JP3557546B2 - 外壁材の取付構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外壁を形成する外壁材を建物躯体に取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
横長の外壁材を建物躯体に取付ける構造としては、例えば特開平6−136911号公報に示すように、壁下地に縦長のジョイナを取付け、このジョイナに横長の外壁材の端部を下から上に重ね合せて順次固着し、そのジョイナに化粧カバーを取付けると共に、この化粧カバーと外壁材の室外面との間に湿式のシーリング材を充填してシールするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の取付構造であれば外壁材の室外面と化粧カバーとの間がシーリング材でシールされると共に、上下に隣接した外壁材の室外寄り対向面間がシーリング材でシールされるから、その外壁材の端部連結部と化粧カバーとの部分から雨水等が強風雨によって壁下地側に浸入することを防止できる。
【0004】
しかしながら、前述の取付構造は施工現場で湿式のシーリング材を充填するので、熟練した作業者が必要であるし、シーリング材の充填に長時間かかり施工効率が悪い。
【0005】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした外壁材の取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物躯体に取付けたジョイナ2と、このジョイナ2に取付けた化粧カバー4との間に横長の外壁材3の端部を突出させて上下方向に重ね合せて複数取付け、
前記ジョイナ2に、各外壁材3の室内面とジョイナ2との間をシールする乾式の室内側の防水シール14を取付け、前記化粧カバー4に、この化粧カバー4と各外壁材3の室外面との間をシールする乾式の室外側の防水シール42を取付け、
前記外壁材3は、上部に室外寄り雄型連結部20と中間上向き凹溝21と室内寄り雄型連結部22を有し、下部には室外寄り雌型連結部23と室内寄り雌型連結部24を有する形状で、下の外壁材3の室外寄り雄型連結部20、室内寄り雄型連結部22と上の外壁材3の室外寄り雌型連結部23、室内寄り雌型連結部24が嵌まり合って中間上向き凹溝21部分に長手方向に連続した空洞部51を形成し、
前記各外壁材3の端部に、前記室内側の防水シール14と上下の外壁材3の室内寄り対向面に圧着すると共に、前記室外側の防水シール42と上下の外壁材3の室外寄り対向面に圧着する乾式の端部シール30を取付け、
前記端部シール材30は、室外側シール部31と室内側シール部32と中間連結部33で前記室外寄り雄型連結部20と室内寄り雄型連結部22に跨って嵌め込み装着されるほぼ下向きコ字形状で、その中間連結部33は下向きの外力によって分離する形状であることを特徴とする外壁材の取付構造である。
【0009】
【作 用】
第1の発明によれば、上下の外壁材3の室外面と化粧カバー4の間が防水シール42でシールされると共に、上下の外壁材3の室外寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が防水シール42に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部と化粧カバー4との間が確実にシールされて強風雨によって雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0010】
また、防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめ化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0012】
また、上下の外壁材3の室内面とジョイナ2の間が室内側の防水シール14でシールされると共に、上下の外壁材3の室内寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が室内側の防水シール14に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部とジョイナ2との間が確実にシールされて何らかの事情で化粧カバー4の室内側に入り込んだ雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0013】
また、室内側の防水シール14、室外側の防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめジョイナ2、化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0014】
