JP3615825B2 - 自動消火装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、火災の発生状況や火災に対する放水状況を記録する自動消火装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような自動消火装置としては、例えば、ドーム球場、アリーナ、展示ホール、体育館、工場、ガレリアあるいはアトリウム等の大空間において、火災の発生及び当該火災発生位置を検出する火災検出装置と、火災検出装置によって検出された火災を消火するための放水銃とを備えた自動消火装置がある。
このような自動消火装置では、火災検出装置によって防護区域内である大空間における火災発生の有無を常時検出しており、火災の発生を検出した場合、火災の発生位置を特定し、特定された火災位置に放水銃の照準を合わせるとともに、照準が合った後に放水することで自動消火を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の自動消火装置にあっては、発生した火災に対して自動消火を行うという基本的な動作だけが求められており、実際に消火処理を行った内容に関してはまったく考えられていないというのが現状であった。
このため、防護区域内で複数の火災が発生し、連続して消火処理が行われた場合、どのような経緯で火災が発生し、また、消火されたのかということを知るための手段がなかった。
もし、このような消火処理に関する履歴情報があれば、履歴情報に基づいて火災検出手段を含む自動消火装置のメンテナンスにも役立つと思われる。
【0004】
本発明の課題は、上記問題点を解消し、消火処理に関する履歴情報をもつ自動消火装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、二次元平面領域を複数の領域に分割し、さらに高さ方向にも所定数に分割して管理されるゴミピットからなる防護区域に、該防護区域内における火災の発生を検出し、火災発生位置を得る火災検出手段と、該防護区域内における火災を消火する放水銃と、前記ゴミピットのゴミの積載高を測定するクレーン制御部とを設けた自動消火装置であって、
火災発生位置に対する前記放水銃の旋回角及び俯仰角を定め、前記火災発生位置に基づいて、その場所へ放水するように前記放水銃を制御する放水銃制御部と、
前記火災検出手段により得られた火災発生位置及び火災発生時刻と前記放水銃制御部によって制御される前記放水銃により放水が行われた放水時刻とを含む情報を履歴情報として格納する情報格納手段と、
前記履歴情報を表示装置に出力する出力手段と、を備え、
前記履歴情報と火災発生位置に対応するゴミ積載高のデータとを一つの同じ画面に出力させることを特徴とする。
【0008】
【作用】
情報格納手段に格納された火災発生位置、放水時刻が保存されるので、後で必要に応じて確認することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の好適な一実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本実施例の自動消火装置1の概略構成を示す図であり、本発明における自動消火装置1をゴミピット用の消火装置として適用した場合の一例を示す。すなわち、本実施例の大空間消火装置1は、ゴミを貯留するためのゴミピット10内を防護区域とし、このゴミピット10内で発生する火災を消火するための消火装置となっている。
この大空間消火装置1は、図1に示すように、火災検知装置(火災検出手段)2と、放水銃(消火用ノズル)3と、放水銃制御部4と、データ処理装置(出力手段)5とからなり、データ処理装置5は、、表示装置6、印字装置7、RAM等の半導体メモリからなるデータ格納装置(情報格納手段)8を備え、また、放水銃3及び放水銃制御部4で消火手段を構成している。
【0010】
図2は、防護区域としてのゴミピット10の概略平面図、図3は、図2におけるゴミピット10のA−A’線断面図である。
本実施例におけるゴミピット10は、図2に示すように、縦20m,横40m,深さ30mの直方体状の容器となっており、縦方向を7、横方向を14に分割して二次元平面領域を98の領域に分割し、さらに、高さ方向を4に分割して管理している。そして、対向する短手方向の両辺近傍位置にそれぞれ1門ずつ合計2門の自動/手動切替型の放水銃2a,2b(以下、放水銃2a,2bをそれぞれA放水銃,B放水銃という)を設置し、長手方向の一辺近傍位置中央に監視室Sを設置するとともに、この監視室Sの前方に1門の手動型の放水銃2c(以下、放水銃2cをC放水銃という)を設置している。
【0011】
