JP3532077B2 - 車両のサンルーフ装置 - Google Patents

車両のサンルーフ装置

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JP3532077B2
JP3532077B2 JP23281697A JP23281697A JP3532077B2 JP 3532077 B2 JP3532077 B2 JP 3532077B2 JP 23281697 A JP23281697 A JP 23281697A JP 23281697 A JP23281697 A JP 23281697A JP 3532077 B2 JP3532077 B2 JP 3532077B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のルーフ開口
に沿ってガイドレールを配設し、該ガイドレール内に押
し引き駆動されるケーブルを内装し、該ケーブルの動力
によってルーフ開口を覆うリッドを開閉するように構成
した車両のサンルーフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両のサンルーフ装置
は、一般に、車両天井に開設されたルーフ開口の後端部
に沿って図10に示すガイドレール1を配設し、このガ
イドレール1内に、モータ等を動力源として押し引き駆
動されるケーブル2が内装されている。
【0003】図10及び図11に示すように、ケーブル
2には、ガイドレール1内に摺動可能に嵌合するガイド
部材3が取り付けられている。ガイド部材3の支持部4
は、ガイドレール1の開口溝1aより上方に突出するよ
うになっており、この支持部4に、前記ルーフ開口を覆
うリッドの開閉機構を成すリンク(図示せず)が支持さ
れる。
【0004】前記ガイド部材3としては、具体的には、
ダイカストや鋼板のプレス成型品等に軟質の合成樹脂を
嵌合させて形成したものや、ナイロン等の高強度の樹脂
モールドによって形成したもの等が知られている。何れ
のタイプでも、一対あるガイド部材3は、それぞれケー
ブル2の軸心に対する取付角度が一致しており、ガイド
レール1に内装されたケーブル2にねじりモーメントが
生じることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の車両の
サンルーフ装置では、前記ガイド部材3を、ダイカスト
や鋼板のプレス成型品等に軟質の合成樹脂を嵌合させて
形成した場合、ガイドレール1に対するガイド部材3の
ガタ規制や、摺動抵抗の低減の点では有利である。しか
しながら、ダイカストや鋼板のプレス成型品には、その
成形や強度上で肉厚等の制限があり、小型化や軽量化に
相当の制約があるという問題があった。
【0006】一方、前記ガイド部材3を高強度の樹脂モ
ールドによって形成した場合、小型化や軽量化の点では
優れるが、高強度の合成樹脂を使うためにガタを無くす
べく、ガイドレールとのクリアランスを詰めると、各部
品の寸法のバラツキによって、摺動抵抗が急激に上がっ
てしまい操作性に支障を来す虞があった。
【0007】本発明は、以上のような従来技術の問題点
に着目してなされたもので、ガイドレールに内装するケ
ーブルにねじりを加えることにより、摺動抵抗の増加を
招くことなくガタを無くすことができ、また、部品の小
型化や軽量化を実現することが可能な車両のサンルーフ
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、次の各項に存す
る。 [1]車両のルーフ開口(11)に沿ってガイドレール
(22)を配設し、該ガイドレール(22)内に、押し
引き駆動されるケーブル(30)と、該ケーブル(3
0)に所定間隔をおいて取り付けられた複数のガイド部
材(41,42)とを内装し、各ガイド部材(41,4
2)に、前記ルーフ開口(11)を開閉するリッド(1
2)をリンク(50)を介して支持して成る車両のサン
ルーフ装置(20)において、前記ガイドレール(2
2)は、略同一断面形で長手方向に延びるように形成さ
れ、長手方向に延びる開口溝(22a)を有し、前記ガ
イド部材(41,42)は、前記ガイドレール(22)
の開口部より外側に突出して、前記リンク(50)を連
結させるための支持部(43,44)を有し、前記ケー
