JP3600687B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、色剤粒子を絶縁性液体中に分散させてなるインクに静電気力を作用させ、インク滴を記録媒体に向けて飛翔させて画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パーソナルプリンタ分野ではインクジェット記録方式を用いたインクジェットプリンタが広く普及している。しかし、従来のインクジェットプリンタでは、染料性インクを用いていることから、画像の保存性および耐光性が悪い、等の問題があった。
【0003】
これに対し、既に、色剤として顔料粒子の使用を可能とし、染料性インクの上記問題点を解決した画像形成装置がWO93/11866号公報に開示されている。この装置は、導電性のインク供給チューブを具備し、このインク供給チューブに所定の電圧が印加され、インク供給チューブとこの先端に対向する対向電極との間に所定の電界が形成される。そして、インク供給チューブの電位と同極性に帯電した顔料粒子(以下、帯電トナーと称する)を含むインクがインク供給チューブ内を通ってインク供給チューブの先端に向けて供給される。尚、画像が形成される記録媒体は、インク供給チューブの先端と対向電極との間に介在されている。
【0004】
インク内の帯電トナーは、インク供給チューブの先端と対向電極との間に形成された電界の影響により、インク供給チューブの先端近傍の吐出ポイントで、対向電極から静電吸引力を受け、インク供給チューブの先端近傍に半円球状のインクメニスカスが形成される。しかし、インクの溶媒の表面張力により帯電トナーはインクメニスカスから飛翔することができず、インクメニスカスの先端に留まる。この様にして、多くの帯電トナーがインクメニスカスの先端に集まり、トナー凝集物となる。
【0005】
インク供給チューブに印加する電圧を更に上げると、インク供給チューブの先端から対向電極に向う電界が強められ、インクの溶媒の表面張力よりもトナー凝集物に作用する静電吸引力が勝り、インクメニスカスからトナー凝集物が分離して記録媒体に向けて飛翔される。そして、インクメニスカスから飛翔されたトナー凝集物が記録媒体上に所定の画像を形成する。
【0006】
上述の飛翔原理に基づく画像形成装置では、従来のインクジェット記録のような飛翔小滴サイズを決定するノズルがないため、顔料粒子を用いることができる。このため、従来のインクジェットプリンタの問題点であった、画像の保存性、耐光性等の問題が解決される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の帯電トナーを含むインクを使用する画像形成装置も以下のような問題点がある。
つまり、従来の画像形成装置によりインク滴を飛翔させる場合、インク供給チューブに所定の電圧を印加すると、インク供給チューブの先端から対向電極に向う電界が形成されるとともにインク供給チューブ内でインクの供給方向と逆方向に不所望な電界を生じる。このように、インク供給チューブ内でインクの供給方向と逆方向の電界を生じると、インク内の帯電トナーにインクの供給方向と逆向きの静電気力が作用し、インク内の帯電トナーがインク供給チューブの先端に向けてスムーズに流れなくなる。これにより、インク供給チューブの先端への帯電トナーの濃縮効率が低下され、飛翔に必要な量の帯電トナーをインクメニスカスの先端に凝集するのに多くの時間を必要とし、高い吐出周波数を達成することができなくなる。また、このような状況で吐出周波数を高くすると、飛翔されるインク滴のトナー濃度が低下し、画像濃度が低下する問題がある。
【0008】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、トナーを効率良く濃縮でき、高い吐出周波数を得ることができ、高濃度画像を形成できる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明に係る画像形成装置は、記録媒体と所定距離離間して対向する第1の大きさの径の開口を有し、絶縁性の部材により形成されたインク供給路と、上記開口の周りに設けられ、第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する電極と、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを、上記インク供給路を介して上記開口へ供給する供給手段と、上記電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記開口の中央付近へ凝集させる凝集手段と、上記電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0010】
上記画像形成装置によると、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクが、絶縁性の部材により形成されたインク供給路を介して記録媒体に対向した開口に供給される。そして、この開口の周りに設けられた電極にバイアス電圧が印加され、開口の中央付近に色剤粒子が凝集される。この際、インク供給路を絶縁性の部材により形成し電極の開口部をインク供給路の開口より大きく設定していることから、電極の周りに形成される電界がインク供給路に作用することが抑制される。
