JP3545202B2 - 水解性多層紙の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バインダーを含む繊維層とバインダーを含まない繊維層とが積層された水解性多層紙の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
湿式抄紙装置のワイヤーパートでは、水と繊維を含む原料が貯えられた原料槽内に所定メッシュの円網が設けられ、この円網で前記原料槽内の繊維が掬い上げられてワイヤーと称される網状の搬送帯に前記繊維が転写されて繊維ウエッブが形成される。通常は単一の円網によりワイヤーに1層の繊維ウエッブが形成される。
【0003】
図5は多層抄きの紙を抄紙するための抄紙装置の概略図である。
この抄紙装置は、第1の原料槽1に水と繊維を含む第1の原料3が貯えられ、第2の原料槽2に水と繊維を含む第2の原料4が貯えられる。
第1の原料槽1には円網5が、第2の原料槽2には円網6が設けられている。ワイヤー7は反時計方向へ周回し、円網5と6は時計方向へ回転する。第1の原料槽1では円網5で第1の原料3が掬い上げられてワイヤー7に第1の繊維ウエッブが転写され、第2の原料槽2では、円網6で第2の原料4が掬い上げられて前記第1の繊維ウエッブの表面に第2の繊維ウエッブが転写されて2層抄きが完了する。
これにより、繊維長の相違する層が重ねられた2層紙、あるいは異なる種類の繊維を有する層が重ねられた2層紙、または一方の層にのみ水不溶性または水膨潤性のバインダーが含まれた2層紙などを抄紙することが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の1層抄きの湿式抄紙装置、または図5に示す2層抄きの湿式抄紙装置を用いた製造方法では、円網で、カルボキシルメチル化パルプなどの水不溶性または水膨潤性のバインダーをパルプなどの繊維と一緒に抄紙するとき、または微小繊維状セルロースなどの微細繊維をパルプなどの繊維と一緒に抄紙するときに、これらバインダーや微細繊維が円網で持ち上げられる途中で網目から抜け出やすい。その結果バインダーや微細繊維の歩留まりが悪く、バインダーや微細繊維が繊維ウエッブ内に抄紙される割合いは、30%から50%程度の範囲である。
【0005】
また、図5に示す湿式抄紙装置を用いた湿気抄紙方法では、円網5で抄かれてワイヤー7に転写された第1の繊維ウエッブと、円網6で抄かれた第2の繊維ウエッブとの境界において、パルプなどの繊維の水素結合が弱くなって、2層紙を製造した後に、層間が容易に剥離するものとなる。
【0006】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、水不溶性または水膨潤性のバインダーの歩留まりがよい水解性多層紙の製造方法を提供することを目的としている。
また本発明は、層間の接合強度が高く、層間での剥離が生じにくい水解性多層紙の製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の水解性多層紙の製造方法は、水解性多層紙を製造する製造方法において、
水を透過可能な搬送帯を周回させ、この搬送帯の上に、水により分散可能な繊維と水とを含む原料を供給して、前記搬送帯上に下層の繊維ウエッブを抄く工程と、
前記下層の繊維ウエッブ上に、水により分散する繊維と水、および水不溶性または水膨潤性のバインダーを含む原料をさらに供給して、前記下層の繊維ウエッブの上に上層の繊維ウエッブを抄く工程とを有し、前記上層の繊維ウエッブを少なくとも1層以上設け、
前記バインダーで前記繊維を接着することを特徴とするものである。
【0008】
上記において、下層用の原料の供給部の下流側に、搬送帯上に対向する目止め手段を配置して、搬送帯と前記目止め手段との隙間で下層の繊維ウエッブをフォーミングし、上層用の原料の供給部の下流側に、搬送帯上に対向する目止め手段を配置して、搬送帯と前記目止め手段との隙間で下層の繊維ウエッブの上に上層の繊維ウエッブをフォーミングすることが好ましい。
