JP3614708B2 - 角形箱のハンガー装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば病院のベッドの手摺りなどにティッシュペーパーの箱などの直方体形状をした角形箱を吊り下げる角形箱のハンガー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、病院や老人ホームなどのベッドの近くには机やロッカーなどの台が置かれ、患者などが日常使用するポット、湯飲み、薬、ティッシュペーパーの箱などを置いている。しかし、ベッドの周囲には広い台を置くことが難しく、台上にはポット、湯飲み、薬程度しか置けないため、比較的スペースを広く占めるティッシュペーパーの箱は使用頻度が多いにもかかわらず、ベッドの近くの台上には置くことができず、ベッド上の枕元やベッドの下に置いていることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ティッシュペーパーの箱をベッド上の枕元に置いている場合には、患者が寝ている間に寝返りや布団の移動によってティッシュペーパーの箱を床に落とすことがあり、ベッドの下に置いている場合には、緊急時に手が届かず、極めて不便な思いをするという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、簡単にベッドの傍にティッシュペーパーの箱などの角形箱を取付けることが可能な角形箱のハンガー装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う本発明に係る角形箱のハンガー装置は、左右対となる吊り下げ部材からなり、直方体形状をした角形箱を吊り下げるハンガー装置であって、
前記左右の吊り下げ部材はそれぞれ、上端部がフック状に折り曲げ可能な又は予め湾曲させてフック状に形成した掛止部となって、下部には前記角形箱の下部に合わせて角U字状の箱載置部を形成するメイン部材と、前記角形箱を上部から覆うL字状のサブ部材とを有し、しかも、前記メイン部材及び前記サブ部材は線材からなって、前記サブ部材の上側押え部の端部にリング状に形成された第1の摺動部に前記メイン部材の中間部が嵌入し、前記メイン部材の箱載置部の端部の立ち上がり部の先端部にリング状に形成された第2の摺動部に前記サブ部材の垂下部が嵌入し、前記サブ部材の前記垂下部の先端にリング状に形 成された第3の摺動部に前記メイン部材の前記立ち上がり部が嵌入している。
これにより、メイン部材の箱載置部に角形箱、例えばティッシュペーパーの箱を載置し、サブ部材を摺動させてティッシュペーパーの箱の上部から覆い、メイン部材とサブ部材を挟んで、ハンガー装置の掛止部を、例えばベッドの手摺りに掛止することにより、ベッドの傍にティッシュペーパーの箱を取付けることが可能となり、ベッド上の枕元やベッドの下に置いておく必要がなく、ベッド上に寝ている人が簡単にティッシュペーパーの箱からティッシュペーパーを取り出すことができる。
また、メイン部材及びサブ部材は線材を曲げることによって形成することが出来、しかも、例えばサブ部材の上側押え部の端部をリング状に曲げて形成した第1の摺動部と、メイン部材とサブ部材の端部をリング状に曲げて形成した第2及び第3の摺動部によって、メイン部材とサブ部材を摺動可能に連接するので、ハンガー装置の製作が極めて簡単で安価であり、重量も軽く、使用しないときには左右の吊り下げ部材を重ねることによって占有スペースが小さくなり、狭いスペースでの収納が容易となる。
ここで、メイン部材の箱載置部の端部側及び/又はサブ部材の下端側には、角形箱に向かって突出する突き刺し部を設けてもよい。この場合、箱載置部に載置した角形箱に突き刺し部が突き刺さるので、角形箱が箱載置部から滑って落下することを防ぐことができる。
【0005】
【0006】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ本発明の第1の実施の形態に係る角形箱のハンガー装置を示す斜視図、部分拡大斜視図である。
【0007】
図1(A)、(B)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る角形箱のハンガー装置20は、例えば塩化ビニールなどの合成樹脂素材を被覆した鉄線などの線材によって形成された、左右対となる吊り下げ部材30を有し、直方体形状の角形箱10を吊り下げる装置である。それぞれの吊り下げ部材30は、上端部を予め湾曲させてフック状に形成した掛止部41を有し、下部には角形箱10の下部の形状に合わせて角U字状の箱載置部42を有するメイン部材40と、角形箱10を上方から覆うL字状のサブ部材50とからなっている。なお、箱載置部42の底部421の長さW1は角形箱10の幅W2と同じか、幅W2より僅かに小さくしている。メイン部材40の中間位置(中間部)は、サブ部材50の水平な部材である上側押え部51の端部に設けたフック状に形成した第1の摺動部52に摺動可能に嵌入している。なお、第1の摺動部52は上側押え部51の端部をリング状に形成してメイン部材40の中間部を摺動可能に嵌入させてもよい。
