JP3573301B2 - 家具転倒防止具 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、家具の天板と天井面との間に配され、地震時などにおける家具の転倒を防止することが可能な家具転倒防止具に関する
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の家具転倒防止具としては、例えば、図8,図9,図10に示すものがある。
この従来の家具転倒防止具aは、家具の天板に当接して押さえる家具押さえ用下部bと、天井面に当接させる天井当接用上部cと、前記家具押さえ用下部bと天井当接用上部cとの間に配され、天井当接用上部cの高さを調整可能で径大な外側パイプdと、この外側パイプd内に上下移動可能に配入された径小且つ軟質な内側パイプeと、外側パイプdに装設され、内側パイプeを外側パイプdに対して上下移動して天井当接用上部cの高さを調整したときに、その先端部を内側パイプeの周壁の適宜位置に強制的に突き破って螺入することによって内側パイプeと外側パイプdとを固定状態とする蝶ネジfと、前記家具押さえ用下部bと内側パイプeの下部との間に配されたネジ式の高さ微調整機構gとが設けられたものである。
また、他の高さ調整可能な構造として、内側パイプに高さ方向に所定のピッチで穴を開設し、高さを調整した後に、外側パイプから内側パイプの対応する位置の穴にピンを差し込んでその高さで固定するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前者の家具転倒防止具aにおいては、家具押さえ用下部bを直接家具の天板に当接するようにしていたので、地震時の衝撃によって、家具の天板が家具押さえ用下部bで突き破られることがあり、家具に損傷を与えるという問題があった。
更に、内側パイプeを外側パイプdに対して上下移動して天井当接用上部cの高さを調整したときに、蝶ネジfの先端部を内側パイプeの周壁の適宜位置に強制的に突き破って螺入することによって内側パイプeと外側パイプdとを固定状態とする構造であるために、複数回の高さ調整によって、内側パイプeの周壁に複数箇所の穴が穿設されることとなり、軟質の内側パイプeが強度的に弱くなるという問題があった。
【0004】
また、内側パイプeを蝶ネジfの先端部で突き破るときに、蝶ネジfをねじ込むための強力な力を必要とし、しかもこの作業を指先で行わなくてはならないために、この作業が行い難いという問題があった。
しかも、内側パイプeを蝶ネジfの先端部で突き破って固定する構造であるために、複数回内側パイプeを蝶ネジfの先端部で突き破って固定すると、このネジがきかなくなり、使用不可能なものとなるという問題があった。
更に、高さを調節した後に、蝶ネジfをねじ込んで固定してしまうので、地震の時の縦揺れにより、外れてしまう場合があるという問題があった。
【0005】
後者の高さ調整可能な家具転倒防止具においては、所定のピッチで穴が開設されていて、所定の間隔で高さを調整できるが、高さの微調整を行うことができないという問題があった。
更に、内側パイプの高さ方向に所定のピッチで複数の穴が開設されているために、内側パイプの強度が弱いという問題があった。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、家具に損傷を与えることがなく、取付けが簡単で、高さ調整が用意にでき、特に高さの微微調整を簡単に行うことができ、家具を頑丈に保持することができて地震時などの振動、特に縦揺れに対して家具の転倒を確実に防止することができる家具転倒防止具を提供することを目的としている。
【0006】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1の家具転倒防止具は、家具の天板上に配置される家具保護用のプレートと、このプレートの上面に当接して押さえる家具押さえ用下部と、天井面に当接させる天井当接用上部と、前記家具押さえ用下部と天井当接用上部との間に配され、上下伸縮可能で任意位置で固定可能な伸縮部とを備え、前記伸縮部は、底面に開口部が形成された外側パイプと、前記開口部を介して外側内部に進退自在に挿通される内側パイプとを有し、外側パイプの下端部にはバネ受けキャップが設けられ、前記内側パイプの外周には、前記バネ受けキャップに当接する巻きバネが巻回され、この巻きバネの上端には内側パイプの径よりも径大な停止リングが配され、前記家具押さえ用下部には、その下面に粘着剤が塗布され、前記粘着剤によって家具押さえ用下部が前記プレートに固着される構造とし、前記家具押さえ用下部と前記内側パイプとの間、前記天井当接用上部と前記外側パイプとの間の少なくともいずれか一方に、振動追従バネが配されていることを特徴とするものである。
