JP3649753B2 - 画像記録媒体再生装置 - Google Patents
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- Television Signal Processing For Recording (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、圧縮された画像信号を記録媒体から復号再生する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
優れた臨場感及び実在感を観衆に提供するための3次元画像表示が、博覧会等の催しにおいて行われて来たが、博覧会での利用だけにとどまらず、医学,教育,土木,ビデオゲーム,コンピュータグラフィックス等の実用性が高い分野にわたって、3次元画像表示が浸透している。
【0003】
3次元画像表示の技術としては、偏向フィルタ,液晶シャッタ等の特別なメガネを使用する立体表示方式が実用化されている。ところが、この場合にはメガネの装着が煩わしいという課題がある。この課題を解決するために、NHK技研R&DNo.23に、このような特別なメガネを使用しない3次元画像のディスプレイ装置が報告されてる。
【0004】
図2は、このディスプレイ装置への画像信号の入力状態を示す模式図であり、図中21は、3次元画像ディスプレイである。3次元画像ディスプレイ21には、右目用の画像信号と左目用の画像信号とが独立に入力される。このように、3次元画像ディスプレイ21に入力する画像信号は、右目用と左目用との2系統が必要であり、その2系統の画像信号は、水平,垂直共に完全に同期して位相も合致していなければならない。
【0005】
図2に示すような2系統の画像信号を供給する方法として、図3,図4,図5に示す方法が従来から行われている。以下、これらの方法について簡単に説明する。
【0006】
図3は、2台の記録媒体再生装置22, 23を同期駆動させて2系統の画像信号を提供する方法を示している。一方の記録媒体再生装置22から他方の記録媒体再生装置23へ各種信号、例えば水平同期信号, 垂直同期信号, 画像表示ドットクロック信号, 各種の動作に関わる制御信号を出力し、各記録媒体再生装置22, 23にて2個の同一の記録媒体をそれぞれ再生して、同期して位相も合った右目用,左目用の画像信号を出力する。
【0007】
図4は、1台の再生装置24を用いて、例えばレーザディスク等の1個の記録媒体25の表面及び裏面を同時に再生して2系統の画像信号を提供する方法を示している。この方法では、同時に1個の記録媒体25の表面及び裏面を再生するので、同期した2種の再生画像信号を得ることはできるが、一般的に画像信号はFM変調されて記録されているので、位相が合っていない。よって、各系統から出力される再生画像信号の位相を比較する位相比較器30と、その比較結果に応じて各系統における再生画像信号の位相を遅延する遅延素子28, 29とを備える。記録媒体25の表面から再生されたFM変調の画像信号は復調回路26にて復調された後に遅延素子28に入力する。同様に、記録媒体25の裏面から再生されたFM変調の画像信号は復調回路27にて復調された後に遅延素子29に入力する。遅延素子28, 29からの出力信号の位相が位相比較器30にて比較され、その比較結果が遅延素子28, 29へフィードバックされる。そして、同期して位相も合った右目用,左目用の画像信号が、遅延素子28, 29から出力される。
【0008】
図5は、例えばVTR用の磁気テープ等の記録媒体31に、右目用の画像信号と左目用の画像信号とを交互に記録し、再生側で遅延素子35, 36を用いることにより同期しかつ位相が合った2系統の画像信号を提供する方法を示している。この方法でも、上述の方法と同様に、2系統の画像信号の位相を合致させるために、各系統から出力される再生画像信号の位相を比較する位相比較器37と、その比較結果に応じて各系統における再生画像信号の位相を遅延する遅延素子35, 36とを備える。記録媒体31からの再生画像信号は、スイッチ32により、右目用の再生画像信号と左目用の再生画像信号とに切り換えられて、データ補間回路33, 34に入力される。データ補間回路33, 34にて、入力されない部分の補間処理が施された後に遅延素子35, 36に入力する。遅延素子35, 36からの出力信号の位相が位相比較器37にて比較され、その比較結果が遅延素子35, 36へフィードバックされる。そして、同期して位相も合った右目用,左目用の画像信号が、遅延素子35, 36から出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示した方法では、2系統の再生信号を同期させて位相を合致させるために、一方の記録媒体再生装置22からの各種信号に従って他方の記録媒体再生装置23が動作することになるので、記録媒体再生装置23の回路規模が大きくなるという欠点がある。また、この方法では、1つの3次元画像を得るために、2個の記録媒体を必要とする欠点もある。
【0010】
図4,図5に示した方法では、1個の記録媒体から1つの3次元画像が得られるので、上述したような欠点は解消できるが、遅延素子を用いて2系統の再生信号の位相を合致させるようにしたので、例えばディジタルメモリ等の記憶素子が必須であり、大きな回路規模とならざるを得ないという課題がある。