サブ部材50の下端側の垂下部53はメイン部材40の箱載置部42の端部側である立ち上がり部43と摺動可能に連接されている。サブ部材50の垂下部53の下側端部とメイン部材40の箱載置部42の立ち上がり部43とを摺動可能に連接する構成は、図1(B)に示すように、メイン部材40の箱載置部42の立ち上がり部43の端部にサブ部材50の垂下部53が嵌入する第2の摺動部44が、サブ部材50の垂下部53の下側端部には、メイン部材40の箱載置部42の立ち上がり部43が嵌入する第3の摺動部54がそれぞれ形成されている。
【0008】
なお、この場合、第2の摺動部44は、立ち上がり部43の先端部を垂下部53に摺動可能に巻き付けてリング状に形成し、第3の摺動部54は、垂下部53の先端部を立ち上がり部43に摺動可能に巻き付けてリング状に形成している。
これにより、メイン部材40とサブ部材50とによって四角形の枠31が形成されている。メイン部材40の箱載置部42の立ち上がり部43(端部側)及びサブ部材50の垂下部53(下端側)には、角形箱10に向かって突出する突き刺し部45、55を設けて、角形箱10の前面に食い込むようにしている。なお、突き刺し部45、55のうち、いずれか一方を省略してもよい。
【0009】
ここで、ハンガー装置20によって角形箱10(例えばティッシュペーパーの箱)を、例えばベッド60の手摺り61に吊り下げる方法について説明する。
まず、サブ部材50の上側押え部51を持ち上げ、第1の摺動部52をメイン部材40の中間位置で上方に摺動させると共に、第2、第3の摺動部44、54をそれぞれ垂下部53、立ち上がり部43に摺動させ、底部421と上側押え部51との間隔Hを広げる。対となる吊り下げ部材30の間隔L1を角形箱10の長さL2より短くしておき、対となる吊り下げ部材30によって形成された両方の四角形の枠31の中に角形箱10を入れる。このとき、底部421の長さW1は角形箱10の幅W2と同じか、幅W2より僅かに小さくしているので、垂下部53と立ち上がり部43とを外側に引っ張って広げて角形箱10を入れ易くする。角形箱10を入れ終わったら垂下部53と立ち上がり部43の弾性変形によって角形箱10が締めつけられて保持される。
その後、上側押え部51を角形箱10の上面に向かって押し下げて、底部421と上側押え部51との間に角形箱10を挟み、吊り下げ部材30によって角形箱10を保持する。この状態で吊り下げ部材30の掛止部41をベッド60の手摺り61などに引っ掛けて角形箱10を吊り下げる。
【0010】
このように、ハンガー装置20は、メイン部材40の箱載置部42に、例えばティッシュペーパーの箱や薬などの小物を収納しておく箱やトレーなどの角形箱10を載置し、サブ部材50を摺動させて角形箱10を上部から覆い、ハンガー装置20の掛止部41を、例えばベッド60の手摺り61に掛止することにより、ベッド60の傍に角形箱10を取付けることが可能となる。したがって、ベッド60上の枕元やベッド60の下にティッシュペーパーの箱などを置いて置く必要がなく、ベッド60上に寝ている人が簡単にティッシュペーパーや薬などの小物を角形箱10から取り出すことが出来る。
なお、吊り下げ部材30を構成する線材には樹脂が被覆されているので、第1、第2及び第3の摺動部52、44、54によってメイン部材40とサブ部材50を連接するとき、合成樹脂素材どうしが接触する。そのため、連接部分の接触面の摩擦係数が例えば鉄材などの線材どうしが接触するときより大きくなり、メイン部材40とサブ部材50によって角形箱10を保持した状態は緩むことがなく、角形箱10が箱載置部42から脱落するようなことはない。
【0011】
また、メイン部材40の箱載置部42の端部側及び/又はサブ部材50の下端側には、角形箱10に向かって突出する突き刺し部45、55を設けているので、箱載置部42に載置した角形箱10に突き刺し部45、55が突き刺さり、簡単に角形箱10が箱載置部42から滑って落下するようなことはない。
また、ハンガー装置20は線材で形成されているので、ハンガー装置20を使用しないときは、対となる吊り下げ部材30を重ねておけば、板材を折り曲げて形成したものなどに比べて小さなスペースに収納することができる。また、角形箱の大きさが変われば、対となる吊り下げ部材30の間隔を変えたり、メイン部材40の箱載置部42の底部421とサブ部材50の上側押え部51の長さをペンチで折り曲げて変えることにより対応できる。
