JP3639342B2 - 電子部品搭載方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子部品を所定の基板上位置に搭載する電子部品搭載方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、このような電子部品搭載装置では吸着ノズルにより吸着された電子チップ部品(以下単に部品という)の画像をCCDカメラなどから取り込み、この部品の画像を認識することにより部品の位置を検出し、必要に応じて吸着ノズルによる部品の姿勢を補正することにより部品の位置決めを行ない、所定の基板上に部品の搭載を行なっている。
【0003】
特に、タッチレスセンタリング(TLC)方式による部品搭載装置では、特開平6−89341に記載されているように、ビデオカメラを用いて吸着ノズルに吸着された部品の画像を取り込み、テンプレートによるマッチングにより部品のコーナーの座標を求め、この座標位置から部品の中心位置および部品の傾斜角度に相当する回転角度を求めて部品の位置検出を行い、部品の正しい吸着姿勢に対するずれを補正している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、大量生産によって作られた部品のように成形された外径のバラツキのない形状については問題ないが、少量生産部品、特にコイル部品等手加工工程のある部品ではリードの不揃い、プラスチックの変形、角部の丸み等が多く見られ、冒頭で述べたような方法では部品の認識が不可能となることが多い。また、これらの部品は多種少量生産性が多く、それぞれテンプレートを用意しなくてはならず生産性を著しく損ねていた。
【0005】
以上の問題に加え、部品の極性が部品の外形、特に部品の角部の切り欠きで示されている部品があり、このような部品の位置を検出して部品の極性を求める場合には、部品の変形などがあると正しい位置の切り欠きを誤認識してしまい極性を間違えて部品の搭載が行なわれてしまう、という問題があった。
【0006】
本発明は、極性を間違えて部品の搭載が行なわれてしまう、という問題を解消できる電子部品搭載方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この課題を解決するために、
角部に部品の極性を示す切り欠きがある電子部品を所定の基板上位置に搭載する電子部品搭載方法において、
部品の画像を取得して部品の画像の各辺に外接する外接接線がそれぞれ交わる点を部品の角部として求め、
前記求めた各角部に設定した領域の明るさが最大値となる領域を切り欠きのある角部の領域と判定して部品の極性を判別し、
また部品の画像処理により部品の位置と回転角度を求めて、部品の吸着姿勢を補正し、
基板上の所定位置に部品を正しい姿勢で搭載する構成を採用した。
【0008】
【作用】
本発明では、部品の各角部に設定した領域の明るさが最大値となる領域を切り欠きのある角部の領域と判定して部品の極性が判別される。
【0010】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0011】
図1には、本発明に用いられる電子部品搭載装置の外観が概略図示されている。同図において、符号1は部品(ICチップなどの電子部品)が実装されるプリント基板、符号2はこの基板を搬送する基板搬送機、符号3はxyロボット、符号4は実装すべき部品の供給装置である。xyロボット3には、吸着ノズル6が取り付けられており、この吸着ノズル6は、吸着ヘッド9に取り付けられており、xyロボット3によって部品供給装置4のところへ移動され、そこでプリント基板1に搭載しようとしている部品5を吸着保持する。吸着ノズル6は部品5を吸着後、吸着された部品の画像データを取得するビデオカメラ7に移動し、そこで部品が撮像される。符号8はビデオカメラ7で取得した部品の画像データかられ、部品の中心位置、回転角度などを認識する画像処理装置である。
図2には、吸着ノズル6により吸着された部品5が撮像される構成が詳細に図示されている。吸着ノズル6には拡散板10が取り付けら、この拡散板10は中心部に透孔を有し、ここに吸着ノズル6を通した状態で装着されている。吸着ノズル6の周囲には複数の光源11が配設され、それぞれ拡散板10を照射している。なお、前記拡散板10は部品5の背景を明るくして鮮明な画像を得るためのものである。
【0012】