【0011】
ところで、画像信号のデータ量を削減する目的にて、MPEG(Moving Picture Experts Group)により規格化された動画像の圧縮伸長技術を用いてCD(Compact Disk)に動画像を記録再生する方法が公知である。図6は、このMPEGによる技術を利用してデータが記録されたビデオCD,カラオケCDに対応した1系統の復号再生回路を有する再生装置の構成を示す模式図である。この復号再生回路には、ディジタル的に圧縮されたデータを復元するためのディジタル記憶素子を必要とし、一般的にはこのディジタル記憶素子としてDRAMが使用される。
【0012】
図6において、12はCD−ROMからなる記録媒体11からデータを読み出すCD−ROMデコーダである。CD−ROMデコーダ12にて読み出されたデータは、CPU14と接続されたシステムコントローラ13, 圧縮データを元のデータに伸長復号するMPEGデコーダ15を介して、記憶素子としてのDRAM16に、一旦格納される。システムコントローラ13からの指示に従って、DRAM16に格納された再生圧縮データがMPEGデコーダ15に読み出され、元のデータに復号される。復号された元のデータはD/A変換器17にてアナログ化された後にディスプレイ18に出力されて、復号データに応じた画像が表示される。
【0013】
一般的にCD−ROMのデータ転送レートは 1.5Mbpsであり、ビデオCD,カラオケCDにあっては、画像信号に約 1.2Mbps、音声信号に約 0.2Mbpsを使用している。また、標準のCD−ROMを対象とするCD−ROMデコーダは、回転数が 200〜500 rpm、走査速度が 1.2〜 1.4m/sec、最大再生時間が74分である。
【0014】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、圧縮データを復号する際に使用する記憶素子を有効に活用にすることにより、特別な回路を追加設置することなく小さな回路規模にて、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致した複数の再生画像信号を得て、複数の画像を完全に同期再生することが可能である画像記録媒体再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像記録媒体再生装置は、記録媒体に記録された圧縮画像信号を復号再生する装置において、記録媒体に記録された圧縮画像信号を読み取る読取部と、読み取られた圧縮画像信号を格納する格納手段及び該格納手段に格納された圧縮画像信号を復号する復号手段をそれぞれ独立に有する複数の復号部と、前記各復号部を制御する制御部とを備え、前記複数の復号部により複数の画像を同期再生するように構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】
本発明の画像記録媒体再生装置では、記録媒体からの圧縮画像信号を格納する格納手段と格納された圧縮画像信号を復号する復号手段とを有する複数の復号部のそれぞれにおいて、圧縮画像信号を復号再生して再生信号を得る。この際、制御部は、各復号部からの再生信号が水平,垂直共に同期してしかも位相が合致するように、各復号部の動作を制御する。この結果、水平,垂直共に同期してしかも位相が合致した複数の画像信号が得られる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0018】
図1は、本発明の画像記録媒体再生装置の構成を示す模式図である。図1において、2はCD−ROMからなる記録媒体1から圧縮データを読み取る読取部としてのCD−ROMドライブである。CD−ROMドライブ2は、読み取った圧縮データを、CPU4に接続された制御部としてのシステムコントローラ3へ出力する。システムコントローラ3は、入力された圧縮データを、右目用と左目用とに分けて、右目用の圧縮データを右目用の復号手段であるMPEGデコーダ5へ出力し、左目用の圧縮データを左目用の復号手段であるMPEGデコーダ6へ出力する。
【0019】
各MPEGデコーダ5,6は、入力された圧縮データを、一旦、対応する格納手段としてのDRAM7,8にそれぞれ書き込む。各MPEGデコーダ5,6は、付随するDRAM7,8に1画面再生分の圧縮データが格納された後に、その格納された圧縮データを読み出して元のデータに復号し、復号した元のディジタルデータを、対応するD/A変換器9,10へ出力する。各D/A変換器9,10は、入力ディジタルデータをアナログデータに変換し、D/A変換器9は右目用の再生画像信号を3次元画像ディスプレイ(図示せず)へ出力し、D/A変換器10は左目用の再生画像信号を同じ3次元画像ディスプレイへ出力する。
【0020】
なお、図1に示すCD−ROMドライブ2は、標準のCD−ROMをベースにしたドライブ装置の2倍速であり、回転数が 400〜1000rpm、走査速度が 2.4〜 2.8m/sec、最大再生時間が37分である。
【0021】