また、端部シール材30を外壁材3の上部に、外壁材3の運搬、取付時に外れないように簡単に装着できる。下の外壁材3に上の外壁材3を重ね合せることで端部シール材30の中間連結部33が分離して室外側シール部31と室内側シール部32が不連続となり、雨水等が端部シール材30を伝わってジョイナ2まで浸入することがない。
【0015】
また、上下の外壁材3の連結部より浸入した雨水等は空洞部51に沿って外壁材3の端部から流れ落ち、その雨水等が建物躯体側に浸入しない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、建物躯体、例えば柱1の室外面に縦長のジョイナ2が取付けてある。横長の外壁材3は下から上に順次重ね合せて取付けられ、その外壁材3の室内面の端部がジョイナ2に接し、かつ柱1に固着される。前記ジョイナ2に化粧カバー4が取付けてあり、その化粧カバー4は左右の外壁材3の室外面の端部に接している。
【0017】
前記ジョイナ2は図2,図3に示すように、所定の幅を有する長尺な基板10と、この基板10の幅方向中央部に長手方向に連続して一体的に設けた一対の突出片11,11を有し、その一対の突出片11,11の突出端部が係止受部12となっている。基板10の幅方向両端部が固着具13で柱1の室外面1aにそれぞれ固着され、基板10の幅方向両端寄りに乾式の防水シール14が接着剤等で貼着して取付けてある。
【0018】
前記外壁材3は図4に示すように、上部に室外寄り雄型連結部20、中間上向き凹溝21、室内寄り雄型連結部22を有し、下部に室外寄り雌型連結部23、室内寄り雌型連結部24を有している。この実施の形態では外壁材3はアルミ表面板25とアルミ裏面板26で中空形状で、その中空部に発泡ウレタンなどの断熱材27が充填されたアルミ外壁材としてあるが、外壁材3はこのものに限ることはない。
【0019】
前記外壁材3の室外寄り雌型連結部23の底部に乾式の室外寄り横シール材28が長手方向に連続して設けてあり、室内寄り雌型連結部24の底部に乾式の室内寄り横シール材29が長手方向に連続して設けてある。
【0020】
前記外壁材3の上部における長手方向の両端部には乾式の端部シール材30が装着してある。この端部シール材30は室外側シール部31と室内側シール部32と薄板状の中間連結部33でほぼ下向コ字状で、室外寄り雄型連結部20と室内寄り雄型連結部22に跨って嵌め込んで取付けられ、その中間連結部33と中間上向き凹溝21との間に空洞部を形成している。前記中間連結部33にはスリット34が形成されて下向きの外力が作用すると破断して室外側シール部31と室内側シール部32が分離する。なお、中間連結部33を室外側部分と室内側部分に二分割し、テープ等で連結して下向きの外力が作用するとテープが剥離して室外側シール部31と室内側シール部32が分離するようにしても良い。
【0021】
前記化粧カバー4は図2,図3に示すように、押え板40に一対の係止片41を室内側に向けて一体的に設けた形状で、その係止片41を前記一対の突出片11の係止受部12にスナップ式に係合して取付けられる。前記押え板40の室内面の幅方向両端寄りに乾式の防水シール42が長手方向に連続して接着剤等で貼着して設けてある。
【0022】
図5に示すように外壁材3の室内寄り雄型連結部22から固着具、例えばドリルネジ50をジョイナ2の基板10を貫通して柱1にねじ込んで外壁材3を柱1に取付ける。
この取付けた外壁材3の上に次の外壁材3を重ね合せると、外壁材3の下部における中間部分が端部シール材30の中間連結部33を下方に押しつけ、その中間連結部33が破断する。
【0023】
下の外壁材3の室外寄り雄部連結部20、室内寄り雄部連結部22と上の外壁材3の室外寄り雌部連結部23、室内寄り雌部連結部24がそれぞれ嵌まり合って中間上向き凹溝21部分に長手方向に連続した空洞部51が形成される。上下の外壁材3の空洞部51よりも室外側が室外寄り横シール材28でシールされ、室内側が室内寄り横シール材29でシールされる。つまり、上下の外壁材3の横目地部がシールされる。
【0024】
これとともに端部シール材30の室外側シール部31が上下の外壁材3の室外側対向面と防水シール42に圧着し、上下の外壁材3の端部連結部と化粧カバー4の押え板40との間を確実にシールし、強風雨などによって雨水等が柱1側に浸入することがない。
【0025】
また、端部シール材30の室内側シール部32が上下の外壁材3の室内側対向面と防水シール14に圧着し、上下の外壁材3の端部連結部とジョイナ2の基板10との間を確実にシールし、ジョイナ2と外壁材3端面との間に浸入した雨水等がジョイナ2を越えて建物躯体側に浸入することがない。
【0026】
また、強風雨等によって上下の外壁材3の室外側の横目地部から雨水等が浸入することがあるが、この雨水等は空洞部51に沿って長手方向に流れて外壁材3の端面とジョイナ2との間の縦空間に流れ落ち、室内側の横目地部を通って室内側に浸入することがない。