ブル(30)軸心に対する一のガイド部材(41,4
2)の取付角度を、他のガイド部材(41,42)の取
付角度と異ならせて、各ガイド部材(41,42)をケ
ーブル(30)にそれぞれ一体に取り付け、前記ガイド
レール(22)にケーブル(30)及びガイド部材(4
1,42)を内装する際に、各ガイド部材(41,4
2)のケーブル(30)軸心に対する取付角度が一致す
るようケーブル(30)をねじって、各ガイド部材(4
1,42)の支持部(43,44)を前記開口部よりほ
ぼ同一角度で突出させたことを特徴とする車両のサンル
ーフ装置(20)。
【0009】[2]車両のルーフ開口(11)に沿って
ガイドレール(25)を配設し、該ガイドレール(2
5)内に、押し引き駆動されるケーブル(30)と、該
ケーブル(30)に取り付けられたスライド部材(8
0)とを内装し、前記ルーフ開口(11)を覆うリッド
(12)を開閉可能に支持する開閉機構に前記スライド
部材(80)を連結して成る車両のサンルーフ装置(2
0)において、前記ケーブル(30)に、前記スライド
部材(80)と所定間隔をおいて係合片(90)を取り
付け、前記ガイドレール(22)は、略同一断面形で長
手方向に延びるように形成され、前記スライド部材(8
0)と係合片(90)の各側面部がそれぞれ摺接可能に
対向する内壁面部(28)を有し、前記ケーブル(3
0)軸心に対するスライド部材(80)の側面部(8
2)の角度を、前記係合片(90)の側面部(92)の
角度と異ならせて、スライド部材(80)及び係合片
(90)をケーブル(30)にそれぞれ一体に取り付
け、前記ガイドレール(22)にケーブル(30)及び
スライド部材(80)と係合片(90)を内装する際
に、スライド部材(80)及び係合片(90)の各側面
部(82,92)のケーブル(30)軸心に対する角度
が一致するようケーブル(30)をねじって、各側面部
(82,92)を前記内壁面部(28)に対しほぼ同一
角度で対向させたことを特徴とする車両のサンルーフ装
置(20)。
【0010】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。 [1]記載のサンルーフ装置(20)では、各ガイド部
材(41,42)をケーブル(30)にそれぞれ一体に
取り付ける時、ケーブル(30)軸心に対する一のガイ
ド部材(41)の取付角度を、他のガイド部材(42)
の取付角度とは異ならせる。そして、ガイドレール(2
2)にケーブル(30)及びガイド部材(41,42)
を内装する際、各ガイド部材(41,42)のケーブル
(30)軸心に対する取付角度が一致するようケーブル
(30)をねじっておく。
【0011】すなわち、ケーブル(30)軸心に対する
各ガイド部材(41,42)の互いに開く角度が、ガイ
ドレール(22)に内装した後のケーブル(30)のね
じれ角となる。各ガイド部材(41,42)の支持部
(43,44)はガイドレール(22)の開口部より同
一角度で突出し、各ガイド部材(41,42)がガイド
レール(22)内で大きく回転することはない。かかる
状態で各ガイド部材(41,42)間のケーブル(3
0)がトーションバーとして働き、そのねじりモーメン
トによって、各ガイド部材(41,42)はガイドレー
ル(22)の内壁に絶えず押し付けられた状態となる。
【0012】ケーブル(30)が押し引き駆動されるこ
とで、各ガイド部材(41,42)もガイドレール(2
2)内を摺動するが、前述した如くケーブル(30)が
トーションバーとして働くことにより、各ガイド部材
(41,42)はガイドレール(22)の内壁に押し付
けられてガタが吸収される。このようにガタ吸収に作用
する力は、ガイドレール(22)とガイド部材(41,
42)とのクリアランスを詰めた場合に比べて、部品寸
法にバラツキがあっても緩やかに上昇するため、摺動抵
抗を低く抑え、かつ安定させることができる。
【0013】[2]記載のサンルーフ装置(20)で
は、ケーブル(30)が押し引き駆動されると、スライ
ド部材(80)及び係合片(90)もガイドレール(2
2)内を移動するが、スライド部材(80)に対して係
合片(90)はケーブル(30)軸心を中心とする所定
のねじれ角がついているため、スライド部材(80)と
係合片(90)との間のケーブル(30)がトーション