例えば、上層の繊維ウエッブの原料に、水不溶性または水膨潤性のバインダーが含まれ、または上層の繊維ウエッブの原料に、微細繊維が含まれているものとすることが可能である。
【0009】
本発明の多層紙の製造方法では、搬送帯の上方から原料を供給して、搬送帯上に繊維ウエッブをフォーミングするものであるため、上層の繊維ウエッブに水不溶性または水膨潤性のバインダーが含まれ、または微細化繊維が含まれているときに、これらは、下層の繊維ウエッブ上に供給されるために、搬送帯から下方へ抜け出にくくなり、バインダーや微細繊維の歩留まりが向上する。
【0010】
また、下層の繊維ウエッブ上に水と繊維とから成る原料を与えて上層の繊維ウエッブを形成する方法であるため、下層の繊維ウエッブと上層の繊維ウエッブとにパルプが含まれる場合、両層の繊維ウエッブのパルプどうしの水素結合が強固になり、層間で分離しにくくなり、多層紙の強度が高くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の多層紙の製造装置の全体構造を示す構成図である。
ワイヤー11は、所定メッシュの網帯であり、このワイヤー11は、ワイヤーロール12a,12b,12c,12d,12e,12f,12gを周回する搬送帯となる。
ワイヤーロール12fとワイヤーロール12gとの間を通過するワイヤー11上には、下層用の原料供給手段となる第1の原料槽13と上層用の原料供給手段となる第2の原料槽14とが連設されている。
【0014】
第1の原料槽13には、インレット13aから、水と繊維とを含む原料17が供給され、原料17が常に所定の水位となるように制御されている。第2の原料槽14には、インレット14aから、水と繊維とを含む原料18が供給され、原料18が所定の水位となるように制御されている。水解性多層紙の一方の層には、カルボキシルメチル化パルプなどの水不溶性または水膨潤性のバインダー、あるいは微小繊維状のセルロースなどの微細繊維が含まれるため、前記バインダーや微細繊維は、第2の原料槽14に供給される原料18内に含まれる。
【0015】
第1の原料槽13と第2の原料槽14との間、すなわち第1の原料槽13の下流側には第1の目止め手段としてヒールスライス15が、第2の原料槽14の下流側には第2の目止め手段としてヒールスライス16が設けられている。各ヒールスライス15と16は、ステンレス鋼板、硬質プラスチック板などであり、下端15aと下端16aは、ワイヤー11に対して所定の隙間を介して対向している。
【0016】
前記ヒールスライス15は、第1の原料槽13内の原料17から下層の繊維ウエッブが抄紙されるとき、この繊維ウエッブの目止めを行い、所定厚みの繊維ウエッブをフォーミングするためのものである。同様にヒールスライス16は、下層の繊維ウエッブ上に上層の繊維ウエッブが形成されるときに、上層の繊維ウエッブの目止めを行い、所定厚みの上層の繊維ウエッブをフォーミングするためのものである。
【0017】
前記ヒールスライス15,16の下端15a,16aと、ワイヤー11との間隔、ヒールスライス15,16の傾斜角度等は調整自在であり、この調整により、抄紙される多層紙の縦方向と横方向の繊維の絡み具合を調整でき、地合いを調節できる。
【0018】
前記ワイヤー11を挟んで、前記原料槽13と14に対向する位置に脱水槽19が設けられている。この脱水槽19は、槽19a,19b,19c,19dに分かれており、それぞれの槽がサクションにより吸引され、ワイヤー11上に原料17と18内の繊維が引き付けられる。
【0019】
前記ワイヤー11にはウエット毛布21が接合されている。ウエット毛布21は、ロール22a,22b,22c,22dを反時計方向へ周回する。