特に、図5に示すように室外側の横目地部(室外寄り横シール材28)よりも室内側の横目地部(室内寄り横シール材29)が上方位置であるから、空洞部51の雨水等が室内側の横目地部を通って室内側に浸入することがない。
【0027】
入隅部に外壁材を取付ける場合には図6に示すように、ジョイナ2の基板10を中間部10aと一側取付部10bと他側取付部10cを有する形状とし、その一側取付部10b、他側取付部10cをコーナーの柱1にそれぞれ取付けると共に、入隅部を形成する2つの外壁材3をそれぞれ取付ける。化粧カバー4の押え板40は鉤形状として入隅部を形成する2つの外壁材3の室外面とそれぞれ対向させる。
【0028】
出隅部に外壁材を取付ける場合には図7に示すように、ジョイナ2の基板10と化粧カバー4の押え板40を鉤形状とすれば良い。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、上下の外壁材3の室外面と化粧カバー4の間が防水シール42でシールされると共に、上下の外壁材3の室外寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が防水シール42に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部と化粧カバー4との間が確実にシールされて強風雨によって雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0030】
また、防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめ化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0032】
また、上下の外壁材3の室内面とジョイナ2の間が室内側の防水シール14でシールされると共に、上下の外壁材3の室内寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が室内側の防水シール14に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部とジョイナ2との間が確実にシールされて何らかの事情で化粧カバー4の室内側に入り込んだ雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0033】
また、室内側の防水シール14、室外側の防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめジョイナ2、化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0034】
また、端部シール材30を外壁材3の上部に、外壁材3の運搬、取付時に外れないように簡単に装着できる。下の外壁材3に上の外壁材3を重ね合せることで端部シール材30の中間連結部33が分離して室外側シール部31と室内側シール部32が不連続となり、雨水等が端部シール材30を伝わってジョイナ2まで浸入することがない。
【0035】
また、上下の外壁材3の連結部より浸入し雨水等は空洞部51に沿って外壁材3の端部から流れ落ち、その雨水等が建物躯体側に浸入しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁材の取付状態を示す外観図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】外壁材の端部取付部の斜視図である。
【図4】外壁材の斜視図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】入隅部の横断面図である。
【図7】出隅部の横断面図である。
【符号の説明】
1…柱(建物躯体)、2…ジョイナ、3…外壁材、4…化粧カバー、14…室内側の防水シール、20…室外寄り雄型連結部、21…中間上向き凹溝、22…室内寄り雄型連結部、23…室外寄り雌型連結部、24…室内寄り雌型連結部、30…端部シール材、31…室外側シール部、32…室内側シール部、33…中間連結部、42…室外側の防水シール。
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の外壁を形成する外壁材を建物躯体に取付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
横長の外壁材を建物躯体に取付ける構造としては、例えば特開平6−136911号公報に示すように、壁下地に縦長のジョイナを取付け、このジョイナに横長の外壁材の端部を下から上に重ね合せて順次固着し、そのジョイナに化粧カバーを取付けると共に、この化粧カバーと外壁材の室外面との間に湿式のシーリング材を充填してシールするものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の取付構造であれば外壁材の室外面と化粧カバーとの間がシーリング材でシールされると共に、上下に隣接した外壁材の室外寄り対向面間がシーリング材でシールされるから、その外壁材の端部連結部と化粧カバーとの部分から雨水等が強風雨によって壁下地側に浸入することを防止できる。