また、図3に示すように、投入ステージ11から投入されたゴミはゴミピット10内に一時貯留され、クレーン装置Tによって撹拌または運搬された後、投入ホッパ12から焼却炉13に投入される。そして、焼却炉13ではゴミピット10内の空気を燃焼用に吸引し、臭気が外部に漏れるのを防いでいる。さらに、ゴミピット10内のゴミはクレーン装置Tによりゴミの移動処理や火災監視等を高めるために常時片側(焼却炉13側)に寄せるという作業が行われている。
クレーン装置Tは、天井自走型のクレーン装置であり、クレーン制御装置20によって、図2中、矢印X方向と矢印Y方向とにレールに沿って自由に移動可能となっており、また、ワイヤケーブルを下ろしたり巻き上げることにより昇降自在となっている。
【0012】
火災検知装置2は、赤外線画像式の火災検知器である赤外線センサ2aを有し、図4に示すように、ゴミピット10の上方位置に設けられて水平・垂直両方に旋回することにより防災区域となるゴミピット10内を二次元平面的に走査し、火災の際に高温物体から放射される熱エネルギーを検出することにより、火災の発生及び当該火災発生位置を所定領域毎に検出する温度センサである。そして、火災発生の検出と同時に表示装置6上に火源位置をポイントで表示し、同じ画面で放水銃3の状態確認、例えば、放水中であるとか、照準中であるといったことを確認できる。
【0013】
放水銃3は、ゴミピット10内の所定領域に対して照準を合わせ、消火ポンプP及びモータMによって、数百リットル(例えば、毎分600リットル)の水を所定領域に放水するものである。
放水銃制御部4は、図1に示すように、照準制御部4a、油圧ポンプ制御部4b、タイマ部4c、主制御部4dから構成されている。
【0014】
照準制御部4aは、主制御部4dから入力される火災発生位置情報に基づいて放水銃3における上下・左右の移動による照準制御及びノズル(噴霧)形状の制御を行うものであり、油圧ポンプ制御部4bは、主制御部4dからの放水開始命令に基づいて消火ポンプP及びモータMに対する駆動制御信号を出力するとともに、放水銃3に供給される水源の弁の開閉制御を行うものである。
【0015】
タイマ部4cは、火災検知装置2からの火災発生情報の検出タイミングに基づく主制御部4dからの信号によって起動し、予め設定された時間(本実施例では、6分に設定しているが、設定時間は設置条件に合わせて自由に設定可能)になるとタイムアップ信号を主制御部4dに対して出力する。主制御部4dは、火災検知装置2から火災発生情報及び火災発生位置情報を受け取ってタイマ部4cを起動するとともに、照準制御部4aに対して火災発生位置情報を出力する。また、クレーン制御部20から出力される退避完了信号、あるいは、タイマ部4cから出力されるタイムアップ信号を受け取って油圧ポンプ制御部4bに放水開始命令を出力する。このタイマ部4cは、火災を確認するために監視者が中央監視室から監視室Sに来るまでの時間を設定するためのものである。
【0016】
データ処理装置5は、図5に示すように、表示装置6、印字装置7、データ格納装置8(本体内部に収容されている)、入力装置9を備え、ROM内に格納される後述するプログラム処理に基づいて、火災検知装置2及び放水銃制御部4との間で授受される信号に基づいて、履歴情報の処理を含む各種データ処理を行うものである。
表示装置6及び印字装置7は、データ処理装置5によって処理された各種情報を視覚を通して外部に報知するものであり、データ格納装置8は、履歴情報や、ゴミピット10内の二次元平面領域を分割した98領域におけるゴミ積載高のテーブルデータ等の各種データを格納する、少なくとも格納用RAMを備えている。入力装置9は、キー入力部9a及びジョイスティック9bを備え、防災システム監視者による各種操作指示を与えるものである。
【0017】
クレーン制御部20は、クレーン装置Tに対し、ゴミピット10内のゴミの搬送等を行うための制御信号を出力するものであり、また、火災検出時にはクレーン装置Tをゴミピット10の外に設けられた所定のクレーン退避位置に退避させるための退避要求信号を出力し、クレーン装置Tの退避が完了したら放水銃制御部4の主制御部4dに退避完了信号を出力し、放水時にクレーン装置Tが放水の障害とならないようにしてある。さらに、予め設定された時間毎、または、ゴミを運搬する度に、前述の98に分割された各領域毎にクレーン装置Tをゴミ上面まで下ろし、巻き上げられたワイヤケーブルの長さに基づいて各領域毎のゴミの積載高を測定し、各領域に対応する高さデータを図示しないデータ格納部に格納する。
【0018】
次に、本実施例の動作を説明する。
図6及び図7は、本実施例の自動制御処理のフローチャートである。なお、以下の説明においてSは処理ステップを示す。
