JP3605663B2 - 車両用灰皿装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用灰皿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用灰皿装置は、たとえば実開昭64−19537号公報に記載されている。
実開昭64−19537号公報の装置は、灰皿本体と単一のドアとからなる。 ドアは灰皿本体の開口部の下端部にピンにより回動自在に取り付けられる。灰皿装置は、インスツルメントパネル、コンソールパネル等に対して着脱可能とされており、たばこの吸殻を捨てる時には外される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
自動車の内装部材は、視覚的な高級感が要求されている。従来の灰皿装置では、ドアが灰皿本体に取り付けられていることから、ドアを閉じたときに、コンソールパネルに対して面一にすることは、困難である。面一にするために各部材の成形精度を高めることは、コストアップにつながる。
本発明の目的は、灰皿ドアとコンソールパネルとを容易に面一にすることができる車両用灰皿装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明は、つぎの通りである。
(1) 車両用内装意匠部材として設けられ収納部の開口部が形成されたコンソールパネルと、
該コンソールパネルの開口部をふさぐために開口部の下部に回動可能に取り付けられ閉時に該コンソールパネルと面一にされたアウタードアと、
前記コンソールパネルの収納部に着脱可能に配置され、前記収納部へ配置されたときに前記アウタードアに隣接する側に開口部を有する灰皿本体と、
該灰皿本体の開口部の下端部回動可能に取り付けられた、灰皿本体の開口部を閉塞可能なインナードアと、
を有する車両用灰皿装置であって、
前記アウタードアの前記コンソールパネルに対する開動方向と前記インナードアの前記灰皿本体に対する開動方向とが同方向であり、
前記インナードアは、前記灰皿本体の開口部に前記アウタードアの回動軸芯とは異なる軸芯まわりに回動可能に取付けられており、
前記コンソールパネルに取り付けられた前記アウタードアの自由端側に設けられたボスまたは係合部の一方と、
前記インナードアの自由端側に設けられ、前記アウタードアの全閉位置近傍において前記ボスまたは係合部の一方と係合し前記アウタードアの全開位置近傍において前記ボスまたは係合部の一方との係合が解除されるボスまたは係合部の他方と、
を備えたことを特徴とする車両用灰皿装置。
【0005】
上記(1)の車両用灰皿装置では、アウタードアがコンソールパネルに回動可能に取り付けられているので、アウタードアをコンソールパネルに対して容易に面一にすることができる。
ボスと係合部との係合により、アウタードアを開ける作動のみでインナードアを開くことができる。また、アウタードアを全開にした時に、ボスと係合部との係合が外れるので、灰皿本体をインナードアごとコンソールパネルから取り外すことができ、この場合、インナードアを閉めて灰皿本体を取り外すことにより、灰が灰皿本体から落ちることを防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の車両用灰皿装置の構成および作用を図1〜図3を参照して説明する。
本発明の車両用灰皿装置は、図1に示すように、コンソールパネル10と、アウタードア20と、灰皿本体30と、インナードア40と、からなる。これらの部材コンソールパネル10、アウタードア20、灰皿本体30、インナードア40は、それぞれ主要部が樹脂から構成されている。
コンソールパネル10は、車両用内装意匠部材として設けられる。コンソールパネル10は、車室に面する意匠面部11と、意匠面部11から奥側に凹み灰皿等を収納する収納部12と、を有する。意匠面部11には、収納部12の開口部13と、車両用シフトレバー装置が配置される穴部14と、が形成されている。収納部12の壁は、意匠面部11と一体に樹脂成形されている。
【0007】
アウタードア20は、裏面側の下端部を回動軸34として、コンソールパネル10の開口部13の下端部近傍に回動可能に取り付けられている。アウタードア20は、ターンオーバースプリング22により付勢されており、全開位置と全閉位置を安定的にとることができる。アウタードア20は全閉位置にて開口部13を閉塞し、全開位置にて開口部13を開放するようになっている。アウタードア20の車室側の面は、図2に示すように、コンソールパネル10の意匠面部11とほぼ面一とされており、アウタードア20を閉めたときの見栄えをよくしてある。
【0008】
