JP3675295B2 - 電気調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭用として調理に用いられる電気調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の技術について図5に基づいて説明する。図5において、1は被加熱器具であるプレート、2はプレートを置載し加熱するための加熱体であるヒーター、3はヒーターを置載し覆う遮熱板、4は商用電源からヒーターへの接続と温度調節とを行う通電制御具、5は遮熱板を覆うボデー、6はボデーに置載し、ヒーターへつながる電源接続部7を配する保護ケースである。
【0003】
以上の構成において、保護ケースに設けたヒーターへつながる電源接続部に通電制御具を接続し、ヒーターの通電を行い、プレートが加熱される。この際、プレートに当接した通電制御具の温度感熱部により、ヒーターの通電制御を行い、プレートの温度を調節する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、調理物の汁などが付着した場合など、まれではあるが、電源接続部と通電制御具との接続部の接触抵抗が上昇し、発熱が起こり、通電制御具を破損させてしまうという課題があった。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決するための、電源接続部と通電制御具との接触抵抗上昇による発熱を検知し、温度ヒューズの切断により通電を停止する電気調理器における温度ヒューズの絶縁構成を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、被加熱器具を加熱体への通電により加熱する電気調理器において、前記加熱体への通電を制御する温度調節部を有する通電制御具と、前記加熱体と商用電源と着脱接続可能な電源接続部を有し、ボデーに置載された保護ケースと、前記電源接続部で発生する熱を検知すると共に、その検知温度に達した時に、前記通電を停止して前記通電制御具の破損を防止する温度ヒューズと、前記保護ケースの前記各電源接続部ごとに接続され弾性物質よりなる保持板と、前記温度ヒューズを包みかつ、前記保持板により抱え込まれる電気絶縁物とを備え、前記電気絶縁物に、前記保持板間に2.5mm以上の隙間を確保する凸部を設けたものである。前記保持板により、接触抵抗の上昇により電源接続部で発生する熱を温度ヒューズに熱伝導させ、温度ヒューズの温度検知および通電切断動作により通電を停止し、通電制御具の破損を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、被加熱器具を加熱体への通電により加熱する電気調理器において、前記加熱体への通電を制御する温度調節部を有する通電制御具と、前記加熱体と商用電源と着脱接続可能な電源接続部を有し、ボデーに置載された保護ケースと、前記電源接続部で発生する熱を検知すると共に、その検知温度に達した時に、前記通電を停止して前記通電制御具の破損を防止する温度ヒューズと、前記保護ケースの前記各電源接続部ごとに接続され弾性物質よりなる保持板と、前記温度ヒューズを包みかつ、前記保持板により抱え込まれる電気絶縁物とを備え、前記電気絶縁物に、前記保持板間に2.5mm以上の隙間を確保する凸部を設けた構成とすることにより、接触抵抗の上昇によって電源接続部で発生する熱を温度ヒューズに熱伝導させ、温度ヒューズの温度検知および通電切断動作により通電を停止し、通電制御具の破損を防止することができるとともに、温度ヒューズを1本とできることで、感度ばらつきがなく、コストを低減することができる。また、異極に接続した保持板の異極間の絶縁距離を確保できるとともに、温度ヒューズの絶縁保護部と凸部を一体とすることで構成を簡素化することができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、被加熱器具を加熱体への通電により加熱する電気調理器において、前記加熱体への通電を制御する温度調節部を有する通電制御具と、前記加熱体と商用電源と着脱接続可能な電源接続部を有し、ボデーに置載された保護ケースと、前記電源接続部で発生する熱を検知すると共に、その検知温度に達した時に、前記通電を停止して前記通電制御具の破損を防止する温度ヒューズと、前記保護ケースの前記各電源接続部ごとに接続され弾性物質よりなる保持板と、前記温度ヒューズを包みかつ前記保持板により抱え込まれる電気絶縁物とを備え、前記電気絶縁物の外部に、前記保持板間に2.5mm以上の隙間を確保する環状の電気絶縁物を設けた構成とすることにより、異極に接続した保持板の異極間の絶縁距離を確保できるとともに、温度ヒューズの絶縁保護部と凸部を別体とすることで、温度ヒューズの絶縁保護部と凸部の形状を筒形状とする簡単な形状で形成することができる。