次に、動作について説明する。記録媒体(CD−ROM)1からCD−ROMドライブ2にて読み取られた圧縮データが、システムコントローラ3に入力される。システムコントローラ3では、入力されてくる圧縮データがセクタ単位にて右目用圧縮データと左目用圧縮データとに区別され、右目用圧縮データはMPEGデコーダ5へ出力され、左目用圧縮データはMPEGデコーダ6へ出力される。各MPEGデコーダ5,6に入力された圧縮データは、一旦、それぞれに付随したDRAM7,8にそれぞれ書き込まれる。
【0022】
そして、1画面再生分の圧縮データが、両DRAM7,8に書き込まれると、対応する各MPEGデコーダ5,6がその旨をシステムコントローラ3に通知する。システムコントローラ3は、両DRAM7,8が圧縮データで満たされたことを確認した後、復号化を開始するための指令を各MPEGデコーダ5,6へ出力する。
【0023】
この指令が入力されると、各DRAM7,8から圧縮データが各MPEGデコーダ5,6に読み出され、その圧縮データが復号再生される。復号された元のディジタル画像信号は、各MPEGデコーダ5,6から対応する各D/A変換器9,10へ出力されて、アナログ画像信号に変換される。D/A変換器9から右目用のアナログ再生画像信号が3次元画像ディスプレイへ出力され、一方、D/A変換器10から左目用の再生画像信号が同じ3次元画像ディスプレイへ出力される。そして、3次元画像ディスプレイにおいて再生画像信号に基づく3次元画像が表示される。
【0024】
各MPEGデコーダ5,6の復号動作をシステムコントローラ3にて制御しているので、右目用,左目用の再生画像信号の完全な同期化を実現でき、また両再生画像信号の位相を合致させることができる。一方、各MPEGデコーダ5,6における圧縮データの復号化処理には、ディジタルメモリが必要であるが、本実施例では、右目用,左目用の再生画像信号の同期を合わせる目的にも、このディジタルメモリ(DRAM7,8)を有効に使用している。以上のようにして本実施例では、記憶素子等の特別な回路を追加して設けることなく、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致した右目用の再生画像信号,左目用の再生画像信号を得ることができる。
【0025】
なお、上述した実施例では、2つの再生画像信号を得て2画面を同時再生する場合について説明したが、N個の再生画像信号を得てN画面を同時再生する場合については、MPEGデコーダ,これに付随するDRAM,D/A変換器からなる復号系をN系統だけ設けるようにすれば、全く同様に本発明を適用できることは勿論である。つまり、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致したNチャンネルの画像信号を同時に再生することができる。このような場合のCD−ROMドライブでは、標準のCD−ROMドライブに比べてN倍速であり、回転数が(200〜500)×Nrpm、走査速度が(1.2〜1.4)×Nm/sec、最大再生時間が74/N分である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、圧縮された画像信号を復号再生する本発明の画像記録媒体再生装置では、複数系統の復号部の各格納手段を有効に活用にしたので、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致した複数の再生画像信号を、特別な回路を追加することなく、得ることができて、複数の画像を同時再生することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録媒体再生装置の一実施例の構成を示す模式図である。
【図2】3次元画像ディスプレイへの画像信号の入力形態を示す模式図である。
【図3】2系統の画像信号を得る従来の手法を説明するための模式図である。
【図4】2系統の画像信号を得る従来の他の手法を説明するための模式図である。
【図5】2系統の画像信号を得る従来の更に他の手法を説明するための模式図である。
【図6】MPEGによる圧縮技術を利用した従来の2次元画像再生装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 記録媒体(CD−ROM)
2 CD−ROMドライブ
3 システムコントローラ
4 CPU
5,6 MPEGデコーダ
7,8 DRAM
9,10 D/A変換器
【産業上の利用分野】
本発明は、圧縮された画像信号を記録媒体から復号再生する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
優れた臨場感及び実在感を観衆に提供するための3次元画像表示が、博覧会等の催しにおいて行われて来たが、博覧会での利用だけにとどまらず、医学,教育,土木,ビデオゲーム,コンピュータグラフィックス等の実用性が高い分野にわたって、3次元画像表示が浸透している。
【0003】
3次元画像表示の技術としては、偏向フィルタ,液晶シャッタ等の特別なメガネを使用する立体表示方式が実用化されている。ところが、この場合にはメガネの装着が煩わしいという課題がある。この課題を解決するために、NHK技研R&DNo.23に、このような特別なメガネを使用しない3次元画像のディスプレイ装置が報告されてる。
【0004】
図2は、このディスプレイ装置への画像信号の入力状態を示す模式図であり、図中21は、3次元画像ディスプレイである。3次元画像ディスプレイ21には、右目用の画像信号と左目用の画像信号とが独立に入力される。このように、3次元画像ディスプレイ21に入力する画像信号は、右目用と左目用との2系統が必要であり、その2系統の画像信号は、水平,垂直共に完全に同期して位相も合致していなければならない。