請求項2の家具転倒防止具は、前記天井当接用上部の上端には、上端面に複数の環状溝が形成された軟質の滑り止め用キャップが嵌着されていることを特徴とするものである。
請求項3の家具転倒防止具は、前記外側パイプの周壁の対抗する箇所には、係止用スリットと操作用スリットが形成されており、前記停止リングには舌片と突片とが形成され、前記舌片が前記外側パイプの周壁の操作用スリットから外方に突出され、前記突片が外側パイプの係止用スリットに係入され、前記舌片が突片を支点として操作用スリット内を上下に移動自在とされていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
請求項1の家具転倒防止具によれば、家具の天板の上面に家具保護用のプレートを配置し、伸縮部の上下長さを調整してから家具押さえ用下部をプレートの上面に載置し、天井当接用上部を天井面に当接する。家具の天板と家具押さえ用下部との間に配されるプレートによって家具を保護することができて、家具の天板に損傷を与えることがない。また、取付けが簡単で、高さ調整が用意にでき、地震発生時に、家具を頑丈に保持でき、家具の転倒を防ぐことができる。
更に、家具押さえ用下部の下面に塗布された粘着剤によって、この家具押さえ用下部が家具保護用のプレートに固着されるので、位置ずれすることがない。特に、地震発生時の横揺れに対しても、位置ずれすることがなく、家具を頑丈に保持することができる。
また、家具押さえ用下部と内側パイプとの間、前記天井当接用上部と外側パイプとの間の少なくともいずれか一方に配された振動追従バネによって、地震発生時の上下方向の振動に追従してこの振動が吸収されるので、特に縦揺れに対して充分対処することができ、弾性をもって家具を保持することができるとともに、家具から外れることがない。
請求項2の家具転倒防止具によれば、天井当接用上部の上端に嵌着され、上端面に複数の環状溝が形成された軟質の滑り止め用キャップが天井面に当接するので、天井面への接触面積を大きくすることができ、地震発生時に家具転倒防止具が天井面に対して滑って倒れてしまうことがなく、家具を確実に保持することができ、家具の転倒をより一層確実に防ぐことができる。
請求項3の家具転倒防止具によれば、伸縮部の上下長さ即ち高さを調節するには、高さを高くするときは、内側パイプに対して外側パイプを上方向に引き延ばすようにすると、外側パイプに係止された停止リングが内側パイプの外周面を摺動して上側に移動し、内側パイプに対して外側パイプが上方向に移動して高さを高くすることができる。一方、高さを低くするときには、停止リングの舌片を指で巻きバネの付勢力に抗して操作用スリット内で下側へ押し下げて、この停止リングに対して内側パイプをフリーな状態とし、この状態で、外側パイプを内側パイプに対して下方向に移動してその高さを低くし、この高さ調整が済んだ後に、停止リングの舌片から指を離すと、この停止リングが巻きバネの付勢力によって、その突片を支点として停止リングの舌片側が上向きに移動し、停止リングのリング穴の内端面が内側パイプの外周面に強固に接して、停止リングが内側パイプに固定されるので、外側パイプも内側パイプに対して高さ調整位置で強固に固定される。
【0014】
【実施例】
以下、本発明に係る家具転倒防止具の実施例について、図面を参照しつつ説明する。
図1は実施例の家具転倒防止具1の高さ位置を調整して固定した状態の外観を示し、図2は高さ位置調整前の状態の外観を示し、図3は高さ位置を固定した状態の内部構造を示し、図4は高さ位置調整可能な状態の内部構造を示し、図5は高さ位置調整のための停止リングの外観を示し、図6は2つの家具転倒防止具1によって家具Kを固定した状態を示し、図7は天井面Tと家具Kと家具転倒防止具1の位置関係を示している。
【0015】
図1,図2に示すように、本実施例の家具転倒防止具1は、家具Kの天板KT(図6,図7参照)上に配置される家具保護用のプレート2と、このプレート2の上面に当接して押さえる家具押さえ用下部3と、天井面Tに当接させる天井当接用上部4と、家具押さえ用下部3と天井当接用上部4との間に配され、上下伸縮可能で任意位置で固定可能な伸縮部5とを備えている。