【0011】
従って、インク供給路内を開口に向けて流れるインク内の色剤粒子に供給方向と逆向きの静電気力が作用することがなく、色剤粒子を開口近くに効率良く濃縮できる。これにより、高い吐出周波数を達成でき、にじみのない高濃度画像を形成できる。
【0012】
また、この発明の画像形成装置は、絶縁性の基材と、上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記基材を貫通して略鉛直下方に延びた複数のインク供給路と、上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の電極と、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを、上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、上記供給手段にて供給され上記各開口から溢れた余剰インクを回収する回収手段と、上記各電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、画像信号に応じて選択された電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0013】
また、この発明の画像形成装置は、絶縁性の基材と、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記インク収容室へ連通し略鉛直方向に延びた複数のインク供給路と、上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の電極と、上記基材の上記一面と上記インク収容室との間に設けられ上記各インク供給路に対応した複数の孔を有し、接地された金属シートと、上記インク収容室内のインクを上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、上記各電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、画像信号に応じて選択された電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0014】
上記画像形成装置によると、基材の一面とインク収容室との間に接地された金属シートが配設されている。この金属シートは、基材の一面に設けられた電極に所定の電圧を印加した際に、インク供給路およびインク収容室に向う不所望な電界がインク内の色剤粒子に作用することを抑制する。従って、インク内の色剤粒子にインクの供給方向と逆方向の静電気力が作用することが抑制され、色剤粒子を効率良く濃縮できる。
【0015】
また、この発明の画像形成装置は、絶縁性の基材と、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記インク収容室へ連通し略鉛直方向に延びた複数のインク供給路と、上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の電極と、上記基材の上記一面と上記インク収容室との間に配設され、上記各インク供給路に対応した複数の孔を有し、接地された金属シートと、上記インク収容室の内壁に設けられ、接地された金属膜と、上記インク収容部内のインクを上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、上記各電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、画像信号に応じて選択された電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0016】
上記画像形成装置によると、基材の一面とインク供給室との間に金属シートが設けられているとともに、インク収容室の内壁に接地された金属膜が設けられている。インク収容室の内壁に接地した金属膜を設けることにより、インク供給室内の電位を均一に保持できる。
【0017】
例えば、インク収容室の内壁に色剤粒子が付着して色剤粒子が局所的に偏在すると、インク収容室内で局所的に不所望な電界が発生し、インク収容室内に不均一な電位のむらを生じ、各インク供給路に色剤粒子を均一に供給できなくなる。このため、インク収容室の内壁に接地した金属膜を設け、インク収容室内の電位を均一にしている。これにより、色剤粒子の供給むらを防止でき、色剤粒子を効率良く凝集できる。
【0018】
また、この発明の画像形成装置は、絶縁性の基材と、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記インク収容室へ連通し略鉛直方向に延びた複数のインク供給路と、上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の第1電極と、上記インク収容室の底面上に上記インク供給路に対応して設けられた複数の第2電極と、上記インク収容室内のインクを上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、上記各第1および第2電極にバイアス電圧を印加して、上記各第2電極から上記インク供給路を介して上記記録媒体に向う電界を形成するとともに、上記各第1電極から上記記録媒体に向う電界を形成し、上記インク収容室に収容されたインク内の色剤粒子を上記各インク供給路へ向わせるとともに、上記各インク供給路を介して供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、画像信号に応じて選択された上記第1および第2電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0019】