【0009】
請求項3記載の発明は、温度ヒューズを包む電気絶縁物内に、前記温度ヒューズと保持板の位置ずれを低減する温度ヒューズセット凸部を設けることにより、温度ヒューズと保持板の位置ずれを低減し、温度ヒューズの温度検知感度を向上することができ、かつ組立を容易にすることができる。
【0010】
請求項4記載の発明は、温度ヒューズを包む電気絶縁物外部に保護部材を配し、保持板により前記保護部材を抱え込む構成とすることにより、組立時の保持板による温度ヒューズの絶縁保護部を損傷することなく、絶縁保護を確実なものとできる。
【0011】
請求項5記載の発明は、温度ヒューズを包む電気絶縁物の先端部に保護部材抜け止めリブを設けることにより、組立時の保持板による温度ヒューズの絶縁保護部を損傷することなく、絶縁保護を確実なものとできるとともに、保護部材を容易に、かつ確実にセットできる。
【0012】
【実施例】
以下本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0013】
(実施例1)
請求項1および、請求項3、4、5の実施例について説明する。図1および図2において、11は調理物を載せて調理を行う被加熱器具であるプレート、12はプレート11を置載し、加熱する加熱体であるヒーター、13はヒーター12を支持しかつ覆う遮熱板、14は商用電源からヒーター12への接続部15と温度調節を行う温度調節部16とを有する通電制御具、17は通電制御具14とヒーター12への電源接続をおこなう保護ケース、18は保護ケース17に設けた電源接続部、19は電源接続部18に締め付けられた弾性物質よりなる保持板であり、本実施例では弾性物質はバネ性燐青銅を用いる。20は保持板19によって保持された温度ヒューズ、21は、遮熱板13を覆い、保護ケース17を置載するボデーである。22は温度ヒューズ20を包みかつ、前記保持板19間に2.5mm以上の隙間を確保する凸部23を有する電気絶縁物。24は、温度ヒューズ20を包む電気絶縁物22内に設けた温度ヒューズセット凸部、25は温度ヒューズ20を包む電気絶縁物22外部に配した保護部材、26は温度ヒューズ20を包む電気絶縁物22の先端部に設けた保護部材25抜け止めリブである。ここで、保持板19は保護ケース17の各電源接続部18ごとに締め付けをおこない、それぞれの保持板19で一個の温度ヒューズ20を保持する。またさらに、温度ヒューズ20は保持板19により抱え込む。
【0014】
上記構成において、調理物を載せて調理を行うプレート11は、遮熱板13により覆われ支持されたヒーター12の上に置載して加熱される。ヒーター12の加熱は、ヒーター12と通電制御部を保護ケース17の電源接続部18で接続することにより、ヒーター12が通電され加熱される。また、通電は、プレート11下部に当接した温度調節部16によりプレート11の温度を感知し、通電制御される。
【0015】
この際、通電制御部の接続部15と保護ケース17に設けた電源接続部18の接触抵抗が上昇し、発熱がおこる場合がある。この熱は電源接続部18に締め付けられた保持板19に熱伝導し、保持板19により保持された温度ヒューズ20に熱が伝えられ、温度ヒューズ20の検知温度に達すると、温度ヒューズ20内のペレットが溶け、電流が切断される。これにより電源接続部18の接触抵抗の上昇による熱を検知し、通電制御具14の外郭破損を防止することができる。
【0016】
また、温度ヒューズ20を1本とできることで、感度ばらつきがなく、コストを低減することができる。
【0017】
またさらに、温度ヒューズ20を保持板19で抱え込んだ構成とすることにより、温度ヒューズ20と保持板19の密着をよくすることができ温度検知感度を向上することができる。
【0018】
また、温度ヒューズ20を包みかつ、前記保持板19間に2.5mm以上の隙間を確保する凸部23を有する電気絶縁物22を保持板19で抱え込んだ構成とすることにより、異極に接続した保持板19の異極間の絶縁距離を確保できるとともに、温度ヒューズ20の絶縁保護部と凸部23を一体とすることで構成を簡素化することができる。
【0019】
また、温度ヒューズ20を包む電気絶縁物22内に温度ヒューズセット凸部24を設けることにより、温度ヒューズ20と保持板19の位置ずれを低減し、温度ヒューズ20の温度検知感度を向上することができ、かつ組立を容易にすることができる。
