連結部材26と、並
置されたバッテリ20の連結部材26を相互に連結する
架橋部材28とからなる上方固定枠30を、同架橋部材
28の中央部に配置された2本の縦方向の締付ボルト3
2を上記中間枠22bに締付けることによって、上記バ
ッテリ架台22に固定される。 【0007】予め、上記のようにバッテリ20が載置さ
れかつ固定されたバッテリ架台22は、図11の正面図
に示されているように、上記バッテリ支持台18内に装
架され、バッテリ架台の側枠22aをブラケット14の
下方フランジにボルト34により緊締固着することによ
って、シャシフレーム10に取付けられる。 【0008】一方、車両のブレーキ装置を作動させる圧
縮空気を貯溜したエアタンク36が、帯板の端部に締結
用ボルトを溶接等により固着したU字状の緊締具38に
よって上記バッテリ支持台18の下側に吊持されてい
る。場合により、上記エアタンク36はU字状締結具3
8を介してバッテリ架台22から吊持されることもある
なお、図11において、40はバッテリ20を降雨、降
雪或いは土砂等から保護するため、上記バッテリ支持台
18に着脱自在に装着されたバッテリカバーである。 【0009】上記従来のバッテリ及びエアタンク取付構
造によれば、バッテリ支持台18のブラケット14と、
バッテリ20の対向する側面との間に十分な間隔Sが形
成されているので、バッテリカバー40を取外すことに
よって、バッテリ液面のレベル点検等を容易に行なうこ
とができる等の利点があり、また、バッテリ20とエア
タンク36とを集約配置することにより車両への搭載性
が優れている利点がある。 【0010】しかしながら、バッテリ20の搭載に当っ
て、先ず、バッテリ架台22上にバッテリ20を載置し
たのち、上方固定枠30及び締付ボルト32によってバ
ッテリ20を夫々固定し、その後バッテリ20を搭載し
たバッテリ架台22をバッテリ支持台18内に装架して
ボルト34により両者を固着する構造であるので、構造
的に極めて複雑で製造及び搭載作業コストが高く、また
重量が著しく重くなる不具合がある。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
バッテリ及びエアタンク取付構造の上述した利点、即ち
バッテリを降雨、降雪及び走行中に飛散する士砂等から
効果的に保護するバッテリカバーの取付けが容易であ
り、かつ同バッテリカバーを取外すことによって、バッ
テリ液の液面レベルの点検等整備性が優れている利点を
温存しながら、その欠点を効果的に改善して、構造が簡
単で重量及び製造コストを大幅に低減することができる
バッテリ及びエアタンク取付構造を提供することを、主
たる目的とするものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、夫々の一端をシャシフレームに固着され
て車幅方向外方に向い突設された前後一対のブラケット
と、上記一対のブラケットの下端付近に連結されその上
にバッテリが装架されるフロアボードと、上記一対のブ
ラケットに設けられた係止孔に夫々の下端に形成された
フック状係止部を係合されると共に他端に形成されたね
じ部に螺合されたナットにより上記バッテリの上部外側
縁に当接されたバッテリクランプを緊締する一対のフッ
クボルトと、上記一対のブラケットの下端部に夫々の上
端を固定された一対のU字状緊締具により同ブラケット
及びフロアボードの下側に吊持されたエアタンクとを備
え、上記フロアボード上に装架されるバッテリの側面と
上記一対のブラケットとの間に所要の間隔を形成するた
めのバッテリ位置決め用突起が上記フロアボードに設け
られると共に、上記一対のフックボルトが上記ブラケッ
トとバッテリ側面との間の間隔内に配置されたことを特
徴とする車両のバッテリ及びエアタンク取付構造を提案
するものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下本発明の好ましい実施形態
を、図1ないし図10を参照して説明する。(なお、図
11ないし図14を参照して説明した従来のバッテリ及
びエアタンク取付構造と同一又は対応する部材及び部分