プレート2は、図1,図2に示すように、家具Kの天板KTの角部上面に当接させる平面視略四辺形の平板部2aと、この平板部2aの近接する2辺から下向きに屈曲され、家具Kの背板と側板の外面に当接させる垂下短片2b,2cとで形成され、家具Kの角端部に位置される角部は所定寸法切り落とされた形状とされ、この角部の対角線状の他方の角部は円弧形状に形成されている。
【0016】
このプレート2は、鉄、ステンレス、硬質の合成樹脂、固い木材などの材質のものが好適に用いられる。
この発明においては、プレート2を備える家具転倒防止具は全て好適に使用できる。
図示する実施例の家具転倒防止具1においては、家具押さえ用下部3の下端部は、肉厚且つ径大に形成され、天井当接用上部4の上端部も、肉厚且つ径大に形成されているが、この発明はこれに限定されない。
【0017】
家具押さえ用下部3には、その下面に粘着剤6が塗布され、この粘着剤6によって家具押さえ用下部3がプレート2に固着される構造となっている。
この粘着剤6には、不使用時に、剥離紙(図示略)が貼着されており、使用時にこの剥離紙を剥がしてプレート2に貼着するようになっている。
この発明においては、粘着剤6を塗布したものに限定されず、場合によっては、粘着剤6を塗布せず、プレート2の上面に家具押さえ用下部3を直接載置したものも、勿論含まれる。
【0018】
天井当接用上部4の上端には、上端面7aに複数の環状溝7bが形成された軟質の滑り止め用キャップ7が嵌着されているが、この発明はこれに限定されず、例えば、滑り止め用キャップ7を用いることなく、天井当接用上部4の上面を直接天井面Tに当接するようにしてもよい。
伸縮部5は、底面に開口部が形成された外側パイプ5Aと、開口部を介して外側内部に進退自在に挿通される内側パイプ5Bとを有し、外側パイプ5Aの下端部には厚筒状のバネ受けキャップ5Cが嵌め込まれており、且つ周壁5aの対向する箇所には、係止用スリット5bと操作用スリット5cが形成されている。
【0019】
内側パイプ5Bの外周には、バネ受けキャップ5Cに当接する巻きバネ5Dが巻回され、この巻きバネ5Dの上端には内側パイプ5Bの径よりも径大な停止リング5Eが配され、この停止リング5Eには舌片5dと突片5eとが形成され(図5参照)、舌片5dが外側パイプ5Aの周壁5aの操作用スリット5cから外方に突出され、突片5eが外側パイプ5Aの係止用スリット5bに係入され、舌片5dが突片5eを支点として操作用スリット5c内を上下に移動自在となっている。
この発明においては、伸縮部5の構造は、上記したものに限定されず、例えば、ネジ式の構造としてよい。
【0020】
また、天井当接用上部4と外側パイプ5Aとの間に、振動追従バネ5Fが配されている。
この振動追従バネ5Fは、天井当接用上部4の中央部に形成された上下貫通孔5fの外側近傍箇所に、下面から上部に向けて形成された深環状凹部5g内に配設され、その下端部が、外側パイプ5Aの上端部の内面に嵌着され、深環状凹部5g内に上下移動可能に嵌入された補強筒体5hの上端部に当接されている。
この発明においては、振動追従バネ5Fを配したものに限定されず、例えば、他の弾性体を用いてもよく、また、振動追従バネ5Fが使用されていないものでもよい。
【0021】
補強筒体5hの下端部は、天井当接用上部4の下端部外周に形成された環状係止爪4aに係止されて抜け止めされている。
また、内側パイプ5Bの下部は、家具押さえ用下部4の上部に形成された深凹部4aに嵌入固定されている。
この発明においては、上記構造に限定されず、例えば、天井当接用上部4と外側パイプ5Aとが一体に構成され、家具押さえ用下部3と内側パイプ5Bとが一体に構成されて、伸縮部5を構成する外側パイプ5Aと内側パイプ5Bとが互いに上下移動可能に嵌設されているとともに、任意位置で固定可能な構成としてもよい。
【0022】
次に、この発明の一実施例としての上記家具転倒防止具1による家具Kを固定するときの操作(作用)について、図1,図2,図6,図7を参照しつつ説明する。
先ず、プレート2を家具Kの背側の2箇所の角部に配置し、高さを高く調整する場合は、内側パイプ5Bに対して外側パイプ5Aを上方向に引き延ばすようにすると、外側パイプ5Aに係止された停止リング5Eが内側パイプ5Bの外周面を摺動して上側に移動し、内側パイプ5Bに対して外側パイプ5Aが上方向に移動して高さを高くすることができる。
【0023】
一方、高さを低く調整する場合は、家具転倒防止具1の停止リング5Eの舌片5dを下向きに指で押して、この停止リング5Eと内側パイプ5Bの固定状態を解除し、天井面Tからプレート2までの間隔に合わして内側パイプ5Bに対して外側パイプ5Aを下方向に移動してその高さを調節し、調節後に、停止リング5Eの舌片5dから指を離して、巻きバネ5Dの付勢力によって、停止リング5Eの舌片5d側を上向きに復帰させて、内側パイプ5Bと外側パイプ5Aとを停止リング5Eを介して固定状態とする。