ワイヤー11上に抄かれた2層の繊維ウエッブは、ロール22aの部分からウエット毛布21に転写される。前記ワイヤー11上には、繊維ウエッブの幅方向へ所定の間隔を開けて対向する縁切りノズル23が対向しており、ワイヤー11上に形成された繊維ウエッブの両縁部分が縁切りノズル23からの水または空気の噴出力により除去される。
ウエット毛布21に転写された2層の繊維ウエッブは、乾燥パートで乾燥されて2層紙となる。
【0020】
図2は、原料供給部分を拡大して示している。
第1の原料槽13内の原料17は、ワイヤー11上に供給されるが、このとき、脱水槽19の槽19aと19bの吸引力により水分が吸引されるとともに、原料17の繊維がワイヤー11上に引き付けられる。ワイヤー11の時計方向への周回に伴い、第1の原料槽13内の繊維は、ワイヤー11とヒールスライス15の下端15aとの隙間を通過して所定の厚みの下層の繊維ウエッブ31がフォーミングされる。
【0021】
第2の原料槽14内の原料は、ワイヤー11上に形成された前記下層の繊維ウエッブ31上に供給される。このときも脱水層19の槽19c,19dにより、第2の原料槽14内の原料18が下層の繊維ウエッブ31上に引き付けられ、ワイヤー11とヒールスライス16の下端16aとの隙間により、上層の繊維ウエッブ32がフォーミングされる。第2の原料槽14内の原料18には、水不溶性または水膨潤性のバインダーまたは、微小繊維状のセルロースなどの微細繊維が含まれるが、このバインダーや微細繊維は下層の繊維ウエッブ31上に供給されることになるため、バインダーや微細繊維がワイヤー11を通過して下方へ抜け出にくくなる。よって、バインダーや微細繊維の歩留まりを向上できる。
【0022】
また、下層の繊維ウエッブ31の上に上層の繊維ウエッブ32が重ねられた状態では十分な水分を含んでいるため、パルプ繊維などの天然繊維を主体とする場合には下層の繊維ウエッブ31のパルプ繊維と上層の繊維ウエッブ32のパルプ繊維との水素結合が強くなり、2層構造の繊維ウエッブ30で形成された2層紙では、層間の接合が強く層間の剥離が生じにくくなる。
【0023】
図3は本発明の他の実施の形態を示す湿式抄紙装置の部分拡大図である。
図3に示す湿式抄紙装置では、第1の原料槽13の次に第2の原料槽14が配置され、さらにその下流側に、第3の原料供給手段(上層の原料供給手段)である第3の原料槽27が設けられている。またその下流側には、目止め手段を構成するヒールスライス29が設けられ、ヒールスライス29の下端29aは、ワイヤー11上に所定の間隔を開けて対向している。前記第3の原料槽27には、水と繊維を含む原料28が供給される。
【0024】
この湿式抄紙装置を用いた抄紙方法では、第1の原料槽13の原料17の繊維により下層の繊維ウエッブ41がフォーミングされ、第2の原料槽14の原料18の繊維により下層の繊維ウエッブ41上に上層の繊維ウエッブ42がフォーミングされるが、さらに第3の原料槽27の原料28の繊維が繊維ウエッブ42の上に引き付けられ、その下流側のヒールスライス29の下端29aとワイヤー11との間で、さらに上層の繊維ウエッブ43がフォーミングされて、3層構造の繊維ウエッブ40となる。
【0025】
第3の原料槽27内の原料28に、水不溶性または水膨潤性のバインダーまたは、微小繊維状のセルロースなどの微細繊維が含まれているが、これらは、繊維ウエッブ42の上に供給されることになるため、バインダーや微細繊維がワイヤー11から下方へ抜け出にくくなり、これらの歩留まりを向上できる。
【0026】
図4(A)は、図1および図2に示す湿式抄紙装置を用いた抄紙方法により製造された2層紙30aを示している。下層31aと上層32aの繊維がパルプ繊維を主体とするため、両層31aと32aのパルプ繊維の水素結合により、両層31aと32aとが強固に結合されており、両層31aと32aが簡単に剥離することがない。したがってシート全体の強度を向上できる。