【0005】
図2に示すような2系統の画像信号を供給する方法として、図3,図4,図5に示す方法が従来から行われている。以下、これらの方法について簡単に説明する。
【0006】
図3は、2台の記録媒体再生装置22, 23を同期駆動させて2系統の画像信号を提供する方法を示している。一方の記録媒体再生装置22から他方の記録媒体再生装置23へ各種信号、例えば水平同期信号, 垂直同期信号, 画像表示ドットクロック信号, 各種の動作に関わる制御信号を出力し、各記録媒体再生装置22, 23にて2個の同一の記録媒体をそれぞれ再生して、同期して位相も合った右目用,左目用の画像信号を出力する。
【0007】
図4は、1台の再生装置24を用いて、例えばレーザディスク等の1個の記録媒体25の表面及び裏面を同時に再生して2系統の画像信号を提供する方法を示している。この方法では、同時に1個の記録媒体25の表面及び裏面を再生するので、同期した2種の再生画像信号を得ることはできるが、一般的に画像信号はFM変調されて記録されているので、位相が合っていない。よって、各系統から出力される再生画像信号の位相を比較する位相比較器30と、その比較結果に応じて各系統における再生画像信号の位相を遅延する遅延素子28, 29とを備える。記録媒体25の表面から再生されたFM変調の画像信号は復調回路26にて復調された後に遅延素子28に入力する。同様に、記録媒体25の裏面から再生されたFM変調の画像信号は復調回路27にて復調された後に遅延素子29に入力する。遅延素子28, 29からの出力信号の位相が位相比較器30にて比較され、その比較結果が遅延素子28, 29へフィードバックされる。そして、同期して位相も合った右目用,左目用の画像信号が、遅延素子28, 29から出力される。
【0008】
図5は、例えばVTR用の磁気テープ等の記録媒体31に、右目用の画像信号と左目用の画像信号とを交互に記録し、再生側で遅延素子35, 36を用いることにより同期しかつ位相が合った2系統の画像信号を提供する方法を示している。この方法でも、上述の方法と同様に、2系統の画像信号の位相を合致させるために、各系統から出力される再生画像信号の位相を比較する位相比較器37と、その比較結果に応じて各系統における再生画像信号の位相を遅延する遅延素子35, 36とを備える。記録媒体31からの再生画像信号は、スイッチ32により、右目用の再生画像信号と左目用の再生画像信号とに切り換えられて、データ補間回路33, 34に入力される。データ補間回路33, 34にて、入力されない部分の補間処理が施された後に遅延素子35, 36に入力する。遅延素子35, 36からの出力信号の位相が位相比較器37にて比較され、その比較結果が遅延素子35, 36へフィードバックされる。そして、同期して位相も合った右目用,左目用の画像信号が、遅延素子35, 36から出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示した方法では、2系統の再生信号を同期させて位相を合致させるために、一方の記録媒体再生装置22からの各種信号に従って他方の記録媒体再生装置23が動作することになるので、記録媒体再生装置23の回路規模が大きくなるという欠点がある。また、この方法では、1つの3次元画像を得るために、2個の記録媒体を必要とする欠点もある。
【0010】
図4,図5に示した方法では、1個の記録媒体から1つの3次元画像が得られるので、上述したような欠点は解消できるが、遅延素子を用いて2系統の再生信号の位相を合致させるようにしたので、例えばディジタルメモリ等の記憶素子が必須であり、大きな回路規模とならざるを得ないという課題がある。
【0011】
ところで、画像信号のデータ量を削減する目的にて、MPEG(Moving Picture Experts Group)により規格化された動画像の圧縮伸長技術を用いてCD(Compact Disk)に動画像を記録再生する方法が公知である。図6は、このMPEGによる技術を利用してデータが記録されたビデオCD,カラオケCDに対応した1系統の復号再生回路を有する再生装置の構成を示す模式図である。この復号再生回路には、ディジタル的に圧縮されたデータを復元するためのディジタル記憶素子を必要とし、一般的にはこのディジタル記憶素子としてDRAMが使用される。
【0012】
図6において、12はCD−ROMからなる記録媒体11からデータを読み出すCD−ROMデコーダである。CD−ROMデコーダ12にて読み出されたデータは、CPU14と接続されたシステムコントローラ13, 圧縮データを元のデータに伸長復号するMPEGデコーダ15を介して、記憶素子としてのDRAM16に、一旦格納される。システムコントローラ13からの指示に従って、DRAM16に格納された再生圧縮データがMPEGデコーダ15に読み出され、元のデータに復号される。復号された元のデータはD/A変換器17にてアナログ化された後にディスプレイ18に出力されて、復号データに応じた画像が表示される。
【0013】