【0004】
しかしながら、前述の取付構造は施工現場で湿式のシーリング材を充填するので、熟練した作業者が必要であるし、シーリング材の充填に長時間かかり施工効率が悪い。
【0005】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした外壁材の取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、建物躯体に取付けたジョイナ2と、このジョイナ2に取付けた化粧カバー4との間に横長の外壁材3の端部を突出させて上下方向に重ね合せて複数取付け、
前記ジョイナ2に、各外壁材3の室内面とジョイナ2との間をシールする乾式の室内側の防水シール14を取付け、前記化粧カバー4に、この化粧カバー4と各外壁材3の室外面との間をシールする乾式の室外側の防水シール42を取付け、
前記外壁材3は、上部に室外寄り雄型連結部20と中間上向き凹溝21と室内寄り雄型連結部22を有し、下部には室外寄り雌型連結部23と室内寄り雌型連結部24を有する形状で、下の外壁材3の室外寄り雄型連結部20、室内寄り雄型連結部22と上の外壁材3の室外寄り雌型連結部23、室内寄り雌型連結部24が嵌まり合って中間上向き凹溝21部分に長手方向に連続した空洞部51を形成し、
前記各外壁材3の端部に、前記室内側の防水シール14と上下の外壁材3の室内寄り対向面に圧着すると共に、前記室外側の防水シール42と上下の外壁材3の室外寄り対向面に圧着する乾式の端部シール30を取付け、
前記端部シール材30は、室外側シール部31と室内側シール部32と中間連結部33で前記室外寄り雄型連結部20と室内寄り雄型連結部22に跨って嵌め込み装着されるほぼ下向きコ字形状で、その中間連結部33は下向きの外力によって分離する形状であることを特徴とする外壁材の取付構造である。
【0009】
【作 用】
第1の発明によれば、上下の外壁材3の室外面と化粧カバー4の間が防水シール42でシールされると共に、上下の外壁材3の室外寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が防水シール42に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部と化粧カバー4との間が確実にシールされて強風雨によって雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0010】
また、防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめ化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0012】
また、上下の外壁材3の室内面とジョイナ2の間が室内側の防水シール14でシールされると共に、上下の外壁材3の室内寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が室内側の防水シール14に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部とジョイナ2との間が確実にシールされて何らかの事情で化粧カバー4の室内側に入り込んだ雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0013】
また、室内側の防水シール14、室外側の防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめジョイナ2、化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0014】
また、端部シール材30を外壁材3の上部に、外壁材3の運搬、取付時に外れないように簡単に装着できる。下の外壁材3に上の外壁材3を重ね合せることで端部シール材30の中間連結部33が分離して室外側シール部31と室内側シール部32が不連続となり、雨水等が端部シール材30を伝わってジョイナ2まで浸入することがない。
【0015】
また、上下の外壁材3の連結部より浸入した雨水等は空洞部51に沿って外壁材3の端部から流れ落ち、その雨水等が建物躯体側に浸入しない。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1に示すように、建物躯体、例えば柱1の室外面に縦長のジョイナ2が取付けてある。横長の外壁材3は下から上に順次重ね合せて取付けられ、その外壁材3の室内面の端部がジョイナ2に接し、かつ柱1に固着される。前記ジョイナ2に化粧カバー4が取付けてあり、その化粧カバー4は左右の外壁材3の室外面の端部に接している。