上記画像形成装置によると、インク収容室の底面にインク供給路に対応した複数の第2電極が設けられている。これらの第2電極には、基材の一面に設けられた第1電極と同じ電圧が印加される。このように、インク供給路の下方に設けられた第2電極に所定の電圧を印加することにより、各第2電極からインク供給路を介して記録媒体に向う電界が形成され、この電界によりインク内の色剤粒子が開口に向けて移動される。従って、インク供給路の開口に色剤粒子を効率良く濃縮できる。
【0020】
また、この発明の画像形成装置は、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、記録媒体と所定距離離間して対向する第1の大きさの径の開口を有し、上記開口から上記インク収容室まで延びたインク供給路と、上記開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する第1電極と、上記インク収容室内に上記インク供給路に対応して設けられた第2電極と、上記開口と上記インク収容室との間に配設され、上記インク供給路に対応した孔を有し、接地された金属シートと、上記インク収容室の内壁に設けられ、接地された金属膜と、上記インク収容部内のインクを上記インク供給路を介して上記開口へ供給する供給手段と、上記第1および第2電極にバイアス電圧を印加して、上記第2電極から上記インク供給路を介して上記記録媒体に向う電界を形成するとともに、上記第1電極から上記記録媒体に向う電界を形成し、上記インク収容室に収容されたインク内の色剤粒子を上記インク供給路へ向わせるとともに、上記インク供給路を介して供給されたインク内の色剤粒子を上記開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、上記第1および第2電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0021】
更に、この発明の画像形成装置は、絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、記録媒体と所定距離離間して対向する第1の大きさの径の開口を有し、上記開口から上記インク収容室まで延びたインク供給路と、上記開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する第1電極と、上記インク収容室内に上記インク供給路に対応して設けられた第2電極と、上記開口と上記インク収容室との間に配設され、上記インク供給路に対応した孔を有し、接地された金属シートと、上記インク収容室の内壁に設けられ、接地された金属膜と、上記インク収容部内のインクを上記インク供給路を介して上記開口へ供給する供給手段と、上記供給手段にて供給され上記開口から溢れた余剰インクを回収する回収手段と、上記第1および第2電極にバイアス電圧を印加して、上記第2電極から上記インク供給路を介して上記記録媒体に向う電界を形成するとともに、上記第1電極から上記記録媒体に向う電界を形成し、上記インク収容室に収容されたインク内の色剤粒子を上記インク供給路へ向わせるとともに、上記インク供給路を介して供給されたインク内の色剤粒子を上記開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、上記第1および第2電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、を備えている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。本発明の画像形成装置としてのインクジェットプリンタは、記録媒体に対向した記録ヘッドを有している。図1(a)はこの発明の第1の実施の形態に係る記録ヘッド1の平面図、図1(b)は記録ヘッド1の横断面図、図1(c)は記録ヘッド1の縦断面図をそれぞれ示している。
【0023】
記録ヘッド1は、略水平に搬送される図示しない記録媒体の下方に設けられた略直方体形の絶縁性材料から成る基材2を有している。基材2は、その上面2a(一面)が記録媒体の下方に所定距離離間して記録媒体と略平行になるように配設されている。また、基材2との間で記録媒体を挟む位置(基材2の上方)には、接地された対向電極20(図3参照)が基材2の上面2aと略平行に配設されている。
【0024】
基材2の内部には、インク収容室を形成した矩形のキャビティー4が形成されている。キャビティー4と記録媒体との間に位置した基材2の上壁6には、鉛直方向に延びた複数のインク供給路8が記録媒体の搬送方向を横切る方向に所定のっピッチで並んで設けられている。
【0025】
各インク供給路8はその長さ方向に均一な円形断面を有し、基材2の上壁6を貫通し、その上端は、記録媒体に対向した基材2の上面2aにて開放した円形の開口8aを形成し、その下端は、キャビティー4に連通されている。尚、本実施の形態においては、各インク供給路8の内径を500μmに設定し、各インク供給路8の高さ(上壁6の厚さ)を1000μmに設定した。