灰皿本体30は、灰皿本体30が収納部12に配置された時にアウタードア20に隣接する側の端部に開口部31を有する箱状体からなり、内部はたばこの吸殻の収納部32となっている。灰皿本体30はコンソールパネル10の開口部13を通して収納部12に着脱可能となっている。灰皿本体30の車両左右方向の外壁面で開口部31近傍に、凹部33が形成されている。凹部33が形成されていることにより、凹部33に手をかけて灰皿本体30を引き出すことができるため、灰皿本体30を開口部13から容易に取り出すことが可能となる。
【0009】
インナードア40は、下端部の回動軸44まわりに、灰皿本体30の開口部31の下端部に回動可能に取り付けられている。インナードア40の回動軸44とアウタードア20の回動軸34とは位置が互いにずれている。インナードア40は、灰皿本体30がコンソールパネル10の収納部12内へ配置されたときに、アウタードア20に隣接する側に位置している。インナードア40は、図示略の金属製のトーションスプリングにより、ドアが開く方向に常時付勢されている。インナードア40にかかるトーションスプリングによる付勢力は、アウタードア20に付勢力を与えるターンオーバースプリング22による付勢力よりも弱く設定されている。
インナードア40を閉じたときに、インナードア40は灰皿本体30の収納部32を閉塞する。
【0010】
インナードア40が開いている状態において、インナードア40の上面に位置する部分には、たばこの火の揉み消し部41とたばこ保持部42がインナードア40に一体に形成されている。たばこの火の揉み消し部41をインナードア40側に設けたことにより、揉み消し部41を灰皿本体30内部に配置されるた場合より容易に使用できる。
図1に示すように、アウタードア20の裏面側で回動軸と反対側の自由端側の一部に、コ字状の係合部23が形成されている。
インナードア40の車両左右方向の両端部には、車両左右方向外側に突出するボス43が一体に形成されている。アウタードア20とインナードア40が閉じているとき、ボス43は係合部23と係合しており、アウタードア20とインナードア40が完全に開いたとき、ボス43は係合部23との係合がはずれるように配置されている。
【0011】
つぎに、作用を説明する。
まず、アウタードア20を開け、図示略のトーションスプリングによりインナードア40が開いた状態にある灰皿本体30を開口部13に挿入する。このとき、インナードア40はアウタードア20に隣接する側へ配置されるように取り付けられているため、インナードア40は灰皿本体30とアウタードア20との間の隙間を塞ぎ、灰皿本体30とアウタードア20の隙間からたばこの灰が落ちない。
図3に示すように、アウタードア20を閉じる方向へ回動させると、インナードア40はアウタードア20に押されてインナードア40はアウタードア20と同時に閉まる。閉まった状態では、ボス43は係合部23に係合している。アウタードア20とインナードア40が完全に閉じた状態のとき、インナードア40は灰皿本体30の内部を密閉しており、アウタードア20の車室内側の面はコンソールパネル10と面一になっている。
【0012】
インナードア40が灰皿本体30の内部を密閉することにより、たばこの確実な消火性が確保される。また、アウタードア20の車室内側の面がコンソールパネル10と面一なため、見栄えがよい。
図示略のトーションスプリングによりインナードア40は開く方向に付勢されているが、トーションスプリングの付勢力は図示略のターンオーバースプリングの付勢力よりも弱いため、閉まったドアが外力を加えることなく自然に開くことはない。
【0013】
アウタードア20を閉じた状態から開く側に回動させると、係合部23にボス43が係合しているので、インナードア40もアウタードア20と同時に開く。
インナードア40の回動軸等にたばこの灰やヤニ等が付着し、インナードア40の動きが悪くなり、トーションスプリングの付勢力のみではインナードア40が開かない場合でも、ボス43が係合部23と係合することにより、アウタードア20を開ける作動で確実にインナードア40を開くことができる。
【0014】
アウタードア20およびインナードア40が完全に開いた状態では、アウタードア20とインナードア40の回動軸の位置ずれから、ボス43と係合部23との係合が解除される。
アウタードア20が開いた状態で、コンソールパネル10から灰皿本体30およびインナードア40を引き出すことで、灰皿本体30に収容された吸殻を捨てることができる。このとき、灰皿本体30に収容された吸殻等が飛び散らないために、ボス43と係合部23との係合が解除された状態にあるインナードア40により、灰皿本体30の開口部31を密閉させた状態で、灰皿本体30を取り出すことができる。
【0015】