このようにしてビデオカメラ7で撮像された部品5の画像は、以下に詳細に説明するように画像処理装置8により画像処理され、部品の位置ないし姿勢が検出され、それに基づいて部品の中心位置および部品の傾斜角度に相当する回転角度を求めて部品の正しい吸着姿勢に対するずれを補正後、基板搬送機2により搬送されてくるプリント基板1の所定位置に正しい姿勢で搭載される。
【0013】
以下に、このような電子部品搭載装置において、実施例として図3に示すような4隅の1つに切り欠き21のある部品20の重心の位置と切り欠きのある部分を認識する画像処理装置8において行なわれる部品の位置検出方法を図4、図5のフローチャートに示すアルゴリズムを用いて説明する。又、フローチャートの各ステップに対応する説明図を図6〜図8に示す。
【0014】
図3(a)には、リード部22とモールド部23からなり、モールド部23にコイル部24とコア部25をモールド取り付けされた部品20が図示されている。この部品20の4つの角部の一つに切り欠き21が形成されており、この切り欠きにより部品の極性が示されている。
【0015】
まず、このような部品20が図4のステップS1においてビデオカメラ7により撮像され、その画像が取り込まれる。図3(b)および図6の(S1)は、このようにして取り込まれた部品20の画像30を示している。同図から明らかなように、リード部22の先端は白色であり、背景も白色であることにより画像として現れないが、リード部の根本部分は、画像32、32’として現れ、またモールド部分も凹凸模様を持つ画像として、更に切り欠き部を含む角は丸みを帯びた画像31として撮像されていることが理解できる。
【0016】
続いて、ステップS2において部品の画像30の外接接線を求める。この外接接線は図6の(S2)から明らかなように、部品の各X、Y辺に外接する4本の外接接線30a〜30dからなっている。
【0017】
ステップS3では、これらの外接接線30a〜30dを元にして角部31を含む大きな領域40に対してウインド41がかけられる(図6(S3))。続くステップS4において、大きな領域40に対して横方向xにプロジェクションが取られる。このプロジェクションにより図6の(S4)に示したように、リード部の根本部分の画像32が除去された滑らかな画像30xが得られる。
【0018】
このように横方向にプロジェクションがとられた画像は、ステップS5においてプロジェクション波形にn画素中の最小値を取るフィルタがかけられる。このフィルタリングは加算的なデジタルフィルタリングに相当し、これにより部品の他の辺の画像30yに現れるリード部の画像34が除去される。次に、ステップS6においてフィルタをかけたプロジェクション波形の最大値から部品の外側方向にサーチして一定の値以下になるところを求め、辺Xに対応する基準線を求める。すなわち、図6の(S5)に示すように、横軸(sum)方向に最大になるところ(max)からその1/3の値になるところよりΔだけy軸方向にオフセットしたところに引いた線を部品のX辺に対応する基準線ysとして求める。
【0019】
同様にステップS7において、縦方向にプロジェクションを取りステップS5、S6において行なわれた処理を行なう。これが図6の(S7)に示されており、部品のY辺に対応する基準線xsが求められる。
【0020】
このようにしてプロジェクション波形をサーチして求めた座標を元にして図7の(S8)に示したように基準線xs、ysで定まる小さい領域43を角部に近いところに設定する(ステップS8)。続くステップS9では、小さい領域45を図7の(S9)で示したように斜めにサーチして部品の角部の両エッジの点のペア(mx1、my1)、(mx2、my2)、……を求める。すなわち、各角部に対して基準線を斜辺としその交点を頂点とする2等辺三角形の底辺を形成する直線を順次求め、各直線と部品のX、Y辺に相当する線が交わる交点のペアを求める。
【0021】
続いて、図5のステップS10で図示したように、エッジの点のペア(mx1、my1)、(mx2、my2)、……の中点Lc1、Lc2、……を求め、これらの中点と小さい領域45の部品中心へ向かう対角線L0との距離w1、w2、……を求める(図7のS10を参照)。続くステップS11において、距離を独立変数、エッジのペアを従属変数としてエッジの数をカウントする。すなわち、図7の(S11)に図示したように、対角線L0に至る距離を横軸にしてその距離になるエッジの数を縦軸にプロットする。
【0022】