には、同一の符号を用いる。)本発明においては、その
基部にL字状断面の補強材44をスポット溶接等により
固着して補強した前後一対のブラケット14が、シャシ
フレーム10のサイドレール12のウェブに夫々ボルト
46等により固着されて車幅方向に突設されている。上
記ブラケット14の下端フランジ14′間に、その詳細
な構造が図4及び図5に示されている底板又はフロアボ
ード48が配置され、その前後両端縁がスポット溶接、
ボルト締結等により上記下端フランジ14′に固着され
ている。 【0014】上記フロアボード48は、薄鋼板をプレス
成形して多数の車両前後方向に延在した波型の凹凸又は
ビード50を備え、車幅方向最外端のビード50の前後
両端よりやや中央側の位置に、バッテリ20の位置決め
用の突起52が突設されている。同フロアボード48上
に載置されるバッテリ20には、車種により2種類のも
のが用られ、図2に示されているように小さい幅D1の
小型バッテリ又は大きい幅D2の大型バッテリが用いら
れる。大型バッテリ20が用いられる場合は、隣接する
バッテリ間には、僅かな隙間が形成されるが、小型バッ
テリ20が用いられるときは、両バッテリの対向する側
面間に大きな空間が形成されるので、図2及び図3に良
く示されているように、上記フロアボード48のサイド
レール12側の端縁の前後方向中央部分に、平面形状が
コ字状をなす位置決め部材54がボルト等により固着さ
れる。 【0015】上記一対のブラケット14の基部より小間
隔を存した車幅方向外方における上方部分に車両前後方
向に延在するビーム部材56が配置され、同ビーム部材
56の前後端には、図9及び図10に良く示されている
ように、断面形状が略コ字状をなす端部材58が固着さ
れている。上記端部材58の一方のフランジ部58aは
スポット溶接等によりブラケット14に固着され、他方
のフランジ部58bは、バッテリ20の上部前方面及び
後方面に夫々対向しバッテリの車両内方端における位置
決め部材を形成する。 【0016】上記ビーム部材56の中間部分には、夫々
小型バッテリの略中央部分に相当する位置に上方に延び
たストッパプレート60が固着され、各ストッパプレー
ト60の上端には、夫々車幅方向外方に折曲げて形成さ
れた3個の係止爪62a及び62bが設けられ、中央の
係止爪62aは、両側の係止爪62bより高い位置に配
置されている。係止爪62aと62bとの間に、バッテ
リカバー40の車幅方向内方端縁が挿入されることによ
って、同バッテリカバー40がバッテリ20の上方に配
設される。また、両側の係止爪62bは、その下面にバ
ッテリ20の端部上面に突設されたD字状のグリップ6
4が当接することにより、バッテリ20の車幅方向内方
端が上方に浮き上ることを抑止するストッパを構成して
いる。 【0017】さらに、上記一対のブラケット14の車幅
方向外方寄りの部分に夫々係止孔66が穿設され、同係
止孔66には、一対のフックボルト68の下端に夫々形
成されたフック状係止部70が係合される。また、フッ
クボルト68の上端に形成されたねじ部は、バッテリ2
0の車幅方向外方の上端縁に係合してバッテリを押える
L字状断面のバッテリクランプ72の前後両端部に形成
された平坦部74のボルト孔に挿通され、蝶ナット又は
普通の6角ナットからなる締付ナット76により同平坦
部74に緊締されている。図1に最も良く示されている
ように、上記フックボルト68は、水平に対して略45
度の傾斜をなして配置され、従って、上記ナット76を
締付けることによって、バッテリ20は、その車軸方向
上方縁の外方への変位及び上方への変位を上記バッテリ
クランプ72により抑止される。また、上記フックボル
ト68の締付けによる車幅方向内方に向う分力によっ
て、バッテリ20は車幅方向内方の端面を上記ビーム部
材56に当接されるので、内方への変位も同時に規制さ
れる。なお、バッテリ支持台18に装架されるバッテリ
20が小型バッテリの場合は、上記バッテリクランプ7
2に、前方のバッテリ後端面の上方部分に当接すること
によって同バッテリの後方変位を抑止し、また後方のバ