【0024】
次に、剥離紙を剥がしてから、天井当接用上部4を振動追従バネ5Fの付勢力に抗して下側に若干押し下げて、天井面Tとプレート2の間に、この家具転倒防止具1を配設し、家具押さえ用下部3の下端部の,粘着剤6を家具Kの天板KTの角部に配設されているプレート2の上面に貼着させて家具転倒防止具1を位置決めし、天井当接用上部4の押し下げを解除して、この天井当接用上部4の上端の滑り止め用キャップ7の上面を天井面Tに当接させて家具Kを固定する。
【0025】
図7に示すように、天井板TIは、通常、天井裏に配設され、一部が吊りボルトTBで支持された複数本の桟木Sに取付けられ、壁部Cに当接する部分にも桟木S1が配設されており、この桟木S1の下方には、天井面Tに回り縁Mが取付けられている。
そこで、家具転倒防止具1の配置位置は、この桟木S1と回り縁Mとが取付けられている箇所が望ましく、この位置に配置することによって、天井面Tの構造的に頑強な箇所に家具転倒防止具1の天井当接用上部4に嵌着された滑り止め用キャップ7が当接するので、家具Kを頑丈に固定保持することができる。
【0026】
尚、本発明の家具転倒防止具は、上記実施例の家具転倒防止具1に限らず、例えば、伸縮部がネジ式に構成されているものにも適用できるものである。
したがつて、操作(作用)も上記実施例における作用に限らず、例えば、伸縮部がネジ式に構成されているものであれば、伸縮部の一部を手で回転させることによつて、高さ位置調製を行なうようにすればよい。
また、上記実施例では、振動追従バネ5Eを、天井当接用上部4と内側パイプ5Bとの間に配した構造のものについて説明したが、これに限らず、振動追従バネ5Eを、家具押さえ用下部3と外側パイプ5Aとの間に配設してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の家具転倒防止具は、家具の天板上に配置される家具保護用のプレートと、このプレートの上面に当接して押さえる家具押さえ用下部と、天井面に当接させる天井当接用上部と、前記家具押さえ用下部と天井当接用上部との間に配され、上下伸縮可能で任意位置で固定可能な伸縮部とを備え、前記伸縮部は、底面に開口部が形成された外側パイプと、前記開口部を介して外側内部に進退自在に挿通される内側パイプとを有し、外側パイプの下端部にはバネ受けキャップが設けられ、前記内側パイプの外周には、前記バネ受けキャップに当接する巻きバネが巻回され、この巻きバネの上端には内側パイプの径よりも径大な停止リングが配され、前記家具押さえ用下部には、その下面に粘着剤が塗布され、前記粘着剤によって家具押さえ用下部が前記プレートに固着される構造とし、前記家具押さえ用下部と前記内側パイプとの間、前記天井当接用上部と前記外側パイプとの間の少なくともいずれか一方に、振動追従バネが配されていることを特徴とするものであるであるから、以下に述べる効果を奏する。
【0028】
即ち、家具の天板と前記家具押さえ用下部との間に家具保護用のプレートを配しているから、プレートによって家具を保護することができて、家具の天板に損傷を与えることがない。更に、家具押さえ用下部を家具の天板上に配置したプレートの上に載置し、伸縮部の上下長さを調整し天井当接用上部を天井面に当接してから、その長さ位置で固定するので、取付けが簡単で、高さ調整が用意にでき、地震発生時に、家具を頑丈に保持でき、家具の転倒を防ぐことができる。
また、家具押さえ用下部に、その下面に、粘着剤が布され、前記粘着剤によって家具押さえ用下部が前記プレートに固着される構造としたから、粘着剤によって、家具押さえ用下部が家具保護用のプレートに固着されるので、位置ずれすることがなく、地震発生時の横揺れに充分対処することができる。
更に、家具押さえ用下部と内側パイプとの間、前記天井当接用上部と外側パイプとの間の少なくともいずれか一方に、振動追従バネが配されているから、振動追従バネによって、地震発生時の上下方向の振動に追従してこの振動が吸収されるので、特に縦揺れに対して充分対処することができ、弾性をもって家具を保持することができるとともに、家具転倒防止具が家具から外れることがなく、家具をより一層頑丈に固定保持することができる。
【0029】