【0026】
基材2の一方の側壁2bには、後述するインクを収容した図示しないインクタンクに接続されたインク供給パイプ3が貫通して設けられている。
基材2の上面2a上には、各インク供給路8に対応して各インク供給路8の円形の開口8aと同軸に設けられた複数の円環状の記録電極10が配設されている。各記録電極10の中央に形成された開口部10aの内径は、記録電極10が開口8aに露出することのないように、インク供給路8の開口径以上の大きさに設定されている。各インク供給路8(開口8a)および各記録電極10の形状は円形に限らず、正多角形或いは他の形としても良い。尚、本実施の形態においては、各記録電極10の形状を、開口部10aの内径700μm、外形1000μm、厚さ35μmの円環状に設定した。
【0027】
各記録電極10には、図示しないICを介して記録電源11(記録手段)が接続されている。記録電源11は、全ての記録電極10にバイアス電圧Vbを印加するバイアス電源13(凝集手段)と、画像信号に応じて選択された記録電極10にバイアス電圧Vbより高い吐出電圧Vcを所定のパルス幅で選択的に印加する吐出電源14(飛翔手段)と、を備えている。しかして、記録電極10に所定の電圧を印加すると、対向電極20との間に所定の電界が形成されるようになっている。
【0028】
また、基材2の上面2a上であって各記録電極10の間には、各記録電極10間でのインクの架橋を防止するためのセパレーター12がそれぞれ設けられている。各セパレーター12は、各記録電極10より記録媒体方向に突出した上面12aを有し、基材2と一体に設けられている。
【0029】
これらのセパレーター12は、インク供給路8を介して供給されて開口8aから溢れたインクを回収するインク回収路15を形成している。つまり、基材2の上面2aは、隣接したセパレーター12の間で基材2の外壁(図示せず)に向けて下方に傾斜された傾斜面16に連結され、この傾斜面16と傾斜面16の両側のセパレーター12とによりインク回収路15を形成している。インク回収路15および基材2の外壁を介して回収されたインク(余剰インク)は、図示しないインク回収機構により図示しないインクタンクへ回収されるようになっている。インクタンクへ回収されたインクは、ここで濃度調整されて再使用に供される。
【0030】
ここで、上記インクの成分について説明する。つまり、インクは、帯電された色剤粒子としてのトナーを絶縁性液体としてのキャリア液内に分散させて構成されている。キャリア液は、例えばイソパラフィン系溶媒(例えば、100ボルトの電圧を印加した場合の直流電気抵抗が1012〜1013オーム・センチ以上であるアイソパーG、H、L(商品名))からなる分散媒であり、トナーは、例えば0.01〜5μm程度の粒子径を有し、所定の電位(ここでは正電位)に帯電され、少なくとも着色成分を有する樹脂粒子である。このインクは、基本的には電子写真等で用いられている液体現像剤と同じであるが、液体現像剤より電気抵抗の高いものが要求されている。
【0031】
上記インクは、後述する方法により、記録電極10の開口部10aの中央から記録媒体に向けて飛翔される。インクは、飛翔される直前にトナー濃度が高められ(濃縮され)、十分に濃縮されたインクが記録媒体に向けて飛翔され、十分な濃度を有する画像が記録媒体上に形成される。この場合、インクを効率良く且つ高速に所定の吐出位置(開口部10aの中央付近)に濃縮することが望まれている。
【0032】
図2は、記録電源11により記録電極10に印加する記録電圧の波形を示している。インク滴を飛翔しない非記録時には全ての記録電極10に所定のバイアス電圧Vbが印加され、図示しないICに画像信号が入力されると、画像信号に応じて選択された記録電極10に対して所定のパルス幅Wcを有する吐出電圧Vcが印加されるようになっている。尚、本実施の形態においては、バイアス電圧Vbを1.0kV、吐出電圧Vcを1.2kV、吐出電圧Vcのパルス幅Wcを30μsに設定した。
【0033】
次に、上記のように構成された記録ヘッド1における記録動作について説明する。図3(a)乃至図3(c)は、記録電極10に図2に示す記録電圧を印加した際のインク内におけるキャリア液およびトナーの挙動を示している。
【0034】
まず、上述したインクが図示しないインクタンクからインク供給パイプ3を介してキャビティー4内に所定の圧力で供給される。キャビティー4内に供給されたインク21は、キャビティー4内を満たした後、基材2の上壁6に形成された複数のインク供給路8を通して基材2の上面2aに形成された各開口8aに向けて所定の圧力で上昇される。各開口8aにインク21が供給されると、各開口8a近くに略半球形の所定形状のインクメニスカス24が形成される(図3a参照)。インクメニスカス24の形状は、インク21の供給圧力、インク供給路8の数、各開口8aの開口面積、インク21の表面張力、インク21の基材2に対する濡れ性等により決定される。ここでは、インクメニスカス24の形状は、インクの供給圧力を調整することにより所定の形状に調整されている。
【0035】