さらに、下層31aがパルプ繊維、上層32aが、パルプ繊維と水不溶性または水膨潤性のバインダーまたは、微小繊維状のセルロースが含まれているため、前記バインダーによる接着力、または微小繊維状のセルロースの水素結合による接着力により、上層32aの湿潤強度が高くなって、2層紙30a全体の強度が高く、湿潤状態で拭き取り作業ができるものとなる。これらはおしり洗浄装置を有するトイレット用のトイレットペーパー、ペーパータオル、トイレット清掃用ワイプスとしての使用に適するものとなり、しかも水洗トイレットに流したときに、多量の水により繊維が分散できるものとなる。
【0027】
図4(B)は、図3に示した湿式抄紙装置により抄紙された3層紙40aを示している。この3層紙は、下層41aの上に上層42a,43aが2段に積層されているが、これらがパルプ繊維で構成されているために各層の剥離強度が高くなる。また、上層42aと上層43aの少なくとも一方に前記バインダーまたは微小繊維状のセルロースを含んでいるため、湿潤強度が高くなり、また水洗トイレットに流したときに、多量の水で繊維が分散しやすくなる。
なお、本発明の多層紙は、4層以上とすることも可能である。また前記バインダーや微小繊維状のセルロースを含まないものであってもよい。あるいは各層を構成する繊維がパルプ繊維に合成繊維を含ませたものであってもよい。
【0028】
【実施例】
表1は、実施例1、比較例1、比較例2を示す。
(実施例1)
図1および図2に示すのと同種の湿式抄紙装置を用いて2層紙を製造した。下層の原料供給手段(第1の原料槽13)に供給する原料17を、針葉樹晒クラフトパルプ(カナディアン・スタンダード・フリーネス(CSF)=570ml。以下NBKPと示す。)および水とした。上層の原料供給手段(第2の原料槽14)に供給する原料18を、NBKP80重量%、水膨潤性のカルボキシルメチル化パルプ(以下CMCで示す。)20重量%および水とした。
(比較例1)
円網方式の湿式抄紙装置を用いて、前記実施例1と坪量、厚み、密度がほぼ同じ1層紙を製造した。原料槽に供給する原料をNBKPおよび水とした。
(比較例2)
図5に示したのと同種の2段の円網方式の湿式抄紙装置を用いて、2層紙を製造した。坪量、厚み、密度を実施例1と同等にした。第1の原料層1に供給する原料3はNBKPおよび水、第2の原料槽2には、NBKP80重量%、CMC20重量%および水から成る原料4を供給した。
(評価方法)
乾燥状態での引張強度、湿潤時の引張強度は、実施例および比較例の紙を幅25mm長さ150mmに裁断したものを試料として用い、テンシロン試験機により、チャック間隔を100mm、引張速度は100mm/minとして測定した。測定は紙の縦方向(MD:Machine Direction)及び紙の横方向(CD:Cross Direction)に対してそれぞれ行った。そのときの破断時の強度(gf)を、乾燥状態での引張強度および湿潤時の引張強度の試験結果の値とした(表以下、単位はg/25mm)。なお、湿潤時とは実施例および比較例の紙の100gに対してイオン交換水150gをスプレーで含浸させたもの。
【0029】
水解性の試験はJIS P4501のトイレットペーパーほぐれやすさ試験に準じて行った。詳細を述べると、水解性ティッシュを縦10cm横10cmに切断したものを、イオン交換水300mlが入った容量300mlのビーカーに投入して、回転子を用いて撹拌を行った。回転数は600rpmである。この時の水解性ティッシュの分散状態を経時的に観察し、細かく分散されるまでの時間を測定した(表以下、単位は秒)。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
(実施例2)