請求項2の家具転倒防止具は、天井当接用上部の上端には、上端面に複数の環状溝が形成された軟質の滑り止め用キャップが嵌着されているから、複数の環状溝が形成された軟質の滑り止め用キャップが天井面に当接して天井面への接触面積を大きくすることができ、地震発生時に家具転倒防止具が天井面に対して滑って倒れてしまうことがなく、家具を確実に保持することができ、家具の転倒をより一層防ぐことができる。
【0030】
請求項3の家具転倒防止具は、伸縮部の上下長さ即ち高さを調節するときに、高さを高くするときは、内側パイプに対して外側パイプを上方向に引き延ばすようにすると、外側パイプに係止された停止リングが内側パイプの外周面を摺動して上側に移動し、内側パイプに対して外側パイプが上方向に移動して高さを高くすることができ、高さを低くするときには、停止リングの舌片を指で下側へ押し下げて、この停止リングに対して内側パイプをフリーな状態とし、この状態で、外側パイプを内側パイプに対して上下移動してその高さを調整し、高さ調整後に、停止リングの舌片から指を離し、停止リングが巻きバネの付勢力で突片を支点として停止リングの舌片側が上向きに移動し、停止リングのリング穴の内端面が内側パイプの外周面に強固に接して、停止リングが内側パイプに固定され、外側パイプも内側パイプに対して高さ調整位置で強固に固定されるので、高さを高く調整するときには、内側パイプに対して外側パイプを上方向に引延し、高さを低くするときには、指で停止リングの舌片を操作して内側パイプに対して外側パイプを下方向へ押しさげるだけで、高さ調整と固定とを行え、操作を簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家具転倒防止具の実施例の家具転倒防止具の高さ位置調整後の外観を示す斜視図である。
【図2】実施例の家具転倒防止具の高さ位置調整前の外観を示す斜視図である。
【図3】実施例の家具転倒防止具のプレートを除く高さ位置調整前の内部構造を示す一部破断した正面図である。
【図4】実施例の家具転倒防止具のプレートを除く高さ位置調整可能な状態の内部構造を示す一部破断した正面図である。
【図5】高さ位置調整のための停止リングの外観を示す斜視図である。
【図6】2つの家具転倒防止具によって家具Kを固定した状態を示す斜視図である。
【図7】天井面と家具と家具転倒防止具の位置関係を示す縦断面図である。
【図8】従来の家具転倒防止具の斜視図である。
【図9】従来の家具転倒防止具の高さ位置調整前の一部破断した正面図である。
【図10】従来の家具転倒防止具の高さ位置調整後の一部破断した正面図である。
【符号の説明】
K 家具
KT 天板
T 天井面
1 家具転倒防止具
2 プレート
3 家具押さえ用下部
4 天井当接用上部
5 伸縮部
5A 外側パイプ
5B 内側パイプ
5C バネ受けキャップ
5D 巻きバネ
5E 停止リング
5F 振動追従バネ
5b 係止用スリット
5c 操作用スリット
5d 舌片
5e 突片
Claims (3)
- 家具の天板上に配置される家具保護用のプレートと、このプレートの上面に当接して押さえる家具押さえ用下部と、天井面に当接させる天井当接用上部と、前記家具押さえ用下部と天井当接用上部との間に配され、上下伸縮可能で任意位置で固定可能な伸縮部とを備え、前記伸縮部は、底面に開口部が形成された外側パイプと、前記開口部を介して外側内部に進退自在に挿通される内側パイプとを有し、外側パイプの下端部にはバネ受けキャップが設けられ、前記内側パイプの外周には、前記バネ受けキャップに当接する巻きバネが巻回され、この巻きバネの上端には内側パイプの径よりも径大な停止リングが配され、前記家具押さえ用下部には、その下面に粘着剤が塗布され、前記粘着剤によって家具押さえ用下部が前記プレートに固着される構造とし、前記家具押さえ用下部と前記内側パイプとの間、前記天井当接用上部と前記外側パイプとの間の少なくともいずれか一方に、振動追従バネが配されていることを特徴とする家具転倒防止具。
- 前記天井当接用上部の上端には、上端面に複数の環状溝が形成された軟質の滑り止め用キャップが嵌着されていることを特徴とする請求項1記載の家具転倒防止具。
- 前記外側パイプの周壁の対向する箇所には、係止用スリットと操作用スリットが形成されており、前記停止リングには舌片と突片とが形成され、前記舌片が前記外側パイプの周壁の操作用スリットから外方に突出され、前記突片が外側パイプの係止用スリットに係入され、前記舌片が突片を支点として操作用スリット内を上下に移動自在とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の家具転倒防止具。
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