そして、各開口8aに供給されてインクメニスカス24から溢れた余剰インクは、各開口8aに対応してセパレーター12の間に形成されたインク回収路15を介して流れ、基材2の外壁を介して図示しないインク回収機構によりインクタンクへ回収される。このように、各開口8aにインクを供給してインクメニスカス24を形成した状態(記録電極10に電圧を印加していない状態)では、トナー22はインク21内で一様に分散されている。
【0036】
この状態で、全ての記録電極10にバイアス電源13により所定のバイアス電圧Vbを印加すると、図3(b)に示すように、各記録電極10から対向電極20に向う電界が形成されるとともに各記録電極10の全周から開口部10aの中央に向う電界が形成され、各記録電極10の開口部10中央に電位の井戸が形成される。ここでいう電位の井戸とは、周囲の電位より電位の低い部分を指し、正極に帯電したトナー22はこの電位の井戸内に閉じ込められる。
【0037】
つまり、各インク供給路8を介して上昇されたインク21内のトナー22は、記録電極10の開口部10aを通過する際に、開口部中央に向う電界により開口部10aの中央に向けて泳動されながら、インク21の流れおよび対向電極20に向う電界の影響によりインクメニスカス24の先端に向けて泳動される。これにより、記録電極10の開口部10a内にトナーが閉じ込められ、インクメニスカス24の先端近くにトナー22が集められ、インクメニスカス24の先端近くにトナー凝集物25が形成される。
【0038】
この際、各記録電極10の下方に向う不所望な電界も形成されるが、この電界は、インク供給路8を流れるインク21およびキャビティー4内のインク21に影響を及ぼすことは殆どない。つまり、基材2が絶縁性の材料により形成されているとともに、各記録電極10の開口部10aの径がインク供給路8の開口8aの径より大きく設定されており記録電極10が開口8aに露出する部分がないため、各記録電極10からインク供給路8およびキャビティー4に向う電界成分は殆どない。従って、インク21の供給方向と逆方向の電界がインク供給路8内に形成されることがなく、インク供給路8内を上昇するトナー22に逆向きの静電気力が作用することがない。このため、インク21内のトナー22をインクメニスカス24の先端へ迅速に泳動させることができ、インク21内のトナー22をインクメニスカス24の先端近くに効率良く濃縮できる。
【0039】
インクメニスカス24の先端にトナー22が集められるとトナー凝集物25に作用する静電気力が徐々に強められ、トナー凝集物25が対向電極20方向に引っ張られてインクメニスカス24が対向電極20方向に膨らむ。この際、各記録電極10に印加するバイアス電圧Vbは、トナー凝集物25に作用する静電気力がインクメニスカス24の表面張力を打ち破ることのない大きさに設定されており、バイアス電圧Vbを印加したことによりトナー凝集物25が記録媒体に向けて飛翔されることはない。
【0040】
ところで、上記のようにトナー22が分離されたキャリア液23は絶縁性であることから、記録電極10の周りに形成される上述した電界の影響を受けることはない。このため、キャリア液23は、インク21の流れに沿ってインクメニスカス24の下端側からインク回収路15を介して回収される。つまり、各記録電極10にバイアス電圧Vbを印加することにより、インクメニスカス24の先端へトナー22を凝集し、トナー22とキャリア液23とを分離し、分離したキャリア液23を回収している。これにより、インクメニスカス24の先端近くにトナー22が濃縮される。
【0041】
上記のように、全ての記録電極10にバイアス電圧Vbを印加して各インクメニスカス24の先端近くにトナー22を濃縮した状態で、図示しないICに画像信号が入力されると、画像信号に応じて選択された記録電極10に対して、バイアス電圧Vbより高い所定のパルス幅Wcを有する吐出電圧Vcが選択的に印加される。画像信号に応じて選択された記録電極10に吐出電圧Vcが印加されると、図3(c)に示すように、記録電極10から対向電極20に向うより強い電界が形成され、インクメニスカス24の先端近くに凝集されたトナー凝集物25に対してより強い静電気力が作用される。この静電気力がインクメニスカス24の表面張力を上回ると、トナー凝集物25がインクメニスカス24から分離され、トナー22が濃縮されたインク滴26として記録媒体に向けて飛翔される。
【0042】
この場合、記録媒体に向う電界は主に帯電したトナー凝集物25に作用するため、飛翔されるインク滴26は殆どがトナー22により構成されトナー22を濡らす程度にキャリア液23が存在している。従って、記録媒体に付着されたインク滴26は殆ど流動性を有しておらず、滲みのない良質な画像を形成できる。
【0043】
吐出電圧Vcが印加されてインク滴26が飛翔されると、その直後に記録電極10の電位がバイアス状態に戻され、インク滴26の飛翔によりインクメニスカス24に不足したトナー22がインクメニスカス24に迅速に補充される。つまり、全ての記録電極10は、インク滴26を飛翔した直後に図3(b)に示すバイアス状態に戻される。
【0044】
以上のように、本実施の形態に係る記録ヘッド1によると、絶縁性の基材2上にインク供給路8の開口8aの径より大きい内径の開口部10aを有する記録電極10を設けることにより、インク供給路8内においてインク21の供給方向と逆方向の不所望な電界の発生を抑制している。従って、インク供給路8内を流れるインク21内のトナー22に供給方向と逆方向の静電気力が作用することを抑制でき、インク21内のトナー22をインクメニスカス24の先端近くに効率良く濃縮できる。これにより、記録媒体上ににじみのない高濃度画像を形成できるとともに高い吐出周波数を達成できる。