図1および図2に示すのと同種の湿式抄紙装置を用いて2層紙を製造した。下層の原料槽に供給する原料17を、針葉樹晒クラフトパルプ(カナディアン・スタンダード・9フリーネス(CSF)=570ml。表以下NBKPと示す。)および水、上層の原料槽に供給する原料18を、NBKP80重量%、微小繊維状セルロース(ダイセル化学工業(株)製)20重量%および水とした。
(比較例3)
円網方式の湿式抄紙装置を用いて、前記実施例2と坪量、厚み、密度がほぼ同じ1層紙を製造した。原料槽に供給する原料をNBKPおよび水とした。
(比較例4)
図5に示したのと同種の2段の円網方式の湿式抄紙装置を用いて、2層紙を製造した。坪量、厚み、密度を実施例2と同等にした。第1の原料層に供給する原料3はNBKPおよび水、第2の原料槽には、NBKP80重量%、微小繊維状セルロース20重量%および水から成る原料4を供給した。
(評価方法)
表1と同じ。結果は表2に示す
【0031】
【表2】
実施例1と実施例2は、比較例に比べて乾燥状態と湿潤時での引張強度が高くなっている。また水解性も比較例に比べてやや悪くなっている。これは、実施例1と実施例2がCMCまたは微小繊維状セルロースを多く含有していることを意味し、本発明の製造方法では、CMCや微小繊維状セルロースの歩留まりが向上していることが解る。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明では、多層紙の各層間の接合強度を高くでき、またCMCや微小繊維状セルロースなどの歩留まりがよくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水解性多層紙の製造装置を示す構成図、
【図2】2層抄きの製造方法を示す図1の部分拡大図、
【図3】3層抄きの製造方法を示す部分拡大図、
【図4】(A)は2層紙の断面図、(B)は3層紙の断面図、
【図5】従来の2層抄きの湿式抄紙装置の構成図、
【符号の説明】
11 ワイヤー(搬送帯)
13 下層(第1)の原料槽
14 上層(第2)の原料槽
15,16 ヒールスライス(目止め手段)
17 下層の原料
18 上層の原料
27 上層(第3)の原料槽
28 上層の原料
31,41 下層の繊維ウエッブ
32,42,43 上層の繊維ウエッブ
Claims (6)
- 水解性多層紙を製造する製造方法において、
水を透過可能な搬送帯を周回させ、この搬送帯の上に、水により分散可能な繊維と水とを含む原料を供給して、前記搬送帯上に下層の繊維ウエッブを抄く工程と、
前記下層の繊維ウエッブ上に、水により分散する繊維と水、および水不溶性または水膨潤性のバインダーを含む原料をさらに供給して、前記下層の繊維ウエッブの上に上層の繊維ウエッブを抄く工程とを有し、前記上層の繊維ウエッブを少なくとも1層以上設け、
前記バインダーで前記繊維を接着することを特徴とする水解性多層紙の製造方法。 - 前記上層を形成する原料に含まれる繊維、および前記下層を形成する原料に含まれる繊維がパルプ繊維である請求項1記載の水解性多層紙の製造方法。
- 前記バインダーは、CMCである請求項1または2記載の水解性多層紙の製造方法。
- 前記バインダーは、微小繊維状セルロースである請求項1または2記載の水解性多層紙の製造方法。
- 前記上層の繊維ウエッブを2層以上順に抄く工程を有し、2層以上の前記上層の繊維ウエッブを、水により分散可能な繊維と水、および水不溶性または水膨潤性のバインダーを含む原料で形成する請求項1ないし4のいずれかに記載の水解性多層紙の製造方法。
- 下層用の原料の供給部の下流側に、搬送帯上に対向する目止め手段を配置して、搬送帯と前記目止め手段との隙間で下層の繊維ウエッブをフォーミングし、上層用の原料の供給部の下流側に、搬送帯上に対向する目止め手段を配置して、搬送帯と前記目止め手段との隙間で下層の繊維ウエッブの上に上層の繊維ウエッブをフォーミングする請求項1ないし5のいずれかに記載の水解性多層紙の製造方法。
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