バーとして働く。それにより、スライド部材(80)と
係合片(90)とが、前記[]の各ガイド部材(4
1,42)の場合と同様に、ガイドレール(22)の内
壁に押し付けられてガタが吸収される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図8は本発明の
第1実施の形態を示している。図8及び図7に示すよう
に、車体のルーフ10には開口部11が形成され、開口
部11を開閉するためのリッド12が設けられている。
開口部11の前縁部には一対の撓みヒンジ13が片持ち
支持され、撓みヒンジ13の先端部にはリッド12の前
縁部が止着されている。
【0015】開口部11の後縁部側にはサンルーフ装置
20が配設され、サンルーフ装置20のベース部材21
には、開口部11の後縁部に沿うようにしてガイドレー
ル22が設けられている。図4に示すように、ガイドレ
ール22は、略同一断面形で長手方向に延びるように形
成され、長手方向に延びる開口溝22aを有している。
【0016】詳しく言えばガイドレール22は、水平溝
23と、その両端部に連続して小円断面形状のケーブル
用の案内溝24とが形成され、各案内溝24間が開口溝
22aとして細巾状に上向きに開口している。ガイドレ
ール22の各案内溝24には、互いに逆方向に押し引き
駆動される一対のケーブル30が内装されている。
【0017】各ケーブル30は、基軸にワイヤを螺旋状
に外装したものであり、各案内溝24の内壁に対する摩
擦抵抗を低減するために植毛されている。このような各
ケーブル30の両端部には、図5に示すようにガイド部
材41,42が取り付けられている。
【0018】一対のガイド部材41,42は、それぞれ
摺動可能にガイドレール22内に嵌合している。一のガ
イド部材41は、ガイドレール22の水平溝23に嵌合
するベース部41aと、該ベース部41aに上向きに突
設された支持部43とから成る。他のガイド部材42
も、同様にガイドレール22の水平溝23に嵌合するベ
ース部42aと、該ベース部42aに上向きに突設され
た支持部44とから成る。
【0019】各ガイド部材41,42は硬質の合成樹脂
で成形されており、ベース部41a,42aの側端部が
ケーブル30の端部にモールド成形により一体的に取り
付けられている。図1〜図4に示すように、ケーブル3
0軸心に対する一のガイド部材41の取付角度は、他の
ガイド部材42の取付角度と異なるように設定されてい
る。
【0020】図4に示すように、ガイドレール22にケ
ーブル30及びガイド部材41,42を内装する際、各
ガイド部材41,42のケーブル30軸心に対する取付
角度が一致するように、ケーブル30はねじれ角θだけ
ねじられている。各ガイド部材41,42の支持部4
3,44は、ガイドレール22の開口部22aよりほぼ
同一角度で上方に突出している。
【0021】図5及び図6に示すように、一方のケーブ
ル30側のガイド部材41と、他方のケーブル30側ガ
イド部材42とは、前記ガイドレール22内にて互いに
近接するように配されている。互いに近接するガイド部
材41とガイド部材42とは一組となっており、これに
対応してリンク機構50が配されている。
【0022】リンク機構50は、一対のリンク部材5
1,52を二股形状に配して成り、その各上端部がピン
部材53により回動可能に枢支されている。ピン部材5
3には、中継ブラケット54が支持され、中継ブラケッ
ト54には水平軸54aを介して上下方向へ傾動可能に
支持ブラケット55が枢着されている。支持ブラケット
55にはリッド12の後端部が止着されている。
【0023】前記ガイドレール22の開口溝22aより
上方に突出している各ガイド部材41,42の支持部4
3,44には、一対のリンク部材51,52の各下端部
が回動可能に支持されている。ベース部材21には動力
部60が配設され、動力部60は電動モータ61、ウォ
ーム62、ウォームホイール63、ピニオン64とを備
えている。ピニオン64は、両方のケーブル30の間に
あって、各ケーブル30に噛合している。
【0024】すなわち、動力部60により各ケーブル3
0がケーブル用の案内溝24内を移動すると、一対のガ
イド部材41,42は接離動作するように設定されてい
る。これに伴い一対のリンク部材51,52が開脚する
