JP3611700B2 - シールド電線のコネクタ取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組み付け性及び高周波特性が向上できるシールド電線のコネクタ取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5及び図6に示すように、シールド電線1の端末を導体2と絶縁体3とシールド層4とが露出するように皮剥ぎし、導体2に端子6を取り付け、この端子6をハウジング7に収容し、このハウジング7を金属シェル8に収容して、金属シェル8の前バレル8aでシールド層4をかしめ、後バレル8bで絶縁シース5をかしめて、この金属シェル8をコネクタカバー9に収容してなるシールド電線1のコネクタ取り付け構造がある(実公平4−55428号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、導体2に端子6を予めかしめて取り付ける必要があるから、組み付け作業性が悪いと共に、金属シェル8に大きな切り開き部8cを形成する必要があるので、高周波特性が悪くなるという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、組み付け性及び高周波特性が向上できるシールド電線のコネクタ取り付け構造を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シールド電線の端末を導体とシールド層とが露出するように皮剥ぎする一方、金属シェルの先部に、上記シールド電線の導体をかしめるバレルを形成した端子を第1絶縁スリーブを介して挿入する端子挿入筒部を形成すると共に、上記金属シェルの後部に、上記端子のバレルを第2絶縁スリーブを介してかしめる第1バレルと、上記シールド電線のシールド層をかしめる第2バレルと、上記シールド電線の絶縁シースをかしめる第3バレルとを形成して、全てのバレルをかしめた後に、金属シェルをコネクタカバーに収容してなることを特徴とするシールド電線のコネクタ取り付け構造を提供するものである。
【0006】
本発明によれば、端子に第1絶縁スリーブと第2絶縁スリーブとを嵌めて、第1絶縁スリーブを金属シェルの端子挿入筒部に挿入すると共に、第2絶縁スリーブを金属シェルの第1バレルにセットした後、シールド電線の導体を端子のバレルにセットし、シールド層を第2バレルにセットし、絶縁シースを第3バレルにセットする。
【0007】
その後、第1バレルと第2バレルと第3バレルを一括してかしめると、第1バレルは、第2絶縁スリーブを介して端子のバレルをかしめるので、導体が端子のバレルでかしめられると共に、第2バレルでシールド層がかしめられ、第3バレルで絶縁シースがかしめられる。
【0008】
請求項2のように、第1絶縁スリーブと第2絶縁スリーブとを一体成形すると、部品点数が削減できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0010】
図1及び図2は、第1実施形態のコネクタ取り付け構造である。
【0011】
上記シールド電線1は、従来と同様に、端末を導体2とシールド層4とが露出するように皮剥ぎする。
【0012】
金属シェル10には、先部に円筒状の端子挿入筒部10aが形成されると共に、後部に、略V字状に立ち上げた第1バレル10b、第2バレル10c、第3バレル10dが順次に形成されている。
【0013】
鼓状の端子11には、先部に円筒状の雌端子部11aが形成されると共に、後部に、略C字状に湾曲させたバレル11bが形成されている。
【0014】
上記端子11の雌端子部11aには、長寸の第1絶縁スリーブ12aが外嵌され、バレル11bには、短寸の第2絶縁スリーブ12bが外嵌されている。
【0015】
この第1絶縁スリーブ12aは、上記金属シェル10の端子挿入筒部10aに内嵌され、第2絶縁スリーブ12bは、端子11のバレル11bにセットされる。
【0016】
上記構成であれば、端子11の雌端子部11aに第1絶縁スリーブ12aを外嵌し、バレル11bに第2絶縁スリーブ12bを外嵌する。
【0017】
そして、第1絶縁スリーブ12aを金属シェル10の端子挿入筒部10aに挿入し、第2絶縁スリーブ12bを金属シェル10の第1バレル10bにセットする。