まず、火災検知装置2によって火災の発生の有無をチェックし(S1)、火災の発生を検出すると、監視室S内の防災システムより火災確認出力を行い、その表示装置6において火災が発生した旨の表示を行う(S2)。そして、消火ポンプPの運転開始の有無がチェックされ(S3)、消火ポンプPの運転開始が確認された時点で消火ポンプPに運転指令が出力される(S4)。
【0019】
ここで、防災システムにおける動作モードが自動モードであるか手動モードであるかをチェックし(S5)、手動モードである場合、後述する手動制御処理を実行し(S6)、自動モードである場合、火災位置及び高さのデータを受信する準備ができているか否かをチェックする(S7)。データ受信の準備ができた時点で放水銃制御部4は、火災検知装置2から火災発生位置(前述した98領域のいずれかの領域)のデータを受信し、データ格納装置8に格納する。そして、火災発生位置のデータに対応する高さデータ(4ブロックのいずれか)をデータ格納装置8から受信し、表示装置6に火災位置と高さデータとを表示する(S8)。
【0020】
次に、入力された火災発生位置のデータに基づいて、火災発生位置がB放水銃による放水対象区画であるか否かをチェックし(S9)、B放水銃による放水対象区画でない場合はA放水銃による放水対象区画であると判断して照準制御部4aによりA放水銃の照準制御を行う(S10)。一方、上記S9の判断処理において、火災発生位置がB放水銃による放水対象区画である場合、B放水銃の前面に設けられた扉の開放指令を行い(S11)、扉が開き終わったら照準制御部4aによりB放水銃の照準制御を行う(S12,S13)。そして、照準制御部4aによる照準制御中は、表示装置6に照準中である旨の表示を行う(S14)。このように、3次元的に得られた火災発生位置に基づいて、その場所へ放水するように放水銃3を制御、すなわち、照準の位置合わせを行う。
なお、放水銃3毎に火災発生地点に対する旋回角及び俯仰角が定められており、このために放水銃3には角度を検出するためのエンコーダが設けられている。放水銃制御部4は、放水銃3へ放水位置を指定する信号を送り、このデータは後述する圧力スイッチがオンになったとき、つまり、放水銃3による放水が行われたとき、データ格納装置8に格納されることになる。そして、データ処理装置5には、図示しない日時用タイマが接続されており、火災検出時あるいは放水時に、その時刻が火災発生時刻データまたは放水時刻データとして、データ格納装置8に火災発生位置及び放水位置と対応付けられて格納される。本実施例では、火災発生位置と火災発生時刻とをまとめて火災情報といい、放水位置と放水時刻とをまとめて放水情報という。
【0021】
照準が完了すると(S15)、表示装置6は放水待機の表示となり(S16)、タイマ部4cによる計時を開始する(S17)。そして、タイマ部4cによって5分間の計時が終了したか否かをチェックし(S18)、終了するとタイムアップ信号を主制御部4dに出力する。また、クレーン制御部20からクレーン装置Tの退避完了を伝える退避完了信号の有無をチェックし(S19)、クレーン制御部20から主制御部4dに退避完了信号が入力された場合、表示装置6は放水準備中である旨の表示を行う(S20)。次いで、使用する放水銃3がA放水銃であるかB放水銃であるかをチェックし(S21)、A放水銃を使用するときはA放水銃の自動弁を開き(S22)、B放水銃を使用するときはB放水銃の自動弁を開く(S23)。自動弁が開かれると、圧力スイッチがオンとなったか否かをチェックし(S24)、オンとなっている場合、放水銃3による放水が開始されたものとして、表示装置6に自動放水中である旨の表示を行い(S25)、割込み処理待ちとなる。
【0022】
図8は、本実施例の手動制御処理のフローチャートである。
手動制御処理では、まず、放水銃3の自動照準制御を停止し(S31)、3門のA放水銃〜C放水銃のいずれの放水銃3を使用するかを選択する(S32)。
ここで、B放水銃が選択されたか否かをチェックし(S33)、この判断処理において、B放水銃が選択された場合、B放水銃の前面に設けられた扉が開いているか否かのチェックを行い(S34)、扉が開いていないときには扉の開放指令を行って扉を開く(S35,S36)。
【0023】