と、その上端部が下降し、ピン部材53、中継ブラケッ
ト54及び支持ブラケット55を介して、リッド12の
後端部を引き下げた開脚状態となる。
【0025】逆に一対のリンク部材51,52が閉脚す
ると、その上端部が上昇し、ピン部材53、中継ブラケ
ット54及び支持ブラケット55を介して、リッド12
の後端部を押し上げた閉脚状態になるよう変位可能に設
定されている。なお、ベース部材21には、ガイドレー
ル22上を横切るようにレインフォースブラケット70
が架設され、レインフォースブラケット70の先端部
は、支持ブラケット55の下端部を受けることで、一対
のリンク部材51,52の開脚方向への変位を規制する
ストッパになっている。
【0026】次に作用を説明する。前記サンルーフ装置
20では、各ガイド部材41,42をケーブル30にそ
れぞれ一体に取り付ける時、図1及び図4で分かるよう
に、ケーブル30軸心に対する一のガイド部材41の取
付角度を、他のガイド部材42の取付角度とは異ならせ
る。
【0027】図1に示すように、ガイドレール22にケ
ーブル30及びガイド部材41,42を内装する際、各
ガイド部材41,42のケーブル30軸心に対する取付
角度が一致するように、図1中の矢印A方向にケーブル
30にねじりを加える。すなわち、図4において、ケー
ブル30軸心に対する各ガイド部材41,42の互いに
開く角度θが、ガイドレール22に内装した後のケーブ
ル30のねじれ角となる。
【0028】図5に示すように、各ガイド部材41,4
2の支持部43,44はガイドレール22の開口部22
aより同一角度で突出し、各ガイド部材41,42がガ
イドレール22内で大きく回転することはない。かかる
状態で各ガイド部材41,42間のケーブル30がトー
ションバーとして働き、そのねじりモーメントによっ
て、各ガイド部材41,42のベース部41a,42a
はガイドレール22の内壁に絶えず押し付けられた状態
となる。
【0029】サンルーフ装置20の組み付け後、動力部
60により各ケーブル30がケーブル用の案内溝24内
で押し引き駆動されると、各ガイド部材41,42もガ
イドレール22内を摺動する。この時、前述した如くケ
ーブル30がトーションバーとして働くので、各ガイド
部材41,42はガイドレール22の内壁に押し付けら
れてガタが吸収される。
【0030】このようにガタ吸収に作用する力は、ガイ
ドレール22とガイド部材41,42とのクリアランス
を詰めた場合に比べて、部品寸法にバラツキがあっても
緩やかに上昇するため、摺動抵抗を低く抑え、かつ安定
させることができる。以下、サンルーフ装置20による
リッド12の開閉動作について概説する。
【0031】リッド12が全閉位置にあって開口部11
を完全に閉じているとき、一対のガイド部材41,42
は離間して、一対のリンク部材51,52はその下端部
が離れていて、図6に示す開脚状態にある。すなわち、
各リンク部材51,52は、それぞれ倒伏しており、一
対のリンク部材51,52の各上端部がリッド12の後
端部を引き下げるようにしている。
【0032】このようにリッド12が全閉位置にある
時、電動モータ61が作動して、ウォーム62及びウォ
ームホイール63を介してピニオン64が正転し、各ケ
ーブル30がガイドレール22のケーブル用の案内溝2
4内を移動すると、各ケーブル30の一端がガイド部材
42を外方へ押し引きし、各ケーブル30の他端がガイ
ド部材41から内方へ退くようになる。
【0033】それにより、一対のガイド部材41,42
がガイドレール22に沿ってそれぞれ移動して、近接す
るようになり、一対のリンク部材51,52は、その各
下端部が互いに近づき、それぞれ起立するようになっ
て、図6に示す開脚状態から閉脚状態(図示せず)に変
位する。
【0034】このとき、一対のリンク部材51,52の
各上端部が、上昇してリッド12の後端部を押し上げる
ようになり、それにより、リッド12が撓みヒンジ13
を略中心にして、その後端部が上昇してチルト位置に変
位し、ルーフ10の開口部11が開かれて、車室内の空
気を換気することができる。
【0035】図9は本発明の第2実施の形態を示してい
る。本実施の形態では、ガイドレール25は同一断面形
に形成され、ケーブル30や移動体100を前後移動可