なお、吊り下げ部材30の上端部は、掛止部41を予め湾曲させてフック状に形成せずに、直線状にしておき、取付けるベッドの手摺りの形状に合わせて、取付け時に掛止部41をペンチなどで湾曲させて形成してもよい。
また、ハンガー装置20を壁などに掛ける場合は、片面に粘着テープを貼り付けたフックや両面接着テープを介して接着するフックを対となる吊り下げ部材30の間隔と同じ間隔で壁面に接着しておけば、簡単にフックに掛止部41を掛けてハンガー装置20を吊り下げることができる。
【0012】
【0013】
【発明の効果】
請求項1、2記載の角形箱のハンガー装置においては、左右対となるの吊り下げ部材はそれぞれ、上端部がフック状に折り曲げ可能な又は予め湾曲させてフック状に形成した掛止部となって、下部には角形箱の下部に合わせて角U字状の箱載置部を形成するメイン部材と、メイン部材の中間位置に上側押え部の端部が摺動可能に取付けられ、下端側はメイン部材の箱載置部の端部側と摺動可能に連接されて、角形箱を上部から覆うL字状のサブ部材とを有している。そのため、メイン部材の箱載置部に例えばティッシュペーパーの箱を載置し、サブ部材を摺動させてティッシュペーパーの箱を上部から覆い、ハンガー装置の掛止部を、例えばベッドの手摺りに掛止することにより、ベッドの傍にティッシュペーパーの箱を簡単に取付けることが可能となる。したがって、ベッド上の枕元やベッドの下に置いておく必要がなく、ベッド上に寝ている人が簡単にティッシュペーパーの箱からティッシュペーパーを取り出すことが容易となり、緊急時にも簡単に手が届き、不便な思いをすることがなくなる。
また、メイン部材及びサブ部材は線材からなって、サブ部材の上側押え部の端部にはメイン部材の中間部が嵌入する第1の摺動部が、メイン部材の箱載置部の端部にはサブ部材の下端側が嵌入する第2の摺動部が、サブ部材の下側端部にはメイン部材の箱載置部の端部側が嵌入する第3の摺動部がそれぞれ形成されているので、メイン部材及びサブ部材は線材を曲げることによって簡単に形成することが出来る。しかも、例えばサブ部材の上側押え部の端部をリング状に形成した第1の摺動部と、メイン部材とサブ部材の端部をリング状に曲げて形成した第2及び第3の摺動部によって、メイン部材とサブ部材を連接するので、ハンガー装置の製作が極めて簡単で安価であり、重量も軽く、収納も容易である。
特に、請求項2記載の角形箱のハンガー装置においては、メイン部材の箱載置部の端部側及び/又はサブ部材の下端側には、角形箱に向かって突出する突き刺し部を設けているので、箱載置部に載置した角形箱に突き刺し部が突き刺さり、角形箱が箱載置部から落下することを防ぐことができる。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ本発明の第1の実施の形態に係る角形箱のハンガー装置を示す斜視図、部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
10:角形箱、20:ハンガー装置、30:吊り下げ部材、31:枠、40:メイン部材、41:掛止部、42:箱載置部、43:立ち上がり部、44:第2の摺動部、45:突き刺し部、50:サブ部材、51:上側押え部、52:第1の摺動部、53:垂下部、54:第3の摺動部、55:突き刺し部、60:ベッド、61:手摺り、421:底部
Claims (2)
- 左右対となる吊り下げ部材からなり、直方体形状をした角形箱を吊り下げるハンガー装置であって、
前記左右の吊り下げ部材はそれぞれ、上端部がフック状に折り曲げ可能な又は予め湾曲させてフック状に形成した掛止部となって、下部には前記角形箱の下部に合わせて角U字状の箱載置部を形成するメイン部材と、前記角形箱を上部から覆うL字状のサブ部材とを有し、しかも、前記メイン部材及び前記サブ部材は線材からなって、前記サブ部材の上側押え部の端部にリング状に形成された第1の摺動部に前記メイン部材の中間部が嵌入し、前記メイン部材の箱載置部の端部の立ち上がり部の先端部にリング状に形成された第2の摺動部に前記サブ部材の垂下部が嵌入し、前記サブ部材の前記垂下部の先端にリング状に形成された第3の摺動部に前記メイン部材の前記立ち上がり部が嵌入していることを特徴とする角形箱のハンガー装置。 - 請求項1記載の角形箱のハンガー装置において、前記メイン部材の箱載置部の端部側及び/又は前記サブ部材の下端側には、前記角形箱に向かって突出する突き刺し部が設けられていることを特徴とする角形箱のハンガー装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13569499A JP3614708B2 (ja) | 1999-05-17 | 1999-05-17 | 角形箱のハンガー装置 |
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