ッテリの前端面の上方部分に当接することによって同バ
ッテリの前方変位を抑止するストッパ78が設けられ、
大型バッテリが装架される場合は、ストッパ78を有し
ないバッテリクランプ72が使用される。 【0018】次に、上記一対のブラケット14の下端フ
ランジ14′とその上に載置されて固着されるフロアボ
ード48の前後側縁とに、全体としてU字状をなすUボ
ルト等の緊締具38の両端部が、図7に良く示されてい
るように、上下2個の締付ナット80により共締め固定
されている。上記Uボルト38によってバッテリ支持台
18の下方に、2個のアルミニウム合金製のエアタンク
36が吊持されている。なお、上記一対のブラケット1
4の下方フランジ14′の下側には、樹脂製のスペーサ
82が夫々装着され、同スペーサ82は、図1に良く示
されているように、エアタンク36相互間及びエアタン
ク36とブラケット14の下方フランジ14′との間に
挿入され、車両走行時における振動や衝撃により、エア
タンク36の表面が傷つき又は摩耗しさらに騒音を発生
することを防止するものである。 【0019】なお、上記バッテリカバー40は、車幅方
向内方の端縁を上記係止爪62a,62bにより挟持さ
れて拘束されると共に、ブラケット14やバッテリクラ
ンプ72の長手方向中央部分等、適宜位置に設けられた
クランプ装置(図示は省略されている)によってバッテ
リ支持台18に対し他の少くとも1個所を着脱自在に固
定され、バッテリ20を水、雪、土砂等から保護すると
共に、バッテリ端子の露出を防止し、揮発性物質等の引
火を防止する防爆用のカバーとして作動する。 【0020】上記構成のバッテリ及びエアタンク取付構
造によれば、バッテリ支持台18のフロアボード48上
に直接バッテリ20を載置したのち、同バッテリの車幅
方向外方の上端縁にバッテリクランプ72を当接させて
その前後両端部74をフックボルト68及びナット76
によりブラケット14に緊締することによりバッテリ2
0を強固に支持することができ、またUボルト等のU字
状緊締具38の両端ねじ部を締付ナットにより上記ブラ
ケット14の下端フランジ14′にフロアボード48と
共締め緊締することによりバッテリ支持台18の下側に
エアタンク36を堅固に吊持することができるので、全
体として構造極めて簡単で、従来の同種構造と較べ、重
量及び製造及び整備コストを大幅に低減することができ
る利点がある。 【0021】また、上記フロアボード48の前後両端縁
より適宜距離を存した内方部分で、かつ車幅方向外方端
より内方の部分に位置決め用突起52が設けられると共
に、ビーム部材56にバッテリ20の車幅方向内方端付
近の側面に接する端部材58の位置決め用フランジ58
bが補助的に設けられていることによって、ブラケット
14とバッテリ20との間に十分な間隔又は空間が形成
され、同空間内に上記フックボルト68が配置される構
造であるため、バッテリカバー40を取外すことにより
容易にバッテリ液面を視認し点検することができ、また
バッテリカバー40によりバッテリ20を略完全にカバ
ーして、水、雪、土砂から保護し、同時に優れた防爆性
能を確保することができる利点がある。 【0022】さらに、上記本発明に係る構造によれば、
バッテリ支持台18にバッテリ20が堅固に支持され、
かつ同バッテリ支持台18の下側にエアタンク36が集
約的に配置されるので、車両への搭載性が極めて優れて
いる利点がある。また、使用状態に応じて、ブラケット
14とフロアボード48とを一体成形することも可能で
ある。この場合、さらにコスト低減が期待できる。 【0023】 【発明の効果】叙上のように、本発明に係るバッテリ及
びエアタンク取付構造は、夫々の一端をシャシフレーム
に固着されて車幅方向外方に向い突設された前後一対の
ブラケットと、上記一対のブラケットの下端付近に連結
されその上にバッテリが装架されるフロアボードと、上
記一対のブラケットに設けられた係止孔に夫々その下端
に形成されたフック状係止部を係合されると共に他端に
形成されたねじ部に螺合されたナットにより上記バッテ
リの上部外側縁に当接されたバッテリクランプを緊締す