一般的にCD−ROMのデータ転送レートは 1.5Mbpsであり、ビデオCD,カラオケCDにあっては、画像信号に約 1.2Mbps、音声信号に約 0.2Mbpsを使用している。また、標準のCD−ROMを対象とするCD−ROMデコーダは、回転数が 200〜500 rpm、走査速度が 1.2〜 1.4m/sec、最大再生時間が74分である。
【0014】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、圧縮データを復号する際に使用する記憶素子を有効に活用にすることにより、特別な回路を追加設置することなく小さな回路規模にて、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致した複数の再生画像信号を得て、複数の画像を完全に同期再生することが可能である画像記録媒体再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像記録媒体再生装置は、記録媒体に記録された圧縮画像信号を復号再生する装置において、記録媒体に記録された圧縮画像信号を読み取る読取部と、読み取られた圧縮画像信号を格納する格納手段及び該格納手段に格納された圧縮画像信号を復号する復号手段をそれぞれ独立に有する複数の復号部と、前記各復号部を制御する制御部とを備え、前記複数の復号部により複数の画像を同期再生するように構成したことを特徴とする。
【0016】
【作用】
本発明の画像記録媒体再生装置では、記録媒体からの圧縮画像信号を格納する格納手段と格納された圧縮画像信号を復号する復号手段とを有する複数の復号部のそれぞれにおいて、圧縮画像信号を復号再生して再生信号を得る。この際、制御部は、各復号部からの再生信号が水平,垂直共に同期してしかも位相が合致するように、各復号部の動作を制御する。この結果、水平,垂直共に同期してしかも位相が合致した複数の画像信号が得られる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0018】
図1は、本発明の画像記録媒体再生装置の構成を示す模式図である。図1において、2はCD−ROMからなる記録媒体1から圧縮データを読み取る読取部としてのCD−ROMドライブである。CD−ROMドライブ2は、読み取った圧縮データを、CPU4に接続された制御部としてのシステムコントローラ3へ出力する。システムコントローラ3は、入力された圧縮データを、右目用と左目用とに分けて、右目用の圧縮データを右目用の復号手段であるMPEGデコーダ5へ出力し、左目用の圧縮データを左目用の復号手段であるMPEGデコーダ6へ出力する。
【0019】
各MPEGデコーダ5,6は、入力された圧縮データを、一旦、対応する格納手段としてのDRAM7,8にそれぞれ書き込む。各MPEGデコーダ5,6は、付随するDRAM7,8に1画面再生分の圧縮データが格納された後に、その格納された圧縮データを読み出して元のデータに復号し、復号した元のディジタルデータを、対応するD/A変換器9,10へ出力する。各D/A変換器9,10は、入力ディジタルデータをアナログデータに変換し、D/A変換器9は右目用の再生画像信号を3次元画像ディスプレイ(図示せず)へ出力し、D/A変換器10は左目用の再生画像信号を同じ3次元画像ディスプレイへ出力する。
【0020】
なお、図1に示すCD−ROMドライブ2は、標準のCD−ROMをベースにしたドライブ装置の2倍速であり、回転数が 400〜1000rpm、走査速度が 2.4〜 2.8m/sec、最大再生時間が37分である。
【0021】
次に、動作について説明する。記録媒体(CD−ROM)1からCD−ROMドライブ2にて読み取られた圧縮データが、システムコントローラ3に入力される。システムコントローラ3では、入力されてくる圧縮データがセクタ単位にて右目用圧縮データと左目用圧縮データとに区別され、右目用圧縮データはMPEGデコーダ5へ出力され、左目用圧縮データはMPEGデコーダ6へ出力される。各MPEGデコーダ5,6に入力された圧縮データは、一旦、それぞれに付随したDRAM7,8にそれぞれ書き込まれる。
【0022】
そして、1画面再生分の圧縮データが、両DRAM7,8に書き込まれると、対応する各MPEGデコーダ5,6がその旨をシステムコントローラ3に通知する。システムコントローラ3は、両DRAM7,8が圧縮データで満たされたことを確認した後、復号化を開始するための指令を各MPEGデコーダ5,6へ出力する。
【0023】
この指令が入力されると、各DRAM7,8から圧縮データが各MPEGデコーダ5,6に読み出され、その圧縮データが復号再生される。復号された元のディジタル画像信号は、各MPEGデコーダ5,6から対応する各D/A変換器9,10へ出力されて、アナログ画像信号に変換される。D/A変換器9から右目用のアナログ再生画像信号が3次元画像ディスプレイへ出力され、一方、D/A変換器10から左目用の再生画像信号が同じ3次元画像ディスプレイへ出力される。そして、3次元画像ディスプレイにおいて再生画像信号に基づく3次元画像が表示される。
【0024】