【0017】
前記ジョイナ2は図2,図3に示すように、所定の幅を有する長尺な基板10と、この基板10の幅方向中央部に長手方向に連続して一体的に設けた一対の突出片11,11を有し、その一対の突出片11,11の突出端部が係止受部12となっている。基板10の幅方向両端部が固着具13で柱1の室外面1aにそれぞれ固着され、基板10の幅方向両端寄りに乾式の防水シール14が接着剤等で貼着して取付けてある。
【0018】
前記外壁材3は図4に示すように、上部に室外寄り雄型連結部20、中間上向き凹溝21、室内寄り雄型連結部22を有し、下部に室外寄り雌型連結部23、室内寄り雌型連結部24を有している。この実施の形態では外壁材3はアルミ表面板25とアルミ裏面板26で中空形状で、その中空部に発泡ウレタンなどの断熱材27が充填されたアルミ外壁材としてあるが、外壁材3はこのものに限ることはない。
【0019】
前記外壁材3の室外寄り雌型連結部23の底部に乾式の室外寄り横シール材28が長手方向に連続して設けてあり、室内寄り雌型連結部24の底部に乾式の室内寄り横シール材29が長手方向に連続して設けてある。
【0020】
前記外壁材3の上部における長手方向の両端部には乾式の端部シール材30が装着してある。この端部シール材30は室外側シール部31と室内側シール部32と薄板状の中間連結部33でほぼ下向コ字状で、室外寄り雄型連結部20と室内寄り雄型連結部22に跨って嵌め込んで取付けられ、その中間連結部33と中間上向き凹溝21との間に空洞部を形成している。前記中間連結部33にはスリット34が形成されて下向きの外力が作用すると破断して室外側シール部31と室内側シール部32が分離する。なお、中間連結部33を室外側部分と室内側部分に二分割し、テープ等で連結して下向きの外力が作用するとテープが剥離して室外側シール部31と室内側シール部32が分離するようにしても良い。
【0021】
前記化粧カバー4は図2,図3に示すように、押え板40に一対の係止片41を室内側に向けて一体的に設けた形状で、その係止片41を前記一対の突出片11の係止受部12にスナップ式に係合して取付けられる。前記押え板40の室内面の幅方向両端寄りに乾式の防水シール42が長手方向に連続して接着剤等で貼着して設けてある。
【0022】
図5に示すように外壁材3の室内寄り雄型連結部22から固着具、例えばドリルネジ50をジョイナ2の基板10を貫通して柱1にねじ込んで外壁材3を柱1に取付ける。
この取付けた外壁材3の上に次の外壁材3を重ね合せると、外壁材3の下部における中間部分が端部シール材30の中間連結部33を下方に押しつけ、その中間連結部33が破断する。
【0023】
下の外壁材3の室外寄り雄部連結部20、室内寄り雄部連結部22と上の外壁材3の室外寄り雌部連結部23、室内寄り雌部連結部24がそれぞれ嵌まり合って中間上向き凹溝21部分に長手方向に連続した空洞部51が形成される。上下の外壁材3の空洞部51よりも室外側が室外寄り横シール材28でシールされ、室内側が室内寄り横シール材29でシールされる。つまり、上下の外壁材3の横目地部がシールされる。
【0024】
これとともに端部シール材30の室外側シール部31が上下の外壁材3の室外側対向面と防水シール42に圧着し、上下の外壁材3の端部連結部と化粧カバー4の押え板40との間を確実にシールし、強風雨などによって雨水等が柱1側に浸入することがない。
【0025】
また、端部シール材30の室内側シール部32が上下の外壁材3の室内側対向面と防水シール14に圧着し、上下の外壁材3の端部連結部とジョイナ2の基板10との間を確実にシールし、ジョイナ2と外壁材3端面との間に浸入した雨水等がジョイナ2を越えて建物躯体側に浸入することがない。
【0026】
また、強風雨等によって上下の外壁材3の室外側の横目地部から雨水等が浸入することがあるが、この雨水等は空洞部51に沿って長手方向に流れて外壁材3の端面とジョイナ2との間の縦空間に流れ落ち、室内側の横目地部を通って室内側に浸入することがない。
特に、図5に示すように室外側の横目地部(室外寄り横シール材28)よりも室内側の横目地部(室内寄り横シール材29)が上方位置であるから、空洞部51の雨水等が室内側の横目地部を通って室内側に浸入することがない。
【0027】
入隅部に外壁材を取付ける場合には図6に示すように、ジョイナ2の基板10を中間部10aと一側取付部10bと他側取付部10cを有する形状とし、その一側取付部10b、他側取付部10cをコーナーの柱1にそれぞれ取付けると共に、入隅部を形成する2つの外壁材3をそれぞれ取付ける。化粧カバー4の押え板40は鉤形状として入隅部を形成する2つの外壁材3の室外面とそれぞれ対向させる。
【0028】