【0018】
また、シールド電線1の導体2を端子11のバレル11bにセットし、シールド層4を第2バレル10cにセットし、絶縁シース5を第3バレル10dにセットする。
【0019】
その後、図2(A)に示したように、治具13で第1バレル10bと第2バレル10cと第3バレル10dとを一括してかしめる。なお、一括ではなく順次にかしめても良い。
【0020】
第1バレル10bは、図2(B)に示したように、第2絶縁スリーブ12bを介して端子11のバレル11bをかしめるようになるので、導体2がバレル11bでかしめられる。また、第2バレル10cでシールド層4がかしめられると共に、第3バレル10dで絶縁シース5がかしめられる。
【0021】
その後、従来と同様に、金属シェル10をカバー9に収容する。
【0022】
上記のように、第1バレル10bと第2バレル10cと第3バレル10dとを治具13で一括してかしめられるから、組み付け作業性が良好になって自動化しやすくなる。また、金属シェル10に切り開き部が少ないために、高周波特性が良好になる。さらに、導体2のかしめ部分にも第2絶縁スリーブ12bが有るので、この部分の高周波特性も良好になる。
【0023】
図3及び図4は、第2実施形態のコネクタ取り付け構造であり、第1実施形態と相違するのは、第1絶縁スリーブ12aと第2絶縁スリーブ12bとを一体成形した点であり、この構造であれば、部品点数が1点に削減できると共に、金属シェル10に収容するときの組み付け作業性も良好になる。
【0024】
【発明の効果】
以上の説明からも明らかなように、本発明のシールド電線のコネクタ取り付け構造は、金属シェルの第1バレルと第2バレルと第3バレルとを一括してかしめると、第1バレルで第2絶縁スリーブを介して端子のバレルをかしめることにより導体が端子のバレルでかしめられると共に、第2バレルでシールド層がかしめられ、第3バレルで絶縁シースがかしめられるから、組み付け作業性が良好になって自動化しやすくなる。また、金属シェルに切り開き部が少ないために、高周波特性が良好になると共に、導体のかしめ部分にも第2絶縁スリーブが有るので、この部分の高周波特性も良好になる。
【0025】
請求項2のように、第1絶縁スリーブと第2絶縁スリーブとを一体成形すると、部品点数が削減できると共に、金属シェルに収容するときの組み付け作業性も良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタの取り付け構造の第1実施形態の分解斜視図である。
【図2】(A)は、金属シェルに絶縁スリーブと雌端子を挿入した状態の断面図、(B)は導体をかしめた状態の(A)のP−P線に相当する断面図である。
【図3】コネクタの取り付け構造の第2実施形態の分解斜視図である。
【図4】(A)は、金属シェルに絶縁スリーブと雌端子を挿入した状態の断面図、(B)は導体をかしめた状態の(A)のP−P線に相当する断面図である。
【図5】従来のコネクタの分解斜視図である。
【図6】図5のコネクタの組み立て斜視図である。
【符号の説明】
1 シールド電線
2 導体
3 絶縁体
4 シールド層
5 絶縁シース
7 ハウジング
9 カバー
10 金属シェル
10a 端子挿入筒部
10b 第1バレル
10c 第2バレル
10d 第3バレル
11 端子
11b 雌端子部
12a 第1絶縁スリーブ
12b 第2絶縁スリーブ

Claims (2)

  1. シールド電線の端末を導体とシールド層とが露出するように皮剥ぎする一方、金属シェルの先部に、上記シールド電線の導体をかしめるバレルを形成した端子を第1絶縁スリーブを介して挿入する端子挿入筒部を形成すると共に、上記金属シェルの後部に、上記端子のバレルを第2絶縁スリーブを介してかしめる第1バレルと、上記シールド電線のシールド層をかしめる第2バレルと、上記シールド電線の絶縁シースをかしめる第3バレルとを形成して、全てのバレルをかしめた後に、金属シェルをコネクタカバーに収容してなることを特徴とするシールド電線のコネクタ取り付け構造。
  2. 上記第1絶縁スリーブと第2絶縁スリーブとが一体成形されている請求項1に記載のシールド電線のコネクタ取り付け構造。
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