【0020】
またさらに、温度ヒューズ20を包む電気絶縁物22外部に保護部材25を配し、保持板19により前記保護部材25を抱え込む構成とすることにより、組立時の保持板19による温度ヒューズ20の電気絶縁物22を損傷することなく、絶縁保護を確実なものとできる。
【0021】
さらに、温度ヒューズ20を包む電気絶縁物22の先端部に保護部材25抜け止めリブ26を設けることにより、組立時の保持板19による温度ヒューズ20の電気絶縁物22を損傷することなく、絶縁保護を確実なものとできるとともに、保護部材25を容易に、かつ確実にセットできる。
【0022】
(実施例2)
請求項2および、請求項3、4、5の実施例について説明する。図3および図4において、31は調理物を載せて調理を行う被加熱器具であるプレート、32はプレート31を置載し、加熱する加熱体であるヒーター、33はヒーター32を支持しかつ覆う遮熱板、34は商用電源からヒーター32への接続部35と温度調節を行う温度調節部36とを有する通電制御具、37は通電制御具34とヒーター32への電源接続をおこなう保護ケース、38は保護ケース37に設けた電源接続部、39は電源接続部38に締め付けられた弾性物質よりなる保持板であり、本実施例では弾性物質はバネ性燐青銅を用いる。40は保持板39によって保持された温度ヒューズ、41は、遮熱板33を覆い、保護ケース37を置載するボデーである。42は、温度ヒューズ40を包む電気絶縁物、43は前記電気絶縁物42の外部に保持板39間2.5mm以上の隙間を確保する環状電気絶縁物43である。44は、温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42内に設けた温度ヒューズセット凸部、45は温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42外部に配した保護部材、46は温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42の先端部に設けた保護部材45抜け止めリブである。
【0023】
ここで、保持板39は保護ケース37の各電源接続部38ごとに締め付けをおこない、それぞれの保持板39で一個の温度ヒューズ40を保持する。またさらに、温度ヒューズ40は保持板39により抱え込む。
【0024】
上記構成において、調理物を載せて調理を行うプレート31は、遮熱板33により覆われ支持されたヒーター32の上に置載して加熱される。ヒーター32の加熱は、ヒーター32と通電制御部を保護ケース37の電源接続部38で接続することにより、ヒーター32が通電され加熱される。また、通電は、プレート31下部に当接した温度調節部36によりプレート31の温度を感知し、通電制御される。
【0025】
この際、通電制御部の接続部35と保護ケース37に設けた電源接続部38の接触抵抗が上昇し、発熱がおこる場合がある。この熱は電源接続部38に締め付けられた保持板39に熱伝導し、保持板39により保持された温度ヒューズ40に熱が伝えられ、温度ヒューズ40の検知温度に達すると、温度ヒューズ40内のペレットが溶け、電流が切断される。これにより電源接続部38の接触抵抗の上昇による発熱を検知し、通電制御具34の外郭破損を防止することができる。
【0026】
また、温度ヒューズ40を1本とできることで、感度ばらつきがなく、コストを低減することができる。
【0027】
またさらに、温度ヒューズ40を保持板39で抱え込んだ構成とすることにより、温度ヒューズ40と保持板39の密着をよくすることができ温度検知感度を向上することができる。
【0028】
また、温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42を保持板39で抱え込み、前記電気絶縁物42の外部に保持板39間2.5mm以上の隙間を確保する環状の電気絶縁物43を設けた構成とすることにより、異極に接続した保持板39の異極間の絶縁距離を確保できるとともに、温度ヒューズ40の絶縁保護部と凸部を別体とすることで、温度ヒューズ40の電気絶縁物42と凸部の形状を筒形状とする簡単な形状で形成することができる。
【0029】
また、温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42内に温度ヒューズセット凸部44を設けることにより、温度ヒューズ40と保持板39の位置ずれを低減し、温度ヒューズ40の温度検知感度を向上することができ、かつ組立を容易にすることができる。
