JP3671557B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクに記録された映像信号を編集するための機能を備えた光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
先ず、図6乃至図9を参照しながら、この種の従来技術の光ディスク装置を説明する。
図6は映像データとタイムコードが記録されている状態を説明するための光ディスクの平面図であり、図7は光ディスク上に記録された映像データの配列を示す説明図であり、図8は従来技術の光ディスク装置の編集機能を説明するためのフローチャートであり、そして図9は従来技術の光ディスク装置における編集時の光ピックアップの動作説明図である。
【0003】
近年、ニュース取材などに光ディスクレコーダが用いられているが、その光ディスクレコーダを用いて映像データなどを光ディスクに記録する場合、各カットの撮り始めや撮り終わり、或いは任意のシーンのタイムコードを記録しておき、編集時にそれらのタイムコードが示す1フレームの映像だけをインデックスシーンとして読み出し、映像表示装置の画面に一覧として表示することが最近よく行われている。
【0004】
映像データとタイムコードとが光ディスク上に記録されている状態を図6に示した。映像データは光ディスクDの映像エリアEvの外周部から内周部へ渦巻き状のトラック或いは環状のトラックを形成しながら記録されてゆき、インデックスシーンを示すタイムコードは映像エリアとは別の光ディスクDの中央部に設けられたインデックス情報エリアEtに記録される。
【0005】
このように光ディスクレコーダで多量の映像データが前記光ディスクD上に記録される。その後、それらの映像データを編集する場合には、この記録済み光ディスクDを編集機能を備えた光ディスク装置で編集される。即ち、前記記録済み光ディスクDを光ディスク装置にセットし、先ず、初めにインデックスシーンを示すタイムコード情報を光ピックアップで読み出す。その後、光ピックアップを粗シークで駆動して、これらのタイムコードに相当するシーンのトラックへジャンプさせ、そこに記録されている1フレームの映像データをインデックスシーンとして読み出す。
【0006】
その際、目標とする映像の1フレームを正確に表示するためには、光ピックアップで光ディスクを正確にシークしなければならない。この場合、それぞれのインデックスシーンを読み出すために、1シーク処理に多くの時間がかかり、全てのインデックスシーンを読み出すには、余りにも多くの時間が掛かっていた。
前記目標とする映像の1フレームを正確に読み出すために光ピックアップをシークさせる手段は、例えば、株式会社ラジオ技術社発行の「光ディスク技術」の第159頁、「1・3サーボ制御系、(4)シーク・サーボ系」以下に記載され、そしてその第161頁、図1・210に掲載されている「シーク・サーボ系のブロック線図」のシーク・サーボ駆動機構で行われている。
【0007】
このシークの動作を図6乃至図9を用いて説明する。光ディスクDの映像エリアEvに、1フレームの映像データを1トラックに記録するフォーマットで記録されており、映像信号はNTSC方式であるとする。図7は、その光ディスクDの映像エリアEvにタイムコード毎にシーン1、シーン2・・・と順次トラックに記録されている映像データを示している。
【0008】
このような光ディスクDから指定したタイムコードのシーンの映像データを読み出すには、前記のように、そのタイムコードに相当するトラックへ光ピックアップをジャンプさせて、そこに記録されている1フレームの映像データを読み取らす。
しかし、指定のトラックへ正確にジャンプさせるには、図8及び図9に示したような手順を踏まなければならない。
【0009】
一例として、現在、光ピックアップが100番目(トラックNo.100、以下同様)のトラックを読んでいるとする。この100番目のトラックを読み取った後、次に1000番目のトラックを読み出すものとする。
その光ピックアップが900トラック分のジャンプをする場合、トラバースカウンタ(トラックを何本飛び越えたかをカウントする装置)でカウントしながら粗動モータを作動し、始めの100トラックは、加速しながらジャンプさせ、次の700トラックは一定速度で光ピックアップをジャンプさせる。そして、トータル800トラック、ジャンプした当たりで減速し始め、100トラック進んだところで一旦光ピックアップのジャンプを止めて(粗シーク、ステップST1)、アドレスを読み取らせてみる(ST2)。
【0010】
しかし、光ピックアップを高速でジャンプさせると、トラバースカウンタの計数に誤差が生じ、光ピックアップは目標とする指定のトラックへ正確にジャンプできず、その近傍へのジャンプに留まる場合が生じる。このような場合は、その後、光ピックアップを目標とする指定のトラックへ移動させるために、トラッキング・アクチュエータを作動させ、誤差分だけ数トラック或いは1トラックづつのジャンプを繰り返さす(微細シーク、ST3)。
【0011】
そして、光ピックアップが目標とする指定トラックへ正確にジャンプでき、トラッキングして、その映像データの1フレームの頭出しされると(ST4)、その1フレームを再生させ(ST1)、このようにして、目標とした1指定の1フレームの映像データを読み取りが終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、目標とする映像フレームを正確にシークするには、そのシーク処理に時間かかり、全ての目標とするインデックスシーンを読み出すには、余りにも多くの時間が掛かるという問題がある。