出隅部に外壁材を取付ける場合には図7に示すように、ジョイナ2の基板10と化粧カバー4の押え板40を鉤形状とすれば良い。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、上下の外壁材3の室外面と化粧カバー4の間が防水シール42でシールされると共に、上下の外壁材3の室外寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が防水シール42に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部と化粧カバー4との間が確実にシールされて強風雨によって雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0030】
また、防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめ化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0032】
また、上下の外壁材3の室内面とジョイナ2の間が室内側の防水シール14でシールされると共に、上下の外壁材3の室内寄り対向面間が端部シール材30でシールされ、その端部シール材30が室内側の防水シール14に圧着していることによって、上下の外壁材3の端部連結部とジョイナ2との間が確実にシールされて何らかの事情で化粧カバー4の室内側に入り込んだ雨水等が建物躯体側に浸入することがない。
【0033】
また、室内側の防水シール14、室外側の防水シール42、端部シール材30は乾式であるから、あらかじめジョイナ2、化粧カバー4、外壁材3の端部にそれぞれ装着し、施工現場ではジョイナ2、外壁材3、化粧カバー4を取付ければ良いので、熟練者でない通常の作業者が外壁材を短時間に容易に取付けでき、施工性が向上する。
【0034】
また、端部シール材30を外壁材3の上部に、外壁材3の運搬、取付時に外れないように簡単に装着できる。下の外壁材3に上の外壁材3を重ね合せることで端部シール材30の中間連結部33が分離して室外側シール部31と室内側シール部32が不連続となり、雨水等が端部シール材30を伝わってジョイナ2まで浸入することがない。
【0035】
また、上下の外壁材3の連結部より浸入し雨水等は空洞部51に沿って外壁材3の端部から流れ落ち、その雨水等が建物躯体側に浸入しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁材の取付状態を示す外観図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】外壁材の端部取付部の斜視図である。
【図4】外壁材の斜視図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】入隅部の横断面図である。
【図7】出隅部の横断面図である。
【符号の説明】
1…柱(建物躯体)、2…ジョイナ、3…外壁材、4…化粧カバー、14…室内側の防水シール、20…室外寄り雄型連結部、21…中間上向き凹溝、22…室内寄り雄型連結部、23…室外寄り雌型連結部、24…室内寄り雌型連結部、30…端部シール材、31…室外側シール部、32…室内側シール部、33…中間連結部、42…室外側の防水シール。
Claims (1)
- 建物躯体に取付けたジョイナ2と、このジョイナ2に取付けた化粧カバー4との間に横長の外壁材3の端部を突出させて上下方向に重ね合せて複数取付け、
前記ジョイナ2に、各外壁材3の室内面とジョイナ2との間をシールする乾式の室内側の防水シール14を取付け、前記化粧カバー4に、この化粧カバー4と各外壁材3の室外面との間をシールする乾式の室外側の防水シール42を取付け、
前記外壁材3は、上部に室外寄り雄型連結部20と中間上向き凹溝21と室内寄り雄型連結部22を有し、下部には室外寄り雌型連結部23と室内寄り雌型連結部24を有する形状で、下の外壁材3の室外寄り雄型連結部20、室内寄り雄型連結部22と上の外壁材3の室外寄り雌型連結部23、室内寄り雌型連結部24が嵌まり合って中間上向き凹溝21部分に長手方向に連続した空洞部51を形成し、
前記各外壁材3の端部に、前記室内側の防水シール14と上下の外壁材3の室内寄り対向面に圧着すると共に、前記室外側の防水シール42と上下の外壁材3の室外寄り対向面に圧着する乾式の端部シール30を取付け、
前記端部シール材30は、室外側シール部31と室内側シール部32と中間連結部33で前記室外寄り雄型連結部20と室内寄り雄型連結部22に跨って嵌め込み装着されるほぼ下向きコ字形状で、その中間連結部33は下向きの外力によって分離する形状であることを特徴とする外壁材の取付構造。
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-
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