る一対のフックボルトと、上記一対のブラケットの下端
部に夫々の上端を固定された一対のU字状緊締具により
同ブラケット及びフロアボードの下側に吊持されたエア
タンクとを備え、上記フロアボード上に装架されるバッ
テリの側面と上記一対のブラケットとの間に所要の間隔
を形成するためのバッテリ位置決め用突起が上記フロア
ボードに設けられると共に、上記一対のフックボルトが
上記ブラケットとバッテリ側面との間の間隔内に配置さ
れたことを特徴とし、バッテリカバーを取外すことによ
って極めて容易にバッテリ液面の点検を行なうことがで
き、また車両への搭載性が優れ、さらに構造極めて簡単
で、重量並びに製造及び整備コストを大幅に低減するこ
とができる等の効果及び利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の好ましい実施形態を示す正面図であ
る。 【図2】図1に示したバッテリ及びエアタンク取付構造
の拡大側面図である。 【図3】図1に示したバッテリ及びエアタンク取付構造
からバッテリ支持部分のみを抽出し示した斜視図であ
る。 【図4】図1におけるフロントボード48を抽出して示
した拡大平面図である。 【図5】図4に示したフロントボード48の側面図であ
る。 【図6】図4のVI−VI線に沿う断面図である。 【図7】図1のVII−VII線に沿う断面図である。 【図8】図1のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。 【図9】図2のIX−IX線に沿う断面図である。 【図10】図9に示したビーム部材56の部分的平面図
である。 【図11】従来のバッテリ及びエアタンク取付構造を示
す側断面図(図13の線XI−XI線に沿い矢印方向に
視た)である。 【図12】図11におけるバッテリ架台22及び上方固
定枠30を示す平面図である。 【図13】図11におけるバッテリ支持台18の平面図
である。 【図14】図13に示したバッテリ支持台18の正面図
である。 【符号の説明】 10…シャシフレーム、12…サイドレール、14…ブ
ラケット、18…バッテリ支持台、20…バッテリ、3
6…エアタンク、38…U字状緊締具、40…バッテリ
カバー、48…フロアボード、52…位置決め用突起、
54…位置決め部材、56…ビーム部材、58…端部
材、60…ストッパプレート、62a及び62b…係止
爪、66…係止孔、68…フックボルト、70…フック
状係止部、72…バッテリクランプ、74…バッテリク
ランプ両端の平坦部、76…締付ナット、78…ストッ
パ、82…スペーサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 49/00 B60R 16/04 B60T 17/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 夫々の一端をシャシフレームに固着され
    て車幅方向外方に向い突設された前後一対のブラケット
    と、上記一対のブラケットの下端付近に連結されその上
    にバッテリが装架されるフロアボードと、上記一対のブ
    ラケットに設けられた係止孔に夫々の下端に形成された
    フック状係止部を係合されると共に他端に形成されたね
    じ部に螺合されたナットにより上記バッテリの上部外側
    縁に当接されたバッテリクランプを緊締する一対のフッ
    クボルトと、上記一対のブラケットの下端部に夫々の上
    端を固定された一対のU字状緊締具により同ブラケット
    及びフロアボードの下側に吊持されたエアタンクとを備
    え、上記フロアボード上に装架されるバッテリの側面と
    上記一対のブラケットとの間に所要の間隔を形成するた
    めのバッテリ位置決め用突起が上記フロアボードに設け
    られると共に、上記一対のフックボルトが上記ブラケッ
    トとバッテリ側面との間の間隔内に配置されたことを特
    徴とする車両のバッテリ及びエアタンク取付構造。
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