次に、手動操作の選択を行い(S37)、ここで、ジョイスティック操作を選択した場合、表示装置6に照準中である旨の表示を行うとともに(S38)、選択した放水銃3に対応するジョイスティック9bを操作することで上記S32の処理で選択された放水銃3の照準制御を行う(S39)。そして、再度手動制御処理を実行する(S40)。また、上記S37の選択処理において、放水操作を選択した場合、表示装置6は放水準備中である旨の表示を行い(S41)、上記S32の処理で選択された放水銃3の自動弁を開く(S42)。自動弁が開かれると、圧力スイッチがオンとなったか否かをチェックし(S43)、オンとなっている場合、放水銃3による放水が開始されたものとして、表示装置6に手動放水中である旨の表示を行い(S44)、再度手動制御処理を実行する(S45)。さらに、上記S37の選択処理において、放水停止操作を選択した場合、対象となる放水銃3の自動弁を閉じ(S46)、再度手動制御処理を実行する(S47)。なお、この処理を抜けるときは、後述する自動・手動切換割込み処理を実行することで動作モードを自動モードに切り換えて行う。
【0024】
図9は、本実施例の自動・手動切換割込み処理のフローチャートである。
自動・手動切換割込み処理は、予め設定されている動作モードを割込み処理によって切り換えるものであり、動作モードが切り換えられると、切り換えられた現在の動作モードが自動モードであるか手動モードであるかをチェックし(S51)、手動モードである場合、前述した手動制御処理を実行し(S52)、自動モードである場合、火災検知装置2によって火災の発生の有無をチェックし(S53)、火災の発生を検出すると、照準制御を行うために図6のS7の処理に進み、一方、火災が発生していないときには割込み処理待ちとなる。
【0025】
図10及び図11は、本実施例の復旧割込み処理のフローチャートである。
復旧割込み処理では、まず、現在の動作モードが自動モードであるか手動モードであるかをチェックし(S61)、手動モードである場合、前述の手動制御処理を実行し、復旧処理を行わない(S62)。すなわち、この復旧処理はA放水銃及びB放水銃に対して行われる処理であり、具体的には、A放水銃及びB放水銃を所定位置に格納する処理とB放水銃における扉の閉塞処理とが行われる。また、C放水銃は手動動作するので放水停止、つまり復旧動作も手動で行う。
【0026】
次に、火災検知装置2によって火災の発生の有無をチェックし(S63)、火災の発生を検出した場合、火災が継続しているものと判断して復旧処理を行わず、図6のS7の処理に進み、再度火災位置・高さデータを読み込み、放水を継続する。これは、前回の火災発生位置と異なる位置で火災が発生していることが考えられるためである。
上記S63の判断処理において火災が鎮火した場合、放水に使用した放水銃3がA放水銃であるか、B放水銃であるか、あるいは、A放水銃及びB放水銃の両方であるかをチェックし(S64)、対応する放水銃3の自動弁を閉じるとともに(S65,S66,S67)、表示装置6に復旧中である旨の表示を行う(S68)。
【0027】
自動弁が閉じられると、圧力スイッチがオフとなったか否かをチェックし(S69)、オフとなっている場合、放水銃3による放水が停止されたものとして、再度放水に使用した放水銃3がA放水銃であるか、B放水銃であるか、あるいは、A放水銃及びB放水銃の両方であるかをチェックし(S70)、対応する放水銃3を格納する(S71,S72,S73)。そして、放水銃3の格納が完了したか否かをチェックし(S74)、格納完了を確認すると、続いて、B放水銃を使用したか否かをチェックする(S75)。ここで、B放水銃を使用していた場合、B放水銃の前面の扉に閉塞指令を行って扉を閉じる(S76,S77)。
【0028】
図12は、本実施例の火災信号ログの出力例を示す図である。
すなわち、火災検知装置2からゴミピット10内に火災が発生した旨の火災発生信号が放水銃制御部4に入力されると、データ処理装置5では、図12に示すように、火災アドレス及びゴミ積み上げ高さの生データと変換データ、さらに、火災発生日時のデータをデータ格納装置8に格納し、表示装置6に出力するとともに、必要に応じて印字装置7によりプリントアウトする。なお、生データとは、火災検知装置2やクレーン制御部20から出力される電流値そのままの値であり、変換データとは、生データを、対応する二次元平面領域(アドレス領域)や高さ領域(ブロック領域)に変換して得られるデータである。
これによって、表示装置6に表示される火災信号ログにより、現在までの火災発生履歴情報を即座に把握することができ、また、データ格納装置8に格納された過去のログデータ(履歴情報)をいつでも参照することができ、装置メンテナンスのための情報の一つとして登録データを利用することができる。
この自動消火装置(設備)においては、火災検知装置2と放水銃3とがあり、これらを別々のマイコン等で制御している。また、火災発生位置等の他に放水位置等もデータとして格納するようにしているので、装置が何等かの原因で呼称して、例えば、火災が発生したにもかかわらず、放水されなかった場合には、このログ画面を参照することにより、火災検知の制御系または放水側の制御系のどちらに問題(故障等)があるのかを容易に判断することができる。