ステップS12では、カウント数のピーク値を中心にして一定の範囲w0にあるものを部品の辺のエッジのペアと見なす。図7の(S10)の拡大図に示す例では、エッジのペア(mx1、my1)、(mx2、my2)、(mx4、my4)は、その中心点がw0の範囲に入るのでエッジのペアとされ、一方、(mx3、my3)などは除外される。このようにして、良質なデータからなるペアデータが得られる。
【0023】
続いてステップS13において、エッジのペアと見なされた部品の各辺の座標点からその平均をそれぞれx、y方向に取り、各辺上に平均点の座標Px(x、y)、Py(x、y)を求める(図7のS13を参照)。
【0024】
上述したステップS3〜S13の処理を部品の4隅に対して行ない(ステップS14)、図7の(S14)に示したように、各4隅に対して平均点T1〜T8を求める。続いてステップS15において各辺上に求めた平均点を通る辺を示す直線y=a0x+b0、y=a1x+b1、x=a2y+b2、x=a3y+b3を求める。続いてステップS16において各直線の交点R1〜R4を部品の角部として求める(図7のS15、16を参照)。
【0025】
次に、ステップS17において角部の内側の明るさをカウントしてそのカウント値の大きいものを切り欠きとする。すなわち、図8の(S17)に図示したように、部品の各角部に設定した領域S0〜S3に対して明るさをカウントし、その最大値となる領域S3を切り欠きのある領域とする。
【0026】
続いて、ステップS18において、向かい合う直線の平均直線を求めこれらの交点を部品の中心とし、傾きの平均を部品の傾きとする。すなわち、図8の(S18)に図示したように、y=a0x+b0とy=a1x+b1の平均の直線y=aHx+bHと、x=a2y+b2とx=a3y+b3の平均の直線x=aVy+bVの交点を部品の中心とし、一方、Hを水平方向の部品の長さ、Vを垂直方向の部品の長さとして傾きを(aV*V−aH*H)/(H+V)とする。
【0027】
このようにして一連の処理を終了する。
【0028】
この後、求めたデータに基づいて部品の吸着姿勢を補正して正しい位置決めで部品をプリント基板の所定位置に搭載する。
【0029】
上記アルゴリズムに加えて、説明を省略するが、予め切り欠きの種類、形状、数を入力しておけば、さらに判断材料が増え、精度の高い部品位置認識が可能となる。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明では、部品の画像を取得して部品の画像の各辺に外接する外接接線がそれぞれ交わる点を部品の角部として求め、その求めた各角部に設定した領域の明るさが最大値となる領域を切り欠きのある角部の領域と判定して部品の極性を判別し、また部品の画像処理により部品の位置と回転角度を求めて、部品の吸着姿勢を補正し、基板上の所定位置に部品を正しい姿勢で搭載するようにしているので、極性を間違えて部品の搭載が行なわれてしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が用いられる電子部品搭載装置の外観を示す斜視図である。
【図2】部品のビデオカメラによる撮像を示した説明図である。
【図3】撮像される部品並びに撮像された部品の画像を示す説明図である。
【図4】部品の位置検出方法のアルゴリズムを示したフローチャート図である。
【図5】部品の位置検出方法のアルゴリズムを示したフローチャート図である。
【図6】本発明の位置検出方法の各ステップでの動作を説明する説明図である。
【図7】本発明の位置検出方法の各ステップでの動作を説明する説明図である。
【図8】本発明の位置検出方法の各ステップでの動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 プリント基板
5 部品
6 吸着ノズル
7 ビデオカメラ
8 画像処理装置
10 拡散板
11 光源

Claims (1)

  1. 角部に部品の極性を示す切り欠きがある電子部品を所定の基板上位置に搭載する電子部品搭載方法において、
    部品の画像を取得して部品の画像の各辺に外接する外接接線がそれぞれ交わる点を部品の角部として求め、
    前記求めた各角部に設定した領域の明るさが最大値となる領域を切り欠きのある角部の領域と判定して部品の極性を判別し、
    また部品の画像処理により部品の位置と回転角度を求めて、部品の吸着姿勢を補正し、
    基板上の所定位置に部品を正しい姿勢で搭載することを特徴とする電子部品搭載方法。
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