能に案内するためのガイド溝26と、雨水を流すための
樋用溝29とを有している。ガイド溝26の両側部26
a,26bには移動体100のスライド部110が摺動
可能に嵌合する。
【0036】ガイド溝26の一側部26aの上方には、
小円断面形状のケーブル用の案内溝27が連続するよう
に形成されている。ガイドレール25の案内溝27には
一本のケーブル30が内装される。ケーブル30の先端
部には、前記移動体100に押し引き可能に係合するス
ライド部材80が取り付けられており、スライド部材8
0と所定間隔をおいて係合片90も取り付けられてい
る。
【0037】スライド部材80は合成樹脂から一体成形
され、ケーブル30の先端部に一体モールドされ案内溝
27に摺動可能に嵌合する取付部81と、取付部81よ
り垂下する側面部82と、ガイド溝26の一側部26a
に摺動可能に嵌合する水平部83とから成る。係合片9
0も合成樹脂から一体成形され、ケーブル30の途中に
一体モールドされ案内溝27に摺動可能に嵌合する取付
部91と、取付部81より垂下する側面部92とから成
る。
【0038】ケーブル30軸心に対するスライド部材8
0の側面部82の角度は、係合片90の側面部92の角
度と異なるように設定されている。ガイドレール25に
おけるガイド溝26の一側部26aと案内溝27とが連
続する部位には、前記スライド部材80及び係合片90
の各側面部82,92がそれぞれ摺接可能に対向する内
壁面部28が設定されている。
【0039】前記ガイドレール25にケーブル30等を
内装する際に、スライド部材80及び係合片90の各側
面部82,92のケーブル30軸心に対する角度が一致
するようケーブル30は矢印B方向にねじられている。
それにより、各側面部82,92は、それぞれ前記内壁
面部28に対しほぼ同一角度で対向することになる。な
お、第1の実施形態と同種の部位には同一符号を付して
重複した説明を省略する。
【0040】このような本実施の形態では、モータ等に
よりケーブル30が押し引き駆動されると、スライド部
材80及び係合片90がガイドレール25内を移動する
が、スライド部材80に対して係合片90はケーブル3
0軸心を中心とする所定のねじれ角がついているため、
スライド部材80と係合片90との間のケーブル30が
トーションバーとして働く。
【0041】それにより、スライド部材80と係合片9
0とが、ガイドレール25の内壁に押し付けられてガタ
が吸収される。スライド部材80には移動体100が係
合しており、この移動体100の移動に伴って開閉機構
が駆動され、図示省略したがリッド12が開閉するよう
になっている。
【0042】なお、本発明に係るサンルーフ装置は、前
記各種実施の形態に限定されるものではなく、例えば、
第1実施の形態におけるガイド部材の数やそれらの間隔
及びねじり角は適宜設定するとよい。第2実施の形態に
おける係合片についても同様である。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る車両のサンルーフ装置によ
れば、ガイドレール内に摺動可能に嵌合する複数の部材
を、ケーブルに所定間隔をおいて該ケーブル軸心を中心
とする互いに異なる角度で一体に取り付け、ガイドレー
ルに内装するケーブルにねじりを加えたので、ケーブル
がトーションバーとして働き、各部材はガイドレールの
内壁に押し付けられて、ガイドレールと部材とのクリア
ランスを詰めた場合に比べ、摺動抵抗の増加を招くこと
なくガタを無くすことができ、また、部品の小型化や軽
量化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を構成するガイドレール、ケーブル及びガイド部
材を分解して示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を構成するケーブル及びガイド部材を示す平面図
である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を構成するケーブル及びガイド部材を示す正面図
である。
【図4】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を構成するガイドレール、ケーブル及びガイド部
材を示す断面図である。