各MPEGデコーダ5,6の復号動作をシステムコントローラ3にて制御しているので、右目用,左目用の再生画像信号の完全な同期化を実現でき、また両再生画像信号の位相を合致させることができる。一方、各MPEGデコーダ5,6における圧縮データの復号化処理には、ディジタルメモリが必要であるが、本実施例では、右目用,左目用の再生画像信号の同期を合わせる目的にも、このディジタルメモリ(DRAM7,8)を有効に使用している。以上のようにして本実施例では、記憶素子等の特別な回路を追加して設けることなく、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致した右目用の再生画像信号,左目用の再生画像信号を得ることができる。
【0025】
なお、上述した実施例では、2つの再生画像信号を得て2画面を同時再生する場合について説明したが、N個の再生画像信号を得てN画面を同時再生する場合については、MPEGデコーダ,これに付随するDRAM,D/A変換器からなる復号系をN系統だけ設けるようにすれば、全く同様に本発明を適用できることは勿論である。つまり、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致したNチャンネルの画像信号を同時に再生することができる。このような場合のCD−ROMドライブでは、標準のCD−ROMドライブに比べてN倍速であり、回転数が(200〜500)×Nrpm、走査速度が(1.2〜1.4)×Nm/sec、最大再生時間が74/N分である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように、圧縮された画像信号を復号再生する本発明の画像記録媒体再生装置では、複数系統の復号部の各格納手段を有効に活用にしたので、水平,垂直共に同期しかつ位相が合致した複数の再生画像信号を、特別な回路を追加することなく、得ることができて、複数の画像を同時再生することができる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録媒体再生装置の一実施例の構成を示す模式図である。
【図2】3次元画像ディスプレイへの画像信号の入力形態を示す模式図である。
【図3】2系統の画像信号を得る従来の手法を説明するための模式図である。
【図4】2系統の画像信号を得る従来の他の手法を説明するための模式図である。
【図5】2系統の画像信号を得る従来の更に他の手法を説明するための模式図である。
【図6】MPEGによる圧縮技術を利用した従来の2次元画像再生装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1 記録媒体(CD−ROM)
2 CD−ROMドライブ
3 システムコントローラ
4 CPU
5,6 MPEGデコーダ
7,8 DRAM
9,10 D/A変換器
Claims (1)
- 記録媒体に記録された圧縮画像信号を復号再生する装置において、記録媒体に記録された圧縮画像信号を読み取る読取部と、読み取られた圧縮画像信号を格納する格納手段及び該格納手段に格納された圧縮画像信号を復号する復号手段をそれぞれ独立に有する複数の復号部と、前記各復号部を制御する制御部とを備え、前記複数の復号部により複数の画像を同期再生するように構成したことを特徴とする画像記録媒体再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00477294A JP3649753B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 画像記録媒体再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00477294A JP3649753B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 画像記録媒体再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07212797A JPH07212797A (ja) | 1995-08-11 |
| JP3649753B2 true JP3649753B2 (ja) | 2005-05-18 |
Family
ID=11593140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00477294A Expired - Fee Related JP3649753B2 (ja) | 1994-01-20 | 1994-01-20 | 画像記録媒体再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3649753B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619598A1 (de) * | 1996-05-15 | 1997-11-20 | Deutsche Telekom Ag | Verfahren zur Speicherung oder Übertragung von stereoskopischen Videosignalen |
-
1994
- 1994-01-20 JP JP00477294A patent/JP3649753B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07212797A (ja) | 1995-08-11 |
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