【0013】
本発明はこのような問題点を解決することを課題とするものであって、正確なタイムコードの指し示すフレーム映像データでなくても、その指定されたタイムコードの近傍の1フレームであれば、実用上ほぼ同等の映像データが記録されているため、代わりにそれらの映像データを1フレームづつ読み出してインデックス映像としても、事実上、差し障りがないことに着目し、各シーンの1フレームを高速で読み出して編集するという機能を備えた光ディスク装置を得ることを目標とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
従って、本発明における光ディスク装置は、多数の映像データとそれら各映像データに対応して付されているタイムコードとが記録されている光ディスクから、そのタイムコードを基に光ピックアップを光ディスク上に記録されている目標とする映像データの記録トラックの少し手前まで粗シークで駆動させる駆動手段と、前記粗シークにより前記光ピックアップが前記目標とする映像データの記録トラックの近傍の許容範囲内に到達しなかった場合に、前記目標とする映像データに向かって前記光ピックアップを更に中粗シークで駆動させる駆動手段と、前記粗シーク或いは中粗シークにより前記光ピックアップが前記目標とする映像データの記録トラックの近傍の許容範囲内に到達した場合に、前記目標とする映像データの前記許容範囲内近傍の1フレームをインデックスシーンとして読み出す手段とから構成して、前記課題を解決している。
【0015】
従って、本発明によれば、目標とする映像フレームと実用上同等の、その近傍の映像データを読み出し、その読み出した映像フレームの1フレームをインデックスシーンとしたため、多数の目標とする映像データのインデックスシーンを高速で読み出し、編集作業時間を短縮させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図1乃至図5を参照しながら、本発明の光ディスク装置を説明する。
図1は本発明の光ディスク装置の編集機能を説明するためのフローチャートであり、図2は本発明の光ディスク装置による或るシーンの撮り始めのインデックスシーンを読み出す手法を説明するための光ピックアップの動作説明図であり、図3は本発明の光ディスク装置による或るシーンの撮り終わりのインデックスシーンを読み出す手法を説明するための光ピックアップの動作説明図であり、図4は本発明の光ディスク装置による或るシーンの任意のシーンのインデックスシーンを読み出す手法を説明するための光ピックアップの動作説明図であり、そして図5は図2に示した或るシーンの撮り始めのインデックスシーンを読み出す場合の具体例を示す光ピックアップの動作説明図である。
【0017】
先ず、図1及び図2を用いて本発明の光ディスク装置における目標とするインデックスシーンを読み出す場合に光ピックアップの動作を説明する。
図2に示した或るシーンの記録開始インデックスシーンIsを読み出す場合には、映像データを収録した光ディスクDの前記インデックス情報エリアEtに記録しておいたタイムコード情報を下に、それが前記シーンの記録開始であることを検知して、光ピックアップを従来技術と同様にトラバースカウンタでトラックをカウントしながら粗動モータを作動し、粗シークさせ、現在の位置から目標とする記録開始インデックスシーンIsから1秒(30フレーム)後までの間のトラックへジャンプさせる(ST1)。そしてそのトラックのアドレスを読み取らせてみる(ST2)。
【0018】
前記のようにトラバースカウンタの計数に誤差が生じ、光ピックアップが目標とする前記の記録開始インデックスシーンIsから1秒(30フレーム)後までの間のトラック範囲内にジャンプしていない場合には、その後、この範囲内に入るように更に粗動モータを作動させて光ピックアップを中粗シークさせる(ST3)。
そして前記目標とする範囲内に入ったことを、そのトラックのアドレスを読み出すことによって判断し、目標とする範囲内に入っているならば、そのトラックの映像フレームの頭が出るまで光ディスクDの回転を待ち(ST4)、そのトラックの映像フレームを読み出してインデックスシーンとする(ST5)。
【0019】
具体的には、撮り始めの記録開始インデックスシーンIsから0.5秒を中心とする±0.5秒(±15フレーム)のいずれかの1フレームを読み出してインデックスシーンとする。
【0020】
次に、或るシーンの記録終了インデックスシーンIeを読み出す場合には、前記インデックス情報エリアEtに記録しておいたタイムコード情報を下に、それが前記シーンの記録終了であることを検知して、図1に示したフローチャートに従って光ピックアップを粗シークさせ、図3に示したように、現在の位置から目標とする記録終了インデックスシーンIe前までのいずれかの1フレームをインデックスシーンとして読み出す。
具体的には、撮り終わりの記録終了インデックスシーンIeから0.5秒前を中心とする±0.5秒(±15フレーム)のいずれかの1フレームを読み出してインデックスシーンとする。
【0021】
次に、前記インデックス情報エリアEtから読み出したタイムコード情報が或るシーンの任意のインデックスである場合には、、図4に示したように、その目標とする任意のインデックスシーンIaを中心とする±0.5秒(±15フレーム)のいずれかの1フレームを読み出してインデックスシーンとする。