【0045】
また、記録電極10を円環状とすることにより、記録電極10に所定の電圧を印加した際に記録電極10の開口部10aの中央に向う電界を形成でき、記録電極10の内壁にトナー付着を生じることを低減できる。従って、トナー付着によるインク供給路8の目詰まりを低減でき、高密度で幅広な記録ヘッドを構成でき、高速記録が可能となる。
【0046】
更に、記録電極10の開口部10aの径をインク供給路8の開口8aの径以上に設定していることから、記録電極10の内壁にトナー付着を生じた場合であっても、インク21による目詰まりを低減できる。
【0047】
次に、この発明の第2の実施の形態に係る記録ヘッド21について図4を用いて説明する。尚、基本的な構成は上記第1の実施の形態と同じであるので、第1の実施の形態と同一の部分については同一符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0048】
図4に示すように、記録ヘッド31は、基材2の上壁6内(基材2の上面2aとキャビティー4との間)に接地された導電性の金属シート32を有している。金属シート32は、基材2の上面2aと平行且つ各記録電極10から下方に所定距離離間して配設されており、各インク供給路8に対応した位置にインク供給路8の内径と一致した内径の複数の孔を有している。
【0049】
上記のように構成された記録ヘッド31によると、各記録電極10に所定の記録電圧(バイアス電圧Vbおよび吐出電圧Vc)を印加した際に、各記録電極10の下方に向けて形成される不所望な電界は、金属シート32にて収束され、キャビティー4内に収容されたインク21および各インク供給路8を流れるインク21に影響を及ぼすことが殆どない。従って、本実施の形態に係る記録ヘッド31を用いた場合であっても、上述した第1の実施の形態に係る記録ヘッド1と同様の効果を得ることができる。
【0050】
次に、この発明の第3の実施の形態に係る記録ヘッド41について図5を用いて説明する。尚、基本的な構成は上記第2の実施の形態と同じであるので、第2の実施の形態と同一の部分については同一符号を用いて説明を省略し、第2の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0051】
図5に示すように、記録ヘッド41は、基材2の上面2aとキャビティー4との間に接地された金属シート32を備えているとともに、キャビティー4の全内壁に沿って接地された金属膜42を有している。
【0052】
このように構成された記録ヘッド41によると、上述した第2の実施の形態に係る記録ヘッド31と同様の効果を得ることができるとともに、キャビティー4内に設けられた金属膜42により、キャビティー4内の電位を均一(ゼロ)に保持することができ、キャビティー4内に収容されたインク21に不所望な電界が作用することを防止できる。
【0053】
例えば、各記録電極10の下方に形成される不所望な電界が金属シート32により完全にシールドされずにキャビティー4内に電位のむらを生じ、或いはキャビティー4の内壁にトナー付着を生じてトナー22が局所的に偏在してキャビティー4内に電位のむらを生じると、インク21内のトナーに不所望な静電気力が作用し、各インク供給路8にトナー22を均一に供給できなくなる。このため、キャビティー4内に金属膜42を設け、キャビティー4内の電位を均一に保持し、トナー22の供給むらを抑制している。
【0054】
また、キャビティー4内の電位を均一にすることにより、図示しないインクタンクからインク供給パイプ3を介してキャビティー4内に供給されるインク21に対し、インクの供給方向と逆向きの電界が発生されることが防止され、インク21内のトナー22の移動を妨げることがない。
【0055】
従って、本実施の形態に係る記録ヘッド41においても、インクの供給方向と逆方向の不所望な電界によるトナー22の供給不良を抑制でき、インクメニスカス24の先端近くへトナー22を効率良く濃縮できる。
【0056】
次に、この発明の第4の実施の形態に係る記録ヘッド51について図6を用いて説明する。尚、基本的な構成は上記第1の実施の形態と同じであるので、第1の実施の形態と同一の部分については同一符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明する。
【0057】
図6に示すように、記録ヘッド51は、キャビティー4の略水平に延びた底面4a上であって各インク供給路8の下方に対応した位置に複数の凝集電極52を有している。各凝集電極52は、対応したインク供給路8と同軸の円板状に形成され、インク供給路の内径より大きい径を有している。尚、本実施の形態においては、各凝集電極52の径を700μmに設定した。
【0058】
各凝集電極52には、対応する記録電極10(対応するインク供給路8の開口の周りに設けられた記録電極10)と同じ電圧が同じタイミングで記録電源11により印加されるようになっている。
【0059】
このように構成された記録ヘッド51によると、各凝集電極52に所定の電圧を印加することにより、各凝集電極52から対向電極20に向う電界が形成される。この電界により、各インク供給路8を上昇するインク21内のトナー22に対して上方に向う静電気力が作用される。従って、インクメニスカス24の先端にトナー22を更に効率良く濃縮できる。