【0030】
またさらに、温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42外部に保護部材45を配し、保持板39により保護部材45を抱え込む構成とすることにより、組立時の保持板39による温度ヒューズ40の電気絶縁物42を損傷することなく、絶縁保護を確実なものとできる。
【0031】
さらに、温度ヒューズ40を包む電気絶縁物42の先端部に保護部材45抜け止めリブ46を設けることにより、組立時の保持板39による温度ヒューズ40の電気絶縁物42を損傷することなく、絶縁保護を確実なものとできるとともに、保護部材45を容易に、かつ確実にセットできる。
【0032】
【発明の効果】
上記より明らかなように、本発明によれば、接触抵抗の上昇によって電源接続部で発生する熱を温度ヒューズに熱伝導させ、温度ヒューズの温度検知および通電切断動作により通電を停止し、通電制御具の破損を防止することができるとともに、温度ヒューズを1本とできることで、感度ばらつきがなく、コストを低減することができる。また、異極に接続した保持板の異極間の絶縁距離を確保できるとともに、温度ヒューズの絶縁保護部と凸部を一体とすることで構成を簡素化することができる。
【0033】
また、温度ヒューズを包む電気絶縁物を保持板で抱え込み、前記電気絶縁物の外部に保持板間2.5mm以上の隙間を確保する環状の電気絶縁物を設けた構成とすることにより、異極に接続した保持板の異極間の絶縁距離を確保できるとともに、温度ヒューズの絶縁保護部と凸部を別体とすることで、温度ヒューズの絶縁保護部と凸部の形状を筒形状とする簡単な形状で形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における電気調理器の全体断面図
【図2】 本発明の実施例1における温度ヒューズ絶縁構成概略図
【図3】 本発明の実施例2における電気調理器の全体断面図
【図4】 本発明の実施例2における温度ヒューズ絶縁構成概略図
【図5】 従来の電気調理器の全体断面図
【符号の説明】
1、11、31 プレート
2、12、32 ヒーター
3、13、33 遮熱板
4、14、34 通電制御具
5、21、41 ボデー
6、17、37 保護ケース
7、18、38 電源接続部
15、35 接続部
16、36 温度調節部
19、39 保持板
20、40 温度ヒューズ
22、32、42 電気絶縁物
23 凸部
24、44 温度ヒューズセット凸部
25、45 保護部材
26、46 抜け止めリブ
43 環状電気絶縁物

Claims (5)

  1. 被加熱器具を加熱体への通電により加熱する電気調理器において、前記加熱体への通電を制御する温度調節部を有する通電制御具と、前記加熱体と商用電源と着脱接続可能な電源接続部を有し、ボデーに置載された保護ケースと、前記電源接続部で発生する熱を検知すると共に、その検知温度に達した時に、前記通電を停止して前記通電制御具の破損を防止する温度ヒューズと、前記保護ケースの前記各電源接続部ごとに接続され弾性物質よりなる保持板と、前記温度ヒューズを包みかつ、前記保持板により抱え込まれる電気絶縁物とを備え、前記電気絶縁物に、前記保持板間に2.5mm以上の隙間を確保する凸部を設けた電気調理器。
  2. 被加熱器具を加熱体への通電により加熱する電気調理器において、前記加熱体への通電を制御する温度調節部を有する通電制御具と、前記加熱体と商用電源と着脱接続可能な電源接続部を有し、ボデーに置載された保護ケースと、前記電源接続部で発生する熱を検知すると共に、その検知温度に達した時に、前記通電を停止して前記通電制御具の破損を防止する温度ヒューズと、前記保護ケースの前記各電源接続部ごとに接続され弾性物質よりなる保持板と、前記温度ヒューズを包みかつ前記保持板により抱え込まれる電気絶縁物とを備え、前記電気絶縁物の外部に、前記保持板間に2.5mm以上の隙間を確保する環状の電気絶縁物を設けた構成とした電気調理器。
  3. 温度ヒューズを包む電気絶縁物内に、前記温度ヒューズと保持板の位置ずれを低減する温度ヒューズセット凸部を設けた構成とした請求項1または請求項2記載の電気調理器。
  4. 温度ヒューズを包む電気絶縁物外部に保護部材を配し、保持板により前記保護部材を抱え込む構成とした請求項1または請求項2記載の電気調理器。
  5. 温度ヒューズを包む電気絶縁物の先端部に保護部材抜け止めリブを設けた請求項4に記載の電気調理器。
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