【0029】
なお、上記実施例では、クレーン装置Tがクレーン退避位置に退避した時点で退避完了信号を出力するようになっているが、この退避完了信号を出力するタイミングとしては、クレーン装置Tがワイヤロープにより巻き上げられてゴミピット10の上方に位置した時点で出力するように構成しても構わない。
また、上記実施例では、ゴミピット10内を縦7×横14の98に分割し、さらに、高さ方向を4段階に分割して管理しているが、この分割数は火災検知装置2の精度や放水銃3の放水パターン等に合わせて任意に設定可能である。
さらに、上記実施例では、システムの監視者による判断に要する時間として、タイマ部6cに設定された時間は6分となっているが、この設定時間は設置条件に合わせて自由に設定可能である。
【0030】
そして、本実施例としては、消火手段として放水銃を例に採り説明しているが、これに限らず、例えば、スプリンクラーヘッド,水噴霧ヘッド,消火栓等があり、スプリンクラーヘッドにおいては、ヘッドの一次側に接続される地区警報弁に設けられた圧力スイッチにより、放水位置や放水時刻を知ることができ、また、放水時刻をポンプに起動信号を出力した時刻から求めるようにしてもよい。
また、図12に示す例では、表示装置6に火災情報を5つ、放水情報を1つだけ表示しているが、これらの数は特に限定されるものではない。
【0031】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、消火手段によって行われた放水位置,放水時刻を示す放水情報と、火災発生位置,火災発生時刻を示す火災情報とをデータ格納装置に格納しておくことにより、必要に応じて後に確認することができ、表示装置または印字装置からの出力により火災発生の履歴情報を視認できる形で外部に出力することができる。
これによって、いつでも過去の履歴情報を参照することができ、また前記履歴情報と火災発生位置に対応するゴミ積載高とを一つの画面に表示するようにしているので、装置メンテナンスのための情報の一つとして有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の自動消火装置の概略構成を示す図。
【図2】ゴミピットの概略平面図。
【図3】図2のゴミピットのA−A’線断面図。
【図4】赤外線センサを概略構成を示す図。
【図5】図1における入力部及び表示部の一例を示す図。
【図6】本実施例のメイン処理のフローチャート。
【図7】図6に続く、本実施例のメイン処理のフローチャート。
【図8】本実施例の手動制御処理のフローチャート。
【図9】本実施例の自動・手動切換割込み処理のフローチャート。
【図10】本実施例の復旧割込み手動制御処理のフローチャート。
【図11】図10に続く、本実施例の復旧割込み手動制御処理のフローチャート。
【図12】本実施例の火災信号ログの出力例を示す図。
【符号の説明】
1 自動消火装置
2 火災検知装置(火災検出手段)
3 放水銃(消火用ノズル)
4 放水銃制御部(消火用ノズル制御部)
5 データ処理装置(出力手段)
6 表示装置
7 印字装置
8 データ格納装置(情報格納手段)
9 入力装置
10 ゴミピット
T クレーン装置
Claims (2)
- 二次元平面領域を複数の領域に分割し、さらに高さ方向にも所定数に分割して管理されるゴミピットからなる防護区域に、該防護区域内における火災の発生を検出し、火災発生位置を得る火災検出手段と、該防護区域内における火災を消火する放水銃と、前記ゴミピットのゴミの積載高を測定するクレーン制御部とを設けた自動消火装置であって、
火災発生位置に対する前記放水銃の旋回角及び俯仰角を定め、前記火災発生位置に基づいて、その場所へ放水するように前記放水銃を制御する放水銃制御部と、
前記火災検出手段により得られた火災発生位置及び火災発生時刻と前記放水銃制御部によって制御される前記放水銃により放水が行われた放水時刻とを含む情報を履歴情報として格納する情報格納手段と、
前記履歴情報を表示装置に出力する出力手段と、を備え、
前記履歴情報と火災発生位置に対応するゴミ積載高のデータとを一つの同じ画面に出力させることを特徴とする自動消火装置。 - 前記放水銃制御部は、前記放水銃に供給される水源の自動弁の開閉制御を行う油圧ポンプ制御部を有し、
前記自動弁が開かれ圧力スイッチがオンになって、放水銃による放水が行われたとき、その時刻が放水時刻として前記情報格納手段に格納されることを特徴とする請求項1記載の自動消火装置。
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