【図5】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置の要部を示す平面図である。
【図6】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置の要部を示す正面図である。
【図7】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を示す平面図である。
【図8】本発明の第1実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を車体ルーフに配設した状態を示す平面図であ
る。
【図9】本発明の第2実施の形態に係る車両のサンルー
フ装置を構成するガイドレール、ケーブル及びガイド部
材を分解して示す斜視図である。
【図10】従来の車両のサンルーフ装置を構成するガイ
ドレール、ケーブル及びガイド部材を分解して示す斜視
図である。
【図11】従来の車両のサンルーフ装置を構成するガイ
ド部材を示す端面図である。
【符号の説明】
10…ルーフ 11…開口部 12…リッド 13…撓みヒンジ 20…サンルーフ装置 21…ベース部材 22…ガイドレール 22a…開口溝 23…水平溝 25…ガイドレール 26…ガイド溝 27…案内溝 30…ケーブル 41…ガイド部材 41a…ベース部 42…ガイド部材 42a…ベース部 43…支持部 44…支持部 50…リンク機構 51…リンク部材 53…ピン部材 54…中継ブラケット 55…支持ブラケット 60…動力部 61…電動モータ 62…ウォーム 63…ウォームホイール 64…ピニオン 70…レインフォースブラケット 80…スライド部材 81…取付部 82…側面部 90…係合片 92…側面部 100…移動体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のルーフ開口に沿ってガイドレールを
    配設し、該ガイドレール内に、押し引き駆動されるケー
    ブルと、該ケーブルに所定間隔をおいて取り付けられた
    複数のガイド部材とを内装し、各ガイド部材に、前記ル
    ーフ開口を開閉するリッドをリンクを介して支持して成
    る車両のサンルーフ装置において、 前記ガイドレールは、略同一断面形で長手方向に延びる
    ように形成され、長手方向に延びる開口溝を有し、 前記ガイド部材は、前記ガイドレールの開口部より外側
    に突出して、前記リンクを連結させるための支持部を有
    し、 前記ケーブル軸心に対する一のガイド部材の取付角度
    を、他のガイド部材の取付角度と異ならせて、各ガイド
    部材をケーブルにそれぞれ一体に取り付け、 前記ガイドレールにケーブル及びガイド部材を内装する
    際に、各ガイド部材のケーブル軸心に対する取付角度が
    一致するようケーブルをねじって、各ガイド部材の支持
    部を前記開口部よりほぼ同一角度で突出させたことを特
    徴とする車両のサンルーフ装置。
  2. 【請求項2】車両のルーフ開口に沿ってガイドレールを
    配設し、該ガイドレール内に、押し引き駆動されるケー
    ブルと、該ケーブルに取り付けられたスライド部材とを
    内装し、前記ルーフ開口を覆うリッドを開閉可能に支持
    する開閉機構に前記スライド部材を連結して成る車両の
    サンルーフ装置において、 前記ケーブルに、前記スライド部材と所定間隔をおいて
    係合片を取り付け、 前記ガイドレールは、略同一断面形で長手方向に延びる
    ように形成され、前記スライド部材と係合片の各側面部
    がそれぞれ摺接可能に対向する内壁面部を有し、 前記ケーブル軸心に対するスライド部材の側面部の角度
    を、前記係合片の側面部の角度と異ならせて、スライド
    部材及び係合片をケーブルにそれぞれ一体に取り付け、 前記ガイドレールにケーブル及びスライド部材と係合片
    を内装する際に、スライド部材及び係合片の各側面部の
    ケーブル軸心に対する角度が一致するようケーブルをね
    じって、各側面部を前記内壁面部に対しほぼ同一角度で
    対向させたことを特徴とする車両のサンルーフ装置。
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