【0060】
また、各記録電極10および凝集電極52に同じ電圧を印加することにより、各電極10、52が同電位になるため、各記録電極10から下方に向う不所望な電界が形成されることがない。これにより、インクの供給方向と逆方向の不所望な電界の発生をなくすことができ、インク21内のトナー22に供給方向と逆方向の静電気力が作用することを防止できる。
【0061】
尚、この発明は、上述した第1乃至第4の実施の形態に限定されるものではなく、第1乃至第4の実施の形態を適宜組み合わせてもよく、この発明の範囲内で種々変形可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の画像形成装置は、上記のような構成および作用を有しているので、トナーを効率良く濃縮でき、高い吐出周波数を得ることができ、高濃度画像を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、この発明の第1の実施の形態に係る記録ヘッドを示す平面図。
図1(b)は、図1(a)の記録ヘッドの横断面図。
図1(c)は、図1(a)の記録ヘッドの縦断面図。
【図2】図2は、図1の記録ヘッドの記録電極に印加する記録電圧の波形を示すグラフ。
【図3】図3は、図1の記録ヘッドによるインク滴の飛翔動作を説明するための動作説明図。
【図4】図4は、この発明の第2の実施の形態に係る記録ヘッドを示す断面図。
【図5】図5は、この発明の第3の実施の形態に係る記録ヘッドを示す断面図。
【図6】図6は、この発明の第4の実施の形態に係る記録ヘッドを示す断面図。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、
2…基材、
2a…上面、
4…キャビティー、
6…上壁、
8…インク供給路、
8a…開口、
10…記録電極、
10a…開口部、
11…記録電源、
12…セパレーター、
13…バイアス電源、
14…吐出電源、
15…インク回収路、
16…傾斜部、
20…対向電極、
21…インク、
22…トナー、
23…キャリア液、
24…インクメニスカス、
25…トナー凝集物、
26…インク滴。
Claims (7)
- 記録媒体と所定距離離間して対向する第1の大きさの径の開口を有し、絶縁性の部材により形成されたインク供給路と、
上記開口の周りに設けられ、第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する電極と、
絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを、上記インク供給路を介して上記開口へ供給する供給手段と、
上記電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記開口の中央付近へ凝集させる凝集手段と、
上記電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 絶縁性の基材と、
上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記基材を貫通して略鉛直下方に延びた複数のインク供給路と、
上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の電極と、
絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを、上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、
上記供給手段にて供給され上記各開口から溢れた余剰インクを回収する回収手段と、
上記各電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、
画像信号に応じて選択された電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 絶縁性の基材と、
絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、
上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記インク収容室へ連通し略鉛直方向に延びた複数のインク供給路と、
上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の電極と、
上記基材の上記一面と上記インク収容室との間に設けられ上記各インク供給路に対応した複数の孔を有し、接地された金属シートと、
上記インク収容室内のインクを上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、
上記各電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、
画像信号に応じて選択された電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 絶縁性の基材と、
絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、