本発明実施例では、アウタードア20に係合部23を形成し、インナードア40にボス43を形成したが、アウタードア20にボス43を形成し、インナードア40に係合部23を形成してもよい。
また、本発明実施例では、インナードア40に開方向に付勢力を与えるトーションスプリングを設けているが、ボス43と係合部23との係合によりアウタードア20を開ける動作のみで、確実にインナードア40を開けることが可能であるため、トーションスプリングを廃止してもよい。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載の車両用灰皿装置によれば、アウタードアがコンソールパネルに回動可能に取り付けられているので、アウタードアをコンソールパネルに対して容易に面一にすることができる。
ボスと係合部との係合により、アウタードアを開ける作動のみでインナードアを開くことができる。また、アウタードアを全開にした時に、ボスと係合部との係合が外れるので、灰皿本体をインナードアごとコンソールパネルから取り外すことができ、この場合、インナードアを閉めて灰皿本体を取り外すことにより、灰が灰皿本体から落ちることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用灰皿装置のドア開時における灰皿本体とその近傍を示す斜視図である。
【図2】本発明の車両用灰皿装置のドア閉時におけるコンソールパネルの斜視図である。
【図3】本発明の車両用灰皿装置のボスと係合部との係合の軌跡を示す断面図である。
【符号の説明】
10 コンソールパネル
12 収納部
13 開口部
20 アウタードア
23 係合部
30 灰皿本体
31 開口部
40 インナードア
43 ボス
Claims (1)
- 車両用内装意匠部材として設けられ収納部の開口部が形成されたコンソールパネルと、
該コンソールパネルの開口部をふさぐために開口部の下部に回動可能に取り付けられ閉時に該コンソールパネルと面一にされたアウタードアと、
前記コンソールパネルの収納部に着脱可能に配置され、前記収納部へ配置されたときに前記アウタードアに隣接する側に開口部を有する灰皿本体と、
該灰皿本体の開口部の下端部回動可能に取り付けられた、灰皿本体の開口部を閉塞可能なインナードアと、
を有する車両用灰皿装置であって、
前記アウタードアの前記コンソールパネルに対する開動方向と前記インナードアの前記灰皿本体に対する開動方向とが同方向であり、
前記インナードアは、前記灰皿本体の開口部に前記アウタードアの回動軸芯とは異なる軸芯まわりに回動可能に取付けられており、
前記コンソールパネルに取り付けられた前記アウタードアの自由端側に設けられたボスまたは係合部の一方と、
前記インナードアの自由端側に設けられ、前記アウタードアの全閉位置近傍において前記ボスまたは係合部の一方と係合し前記アウタードアの全開位置近傍において前記ボスまたは係合部の一方との係合が解除されるボスまたは係合部の他方と、
を備えたことを特徴とする車両用灰皿装置。
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|---|---|---|---|
| JP25214998A JP3605663B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 車両用灰皿装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25214998A JP3605663B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 車両用灰皿装置 |
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|---|---|
| JP2000079844A JP2000079844A (ja) | 2000-03-21 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25214998A Expired - Fee Related JP3605663B2 (ja) | 1998-09-07 | 1998-09-07 | 車両用灰皿装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3605663B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-07 JP JP25214998A patent/JP3605663B2/ja not_active Expired - Fee Related
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