【0022】
以上説明した本発明の光ディスク装置によりインデックスシーンを読み出す場合の具体例として、前記或るシーンの撮り始めのインデックスシーンの読み出す場合を採り上げて説明する。
図5に示したように、例えば、1:12:40:11(1時間12分40秒の11フレーム目)という撮り始めシーンのインデックスシーンを読み出す場合には、そのタイムコードから+15フレーム後の1:12:40:26というタイムコードを狙って光ピックアップをジャンプさせ、±15フレーム以内(ここでは、1フレームが1トラックであるため、目標とするトラック±15トラック以内)、つまり、1:12:40:11(トラックNo.129611)〜1:12:41:11(トラックNo.129641)の間にジャンプしておれば、そのジャンプした先のトラックの映像データを読み取って、それをインデックスシーンとすることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の光ディスク装置によれば、実用上同等のインデックスシーンを読み出すことができ、そして従来技術の光ディスク装置に比し、所望の映像データのインデックスシーンを表示装置の画面に一覧表示する編集作業時間を半分程度と大幅に削減することができるなど数々の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ディスク装置の編集機能を説明するためのフローチャートである。
【図2】 本発明の光ディスク装置による或るシーンの撮り始めのインデックスシーンを読み出す手法を説明するための光ピックアップの動作説明図である。
【図3】 本発明の光ディスク装置による或るシーンの撮り終わりのインデックスシーンを読み出す手法を説明するための光ピックアップの動作説明図である。
【図4】 本発明の光ディスク装置による或るシーンの任意のシーンのインデックスシーンを読み出す手法を説明するための光ピックアップの動作説明図である。
【図5】 図2に示した或るシーンの撮り始めのインデックスシーンを読み出す場合の具体例を示す光ピックアップの動作説明図である。
【図6】 映像データとタイムコードとが記録されている状態を説明するための光ディスクの平面図である。
【図7】 光ディスク上に記録された映像データの配列を示す説明図である。
【図8】 従来技術の光ディスク装置の編集機能を説明するためのフローチャートである。
【図9】 従来技術の光ディスク装置における編集時の光ピックアップの動作説明図である。
【符号の説明】
Is…記録開始インデックスシーン、Ie…記録終了インデックスシーン、Ia…任意のインデックスシーン、D…光ディスク、Ev…映像エリア、Et…インデックス情報エリア
Claims (1)
- 多数の映像データとそれら各映像データに対応して付されているタイムコードとが記録されている光ディスクから、そのタイムコードを基に光ピックアップを光ディスク上に記録されている目標とする映像データの記録トラックの近傍に粗シークで駆動させる駆動手段と、
前記粗シークにより前記光ピックアップが前記目標とする映像データの記録トラックの近傍の許容範囲内に到達しなかった場合に、前記目標とする映像データの記録トラックに向かって前記光ピックアップを更に中粗シークで駆動させる駆動手段と、
前記粗シーク或いは中粗シークにより前記光ピックアップが前記目標とする映像データの記録トラックの近傍の許容範囲内に到達した場合に、前記目標とする映像データの前記許容範囲内近傍の1フレームをインデックスシーンとして読み出す手段と
から構成されていることを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30177196A JP3671557B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30177196A JP3671557B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 光ディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10144061A JPH10144061A (ja) | 1998-05-29 |
| JP3671557B2 true JP3671557B2 (ja) | 2005-07-13 |
Family
ID=17900983
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30177196A Expired - Fee Related JP3671557B2 (ja) | 1996-11-13 | 1996-11-13 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3671557B2 (ja) |
-
1996
- 1996-11-13 JP JP30177196A patent/JP3671557B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10144061A (ja) | 1998-05-29 |
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