上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記インク収容室へ連通し略鉛直方向に延びた複数のインク供給路と、
上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の電極と、
上記基材の上記一面と上記インク収容室との間に配設され、上記各インク供給路に対応した複数の孔を有し、接地された金属シートと、
上記インク収容室の内壁に設けられ、接地された金属膜と、
上記インク収容部内のインクを上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、
上記各電極にバイアス電圧を印加して上記供給手段にて供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、
画像信号に応じて選択された電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 絶縁性の基材と、
絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、
上記基材の一面に複数の第1の大きさの径の開口を形成し、上記各開口から上記インク収容室へ連通し略鉛直方向に延びた複数のインク供給路と、
上記基材の上記一面上であって上記各開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する複数の第1電極と、
上記インク収容室の底面上に上記インク供給路に対応して設けられた複数の第2電極と、
上記インク収容室内のインクを上記各インク供給路を介して上記各開口へ供給する供給手段と、
上記各第1および第2電極にバイアス電圧を印加して、上記各第2電極から上記インク供給路を介して上記記録媒体に向う電界を形成するとともに、上記各第1電極から上記記録媒体に向う電界を形成し、上記インク収容室に収容されたインク内の色剤粒子を上記各インク供給路へ向わせるとともに、上記各インク供給路を介して供給されたインク内の色剤粒子を上記各開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、
画像信号に応じて選択された上記第1および第2電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を選択的に印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、
記録媒体と所定距離離間して対向する第1の大きさの径の開口を有し、上記開口から上記インク収容室まで延びたインク供給路と、
上記開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する第1電極と、
上記インク収容室内に上記インク供給路に対応して設けられた第2電極と、
上記開口と上記インク収容室との間に配設され、上記インク供給路に対応した孔を有し、接地された金属シートと、
上記インク収容室の内壁に設けられ、接地された金属膜と、
上記インク収容部内のインクを上記インク供給路を介して上記開口へ供給する供給手段と、
上記第1および第2電極にバイアス電圧を印加して、上記第2電極から上記インク供給路を介して上記記録媒体に向う電界を形成するとともに、上記第1電極から上記記録媒体に向う電界を形成し、上記インク収容室に収容されたインク内の色剤粒子を上記インク供給路へ向わせるとともに、上記インク供給路を介して供給されたインク内の色剤粒子を上記開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、
上記第1および第2電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 絶縁性液体中に帯電した色剤粒子を分散して成るインクを収容したインク収容室と、
記録媒体と所定距離離間して対向する第1の大きさの径の開口を有し、上記開口から上記インク収容室まで延びたインク供給路と、
上記開口の周りに設けられ、上記第1の大きさ以上の第2の大きさの径の開口部を有する第1電極と、
上記インク収容室内に上記インク供給路に対応して設けられた第2電極と、
上記開口と上記インク収容室との間に配設され、上記インク供給路に対応した孔を有し、接地された金属シートと、
上記インク収容室の内壁に設けられ、接地された金属膜と、
上記インク収容部内のインクを上記インク供給路を介して上記開口へ供給する供給手段と、
上記供給手段にて供給され上記開口から溢れた余剰インクを回収する回収手段と、
上記第1および第2電極にバイアス電圧を印加して、上記第2電極から上記インク供給路を介して上記記録媒体に向う電界を形成するとともに、上記第1電極から上記記録媒体に向う電界を形成し、上記インク収容室に収容されたインク内の色剤粒子を上記インク供給路へ向わせるとともに、上記インク供給路を介して供給されたインク内の色剤粒子を上記開口の中央付近へ凝集する凝集手段と、
上記第1および第2電極に上記バイアス電圧より高い吐出電圧を印加して上記凝集手段にて凝集された色剤粒子を上記記録媒体に向けて飛翔させる飛翔手段と、
を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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